JP2000062207A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2000062207A
JP2000062207A JP23326298A JP23326298A JP2000062207A JP 2000062207 A JP2000062207 A JP 2000062207A JP 23326298 A JP23326298 A JP 23326298A JP 23326298 A JP23326298 A JP 23326298A JP 2000062207 A JP2000062207 A JP 2000062207A
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達弘 石瀬
Koji Suzuki
孝司 鈴木
Takaaki Sekiyama
隆明 関山
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 大幅なコストアップ及び装置の大型化を
招くことなく、複数の記録ヘッドからでも同時に空吐出
させることが可能であり、記録ヘッドの数が3つ以上に
なっても、個別に吸引、回復処理等を特別な手段を追加
することなく行なうことが可能なインクジェット記録装
置を提供することを課題とする。 【解決手段】 複数の記録ヘッドの不使用時に、これら
複数の記録ヘッドのインク吐出口近傍をそれぞれ被覆す
る複数のキャップ部材と、前記複数のキャップ部材のう
ち、少なくとも2つのキャップ部材に連通した共通のイ
ンク収容室と、前記共通のインク収容室からインクを吸
引可能な負圧発生手段とを備えるように構成して課題を
解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録用紙等の記
録媒体にインク滴を吐出することで画像を記録するイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記インクジェット記録装置
は、装置の小型化が可能であって、しかもフルカラーの
画像が記録できるという特徴を有しており、種々の技術
が既に提案されているとともに、実際に製品化されてい
る。かかるインクジェット記録装置において、フルカラ
ーの画像を記録するには、例えば、シアン、マゼンタ、
イエロー、ブラック等の4色のインク滴を吐出する4つ
の記録ヘッドを設け、これらの記録ヘッドから画像情報
に応じて、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の
4色のインク滴を吐出することにより、フルカラーの画
像を記録するようになっている。
【0003】上記インクジェット記録装置においては、
各色のインク滴を吐出する記録ヘッドが、外部に露出し
た状態のまま放置されると、各記録ヘッドのノズル内の
インクが乾燥して目詰まりするため、各記録ヘッドのノ
ズルを覆うキャップがそれぞれ設けられている。また、
上記各キャップには、記録ヘッドのノズルが目詰まりし
た場合に、当該ノズル内の目詰まりしたインクを吸引す
るため、それぞれポンプが接続されている。
【0004】しかしながら、このように構成されたイン
クジェット記録装置では、例えば、4つのキャップに各
々ポンプを接続し、インク吸引時には、4つのポンプを
同時に動作させてインクを吸引するか、4つのポンプを
独立に動作させてインクを吸引させる必要がある。その
ため、前者の場合には、インクを吸引する必要がないキ
ャップからもインクが吸引されるため、インクが無駄に
消費されるばかりか、負荷が大きいことから、大きなモ
ータが必要となり、装置が大型化するという問題点があ
った。また、後者の場合には、4つのポンプを独立して
駆動させるため、駆動機構が複雑になるという問題点が
あった。
【0005】そこで、かかる問題点を解決するため、特
開平7−32599号公報等に係る技術が既に提案され
ている。
【0006】この特開平7−32599号公報に係るイ
ンクジェット記録装置は、複数の液体インクを記録媒体
に記録する記録手段と、前記記録手段を保持し印字方向
に移動する移動手段と、前記記録手段の性能を回復させ
る回復手段とを有するインクジェット記録装置におい
て、前記回復手段が、前記記録手段のインク吐出口を保
護するための複数のキャップ手段からなり、前記キャッ
プ手段が、前記インク吐出口からインクを吸引するため
の、前記キャップ手段より少ない数のインク吸引キャッ
プ手段を含むように構成したものである。上記出願に係
るインクジェット記録装置では、その実施例において、
黒用キャップにのみポンプが接続され、すべての記録ヘ
ッドは、黒用キャップでインクの吸引が行なわれるよう
に構成したものも開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平7−32599号公報に係るインク
ジェット記録装置の場合には、複数のキャップ手段が、
インク吐出口からインクを吸引するための、当該キャッ
プ手段より少ない数のインク吸引キャップ手段を含むよ
うに構成したものであるため、ポンプが接続されていな
