JP2002225257A - 液体噴射ヘッドおよび液体タンクの交換用扉を備えた液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッドおよび液体タンクの交換用扉を備えた液体噴射装置

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JP2002225257A
JP2002225257A JP2001028989A JP2001028989A JP2002225257A JP 2002225257 A JP2002225257 A JP 2002225257A JP 2001028989 A JP2001028989 A JP 2001028989A JP 2001028989 A JP2001028989 A JP 2001028989A JP 2002225257 A JP2002225257 A JP 2002225257A
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liquid
head
door
tank
replacement
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Kazuhiko Konuki
和彦 小貫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体噴射ヘッドや液体タンクの交換を操作し
易くかつ適切なタイミングで行うことができるように
し、液体の無駄な消費や液体漏れを防止し、操作性の良
い交換処理を行うことができる液体噴射装置を提供す
る。 【解決手段】 液体噴射ヘッド5をキャリッジ11に対
し着脱可能に搭載するとともに液体噴射ヘッド5にチュ
ーブ15を介して供給する液体が充填されている液体タ
ンク6をタンクホルダ14に対して着脱可能に装着し、
液体噴射ヘッド5の交換位置を液体タンク6の装着位置
に隣接して設定し、液体噴射ヘッド5と液体タンク6を
交換するための交換用扉8を筐体2に開閉可能に取り付
け、交換用扉8をロックする扉ロック機構20は、キャ
リッジ11がヘッド交換位置へ移動し、チューブ15を
介する液流路の遮断等の交換のための前処理が終了した
後に交換用扉8のロックを解除するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体噴射ヘッドか
ら液体を吐出して記録媒体に記録を行う液体噴射装置に
関し、特に、液体タンクや液体噴射ヘッドを交換する際
の操作性に優れた液体噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画
像記録装置は、画像情報に基づいて、紙やプラスチック
薄板等の記録媒体上に画像を形成するように構成されて
おり、これらの画像記録装置は、記録方式により、イン
クジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザー
ビーム式等に分類することができ、その中でも、インク
ジェット方式を採用した液体噴射装置は、液体噴射ヘッ
ド(記録ヘッド)からインク等の液体を記録媒体に吐出
させて記録を行うように構成され、高精細な画像を記録
することができ、ノンインパクト方式であるため騒音が
少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を
記録することが容易であるなどの利点を有している。
【0003】この液体噴射装置は、記録媒体に沿って走
査方向に移動するキャリッジ上に着脱自在に搭載した液
体噴射ヘッド(記録ヘッド)によって画像を記録し、1
行分の記録を終了した後に記録媒体の所定量の送り(副
走査方向)を行い、その後に再び停止した記録媒体に対
して、次の行の画像を記録するという動作を繰り返すこ
とにより、記録媒体全体に対して記録を行うように構成
されたものがある。
【0004】この種の液体噴射装置においては、キャリ
ッジ上に着脱自在に搭載される液体噴射ヘッド(記録ヘ
ッド)として、次のような3種類のものが実用化されて
いる。
【0005】 液体吐出部と液体タンクを一体にして
キャリッジ上に交換可能に搭載するカートリッジタイプ 液体吐出部と液体タンクはともにキャリッジ上に搭
載されているが、各々別々に交換可能なタイプ 液体吐出部はキャリッジ上に搭載されているが、液
体タンクはキャリッジとは別の場所に配置され、液体タ
ンク内の液体を配管(チューブ)を通して液体吐出部へ
供給する液体供給系を備えたタイプ
【0006】上記のおよびのタイプは、液体タンク
が液体吐出部(記録部)とともにキャリッジ上に搭載さ
れているので、構成が簡単であるが、液体タンクの大き
さ(重量)に制限が生じてしまう。特に、最近のフォト
