JP2002228065A - 金属管の接合部の構造 - Google Patents

金属管の接合部の構造

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JP2002228065A
JP2002228065A JP2001025412A JP2001025412A JP2002228065A JP 2002228065 A JP2002228065 A JP 2002228065A JP 2001025412 A JP2001025412 A JP 2001025412A JP 2001025412 A JP2001025412 A JP 2001025412A JP 2002228065 A JP2002228065 A JP 2002228065A
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JP
Japan
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pipe
pipes
peripheral surface
spigot
annular locking
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JP2001025412A
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English (en)
Inventor
Shinji Hirabe
信爾 平部
Shigeru Hosaka
茂 保坂
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Toshin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toshin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属管の接続において、一方の管の差口を他
方の管の受口へ単に差し込むだけで管同士の確実な接合
を得ることができ、配管作業が容易であるばかりでな
く、管の抜け脱阻止力に富み、良好な耐水圧性に優れた
接手部の安全性を確実に備えさせる。 【解決手段】一方の管端の外周に奥端で当て止め段部を
周設して管の肉厚中心径を基準として開口側へ縮径する
テーパ外周面を形成し該テーパ外周面には斜面と引っ掛
かり段部を有してなる複数の環状係止部を一連に設けて
形成した差口と、他方の管端の内周に奥端で当て止め段
部を周設して管の肉厚中心径を基準として開口側へ拡径
するテーパ内周面を形成し該テーパ内周面には斜面と引
っ掛かり段部を有してなる複数の環状係止部を一連に設
けて形成した受口を設けてなる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管等の例えば、
パイプルーフ工法用鋼管、地滑り対策の集水管及び下水
道、ケーブル等その他各種の配管に使用する金属管の接
合において、一方の管端に受口を設け、他方の管端に差
口を設けて、受口に差口を挿入するだけで確実な接合が
得られるようにし、特に、小口径管のような肉薄の金属
管にも適する金属管の接合部の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来金属管の接続手段として、ねじ接手
方式、互いの管端同士を一直線に並べた状態で突き合わ
せて接合する突き合わせ溶接、又は一方の管端の受口に
他方の管端の差口を差し込んで溶接して密封するインロ
ータイプの溶接方式が一般に良く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】金属管の配管におい
て、管の接手部は管の抜け出し或いは水密性、耐食性等
の接合部の安全性が損なわれると配管全体の寿命を短く
するものであるから、接合部の安全性が確実に確保され
ていなければならない。又、これに加えて、多数の管を
接続することから、接手部は取り扱いが容易で配管作業
に対する能率的な施工性が要求される。
【0004】しかしながら、前記ねじ接手方式は、管の
抜け出し或いは水密性、耐食性等の接合部の安全性は確
保されているとしても、軸心を完全に一致させないと互
いのねじがかみ合わず、その軸心を一致させることは極
めて困難な作業であり、しかも、ねじ込み作業にはチェ
ーントングで管を回転させるが、この回転作業は容易で
はないため、施工に多くの時間を要する作業能率が悪い
等の課題があった。更に、管肉の薄い管では、管軸に平
行する平行ねじを余儀なくされ、この平行ねじは、手締
めハメアイを困難にし、多数の管を接続する配管作業に
おいて、施工性が悪いと云う課題があった。
【0005】前記突き合わせ溶接においては、互いの管
端を突き合わせて圧力を掛けて溶接するので、接合部の
安全性は確保されるとしても、互いの軸心を合わせる作
業は困難であり、特に上向きの互いの管端を一致させる
ことが非常に難しい作業であり、それに伴って、上向き
溶接が難しく、作業性が悪いばかりでく、管端が完全に
一致していない状態で接合すると気密性が損なわれる恐
れが生じ、このような事態を生じさせないためには大掛
