JP2002226973A - 銀めっき銅粉の製造方法 - Google Patents

銀めっき銅粉の製造方法

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JP2002226973A JP2001023811A JP2001023811A JP2002226973A JP 2002226973 A JP2002226973 A JP 2002226973A JP 2001023811 A JP2001023811 A JP 2001023811A JP 2001023811 A JP2001023811 A JP 2001023811A JP 2002226973 A JP2002226973 A JP 2002226973A
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Kazuo Sawamura
一男 澤村
Shizuo Sakamoto
静夫 坂本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ピンホールがなく銅粉の表面に均一で緻密な
銀めっきを形成し、凝集した粒子のない銀めっき銅粉の
製造方法を提供する。 【解決手段】 銅粉と銀イオン水溶液の中で反応銀めっ
き銅粉を製造する方法において、真空容器に銅粉を入れ
真空にした後にこの容器に不活性ガスを充填する工程、
めっき液中に不活性ガスを吹き込みめっき液中の溶存酸
素を3ppm以下に低減する工程、めっき槽の銅粉分散
用純水に銅粉を分散させる前に不活性ガスを吹き込み溶
存酸素を3ppm以下とする工程、めっき槽の雰囲気中
の酸素を1%以下に低減する工程、めっき工程の終点ま
で不活性ガスを0.03リットル/めっき液組成物kg
・分以上流し続ける工程により無酸素に近い状態でめっ
きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銀めっき銅粉の製造
方法に関するものである。この銀めっき銅粉は配線板の
スルホール・配線板のジャンパー線用、ビルドアップ配
線板用等の導電性ペーストに導電性を付与する骨材とし
て使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、導電性塗料、導電性接着剤等の導
電性材料に導電性を付与する骨材には、有機材料ではカ
ーボン系の粉末や繊錐、金属系では銅粉や銀粉が一般に
用いられている。良導電性を必要とする配線板用として
は、導電性の良好な銅粉と銀粉が主として使用されてい
る。しかし、多く用いられている銅粉、銀粉は次のよう
な欠点を有していた。すなわち、安価でコストメリット
のある銅粉は酸化され易く電気特性が不安定であるとい
う弱点がある。これに対して銀粉は酸化されにくく電気
特性の面では銅粉より優れるが、高価であることに加え
て半田が付きにくいという欠点を併せ持つ。そこでこの
両者の利点を活かしかつ両者の欠点を補う方法として、
銅粉の表面に銀をめっきした銀めっき銅粉が開発され使
用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】銅粉への銀のめっき
は、化学めっき法、すなわち置換めっき法により以前か
ら行われてきた方法である。しかし、銅粉の場合には、
他の基材に比べて著しく比表面積が大きいことから反応
速度が速いために銅粉の表面に均一な銀めっきをするこ
とが難しい。銀のめっきが不均一になることで、一部銀
がめっきされずに銅粉の表面が剥き出しになり酸化され
黒ずんだり、また一部銀が多く付くことにより多くの粒
子を凝集し、粒子の大きい銀めっき銅粉ができることに
なる。こういう大粒径の粒子は導電材の製造過程で外部
からの力で破壊され破壊面で銅が剥き出しになり酸化さ
れ電気伝導度の低い酸化銅となり、このような銀めっき
銅粉を導電材の骨材として用いた場合、導電性の不良や
