JP2002226402A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2002226402A
JP2002226402A JP2001026462A JP2001026462A JP2002226402A JP 2002226402 A JP2002226402 A JP 2002226402A JP 2001026462 A JP2001026462 A JP 2001026462A JP 2001026462 A JP2001026462 A JP 2001026462A JP 2002226402 A JP2002226402 A JP 2002226402A
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貞徳 坂
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洋一 八代
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Satoru Nakada
悟 中田
Michio Kitahara
路郎 北原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リン脂質及びジプロピレングリコール等を高圧
乳化機により微粒子化処理を施すことで得られる、経皮
吸収促進作用を持ち、100nm以下の平均粒子径を有
し、経時的に安定で、皮膚への安全性が高く、使用性に
優れた皮膚外用剤。 【構成】(1)リン脂質及びジプロピレングリコール等
を高圧乳化機により微粒子化処理を施することで得られ
る、経皮吸収促進作用を持ち、100nm以下の平均粒
子径を有する皮膚外用剤、(2)リン脂質とジプロピレ
ングリコールの含有割合が1:1〜1:10の範囲であ
る(1)の皮膚外用剤、(3)リン脂質に含まれるフォ
スファチジルコリン含量が90%以上、かつ、ヨウ素価
が平均して0.1〜44の範囲である(2)の皮膚外用
剤、(4)リン脂質の含有量が0.01〜5.0重量%
の範囲である(3)の皮膚外用剤、(5)高圧乳化機で
の圧力が25,000〜50,000psi、かつ、冷
却部の排出部にかかる圧力を500〜2,000psi
の範囲に設定する(4)の皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な皮膚外用剤、
さらに詳しくはリン脂質及びジプロピレングリコール等
を高圧乳化機により微粒子化処理を施すことで得られ
る、経皮吸収促進作用を持ち、100nm以下の平均粒
子径を有し、皮膚に対して安全性が高く、経時安定性に
優れた皮膚外用剤に関するものである。経皮吸収とは、
外部から皮膚に接触・吸着した物質が皮膚内に入り、角
質層を透過して表皮又は真皮に達し、さらに血管内に吸
収される現象をいう。
【0002】
【従来の技術】従来、リン脂質を含有する化粧料として
は特開昭56−115452号、特開昭57−1111
69号、特開昭57−227465号、特開昭57−2
28795号、特開昭61−177248号及び特開平
3−235341号など公報に記載されている通り、リ
ン脂質を安定に配合する技術が知られている。
【0003】リン脂質としては、卵黄、大豆、紅花、ヒ
マワリなどから抽出し精製したものが知られており、一
般的には卵黄あるいは大豆由来のものが用いられる。こ
のリン脂質は未水素添加リン脂質及び/あるいは水素添
加リン脂質であるが、化粧品に含有されることを考慮す
ると、色、におい及び脂質の酸化において経時的に安定
な水素添加リン脂質が汎用されている。
【0004】リン脂質を含む皮膚外用剤、例えば、リポ
ソーム分散液やリン脂質を乳化剤とした乳化懸濁液など
は、リン脂質界面が電気的に中性のため、分散液あるい
は懸濁液は不安定化し、経時的に分離する。特に、電解
質の種類及び含有量によってもその安定性は大きく変化