いインク吸引キャップ手段以外のキャップ手段では、当
然の事ながら、インクの空吐出を行なうことができず、
キャップ手段に十分な保湿効果を期待することができな
いという問題点があった。また、印字開始直前などに、
すべての記録ヘッドから空吐出を行なう場合には、記録
ヘッドを順次インク吸引キャップと対向する位置まで移
動させなければならず、印字開始までに要する時間が長
くなるという問題点もあった。さらに、空吐出したイン
クを回収するためのポンプを各キャップ手段に設けた場
合には、特開平7−32599号公報が従来技術で説明
しているように、キャップ手段の数と同数のポンプが必
要となり、大幅なコスト高及び装置の大型化を招くとい
う問題点が生じる。
【0008】また、本出願人も、特開平10−9512
6号公報に開示されているように、インクが吐出される
複数のノズル部を備え、画像情報に応じて各ノズル部か
らインクを飛翔させることで画像を形成するインクジェ
ット方式の画像形成装置において、上記複数のノズル部
を被覆する複数のキャップ部材と、上記複数のキャップ
部材に接続され、各キャップ部材を各々独立して吸引す
ることができるポンピング手段とを設けるように構成
し、各キャップ部材において個別に吸引、回復、保管動
作を実施する装置について既に提案している。
【0009】しかしながら、かかる本出願人の提案に係
る特開平10−95126号公報のインクジェット方式
の画像形成装置の場合には、複数のキャップ部材に接続
され、各キャップ部材を各々独立して吸引することがで
きるポンピング手段を設けるように構成したものである
ため、やはり、キャップ部材と同数のポンプが必要とな
り、大幅なコストアップ及び装置の大型化を招くという
問題点を依然として有している。
【0010】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは、大幅なコストアップ及び装置の大型化を招く
ことなく、複数の記録ヘッドからでも同時に空吐出させ
ることが可能であり、記録ヘッドの数が3つ以上になっ
ても、個別に吸引、回復処理等を特別な手段を追加する
ことなく行なうことが可能なインクジェット記録装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の発明は、インク滴を吐出させ記録媒体に印字を行な
う複数の記録ヘッドと、前記複数の記録ヘッドを搭載
し、記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能なキ
ャリッジ部材とを備えたインクジェット記録装置におい
て、前記複数の記録ヘッドの不使用時に、これら複数の
記録ヘッドのインク吐出口近傍をそれぞれ被覆する複数
のキャップ部材と、前記複数のキャップ部材のうち、少
なくとも2つのキャップ部材に連通した共通のインク収
容室と、前記共通のインク収容室からインクを吸引可能
な負圧発生手段とを備えるように構成したものである。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、前記共通
のインク収容室には、少なくとも2つのキャップ部材か
ら吐出されたインクを吸収する共通のインク吸収体を配
設したことを特徴とする請求項1記載のインクジェット
記録装置である。
【0013】さらに、請求項3に記載の発明は、前記共
通のインク収容室に連通したキャップ部材とは別に、キ
ャリッジ部材を順次移動させることにより、各記録ヘッ
ドに対してインクの吸引動作を実行可能なキャップ部材
を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のインク
ジェット記録装置である。又、請求項4に記載の発明
は、前記各記録ヘッドに対してインクの吸引動作を実行
可能なキャップ部材によって、各記録ヘッドの吸引動作
を順次実行する際に、対応する記録ヘッドとキャップ部
材のみを接触可能とするとともに、対応しない記録ヘッ
ドとキャップ部材とが接触するのを防止する相対的に係
合自在な突起と凹所からなる係合部を、キャリッジ部材
と複数のキャップ部材を保持したキャップ保持部材とに
設けたことを特徴とする請求項3記載のインクジェット
記録装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1に係るインクジェット記
録装置を示すものである。
【0016】このインクジェット記録装置は、記録媒体
Pを一定の方向に搬送する記録媒体搬送部材1と、当該
記録媒体Pの搬送経路に対向して且つ当該記録媒体Pの
搬送方向と垂直な方向に延在された1組のガイド部材2
と、当該ガイド部材2により支持された記録ヘッドキャ
リッジ3と、上記ガイド部材2の下で且つ記録媒体搬送
経路に隣接した位置に配設されたメンテナンスステーシ
ョン4と、これらを一体に保持するハウジング5とを有
する。また、上記記録ヘッドキャリッジ3にはフレキシ
ブル基板6に形成された信号線を通じて画像情報が送ら
れるようになっており、また、上記メンテナンスステー
ション4に対向する位置に記録ヘッドキャリッジ3のホ
ームポジションが設定されており当該位置をホームポジ
ションセンサ7で検出するようになっている。
【0017】上記記録ヘッドキャリッジ3は、図2に示
すように、上記1組のガイド部材2に沿って移動可能に
配設されたヘッドキャリッジフレーム3aと、当該フレ
ーム3aの下面(上記記録媒体搬送経路に対向する面)
よりも下に吐出するように配設された4つの記録ヘッド
3b、3c、3d、3eと、当該フレーム3aと着脱可
能に配設され、当該各記録ヘッド3b、3c、3d、3
eにインクを供給する2つのインクタンク3f、3gと
からなる。
【0018】また、上記各記録ヘッド3b、3c、3
d、3eにはそれぞれ多数のインク吐出口が形成されて
いる。そして、上記第1の記録ヘッド3bでは、当該記
録ヘッド3bに接続されたインクタンク3fが黒色イン
クを供給するので、画像情報に応じて黒色のインクを飛
翔させ、他方、上記3つの記録ヘッド3c、3d、3e
では、当該記録ヘッド3c、3d、3eにそれぞれ接続
されたインクタンク3gがイエローインク、マゼンタイ
ンク、シアンインクを供給するので、画像情報に応じて
3種類のインクを各々飛翔させることができる。なお、
この実施の形態にかかる図面においては、記録ヘッドの
数が4つとなっているが、記録ヘッドの数は、3つ以上
であれば任意の数で良い。
【0019】そして、上記画像形成装置は、図3に示す
ように、記録媒体搬送部材1で記録媒体Pを搬送し、且
つ、上記記録ヘッドキャリッジ3を往復動作させた状態
で、画像情報に応じてインクを飛翔させることで、当該
記録媒体P上に所定の画像を形成する。
【0020】上記メンテナンスステーション4は、図4
に示すように、ステーション本体4aと、当該ステーシ
ョン本体4aから排出されるインクを吸収保持する排イ
ンク吸収体4bとからなる。
【0021】上記ステーション本体4aは、図5に示す
ようにユニットハウジング8と、それに取り付けられた
各種の部材とにより構成されている。
【0022】図5において、符号9aは、記録ヘッドの
インク吐出口を被覆するゴム製のキャップ、9bは、当
該キャップ9aを収容するホルダーキャップであり、こ
れらでキャップ部材9が形成されている。また、上記ス
テーション本体4aは4つのキャップ部材9c、9
1 、9d2 、9d3 を有し、それらはキャップキャリ
ッジ10上に保持されている。
【0023】上記キャップキャリッジ10は、図5に示
すように、上記4つのキャップ部材9c、9d1 、9d
2 、9d3 を支持するキャップ支持部材10aと、その
両端に配設された一対のアーム部10bと、上記キャッ
プ支持部材10aの下に配設されたガイド部10cと、
上記支持底板10aの下に且つ当該ガイド部10cに隣
接して配設された支点部10dとを有し、図6に示すよ
うに、上記アーム部10b及びガイド部10cが上記ユ
ニットハウジング8に係合されると共に上記支点部10
dにL字アーム11が接続され、当該L字アーム11を
カム12aにより揺動させることにより姿勢を一定に保
ったまま上下に移動させることができる。以下におい
て、上記カム12aが形成された部材をカム駆動伝達部
材12と呼ぶ。更に説明すると、上記カム12aは、後
述するように、パルスモータ34によって所定のタイミ
ングで所定の方向に回転駆動されるようになっており、
このカム12aは、L字アーム11に設けられた凸部1
1aと係合するように配置されている。そして、上記カ
ム12aが図6中に矢印で示す方向に回転すると、当該
カム12aの外形に応じてL字アーム11に設けられた
凸部11aが押され、L字アーム11が揺動することに
よって、キャップキャリッジ10は、上下方向に所定の
タイミングで移動するようになっている。
【0024】また、上記キャップキャリッジ10は、図
7に示すように、4つのキャップ部材9c、9d1 、9
2 、9d3 を支持するキャップ支持部材10aを備え
ている。ブラックの記録ヘッド3bに対応した位置に配
置されるブラック用キャップ9cは、ホルダーキャップ
40に保持された状態で取り付けられている。このブラ
ック用キャップ9cには、上下方向に貫通した開口部9
c’が設けられており、当該開口部9c’の底部に位置
するホルダーキャップ40には、小さなインク吸収体4
1が設けられている。
【0025】また、シアン、マゼンタ、イエロのカラー
用記録ヘッド3c、3d、3eに対応した位置には、3
つのカラー用キャップ9d1 、9d2 、9d3 が配設さ
れている。これらの3つのカラー用キャップ9d1 、9
2 、9d3 は、ホルダーキャップ42に保持された状
態で取り付けられている。これらの3つのカラー用キャ
ップ9d1 、9d2 、9d3 には、やはり上下方向に貫
通した開口部9d1 ’、9d2 ’、9d3 ’が設けられ
ているとともに、ホルダーキャップ42にも、カラー用
キャップの開口部9d1 ’、9d2 ’、9d3 ’と連通
した開口部43 1 、432 、433 が設けられている。
さらに、上記ホルダーキャップ42の下部には、当該ホ
ルダーキャップ42を気密状態で保持するホルダーキャ
ップ保持部材44が設けられており、このホルダーキャ
ップ保持部材44の内部には、ホルダーキャップ42に
