JP2001194263A - 水圧試験装置 - Google Patents

水圧試験装置

Info

Publication number
JP2001194263A
JP2001194263A JP2000004590A JP2000004590A JP2001194263A JP 2001194263 A JP2001194263 A JP 2001194263A JP 2000004590 A JP2000004590 A JP 2000004590A JP 2000004590 A JP2000004590 A JP 2000004590A JP 2001194263 A JP2001194263 A JP 2001194263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
peripheral surface
flange portion
short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000004590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4288806B2 (ja
Inventor
Fujihiro Sakamoto
富士広 坂本
Terunori Nishiguchi
照規 西口
Tadahide Uchiumi
忠英 内海
Takeo Mizumoto
健夫 水本
Mitsuru Mochizuki
満 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2000004590A priority Critical patent/JP4288806B2/ja
Publication of JP2001194263A publication Critical patent/JP2001194263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4288806B2 publication Critical patent/JP4288806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉壁管パネルの各管の端部に管継手とU字管
と栓部材とを溶接することを不要とし得、専門の溶接士
がいなくても水圧試験を行うことができ、しかも、水圧
試験完了後に管継手とU字管と栓部材とを切断すること
を不要とし得、炉壁管パネルの製造段階で予め各管の端
部に開先加工を行うことができ、全体として作業工数の
低減を図り得ると共に、繰り返し使用することもできる
水圧試験装置を提供する。 【解決手段】 管継手の端部とU字管の両端部と栓部材
の端部とにそれぞれ、小径部9と、その先端に形成され
且つ管1内に挿入可能な大径部10とを有する短管11
を接続し、短管11の大径部10に形成した環状溝12
に水のシール部材13を取り付けると共に、短管11の
小径部9に、短管11に加わる軸方向の力を支持するた
めのロック部材14を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水圧試験装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボイラの炉壁は、図5に示され
る如く、複数の管1を所要間隔をあけて並設し且つフィ
ン2で接続してなる炉壁管パネル3によって形成されて
いるが、該炉壁管パネル3の水圧試験を行う際には、図
6に示されるように、炉壁管パネル3の各管1の端部に
U字管4を溶接して接続することにより、各管1の内部
を直列に連通させ、該直列に連通させた管1の始端に水
圧を付与するためのニップル等の管継手5を溶接して固
着すると共に、前記管1の終端に閉塞用の栓部材6を溶
接して固着した状態で、前記管継手5を固着した側から
管1内に水圧を付与するようにしていた。
【0003】尚、前記栓部材6は、カップリング7にエ
ア抜バルブ8を取り付けてなる構成を有しており、水圧
試験を行うために、各管1内に水を張る際には、エア抜
バルブ8を開いてエア抜きを行い、各管1内に水が充填
された後、エア抜バルブ8を閉じるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、炉壁管パネル3の各管1の端部に管継手5とU字
管4と栓部材6とを溶接して水圧試験を行うのでは、管
1の本数が非常にたくさんあって溶接に手間がかかると
共に、専門の溶接士の手配が必要になり、しかも、水圧
試験完了後には、溶接された管継手5とU字管4と栓部
材6とを切断してから、炉壁管パネル3の各管1の端部
に、他の炉壁管パネル3と接続するための開先加工を行
い、更に、各管1の内部清掃等を行わねばならず、かな
り多くの工数がかかるという欠点を有していた。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み、炉壁管パネ
