JP2002225219A - 無線式icタグを備えた被製版ロール - Google Patents

無線式icタグを備えた被製版ロール

Info

Publication number
JP2002225219A
JP2002225219A JP2001028899A JP2001028899A JP2002225219A JP 2002225219 A JP2002225219 A JP 2002225219A JP 2001028899 A JP2001028899 A JP 2001028899A JP 2001028899 A JP2001028899 A JP 2001028899A JP 2002225219 A JP2002225219 A JP 2002225219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
tag
wireless
plate
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001028899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4642247B2 (ja
Inventor
Tatsuo Shigeta
龍男 重田
Kaku Shigeta
核 重田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Think Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Think Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Think Laboratory Co Ltd filed Critical Think Laboratory Co Ltd
Priority to JP2001028899A priority Critical patent/JP4642247B2/ja
Publication of JP2002225219A publication Critical patent/JP2002225219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4642247B2 publication Critical patent/JP4642247B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ロールの在庫管理から製版方法・出荷までを管
理することができる製版・印刷ロールの管理方法に適用
できる,無線式ICタグを備えた被製版ロール。 【解決手段】 溝形ブラケット1の中央連結部1cに少
なくともロール識別番号を記憶しておく無線式ICタグ2
を取り付け、該溝形ブラケット1を被製版ロール4の内
部に挿入して接着固定して、無線式ICタグ2を被チャッ
ク孔4aの正面内方に位置させかつロール端面より一定
距離に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ロールの在庫管
理から製版方法・出荷までを管理することができる製版
・印刷ロールの管理方法に適用できる,無線式ICタグを
備えた被製版ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】グラビア印刷用のロールは、円周長さが
400mm〜900mmの範囲において、10mmずつ異なるロ
ールがあり、これに特注の円周長さが加わると、円周長
さのアイテムだけでも六十〜七十種類有り、そして、グ
ラビア輪転印刷機が多種多様あることに伴って、グラビ
ア印刷用の長さも1000mm〜1800mmの範囲で細かく相
違ししかもチャック孔・キー溝の大きさも相違してい
る。上記のように、様々な大きさのグラビア印刷用のロ
ール製作・メッキ処理・研磨処理・リサイクル製版処理
・薪ロール製版処理に関して、表1に示すような十種類
の処理工程が異なるロール処理が必要とされるが、従来
においては、十種類の処理工程をフレキシブルに行うこ
とができるライン設備は全く無かった。
【0003】
【表1】
【0004】鉄ロールは、脱脂―酸洗い中和―ニッケル
メッキによるメッキ前処理を行って後、ニッケルメッキ
―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い、直版タイ
プの被製版ロールとして、又、前記円筒研磨の後にバラ
ード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行っ
て出荷するバラードメッキタイプの被製版ロールとして
ロールメーカーから販売されてきたが、今では全てがリ
サイクルロールであり新ロールは販売されていない。リ
サイクル処理は、ロールメーカではなく製版業者やメッ
キ業者により行われている。直版タイプのロールにあっ
ては、鉄ロールのときは脱クロム処理―落版―円筒研磨
―ニッケルメッキ―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨
を行い、又、アルミロールのときは脱クロム処理―落版
―円筒研磨―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行
い、注文によりこの時点で出荷するか、又は、図柄を製
版して出荷している。又、バラードメッキタイプのロー
ルにあっては、バラードメッキの剥ぎ取り―脱脂―酸洗
い中和―ニッケルメッキによるメッキ前処理を行って
後、厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行いその後に
バラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を
行い、注文によりこの時点で出荷するか、又は、図柄を
製版して出荷していた。アルミ新ロールは、ロール基材
がアルミニウムで作られていて、浸漬脱脂―カセイソー
ダ液でエッチングー脱スマット処理―アノダール処理又
はジンケート処理を行った後、前記鉄ロールの場合と同
様に、ピロリン酸銅メッキ液中で銅メッキ又はニッケル
メッキ―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い直版
タイプの被製版ロールとして、又、前記円筒研磨の後に
バラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を
行って出荷するバラードメッキタイプの被製版ロールと
してロールメーカーから販売されてきた。ロールメーカ
ーから販売されたアルミロールは製版業者やメッキ業者
により、前記と同様に、直版タイプの鉄製ロールにあっ
ては、脱クロム処理―落版―円筒研磨―ニッケルメッキ
―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い、また、直
版タイプのアルミ新ロールにあっては、脱クロム処理―
落版―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い、注文
によりこの時点で出荷するか、又は、図柄を製版して出
荷しており、又、バラードメッキタイプのアルミ新ロー
ルにあっては、前処理を行って後、厚付硫酸銅メッキを
行って円筒研磨を行いその後にバラード処理し硫酸銅バ
ラードメッキを施し円筒研磨を行い、注文によりこの時
点で出荷するか、又は、図柄を製版して出荷していた。
そして、一度使用されたロールはリサイクルロールとし
て前記のリサイクル処理が行われている。従って、アル
ミロールについてアノダール法によりロール処理を行う
方法によれば、アルミ新ロールと鉄製リサイクルロール
とアルミ製リサイクルロールのいずれであるかにより、
又、直版タイプとバラードメッキタイプのいずれである
かにより、さらに図柄付きの注文と図柄なしの注文であ
るかにより(製版業者では必ず図柄付きの注文であり、
メッキ業者では図柄なしの注文であり)、十種類の処理
工程が異なるロール処理が複数の業者により行われてい
る。製版を行っている印刷会社及び製版会社の殆どが、
複数の企業の種々の装置をバラバラに備えて、多くの工
程がライン化されていない。理由は、電子彫刻機のメー
カーは、メッキ装置や研磨装置のメーカーではないし、
反対に、メッキ装置や研磨装置のメーカーは電子彫刻機
のメーカーでなかったからである。グラビア製版工場に
ついては、本願発明に係る出願人の発明に係る特開平10
-193551、特開平10-193552が実用化されているが、ロー
ルの径及び長さ図柄の有無に対応できるフレキシビリテ
ィがあるが、上記のようなアルミ新ロールとリサイクル
ロールの混在や直版タイプのロールとバラードメッキタ
イプのロールとの混在に伴う処理工程の複雑多岐には全
く対応できるものでなく、アルミ新ロールの製作を含む
メッキラインシステムではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】製版を行っている印刷
会社及び製版会社の多くは、夕方に20本ないし40本
の被製版ロールを次々に計測して製版の方法とコンテン
ツをコントローラにデータ入力し製版室内にストックし
ておいて、夜間に無人で全自動製版を行うことができる
トータルライン装置の提供を望んでいる。図6に示す十
種類の処理工程について整理すると、以下のようにな
る。 (1)アルミ新ロールを製作して前処理し硫酸銅メッキを
施し円筒研磨を行って仕上りとする直版タイプのロール
処理。 (2)アルミ新ロールを製作して前処理して硫酸銅メッキ
を施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラード
メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするバラードメ
ッキタイプのロール処理。 (3)アルミ新ロールを製作して前処理し硫酸銅メッキを
施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとする直版タ
イプのロール処理。 (4)アルミ新ロールを製作して前処理して硫酸銅メッキ
を施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラード
メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとす
るバラードメッキタイプのロール処理。 (5) 直版タイプの鉄製のリサイクルロールに脱クロム処
理し落版し前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行っ
て仕上りとするリサイクル処理。 (6) 直版タイプのアルミ製のリサイクルロールに脱クロ
ム処理し落版し前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を
行って仕上りとするリサイクル処理。 (7) バラードメッキタイプのリサイクルロールに脱クロ
ム処理し落版し前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を
行って仕上りとするロール処理。 (8) 直版タイプの鉄製のリサイクルロールに前処理し硫
酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸
銅バラードメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して
仕上りとするバラードメッキタイプのロール処理。 (9)直版タイプのアルミ製のリサイクルロールに前処理
し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し
硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版
して仕上りとするロール処理。 (10) バラードメッキタイプのリサイクルロールを前処
理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理
し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製
版して仕上りとするロール処理。 いずれの種類のロール処理にも工場内に同時に流して交
通整理して自動製版ができる方法が望まれている。メイ
ンのコンピュータのみによって、様々な大きさのグラビ
ア印刷用のロール製作・メッキ処理・研磨処理・リサイ
クル処理・製版処理に関して上記のような十種類の処理
工程が異なるロール処理をフレキシブルに行うことは極
めて難しい。メインのコンピュータによる管理を実現す
るためには、少なくともロール識別番号を記憶しておく