画像に対応したプリンタでは、濃度を薄くしたインクを
追加し全部で6色にする場合が多く、なおさら1色あた
りのタンク容量が小さくなってしまう。
【0007】一方、のタイプにおいては、液体吐出部
(記録部)へ液体を供給するチューブを備えた液体供給
系が必要となり、構成が複雑になるが、液体タンクを液
体噴射装置本体に配置できるので、液体タンクの容量
(重量)を増やしても問題がなく、そのため、単位体積
当たりのインク等の液体単価が下がり、ランニングコス
トが下がるという利点がある。
【0008】しかしながら、このような従来のチューブ
を介する液体供給系を備えた液体噴射装置においては、
液体噴射ヘッドを脱着して交換するためのヘッド交換位
置は、液体タンクを配置し装着する位置(すなわち、タ
ンクの交換位置)と離れているので、両者の交換用の扉
はそれぞれ別々に設けるか、あるいは共通とするとして
も非常に大きな扉が必要であった。また、これらの交換
用の扉は、ロック機構を備えておらず、いつでも自由に
開閉できるものであった。
【0009】また、前述したの液体供給系を備えたタ
イプの場合、液体タンクや液体噴射ヘッドの交換時に、
装置本体側で一定の前処理が必要となる。すなわち、液
体タンク交換時の前処理としては、液体タンクと液体噴
射ヘッドとを繋ぐチューブの途中に液体の流れを遮断す
る弁を設け、液体タンクの交換に先だって前記弁を閉じ
る必要がある。また、液体噴射ヘッドを交換するための
前処理は、前記弁を閉じるとともに液体噴射ヘッド側の
チューブ内を大気に開放して負圧をなくした後に、液体
噴射ヘッドのキャッピングをする回復系の吸引ポンプで
チューブ内の液体を全て吸引する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うなチューブを介する液体供給系を備えた液体噴射装置
において、液体タンク交換用の扉と液体噴射ヘッド交換
用の扉をそれぞれ別々に配設すると、各々の交換用扉に
ヒンジや開閉検知センサ等の扉開閉機構を設けなくては
ならず、コストアップになるばかりでなく、交換時にど
ちらの扉を開けて良いのか分かりにくいという問題点が
あった。一方、液体タンクおよび液体噴射ヘッドの交換
用の扉を一つとすると、扉の大きさを大きくする必要が
あり、その開閉が大変になるばかりでなく、扉とヒンジ
の強度や、開放状態を維持する手段等が大掛かりとな
り、コストアップとなる。
【0011】その上、従来の交換用扉は、ロック機構を
備えておらず、自由に開閉できるために、液体噴射ヘッ
ドによる印字中や液体噴射ヘッドの回復系による吸引動
作中に、交換用扉が開放されて、液体タンクや液体噴射
ヘッドが外されることがあり、その際、印字の乱れや液
体漏れが発生してしまうという問題点があった。
【0012】そこで、本発明は、前述した従来技術の有
する未解決の課題に鑑みてなされたものであって、液体
タンクおよび液体噴射ヘッドの交換を操作し易くかつ適
切なタイミングで行うことができるようにし、インク等
の液体の無駄な消費や液体漏れを防止し、操作性の良い
交換処理を行うことができる液体噴射装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液体噴射装置は、液体を吐出する液体噴射
ヘッドを走査移動するキャリッジに対し着脱可能に搭載
するとともに、前記液体噴射ヘッドにチューブを介して
供給する液体が充填されている液体タンクを装置本体に
対して着脱可能に装着し、前記液体噴射ヘッドおよび前
記液体タンクを収容する筐体を備えた液体噴射装置にお
いて、前記液体噴射ヘッドの交換位置を前記液体タンク
の装着位置に隣接して設定し、前記液体噴射ヘッドおよ
び前記液体タンクを交換することができるように前記筐
体の一部を切り欠いた開口部と、該開口部に開閉可能に
取り付けられた一つの交換用扉と、該交換用扉をロック
する扉ロック機構とを備え、前記扉ロック機構は、前記
液体噴射ヘッドと前記液体タンクの少なくともいずれか
一方を交換するに際して、前記キャリッジがヘッド交換
位置へ移動し、交換のための前処理が終了した後に前記
交換用扉のロックを解除するように構成されていること
を特徴とする。
【0014】本発明の液体噴射装置においては、前記扉
ロック機構は前記交換用扉のロックを解除する電気的手
段を備えていることが好ましく、前記電気的手段は前記
キャリッジがヘッド交換位置へ移動した後に通電され、
前記交換用扉をロックしている部材を退避させるように
構成することが好ましく、さらに、前記電気的手段が電
磁ソレノイドを有していることが好ましい。
【0015】本発明の液体噴射装置においては、前記扉
ロック機構は、前記キャリッジが当接することにより作
動するリンク機構によって、前記交換用扉をロックする
部材を退避させて、前記交換用扉のロックを解除するこ
とが好ましく、前記リンク機構は前記キャリッジがヘッ
ド交換位置へ移動する際に前記キャリッジに当接するよ
うに構成されていることが好ましい。
【0016】
【作用】本発明の液体噴射装置によれば、液体噴射ヘッ
ドや液体タンクの交換を行うに際して、適切な前処理が
終了するまで交換用扉を開放することができないロック
状態とし、前処理が終了した後に、交換用扉のロックを
解除して交換用扉を開放できるようにすることで、操作
者が不用意に液体噴射ヘッドや液体タンクを脱着して交
換することを防止することができ、印字が乱れ不良画像
を印字したり、移動しているキャリッジに手が触れ怪我
をしたり、液体漏れにより機械を汚染させてしまったり
することを防止できる。また、無駄な液体を吸引して液
体消費量が増えてしまうこともなく、ランニングコスト
の低減を図ることができる。さらに、液体噴射ヘッドと
液体タンクの各交換位置を隣接させることで、小さい交
換用扉が一つですむので、操作性が向上し、コストダウ
ンも図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の液体噴射装置の外観を簡
略化して示す斜視図であり、図2は、本発明の液体噴射
装置における内部構造の一部を概略的に示す斜視図であ
る。図3は、本発明の液体噴射装置における液体噴射ヘ
ッドと液体タンクを連通する液体供給系に配設された弁
機構の作動を示す模式図であり、同(a)は通常の印字
作動中の弁機構の状態を示し、同(b)は液体タンクの
交換時の弁機構の状態を示し、同(c)は液体噴射ヘッ
ド交換時の弁機構の状態を示す。そして、図4は、本発
明の液体噴射装置における交換用扉をロックする扉ロッ
ク機構を示す概略図である。
【0019】図1に図示する液体噴射装置1において、
2は記録媒体Pを積載する給紙トレイ3および印刷した
後の記録媒体Pを積載する排紙トレイ4を備えた筐体で
あり、5は記録媒体Pに対してデータに基づいてインク
等の液体を吐出させて印刷する液体噴射ヘッド(以下、
単にヘッドともいう。)であり、6はヘッド5に供給す
る液体を貯留する液体タンク(以下、単にタンクともい
う。)であり、図1に破線で示すヘッド5およびタンク
6は筐体2内でそれぞれの交換位置に位置付けられた状
態を示す。筐体2には、ヘッド5やタンク6を交換する
ことができるように一部を切り欠いた開口部7が設けら
れ、この開口部7に対して一つの開閉可能な交換用扉8
が取り付けられている。図1において、交換用扉8が開
口部7を閉じた状態を実線で示し、交換用扉8を開いた
状態を二点鎖線8’で示す。なお、交換用扉8には後述
するように扉ロック機構20(図4参照)が付設されて
いる。また、9はヘッド5を交換するためのヘッド交換
用スイッチであり、10はタンク6を交換するためのタ
ンク交換用スイッチであり、それぞれヘッド5とタンク
6を交換するときに操作者が投入することによって、ヘ
ッド5またはタンク6を交換しうる状態にするものであ
る。
【0020】ヘッド5は、図2に図示するように、ガイ
ド主軸12および副軸13に沿って往復移動可能に案内
され、図示しない駆動手段により矢印a方向に走査移動
するキャリッジ11に着脱自在に搭載され、記録媒体P
に対して所定間隔をおいて対向する面に配列された複数
の液吐出口からインク等の液体を吐出する吐出ヘッド部
とタンク6から供給される液体を一時的に収容するサブ
タンク部とから構成され、図2に図示する例では、6色
の液体にそれぞれ対応するように6個のヘッドが別々に
構成されている。したがって、キャリッジ11の矢印a
方向の走査移動に同期してヘッド5を記録データに応じ
て作動させて液吐出口から液体を吐出させることにより
記録媒体Pに対して印刷する。なお、記録媒体Pは矢印
b方向に搬送される。
【0021】タンク6を保持するタンクホルダ14は、
液体噴射装置1の筐体2側に固定され、6色の液体をそ
れぞれ収容する6個のタンク6はタンクホルダ14に着
脱可能に装着される。15(15a、15b)は、各タ
ンク6内に収容されている各色の液体をそれぞれ対応す
る各ヘッド5に供給するためのチューブであり、各チュ
ーブ15の途中には液体の流れを遮断するとともにヘッ
ド側のチューブ15aを大気に開放する機能を備えた弁
機構16(詳細断面は図3に示す)が配設されている。
【0022】また、図2において、17はヘッド5の液
吐出不良(不吐出を含む)を解消するとともに正常な液
吐出を維持するための回復系であり、この回復系17
は、ヘッド5の液吐出口面を密閉(キャッピング)する
ためのキャップ(不図示)、該キャップの内部に接続さ
れた吸引ポンプ(不図示)およびヘッド5の液吐出表面
のクリーニングを行うワイパ(不図示)等を備えてお
り、ヘッド5をキャッピングした状態で吸引ポンプを作
動させて液吐出口に負圧を作用させることにより増粘液
や塵埃およびチューブ15内に溜まっている気泡等を除
去し、さらに、ワイパによりヘッド5の液吐出口面のク
リーニングを行うように構成されている。回復系17
は、記録媒体Pに対する印刷領域を外れた位置で、タン
クホルダ14に隣接した位置に配設されている。図1お
よび図2に図示する例では、回復系17に対応する位置
がヘッド5を交換するヘッド交換位置であり、交換用扉
8により開閉される筐体2の開口部7に対応して位置付
けられており、ヘッド5を回復系17に対応する位置に
移動させて位置付けることにより、ヘッド5をキャリッ
ジ11から脱着して交換することができる。
【0023】タンク6とヘッド5を連結する各チューブ
15の途中に配設された弁機構16は、図3の(a)〜
(c)に示すように、チューブ15のヘッド側チューブ
15aとタンク側チューブ15bにそれぞれ接続される
ヘッド側流路孔16aとタンク側流路孔16bおよび大
気に開口する大気側流路孔16cが形成された弁本体
と、流路切換弁16xと大気開放弁16yの2つの弁を
有し、流路切換弁16xは、ヘッド側流路孔16aをタ
ンク側流路孔16bと大気側流路孔16cのいずれかに
連通するように流路を切り換える弁であり、大気開放弁
16yは、弁体の内部(特に、ヘッド側流路孔16a)
を大気に開口するための弁である。これらの流路切換弁
16xと大気開放弁16yは、ヘッド交換用スイッチ9
あるいはタンク交換用スイッチ10の投入により、以下
のように制御され作動する電磁弁の構成とする。
【0024】図3の(a)は、通常の印字作動中の弁機
構の状態を示し、流路切換弁16xおよび大気開放弁1
6yは、図示する位置に位置付けられ、流路切換弁16
xはヘッド側流路孔16aとタンク側流路孔16bを連
通させ、液体はタンク6からヘッド5に供給される。
【0025】図3の(b)は、タンクの交換時の弁機構
の状態を示し、タンク交換用スイッチ10の投入に応答
して、流路切換弁16xが回動される。すなわち、流路
切換弁16xは、タンク側流路孔16bを閉じるように
回動されて、ヘッド5とタンク6の間の流路が遮断され
る。また、大気開放弁16yは閉じており、チューブ1
5内には負圧が発生している。この状態で、タンク6を
タンクホルダ14から外して、タンク側チューブ15b
がタンク6との接続部分で大気に開放されても、タンク
側チューブ15b内の液体が流れ出すことはなく、タン
ク6を脱着して交換することが可能となる。
【0026】図3の(c)は、ヘッドの交換時の弁機構
の状態を示し、ヘッド交換用スイッチ9の投入に応答し
て、流路切換弁16xは、タンク側流路孔16bを閉じ
るように回動されてヘッド5とタンク6の間の流路を遮
断するとともに、大気開放弁16yが開放され、ヘッド
側流路孔16aは大気に開放される。これにより、ヘッ
ド側チューブ15a内に負圧は発生していない。なお、
ヘッド5の交換時に際して、ヘッド交換用スイッチ9が
投入されると、キャリッジ11を回復系17に対応する
位置であるヘッド交換位置へ移動させて、回復系17に
よりヘッド5をキャッピングする動作が行われ、同時に
弁機構16が前述したように制御される。このように回
復系17によりヘッド5をキャッピングし、ヘッド5と
タンク6の間の流路を遮断するとともにヘッド側チュー
ブ15aを大気に開放した状態で、回復系17の吸引ポ
ンプを作動させることにより、ヘッド5やヘッド側チュ
ーブ15a内の液体が吸引される。このようにして、ヘ
ッド5やヘッド側チューブ15aの内部は液体が吸引さ
れて空になり、液体の漏れを発生させることなくヘッド
5をキャリッジ11から脱着し交換することができる。
【0027】次に、ヘッドやタンクを交換するための交
換用扉をロックする扉ロック機構について図4を用いて
説明する。
【0028】図4において、交換用扉8は、ヘッド5お
よびタンク6を交換することができるように筐体2の一
部を切り欠いた開口部7を閉鎖するために筐体2の一部
にヒンジ8aを中心にして回動しうるように取り付けら
れており、他端部には引掛け部8bが設けられている。
そして、開閉可能な交換用扉8をロックする扉ロック機
構20は、装置本体に回動可能に軸支されたL字状のロ
ック部材21と、ロック部材21を作動させる電気的手
段22とで構成されており、L字状のロック部材21
は、装置本体に軸支された支点21bの回りを回動しう
るように配置されており、先端部には交換用扉8の引掛
け部8bに係合して交換用扉8の開閉回動を規制するフ
ック部21aが設けられ、他端部21cはソレノイド・
モータ等の電気的手段22に連結されている。電気的手
段22は、ヘッド交換用スイッチ9あるいはタンク交換
用スイッチ10の投入により制御されて作動するように
構成されており、電気信号が印加されると、ロック部材
21の他端部21cを図4において下方に移動させる。
なお、本実施例では電気的手段22として電磁ソレノイ
ドを例にして説明する。
【0029】以上のように構成される扉ロック機構20
により、交換用扉8は、通常は、図4に実線で示すよう
に、ロック部材21のフック部21aが交換用扉8の引
掛け部8bに係合して、ロックされており、開くことが
できないようになっている。また、電磁ソレノイド22
に通電されると、電磁ソレノイド22はロック部材21
の他端部21cを図4において下方に移動させる。これ
により、ロック部材21は支点21bを中心に反時計方
向に回動し、フック部21aは交換用扉8の引掛け部8
bから離脱する。かくして、交換用扉8はロック(開閉
回動の規制)が解かれ、開放可能な状態となる。なお、
図4において、交換用扉8の開放状態を二点鎖線8’で
示し、ヘッド5は、回復系17に対応する位置すなわち
ヘッド5を交換することができるヘッド交換位置にあ
る。
【0030】次に、以上のように構成される液体噴射装
置において、タンクを交換する際の作動について説明す
る。タンク6を交換する際には、先ず、タンク交換用ス
イッチ10を投入する。この時点では、交換用扉8は、
図4に実線で示すように、扉ロック機構20のロック部
材21によりロックされているので、交換用扉8を開け
ることができない状態にある。タンク交換用スイッチ1
0が投入されると、その信号に基づいて、ヘッド5を搭
載するキャリッジ11の駆動手段(不図示)、弁機構1
6および扉ロック機構20がそれぞれ制御される。キャ
リッジ11はその駆動手段により所定の回復系17に対
応する位置すなわちヘッド交換位置に移動される。そし
て、弁機構16においては、流路切換弁16xと大気開
放弁16yは、図3の(b)に示す状態となるように駆
動され、また、扉ロック機構20においては、電磁ソレ
ノイド22に通電される。
【0031】弁機構16は、図3の(b)に示す状態と
なることによって、流路切換弁16xの回動によりヘッ
ド5とタンク6の間の流路を遮断するとともに、大気開
放弁16yは閉じており、タンク側チューブ15b内に
は負圧が発生している。この状態で、タンク6をタンク
ホルダ14(図2参照)から外して、タンク側チューブ
15bがタンク6との接続部分で大気に開放されても、
タンク側チューブ15b内の液体が流れ出すことはな
く、タンク6をタンクホルダ14から脱着して交換する
ことが可能な状態になる。
【0032】その後に、扉ロック機構20において、電
磁ソレノイド22に通電され、電磁ソレノイド22に連
結されているロック部材21の端部21cを下方に引き
下げ、図4において、ロック部材21を支点21bを中
心にして反時計方向に回動させる。これにより、ロック
部材21のフック部21aは交換用扉8の引掛け部8b
から離脱し、交換用扉8はロック部材21によるロック
が解かれ、ヒンジ8aを中心にして回動可能となる。す
なわち、図4において二点鎖線8’で示すように開放可
能な状態となる。
【0033】したがって、交換用扉8を二点鎖線8’で
示す位置に開くことにより、筐体2の開口部7におい
て、タンク6を液体漏れ等を発生させることなく脱着し
て交換することができる。このように、扉ロック機構2
0による交換用扉8のロックを解除する前に、液体供給
系の弁機構16を作動させることにより液体の漏れが生
じないようにすることができる。なお、このとき、操作
者が誤ってヘッド5を脱着すことがないように、タンク
交換を促すランプや表示を付設するもでき、さらに、ヘ
ッド5は、交換することができないように交換用扉8で
開放される開口部7の領域以外の場所に移動させておく
ことが望ましく、タンク交換用スイッチ10の投入に応
答して、ヘッド5をヘッド交換位置へ一旦移動させた後
にさらに交換用扉8で開放される開口部7の領域以外の
場所に移動させるように構成することもできる。
【0034】次に、ヘッドを交換する際の作動について
説明する。ヘッド5を交換する際には、先ず、ヘッド交
換用スイッチ9を投入する。この時点では、交換用扉8
は、図4に実線で示すように、ロック機構20によって
ロックされているので、交換用扉8を開けることができ
ない状態にある。ヘッド交換用スイッチ9が投入される
と、その信号に基づいて、ヘッド5を搭載するキャリッ
ジ11の駆動手段(不図示)、回復系17、弁機構16
および扉ロック機構20がそれぞれ制御される。先ず、
ヘッド5は、キャリッジ11の駆動手段により、回復系
17に対応する位置であるヘッド交換位置に移動され
(図2および図4参照)、回復系17によってヘッド5
の液吐出口部分がキャッピングされる。一方、弁機構1
6においては、流路切換弁16xと大気開放弁16y
は、図3の(c)に示す状態となるように駆動される。
すなわち、流路切換弁16xの回動によりヘッド5とタ
ンク6の間の流路が遮断されるとともに、大気開放弁1
6yは開放され、ヘッド側流路孔16cが大気に開放さ
れる。そして、回復系17によりヘッド5をキャッピン
グした状態で回復系17内の吸引ポンプを作動させるこ
とによって、ヘッド5およびヘッド側チューブ15a内
の液体が吸引され、ヘッド5およびヘッド側チューブ1
5aの内部は液体が空になる。したがって、この状態で
ヘッド5を取り外しても、ヘッド5とヘッド側チューブ
15aとの接続部分から液体の漏れは発生しない状態と
なる。
【0035】その後に、扉ロック機構20において、電
磁ソレノイド22に通電され、前述のタンク交換時と同
様に、ロック部材21の端部21cが下方に引き下げ、
ロック部材21を支点21bを中心にして反時計方向に
回動させ、ロック部材21のフック部21aは交換用扉
8の引掛け部8bから離脱する。これにより、交換用扉
8はロック部材21によるロックが解かれ、ヒンジ8a
を中心にして二点鎖線8’で示すように開放可能な状態
となる。
【0036】そして、交換用扉8を二点鎖線8’で示す
位置に開くことにより、筐体2の開口部7において、ヘ
ッド5を液体漏れ等を発生させることなく脱着して交換
することができる。この場合においても、操作者が誤っ
てタンク6を脱着することがないように、ヘッド交換を
促すランプや表示を付設しておくことが好ましい。
【0037】次に、本発明の液体噴射装置の他の実施例
における扉ロック機構について、図5の(a)および
(b)を用いて説明する。
【0038】図5は、本発明の液体噴射装置の他の実施
例における扉ロック機構を示す断面概略図であり、同
(a)はヘッドが回復系上に位置付けられ、交換用扉は
ロックされている状態を示し、同(b)はヘッドが回復
系の位置からヘッド交換位置へ移動して交換用扉はロッ
クが解除され開放可能な状態を示す。
【0039】本実施例は、ヘッド交換位置を回復系に対
応する位置とは異なる別の位置に設定し、キャリッジの
回復系に対応する位置からヘッド交換位置への移動によ
って扉ロック機構による交換用扉のロックを解除するよ
うにした点で、前述した実施例と相違しているが、前述
した実施例と同様の部材には同一符号を付して説明す
る。
【0040】本実施例における扉ロック機構30は、図
5の(a)および(b)に図示するように、ロック部材
31、アクチュエータ32およびロック解除ボタン33
から構成されており、交換用扉8は、前述した実施例と
同様に、ヘッド5およびタンク6を交換することができ
るように筐体2の一部を切り欠いた開口部7を閉鎖する
ために筐体2の一部にヒンジ8aを中心にして回動しう
るように取り付けられており、他端部には引掛け部8b
が設けられている。
【0041】扉ロック機構30のロック部材31は、筐
体2に軸支された支点31bの回りを回動しうるように
配置されており、先端部には交換用扉8の引掛け部8b
に係合して交換用扉8の開閉回動を規制するフック部3
1aが設けられ、他端部31cはアクチュエータ32の
右端部32aに係合する。アクチュエータ32は、筐体
2に軸支されて支点32bの回りを回動しうるように配
置され、その右端部32aは前述したようにロック部材
31の他端部31cに係合しうるように配置され、左端
部32cは、ヘッド5を搭載するキャリッジ11の移動
経路に突出するように配置されている。また、ロック部
材31を回動させるためのロック解除ボタン33は、そ
の先端がロック部材31の支点31bとフック部31a
との間の部位に当接するように筐体2に設けられてお
り、ロック解除ボタン33を押すことによりロック部材
31を支点31bを中心に反時計方向へ回動させること
ができるように構成されている。しかしながら、ロック
部材31は、通常は、他端部31cがアクチュエータ3
2の右端部32aに係合しているために、回動が規制さ
れているために、ロック解除ボタン33を押しても、ロ
ック部材31は回動することができず、交換用扉8を開
くことはできない状態となっている。
【0042】アクチュエータ32は、キャリッジ11が
回復系17に対応する位置からさらに図5の右方向に移
動して、キャリッジ11の一部がアクチュエータ32の
左端部32cに当接することにより、左端部32cが押
圧されると、支点32bを中心に時計方向に回動するよ
うになる。したがって、ヘッド5が印字作動中や回復系
17上に位置して回復動作中においては、キャリッジ1
1がアクチュエータ32の左端部32cに当接しないの
で、交換用扉8はロック状態にあり、開放することがで
きず、また、このときに、ロック解除ボタン33を押し
ても、ロック部材31の回動が規制されているために交
換用扉8を開くことはできない。
【0043】以上のように構成される扉ロック機構30
を備えた液体噴射装置において、記録ヘッド5の交換に
際しては、操作者はヘッド交換用スイッチ9(図1)を
投入する。この時点では、交換用扉8は図5の(a)に