耐食性の不良を招く結果となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、銅粉への
銀のめっきを化学置換めっき法とする銀めっき銅粉の製
造方法において、均一にかつ粒径の小さい銀めっき銅粉
が得られる方法を検討し、本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は原料銅粉からめっき液、めっき槽の銅分散
前の純水、めっき槽の雰囲気までの溶存酸素・含有酸素
を規定値以下に減じ、めっき中は反応系に不活性ガスを
流し続けて酸化を防ぎ、めっき槽撹拌機の位置をめっき
槽の中心からずらしかつ攪拌羽根をめっき槽の底面から
規定値以下に近づけることにより攪拌効率を上げて銅粉
の沈降、凝集を防止し、めっき液の添加速度を小さくす
ることで緻密な銀めっきを行うことを特徴とする銀めっ
き銅粉の製造方法を提供するものである。本発明は、
[1]銅粉と銀イオン水溶液の中で反応銀めっき銅粉を製
造する方法において、真空容器に銅粉を入れ真空にした
後にこの容器に不活性ガスを充填する工程、めっき液中
に不活性ガスを吹き込みめっき液中の溶存酸素を3pp
m以下に低減する工程、めっき槽の銅粉分散用純水に銅
粉を分散させる前に不活性ガスを吹き込み溶存酸素を3
ppm以下とする工程、めっき槽の雰囲気中の酸素を1
%以下に低減する工程、めっき工程の終点まで不活性ガ
スを0.03リットル/めっき液組成物kg・分以上流
し続ける工程により無酸素に近い状態でめっきすること
を特徴とする銀めっき銅粉の製造方法である。不活性ガ
スは、銅、銀に対し化学的に不活性である気体であり、
例えば、希ガス類元素に属する気体、窒素ガスであり、
窒素ガスが入手の容易性やコスト的に好ましい。 〔2〕撹拌しながら銅粉と銀イオン水溶液の中で反応銀
めっき銅粉を製造する方法において、めっき槽の撹拌機
の攪拌羽根の周速を4.0m/秒以上でめっきすること
を特徴とする上記〔1〕に記載の銀めっき銅粉の製造方
法である。 〔3〕撹拌しながら銅粉と銀イオン水溶液の中で反応銀
めっき銅粉を製造する方法において、めっき槽の撹拌機
のシャフトの中心をめっき槽の中心からずらす(r2/
r1=0.1〜0.4 ここでr1;めっき槽の半径、
r2;めっき槽の中心から撹拌機のシャフトの中心まで
の距離)ことを特徴とする上記〔1〕または上記〔2〕
に記載の銀めっき銅粉の製造方法である。 〔4〕撹拌しながら銅粉と銀イオン水溶液の中で反応銀
めっき銅粉を製造する方法において、めっき槽の撹拌機
の撹拌羽根の取り付け位置をめっき槽の底面から攪拌羽
根の下端迄の距離を30mm以下にすることを特徴とす
る上記〔1〕ないし上記〔3〕のいずれかに記載の銀め
っき銅粉の製造方法である。 〔5〕銅粉と銀イオン水溶液の中で反応銀めっき銅粉を
製造する方法において、めっき液の添加速度を銅粉1g
に対して銀イオン水溶液の銀をシアン化銀に換算してシ
アン化銀を0.05g/分以下で連続して添加すること
を特徴とする上記〔1〕ないし上記〔4〕のいずれかに
記載の銀めっき銅粉の製造方法である。
【0005】銅粉にめっき液(例えば、AgCN、Na
CNを主成分とした場合)を添加した場合一般には下記
式置換めっき反応が進行する。
【0006】
【化1】AgCN+3NaCN+Cu=Na3Cu(C
N)4+Ag ここで左式のCu(銅粉)が右式のNa3Cu(CN)4
の錯体となって固体銅から溶出し、左式の液中に溶解し
ていた塩のAgCNから固体Agが析出して他のCu
(銅粉)の表面にめっきされるのである。この反応を通
常の空気の存在下で行った場合は酸化され易い銅の酸化
は免れない。例えば35リットルのめっき槽で20リッ
トルの純水を用い、3kgの銅粉を使用して銀めっきを
しようとした場合の銅の酸化率を計算すると約0.8%