連通した大きなインク吸収体45が収容されている。ま
た、上記ブラック用のホルダーキャップ40と、カラー
用のホルダーキャップ保持部材44には、それぞれ後述
するポンプに連通するためのチューブ46、47が接続
されている。上記カラー用ホルダーキャップ42の一部
には、カラー用ホルダーキャップ42とホルダーキャッ
プ保持部材44とで形成された空間を大気に連通するた
めの大気開放口48が、鉛直方向上向きに設けられてい
る。なお、49、50はホルダーキャップ40及びホル
ダーキャップ保持部材44を支持するスプリングをそれ
ぞれ示している。
【0026】3つのカラー用キャップ9d1 、9d2
9d3 が取り付けられるホルダーキャップ42は、図8
に示すように、ゴム製のパッキン51を介してホルダー
キャップ保持部材44に保持されており、両者の間で空
気やインクが漏れるのを防止している。また、上記ホル
ダーキャップ保持部材44には、上端部が開口した大き
な凹所52が形成されており、この凹所52に大きなイ
ンク吸収体45が収容されるようになっている。なお、
3つのカラー用キャップ9d1 、9d2 、9d 3 の開口
部9d1 ’、9d2 ’、9d3 ’と大気開放口48と
は、インク吸収体45で互いに隔てられており、大気開
放口48等からインクが漏れるのを防止するようになっ
ている。
【0027】更に、上記記録ヘッドキャリッジ3には、
図7に示すように、上記4つの記録ヘッドに隣接した位
置に4つの凸部14a、14b、14c、14dが形成
される一方で、キャップキャリッジ10には当該4つの
凸部14a、14b、14c、14dの移動経路に対応
する位置に1つの係合ピン14eが配設され、且つ、ス
テーション本体8には上記係合ピン14eの近傍に且つ
上下方向に移動可能に固定ピン15が配設されている。
なお、当該固定ピン15は、図9に示すように、ユニッ
トハウジング8との間に挿入されたバネ16により上方
へ力が付勢されると共に上記カム駆動伝達部材12のギ
ア12gに重なるように配置されたカム12bの溝部1
2b’と係合してその高さが設定されるようになってい
る。更に説明すると、上記カム12bは、後述するよう
に、パルスモータ34によって所定のタイミングで所定
の方向に回転駆動されるようになっており、このカム1
2aの内部に穿設された溝部12b’は、固定ピン15
の側面に突設された凸部15aと係合するように配置さ
れている。そして、上記カム12bが図8中に矢印で示
す方向に回転すると、当該カム12bの溝部12b’の
形状に応じて固定ピン15の凸部15aが上方又は下方
に移動し、これに伴って、固定ピン15が上下方向に所
定のタイミングで移動するようになっている。なお、図
9では、記録ヘッドキャリッジ3を見る方向が図6と逆
になっているため、カム12bが回転する方向も図6の
カム12aと逆方向になっているが、これらのカム12
b及びカム12aは、後述するように、同一の駆動軸に
取り付けられ、同じパルスモータ34によって回転駆動
されるものである。
【0028】そして、上記ステーション本体8は、図7
に示すように、まず、上記係合ピン14eと凸部14a
とが係合できる高さまで上記キャップキャリッジ10を
上昇させ、次に、記録ヘッドキャリッジ3を左側に移動
させて当該係合ピン14eと右側の凸部14aとを係合
させ更にキャップキャリッジ10を左側に少し移動さ
せ、更に、キャップキャリッジ10を上昇させてキャッ
プ部材9c、9dが記録ヘッドに圧接されることによ
り、確実にキャッピングすることができる。また、上記
ステーション本体4aでは、キャップ部材9c、9dを
記録ヘッドに圧接する際に、上記固定ピン15を上昇さ
せて左側の凸部14bとを係合させることにより、上記
2つの凸部14a、14bの間に係合ピン14e及び固
定ピン15を挿入して記録ヘッドキャリッジ3を固定す
ることができる。
【0029】また、図5及び図10において、符号17
aはポンプ、17bは当該ポンプ17aと各キャップ部
材9c、9dとを接続する2つのホースであり、これら
でポンプ部材17が形成され、当該1つのポンプ17a
によりブラック用キャップと3つのカラー用キャップ内
のインクを吸引するようになっている。また、当該ポン
プ17aの排出口23には排インク導体18が接続さ
れ、当該排インク導体18から上記排インク吸収体4b
に対してインクが排出されるように構成されている。
【0030】上記排インク導体18は、図11に示すよ
うに、上記ポンプ17aと排インク吸収体4bとが略水
平な位置に配設されるため、且つ、当該排インク吸収体
4bを交換する際に排インクが垂れることがないよう
に、当該排インク導体の排出口にスポンジ18bが配設
されている。
【0031】上記ポンプ17aは、図12に示すよう
に、シリンダ20の上部に2つのインク吸引口21、2
2が形成されると共に、インクを排出し易いようにその
中央下部にインク排出口23が形成されている。以下に
おいて、上記右側のキャップ部材9cに接続されたイン
ク吸引口21を右側のインク吸引口と呼び、他方左側の
キャップ部材9dに接続されたインク吸引口22を左側
のインク吸引口と呼ぶ。また、上記シリンダ20内に
は、図13に示すように、当該シリンダ20の内周面に
当接する大きさに形成され、且つ、その中心部分に貫通
孔26が形成されたピストンヘッド37と、当該貫通孔
26よりも小径d2 (<d1 ≒d1 ’)に形成されたピ
ストンロッド24とからなるピストンが配設されてい
る。
【0032】上記ピストンヘッド37は、詳しくは、そ
の周面の両端部分に一対のゴム製のピストンリング25
が配設されると共に、それらの間の側面に上記貫通孔2
6に連通するインク流出口27が形成されている。
【0033】上記ピストンロッド24は、詳しくは、上
記ピストンヘッドの貫通孔26を塞ぐ大きさに形成され
た一対の貫通孔閉塞板28を有し、且つ、当該2つの貫
通孔閉塞板28は上記ピストンヘッドの貫通孔26の長
さl1 よりも若干長い間隔l 2 (>l1 )でもって配設
されている。また、当該ピストンロッド24は駆動伝達
アーム19を介して上記カム駆動伝達部材12のカム1
2dに連結されている。なお、ピストンロッド24は、
図示しないシール部材によって、シリンダ20に対して
液密状に挿通されていることは勿論である。
【0034】更に説明すると、上記ピストンロッド24
が駆動伝達アーム19を介して連結されるカム12d
は、図22及び図23に示すように、内側の大きなカム
12d’と、外側の小さなカム12d”とから構成され
ており、このカム12dは、後述するように、パルスモ
ータ34によってギア12gを介して回転駆動される駆
動軸に一体的に取り付けられて、所定のタイミングで所
定の方向に回転駆動されるようになっている。また、上
記駆動伝達アーム19の端部には、駆動軸の端部に設け
られた摺動部と嵌合する嵌合部19aが設けられている
と共に、この嵌合部19aには、駆動軸の摺動部と嵌合
状態で摺動する長孔19bが設けられている。さらに、
上記駆動伝達アーム19の嵌合部19aの側面には、図
24及び図25に示すように、長孔19bが駆動軸の摺
動部に嵌合した状態で、内側の大きいカム部12d’と
係合するボス部19cと、外側の小さいカム部12d”
と係合するボス部19dとが突設されている。そして、
上記カム12dを図24中、矢印a方向に回転させる
と、外側の小さなカム12d”が駆動伝達アーム19の
嵌合部19aに設けられたボス部19dと係合し、ピス
トンロッド24を図24中左方向に移動させるようにな
っている。一方、上記カム12dを図24中、矢印b方
向に回転させると、内側の大きなカム12d’が駆動伝
達アーム19の嵌合部19aに設けられたボス部19c
と係合し、ピストンロッド24を図24中右方向に移動
させるようになっている。このように、駆動伝達アーム
19の嵌合部19aに設けられたボス部19cとボス部
19dの間隔、及び内側の大きなカム12d’と外側の
小さなカム12d”の形状が設定されている。
【0035】そして、当該ポンプ17aは、図14に示
すように、ピストンロッド24が引っ張られることで、
右側のインク吸引口21からインクを吸引し、且つ、ピ
ストンの左側29に収容されていた排インクを上記貫通
孔26及びインク流出口27を介してインク排出口23
から排出する。また、当該ポンプ17aは、図15に示
すように、ピストンロッド24が押し戻されることで、
左側のインク吸引口22からインクを吸引し、且つ、ピ
ストンの右側30に収容されていた排インクを上記貫通
孔26及びインク流出口27を介してインク排出口23
から排出する。
【0036】また、本実施例では、上記右側のインク吸
引口21は、シリンダ20の中央寄りに形成されてピス
トンヘッド37がある程度移動した時に初めて上記シリ
ンダ20内の空間30に連通するように構成されている
ので、図16内の線(a)に示すように非常に高い圧力
が瞬時に作用する。他方、上記左側のインク吸引口22
は、シリンダ20の端部よりに配設されて常にシリンダ
20内と連通するように構成されているので、図16内
の線(b)に示すように低い圧力が比較的長い時間作用
する。なお、図16はポンプ17aが吸引を開始してか
らの時間に対する圧力の変化を示したものであり、ポン
プ17aが吸引を開始するタイミングは、上述したよう
に、ピストンヘッド37の位置によって決定される。
【0037】次に、図5において、符号31は右側のキ
ャップ部材9cの連通孔9fを封止する封止弁であり、
上記キャップキャリッジ10上に配設されている。そし
て、当該封止弁31は、図17に示すように、キャップ
キャリッジ10が記録ヘッドキャリッジ3に押されて左
側に移動することによって上記連通孔9fを封止するよ
うに構成されている。
【0038】なお、図17では、封止弁31の回動を抑
えるストッパ(不図示)が固定して設けられており、封
止弁31とキャップキャリッジ10が移動しても、この
ストッパは移動せず、図17(a)に示す位置では、連
通孔9fが開放されているが、図17(b)に示すよう
に、キャップキャリッジ10が移動すると、ストッパに
よる封止弁31の規制が解除されることにより、図17
(c)に示すように、封止弁31は連通孔9fを封止す
る。
【0039】そして、上記ステーション本体4aは、図
18に示すように、上記左側の凸部14aと係合ピン1
4eとを係合させてブラック用の記録ヘッド3bをブラ
ック用のキャップ部材9cと対向させると共に、カラー
用の記録ヘッドをカラー用のキャップ部材9d1 、9d
2 、9d3 と対向させることにより、各記録ヘッドから
インクの空吐出を全ヘッド同時に行なうことができる。
ブラック用の記録ヘッド3bから発射されたインクは、
ブラック用のキャップ部材9cを通して、ポンプにより
回収される。また、カラー用の記録ヘッド9c、9d、
9eから発射されたインクは、それぞれ対応したキャッ
プ部材9d1 、9d2 、9d3 を通して、一度、共通の
インク吸収体45に吸収され、その後、ポンプにより回
収される。
【0040】このように、3つのカラー用の記録ヘッド
9c、9d、9eに対応したキャップ部材9d1 、9d
2 、9d3 を通して、キャップホルダー42の下部に設
けられたキャップホルダー支持部材44内のインク吸収
体に同時に吸収されるので、大幅なコストアップ及び装
置の大型化を招くことがなく、複数の記録ヘッドからで
も同時に空吐出させることが可能であり、記録ヘッドの
数が3つ以上になっても、個別に吸引、回復処理等を特
別な手段を追加することなく行なうことが可能となって
いる。
【0041】更に、上記ステーション本体4aは、図1
9に示すように、上記右側の凸部14aと係合ピン14
cとを係合させてブラック用の記録ヘッドをブラック用
のキャップ部材9cで被覆する(同図(a)を参照)と
共に、記録ヘッドキャリッジ3を左側に移動させて当該
右側のキャップ部材9cの貫通孔9fを封止弁31で封
止し(図17(c)を参照)、その状態で上記ポンプ1
7aを動作させることで、上記ブラック用の記録ヘッド
内の増粘したインク等の異物を吸引することができる。
【0042】次に、上記ステーション本体4aは、図1
9に示すように、上記2番目の凸部14aと係合ピン1
4cとを係合させてシアン用の記録ヘッドをブラック用
のキャップ部材9cで被覆する(同図(b)を参照)と
共に、記録ヘッドキャリッジ3を左側に移動させて当該
右側のキャップ部材9cの貫通孔9fを封止弁31で封
止し(図17(c)を参照)、その状態で上記ポンプ1
7aを動作させることで、上記シアン用の記録ヘッド内
の増粘したインク等の異物を吸引することができる。
【0043】更に、上記ステーション本体4aは、図1
9に示すように、上記3番目の凸部14aと係合ピン1
4cとを係合させてマゼンタ用の記録ヘッドをブラック
用のキャップ部材9cで被覆する(同図(c)を参照)
と共に、記録ヘッドキャリッジ3を左側に移動させて当
該右側のキャップ部材9cの貫通孔9fを封止弁31で
封止し(図17(c)を参照)、その状態で上記ポンプ
17aを動作させることで、上記マゼンタ用の記録ヘッ
ド内の増粘したインク等の異物を吸引することができ
る。
【0044】又さらに、上記ステーション本体4aは、
図19に示すように、上記4番目の凸部14aと係合ピ
ン14cとを係合させてイエロー用の記録ヘッドをブラ
ック用のキャップ部材9cで被覆する(同図(d)を参
照)と共に、記録ヘッドキャリッジ3を左側に移動させ
て当該右側のキャップ部材9cの貫通孔9fを封止弁3
1で封止し(図17(c)を参照)、その状態で上記ポ
ンプ17aを動作させることで、上記イエロー用の記録
ヘッド内の増粘したインク等の異物を吸引することがで
きる。
【0045】更に、図5において、符号32はゴムブレ
ードを有するワイパー部材であり、ステーション本体4
aとの間に設けられたバネ33により上方への力が付勢
されると共に、上記カム駆動伝達部材12により下方に
押し下げられてその高さが設定されるようになってい
る。また、図20(b)において、符号3j、3kはス
ポンジからなるインク吸収体である。
【0046】更に説明すると、上記ワイパー部材32を
駆動するカム12cは、後述するように、パルスモータ
34によって所定のタイミングで所定の方向に回転駆動
されるようになっており、このカム12cは、ワイパー
部材32に設けられた凸部32aと係合するように配置
されている。そして、上記カム12cが図19中に矢印
で示す方向に回転すると、当該カム12cの外形に応じ
てワイパー部材32に設けられた凸部32aが押され、
ワイパー部材32が支点8を中心にして揺動することに
よって、当該ワイパー部材32は、上下方向に所定のタ
イミングで移動するようになっている。
【0047】そして、図20に示すように、上記ステー
ション本体4aが、上記ワイパー部材32をそのブレー
ド先端が上記ノズル部3b、3cの移動経路上に位置す
るように移動させると共に、上記記録ヘッドキャリッジ
3をホームポジションから右側に移動させることで、各
ノズル部3b、3cの先端に上記ブレードを当接させる
ことができる。また、上記ブレードは、各ノズル部先端
に接触した後、上記インク吸収体3j、3kに当接する
ことでクリーニングされるので、黒インクが各カラーイ
ンクに混色したりすることはない。
【0048】最後に、図5において、符号34はパルス
モータ、12はカム駆動伝達部材、35は当該パルスモ
ータ34の回転をカム駆動伝達部材12に伝達するギア
列、36はカム駆動伝達部材12の回転位相を検出する
センサであり、これらにより駆動手段が構成されてい
る。
【0049】上記カム駆動伝達部材12には、上述した
ように、図22に示す如く、上記キャップ部材9c、9
d等を上下移動させるためのキャッピング用カム12a
と、上記固定ピン15を上下移動させるためのカム12
bと、上記ポンプ17aを駆動するためのポンピング用
カム12dと、上記ワイパー部材32を上下移動させる
ためのワイピング用カム12cと、上記センサ36用の
カム部材12eとからなる。
【0050】そして、これら各カム12a〜eは、図2
1に示すように、カム駆動伝達部材12の所定の回転位
相に対して各部材を移動(駆動)させるように形成され
ている。具体的に上図を説明すると、カムの回転位相3
50〜10°には全ての部材9c、9d、14c、1
5、32が退避ポジションにある画像形成モードが割り
付けられ、30〜50°にはキャップキャリッジ10を
ハーフポジションまで上昇させるキャップ位置決めモー
ドが割り付けられ、70〜120°にはキャップ部材等
9c、9d、14c及び固定ピン15を上昇させるキャ
リッジ停止モードが割り付けられ、120〜200°に
はキャップ部材等9c、9d、14c及び固定ピン15
を上昇させた状態でポンプ17aを駆動させるバキュー
ムモードが割り付けられ、280〜350°にはキャッ
プ部材等9c、9d、14c及び固定ピン15を退避さ
せた状態でポンプ17aを駆動させるキャップ内空バキ
ュームモードが割り当てられ、更に、320〜330°
にはワイパー部材32を上昇させるワイピングモードが
割り当てられている。なお、上記キャップ内空バキュー
ムモードは、ダミージェットにより吐出されたインクを
吸引するために使用される。
【0051】このように、パルスモータ34、カム駆動
伝達部材12、パルスモータ34の回転をカム駆動伝達
部材12に伝達するギア列35、カム駆動伝達部材12
の回転位相を検出するセンサ36等からなる駆動手段
は、簡単な構成の1つの駆動手段のみでキャップ部材9
c、9d、ワイパー部材32、キャリッジ位置固定部材
15及びキャップ連通孔封止部材31を上下方向に移動
させることができ、しかも所定のタイミングで所定の部
材のみを駆動されることが可能となっている。
【0052】そして、本実施形態では、非画像形成時に
は記録ヘッドキャリッジ3をホームポジションに設定す
ると共にキャリッジ停止モードに設定し、画像形成を開
始する際には、上記ダミージェット及びワイピングモー
ドを実行してから画像形成モードに入るように設定し、
画像形成終了時はキャップ位置決めモードを実行してか
らキャリッジ停止モードとなるように設定し、更に、ユ
ーザの司令に基づいて上記バキュームモードを実行する
ように設定して実験を行なった。
【0053】その結果、上記インクジェット方式の画像
形成装置では、長期に渡ってノズル部3b、3cの詰ま
りや画像形成不良が発生することはなく、また、当該期
間の後にノズル部3b、3cの詰まりが発生しても直ち
に回復させることができた。
【0054】また、本実施形態のインクジェット方式の
画像形成装置では、1つのパルスモータでもって、上記
キャップ部材9c、9d、ワイパー部材32、キャリッ
ジ位置固定部材15及びキャップ連通孔封止部材31を
上記記録ヘッドキャリッジの移動経路に対して進退させ
て位置決めすると共に、上記ポンプ17aが作動させる
ようにしたので、各部材毎に個別に駆動手段を設ける必
要がなく、装置を非常に小型化することができた。
【0055】実施の形態2 図26はこの発明の実施の形態2を示すものであり、こ
の実施の形態2では、各記録ヘッドに対してインクの吸
引動作を実行可能なキャップ部材によって、各記録ヘッ
ドの吸引動作を順次実行する際に、対応する記録ヘッド
とキャップ部材のみを接触可能とするとともに、対応し
ない記録ヘッドとキャップ部材とが接触するのを防止す
る相対的に係合自在な突起と凹所からなる係合部を、キ
ャリッジ部材と複数のキャップ部材を保持したキャップ
保持部材とに設けるように構成することにより、両端の
記録ヘッドを吸引する際のキャップ部材の傾きと、異な
る色の記録ヘッドとキャップ部材とが接触するのを極力
防止するように構成したものである。
【0056】すなわち、この実施の形態2では、図26
に示すように、キャリッジ10の中央部に係合部として
の凹部70を設けるとともに、これに対応したカラー用
のキャップホルダー支持部材44に係合部としての凸部
71を設けるように構成したものである。
【0057】そして、この実施の形態2では、図26に
示すように、キャリッジ10の凹部70と、カラー用の
キャップホルダー支持部材44の凸部71との組み合わ
せにより、真ん中の2つの記録ヘッド3c、3dをブラ
ック用のキャップ部材9cで吸引する際には、必要のな
い記録ヘッドとキャップ部材とが接触するのを防止する
ようになっている。
【0058】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0059】
