JP2002225621A - 照射方向可変ヘッドランプ装置 - Google Patents

照射方向可変ヘッドランプ装置

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JP2002225621A JP2001022176A JP2001022176A JP2002225621A JP 2002225621 A JP2002225621 A JP 2002225621A JP 2001022176 A JP2001022176 A JP 2001022176A JP 2001022176 A JP2001022176 A JP 2001022176A JP 2002225621 A JP2002225621 A JP 2002225621A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成により、自動車が進行
しようとする道路に沿って光を照射し得るようにした、
照射方向可変ヘッドランプ装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 実質的に自動車の前方に向かって光を照
射するランプ11L,11Rと、上記ランプを回転軸1
3L,13Rの周りに揺動させて、光照射方向を水平方
向に移動させる駆動制御手段16と、ランプに電力を供
給する点灯装置14と、ステアリング角度を検出する検
出手段17と、を備えた照射方向可変ヘッドランプ装置
10において、上記駆動制御手段が、ステアリング角度
が変動するとき、ステアリング角度の変化を先読みし
て、ランプを揺動させるように、照射方向可変ヘッドラ
ンプ装置10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光照射方向を進行
方向に対して水平方向に揺動させるようにした照射方向
可変式ヘッドランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ヘッドランプ装置とし
て、例えば固定式すれ違いビームに隣接して、光照射方
向を進行方向に対して水平方向に揺動させるようにした
補助ランプを備えたヘッドランプ装置が知られている。
【0003】このような補助ランプを備えたヘッドラン
プ装置は、例えば図7に示すように、構成されている。
図7において、ヘッドランプ装置1は、自動車の前部の
両側にそれぞれ配設されており(図7には、一側例えば
右側のヘッドランプ装置のみが示されている。)、二つ
の互いに並んで設けられたランプ、即ちすれ違いビーム
用のランプ2及び補助ランプ4を備えている。
【0004】上記すれ違いビーム用のランプ2は、所謂
すれ違いビームを照射するものであり、ハウジング3内
に収容されていると共に、図示しない点灯装置により電
力が供給されることにより、前方に対してやや下方に向
かって光を照射するようになっている。
【0005】また、補助ランプ4は、上記ハウジング3
内にて、ランプ21の下側に隣接して配設されている。
この補助ランプ4は、所謂スイブルランプであって、ハ
ウジング3内にて、垂直に延びる回転軸5の周りに揺動
可能に支持されている。具体的には、補助ランプ4は、
図8(A)に示すように、バルブ4aと、その後方に配
設されたリフレクタ4bと、から構成されており、バル
ブ4a及びリフレクタ4bが一体に回転軸5の周りに揺
動するようになっている。そして、補助ランプ4は、例
えば自動車のステアリング角度に応じて、回転軸5の周
りに回動されることにより、ステアリング角度による自
動車の進行方向に向けて、光を照射するようになってい
る。
【0006】このような構成のヘッドランプ装置1によ
れば、走行時にはすれ違いビーム用のランプ2が点灯す
ることにより、全体として前方に向かって水平線よりや
や下方に光を照射することにより、対向車に対する眩し
さを回避するように、すれ違いビームを照射するように
なっている。
【0007】また、補助ランプ4は、通常の走行時、即
ち自動車が直進しているときには、図8(A)に示すよ
うに、ほぼ前方に向かってスイブル角度θswが0度で