示すように扉ロック機構30によりロックされているの
で、交換用扉8を開けることができない状態にある。ヘ
ッド交換用スイッチ9が投入されると、その信号に基づ
いて、キャリッジ11の駆動手段(不図示)、回復系1
7、弁機構16がそれぞれ制御される。先ず、ヘッド5
は、キャリッジ11の駆動手段により、回復系17に対
応する位置に移動され(図5の(a)参照)、回復系1
7によりヘッド5の液吐出口部分がキャッピングされ
る。一方、弁機構16の流路切換弁16xと大気開放弁
16yは、図3の(c)に示す状態となるように駆動さ
れる。すなわち、流路切換弁16xの回動によりヘッド
5とタンク6の間の流路が遮断されるとともに、大気開
放弁16yは開放され、ヘッド側流路孔16cが大気に
開放される。そして、回復系17によりヘッド5をキャ
ッピングした状態で回復系17内の吸引ポンプを作動さ
せることによって、ヘッド5やヘッド側チューブ15a
内の液体が吸引され、ヘッド5やヘッド側チューブ15
a内は液体が空になる。これによって、ヘッド5をキャ
リッジ11から取り外しても、記録液の漏れは発生しな
い状態となる。その後に、キャリッジ11は、回復系1
7に対応する位置からさらに右方向に移動され、ヘッド
交換位置(図5の(b)に示すヘッド5の位置)で停止
する。このキャリッジ11の移動により、アクチュエー
タ32の左端部32cが押され、図5の(b)に示すよ
うに、アクチュエータ32は支点32bを中心にして時
計方向へ回動する。これに伴い、アクチュエータ32の
右端部32aは下方向に移動し、ロック部材31の下端
部31cから外れる。この状態で、ロック解除ボタン3
3を押すと、ロック部材31は、その下端部31がアク
チュエータ32の右端部32aでの規制が解除されてい
るので、支点31bを中心にして反時計方向に回動し、
フック部31aが交換用扉8の引掛け部8bから外れ、
交換用扉8は開放可能な状態となる。したがって、交換
用扉8を図5の(b)に示すように開き、ヘッド交換位
置に移動しているヘッド5を液体漏れ等を発生させるこ
となく脱着して交換することができる。
【0044】また、タンク6の交換に際しては、タンク
交換用スイッチ10を投入することによって、その信号
に基づいて、キャリッジ11の駆動手段、回復系17、
弁機構16がそれぞれ制御される。先ず、キャリッジ1
1はその駆動手段により回復系17に対応する位置へ移
動され、回復系17によりヘッド5の回復動作が適宜行
われる。また、弁機構16の流路切換弁16xと大気開
放弁16yは、図3の(b)に示す状態となるように駆
動される。すなわち、前述した実施例と同様に、流路切
換弁16xの回動によりヘッド5とタンク6の間の流路
が遮断されるとともに、大気開放弁16yは閉じてお
り、タンク側チューブ15b内には負圧が発生してい
る。この状態で、タンク6をタンクホルダ14から外し
て、タンク側チューブ15bがタンク6との接続部分で
大気に開放されても、タンク側チューブ15b内の液体
が流れ出すことはなく、タンク6を脱着して交換するこ
とが可能な状態となる。この後に、キャリッジ11を回
復系17に対応する位置からさらに右方向のヘッド交換
位置へ一旦移動させて、そして、キャリッジ11はヘッ
ド交換位置から回復系17に対応する位置まで復帰させ
る。このキャリッジ11のヘッド交換位置への移動によ
り前述したと同様に交換用扉8の扉ロック機構30を作
動させて、交換用扉8のロックを解除して交換用扉8を
開放可能な状態とする。
【0045】その後に、ロック解除ボタン33を押す
と、ロック部材31は、その下端部31がアクチュエー
タ32の右端部32aでの規制が解除されているので、
支点31bを中心にして反時計方向に回動し、ロック部
材31のフック部31aが交換用扉8の引掛け部8bか
ら外れ、交換用扉8は開放可能な状態となる。したがっ
て、交換用扉8を開き、タンク6を液体漏れ等を発生さ
せることなく脱着して交換することができる。また、こ
のとき、ヘッド5は、筐体2の開口部7の領域外に位置
する回復系17に対応する位置に移動しているので、交
換用扉8を開いてもヘッド5を取り出すことができな
い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液体噴射ヘッドや液体タンクの交換を行うに際して、適
切な前処理が終了するまで交換用扉を開放することがで
きないロック状態とし、前処理が終了した後に、交換用
扉のロックを解除して交換用扉を開放できるようにする
ことで、操作者が不用意に液体噴射ヘッドや液体タンク
を脱着して交換することを防止することができ、これに
より、操作者の不用意な液体噴射ヘッドや液体タンクの
交換により、印字が乱れ不良画像を印字したり、移動し
ているキャリッジに手が触れ怪我をしたり、液体漏れに
より機械を汚染させてしまったりすることを防止でき
る。また、無駄な液体を吸引して液体消費量が増えてし
まうこともなく、ランニングコストの低減を図ることが
できる。
【0047】さらに、液体噴射ヘッドや液体タンクの交
換位置を隣接させることで、小さい交換用扉が一つです
むので、操作性が向上し、コストダウンも図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体噴射装置の外観を簡略化して示す
斜視図である。
【図2】本発明の液体噴射装置における内部構造の一部
を概略的に示す斜視図である。
【図3】本発明の液体噴射装置における液体噴射ヘッド
と液体タンクを連通するチューブ供給系に配設された弁
機構の作動を示す模式図であり、同(a)は通常の印字
作動中の弁機構の状態を示し、同(b)は液体タンクの
交換時の弁機構の状態を示し、同(c)は液体噴射ヘッ
ド交換時の弁機構の状態を示す。
【図4】本発明の液体噴射装置における交換用扉をロッ
クする扉ロック機構を示す断面概略図である。
【図5】本発明の液体噴射装置の他の実施例における扉
ロック機構を示す断面概略図であり、同(a)はヘッド
が回復系上に位置付けられ、交換用扉はロックされてい
る状態を示し、同(b)はヘッドが回復系の位置からヘ
ッド交換位置へ移動して交換用扉はロックが解除され開
放可能な状態を示す。
【符号の説明】
1 液体噴射装置 2 筐体 3 給紙トレイ 4 排紙トレイ 5 (液体噴射)ヘッド 6 (液体)タンク 7 開口部 8 交換用扉 8a ヒンジ 8b 引掛け部 9 ヘッド交換用スイッチ 10 タンク交換用スイッチ 11 キャリッジ 12 ガイド主軸 13 副軸 14 タンクホルダ 15 チューブ 15a ヘッド側チューブ 15b タンク側チューブ 16 弁機構 16a ヘッド側流路孔 16b タンク側流路孔 16c 大気側流路孔 16x 流路切換弁 16y 大気開放弁 17 回復系 20 扉ロック機構 21 ロック部材 21a フック部 22 電磁ソレノイド(電気的手段) 30 扉ロック機構 31 ロック部材 31a フック部 32 アクチュエータ 33 ロック解除ボタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吐出する液体噴射ヘッドを走査移
    動するキャリッジに対し着脱可能に搭載するとともに、
    前記液体噴射ヘッドにチューブを介して供給する液体が
    充填されている液体タンクを装置本体に対して着脱可能
    に装着し、前記液体噴射ヘッドおよび前記液体タンクを
    収容する筐体を備えた液体噴射装置において、 前記液体噴射ヘッドの交換位置を前記液体タンクの装着
    位置に隣接して設定し、前記液体噴射ヘッドおよび前記
    液体タンクを交換することができるように前記筐体の一
    部を切り欠いた開口部と、該開口部に開閉可能に取り付
    けられた一つの交換用扉と、該交換用扉をロックする扉
    ロック機構とを備え、前記扉ロック機構は、前記液体噴
    射ヘッドと前記液体タンクの少なくともいずれか一方を
    交換するに際して、前記キャリッジがヘッド交換位置へ
    移動し、交換のための前処理が終了した後に前記交換用
    扉のロックを解除するように構成されていることを特徴
    とする液体噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記扉ロック機構は、前記交換用扉のロ
    ックを解除する電気的手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記電気的手段は、前記キャリッジがヘ
    ッド交換位置へ移動した後に通電され、前記交換用扉を
    ロックしている部材を退避させることを特徴とする請求
    項3記載の液体噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記電気的手段が電磁ソレノイドを有し
    ていることを特徴とする請求項2または3記載の液体噴
    射装置。
  5. 【請求項5】 前記扉ロック機構は、前記キャリッジが
    当接することにより作動するリンク機構によって、前記
    交換用扉をロックする部材を退避させて、前記交換用扉
    のロックを解除することを特徴とする請求項1記載の液
    体噴射装置。
  6. 【請求項6】 前記リンク機構は前記キャリッジがヘッ
    ド交換位置へ移動する際に前記キャリッジに当接するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項5記載の液
    体噴射装置。
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