する。
【0005】一方、リン脂質を含む皮膚外用剤の工業規
模での生産は、一旦粗分散液あるいは懸濁液を調製後、
これを微粒子化装置、例えばゴーリンタイプの高圧ホモ
ジナイザーや超音波照射等で処理する方法で製造されて
いる。さらに、特公平2976526号や特開平11−
47580号などにある新しいタイプの高圧乳化機が提
案されているが、高圧乳化機では乳化させる圧力を高く
設定すると処理時にベース温度が上昇することから、リ
ン脂質を含む皮膚外用剤では経時的に沈殿や変色など、
その安定性に問題が生じる。
【0006】従来のリン脂質を含む皮膚外用剤ではリン
脂質膜界面が電気的に中性であるため、経時的に不安定
化し分離する。特に、電解質の種類及び含有量によって
もその安定性は大きく変化する。また、分離を防ぐため
には乳化剤、脂肪酸石鹸などを添加し安定化させている
が乳化剤等の添加量が多く、使用性及び安全性に問題が
ある。さらに、リン脂質は天然由来のものが多く、その
品質のばらつきが大きいために化粧品の品質にも影響を
及ぼすことがしばしばあった。これを防ぐために、微粒
子化装置、例えばゴーリンタイプの高圧ホモジナイザー
や超音波照射等で処理する方法で製造しているが、製造
方法、製造時間の長時間化あるいは製造工程の煩雑化な
どの問題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のリン脂質を含む皮膚外用剤がもつ欠点、さらにリ
ン脂質を含む皮膚外用剤の製造方法に由来する欠点を克
服し、リン脂質及びジプロピレングリコール等を高圧乳
化機により微粒子化処理を施すことで得られる、経皮吸
収促進作用を持ち、100nm以下の平均粒子径を有
し、経時的に安定で、皮膚への安全性が高く、使用性に
優れた皮膚外用剤を提供することを目的となされたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
事情に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成し
た。すなわち、本発明は(1)請求項1参照、(2)リ
ン脂質とジプロピレングリコールの含有割合が1:1〜
1:10の範囲である(1)の皮膚外用剤、(3)リン
脂質に含まれるフォスファチジルコリン含量が90%以
上、かつ、ヨウ素価が平均して0.1〜44の範囲であ
る(2)の皮膚外用剤、(4)リン脂質の含有量が0.
01〜5.0重量%の範囲である(3)の皮膚外用剤、
(5)高圧乳化機での圧力が25,000〜50,00
0psi、かつ、冷却部の排出部にかかる圧力を500
〜2,000psiの範囲に設定する(4)の皮膚外用
剤、を提供するものである。
【0009】
【発明実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明において「リン脂質」とは、分子内にリン酸基と
アシル基及び/またはアルキル基からなる疎水基を2個
以上有するものをいい、例えば、フォスファチジルコリ
ン、フォスファチジルエタノールアミン、フォスファチ
ジルセリン、フォスファチジルイノシトール、フォスフ
ァチジルグリセロール、フォスファチジン酸、スフィン
ゴミエリン、カルジオリピンまたはこれら誘導体の1種
または2種以上の混合物等が挙げられる。その中で、フ
ォスファチジルコリン含量は特に限定されるものではな
いが好ましくは90%以上であり、さらに好ましくはフ
ォスファチジルコリン含量92%以上である。本発明に
おける「ヨウ素価」とは、粧原基の一般試験法の「ヨウ
素価測定法」で規定される値である。本発明での「ヨウ
素価」の範囲は、この「ヨウ素価測定法」に準じリン脂
質を分析したとき特に限定されるものではないが、好ま
しくは平均で0.1〜44の範囲であり、さらに好まし
くは平均で0.5〜40である。本発明でのリン脂質の
含有量は特に限定されるものではないが、好ましくは
0.01〜5.0重量%の範囲であり、さらに好ましく
は0.1〜2.0重量%である。安定性、安全性には問
題ないが0.01重量%よりも少ない量では皮膚外用剤
として効果が期待できなく、5.0重量%を越える量で
は使用性に問題がある場合がある。
【0010】このようなリン脂質としては、例えば、ジ
ラウロイルフォスファチジルコリン、ジミリストイルフ
ォスファチジルコリン、ジパルミトイルフォスファチジ
ルコリン、ジステアロイルフォスファチジルコリン、ジ
オレイルフォスファチジルコリン、ジベヘノイルフォス
ファチジルコリン、1−ステアルイル−2−ラウロイル
−sn−フォスファチジルコリン、1−ステアルイル−
2−ミリストイル−sn−フォスファチジルコリン、1
−ステアルイル−2−パルミトイル−sn−フォスファ
チジルコリン、1−ステアルイル−2−オレイル−sn
−フォスファチジルコリン、1−ステアルイル−2−ベ
ヘノイル−sn−フォスファチジルコリン、1−パルミ
トイル−2−ラウロイル−sn−フォスファチジルコリ
ン、1−パルミトイル−2−ミリストイル−sn−フォ
スファチジルコリン、1−パルミトイル−2−ステアロ
イル−sn−フォスファチジルコリン、1−パルミトイ
ル−2−オレイル−sn−フォスファチジルコリン、1
−パルミトイル−2−ベヘノイル−sn−フォスファチ
ジルコリン、1−ミリストイル−2−ラウロイル−sn
−フォスファチジルコリン、1−ミリストイル−2−パ
ルミトイル−sn−フォスファチジルコリン、1−ミリ
ストイル−2−ステアロイル−sn−フォスファチジル
コリン、1−ミリストイル−2−オレイル−sn−フォ
スファチジルコリン、1−ミリストイル−2−ベヘノイ
ル−sn−フォスファチジルコリン、1−ラウロイル−
2−ミリストイル−sn−フォスファチジルコリン、1
−ラウロイル−2−パルミトイル−sn−フォスファチ
ジルコリン、1−ラウロイル−2−ステアロイル−sn
−フォスファチジルコリン、1−ラウロイル−2−オレ
イル−sn−フォスファチジルコリン、1−ラウロイル
−2−ベヘノイル−sn−フォスファチジルコリン、1
−ベヘノイル−2−ラウロイル−sn−フォスファチジ
ルコリン、1−ベヘノイル−2−ミリストイル−sn−
フォスファチジルコリン、1−ベヘノイル−2−パルミ
トイル−sn−フォスファチジルコリン、1−ベヘノイ
ル−2−ステアロイル−sn−フォスファチジルコリ
ン、1−ベヘノイル−2−オレイル−sn−フォスファ
チジルコリン、1−オレイル−2−ラウロイル−sn−
フォスファチジルコリン、1−オレイル−2−ミルスト
イル−sn−フォスファチジルコリン、1−オレイル−
2−パルミトイル−sn−フォスファチジルコリン、1
−オレイル−2−ステアロイル−sn−フォスファチジ
ルコリン、1−オレイル−2−ベヘノイル−sn−フォ
スファチジルコリンなどがあり、天然系では大豆リン脂
質、紅花リン脂質、サフラワーリン脂質あるいはヒマワ
リリン脂質などの植物系リン脂質及び卵黄リン脂質を水
素添加により還元したものなどが挙げられる。また、本
発明では、これらリン脂質から選ばれる1種もしくは2
種以上を用いることができる。
【0011】本発明でのジプロピレングリコールの含有
濃度は、特に限定されないがリン脂質とジプロピレング
リコールの含有割合が1:1〜1:10の範囲が好まし
い。さらに、好ましくは1:5〜1:7の範囲である。
1:1以下では経皮吸収促進作用が処方系によっては期
待できない場合がある。1:10を越える濃度では皮膚
外用剤としての使用性が悪くなることもある。
【0012】本発明において使用する高圧乳化機は、高
圧処理ができる乳化機であれば特に限定されるものでは
ないが、既存の高圧乳化機としては、例えば、マイクロ
フルイダイザー(マイクロフルイディスク社製)、ナノ
マイザー(ナノマイザー社製)、アルティマイザー(タ
ウテクノロジー社製)、DeBEE2000(B.E.