光を照射しているが、自動車のコーナー走行時または右
左折時には、自動車のステアリング角度に応じて、回転
軸5の周りに回動されることにより、例えば右折の場合
には、図8(B)に示すように、光の照射方向が横方向
に移動することにより、ステアリング角度θstによる
自動車の進行方向に向けて、光を照射するようになって
いる。ここで、上記スイブル角度θswは、例えば最大
値が25乃至40度程度に設定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成のヘッドランプ装置1において、例えば図9に示す
ように、右コーナーを通過する際に、コーナーの入口部
Aにて、自動車の前方に位置する道路の右コーナーは、
右に向かってカーブしている。この状態においては、運
転者がステアリングを右に操作を開始していても、補助
ランプ4の駆動制御回路のレスポンス特性によっては、
補助ランプ4の揺動がステアリング角度の変化に追い付
かないことがあり、図9にて符号L1で示すように、補
助ランプ4による光照射方向が真っ直前方に向かってお
り、自動車の進行方向に光を照射できないことがある。
【0009】また、コーナーの出口部Bにて、自動車の
前方に位置する道路は、真っ直に延びている。この状態
においては、運転者がステアリングを中心位置に戻そう
としていても、補助ランプ4の駆動制御回路のレスポン
ス特性によっては、補助ランプ4の揺動がステアリング
角度の変化に追い付かないことがあり、図9にて符号L
2で示すように、補助ランプ4による光照射方向が右に
向かっており、自動車の進行方向に光を照射できないこ
とがある。
【0010】このようにして、補助ランプ4の揺動がス
テアリング角度の変化に追い付かない場合、補助ランプ
4により自動車が進行している道路に沿って光を照射す
ることができなくなってしまう。
【0011】本発明は、以上の点から、簡単な構成によ
り、自動車が進行しようとする道路に沿って光を照射し
得るようにした、照射方向可変ヘッドランプ装置を提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の第
一の態様によれば、自動車の前部の左右両端に備えられ
ており、実質的に自動車の前方に向かって光を照射する
ランプと、上記ランプを回転軸の周りに揺動させて、光
照射方向を水平方向に移動させる駆動制御手段と、ラン
プに電力を供給する点灯装置と、ステアリング角度を検
出する検出手段と、を備えており、上記駆動制御手段
が、検出手段により検出されたステアリング角度に基づ
いて、ランプを揺動させる、照射方向可変ヘッドランプ
装置において、上記駆動制御手段が、ステアリング角度
が大きく変動するとき、ステアリング角度の変化を先読
みして、ランプを揺動させることを特徴とする、照射方
向可変ヘッドランプ装置により、達成される。
【0013】この第一の態様では、駆動制御手段が、検
出手段により検出されたステアリング角度に基づいて、
ランプを揺動させると共に、ステアリング角度が大きく
変動する場合には、ステアリング角度を先読みして、そ
のときのステアリング角度によらずに、ランプを揺動さ
せる。これにより、コーナー入口部では、運転者がステ
アリングをコーナーに合わせて操作すると、このステア
リング角度の変化に基づいて、駆動制御手段が、ランプ
を左方または右方に大きく揺動させて、コーナーに沿っ
て光を照射するようになる。また、コーナー出口部で
は、運転者がステアリングをコーナーに合わせて戻す
と、このステアリング角度の変化に基づいて、駆動制御
手段が、ランプを正面に向かって揺動させて、前方に向
かって光を照射するようになる。従って、コーナーを通
過する際に、ランプからの光の照射方向が道路からずれ
るようなことがなく、道路に沿って光が照射されること
になる。
【0014】本発明の第二の態様による照射方向可変ヘ
ッドランプ装置は、前記第一の態様による照射方向可変
ヘッドランプ装置において、上記駆動制御手段が、ステ
アリング角度が、直前の所定時間における最大値より所
定角度範囲以上に小さくなったとき、ステアリング角度
に基づかずに、ランプを所定のスイブル角度まで戻す。
この第二の態様では、ステアリング角度が、直前の所定
時間における最大値より所定角度範囲以上に小さくなっ
たとき、駆動制御手段が、自動車がコーナー出口部に差
し掛かったものと判断して、ランプを所定のスイブル角
度に戻すことにより、自動車の進行方向に沿ってランプ
から光を照射することができる。
【0015】本発明の第三の態様による照射方向可変ヘ
ッドランプ装置は、前記第二の態様による照射方向可変
ヘッドランプ装置において、上記所定のスイブル角度が
0度である。この第三の態様では、ステアリング角度
が、直前の所定時間における最大値より所定角度範囲以
上に小さくなったとき、駆動制御手段が、自動車がコー
ナー出口部に差し掛かったものと判断して、ランプをス
イブル角度0度に戻すことにより、自動車の正面方向に
向かって真っ直にランプから光を照射することができ
る。
【0016】本発明の第四の態様による照射方向可変ヘ
ッドランプ装置は、前記第二の態様による照射方向可変
ヘッドランプ装置において、上記所定のスイブル角度
が、ステアリング角度の最大値に対応する最大スイブル
角度に対して、所定割合の角度である。この第四の態様
では、ステアリング角度が、直前の所定時間における最
大値より所定角度範囲以上に小さくなったとき、駆動制
御手段が、自動車がコーナー出口部に差し掛かったもの
と判断して、ランプを最大角度と0度の間の所定割合の
スイブル角度に戻すことにより、自動車の正面方向に一
側にずれた斜め方向に光を照射することができる。これ
により、ランプからの光が、スイブル角度の最大角と0
度との間の中間方向に照射されることにより、コーナー
に沿った方向にも光を照射することができると共に、ラ
ンプをステアリング角度に対応したスイブル角度または
スイブル角度0度に揺動させる際に、何れの場合もより
迅速にランプを揺動させることができる。
【0017】本発明の第五の態様による照射方向可変ヘ
ッドランプ装置は、前記第二から第四の何れかの態様に
よる照射方向可変ヘッドランプ装置において、上記駆動
制御手段が、ランプが所定のスイブル角度までの揺動開
始時から所定時間経過後に、ステアリング角度が所定角
度を下回らないとき、ランプをステアリング角度に基づ
いて揺動させる。この第五の態様では、駆動制御手段
が、ステアリング角度の先読みによって、ランプを所定
のスイブル角度に揺動開始して所定時間が経過した後、
ステアリング角度が所定角度を下回らないときには、駆
動制御手段は、自動車がまだコーナー走行中であると判
断して、ランプをそのときのステアリング角度に基づい
て揺動させる。これにより、ステアリング角度の先読み
によりランプを所定のスイブル角度まで戻したにも関わ
らず、自動車がまだコーナーを走行中である場合には、
所定時間後に、駆動制御手段がランプをステアリング角
度に基づいて揺動させることにより、コーナーに沿って
ランプから光を照射することができる。
【0018】本発明の第六の態様による照射方向可変ヘ
ッドランプ装置は、前記第二から第四の何れかの態様に
よる照射方向可変ヘッドランプ装置において、上記駆動
制御手段が、ランプが所定のスイブル角度までの揺動開
始時から所定時間経過後に、ステアリング角度が所定角
度以下に戻ったとき、ランプのスイブル角度を0度まで
揺動させる。この第六の態様では、駆動制御手段が、ス
テアリング角度の先読みによって、ランプを所定のスイ
ブル角度に揺動開始して所定時間が経過した後、ステア
リング角度が所定角度以下に戻った場合には、駆動制御
手段は、自動車がコーナー出口部を走行中であると判断
して、ランプをスイブル角度0度に揺動させる。これに
より、ステアリング角度の先読みによりランプを所定の
スイブル角度まで戻した後、自動車がコーナー出口部を
走行中である場合には、所定時間後に、駆動制御手段が
ランプをスイブル角度0度に揺動させることにより、コ
ーナー出口付近から直線の道路に沿ってランプから光を
照射することができる。
【0019】本発明の第七の態様による照射方向可変ヘ
ッドランプ装置は、前記第一の態様による照射方向可変
ヘッドランプ装置において、上記駆動制御手段が、ステ
アリング角度が、所定の角速度以上で所定角度以上増大
したとき、ステアリング角度に基づかずに、ランプを最
大スイブル角度まで揺動させる。この第七の態様では、
ステアリング角度が、所定の角速度以上で所定角度以上
増大した場合には、駆動制御手段が、自動車がコーナー
入口部に差し掛かったものと判断して、ランプを所定の
最大スイブル角度まで揺動させることにより、自動車の
進行方向に沿ってランプから光を照射することができ
る。
【0020】本発明の第八の態様による照射方向可変ヘ
ッドランプ装置は、前記第七の態様による照射方向可変
ヘッドランプ装置において、上記駆動制御手段が、ラン
プが最大スイブル角度までの揺動開始時から所定時間経
過後に、ステアリング角度が所定角度以上にならないと
き、ランプをステアリング角度に基づいて揺動させる。
この第八の態様では、駆動制御手段が、ステアリング角
度の先読みによって、ランプを最大スイブル角度に揺動
開始して所定時間が経過した後、ステアリング角度が所
定角度以上にならない場合には、駆動制御手段は、自動
車が直進走行をしようとしていると判断して、ランプを
そのときのステアリング角度に基づいて揺動させる。こ
れにより、ステアリング角度の先読みによりランプを最
大スイブル角度まで揺動させたにも関わらず、自動車が
直進走行中である場合には、所定時間後に、駆動制御手
段がランプをステアリング角度に基づいて揺動させるこ
とにより、自動車の進行方向に沿ってランプから光を照
射することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図6を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0022】図1は、本発明による照射方向可変ヘッド
ランプ装置の一実施形態の構成を示している。図1にお
いて、照射方向可変ヘッドランプ装置10は、自動車の
前部の両側にそれぞれ配設されており、それぞれ二つの
互いに並んで設けられたランプ、即ちすれ違いビーム用
のランプ(図示せず)及び補助ランプ11L,11Rを
備えている。ここで、上記すれ違いビーム用のランプ
は、所謂すれ違いビームを照射するものであり、それぞ
れハウジング12L,12R内に収容されていると共
に、点灯装置(図示せず)により電力が供給されること
により、前方に対してやや下方に向かって光を照射する
ようになっている。
【0023】上記補助ランプ11L,11Rは、所謂ス
イブルランプであって、それぞれハウジング12L,1
2R内にて、ほぼ垂直に延びる回転軸13L,13Rの
周りに揺動可能に支持されていると共に、点灯装置14
により電力が供給されることにより、点灯するようにな
っている。具体的には、補助ランプ11L,11Rは、
それぞれ図2に示すように、バルブ11aと、その後方
に配設されたリフレクタ11bと、から構成されてお
り、バルブ11a及びリフレクタ11bが一体に回転軸
13L,13Rの周りに揺動するようになっている。上
記各回転軸13L,13Rは、それぞれ駆動手段として
のモータ15L,15Rにより回転駆動される。
【0024】ここで、各モータ15L,15Rは、駆動
制御手段としての制御回路16により駆動制御されるよ
うになっている。さらに、駆動制御回路16は、自動車
のステアリング角度θstを検出するためのステアリン
グ角度検出手段17からステアリング角度を示す信号が
入力されるようになっている。
【0025】これにより、補助ランプ11L,11R
は、図2に示すように、それぞれ例えば自動車のステア
リング角度θstに応じて、回転軸12L,12Rの周
りに回動されることにより、バルブ11aの光軸が前方
からスイブル角度θswだけ水平方向に移動して、ステ
アリング角度θstによる自動車の進行方向に向けて、
光を照射するようになっている。尚、上記ステアリング
角度θst及びスイブル角度θswは、共に正面前方を
0度として、右方に−,左方に+となるように設定され
る。
【0026】以上の構成は、従来の照射方向可変ヘッド
ランプ装置1と同様の構成であるが、本発明実施形態に
おける照射方向可変ヘッドランプ装置10においては、
以下の点で異なる構成になっている。即ち、上記駆動制
御手段としての制御回路16は、図3に示すように、ス
イブル角度演算部16aと、スイブル量演算部16b
と、出力回路16cと、から構成されている。
【0027】上記スイブル角度演算部16aは、ステア
リング角度検出手段17により検出されたステアリング
角度θstに基づいて、目標とすべきスイブル角度θs
wを演算するように構成されている。
【0028】ここで、スイブル角度演算部16aは、前
記ステアリング角度検出手段17により検出されたステ
アリング角度θstをモニタして、そのステアリング角
度θstが大きく変化したとき、ステアリング角度θs
tによらずに、ステアリング角度を先読みして、スイブ
ル角度θswの目標値を設定する。
【0029】即ち、スイブル角度演算部16aは、ステ
アリング角度θstが直前の所定期間における最大値よ
りも所定角度範囲以上、例えば45度以上小さくなった
とき、そのときのステアリング角度θstに基づかず
に、スイブル角度θswを0度に設定する。そして、ス
イブル角度θswを0度に設定した後、所定時間T1、
例えば約2秒程度経過した後、スイブル角度演算部16
aは、ステアリング角度θstが所定角度、例えば70
度を下回らないとき、再びそのときのステアリング角度
θstに基づいて、スイブル角度θswを演算する。
【0030】また、スイブル角度演算部16aは、ステ
アリング角度θstが所定の角速度以上で、かつ所定角
度例えば60度以上増大したとき、そのときのステアリ
ング角度θstに基づかずに、スイブル角度θswを最
大角度に設定する。そして、スイブル角度θswを最大
角度に設定した後、第二の所定時間T2、例えば約2秒
程度経過した後、スイブル角度演算部16aは、ステア
リング角度θstが所定角度、例えば100度以上にな
らないとき、再びそのときのステアリング角度θstに
基づいて、スイブル角度θswを演算する。
【0031】上記スイブル量演算部16bは、スイブル
角度演算部16aにより逐次演算されるスイブル角度θ
swの目標値と、回転軸15L,15Rの回転量に基づ
いてロータリエンコーダ等により検出されるスイブル角
度θswの現在値とから、その差即ちスイブル量を演算
する。
【0032】上記出力回路16cは、スイブル量演算部
16bにより演算されたスイブル量に従って、モータ1
5L及び15Rをそれぞれ駆動制御することにより、回
転軸13L,13Rを回転させて、補助ランプ11L,
11Rをそれぞれ揺動させる。
【0033】上記ステアリング角度検出装置17は、例
えば舵角センサにより構成されており、ステアリング角
度θstを検出する。
【0034】本発明実施形態による照射方向可変ヘッド
ランプ装置10は、以上のように構成されており、直進
走行時には双方のランプ、即ち図示しないすれ違いビー
ム用のランプ及び補助ランプ11L,11Rが点灯する
ことにより、全体として水平線よりやや下方に向かって
光を照射することにより、対向車に対する眩しさを回避
するように、すれ違いビームを照射するようになってい
る。
【0035】さらに、補助ランプ11L,11Rは、自
動車が直進しているときには、スイブル角度θswが0
度で、水平線の下側にて前方やや左寄りに向かって光を
照射している。ここで、自動車のコーナー走行時や右左
折時には、自動車のステアリング角度θstが変化する
ことにより、このステアリング角度θstがステアリン
グ角度検出手段17により検出され、その検出信号が制
御回路16に送出される。これにより、制御回路16
は、この検出信号に対応して、スイブル角度演算部16
aがスイブル角度θswの目標値を演算し、スイブル量
演算部16bによりスイブル角度θswの目標値と現在
値との差を演算して、出力回路16cによりモータ15
L,15Rを駆動制御する。これにより、回転軸13
L,13Rが回転駆動され、補助ランプ11L,11R
が回転軸13L,13Rの周りに揺動される。
【0036】ここで、自動車がコーナーを抜ける際、制
御回路16のスイブル角度演算部16aは、図4のフロ
ーチャートに示すように動作する。即ち、図4のフロー