ルの各管の端部に管継手とU字管と栓部材とを溶接する
ことを不要とし得、専門の溶接士がいなくても水圧試験
を行うことができ、しかも、水圧試験完了後に管継手と
U字管と栓部材とを切断することを不要とし得、炉壁管
パネルの製造段階で予め各管の端部に開先加工を行うこ
とができ、全体として作業工数の低減を図り得ると共
に、繰り返し使用することもできる水圧試験装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の管を所
要間隔をあけて並設し且つフィンで接続してなる炉壁管
パネルの各管の端部をU字管で接続することにより、各
管の内部を直列に連通させ、該直列に連通させた管の始
端に水圧を付与するための管継手を固着すると共に、前
記管の終端に閉塞用の栓部材を固着した状態で、前記管
継手を固着した側から管内に水圧を付与するよう構成し
た水圧試験装置において、管継手の端部とU字管の両端
部と栓部材の端部とにそれぞれ、管内径より所要量だけ
小さい外径の小径部と、該小径部の先端に形成され且つ
管内に挿入可能な大径部とを有する短管を接続し、該短
管の大径部に形成した環状溝に水のシール部材を取り付
けると共に、前記短管の小径部に、該短管の管の端部へ
の挿入時に短管の小径部外周面と管の端部内周面との間
隙に嵌入され且つ短管に加わる軸方向の力を支持するた
めのロック部材を配設したことを特徴とする水圧試験装
置にかかるものである。
【0007】前記水圧試験装置においては、管の端部内
周面と短管との間に挿入され且つ内周面に先端側へ向け
漸次内径が小さくなるようテーパ面が形成されたアウタ
リング本体と、該アウタリング本体の基端部から外周側
へ張り出して管の端面に係合するアウタフランジ部と、
前記アウタリング本体及びアウタフランジ部の周方向所
要箇所に軸線方向へ延びるよう形成されたアウタスリッ
トと、前記アウタフランジ部における周方向所要箇所に
穿設されたネジ孔とを有するアウタリングと、該アウタ
リングの内周面と短管の外周面との間に挿入され且つ外
周面に前記アウタリングのテーパ面に倣うテーパ面が形
成されたインナリング本体と、該インナリング本体の基
端部から外周側へ張り出すインナフランジ部と、前記イ
ンナリング本体及びインナフランジ部の周方向所要箇所
に軸線方向ヘ延びるよう形成されたインナスリットと、
前記インナフランジ部における前記アウタフランジ部の
ネジ孔に対応する周方向所要箇所に穿設された貫通孔と
を有するインナリングと、短管の管の端部への挿入時に
短管の小径部外周面と管の端部内周面との間隙にアウタ
リングとインナリングとが挿入された状態で、前記イン
ナフランジ部の貫通孔を貫通してアウタフランジ部のネ
ジ孔に締め込まれるロックボルトとからロック部材を構
成することができる。
【0008】更に、インナフランジ部の周方向所要箇所
にロック解除ボルトが締め込まれるロック解除ネジ孔を
穿設することもできる。
【0009】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0010】管継手の端部とU字管の両端部と栓部材の
端部とにそれぞれ、管内径より所要量だけ小さい外径の
小径部と、該小径部の先端に形成され且つ管内に挿入可
能な大径部とを有する短管を接続し、該短管の大径部に
形成した環状溝に水のシール部材を取り付けると共に、
前記短管の小径部に、該短管の管の端部への挿入時に短
管の小径部外周面と管の端部内周面との間隙に嵌入され
且つ短管に加わる軸方向の力を支持するためのロック部
材を配設すると、水圧試験の際に、水の漏洩はシール部
材によって防止されつつ、短管に加わる軸方向の力はロ
ック部材によって確実に負担される形となり、従来のよ
うに、炉壁管パネルの各管の端部に管継手とU字管と栓
部材とを溶接して水圧試験を行うのとは異なり、溶接の
手間が省けると共に、専門の溶接士の手配が不要にな
り、しかも、水圧試験完了後には、溶接された管継手と
U字管と栓部材とを切断しなくて済むため、水圧試験を
実施する前の炉壁管パネルの製造段階において、各管の
端部に他の炉壁管パネルと接続するための開先加工を予
め行っておくことが可能となり、全体として作業工数が
低減され、更に、管継手とU字管と栓部材とを繰り返し
使用することも可能となる。
【0011】前記水圧試験装置において、管の端部内周
面と短管との間に挿入され且つ内周面に先端側へ向け漸
次内径が小さくなるようテーパ面が形成されたアウタリ
ング本体と、該アウタリング本体の基端部から外周側へ
張り出して管の端面に係合するアウタフランジ部と、前
記アウタリング本体及びアウタフランジ部の周方向所要
箇所に軸線方向へ延びるよう形成されたアウタスリット
と、前記アウタフランジ部における周方向所要箇所に穿
設されたネジ孔とを有するアウタリングと、該アウタリ
ングの内周面と短管の外周面との間に挿入され且つ外周
面に前記アウタリングのテーパ面に倣うテーパ面が形成
されたインナリング本体と、該インナリング本体の基端
部から外周側へ張り出すインナフランジ部と、前記イン