【発明の効果】以上の通り、この発明のインクジェット
記録装置では、大幅なコストアップ及び装置の大型化を
招くことなく、複数の記録ヘッドからでも同時に空吐出
させることが可能であり、記録ヘッドの数が3つ以上に
なっても、個別に吸引、回復処理等を特別な手段を追加
することなく行なうことが可能なインクジェット記録装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係るインクジェット記
録装置の要部斜視図。
【図2】 図1の記録ヘッドキャリッジのイメージ断面
図。
【図3】 図1のインクジェット記録装置の画像形成動
作イメージの説明図。
【図4】 図1のメンテナンスステーションの斜視図。
【図5】 図4のメンテナンスステーションの部品展開
斜視図。
【図6】 キャッピング動作説明図。
【図7】 記録ヘッドのキャッピング部の断面構成図。
【図8】 記録ヘッドのキャッピング部の分解断面図。
【図9】 ロック動作説明図。
【図10】 インクの排出経路概略説明図。
【図11】 排インク導体の構成図((a)は一部切欠
斜視図,(b)は断面図)。
【図12】 ポンプの正面図。
【図13】 ポンプの分解図。
【図14】 ポンプの動作説明図(その1)。
【図15】 ポンプの動作説明図(その2)。
【図16】 ポンプの吸引圧力図。
【図17】 キャップ部材の連通孔の封止動作説明図。
【図18】 キャップ部材のインク吐出動作の説明図。
【図19】 キャップ部材のバキューム動作の説明図。
【図20】 ワイピング動作説明図。
【図21】 カム駆動伝達手段の回転位相に対する各動
作の割り付けの説明図。
【図22】 駆動手段の斜視図。
【図23】 駆動手段の側面図。
【図24】 ポンプを駆動する駆動手段の側面図。
【図25】 ポンプを駆動する駆動手段の平面図。
【図26】 実施の形態2に係るキャップ部材のバキュ
ーム動作の説明図。
【符号の説明】
1:記録媒体搬送部材、3:記録ヘッドキャリッジ、3
b〜3e:記録ヘッド、9c、9d:キャップ部材、9
f:連通孔、17:ポンプ部材、31:キャップ連通孔
封止部材、32:ワイパー部材、15:キャリッジ位置
固定部材、10:キャップキャリッジ、14:係合部
材、34:パルスモータ(正逆回転可能な駆動モー
タ)、12:カム駆動伝達部材、42:キャップホルダ
ー(キャップ保持部材)、45:インク吸収体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関山 隆明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA14 EA23 EA24 EA27 EC24 EC54 FA10 JA04 JA08 JA13 JA18 JC06 JC10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出させ記録媒体に印字を行
    なう複数の記録ヘッドと、前記複数の記録ヘッドを搭載
    し、記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能なキ
    ャリッジ部材とを備えたインクジェット記録装置におい
    て、 前記複数の記録ヘッドの不使用時に、これら複数の記録
    ヘッドのインク吐出口近傍をそれぞれ被覆する複数のキ
    ャップ部材と、 前記複数のキャップ部材のうち、少なくとも2つのキャ
    ップ部材に連通した共通のインク収容室と、 前記共通のインク収容室からインクを吸引可能な負圧発
    生手段とを備えたことを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記共通のインク収容室には、少なくと
    も2つのキャップ部材から吐出されたインクを吸収する
    共通のインク吸収体を配設したことを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記共通のインク収容室に連通したキャ
    ップ部材とは別に、キャリッジ部材を順次移動させるこ
    とにより、各記録ヘッドに対してインクの吸引動作を実
    行可能なキャップ部材を備えたことを特徴とする請求項
    1又は2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記各記録ヘッドに対してインクの吸引
    動作を実行可能なキャップ部材によって、各記録ヘッド
    の吸引動作を順次実行する際に、対応する記録ヘッドと
    キャップ部材のみを接触可能とするとともに、対応しな
    い記録ヘッドとキャップ部材とが接触するのを防止する
    相対的に係合自在な突起と凹所からなる係合部を、キャ
    リッジ部材と複数のキャップ部材を保持したキャップ保
    持部材とに設けたことを特徴とする請求項3に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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