チャートにて、スイブル角度演算部16aは、ステアリ
ング角度検出装置17の検出信号に基づいて、ステアリ
ング角度θstを演算し、ステップST1にて、このス
テアリング角度θstが不感帯内、即ち前以て記憶して
いるステアリング角度θstの最大値より大きいときに
は、ステップST2にて、この最大舵角となるステアリ
ング角度θstがリセットされるのみで、目標とすべき
スイブル角度θswの目標値は演算されない。
【0037】また、ステップST1にて、ステアリング
角度θstが不感帯内にない場合、即ちステアリング角
度θstが前以て記憶したステアリング角度θstの最
大値より小さいとき、ステアリング角度θstと最大値
との差が45度を超えている場合には、ステアリング角
度θstが大きく変動していると判断して、スイブル角
度演算部16aは、ステップST4にて、スイブル角度
θswの目標値を0度に設定する。これにより、スイブ
ル量演算部16bが、このスイブル角度θswの目標値
(0度)と現在値の差であるスイブル量を演算して、出
力回路16cがこのスイブル量に基づいて、モータ15
L,15Rを駆動制御する。従って、補助ランプ11
L,11Rは、正面を向くように揺動される。
【0038】そして、ステップST5にて、スイブル角
度θswの目標値を0度に設定してから所定時間T1、
例えば約2秒程度経過した後、ステップST6にて、ス
テアリング角度θstが所定角度、例えば70度を下回
らないときには、スイブル角度演算部16aは、自動車
がコーナー走行中であると判断して、ステップST7に
て、そのときのステアリング角度θstに基づいて、目
標とすべきスイブル角度θswの目標値を演算する。こ
れにより、スイブル量演算部16bが、このスイブル角
度θswの目標値と現在値の差であるスイブル量を演算
して、出力回路16cがこのスイブル量に基づいて、モ
ータ15L,15Rを駆動制御する。従って、補助ラン
プ11L,11Rは、コーナーに沿って向くように揺動
される(図5及び図6の符号A参照)。
【0039】これに対して、ステップST6にて、ステ
アリング角度θstが所定角度、例えば70度を下回っ
たときには、スイブル角度演算部16aは、自動車がコ
ーナー出口を走行中であると判断して、そのままスイブ
ル角度θswを0度に設定する。これにより、スイブル
量演算部16bが、このスイブル角度θswの目標値と
現在値の差であるスイブル量を演算して、出力回路16
cがこのスイブル量に基づいて、モータ15L,15R
を駆動制御する。従って、補助ランプ11L,11R
は、正面を向いたままである(図5及び図6の符号B参
照)。
【0040】尚、ステップST4にて、スイブル角度演
算部16aは、スイブル角度θswを0度ではなく、最
大スイブル角度と0度との間で所定割合の角度、例えば
半分の角度に設定するようにしてもよい。この場合、ス
テップST6にて、所定時間T1の経過後に、ステアリ
ング角度θstが所定角度、例えば70度を下回るとき
には、スイブル角度演算部16aは、自動車がコーナー
出口を走行中であると判断して、スイブル角度θswを
0度に設定する。これにより、スイブル量演算部16b
が、このスイブル角度θswの目標値と現在値の差であ
るスイブル量を演算して、出力回路16cがこのスイブ
ル量に基づいて、モータ15L,15Rを駆動制御す
る。従って、補助ランプ11L,11Rは、正面を向く
ように揺動される。
【0041】また、自動車がコーナーに進入する場合に
は、制御回路16のスイブル角度演算部16aは、以下
のように動作する。即ち、スイブル角度演算部16a
は、ステアリング角度検出装置17の検出信号に基づい
て、ステアリング角度θstを演算し、このステアリン
グ角度θstが所定の角速度で所定角度以上に増大した
とき、自動車がコーナーに進入したと判断して、スイブ
ル角度θswの目標値を最大値に設定する。これによ
り、スイブル量演算部16bが、このスイブル角度θs
wの目標値と現在値の差であるスイブル量を演算して、
出力回路16cがこのスイブル量に基づいて、モータ1
5L,15Rを駆動制御する。従って、補助ランプ11
L,11Rは、ステアリングの操作方向にて最大のスイ
ブル角度θswとなるように揺動される。
【0042】そして、スイブル角度θswの目標値を最
大スイブル角度に設定してから第二の所定時間T2経過
した後、ステアリング角度θstが所定角度、例えば1
00度以上にならない場合には、スイブル角度演算部1
6aは、自動車が半径の小さいコーナー走行中ではない
と判断して、そのときのステアリング角度θstに基づ
いて、目標とすべきスイブル角度θswの目標値を演算
する。これにより、スイブル量演算部16bが、このス
イブル角度θswの目標値と現在値の差であるスイブル
量を演算して、出力回路16cがこのスイブル量に基づ
いて、モータ15L,15Rを駆動制御する。従って、
補助ランプ11L,11Rは、自動車の進行方向に沿っ
て向くように揺動される。
【0043】このようにして、自動車がコーナーを通過
する際に、運転者が自動車のステアリングを大きく操作
したとき、制御回路16のスイブル角度演算部16a
が、通常のスイブル制御ではなく、ステアリング角度の
変動を先読みして、スイブル角度θswの目標値を設定
することにより、コーナー入口部では、スイブル角度を
最大値に設定して、補助ランプ11L,11Rがコーナ
ーに沿って光を照射することになると共に、コーナー出
口部では、スイブル角度を0度に設定して、補助ランプ
11L,11Rが正面に向かって光を照射することにな
る。これにより、補助ランプ11L,11Rが自動車の
進行方向に向かって光を照射することになるので、道路
に沿って例えば左右の路肩歩行者や道路標識等の視認対
象物を照明することができ、より確実な安全運転を確保
することができる。
【0044】上述した実施形態においては、補助ランプ
11L,11Rは、バルブ11aとリフレクタ11bが
一体に構成され、一体に揺動される場合について説明し
たが、これに限らず、固定配置されたバルブに対して、
リフレクタのみが揺動される構成の補助ランプに対し
て、本発明を適用し得ることは明らかである。また、上
述した実施形態においては、ステアリング角度に対応し
て、補助ランプを揺動させるようになっているが、これ
に限らず、例えば前輪角に対応して、補助ランプを揺動
させるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、駆
動制御手段が、検出手段により検出されたステアリング
角度に基づいて、ランプを揺動させると共に、ステアリ
ング角度が大きく変動する場合には、ステアリング角度
を先読みして、そのときのステアリング角度によらず
に、ランプを揺動させる。これにより、コーナー入口部
では、運転者がステアリングをコーナーに合わせて操作
すると、このステアリング角度の変化に基づいて、駆動
制御手段が、ランプを左方または右方に大きく揺動させ
て、コーナーに沿って光を照射するようになる。また、
コーナー出口部では、運転者がステアリングをコーナー
に合わせて戻すと、このステアリング角度の変化に基づ
いて、駆動制御手段が、ランプを正面に向かって揺動さ
せて、前方に向かって光を照射するようになる。従っ
て、コーナーを通過する際に、ランプからの光の照射方
向が道路からずれるようなことがなく、道路に沿って光
が照射されることになる。
【0046】このようにして、本発明によれば、簡単な
構成により、自動車が進行しようとする道路に沿って光
を照射し得るようにした、極めて優れた照射方向可変ヘ
ッドランプ装置が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による照射方向可変ヘッドランプ装置の
一実施形態におけるブロック図である。
【図2】図1のヘッドランプ装置における補助ランプの
揺動を示す概略平面図である。
【図3】図1のヘッドランプ装置における制御回路の構
成を示すブロック図である。
【図4】図1のヘッドランプ装置における制御回路のス
イブル角度演算部の動作を示すフローチャートである。
【図5】図1のヘッドランプ装置による自動車のコーナ
ー通過時のステアリング角度とスイブル角度との関係を
示すタイムチャートである。