ナリング本体及びインナフランジ部の周方向所要箇所に
軸線方向ヘ延びるよう形成されたインナスリットと、前
記インナフランジ部における前記アウタフランジ部のネ
ジ孔に対応する周方向所要箇所に穿設された貫通孔とを
有するインナリングと、短管の管の端部への挿入時に短
管の小径部外周面と管の端部内周面との間隙にアウタリ
ングとインナリングとが挿入された状態で、前記インナ
フランジ部の貫通孔を貫通してアウタフランジ部のネジ
孔に締め込まれるロックボルトとからロック部材を構成
すると、管継手の端部とU字管の両端部と栓部材の端部
とにそれぞれ接続された短管及びロック部材を管の端部
に挿入した状態で、ロックボルトをインナフランジ部の
貫通孔を貫通させてアウタフランジ部のネジ孔に締め込
むと、ロック部材のインナリングがアウタリングの内周
面と短管の外周面との間に食い込むように挿入されて行
き、互いに係合するテーパ面による楔効果によって、ア
ウタスリットが形成されたアウタリングが拡張し、該ア
ウタリングのアウタリング本体外周面が管の内周面に密
着すると共に、前記楔効果によって、インナスリットが
形成されたインナリングが収縮し、該インナリングのイ
ンナリング本体内周面が短管の小径部外周面に密着する
形となり、これにより、炉壁管パネルの各管の内部をU
字管を介して直列に連通させ、該直列に連通させた管の
始端に水圧を付与するための管継手を固着すると共に、
前記管の終端に閉塞用の栓部材を固着した状態とするこ
とが可能となる。
【0012】更に、インナフランジ部の周方向所要箇所
にロック解除ボルトが締め込まれるロック解除ネジ孔を
穿設すると、水圧試験完了後に、ロックボルトを緩めて
取り外し、ロック部材のアウタリングに対するインナリ
ングの嵌合状態を解除し、各管の端部から管継手とU字
管と栓部材とを、短管を引き抜くようにして、それぞれ
取り外す際、前記ロック部材のアウタリングに対するイ
ンナリングの嵌合状態が強固となっていて、単にロック
ボルトを緩めただけではロック部材を取り外すことが難
しくなっているような場合に、前記ロック解除ネジ孔に
ロック解除ボルトを締め込んで行くようにすれば、該ロ
ック解除ボルトの先端がアウタリングのアウタフランジ
部の端面に当接した後、インナリングのインナフランジ
部がアウタリングのアウタフランジ部から引き離される
方向へ移動する形となり、前記ロック部材を容易且つ確
実に取り外すことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0014】図1〜図4は本発明を実施する形態の一例
であって、図中、図5及び図6と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしており、基本的な構成は図5及び図
6に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴と
するところは、図1〜図4に示す如く、管継手5の端部
とU字管4の両端部と栓部材6の端部とにそれぞれ、管
1の内径より所要量だけ小さい外径の小径部9と、該小
径部9の先端に形成され且つ管1内に挿入可能な大径部
10とを有する短管11を接続し、該短管11の大径部
10に形成した環状溝12にOリング等の水のシール部
材13を取り付けると共に、前記短管11の小径部9
に、該短管11の管1の端部への挿入時に短管11の小
径部9外周面と管1の端部内周面との間隙に嵌入され且
つ短管11に加わる軸方向の力を支持するためのロック
部材14を配設した点にある。
【0015】前記ロック部材14は、図2〜図4に示す
ように、管1の端部内周面と短管11との間に挿入され
且つ内周面に先端側へ向け漸次内径が小さくなるようテ
ーパ面15が形成されたアウタリング本体16と、該ア
ウタリング本体16の基端部から外周側へ張り出して管
1の端面に係合するアウタフランジ部17と、前記アウ
タリング本体16及びアウタフランジ部17の周方向所
要箇所に軸線方向へ延びるよう形成されたアウタスリッ
ト18と、前記アウタフランジ部17における周方向所
要箇所(図3の例では六箇所)に穿設されたネジ孔19
とを有するアウタリング20と、該アウタリング20の
内周面と短管11の外周面との間に挿入され且つ外周面
に前記アウタリング20のテーパ面15に倣うテーパ面
21が形成されたインナリング本体22と、該インナリ
ング本体22の基端部から外周側へ張り出すインナフラ
ンジ部23と、前記インナリング本体22及びインナフ
ランジ部23の周方向所要箇所に軸線方向ヘ延びるよう
形成されたインナスリット24と、前記インナフランジ
部23における前記アウタフランジ部17のネジ孔19
に対応する周方向所要箇所に穿設された貫通孔25とを
有するインナリング26と、短管11の管1の端部への
挿入時に短管11の小径部9外周面と管1の端部内周面
との間隙にアウタリング20とインナリング26とが挿
入された状態で、前記インナフランジ部23の貫通孔2
5を貫通してアウタフランジ部17のネジ孔19に締め
込まれる六角穴付ボルト等のロックボルト27とを備え
てなる構成を有している。
【0016】前記インナフランジ部23の周方向所要箇
所(図4の例では三箇所)には、ロック解除ボルト28
が締め込まれるロック解除ネジ孔29を穿設してある。
【0017】尚、前記短管11の大径部10に形成した
環状溝12内には、シール部材13のバックアップリン
グ30を装填してある。
【0018】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0019】先ず、管継手5の端部とU字管4の両端部
と栓部材6の端部とにそれぞれ接続された短管11及び
ロック部材14を、図2に示す如く、管1の端部に挿入
した状態で、ロックボルト27をインナフランジ部23
の貫通孔25を貫通させてアウタフランジ部17のネジ
孔19に締め込むと、ロック部材14のインナリング2
6がアウタリング20の内周面と短管11の外周面との
間に食い込むように挿入されて行き、互いに係合するテ
ーパ面15,21による楔効果によって、アウタスリッ
ト18が形成されたアウタリング20が拡張し、該アウ
タリング20のアウタリング本体16外周面が管1の内
周面に密着すると共に、前記楔効果によって、インナス
リット24が形成されたインナリング26が収縮し、該
インナリング26のインナリング本体22内周面が短管
11の小径部9外周面に密着する形となり、これによ
り、炉壁管パネル3の各管1の内部をU字管4を介して
直列に連通させ、該直列に連通させた管1の始端に水圧
を付与するためのニップル等の管継手5を固着すると共
に、前記管1の終端に閉塞用の栓部材6を固着した状態
とする。
【0020】この後、栓部材6のエア抜バルブ8を開い
てエア抜きを行いつつ、管継手5を固着した側から管1
内に水を張り、各管1内に水が充填された後、前記エア
抜バルブ8を閉じ、所定の水圧を付与し、水圧試験を実
施する。
【0021】ここで、例えば、水圧試験圧力がP=50
0[kgf/cm2](9.8×5×106[Pa])以
下の場合に、管1の内径をD[cm]とすると、短管1
1に加わる軸方向の力Fは、単純計算で、
【数1】 F=(π・D2/4)×P [kgf] ≒9.8×(π・D2/4)×P [N] となるが、本図示例の水圧試験装置では、水圧試験の際
に、水の漏洩はシール部材13によって防止されつつ、
短管11に加わる軸方向の力Fはロック部材14によっ
て確実に負担される形となり、水圧試験圧力が高圧であ
っても、水圧に充分に耐え且つ水の漏洩を確実に防止可
能となることが確認されている。
【0022】水圧試験完了後には、ロックボルト27を
緩めて取り外し、ロック部材14のアウタリング20に
対するインナリング26の嵌合状態を解除し、各管1の
端部から管継手5とU字管4と栓部材6とを、短管11
を引き抜くようにして、それぞれ取り外す。
【0023】ここで、前記ロック部材14のアウタリン
グ20に対するインナリング26の嵌合状態が強固とな
っていて、単にロックボルト27を緩めただけではロッ
ク部材14を取り外すことが難しくなっているような場
合には、前記インナフランジ部23の周方向所要箇所に
穿設したロック解除ネジ孔29にロック解除ボルト28
を締め込んで行くと、該ロック解除ボルト28の先端が
アウタリング20のアウタフランジ部17の端面に当接
した後、インナリング26のインナフランジ部23がア
ウタリング20のアウタフランジ部17から引き離され
る方向へ移動する形となり、前記ロック部材14を容易
且つ確実に取り外すことが可能となる。
【0024】この結果、従来のように、炉壁管パネル3
の各管1の端部に管継手5とU字管4と栓部材6とを溶
接して水圧試験を行うのとは異なり、溶接の手間が省け
ると共に、専門の溶接士の手配が不要になり、しかも、
水圧試験完了後には、溶接された管継手5とU字管4と
栓部材6とを切断しなくて済むため、水圧試験を実施す
る前の炉壁管パネル3の製造段階において、各管1の端
部に他の炉壁管パネル3と接続するための開先加工を予
め行っておくことが可能となり、全体として作業工数が
低減され、更に、管継手5とU字管4と栓部材6とを繰
り返し使用することも可能となる。
【0025】こうして、炉壁管パネル3の各管1の端部
に管継手5とU字管4と栓部材6とを溶接することを不
要とし得、専門の溶接士がいなくても水圧試験を行うこ
とができ、しかも、水圧試験完了後に管継手5とU字管
4と栓部材6とを切断することを不要とし得、炉壁管パ
ネル3の製造段階で予め各管1の端部に開先加工を行う
ことができ、全体として作業工数の低減を図り得ると共
に、繰り返し使用することもできる。
【0026】尚、本発明の水圧試験装置は、上述の図示
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜3記載の水圧試験装置によれば、炉壁管パネルの各管
の端部に管継手とU字管と栓部材とを溶接することを不
要とし得、専門の溶接士がいなくても水圧試験を行うこ
とができ、しかも、水圧試験完了後に管継手とU字管と
栓部材とを切断することを不要とし得、炉壁管パネルの
製造段階で予め各管の端部に開先加工を行うことがで
き、全体として作業工数の低減を図り得ると共に、繰り
返し使用することもできるという優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の平面図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例の要部拡大断面図
であって、図1のII部相当図である。
【図3】本発明を実施する形態の一例におけるアウタリ
ングの正面図であって、図2のIII−III矢視相当
図である。
【図4】本発明を実施する形態の一例におけるインナリ
ングの正面図であって、図2のIV−IV矢視相当図で
ある。
【図5】ボイラの炉壁管パネルを表わす断面図である。
【図6】従来の水圧試験装置の一例を表わす平面図であ
る。
【符号の説明】
1 管 2 フィン 3 炉壁管パネル 4 U字管 5 管継手 6 栓部材 9 小径部 10 大径部 11 短管 12 環状溝 13 シール部材 14 ロック部材 15 テーパ面 16 アウタリング本体 17 アウタフランジ部 18 アウタスリット 19 ネジ孔 20 アウタリング 21 テーパ面 22 インナリング本体 23 インナフランジ部 24 インナスリット 25 貫通孔 26 インナリング 27 ロックボルト 28 ロック解除ボルト 29 ロック解除ネジ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 忠英 兵庫県相生市相生5292番地 石川島播磨重 工業株式会社相生工場内 (72)発明者 水本 健夫 兵庫県相生市相生5292番地 石川島播磨重 工業株式会社相生工場内 (72)発明者 望月 満 兵庫県相生市相生5292番地 石川島播磨重 工業株式会社相生工場内 Fターム(参考) 2G067 AA12 BB31 CC02 DD02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の管を所要間隔をあけて並設し且つ
    フィンで接続してなる炉壁管パネルの各管の端部をU字
    管で接続することにより、各管の内部を直列に連通さ
    せ、該直列に連通させた管の始端に水圧を付与するため
    の管継手を固着すると共に、前記管の終端に閉塞用の栓
    部材を固着した状態で、前記管継手を固着した側から管
    内に水圧を付与するよう構成した水圧試験装置におい
    て、 管継手の端部とU字管の両端部と栓部材の端部とにそれ
    ぞれ、管内径より所要量だけ小さい外径の小径部と、該
    小径部の先端に形成され且つ管内に挿入可能な大径部と
    を有する短管を接続し、該短管の大径部に形成した環状
    溝に水のシール部材を取り付けると共に、前記短管の小
    径部に、該短管の管の端部への挿入時に短管の小径部外
    周面と管の端部内周面との間隙に嵌入され且つ短管に加
    わる軸方向の力を支持するためのロック部材を配設した
    ことを特徴とする水圧試験装置。
  2. 【請求項2】 管の端部内周面と短管との間に挿入され
    且つ内周面に先端側へ向け漸次内径が小さくなるようテ
    ーパ面が形成されたアウタリング本体と、該アウタリン
    グ本体の基端部から外周側へ張り出して管の端面に係合
    するアウタフランジ部と、前記アウタリング本体及びア
    ウタフランジ部の周方向所要箇所に軸線方向へ延びるよ
    う形成されたアウタスリットと、前記アウタフランジ部
    における周方向所要箇所に穿設されたネジ孔とを有する
    アウタリングと、 該アウタリングの内周面と短管の外周面との間に挿入さ
    れ且つ外周面に前記アウタリングのテーパ面に倣うテー
    パ面が形成されたインナリング本体と、該インナリング
    本体の基端部から外周側へ張り出すインナフランジ部
    と、前記インナリング本体及びインナフランジ部の周方
    向所要箇所に軸線方向ヘ延びるよう形成されたインナス
    リットと、前記インナフランジ部における前記アウタフ
    ランジ部のネジ孔に対応する周方向所要箇所に穿設され
    た貫通孔とを有するインナリングと、 短管の管の端部への挿入時に短管の小径部外周面と管の
    端部内周面との間隙にアウタリングとインナリングとが
    挿入された状態で、前記インナフランジ部の貫通孔を貫
    通してアウタフランジ部のネジ孔に締め込まれるロック
    ボルトとからロック部材を構成した請求項1記載の水圧
    試験装置。
  3. 【請求項3】 インナフランジ部の周方向所要箇所にロ
    ック解除ボルトが締め込まれるロック解除ネジ孔を穿設
    した請求項2記載の水圧試験装置。
JP2000004590A 2000-01-13 2000-01-13 水圧試験装置 Expired - Fee Related JP4288806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000004590A JP4288806B2 (ja) 2000-01-13 2000-01-13 水圧試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000004590A JP4288806B2 (ja) 2000-01-13 2000-01-13 水圧試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001194263A true JP2001194263A (ja) 2001-07-19
JP4288806B2 JP4288806B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=18533359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000004590A Expired - Fee Related JP4288806B2 (ja) 2000-01-13 2000-01-13 水圧試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4288806B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104764655A (zh) * 2015-03-25 2015-07-08 中国第一重型机械集团大连加氢反应器制造有限公司 一种水压试验用接管密封装置及其使用方法
CN106271151A (zh) * 2016-08-26 2017-01-04 中国水利水电第十三工程局有限公司 供水管线施工用打压堵头的成型方法
CN106594276A (zh) * 2016-12-23 2017-04-26 中国重型机械研究院股份公司 一种管材试压密封装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104764655A (zh) * 2015-03-25 2015-07-08 中国第一重型机械集团大连加氢反应器制造有限公司 一种水压试验用接管密封装置及其使用方法
CN106271151A (zh) * 2016-08-26 2017-01-04 中国水利水电第十三工程局有限公司 供水管线施工用打压堵头的成型方法
CN106271151B (zh) * 2016-08-26 2018-08-17 中国水利水电第十三工程局有限公司 供水管线施工用打压堵头的成型方法
CN106594276A (zh) * 2016-12-23 2017-04-26 中国重型机械研究院股份公司 一种管材试压密封装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4288806B2 (ja) 2009-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4229775B2 (ja) 管継手
JP3847312B2 (ja) 管継手
JPH0633844B2 (ja) 管継手
US20060244257A1 (en) Pipe joint
JP3939311B2 (ja) 管継手
JP2003232474A (ja) 管継手
JP2009014115A (ja) 接続構造
JP2001194263A (ja) 水圧試験装置
JPS5934782Y2 (ja) 鋼管と継手の接続機構
JP4531479B2 (ja) 防食スリーブ
JP4981783B2 (ja) 管継手構造用の流体管
EP0183510B1 (en) A fitting for clamping a pipe
JP2002323190A (ja) サドル分水栓及びその穿孔方法
US20240142035A1 (en) Conduit Bore Plugging Tool
JP4610963B2 (ja) 防食スリーブの仮組み構造
JP2012087845A (ja) 樹脂管用継手
JPH07233890A (ja) 合成樹脂管の引抜防止継手
JPH05263973A (ja) 管継手
JPH08210570A (ja) 管継手
JPH07286688A (ja) 樹脂チューブ接続用継手
JP3006379U (ja) 管継手
JPH074571A (ja) リング式溶接継手及び管端部へのリング式溶接継手の溶接方法
JP3031188B2 (ja) 簡易管継手
JP2003042361A (ja) ハウジング型管継手の構造
JP2002228065A (ja) 金属管の接合部の構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090323

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees