JPH0441308A - 管体製品の保管施設における管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は上水道配管、下水道配管、工業用水配管、農業
用水配管、ガス用配管、電気・通信線用配管に使用され
る鉄管や複合管を生産した後に、出荷まで保管しておく
保管施設で実施される管理方法に関するものである。

従来の技術 鉄管にあっては、生産の際に鋳出しマークで各鉄管の表
面に管理情報として受口形状、管厚９口径、製造の年号
などが記入されている。製造された鉄管は第５図に示す
ように積上げて出荷まで保管場所１で保管される。従来
の管理方法は、保管されているエリアＡ、Ｂ・・・・・
・ごとに、そこに積上げられている各鉄管の鋳出しマー
クを読み取って、管理情報を台帳に手書きで写し取り、
出荷が必要になった際には、その台帳に基づいて必要な
仕様の鉄管が保管されているエリアを特定して、積み出
し作業が実施されている。

発明が解決しようとする課題 このような従来の管理方法では、各鉄管の管理情報を台
帳に写し取るために多大の労力を要するとともに、迅速
な出荷処理を期待できない。

これらの問題は鉄管だけの問題ではなくて、複合管など
においても同様である。

本発明は各管体製品からの管理情報の読み取りの省力化
、ならびに出荷処理の迅速化を期待できる管理方法を提
供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明の管理方法は、保管される各管体製品に取り付け
るか埋設された無線応答タグから、それぞれの管体製品
の管理情報を読み取り、読み取った管理情報を保管場所
を特定する情報と対応させて保存してデータベースを構
築し、検索条件に基づいて前記データベースを検索して
必要な情報を抽出することを特徴とする。

作用 この構成によると、自己の管理情報を書き込んだ無線応
答タグが各管体製品に設けられているため、保管場所で
の管理情報の収集時には無線応答タグをアクセスしてデ
ータの読み取りを実施する。

電気的に読み取った管理情報は保管場所を特定する情報
と対応させて保存してデータベースが構築されるため、
このデータベースを検索条件に基づいて検索すると、保
管中の中で必要とする管体製品に関する情報をコンピュ
ータ処理で迅速に抽出できる。

実施例 以下、本発明の管理方法の具体的な実施例を第１図〜第
４図に基づいて説明する。

第２図に示ように、保管場所１に積上げて保管されてい
るそれぞれの鉄管２には、管端面３に第３図に示すよう
に穴４を形成し、この穴４に無線応答タグ５を挿入して
合成樹脂６が充填されている。

無線応答タグ５とこの無線応答タグ５からの情報の読み
出しに使用される読取装置７は、第４図に示すように構
成されている。

ここでは無線応答タグ５には“個別番号”と“管理情報
”が書き込まれた不揮発性メモリがデータ記憶部８に設
けられており、管端面３に読取装置７を近付けて無線応
答タグ５から情報の読み出しを行う。無線応答タグ５に
読取装置７が近付くと、読取装置７のアンテナ９と無線
応答タグ５のアンテナ１０とが電磁波１１で電磁結合し
て、読取装置７の発振回路１２から無線応答タグ５の整
流回路１３にキャリア信号１４が供給される。整流回路
１３ではキャリア信号１４を整流平滑して無線応答タグ
５の内部回路の全電力を賄っている。無線応答タグ５の
データ記憶部８と入出力回路１５に電力が供給され、さ
らに基準クロック発生回路１６で前記キャリア信号１４
を分周して作った基準クロック信号が入出力回路１５に
供給されると、入出力回路１５はデータ記憶部８に書き
込まれている内容を読み出して、読み出したコードが“
１”の場合には前記キャリア信号１４の周波数ｆ。とは
異なる周波数ｆ１（＝ｆ、／Ｎｔ）の信号をアンテナ１
０に印加し、コード“０”の場合には周波数ｆ２　　（
＝ｆｏ／Ｎ２）の信号をアンテナｌＧに印加する。周波
数ｆｌ＋ｆ２は入出力回路１５の内部の分周回路で前記
基準クロック信号を分周して作られている。

このようにしてデータ記憶部８から読み出されたデータ
がＦＳＫ変調で送信されて読取装置７のアンテナ１１に
誘起される。アンテナ１１に誘起した周波数ｆＩ、ｆ２
は読取装置７の復調回路１７で復調された後にパラレル
変換して出力される。

データ記憶部８に書き込まれている“管理情報”を書き
換える場合には、読取装置７のデータ設定部１８に“個
別番号”と“変更後の管理情報”を設定して書き換えの
実行を指示すると、キャリア信号１４とともに書換命令
のコードと個別番号と変更後の“管理情報”とが先程の
ＦＳＫ変調と同様にしてアンテナ１１に印加され、無線
応答タグ５の側では入出力回路１５で信号を復調して書
換命令のコードを検出すると、それと共に伝送されてき
ている“個別番号”と“変更後の管理情報”に前記デー
タ記憶部８の不揮発性メモリの内容を更新する。

ここで言う不揮発性メモリとしてはＥＥＰ−ＲＯＭを例
に挙げることができる。

このようにして、読取装置７によって無線応答タグ５の
データ記憶部８から必要な情報を読み出すことができる
。

なお、データ記憶部８に書き込まれる“管理情報”とし
ては 「管理ＮｕＪ 「製造年号」　「口径」　「受口形状」「管種」　「管
厚」　「塗装の仕様」　「長さ」などを挙げることがで
きる。

第１図は鉄管２に埋め込まれた無線応答タグ５の管理情
報の読み取りからその読み取った管理情報を事務処理装
置１９で処理するまでの過程を示している。

ここでは読取装置７がハンディ−ターミナル２０とこれ
に接続されたアンテナ９とで構成されており、保管施設
の係員はハンディ−ターミナル２０とアンテナ９を携行
して保管場所１を巡回する。

巡回中の係員は、積上げられている鉄管２の管端面３に
アンテナθを近付けると、そこに埋め込まれている無線
応答タグ５から管理情報の読み取りが自動的に実施され
る（ａ−１）。ハンディ−ターミナル２０への管理情報
の読み込みが完了した際にハンディ−ターミナル２０か
ら発生する動作確認音を係員が認識すると、係員はその
鉄管２が積上げられているエリアをハンディ−ターミナ
ル２０のキーボード２１にキーインしてエリア指定を実
行しくａ−２〕、次いでエンターキー２２を操作する（
ａ−３）　と、ステップ（ａ−１）で読み取った管理情
報工とステップ（ａ−２）で読み取ったエリア情報■と
が一対となってハンディ−ターミナル２０に装着されて
いるＲＡＭカード２３に書き込まれる。したがって、従
来のように係員の肉眼による鋳込みマークの読み取りと
台帳への手書きに比べて多量の鉄管の管理情報の読み取
りを短時間で効率よ〈実施できる。

このようにして保管場所１に積上げられている残りの鉄
管２についても、アンテナ９を近付けてステップ（ａ−
１）〜（ａ−３３を繰り返し実行してＲＡＭカード２３
に各鉄管２ごとの読取情報■を書き込む。

保管場所１での管理情報の収集を終えた係員は、ステッ
プ（ａ−４）でハンディ−ターミナル２０からＲＡＭカ
ード２３を取り外して、取り外したＲＡＭカード２３を
事務所に据え付けられている事務処理装置Ｉ９に接続し
、ステップ［ａ−５３でＲＡＭカード２３に書き込まれ
ている読取情報■が事務処理装置１９に吸い上げられる
。事務処理装置！９ではステップ（ａ−５）で吸い上げ
た読取情報■が自己のデータベースに読み込んで蓄積す
る［ａ−Ｇ）。

出荷の際には、出荷しようとする目的の鉄管の条件を検
索情報■にして事務処理装置１９に入力してデータベー
スの検索の実行を指示すると、ステップ（ａ−７）　で
データベースの検索が実施されて、その検索結果がステ
ップ（ａ−８３で事務処理装置１９のデイスプレィに出
力されたり、必要に応じて所定の様式でプリントアウト
される。

したがって、係員はステップ（ａ−８）で出力される検
索結果に基づいて迅速に保管場所のエリアに目的の鉄管
を取りに行くことができ、出荷作業の作業効率が向上す
る。

上記の実施例では鉄管２の管端面３に無線応答タグ５を
埋め込んだが、埋め込み場所はこれに限定されるもので
はなく、鉄管２の管胴部２４の任意の位置や、特に管胴
部２４の管端に接近した位置に埋設することもでき、こ
の場合には積上げられている鉄管２の隙間２５からアン
テナ９を差し込んで無線応答タグ５とのアクセスが実施
する。

上記の実施例では無線応答タグ５を鉄管２に埋設したが
、鉄管２の表面に同様の無線応答タグ５を取り付けても
同様である。

上記実施例の無線応答タグ５はラジオ周波の電界を使用
したものであったが、これよりも低い周波数の磁界を使
用してエネルギーならびに情報の授受を実施したり、静
電気を使用して同様にエネルギーならびに情報の授受を
実施することもできる。

上記の各実施例は鉄管２の場合を例に挙げて説明したが
、これは管体製品が複合管などである場合も同様に実施
可能である。

上記の実施例では無線応答タグ５にアンテナ１０を内蔵
させたが、無線応答タグ５にはアンテナ１０を内蔵させ
ずに管体製品の導電部に内部回路を接続して、管体製品
それ自体をアンテナとして利用することもできる。

発明の効果 以上のように本発明の管理方法によれば、保管される管
体製品には、自己の管理情報が書き込まれた無線応答タ
グを取り付けるか埋設されており、保管場所において読
取装置を使用して管体製品の前記無線応答タグから管理
情報を読み取って保管場所を特定する情報と対応させて
保存してデータベースを構築し、検索条件に基づいて前
記データベースを検索して必要な情報を抽出するため、
無線応答タグをアクセスする簡単な作業動作だけで、保
管場所での管理情報の収集を電気的に迅速に実施できる
。さらに、電気的に読み取られた管理情報は保管場所を
特定する情報と対応させて保存してデータベースが構築
されるため、このデータベースを検索条件に基づいて検
索の実行を指示するだけで、保管中の中で必要とする管
体製品に関する情報をコンピュータ処理で迅速に抽出で
き、迅速な出荷処理を期待できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の管理方法の具体的な実施例を示す管理
情報の収集から蓄積までの工程図、第２図は管体製品の
保管場所における積上げ状態の説明図、第３図は無線応
答タグの埋め込み状態を示す断面図、第４図は無線応答
タグと読取装置の構成図、第５図は保管場所の説明図で
ある。 １・・・保管場所、２・・・鉄管〔管体製品〕、５・・
・無線応答タグ、７・・・読取装置、１９・・・事務処
理装置、２Ｇ・・・ハンディ−ターミナル、■・・・管
理情報、■・・・エリア情報。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、保管される各管体製品に取り付けるか埋設された無
   線応答タグから、それぞれの管体製品の管理情報を読み
   取り、読み取った管理情報を保管場所を特定する情報と
   対応させて保存してデータベースを構築し、検索条件に
   基づいて前記データベースを検索して必要な情報を抽出
   する管体製品の保管施設における管理方法。