という値となる。 めっき槽の気中酸素量 (35−20)L×0.21(含有率)=3. 15L 3.15L/22.4L×32(MW)=4.5 0g 純水中酸素量 20L×12×10-6(溶存酸素含有率)=0. 24g 微粉3kg中 3kg/3.5(銅分の嵩比重)×0.39(銅粉空隙率)= 0.33L 酸素合計量 4 .84g 酸化銅生成量 Cu+O=CuO 79.5/16×4.84=24 .05 MW63.5 16 79.5 仕込銅粉中 24.05/3000×100=0.80% (溶存酸素量12ppm、消費された後、液中への溶存
酸素の補給はゼロ、反応系の酸素が全て酸化銅になった
と仮定して計算) この酸化銅の生成を、反応系から酸素を除外することに
よって防止しようとするものである。また、銅の比重
は、8.9と大きいために沈降しやすい。沈降すること
により銅粉の粒子同士が凝集してしまいその後の銀ペ一
スト等の製造過程でこの凝集が破壊され破壊面に裸銅が
現れ酸化によって酸化銅となり、これが電気特性を落と
す原因となってしまう。このために高品質の銅めっき銅
粉を得るにはこの凝集は極力避けねばならない。この凝
集を避けるために種々検討した結果、次の3点の対策を
講ずることにより防ぐ事ができた。すなわち、めっき槽
の攪拌機の攪拌羽根の周速を4.0m/秒以上に上げる
ことにより沈降を防ぐ。ただし、周速を上げただけでは
銅粉とめっき液が同時に回転するいわゆるローリング現
象を起こすために完全ではない。そこでこのローリング
を防ぐために撹拌機の取り付け位置をめっき機の中心か
ら次式のようにずらし、かつ、攪拌羽根の下端をめっき
槽の低部から30mm以内に近づけることによって完全
に銅粉の沈降とこれによる凝集を防止することができ
た。
【0007】r2/r1=0.1〜0.4 ここでr1;めっき槽の半径、r2;めっき槽中心から
撹拌機のシャフト中心までの距離
【0008】r2/r1の値が0.1より小さいとロー
リング防止の効果がなく、また0.4より大きいとめっ
き槽の中心から見て攪拌機の反対側で銅粉の沈降が発生
しやすくなる。また、めっきされた銀の凹凸が大きいと
谷が未めっきとなったり、ピンホールが発生したりす
る。したがってこれらは細かく緻密にめっきすることに
よって防止することができる。いかにしたらこのような
細かくかつ緻密なめっきができるかを検討した結果、め
っき液の投入速度をシアン化銀に換算して銅粉1gに対
して0.05g/分以下で連続投入することによって可
能であることを見出した。シアン化銀の投入を短時間に
投入すると銀原子と銅原子の置換が整然と行われない。
すなわち無電荷銅原子が銅イオンに変わる際に無電荷銅
原子のあった場所に銀イオンから無電荷銀原子に変わっ
た銀原子が納まらずに銀原子の上に銀原子が重なり、そ
の結果銀が不足するため銀めっきされない銅原子を生ず
るものと考えられる。できあがった銀めっき銅粉は、山
は銀原子の塊、谷底は銅原子で凹凸が大きくかつ未めっ
き部分の多いという導電ペーストの骨材としては使用に
耐えないものである。
【0009】本発明で使用する銅粉は、電解法で得られ
た銅粉、還元法で得られた銅粉、アトマイズ法で得られ
た銅粉のいずれにも応用が可能でありその形状、粒度分
布にも制限を受けるものではない。本発明で使用するめ
っき液は、銀の化合物として、一般的な銀塩、例えばシ
アン化銀、硝酸銀、塩化銀等を水酸化カリ、水酸化ナト
リウム等のアルカリ性物質、シアン化カリウム、シアン
化ナトリウム等の水溶液が適用される。
【0010】
【実施例】以下に本発明を実施例で具体的に説明する。 <実施例1>銀粉3kgを真空容器に入れ真空ポンプで
減圧度750mmHg(760mmHgが真空に近い)
まで上げた後、不活性ガスとして窒素ガスを吸入させ容
器を常圧まで戻し窒素置換を行った。 攪拌機、蓋つき10リットルの容器に純水5リットル、
水酸化ナトリウム100g、シアン化ナトリウム100
g、シアン化銀25gを添加溶解し、窒素ガスを約2リ