E.International社製)などがあげられ
る。処理する圧力は特に限定されるものではないが、好
ましくは25,000〜50,000psiがよい。処
理する圧力が50,000psiを超えると、配管とし
ての耐圧性に注意する必要があり、25,000psi
より低いと目的とする微粒子化ができない場合もある。
さらに好ましくは、前述の既存の高圧乳化機において乳
化部の次に冷却部を入れ、冷却部と排出部の間に圧力
(以下、背圧とする)をかけると良い。高圧の設定によ
り乳化部でのベースの温度上昇を瞬時に冷却させ排出部
に圧力をかけることによって、従来の方式とは異なりリ
ン脂質を含む外用剤の経時的な沈殿や変色、かつ、粒子
径を100nm以下に製造することが可能となる。背圧
をかける方法とは、冷却部の太い配管から細い配管に導
く方法であり、特に限定されるものではないが、例え
ば、冷却部の配管よりも内径が細い配管を有する装置、
処理液が流れる配管を狭くすることができる調整バルブ
を有する装置である。かかる装置の主要部の材質は、背
圧に耐え、腐食し難いものであれば特に制限はなく、例
えば、ステンレス、ガラス、焼結ダイヤモンド、アルミ
ナ、ジルコニア、セラミックス等を挙げることができ
る。上記背圧をかけることができる装置は、冷却部の出
口に直接装着するか、又は出口側の配管と溶接や耐圧ジ
ョイント等で装着することができる。背圧は特に限定さ
れるものではないが、好ましくは500〜2,000p
siの範囲がよい。背圧が2,000psiを超えると
冷却部の耐圧性に注意する必要があり、500psiよ
り低いと目的とする微粒子化ができない場合もある。乳
化部の次に冷却部を入れ、冷却部と排出部の間に背圧を
かけない場合、平均粒子径100nm以下であっても、
経時的に沈殿物等が生じ、皮膚外用剤としては好ましく
ない場合もある。
【0013】本発明において「平均粒子径100nm以
下」とは、本発明の皮膚外用剤の粒子径を、市販の動的
光散乱法による粒子径測定装置である大塚電子製のDL
S−7000またはこれに準ずる装置により測定したと
き、平均粒子径100nm以下のものをいう。特に平均
粒子径が80nm以下のものは、経時的な平均粒子径の
変化が少なく、外観上もほとんど変化がなく好ましい。
一方、平均粒子径が100nmを超えると、経時的な平
均粒子径の変化が大きく、沈殿物等の外観上の変化があ
り好ましくない。
【0014】本発明の皮膚外用剤としては、例えば、化
粧水、乳液、クリーム、洗顔料、クレンジングクリー
ム、マッサージクリーム、パック料などとして用いるこ
とができる。本発明の皮膚外用剤は各種成分、例えば、
スクワランなどの炭化水素類、油脂、ロウ類、各種エス
テル油、動物油、植物油、シリコーン油、脂肪酸、高級
アルコールなどの油剤、エタノール、多価アルコールな
どのアルコール類、非イオン性界面活性剤、両性界面活
性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤な
どの両親媒性物質、酸化チタン、マイカ、酸化鉄などの
顔料、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒ
アルロン酸ナトリウムなどの高分子類、色素、ビタミン
類(A・B・B・B・B・B12・C・D
・E・K・K・K)及びその誘導体、アミノ
酸類(グリシン・セリン・ピロリドンカルボン酸ナトリ
ウム)、糖類(グルコース・ショ糖・トレハロース・硫
酸化トレハロース・プルラン・マルトース・カルボキシ
メチルデキストラン)、紫外線吸収剤、ホルモン剤、香
料、抗酸化剤、防腐剤、キレート剤などを適宜配合する
ことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、表1から表5に
示すように、リン脂質及びジプロピレングリコール等を
高圧乳化機により微粒子化処理を施すことで得られる、
経皮吸収促進作用を持ち、100nm以下の平均粒子径
を有し、皮膚に対して安全性が高く、経時安定性に優れ
ることを特徴とするものである。本発明において、高圧
乳化機での圧力が25,000〜50,000psi、
かつ、冷却部の排出部にかかる圧力が500〜2,00
0psiの範囲での製造条件は、従来の製造方法に比べ
てより少ないエネルギーで短時間に製造できることも特
徴としている。
【0016】次に実験例により本発明の効果をさらに詳
しく説明する。例中の物性の測定と評価は以下の方法で
行った。例中、%とあるのはすべて重量%である。背圧
の1,000psiは冷却部の排出部の内径3mmの配
管に内径0.2mmのステンレス製の配管を接続するこ
とにより得た。
【0017】実施例の皮膚外用剤は、全成分の粗分散液
をDeBEE2000(B.E.E.Internat
ional社製)で1回通過処理(1パス)を行って調
製した。この粗分散液は以下のように調製した。まず、
リン脂質及び油溶性有効成分(酢酸トコフェロール2.