かりな溶接機械を現場に持ち込まなければならない等の
課題があった。
【0006】また、前記インロータイプの溶接は、突き
合わせ溶接に比較して軸心を合わせることは容易とな
り、接合部の安全性が確保されたとしても、溶接作業に
時間がかかり施工性が悪いと云った課題があった。
【0007】上述したように、ねじ接手、突き合わせ溶
接及びインロータイプの溶接等のいづれの方式も管の抜
け出し或いは水密性、耐食性等の接合部の安全性は確保
されるとしても、どの方式も作業性、施工性に問題があ
り、特に、湧き水地帯の配管には溶接方式は採用が不可
能である等の課題があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、金属管の接続におい
て、一方の管の差口を他方の管の受口へ単に差し込むだ
けで管同士の確実な接合を得ることができ、配管作業が
容易であるばかりでなく、管の抜け脱阻止力に富み、良
好な耐水圧性に優れた接手部の安全性を確実に備えた新
規な金属管の接合部の構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る金属管の接続部の構造は、一方の管端
の外周に奥端で当て止め段部を周設し且つ管の肉厚中心
径を基準として開口側へ縮径するテーパ外周面を形成し
該テーパ外周面には斜面と引っ掛かり段部を有してなる
複数の環状係止部を一連に設けた差口を形成し、他方の
管端の内周に奥端で当て止め段部を周設し且つ管の肉厚
中心径を基準として開口側へ拡径するテーパ内周面を形
成し該テーパ内周面には斜面と引っ掛かり段部を有して
なる複数の環状係止部を一連に設けた受口を形成してな
る。
【0010】前記差口及び受口を形成するテーパ外周面
及びテーパ内周面のテーパは1/10〜1/24とする
のが好ましい。
【0011】前記テーパ外周面及びテーパ内周面に形成
する環状係止部は、斜面の斜面角αは6゜〜12゜が好
ましく、引っ掛かり段部の傾き角βは中心軸に対して0
゜(垂直)〜6゜が好ましい。
【0012】また、差口と受口とを接合した状態では、
互いに接合し合う管の外周及び内周とが同一面となるフ
ラッシュジョイント形状となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明すると、図1は半体を断面で示す管の正面図、
図2は差口の要部拡大断面図、図3は受口の要部拡大断
面図、図4は受口に差口を挿着嵌合した状態を示す要部
拡大断面図で、管1は、鋼管等の金属管になり、この管
1は一端側の外周に差口2を有し、他端側に受口3を有
してなり、前記差口2は奥端に当て止め段部4を周設し
て管1の肉厚中心径を基準として開口側へ縮径するテー
パ外周面5として形成し、このテーパ外周面5上に奥方
へ拡径する斜面角αの斜面6と、中心軸に対して所定の
傾き角β及び引っかかり高さhの引っ掛かり段部7を有
する環状係止部8を一連的に複数段を設けて形成し、前
記受口3には前記差口2のテーパ外周面5に対応して奥
端に当て止め段部9を周設して管1の内周から肉厚中心
径を基準として開口側へ拡径するテーパ内周面10とし
て形成し、このテーパ内周面10上に、前記差口2の環
状係止部8と相対して嵌合するように、奥側へ縮径する
斜面角αの斜面11と、中心軸に対して所定の傾き角β
及び引っかかり高さhの引っ掛かり段部12を有する環
状係止部13を一連的に複数段を設けて構成する。
【0014】前記差口2及び受口3は少なくとも3段を
一連に設けるが、環状係止部8及び13の各斜面角α、
引っ掛かり段部の傾き角β及び引っ掛かり高さhは管径
に応じて決定される。しかしながら、斜面角αは6゜〜
12゜が好ましく、引っ掛かり段部の傾き角βは中心軸
に対して0゜(垂直)〜6゜までが好ましい。そして、
引き込み力が大きい場合、種々の数値に選択形成した
り、引っ掛かり高さhを高くすることにより対応できる
こと勿論である。また、前記差口2及び受口3に備える
環状係止部8及び13は最奥端の環状係止部のみは他の
環状係止部よりは稍々大きい遊び幅を備えさせて形成
し、差口2の挿入後の環状段部8と13との噛み合いを
容易確実に得られるようにするのが好ましい。
【0015】また、前記差口2と受口3とを接合したと
き、図4に示すように、管1aと1bとの外周面と内周
面に出っ張りの無い同一面となるフラッシュジョイント
形状となるように形成する。
【0016】本発明における管1の接続作業において、
鋼管になる管1aと同じく鋼管になる管1bの差口2及
び受口3には、滑剤又は粘着性シール材を塗着し、一方
の管1aの差口2を他方の管1bの受口3に挿入し、差
口2と受口3の互いの環状係止部8と13とを嵌合させ
るだけで結合作業は終了する。この結合作業において、
後方の環状係止部を2段程残して容易に挿入され、そし
て、打撃又は圧入することにより全体の接合が完了す
る。この状態で、差口2と受口3との全ての環状係止部
8及び13とが完全に噛み合って十分な引っ掛かり力を
備えているので、引き抜き阻止力、水密性を有する確実
な安全性が得られる。高い作業能率を保証する。
【0017】
【実施例】この実施例において、例えば、STPG37
0,100A×Sch.40(ψ114.3×6.
)に対しては肉厚中心径ψ108.7を基準とした
テーパ1/16のテーパ周面上に斜面角α=8゜、引っ
掛かり段部の傾き角βは中心軸に対して垂直(0゜)
で、ピッチp=8.0mm,引っ掛かり高さh=0.5
2mmの環状係止段部を7段で8ステップを一連に設け
た接合部を形成した。そして、この接合部の引張り試験
では良好な結果を得ることができた。また、引き抜き阻
止力及び水密性においても優れた性能を有していること
が確認された。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記のような構成になるので、
受口奥方の2段の環状係止部を残して容易に挿入でき、
残りの2段は打撃又は圧入することで結合を完了させる
ことができる。従って、管と管との軸心合わせや、ねじ
接手のようなチェーントングによる締め付け作業を不要
とし、接合作業は極めて容易且つ簡便であり、多数の管
の配管における作業時間を短縮できる。
【0019】また、ねじ接手のようなねじハメアイの隙
間がないので、内圧、負圧に対して良好な結果が得ら
れ、優れた耐水圧性を備えさせることができる。更に、
差口と受口の互いの環状係止部は複数段の全てが嵌合す
るので、ねじ接手と同じ接合長さでは、大きな引き抜き
阻止力を有し、しかも、ねじ山の高さに比較して、引っ
掛かり高さが極端に低いにも拘らず、大きな引き抜き阻
止力が得られるので、薄肉管に用いることも可能である
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属管の半体を断面で示す正面図であ
る。
【図2】本発明の差口の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の受口の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の2本の金属管を結合した状態を示す接
合部の要部拡大断面図である。
【図5】本発明の差口のテーパ外周面に設けた環状係止
部を示す要部拡大断面図である。
【図6】本発明の受口のテーパ内周面に設けた環状係止
部を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 管 2 差口 3 受口 4 当て止め段部 5 テーパ外周面 6 斜面 7 引っ掛かり段部 8 環状係止部 9 当て止め段部 10 テーパ内周面 11 斜面 12 引っ掛かり段部 13 環状係止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の管端の外周に奥端で当て止め段部を
    周設し且つ管の肉厚中心径を基準として開口側へ縮径す
    るテーパ外周面を形成し該テーパ外周面には斜面と引っ
    掛かり段部を有してなる複数の環状係止部を一連に設け
    た差口を形成し、他方の管端の内周に奥端で当て止め段
    部を周設し且つ管の肉厚中心径を基準として開口側へ拡
    径するテーパ内周面を形成し該テーパ内周面には斜面と
    引っ掛かり段部を有してなる複数の環状係止部を一連に
    設けた受口を形成してなることを特徴とする金属管の接
    合部の構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018009566A (ja) * 2016-06-14 2018-01-18 ワールプール・エシ・ア 密閉型圧縮機のシリンダキャップに冷媒流体排出管を結合するシステムに導入される改良およびそれを実施する対応する方法

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JPH1122880A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Nkk Corp 耐震用管継手および耐震継手付管

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