【図6】図1のヘッドランプ装置による自動車のコーナ
ー通過時の状態を示す概略平面図である。
【図7】従来の照射方向可変ヘッドランプ装置の一例の
構成を示す概略正面図である。
【図8】図7のヘッドランプ装置における補助ランプの
(A)非揺動状態及び(B)揺動状態を示す概略平面図
である。
【図9】図7のヘッドランプ装置による自動車のコーナ
ー通過時の状態を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 照射方向可変ヘッドランプ装置 11L,11R 補助ランプ(ランプ) 12L,12R ハウジング 13L,13R 回転軸 14 点灯装置 15L,15R モータ 16 制御回路(駆動制御手段) 16a スイブル角度演算部 16b スイブル量演算部 16c 出力回路 17 ステアリング角度検出手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の前部の左右両端に備えられてお
    り、実質的に自動車の前方に向かって光を照射するラン
    プと、上記ランプを回転軸の周りに揺動させて、光照射
    方向を水平方向に移動させる駆動制御手段と、ランプに
    電力を供給する点灯装置と、ステアリング角度を検出す
    る検出手段と、を備えており、 上記駆動制御手段が、検出手段により検出されたステア
    リング角度に基づいて、ランプを揺動させる、照射方向
    可変ヘッドランプ装置において、 上記駆動制御手段が、ステアリング角度が大きく変動す
    るとき、ステアリング角度の変化を先読みして、ランプ
    を揺動させることを特徴とする、照射方向可変ヘッドラ
    ンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動制御手段が、ステアリング角度
    が、直前の最大値より所定角度範囲以上に小さくなった
    とき、ステアリング角度に基づかずに、ランプを所定の
    スイブル角度まで戻すことを特徴とする、請求項1に記
    載の照射方向可変ヘッドランプ。
  3. 【請求項3】 上記所定のスイブル角度が0度であるこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の照射方向可変ヘッド
    ランプ。
  4. 【請求項4】 上記所定のスイブル角度が、ステアリン
    グ角度の最大値に対応する最大スイブル角度に対して、
    所定割合の角度であることを特徴とする、請求項2に記
    載の照射方向可変ヘッドランプ。
  5. 【請求項5】 上記駆動制御手段が、ランプが所定のス
    イブル角度までの揺動開始時から所定時間経過後に、ス
    テアリング角度が所定角度を下回らないとき、ランプを
    ステアリング角度に基づいて揺動させることを特徴とす
    る、請求項2から4の何れかに記載の照射方向可変ヘッ
    ドランプ装置。
  6. 【請求項6】 上記駆動制御手段が、ランプが所定のス
    イブル角度までの揺動開始時から所定時間経過後に、ス
    テアリング角度が所定角度以下に戻ったとき、ランプの
    スイブル角度を0度まで揺動させることを特徴とする、
    請求項2から4の何れかに記載の照射方向可変ヘッドラ
    ンプ装置。
  7. 【請求項7】 上記駆動制御手段が、ステアリング角度
    が、所定の角速度以上で所定角度以上増大したとき、ス
    テアリング角度に基づかずに、ランプを最大スイブル角
    度まで揺動させることを特徴とする、請求項1に記載の
    照射方向可変ヘッドランプ。
  8. 【請求項8】 上記駆動制御手段が、ランプが最大スイ
    ブル角度までの揺動開始時から所定時間経過後に、ステ
    アリング角度が所定角度以上にならないとき、ランプを
    ステアリング角度に基づいて揺動させることを特徴とす
    る、請求項7に記載の照射方向可変ヘッドランプ装置。
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