無線式ICタグを備えた被製版ロールが必要となる。
【0006】本願発明は、様々なロールの在庫管理、ロ
ール製作・メッキ処理・研磨処理・リサイクル処理・製
版処理に関して多種類の処理工程が異なるロール処理を
フレキシブルに行うことができる,グラビア印刷用、フ
レキソ印刷用の被製版ロールの処理方法に適用できる,
無線式ICタグを備えた被製版ロールを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、溝形ブラケ
ットの中央連結部に少なくともロール識別番号を記憶し
ておく無線式ICタグを取り付け、該溝形ブラケットを被
製版ロールの内部に挿入して両端の平行部をロール内周
面に接着固定して、無線式ICタグを被チャック孔の正面
内方に位置させかつロール端面より一定距離に位置させ
たことを特徴とする無線式ICタグを備えた被製版ロール
を提供するものである。好ましくは、本願発明は、平板
材を溝形に折り曲げられているか、又は平行部と中央連
結部の屈曲部に多少の可撓性がある溝形に成形されい
て、一方の平行部外面から他方の平行部外面までの距離
がロール内径に略等しい溝形ブラケットの中央連結部の
平行部側の面の中央部に少なくともロール識別番号を記
憶しておく無線式ICタグを取り付け、該溝形ブラケット
を被製版ロールの端面の被チャック孔を通してロール内
に入れて、該溝形ブラケットの中央連結部が平行部より
もロール内方側になるようにかつ中央連結部の幅中央が
ロール直径線に一致するように、両側の平行部をロール
内周面に接着して、無線式ICタグを被チャック孔の正面
内方に位置させかつロール端面より一定距離に位置させ
たことを特徴とする無線式ICタグを備えた被製版ロール
を提供するものである。又、本願発明は、C溝形ブラケ
ットの中央連結部に少なくともロール識別番号を記憶し
ておく無線式ICタグを取り付け、該C溝形ブラケットを
被製版ロールの内部に挿入して中央連結部に平行する両
端部をロール内端面に接着固定して、無線式ICタグを被
チャック孔の正面内方に位置させかつロール端面より一
定距離に位置させたことを特徴とする無線式ICタグを備
えた被製版ロールを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本願発明の無線式ICタグを備えた
被製版ロール4は、図1に示すように、溝形ブラケット
1の中央連結部1cに無線式ICタグ2を取り付け、又、
溝形ブラケット1の二つの平行部1a,1bの外面側に接
着剤3a,3bを塗布して、該溝形ブラケット1を被製版
ロール4の内部に挿入して接着固定して、無線式ICタグ
2を被チャック孔4aの正面内方に位置させかつロール
端面より一定距離に位置させた構成である。
【0009】図2(a)に示すように、溝形ブラケット1
は、好ましくは、プラスチック製のハニカム構造の帯板
に両端から所定長さAのところに二つの圧縮筋を設けか
つ二つの圧縮筋の距離Bをロール内径に略等しく確保し
て、二つの圧縮筋より両側部分の同一面に接着剤3a,3
bを塗布するとともに、二つの圧縮筋の間の部分の反対
面の中央に受発信アンテナと受発信機とメモリとからな
る無線式ICタグ2を貼着し、次いで、図2(b)に示すよ
うに、無線式ICタグ2が内側に接着剤3a,3bが外側に
なるように圧縮筋より折り曲げて二つの平行部1a,1b
と中央連結部1cとからなる溝形にして、もって一方の
平行部1aの外面から他方の平行部1bの外面までの距離
がロール内径に略等しく形成する。
【0010】次いで、図2(c)に示すように、該溝形ブ
ラケット1の中央連結部1cが平行部1a,1bよりもロー
ル内方側になるように、該溝形ブラケット1を被製版ロ
ール4の端面の被チャック孔4aを通してロール内に入
れて、該溝形ブラケット1の中央連結部1cの幅中央が
ロール直径線に一致するように位置合わせして、平行部
1aをロール内端面4bに密着して該平行部1aの外側面
に塗布した接着剤3aでロール内周面4cに接着し、次い
で、平行部1bをロール内端面4bに密着して該平行部1
bの外側面に塗布した接着剤3bでロール内周面4cに接
着し、もって図1に示すように、無線式ICタグ2を被チ
ャック孔4aの正面内方に位置させかつロール端面より
一定距離に位置させた構成である。
【0011】ロールをハンドリングするロボット或いは
スタッカクレーンに装着された可動棹5の端面に受発信
アンテナ6を取り付け、該可動棹5を被製版ロール4の
端面の被チャック孔4aを通してロール内に入れて受発
信アンテナ6を無線式ICタグ2に対して一定距離に近接
状態に対向させて、無線式ICタグ2に対して、ロールを
識別する識別番号、ロールの使用回数、ロールの外径、
ロールの長さ、ロールの処理方法、各処理工程の終了・
未終了を記録しておくことができ、少なくともロールの
識別番号を記憶させて、以後、処理工程のあらゆる段階
で受発信アンテナ6を無線式ICタグ2に近接状態に対向
させて、ロールの識別番号を読み取って処理工程の進行
段階を確認するようにすれば、メインのコンピュータ
が、様々な大きさのグラビア印刷用のロール製作・メッ
キ処理・研磨処理・リサイクル処理・製版処理に関して
上記のような十種類の処理工程が異なるロール処理をフ
レキシブルに行うことが可能になる。
【0012】上述したように、無線式ICタグ2は、被チ
ャック孔4aの正面内方に位置しかつロール端面より一
定距離に位置するので、該可動棹5を被製版ロール4の
端面の被チャック孔4aを通してロール内に入れる挿入
寸法を一定にすれば、可動棹5の端面に取り付けた受発
信アンテナ6と無線式ICタグ2とのギャップを一定寸法
になるように確保できるから、受発信アンテナ6と無線
式ICタグ2との間で安定した無線交信が行えて無線式IC
タグ2に記録したロールの識別番号の読み取りをエラー
なく行うことができる。可動棹5を被製版ロール4の端
面の被チャック孔4aを通してロール内に入れる挿入寸
法を一定にすれば良いので、可動棹の制御も一定動作に
なるように行うことができて制御に信頼性が生じる。
【0013】次に、上記の構成の無線式ICタグを備えた
被製版ロールを用いて、様々なロールの在庫管理、ロー
ル製作・メッキ処理・研磨処理・リサイクル処理・製版
処理に関して多種類の処理工程が異なるロール処理をフ
レキシブルに行うことができることについて図3を参照
して具体的に説明する。
【0014】例えば、立体倉庫装置8と、メッキ・研磨
・製版工場9と、前記三つのライン構成設備を統括制御
するメインのコンピュータ7を備えているラインを構成
する。メッキ・研磨・製版工場9には産業ロボットとス
タッカクレーンを備え、産業ロボットのハンドリングエ
リアに、ロール搬入口に位置するロール計測装置と、ロ
ール搬入口に隣接するロール搬出口に位置するロール搬
出装置と、電子彫刻装置と、研磨機と、ロールストック
用パレットを備え、産業ロボットは、被製版ロールの端
面を挟持でき、又、上記各装置は、回転駆動される対向
一対の円錐チャックコーンを備えていて対向一対の円錐
チャックコーンによりスリーブ形の被製版ロールの両端
面の軸孔を嵌合挟持することができて、産業ロボット
は、これらの装置との間で被製版ロールを授受するよう
に構成する。又、製版室のスタッカクレーンのロール搬
送エリアに、順に、ロール授受装置、電解脱脂・酸洗い
装置、バラード処理装置、アルミ用浸漬脱脂装置、苛性
ソーダ液によるエッチング装置、脱スマット装置、アノ
ダール処理装置、脱クロム装置、ピロリン酸銅メッキ装
置、ニッケルメッキ装置、硫酸銅メッキ装置、クロムメ
ッキ装置、カセット型中空ロール自動脱着装置をストッ
クするストック装置を一列に備えていて、スタッカクレ
ーンは、カセット型中空ロール自動脱着装置(例えば特
許第1278544号の装置)を吊り上げて搬送し得るように
構成され、カセット型中空ロール自動脱着装置は、スリ
ーブ形の被製版ロール4の両端面の軸孔を対向一対の円
錐チャックコーンにより嵌合挟持しかつ円錐チャックコ
ーンの外側を防水キャップで密封することができて、メ
ッキ装置本体等への装着時に被製版ロールを回転し得て
かつ必要に応じてメッキ電流を流せるように構成する。
産業ロボットは、メインのコンピュータ7との間でデー
タ送信するアンテナ6を備えていて、該アンテナによ
り、把持した被製版ロール4に付設したICタグ2との間
でデータを読み書きできるようになっていて、ICタグに
記憶されているロール識別番号を読み取ってメインのコ
ンピュータ7にデータを送信する。
【0015】メインのコンピュータ7のメインプログラ
ムは、表1に示すように、ロールリサイクル注文とアル
ミ新ロールの製作注文のいずれであるか、バラードメッ
キロールと直版ロールのいずれであるか、直版タイプの
ロールについてアルミ製の鉄製のいずれであるか、図柄
有りか無しかの三つの要素を選択入力すると、その注文
が十種類の処理工程の中のどの処理コースを選択した
か、処理コース識別番号を自動的に付するようにプログ
ラムする。図4に示すように、処理コース識別番号1の
ときは、アルミ新ロールを製作してロール計測し浸漬脱
脂しエッチングし脱スマット処理しアノダール処理しピ
ロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メッキを施し
円筒研磨を行って仕上りとする直版タイプのロール処理
を行う製版工程プログラムが選択される。処理コース識
別番号2のときは、アルミ新ロールを製作してロール計
測し浸漬脱脂しエッチングし脱スマット処理しアノダー
ル処理しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メ
ッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとする
直版タイプのロール処理を行う製版工程プログラムが選
択される。処理コース識別番号3のときは、アルミ新ロ
ールを製作してロール計測し浸漬脱脂しエッチングし脱
スマット処理しアノダール処理しピロリン酸メッキ液で
銅メッキを施し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバ
ラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行
って仕上りとするバラードメッキタイプのロール処理を
行う製版工程プログラムが選択される。処理コース識別
番号4のときは、アルミ新ロールを製作してロール計測
し浸漬脱脂しエッチングし脱スマット処理しアノダール
処理しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メッ
キを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとするロ
ール処理を行う製版工程プログラムが選択される。処理
コース識別番号5のときは、直版タイプの鉄製のリサイ
クルロールをロール計測し脱クロム処理し落版しニッケ
ルメッキを施してから硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行
って仕上りとするリサイクル処理を行う製版工程プログ
ラムが選択される。処理コース識別番号6のときは、直
版タイプのアルミ製のリサイクルロールをロール計測し
脱クロム処理し落版し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行
って仕上りとするリサイクル処理を行う製版工程プログ
ラムが選択される。処理コース識別番号7のときは、バ
ラードメッキタイプのリサイクルロールをロール計測し
電解脱脂し酸洗い中和しバラード処理し硫酸銅メッキを
施し円筒研磨を行って仕上りとするロール処理を行う製
版工程プログラムが選択される。処理コース識別番号8
のときは、直版タイプの鉄製のリサイクルロールをロー
ル計測し脱クロム処理し落版しニッケルメッキを施して
から硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して
仕上りとするロール処理を行う製版工程プログラムが選
択される。処理コース識別番号9のときは、直版タイプ
のアルミ製のリサイクルロールをロール計測し脱クロム
処理し落版し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を
製版して仕上りとするロール処理を行う製版工程プログ
ラムが選択される。処理コース識別番号10のときは、
バラードメッキタイプのリサイクルロールをロール計測
し電解脱脂し酸洗い中和しバラード処理し硫酸銅メッキ
を施し円筒研磨を行って図柄を製版して仕上りとするロ
ール処理を行う製版工程プログラムが選択される。メイ
ンのコンピュータ7は、一のロール処理装置から処理を
終えた信号を入力すると産業ロボットを該一のロール処
理装置の所へ移動させるために、各一のロール処理装置
に対応する番号が用意されていて、一の処理装置におい
て処理を終えると、該一のロール処理装置に対応する番
号を処理済の処理番号としてコンピュータ自身に記憶す
るようになっている。メインのコンピュータ7は、一の
ロール処理装置から処理を終えた信号を入力すると産業
ロボットを該一のロール処理装置の所へ移動させ、該一
のロール処理装置と産業ロボットに制御信号を送信して
産業ロボットに被製版ロールを受け取らせる。メインの
コンピュータ7は、産業ロボットが被製版ロール4を受
け取る際に、アンテナ6を被製版ロール4に付設したIC
タグ2に近接させて該ICタグ2からロール識別番号を読
み取り確認して該一のロール処理装置に対応する処理済
の処理番号をコンピュータ自身に記憶し、かつコンピュ
ータ自身に記憶してある処理コース別の処理番号配列か
ら次工程の処理が何であるかを判別し、被製版ロールを
次の一のロール処理装置へ受け渡すように産業ロボット
を制御することにより処理を進行するように構成され
る。もって、産業ロボットは、被製版ロールを次に受け
渡すべき処理装置の所へ搬送していき被製版ロール4を
引き渡すようになっている。又、一の処理装置での処理
を終えたときは、該一の処理装置から処理終了を知らせ
る信号がメインのコンピュータ7に送信される。これに
よって、メインのコンピュータ7は、産業ロボットに対
して、処理を終えた処理装置へ被製版ロールを引き取り
に行くように指示するできる。被製版ロール4がカセッ
ト型中空ロール自動脱着装置により把持されている間、
被製版ロール4に備えるICタグ2に対してアンテナ6を
近接してデータ送受信を行えるというようなスペース的
な環境が存在しない。そこで、カセット型中空ロール自
動脱着装置に備えるICタグが、被製版ロール4に備えら
れたICタグ2の代役を果たす。メインのコンピュータ7
は、ロール授受装置に載置される被製版ロールのロール
識別番号が何であるかを記憶しているので、空いている
一のカセット型中空ロール自動脱着装置を選択して記憶
しスタッカクレーンに対して該選択したカセット型中空
ロール自動脱着装置を吊り上げにいき、そしてカセット
型中空ロール自動脱着装置がロール授受装置に載置され
る被製版ロールをチャックするように必要な制御を行
い、その際に、チャックしようとする被製版ロールのロ
ール識別番号をカセット型中空ロール自動脱着装置に付
設するICタグに対してスタッカクレーンに付設したアン
テナを近接して該ICタグを初期化した後にロール識別番
号と処理コース識別番号を書き込むようになっている。
そして、スタッカクレーンは、吊り上げたカセット型中
空ロール自動脱着装置を次に搬送する処理装置へ搬送す
るようになっている。立体ロール倉庫への搬入に際し
て、新品(未使用)のロールについては、外径と長さを
測定してロールの在庫・製版管理を行うメインのコンピ
ュータ7にデータ入力し、養生してから、立体ロール倉
庫に設備されているロール仕舞い込み取り出し装置に付
設されたアンテナ6を差し込んで、ロールの在庫・製版
管理を行うメインのコンピュータ7からアンテナ6へ信
号を出力することにより、そのロールに貼着したICタグ
2のメモリ部分Aにロールを識別する識別番号を、メモ
リ部分Bにロールの外径を、メモリ部分Cにロールの長
さ、メモリ部分Dにロール収納位置の空きパレットの番
号をそれぞれ記録し、その後に、立体ロール倉庫8内に
設備されているロール仕舞い込み取り出し装置に指令を
送って、ロール倉庫の前記記録した番号の空きパレット
へ収納しておく。他方、使用済のロールについては、ロ
ール端面のテーパ穴にアンテナ6を差し込んで、そのロ
ールに貼着してあるICタグ2に記録されているロールを
識別する識別番号を読み取る一方、ロール収納位置の空
きパレットの番号を記録し、その後に、立体ロール倉庫
8内に設備されているロール仕舞い込み取り出し装置に
指令を送って、ロール倉庫の前記記録した番号の空きパ
レットへ収納しておく。
【0016】顧客からの製版の依頼があって、版デザイ
ンを決定し版の大きさを決めたら、メインのコンピュー
タ7にリストアップされるロールの中から対応する大き
さのロールを選択してパレットの番号を記録し、立体ロ
ール倉庫8のロール仕舞い込み取り出し装置に指令を送
って、該選択したロールをピックアップし、立体ロール
倉庫8の出入り口に取り出す。前記ピックアップする際
に、ロール仕舞い込み取り出し装置に付設されたアンテ
ナ6をロール端面のテーパ穴に差し込んでICタグ2に記
憶されているロールの識別番号を読み取ってロールの選
択の正誤を照合し、正しく選択したロールをピックアッ
プする。
【0017】立体ロール倉庫8の出入り口に取り出され
たロールは自動搬送装置により、又はフォークリフトに
より、又は人力牽引の台車に載せて全自動製版工場9の
ロール搬入口に位置させる。
【0018】全自動製版工場9のロール搬入口に位置さ
れるロールは、ロールの直径計測・搬入装置の被チャッ
ク位置に立てて位置されるとアンテナが差し込まれ、IC
タグ2に記憶されているロールの識別番号を読み取られ
てメインのコンピュータ7のディスプレイにローラ入力
表が表示され、該ローラ入力表にロールの処理方法と顧
客番号と製版デザイン番号を入力して、「ICタグへ記
憶」のボタンをオンすると、ICタグにロールの処理方
法、顧客番号、製版デザイン番号等がそれぞれ記憶され
るとともに、自動的にロールの直径計測工程が終了した
データが、又、自動的に使用回数1をプラスした値が記
憶される。
【0019】ロールの直径計測・搬入装置の被チャック
位置に立てて位置されるロールは、アンテナが待機位置
に復帰してから上下端をチャックされ、次いで、回転さ
れて動的バランスがチェックされる。偏心が大きいと、
動的バランスが大きく、一定値を超えるものは、この時
点で不適正ロールとしてはじかれる。動的バランスのチ
ェックをパスしたロールは、次ぎに回転が停止された状
態でロールの面長方向に例えば15mmピッチで直径が
μmm単位まで高精密に計測され、計測値が、メインのコ
ンピュータ7にロールの識別番号に関連させて記憶さ
れ、この計測値は該ロールが砥石研磨装置により補正研
磨されるときに砥石研磨装置へデータ送信される。
【0020】ロールの直径計測を終えたロールは、産業
ロボットによりロール端面をチャックされて引き取られ
る。産業ロボットは、付属のアンテナをロールの端面の
円錐孔に差し込んでICタグ2に記憶されているロールの
処理方法とロールの直径計測工程が終了したことを読み
取り、アンテナを待機位置に復帰させてから次工程の処
理装置に受け渡す位置へ移動すべきか否かをメインのコ
ンピュータ7に送信する。メインのコンピュータ7は、
該次工程の処理装置が空いているときは、産業ロボット
に対し次工程の処理装置に受け渡す位置へ移動する命令
を送信するとともに、次工程の処理装置に対してロール
の大きさ、長さ等のロールの受け渡しに必要なデータを
送信する。メインのコンピュータ7は、産業ロボットに
対し、付属のアンテナをロールの端面の円錐孔に差し込
んでICタグ2にこれから処理工程が終了したことを記憶
させてから次工程の処理装置に対してロールを受け渡す
命令を送信する。その後は、産業ロボットと処理装置と
の間でデータ通信してロールの受け渡すを行い、処理装
置は独自の処理を行う。メインのコンピュータ7は、該
次工程の処理装置が空いていないときは、産業ロボット
に対し空きパレットへ載置する命令を送信し、該次工程
の処理装置が空いたときに該パレットからロールを受け
取って該次工程の処理装置に受け渡す命令を送信する。
メインのコンピュータ7は、一の処理装置に処理される
べきロールが複数待機しているときに処理の優先順位を
付けるためにパレット又はストック台にロールを載置し
た時間を記憶しておいて基本的な優先順位を決めるとと
もに、緊急処理が必要なロールであるか否かを判断して
優先順位を決める。
【0021】各処理装置は、それぞれの処理を終える
と、ロールを産業ロボット又はスタッカクレーンに受け
渡す状態で待機してメインのコンピュータ7に処理を終
えたことを送信する。メインのコンピュータ7は、処理
装置から処理終了の信号を受信すると、産業ロボット又
はスタッカクレーンに対して受け取りに行く命令を送信
するとともに、次工程の処理装置が空いているときは次
工程の処理装置へ、次工程の処理装置が空いていないと
きは空きパレット又はストック台へ載置する命令を送信
する。産業ロボット又はスタッカクレーンは、ロールを
受け取ってから付属のアンテナをロールの端面の円錐孔
に差し込んでICタグ2に記憶されているロールの識別番
号を照合し次いでロールの処理方法を読み取りアンテナ
を待機位置に復帰させてから、次工程の処理装置または
空きパレット若しくはストック台に受け渡す。
【0022】メインのコンピュータ7は、産業ロボット
がレーザー露光装置に対してロールを受け渡すとき、ロ
ールの識別番号を照合することで、二重にチェックし、
メインメモリに格納された版デザインデータをレーザー
露光装置のメモリに対してダウンロードさせる。補正研
磨を行うときも同様で二重にチェックしてから計測済み
の直径データを砥石研磨装置へ送信する。
【0023】このようにして、ロールの識別番号を照合
し、ロールの処理方法を照合して、誤った処理工程が行
われないように、あるいは誤った版デザインが形成され
ないように管理して、処理工程が様々に異なった処理を
行う。
【0024】製版を完了したロールは検版され、瑕疵が
ないときは養生されて出荷されるか、一時的に立体ロー
ル倉庫に保管される。出荷される際は、ICタグ2に記憶
されているロールの識別番号と納入先とデザイン番号が
再度照合される。
【0025】上記のようにして、メインのコンピュータ
7においてICタグ2の記録を照合してそのロールを処理
する個々のロール処理装置に必要な信号を出力して個々
のロール処理装置に所望の仕事を行わせるとともにICタ
グ2に処理を終えた記録を書込みかつメインのコンピュ
ータにも記録することによりロールの在庫管理から製版
方法・出荷までを管理する。
【0026】なお、ICタグ2には少なくともロールの識
別番号を記録しておけば、メインのコンピュータ7が上
記十種類の処理工程を管理できる。
【0027】上記の実施の形態は、プラスチック製の帯
板に折り曲げて二つの平行部1a,1bと中央連結部1cと
からなる溝形に形成する溝形ブラケット1を示している
が、本願発明は、これに限定されない。溝形ブラケット
1は、溝形にプラスチック成形されていても可撓性があ
れば、上記と略同様に取り付けることができるので、本
願発明は、平行部と中央連結部の屈曲部に多少の可撓性
がある溝形に成形された溝形ブラケット1を含む。
【0028】図5に示すように、本願発明は、C溝形ブ
ラケット1Aの中央連結部1cに少なくともロール識別番
号を記憶しておく無線式ICタグ2を取り付け、該C溝形
ブラケット1Aを被製版ロール4の内部に挿入して中央
連結部1cに平行する両端部1dの外面に塗布した接着剤
によりロール内端面に接着固定して、無線式ICタグ2を
被チャック孔1aの正面内方に位置させかつロール端面
より一定距離に位置させても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願発明の無
線式ICタグを備えた被製版ロールによれば、ロールをハ
ンドリングするロボット或いはスタッカクレーンに装着
された可動棹の端面に受発信アンテナを取り付け、該可
動棹を被製版ロールの端面の被チャック孔を通してロー
ル内に入れて受発信アンテナを無線式ICタグに対して一
定距離に近接状態に対向させて、無線式ICタグに対し
て、ロールを識別する識別番号、ロールの使用回数、ロ
ールの外径、ロールの長さ、ロールの処理方法、各処理
工程の終了・未終了を記録しておくことができ、少なく
ともロールの識別番号を記憶させて、以後、処理工程の
あらゆる段階で受発信アンテナを無線式ICタグに近接状
態に対向させて、ロールの識別番号を読み取って処理工
程の進行段階を確認するようにすれば、メインのコンピ
ュータが、様々な大きさのグラビア印刷用のロール製作
・メッキ処理・研磨処理・リサイクル処理・製版処理に
関して上記のような十種類の処理工程が異なるロール処
理をフレキシブルに行うことが可能になる。
【0030】本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロ
ールによれば、無線式ICタグは、被チャック孔の正面内
方に位置しかつロール端面より一定距離に位置するの
で、無線式ICタグとのアクセスに際してアクセスできる
周方向の位置検出を行う等の必要が無く、可動棹を被製
版ロールの端面の被チャック孔を通してロール内に入れ
る挿入寸法を一定にすれば、可動棹の端面に取り付けた
受発信アンテナと無線式ICタグとのギャップを一定寸法
になるように確保できるから、受発信アンテナと無線式
ICタグとの間で安定した無線交信が行えて無線式ICタグ
に記録したロールの識別番号の読み取りをエラーなく行
うことができ、可動棹を被製版ロールの端面の被チャッ
ク孔を通してロール内に入れる挿入寸法を一定にすれば
良いので、可動棹の制御も一定動作になるように行うこ
とができて制御に信頼性が生じる。
【0031】本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロ
ールによれば、ICタグを用いてロールの在庫管理から製
版方法・出荷までを管理することができ、印刷・シリン
ダー保管・再利用情報を適切に管理でき、様々な異なっ
た処理を一製版ラインでフレキシブルにスピーディーに
交通整理できて、特に共通版においてもロールと該ロー
ルに形成した版が異なることがないように二重にチェッ
クすることができ、又、製版工場内のパレットに人手に
より多数のロールを載置して製版を行うようにしてもロ
ールの特定ができて誤った製版処理を行うこと(作業エ
ラー)を回避でき、さらに、ライントラブル時の復旧に
役立つ。ロールのメーカーにおいてICタグを採用してデ
ータ入力しておけば、納入先での受け入れが容易にな
り、物流システムの運用面で特別のオペレータを必要と
しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロー
ルの要部断面図。
【図2】 本願発明の被製版ロールに無線式ICタグを取
り付ける状態を説明するための取り付け工程図。
【図3】 本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロー
ルを用いてロールの在庫管理から製版方法・出荷までを
管理することができる十種類の処理工程を実施するため
の概略の立体ロール倉庫と全自動製版工場を示す平面
図。
【図4】 本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロー
ルを用いてロールの在庫管理から製版方法・出荷までを
管理することができる十種類の処理工程を説明するため
の工程図。
【図5】 本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロー
ルの要部断面図。
【符号の説明】
1・・・溝形ブラケット、1a,1b・・・平行部、1c・
・・中央連結部、2・・・ICタグ、3a,3b・・・接着
剤、4・・・被製版ロール、5・・・可動棹、6・・・
アンテナ、7・・・メインのコンピュータ、8・・・立
体ロール倉庫、9・・・全自動製版工場、1A・・・溝
形ブラケット、1d・・・両端部、3c・・・接着剤、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝形ブラケットの中央連結部に少なくとも
    ロール識別番号を記憶しておく無線式ICタグを取り付
    け、該溝形ブラケットを被製版ロールの内部に挿入して
    両端の平行部をロール内周面に接着固定して、無線式IC
    タグを被チャック孔の正面内方に位置させかつロール端
    面より一定距離に位置させたことを特徴とする無線式IC
    タグを備えた被製版ロール。
  2. 【請求項2】平板材を溝形に折り曲げられているか、又
    は平行部と中央連結部の屈曲部に多少の可撓性がある溝
    形に成形されいて、一方の平行部外面から他方の平行部
    外面までの距離がロール内径に略等しい溝形ブラケット
    の中央連結部の平行部側の面の中央部に少なくともロー
    ル識別番号を記憶しておく無線式ICタグを取り付け、該
    溝形ブラケットを被製版ロールの端面の被チャック孔を
    通してロール内に入れて、該溝形ブラケットの中央連結
    部が平行部よりもロール内方側になるようにかつ中央連
    結部の幅中央がロール直径線に一致するように、両側の
    平行部をロール内周面に接着して、無線式ICタグを被チ
    ャック孔の正面内方に位置させかつロール端面より一定
    距離に位置させたことを特徴とする無線式ICタグを備え
    た被製版ロール。
  3. 【請求項3】C溝形ブラケットの中央連結部に少なくと
    もロール識別番号を記憶しておく無線式ICタグを取り付
    け、該C溝形ブラケットを被製版ロールの内部に挿入し
    て中央連結部に平行する両端部をロール内端面に接着固
    定して、無線式ICタグを被チャック孔の正面内方に位置
    させかつロール端面より一定距離に位置させたことを特
    徴とする無線式ICタグを備えた被製版ロール。
JP2001028899A 2001-02-05 2001-02-05 無線式icタグを備えた被製版ロール Expired - Fee Related JP4642247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001028899A JP4642247B2 (ja) 2001-02-05 2001-02-05 無線式icタグを備えた被製版ロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001028899A JP4642247B2 (ja) 2001-02-05 2001-02-05 無線式icタグを備えた被製版ロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002225219A true JP2002225219A (ja) 2002-08-14
JP4642247B2 JP4642247B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=18893314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001028899A Expired - Fee Related JP4642247B2 (ja) 2001-02-05 2001-02-05 無線式icタグを備えた被製版ロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4642247B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292833A (ja) * 2001-04-03 2002-10-09 Toppan Forms Co Ltd 印刷用シリンダー及び該印刷用シリンダーの管理方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441308A (ja) * 1990-06-04 1992-02-12 Kubota Corp 管体製品の保管施設における管理方法
JPH06210834A (ja) * 1992-07-30 1994-08-02 Heidelberger Druckmas Ag ローラシェルの識別装置
JPH06247027A (ja) * 1993-03-01 1994-09-06 Riso Kagaku Corp 孔版印刷装置および版胴
JPH0717624A (ja) * 1993-03-30 1995-01-20 Mitsubishi Paper Mills Ltd 巻取製品の自動印字装置及び製品情報管理方法
JPH09216335A (ja) * 1996-02-15 1997-08-19 Kaneda Kikai Seisakusho:Kk グラビアシリンダ及びその自動管理方法
JP2001018507A (ja) * 1999-07-07 2001-01-23 Riso Kagaku Corp 画像記録装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441308A (ja) * 1990-06-04 1992-02-12 Kubota Corp 管体製品の保管施設における管理方法
JPH06210834A (ja) * 1992-07-30 1994-08-02 Heidelberger Druckmas Ag ローラシェルの識別装置
JPH06247027A (ja) * 1993-03-01 1994-09-06 Riso Kagaku Corp 孔版印刷装置および版胴
JPH0717624A (ja) * 1993-03-30 1995-01-20 Mitsubishi Paper Mills Ltd 巻取製品の自動印字装置及び製品情報管理方法
JPH09216335A (ja) * 1996-02-15 1997-08-19 Kaneda Kikai Seisakusho:Kk グラビアシリンダ及びその自動管理方法
JP2001018507A (ja) * 1999-07-07 2001-01-23 Riso Kagaku Corp 画像記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292833A (ja) * 2001-04-03 2002-10-09 Toppan Forms Co Ltd 印刷用シリンダー及び該印刷用シリンダーの管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4642247B2 (ja) 2011-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920011652A (ko) 자동적으로 작동가능한 제조 및 가공 플랜트
JP6893565B2 (ja) 保管装置およびリール保管方法
US7912570B2 (en) Logistics system for managing at least a warehouse of a printing company that operates at least one printing press
US20030025027A1 (en) Production managing method for photo film production
JP2010211479A (ja) Idラベル貼付装置
JP2010201440A (ja) ロールショップ管理システム
JP2006501552A (ja) 処理機械の自動的な材料供給方法および装置並びに制御システムおよび制御システムを有する印刷所
JP3335165B2 (ja) 自動的に加工ステーションに印刷シリンダを装填するための装置及び方法
JP4671486B2 (ja) 製版・印刷用ロールの管理方法
JP2002225219A (ja) 無線式icタグを備えた被製版ロール
JP4424642B2 (ja) 被製版ロールの取り扱い方法及びロボットハンド
JP2002265020A (ja) ロール立体倉庫におけるロールの集中取り出し方法
JP2002265009A (ja) ロール立体倉庫における被製版ロールの収納・取り出し方法
JP2927838B2 (ja) 自動加工システム
JP2002307641A (ja) グラビア印刷ロールの自動受注・製作方法
JP4716583B2 (ja) グラビア印刷用被製版ロールの処理工場
JPH11184513A (ja) 制御システム及びその通信方法
KR101104783B1 (ko) Rfid 태그 발행 시스템
JP2002200728A (ja) グラビア印刷用被製版ロールの製作・リサイクル処理・製版をマルチに行う方法
JP2824431B2 (ja) 巻取製品の自動印字装置
JP2002373316A (ja) Icを装着した芯材
JP2002307640A (ja) グラビア印刷ロールの自動受注・製作方法
JP4587560B2 (ja) グラビア印刷用被製版ロールの製作・リサイクル処理・製版をマルチに行う方法
JP2002187249A (ja) グラビア印刷用被製版ロールの製作・リサイクル処理・製版をマルチに行う方法
JP4606602B2 (ja) グラビア印刷用被製版ロールの処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20041207

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20041208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100901

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4642247

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees