JP2002227894A - 作動装置 - Google Patents

作動装置

Info

Publication number
JP2002227894A
JP2002227894A JP2001028376A JP2001028376A JP2002227894A JP 2002227894 A JP2002227894 A JP 2002227894A JP 2001028376 A JP2001028376 A JP 2001028376A JP 2001028376 A JP2001028376 A JP 2001028376A JP 2002227894 A JP2002227894 A JP 2002227894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wedge
roller
piston
housing
push rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001028376A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Akamatsu
修 赤松
Norio Enohata
周夫 榎畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
Priority to JP2001028376A priority Critical patent/JP2002227894A/ja
Publication of JP2002227894A publication Critical patent/JP2002227894A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 楔ピストンに対するねじ軸の芯振れを確実に
防止する作動装置を安価に提供する。 【解決手段】 ハウジング1に固定されたハウジングロ
ーラ410の軌道面410aを凸面形状とし、これに対
する楔ピストン301の楔部301cを凹面形状とし
て、両面を噛み合わせることにより、ハウジングローラ
410の軸方向への楔部301cの振れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両等のブレ
ーキ装置を駆動する作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特許協力条約に基づく国際公開
番号WO98/47750のパンフレットに掲載された
作動装置(電気式ブレーキアクチュエータ)は、モータ
の回転に基づいて、ブレーキ装置を駆動する押し棒をそ
の軸方向に移動させる常用ブレーキ機構部と、圧縮状態
に保持したばねを放勢させることにより特殊な形状のピ
ストンを駆動して、上記押し棒を軸方向に移動させる安
全ブレーキ機構部とを備えている。図4は、このような
作動装置における安全ブレーキ機構部の構造の概略を示
す断面図である。
【0003】図において、ハウジング101の一部と一
体に円筒状に形成された案内スリーブ102には、楔ピ
ストン103のピストン部103aが上下方向に摺動可
能に外挿されている。楔ピストン103は、上記ピスト
ン部103aの他、ばね支持部103b及び楔部103
cを有して、一体に形成されている。楔部103cは紙
面に垂直な方向に互いに距離をおいて一対設けられてい
る。楔ピストン103の中心部にはねじ軸104が螺合
し、このねじ軸104の回転により楔ピストン103が
上下方向に移動可能である。楔ピストン103のばね支
持部103bとハウジング101の上部との間には、2
個のばね105が装着されており、これによって楔ピス
トン103は下方に付勢されている。ねじ軸104は、
案内スリーブ102の内側に設けられている装置(図示
せず。)により、その回転を阻止されたり、許容された
りするようになっている。
【0004】一方、ブレーキ装置(図示せず。)を作動
させる押し棒106は、ガイドチューブ107に保持さ
れている。ガイドチューブ107はハウジング101に
より、図の左右方向に移動可能に保持されており、その
両側面には押し棒ローラ108が設けられている。ま
た、ハウジング側には、ハウジングローラ109が設け
られている。楔部103cは、押し棒ローラ108及び
ハウジングローラ109と係合している。図示の状態か
ら、ねじ軸104の回転が許容されると、ばね105の
付勢を受けてねじ軸104が回転し、楔ピストン103
が下降する。楔部103cは、下降しながら押し棒ロー
ラ108を左方に押しのけ、これによって、ガイドチュ
ーブ107及び押し棒106が左方に移動し、ブレーキ
装置を作動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の作
動装置において、ばね105の力を円滑にねじ軸104
の回転に変えるには、楔ピストン103に対するねじ軸
104の芯振れを極力小さくして回転抵抗を抑制するこ
とが肝要である。このため、案内スリーブ102とピス
トン部103aとの筒状体同士の挿嵌により、両者の同
軸関係を可能な限り維持するとともに、2つのローラ1
08,109によって楔部103cを支える構造を採用
している。しかしながら、このような構造では、2つの
ローラ108,109の軸方向(紙面に垂直な方向)へ
の楔部103cの振れを有効に防止できない。楔部10
3cの振れが生じると、相対的にねじ軸104が芯振れ
を生じることになり、ねじ軸104の円滑な回転が妨げ
られる。また、このような振れを有効に防止できないこ
とにより、待機時における楔ピストン103に振動が発
生しやすい。とりわけ、ねじ軸104が水平になり、か
つ、2つのローラ108,109の軸方向が垂直になる
ように作動装置を配置した場合には、楔ピストン103
の自重により、上記軸方向への振れや振動が大きくなり
やすい。かかる場合には、楔ピストン103の動作時に
ねじ軸104の回転抵抗が大きくなり、楔ピストン10
3の動作に支障を来すとともに、楔ピストン103の待
機時においても振動により各部の摩耗が加速されやす
い。一方、上記の構造とは別に、ばね支持部103bを
拡げてハウジング101との間に摺動部材を挟むことに
より、この部分においても楔ピストン103を支持する
構造を採用することが可能であるが、支持部が増えると
却ってこじれが生じやすくなり、楔ピストン103の動
作に支障を来すことがある。また、製造コストも高くな
る。
【0006】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、楔ピストンに対するねじ軸の芯振れを確実に防止す
る作動装置を安価に提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータの出力
に基づいて押し棒を移動させる常用ブレーキ機構部と、
ばねの出力に基づいて前記押し棒を移動させる安全ブレ
ーキ機構部とを有する作動装置において、前記押し棒と
共に移動可能な可動側ローラと、ハウジングに取り付け
られた固定側ローラと、ねじ軸によって軸方向に移動可
能に保持されるとともに、ハウジング側の固定部に対し
て摺動可能に挿嵌されたピストン部と、前記可動側ロー
ラ及び固定側ローラに係合し、当該両ローラ間に押し入
ることにより前記可動側ローラを移動させる楔部とを有
する楔ピストンと、前記楔部が前記可動側ローラと固定
側ローラとの間に押し入る方向に、前記楔ピストンを付
勢するばねとを備え、前記可動側ローラ及び固定側ロー
ラのうち少なくとも一方のローラの軌道面は凹面又は凸
面形状を有し、当該軌道面に対する前記楔部の係合面
は、当該形状に噛み合う凸面又は凹面形状を有すること
を特徴とするものである(請求項1)。
【0008】上記のように構成された作動装置において
は、ピストン部がハウジング側の固定部に挿嵌されてい
ること、及び、楔部が2つのローラと係合することによ
り、楔ピストンに対するねじ軸の芯振れが抑制される。
また、楔部の係合面とローラの軌道面とを凹凸の関係で
互いに噛み合わせる簡易な構造により、ローラの軸方向
への楔部の振れが規制される。従って、待機時及び動作
時のいずれにおいても、ローラの軸方向への楔ピストン
の振れや振動が発生しない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態によ
る楔ガイド構造を採用した作動装置を示す断面図であ
る。図において、当該作動装置は、ハウジング本体1a
と、上部カバー1bと、上部カバー1bの中央部に取り
付けられた取付基部1cとによって構成されるハウジン
グ1内(但し、一部突出している。)に、モータを駆動
源とする常用ブレーキ機構部2と、ばねの力を駆動源と
する安全ブレーキ機構部3と、これら両機構部によっ
て、図の左右方向を軸方向として駆動される押し棒機構
部4とを備えている。安全ブレーキ機構部3は、上記モ
ータが使用不可の場合や、停電時等にのみ、非常ブレー
キとして作動する。
【0010】上記押し棒機構部4において、ガイドチュ
ーブ401は、ハウジング1により軸方向に摺動可能に
保持されている。このガイドチューブ401に内挿され
た押し棒402は、左端部以外が円筒状であり、ガイド
チューブ401に対して軸方向に摺動可能である。この
押し棒402にはボールねじが内蔵されており、当該ボ
ールねじを構成するねじ403の右端側小径部403a
に、ガイドチューブ401の内径より小さい外径を有す
るリング404が外嵌されている。リング404とガイ
ドチューブ401の右端部401aとの間には、スラス
トベアリング405が装着されている。外周側が歯車に
なっている歯車リング406は、ねじ403の右端部4
03bに外嵌されている。ラジアルベアリング407
は、歯車リング406の内筒部406aとガイドチュー
ブ401の右端部401aとの間に装着されている。
【0011】図2の(a)は、図1におけるII−II線断
面図である。図1及び図2の(a)において、力伝達リ
ング408は、ガイドチューブ401に外挿され、か
つ、固定されている。力伝達リング408の両側面に
は、「可動側ローラ」としての一対の押し棒ローラ40
9が回転自在に取り付けられている。この押し棒ローラ
409がねじ403(図1)の軸方向に移動すると、力
伝達リング408を介してガイドチューブ401が移動
する。力伝達リング408とハウジング本体1aとの間
には、ばね411(図2の(a))が係止されており、
このばね411は、力伝達リング408が左方に移動す
ることにより蓄勢される。従って、その場合、力伝達リ
ング408及びガイドチューブ401は、戻り方向(右
方)に付勢される。
【0012】また、「固定側ローラ」としての一対のハ
ウジングローラ410は、支持部材412(図2の
(a))によって回転自在に支持されている。ハウジン
グローラ410を支持した支持部材412は、ハウジン
グ本体1aの両側面に設けられた取付孔1a1(図2の
(a))から挿入され、これを蓋部1d(図2の
(a))によって押さえることにより、ハウジング本体
1aに対して固定される。図2の(a)に示すように、
ハウジングローラ410の軌道面410aは平坦ではな
く、軸方向(図の上下方向)の中央部が最も大径で、軸
方向両端に向かって小径になるように傾斜した凸面形状
である。
【0013】一方、図1において、常用ブレーキ機構部
2にはモータ200が設けられている。被駆動シャフト
202は、モータ200のシャフト201の右端に対向
して、かつ、シャフト201と同軸に配置されている。
シャフト201と被駆動シャフト202との間には、ク
ラッチ装置203が介在している。被駆動シャフト20
2の右端に設けられた小歯車204は、ハウジング1に
対して回転自在に支持されている大歯車205と噛合し
て、これを駆動する。大歯車205は、歯車リング40
6と噛合して、これを駆動する。上記クラッチ装置20
3は、シャフト201の回転を被駆動シャフト202に
伝達するとともに、シャフト201が回転停止したと
き、それまで回転していた方向と逆方向に被駆動シャフ
ト202が回転することを阻止する構成となっている。
【0014】また、安全ブレーキ機構部3においては、
上部カバー1bと一体に、その中央から下方へ円筒状
に、案内スリーブ1b1が形成されている。楔ピストン
301は、案内スリーブ1b1に挿嵌される円筒状のピ
ストン部301aと、略円盤状のばね支持部301b
と、紙面に垂直な方向に互いに離隔して一対設けられた
楔部301cとを備えている。楔ピストン301のばね
支持部301bと、上部カバー1bとの間には、大小2
個のばね302が装着されている。ねじ軸303は、楔
ピストン301のばね支持部301bに形成された雌ね
じに螺合して、ボールねじのような関係を構成してい
る。ねじ軸303の上端側小径部303aには、円筒形
のピンサポート304が取り付けられている。案内スリ
ーブ1b1に取り付けられた円筒部材305は、ピンサ
ポート304と同一の外径を有する。ピンサポート30
4と円筒部材305との間には、スラストベアリング3
06が装着されている。係止スリーブ307は、案内ス
リーブ1b1に対して径方向に隙間を保って内挿されて
いる。係止ばね308は、ピンサポート304及び円筒
部材305の外周に巻装され、その一端が係止スリーブ
307に係止されている。取付基部1cに取り付けられ
た支持リング309の下端面には、電磁石310が取り
付けられており、この電磁石310は、係止スリーブ3
07の上端部307aを電磁吸着することが可能であ
る。
【0015】上記楔部301cは、押し棒ローラ409
とハウジングローラ410とに係合している。ハウジン
グローラ410に対する楔部301cの係合面301d
は平坦ではなく、図2の(a)に示すように、軸方向の
中央部が最も小径で、軸方向両端に向かって大径になる
ように傾斜した凹面形状である。この形状は、ハウジン
グローラ410の軌道面410aの形状と雌雄関係にあ
り、両者は互いに噛み合って摺動接触する。また、力伝
達リング408がばね411に付勢されることにより、
押し棒ローラ409が楔部301cに押し付けられる。
図2の(b)は、(a)におけるB部の拡大図である。
ハウジングローラ410の軌道面410aは、中央付近
が円弧状に仕上げられている。従って、楔部301cの
係合面301dの中央部との間に隙間ができる。これに
より、両面間のころがり摩擦が低減されている。
【0016】上記のように構成された作動装置の動作に
ついて説明する。まず、常用ブレーキ動作について説明
する。図1に示す状態(ブレーキ解除状態)からモータ
200が所定方向に回転すると、クラッチ装置203を
介して被駆動シャフト202が回転駆動される。これに
より、小歯車204、大歯車205、歯車リング406
及びねじ403が回転し、押し棒402が図の左方向へ
前進する。押し棒402の前進により、図示しないブレ
ーキ装置が作動する。モータ200が逆方向に回転する
と、押し棒402が後退して、ブレーキが解除される。
【0017】次に、安全ブレーキ動作について説明す
る。図1に示す状態において、ばね302は蓄勢されて
いる。ばね302を受ける楔ピストン301のばね支持
部301bは下方に付勢されており、これにより、ねじ
軸303は、楔ピストン301の下方移動に対応した回
転方向に付勢されている。従って、ピンサポート304
及び係止ばね308を介して、係止スリーブ307も所
定の回転方向に付勢されている。しかしながら、通常
は、係止スリーブ307の上端部307aが電磁石31
0に電磁吸着されている。従って、係止スリーブ307
は回転できない。
【0018】上記の状態から、安全ブレーキ指令に基づ
いて電磁石310が消磁されると、係止スリーブ307
が釈放され、回転し始める。これに追随して、ピンサポ
ート304及びねじ軸303も回転し、楔ピストン30
1は下降する。下降する楔ピストン301の楔部301
cが、押し棒ローラ409とハウジングローラ410と
の間に押し入ることにより、可動側の押し棒ローラ40
9が左方へ移動する。これに伴って、力伝達リング40
8を介して、ガイドチューブ401が左方へ前進する。
このときガイドチューブ401は、押し棒402その他
内部に含む全ての部材及び歯車リング406を引き連れ
て前進する。歯車リング406は、幅広な歯を有する大
歯車205との噛合を維持したまま、左方へ移動する。
こうして、前進する押し棒402により、図示しないブ
レーキ装置が作動する。
【0019】一旦動作した安全ブレーキ機構部3を復帰
させるには、モータ200が稼働可能となってから、所
定方向に回転させ、ねじ403を制動方向に回転させ
る。このとき押し棒402は既に所定のストローク分前
進してブレーキをかけた状態であるため、さらに前進す
ることはできない。従って、ねじ403の回転力は、ね
じ403自身を後退させる力に変換され、ガイドチュー
ブ401、力伝達リング408及び押し棒ローラ409
に後退方向への力が付与される。押し棒ローラ409に
後退方向への力が付与されると、楔ピストン301には
上昇方向への力が付与される。その結果、楔ピストン3
01は、ねじ軸303を回転させながら上昇し、再びば
ね302を圧縮して図1に示す位置に復帰する。
【0020】上記のように構成された作動装置において
は、楔ピストン301のピストン部301aがハウジン
グ側の固定部である案内スリーブ1b1に挿嵌されてい
ること、及び、楔部301cが2つのローラ409,4
10と係合することにより、楔ピストン301に対する
ねじ軸303の芯振れが抑制される。また、楔部301
cの係合面301dとハウジングローラ410の軌道面
410aとを凹凸の関係で互いに噛み合わせる簡易な構
造により、ハウジングローラ410の軸方向への楔部3
01cの振れが規制される。従って、当該楔ピストン3
01は、待機時及び動作時のいずれにおいても、ハウジ
ングローラ410の軸方向に振れや振動を生じない。こ
れにより、楔ピストン301に対するねじ軸303の芯
振れを確実に防止することができる。なお、ハウジング
ローラ410の軌道面410aと、楔部301cの係合
面301dとは、転がり摩擦の関係で接触しているの
で、摩擦抵抗は少ない。従って、双方の部材の摩耗も少
なく、寿命が長い。
【0021】なお、上記実施形態においては、ハウジン
グローラ410の軌道面410aが凸面形状で、楔部3
01cの係合面301dが凹面形状である例を示した
が、逆に、ハウジングローラ410の軌道面410aが
凹面形状で、楔部301cの係合面301dが凸面形状
であってもよい。また、図3の(a)に示すように、ハ
ウジングローラ410に代えて、押し棒ローラ409の
軌道面409aを凸面(又は凹面)とし、これに対する
楔部301cの係合面301dを凹面(又は凸面)とし
てもよい。さらにまた、押し棒ローラ409及びハウジ
ングローラ410の両方の軌道面を凸面(又は凹面)と
し、これらに係合する楔部301cの係合面を凹面(又
は凸面)としてもよい。
【0022】なお、上記のような凹凸に代えて、例えば
図3の(b)に示すように、ハウジングローラ410に
鍔部410bを設ける(他方のハウジングローラ410
にはガイドチューブ401に対して線対称に設ける。)
ことにより、楔部301cがハウジングローラ410の
軸方向へ移動することを規制することもできる。しかし
ながら、この場合、転がり摩擦以外に、鍔部410bの
内側面410cと楔部301cとの摩擦が生じるため、
摩耗が進み、寿命が短くなるため、好ましくない。
【0023】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。請求項1の作動装置によれば、楔部の係
合面とローラの軌道面とを凹凸の関係で互いに噛み合わ
せる簡易な構造により、ローラの軸方向への楔部の振れ
が規制されるので、楔ピストンに対するねじ軸の芯振れ
を確実に防止する作動装置を安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による楔ガイド構造を採用
した作動装置を示す断面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】(a)は、押し棒ローラ、ハウジングローラ及
び楔部の他の例を示す断面図であり、(b)は、比較の
ための他の例を示す断面図である。
【図4】従来の作動装置における安全ブレーキ機構部の
構造の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 常用ブレーキ機構部 3 安全ブレーキ機構部 200 モータ 301 楔ピストン 301a ピストン部 301c 楔部 301d 係合面 302 ばね 303 ねじ軸 402 押し棒 409 押し棒ローラ(可動側ローラ) 410 ハウジングローラ(固定側ローラ) 410a 軌道面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの出力に基づいて押し棒を移動させ
    る常用ブレーキ機構部と、ばねの出力に基づいて前記押
    し棒を移動させる安全ブレーキ機構部とを有する作動装
    置において、 前記押し棒と共に移動可能な可動側ローラと、 ハウジングに取り付けられた固定側ローラと、 ねじ軸によって軸方向に移動可能に保持されるととも
    に、ハウジング側の固定部に対して摺動可能に挿嵌され
    たピストン部と、前記可動側ローラ及び固定側ローラに
    係合し、当該両ローラ間に押し入ることにより前記可動
    側ローラを移動させる楔部とを有する楔ピストンと、 前記楔部が前記可動側ローラと固定側ローラとの間に押
    し入る方向に、前記楔ピストンを付勢するばねとを備
    え、 前記可動側ローラ及び固定側ローラのうち少なくとも一
    方のローラの軌道面は凹面又は凸面形状を有し、当該軌
    道面に対する前記楔部の係合面は、当該形状に噛み合う
    凸面又は凹面形状を有することを特徴とする作動装置。
JP2001028376A 2001-02-05 2001-02-05 作動装置 Pending JP2002227894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001028376A JP2002227894A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 作動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001028376A JP2002227894A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 作動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002227894A true JP2002227894A (ja) 2002-08-14

Family

ID=18892885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001028376A Pending JP2002227894A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 作動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002227894A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011505534A (ja) * 2007-12-06 2011-02-24 クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア シーネンファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 可変の倍力比で力を倍力する伝動装置を備えるコンビシリンダ
JP2011137481A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブレーキ装置
JP2011144826A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブレーキ装置
WO2015020063A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 ナブテスコ株式会社 ブレーキシリンダ装置及びディスクブレーキ装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011505534A (ja) * 2007-12-06 2011-02-24 クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア シーネンファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 可変の倍力比で力を倍力する伝動装置を備えるコンビシリンダ
JP2011137481A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブレーキ装置
JP2011144826A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブレーキ装置
WO2015020063A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 ナブテスコ株式会社 ブレーキシリンダ装置及びディスクブレーキ装置
CN105473886A (zh) * 2013-08-06 2016-04-06 纳博特斯克有限公司 制动缸装置及盘式制动装置
EP3032128A1 (en) * 2013-08-06 2016-06-15 Nabtesco Corporation Brake cylinder device and disc brake device
JPWO2015020063A1 (ja) * 2013-08-06 2017-03-02 ナブテスコ株式会社 ブレーキシリンダ装置及びディスクブレーキ装置
EP3032128A4 (en) * 2013-08-06 2017-04-05 Nabtesco Corporation Brake cylinder device and disc brake device
US9889865B2 (en) 2013-08-06 2018-02-13 Nabtesco Corporation Brake cylinder device and disc brake device
KR101827185B1 (ko) * 2013-08-06 2018-03-22 나부테스코 가부시키가이샤 브레이크 실린더 장치 및 디스크 브레이크 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6599806B2 (ja) ウェッジカム式ブレーキ
EP2345830B1 (en) Electric linear actuator and electric brake device
CN107925309B (zh) 一种用于电驱动马达的制动装置
KR20080111496A (ko) 배터리 지게차용 구동유닛
WO2011142253A1 (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2019518182A (ja) 車両のためのディスクブレーキアクチュエータ
JP2015505938A (ja) 家具用線型駆動装置
RU2395018C2 (ru) Регулятор тягового механизма для барабанного тормоза и барабанный тормоз
US6692397B2 (en) Clearance take-up joint for an adjustable mechanism
JP2002227894A (ja) 作動装置
KR100821015B1 (ko) 역입력방지 클러치베어링조립체
JP2007089374A (ja) 電動シリンダ
JP6267968B2 (ja) 電動ブレーキ装置
KR20070066950A (ko) 트랜스퍼 케이스용 원추형 클러치팩 액츄에이터
AU2007299926B2 (en) Electrically-operated shaft brake with manual positive lock and rotary release and automatic reset feature
JP3651842B2 (ja) 作動装置のボールねじストッパ構造
KR102515672B1 (ko) 전동식 디스크 브레이크
KR101201027B1 (ko) 엘리베이터용 권상기 및 브레이크 장치
JP3727011B2 (ja) 作動装置の軸受構造
US11136010B2 (en) Motor with a cone clutch motor brake
JP3871527B2 (ja) 作動装置のばね力保持構造
JP2005076785A (ja) クラッチ機構
JP3904396B2 (ja) 作動装置のばねガイド構造
JP5946399B2 (ja) 電動式ディスクブレーキ装置
JP4648304B2 (ja) 両方向駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041013

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100223