ットル/分の流量でパブリングして、溶存酸素を2pp
mまで下げた。(A液) 攪拌機、蓋つき10リットルの容器に純水5リットル、
シアン化ナトリウム745g、シアン化銀655gを添
加溶解し、窒素ガスを約2リットル/分の流量でバブリ
ングして溶存酸素を1.5ppmまで下げた。
(B液) 偏芯率30%、攪拌羽根をめっき槽の底から20mmに
セットした撹拌機、蓋つき35リットルのめっき槽に純
水12リットルを投入し窒素ガスを約5リットル/分の
流量でバブリングし溶存酸素を1ppm、槽雰囲気中の
酸素を0.5%まで下げた。めっき槽の撹拌機を500
rpmで撹拌を開始し、窒素パージをした3kgの銅粉
を一度に投入し、5分後にA液を投入し、撹拌速度を8
00rpm(周速6.3m/秒)迄上げた。ついで、B
液を7分掛けて投入(シアン化銀0.03g/分・銅1
g)し、30分間めっき反応を続けて終点とした。その
後水洗、濾過、乾燥して製品として仕上げた。
【0011】<比較例1>攪拌機付き10リットルの容
器に純水5リットル、水酸化ナトリウム100g、シア
ン化ナトリウム100g、シアン化銀25gを添加溶解
した。 (A液) 攪拌機付き10リットルの容器に純水5リットル、シア
ン化ナトリウム745g、シアン化銀655gを添加溶
解した。 (B液) 偏心率30%、攪拌羽根をめっき槽の底から20mmに
セットした攪拌機、蓋つき35リットルのめっき槽に純
水12リットルを投入し、めっき槽の攪拌機を500r
pmで攪拌を開始し、3kgの銅粉を一度に投入し、5
分後にA液を投入し槽拌速度を800rpm(周速6.
3m/秒)に上げた。ついで、B液を7分掛けて投入
(シアン化銀0.03g/分・銅1g)し、30分間め
っき反応を続けて終点とした。その後、水洗、濾過、乾
燥して製品として仕上げた。
【0012】<比較例2>銅粉3kgを真空容器に入れ
真空ポンプで減圧度750mmHgまで上げた後、窒素
ガスを吸入させ容器を常圧まで戻し窒素置換を行った。 撹拌機、蓋つき10リットルの容器に純水5リットル、
水酸化ナトリウム100g、シアン化ナトリウム100
g、シアン化銀25gを添加溶解し、窒素ガスを約2リ
ットル/分の流量でバブリングして、溶存酸素を2pp
mまで下げた。(A液) 攪拌機、蓋つき10リットルの容器に純水5リットル、
シアン化ナトリウム745g、シアン化銀655gを添
加溶解し、窒素ガスを約2リットル/分の流量でパブリ
ンクして溶存酸素を1.5ppmまで下げた。
(B液) 偏心率0%、攪拌羽根をめっき槽の底から70mmにセ
ットした攪拌機、蓋つき35リットルのめっき槽に純水
12リットルを投入し窒素ガスを約5リットル/分でバ
プリングし、溶存酸素を1ppm、槽雰囲気中の酸素を
0.5%迄下げた。めっき槽の攪拌機を300rpm
(周速2.4m/秒)で攪拌を開始し、3kgの銅粉を
一度に投入し、5分後にA液をに投入した。ついで、B
液を7分掛けて投入(シアン化銀0.03g/分・銅1
g)し、30分間めっき反応を続けて終点とした。その
後水洗、濾過、乾燥して製品として仕上げた。
【0013】<比較例3>銅粉3kgを真空容器に入れ
真空ポンプで減圧度750mmHgまで上げた後、窒素
ガスを吸入させ容器を常圧まで戻し窒素置換を行った。 攪拌機、蓋つき10リットルの容器に純水5リットル、
水酸化ナトリウム100g、シアン化ナトリウム100
g、シアン化銀25gを添加溶解し、窒素ガスを約2リ
ットル/分の流量でバプリングして、溶存酸素を2pp
mまで下げた。(A液) 撹拌機、蓋つき10リットルの容器に純水5リットル、
シアン化ナトリウム745g、シアン化銀655gを添
加溶解して溶存酸素を1.5ppmまで下げた。
(B液) 偏心率30%、攪拌羽根をめっき槽の底から20mmに
セットした攪拌機、蓋つき35リットルのめっき槽に純
水12リットルを投入し、めっき槽の撹拌機を500r
pmで攪拌を開始し、3kgの銅粉を一度に投入し5分
後にA液を一度に投入し、撹拌速度を800rpm(周
速6.3m/秒)に上げた。ついで、B液を一度に投入
した。その後30分間めっき反応を続けて終点とした。
その後水洗、濾過、乾燥して製品として仕上げた。
【0014】実施例、比較例で得られた銀メッキ銅粉の
特性を、めっきの条件と共に表1に示した。
【表1】 *1;電子顕微鏡写真による観察
【0015】無酸素に近い状態でめっきすることにより
銀白色の銀めっき銅粉を得ることができた。また、撹拌
機の撹拌羽根の周速、位置を本発明のように設定するこ
とにより、凝集を防止し、平均粒径の小さな銀めっき銅
粉を得ることができる。さらに、めっき液の添加速度を
調整することにより緻密でピンホールのない銀めっき銅
粉を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によって得られた銀めっき銅粉は
従来法と比較して酸化が少ないため色相が銀白色で、撹
拌効率を上げて凝集を防止することにより平均粒径が小
さく、めっき液の添加速度を小さくすることにより緻密
でピンホールのない銀めっき銅粉を得ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅粉と銀イオン水溶液の中で反応銀めっ
    き銅粉を製造する方法において、真空容器に銅粉を入れ
    真空にした後にこの容器に不活性ガスを充填する工程、
    めっき液中に不活性ガスを吹き込みめっき液中の溶存酸
    素を3ppm以下に低減する工程、めっき槽の銅粉分散
    用純水に銅粉を分散させる前に不活性ガスを吹き込み溶
    存酸素を3ppm以下とする工程、めっき槽の雰囲気中
    の酸素を1%以下に低減する工程、めっき工程の終点ま
    で不活性ガスを0.03リットル/めっき液組成物kg
    ・分以上流し続ける工程により無酸素に近い状態でめっ
    きすることを特徴とする銀めっき銅粉の製造方法。
  2. 【請求項2】 撹拌しながら銅粉と銀イオン水溶液の中
    で反応銀めっき銅粉を製造する方法において、めっき槽
    の撹拌機の攪拌羽根の周速を4.0m/秒以上でめっき
    することを特徴とする請求項1に記載の銀めっき銅粉の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 撹拌しながら銅粉と銀イオン水溶液の中
    で反応銀めっき銅粉を製造する方法において、めっき槽
    の撹拌機のシャフトの中心をめっき槽の中心からずらす
    (r2/r1=0.1〜0.4 ここでr1;めっき槽
    の半径、r2;めっき槽の中心から撹拌機のシャフトの
    中心までの距離)ことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の銀めっき銅粉の製造方法。
  4. 【請求項4】 撹拌しながら銅粉と銀イオン水溶液の中
    で反応銀めっき銅粉を製造する方法において、めっき槽
    の撹拌機の撹拌羽根の取り付け位置をめっき槽の底面か
    ら攪拌羽根の下端迄の距離を30mm以下にすることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    銀めっき銅粉の製造方法。
  5. 【請求項5】 銅粉と銀イオン水溶液の中で反応銀めっ
    き銅粉を製造する方法において、めっき液の添加速度を
    銅粉1gに対して銀イオン水溶液の銀をシアン化銀に換
    算してシアン化銀を0.05g/分以下で連続して添加
    することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれ
    かに記載の銀めっき銅粉の製造方法。
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