0%またはパルミチン酸レチノール10.0%)を混合
溶解し、この溶液に精製水を加えて粗分散液全量の3
0.0%となるようにした。これをホモジナイザーで攪
拌し、多価アルコール(ジプロピレングリコール等)及
び塩化マグネシウム0.5%及び水溶性有効成分(L−
アスコルビン酸2−リン酸マグネシウム3.0%)を加
え、精製水を加えて全量100.0%としたものであ
る。実施例の皮膚外用剤は、油溶性有効成分及び水溶性
有効成分のうち1種類を含むものとし、油溶性有効成分
及び水溶性有効成分及び塩化マグネシウムは以下の実施
例中に明記されている場合のみ配合した。
【0018】(1)粒子径測定 粒子径測定は、動的光散乱法であるDLS−7000
(大塚電子製)を用い、25℃、角度90度の条件で、
キュムラント(Cumulant)法によって算出し
た。
【0019】(2)経皮吸収促進効果測定 経皮吸収促進効果は、モルモットを用いたin viv
o試験によりビタミンAをパルミチン酸レチノール、ビ
タミンCをアスコルビン酸、ビタミンEを酢酸トコフェ
ロールを用いてそれぞれの皮膚中濃度を測定し、評価し
た。
【0020】<1>パルミチン酸レチノール in vivo試験は次のように行った。ハートレー系
モルモットの背位部を剃毛した後、ネンブタールで麻酔
し、内径19.0mmのプラスティックチューブにアロ
ンアルファを塗布、背部皮膚に接着する。このチューブ
に0.1mlの試料を注入し、注入3時間後に皮膚をサ
ンプリングする。皮膚は接着面に沿って円形に切り取
り、筋肉や脂肪組織を取り除いた後、皮膚をリン酸緩衝
液でホモゲナイズし、同量のブタノールを加えパルミチ
ン酸レチノールを分配抽出する。パルミチン酸レチノー
ルの測定はHPLCで行った。 HPLC条件 カラム:ODS RP−18(250×4mm) 移動相:メタノール:イソプロピルアルコール=1:1 波 長:328nm 流 速:1ml/min 皮膚中パルミチン酸レチノール量は、皮膚1g当りのμ
g数で表した。
【0021】<2>アスコルビン酸 in vivo試験は次のように行った。ハートレー系
モルモットの背位部を剃毛した後、ネンブタールで麻酔
し、内径19.0mmのプラスティックチューブにアロ
ンアルファを塗布、背部皮膚に接着する。このチューブ
に0.4mlの試料を注入し、注入3時間後に皮膚をサ
ンプリングする。皮膚は接着面に沿って円形に切り取
り、筋肉や脂肪組織を取り除いた後、皮膚中のアスコル
ビン酸をリン酸緩衝液で抽出する。抽出は皮膚200m
gをミンチ状に切り刻み、1.5mlのリン酸緩衝液を
加え、氷中で冷却しながら2分間ホモゲナイズすること
によって行う。抽出液は15,000rpmで5分間遠
心し、得られた上清をHPLC用サンプルとして測定す
る。 HPLC条件 カラム:LiChrospher 100 NH 移動相:アセトニトリル:20mMKHPO=8
0:20 波 長:254nm 流 速:1ml/min 皮膚中アスコルビン酸量は、皮膚1g当りのμg数で表
し、未塗布部分で得られたあらかじめ皮膚に存在するア
スコルビン酸量を差し引いた増加分として表した。
【0022】<3>酢酸トコフェロール in vivo試験は次のように行った。ハートレー系
モルモットの背位部を剃毛し、2.0×2.0cmの面
積に0.4mlの試料を塗布し、塗布1時間後に皮膚を
サンプリングする。酢酸トコフェロールは皮膚100m
gを2mlのトリス酸緩衝液でホモゲナイズし、同量の
ブタノールを加え分配抽出した。酢酸トコフェロールの
測定はHPLCで行った。 HPLC条件 カラム:ODS RP−18(250×4mm) 移動相:メタノール 波 長:Ex 298nm、Em 325nm 流 速:1ml/min 皮膚中酢酸トコフェロール量は、皮膚1g当りのμg数
で表した。
【0023】(3)経時安定性 経時安定性は、5℃、室温、40℃の3ヶ所で1ヶ月間
の保存した状態のものについて、目視で判断し、離油、
離水、沈殿物など生じた場合のものを×、外観上、変化
がなかったものについて、特に問題なし:△、良い:
〇、非常に良い:◎とした。
【0024】(4)使用性の評価 使用性とは、皮膚外用剤としてののび、肌へのなじみ、
塗布した後のしっとり感の項目について、専門のパネラ
ー5名によって以下の基準で評価した。 ◎:非常に良い、〇:良い、△:ふつう、×:不良
【0025】(5)総合評価 粒子径、各有効成分の経皮吸収促進効果、経時安定性、
使用性の評価の各項目を総合して評価した。 ◎:非常に良い、〇:良い、△:ふつう、×:不良
【0026】実施例中の物性の測定と評価は以下の方法
で行った。例中、%とあるのはすべて重量%である。背
圧の1,000psiは冷却部の排出部の内径3mmの
配管に内径0.2mmのステンレス製の配管を接続する
ことにより得た。
【0027】実施例の皮膚外用剤は、全成分の粗分散液
をDeBEE2000(B.E.E.Internat
ional社製)で1回通過処理(1パス)を行って調
製した。この粗分散液は以下のように調製した。まず、
リン脂質及び油溶性有効成分(酢酸トコフェロール2.
0%またはパルミチン酸レチノール10.0%)を混合
溶解し、この溶液に精製水を加えて粗分散液全量の3
0.0%となるようにした。これをホモジナイザーで攪
拌し、多価アルコール(ジプロピレングリコール等)及
び塩化マグネシウム0.5%及び水溶性有効成分(L−
アスコルビン酸2−リン酸マグネシウム3.0%)を加
え、精製水を加えて全量100.0%としたものであ
る。実施例の皮膚外用剤は、油溶性有効成分及び水溶性
有効成分のうち1種類を含むものとし、油溶性有効成分
及び水溶性有効成分及び塩化マグネシウムは以下の実施
例中に明記されている場合のみ配合した。
【0028】実施例1 L−アスコルビン酸2−リン酸マグネシウムを有効成分
として3.0%加えた。その結果を表1及び図1に示し
た。
【0029】
【表1】
【0030】実施例2 酢酸トコフェロールを有効成分として2.0%加えた。
その結果を表2に示した。
【0031】
【表2】
【0032】実施例3 L−アスコルビン酸2−リン酸マグネシウムを有効成分
として3.0%加えた。その結果を表3に示した。
【0033】
【表3】
【0034】実施例4 酢酸トコフェロールを有効成分として2.0%加えた。
その結果を表4に示した。
【0035】
【表4】
【0036】実施例5 パルミチン酸レチノールを有効成分として10.0%、
塩化マグネシウムを0.5%加えた。その結果を表5及
び図2に示した。
【0037】
【表5】
【0038】以下に実施例を示して本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるも
のではない。尚、含有量については、他に指示のない限
り重量%を示す。
【0039】
【実施例】 「実施例6−1 美容液」 大豆由来のリン脂質 1.0重量% 精製水 19.0 ジプロピレングリコール 5.0 L−アスコルビン酸2−リン酸マグネシウム 3.0 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.35 水酸化カリウム 0.1 エタノール 5.0 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 残余 マイクロフルイダイザー(マイクロフルイディスク社製)使用 (処理圧力30,000psi、背圧1,000psi) 平均粒子径64nm、皮膚中アスコルビン酸濃度 48(μg/g)
【0040】 「実施例6−2 美容液」 卵黄由来のリン脂質 1.5重量% 精製水 19.0 ジプロピレングリコール 3.0 酢酸トコフェロール 2.0 キサンタンガム 0.4 ヒドロキシエチルセルロース 0.1 1,3−ブチレングリコール 4.0 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 残余 ナノマイザー(ナノマイザー社製)使用 (処理圧力35,000psi、背圧1,000psi) 平均粒子径59nm、皮膚中酢酸トコフェロール濃度 3.5(μg/g)
【0041】 「実施例6−3 美容液」 ヒマワリ由来のリン脂質 5.0重量% 精製水 19.0 ジプロピレングリコール 5.0 パルミチン酸レチノール 10.0 塩化マグネシウム 0.5 ヒアルロン酸ナトリウム 0.5 1,3−ブチレングリコール 8.0 グリチルリチン酸ジカリウム 0.1 エタノール 2.0 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 残余 アルティマイザー(タウテクノロジー社製)使用 (処理圧力40,000psi、背圧1,500psi) 平均粒子径64nm、皮膚中パルミチン酸レチノール濃度 115(μg/ g)
【0042】 「実施例6−4 乳液」 大豆由来のリン脂質 1.0重量% 精製水 19.0 ジプロピレングリコール 5.0 L−アスコルビン酸2−リン酸マグネシウム 3.0 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.3 モノステアリン酸POE(20)ソルビタン 1.0 テトラオレイン酸POE(40)ソルビトール 0.5 モノステアリン酸ソルビタン 1.0 ベヘニルアルコール 0.5 スクワラン 10.0 カルボキシビニルポリマー 0.35 水酸化カリウム 0.1 エタノール 5.0 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 残余 DeBEE2000(B.E.E.International社製)使用 (処理圧力25,000psi、背圧900psi) 平均粒子径88nm、皮膚中アスコルビン酸濃度 52(μg/g)
【0043】 「実施例6−5 乳液」 ジパルミトイルフォスファチジルコリン 1.0重量% 精製水 19.0 ジプロピレングリコール 4.0 パルミチン酸レチノール 15.0 モノミリスチン酸デカグリセリル 2.3 ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0 オリーブ油 2.0 ステアリン酸 0.8 1,3−ブチレングリコール 10.0 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 残余 マイクロフルイダイザー(マイクロフルイディスク社製)使用 (処理圧力30,000psi、背圧1,200psi) 平均粒子径77nm、皮膚中パルミチン酸レチノール濃度 131(μg/ g)
【0044】 「実施例6−6 クリーム」 ジオレオイルフォスファチジルコリン 5.0重量% 精製水 20.0 ジプロピレングリコール 15.0 酢酸トコフェロール 5.0 ペンタオレイン酸デカグリセリル 3.0 流動パラフィン(#70) 10.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0 セタノール 0.5 エデト酸四ナトリウム 0.1 1,3−ブチレングリコール 5.0 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 残余 DeBEE2000(B.E.E.International社製)使用 (処理圧力35,000psi、背圧1,300psi) 平均粒子径64nm、皮膚中酢酸トコフェロール濃度 4.2(μg/g)
【0045】実施例6−1から実施例6−6は全て、経
皮吸収促進作用を持ち、100nm以下の平均粒子径を
有し、経時的に安定で、皮膚への安定性が高く、使用性
に優れていた。
【図面の簡単な説明】
【図1】経皮吸収促進作用に及ぼす多価アルコール、リ
ン脂質の影響を示したグラフである。(実施例1)
【図2】乳化時の圧力と経皮吸収促進作用の関係を示し
たグラフである。(実施例5)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/24 A61K 47/24 A61P 3/02 102 A61P 3/02 102 107 107 109 109 (72)発明者 宮本 國寛 愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メ ナード化粧品株式会社総合研究所 (72)発明者 中田 悟 愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メ ナード化粧品株式会社総合研究所 (72)発明者 北原 路郎 愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メ ナード化粧品株式会社総合研究所 Fターム(参考) 4C076 AA19 AA20 BB31 CC23 CC24 DD30Z DD37 DD38 DD43 DD63E EE09G EE32G FF15 FF16 FF17 GG46 4C083 AA122 AB032 AB051 AB342 AC022 AC072 AC102 AC122 AC242 AC302 AC422 AC442 AC532 AD041 AD042 AD092 AD172 AD282 AD332 AD352 AD571 AD572 AD622 AD642 AD662 CC05 DD23 DD31 DD38 DD45 EE10 EE12 FF05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リン脂質及びジプロピレングリコールを
    含有し、高圧乳化機により微粒子化処理をした平均粒子
    径100nm以下の分散液を含有する皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 リン脂質とジプロピレングリコールの含
    有割合が1:1〜1:10の範囲であることを特徴とす
    る請求項1記載の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 リン脂質に含まれるフォスファチジルコ
    リン含量が90%以上、かつ、ヨウ素価が平均して0.
    1〜44の範囲であることを特徴とする請求項1ないし
    請求項2記載の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 リン脂質の含有量が0.01〜5.0重
    量%の範囲であることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 高圧乳化機での圧力が25,000〜5
    0,000psi、かつ、冷却部の排出部にかかる圧力
    を500〜2,000psiの範囲に設定することを特
    徴とする請求項1ないし請求項4記載の皮膚外用剤。
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