JP2002222877A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体記憶装置およびその製造方法Info
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Abstract
能にする。 【解決手段】 半導体基板21上に積層されたトンネル
絶縁膜22,浮遊ゲート23,窒化シリコン膜24の両側
方に側壁スペーサ27を形成し、一方の側壁スペーサを
エッチングによって除去する。窒化シリコン膜24及び
残った側壁スペーサ27をマスクとして溝29を形成
し、斜めイオン注入を行って溝29の側壁スペーサ27
側の側壁に不純物拡散領域31を形成する。こうして、
溝29の不純物拡散領域31が形成されていない方の側
壁を浮遊ゲート23の側端部の略直下に位置させて、浮
遊ゲート23によって制御できない領域を殆ど無くす。
したがって、メモリセルトランジスタにも選択トランジ
スタにも属さない無効領域が殆どなくなり、結果的にメ
モリセルのセル面積を縮小できる。
Description
対して自己整合的に選択ゲートが形成された半導体記憶
装置およびその製造方法に関する。
能化の進展に伴ってその集積度は増加の一途をたどり、
その結果チップサイズは大きくなる傾向にある。ところ
が、一方においては、半導体集積回路の価格低減の要求
も厳しく、チップサイズの縮小が大きな課題の一つとな
っている。
サイズ縮小が課題となっており、チップサイズ縮小化の
手法の一つとして、基板表面に形成していた所謂選択ト
ランジスタを、半導体基板の一部に穿たれた溝(トレン
チ)の側壁に形成する方法が提案され、実用化されてい
る。
の溝の側壁に形成する不揮発性半導体装置の製造方法に
ついて説明する。図8は、従来の不純物拡散領域の形成
時における不揮発性半導体メモリの主要部(メモリセル)
の概略断面図である。図8において、1はシリコン基
板、2はトンネル絶縁膜(酸化膜)、3は浮遊ゲート、4
は窒化シリコン膜、5はメモリセル拡散領域、6は選択
トランジスタ(埋め込みトランジスタ)の絶縁膜である。
表面に窒化シリコン膜4をマスクとして溝7を形成し、
以降の工程において溝7の中に導電性の材料を埋め込ん
でゲート電極とし、溝7の底面および側壁に選択トラン
ジスタを形成する。そのために、半導体基板1の表面か
ら鉛直方向に対してある角度で、溝7の一方の側壁8の
みに不純物をイオン注入(斜めイオン注入)してメモリセ
ル拡散領域5を形成している。
ンネル酸化膜2の一部にも不純物が注入されるため、ト
ンネル酸化膜2の品質が劣化してしまう。この劣化は、
イオンの衝突によるトンネル酸化膜2とシリコン基板1
との境界面でのシリコン結晶の転移発生による。また、
トンネル酸化膜2中に残留する不純物イオンによるバリ
アハイトの低下によるものである。
への不純物注入を避ける不純物拡散領域の形成方法が提
案されている。図9(a)は不純物拡散領域の形成時にお
ける断面図であり、図9(b)は完成時の概略断面図であ
る。尚、図9(a)から図9(b)に至る工程の説明は省略す
る。また、図8と同じ部位には同じ番号を付与してい
る。図9(a)に示すごとく、溝7を形成する前に、トン
ネル絶縁膜2,浮遊ゲート3,窒化シリコン膜4の両側壁
に側壁スペーサ9を形成している。そのために、以後斜
めイオン注入を行う際に、側壁スペーサ9の存在によっ
てトンネル絶縁膜2の一部に不純物が注入されることが
避けられるのである。
ジスタのゲート電極である。また、11は絶縁膜、12
は複合酸化膜、13は浮遊ゲート導電層、14は制御ゲ
ートである。
来のトンネル絶縁膜2,浮遊ゲート3,窒化シリコン膜4
の両側壁に側壁スペーサ9を形成して斜めイオン注入を
行う不揮発性半導体記憶装置の製造方法においては、図
9(b)に示す完成時の概略断面図から分かるように、溝
7における不純物拡散領域5が形成されない側の側壁領
域(丸印Aの領域)に、浮遊ゲート3で制御ができない領
域が発生する。この部分はメモリセルトランジスタにも
選択トランジスタにも属さない無効領域となり、結果的
にメモリセルのセル面積が上記不要な領域分だけ増大し
てしまうという問題がある。
生を抑え、メモリセルのセル面積の縮小、延いてはチッ
プサイズ縮小を可能とする半導体記憶装置およびその製
造方法を提供することにある。
め、第1の発明は、第1導電型の半導体基板上に第1絶
縁膜を介して浮遊ゲート電極を積層して成るメモリセル
トランジスタと,このメモリセルトランジスタに隣接し
て上記半導体基板に形成された溝に選択トランジスタの
ゲート電極を埋め込んだ構造を有する半導体記憶装置に
おいて、上記溝における一側壁のみに形成された不純物
拡散領域と、上記選択トランジスタのゲート電極の上端
部と上記不純物拡散領域の形成側に在る上記第1絶縁膜
および浮遊ゲート電極との間に形成された絶縁膜スペー
サと、上記選択トランジスタのゲート電極の上端部と上
記不純物拡散領域の非形成側に在る上記第1絶縁膜およ
び浮遊ゲート電極との間に形成された上記絶縁膜スペー
サの厚さよりも薄い絶縁膜を備えたことを特徴としてい
る。
のゲート電極の上端部と上記不純物拡散領域の形成側に
在る第1絶縁膜および浮遊ゲート電極との間には、絶縁
膜スペーサが形成されている。したがって、上記選択ト
ランジスタのゲート電極が埋め込まれる溝の側壁に斜め
イオン注入によって上記不純物拡散領域が形成される際
に、トンネル酸化膜としての第1絶縁膜に不純物が注入
されることが防止される。
の上端部と上記不純物拡散領域の非形成側に在る上記第
1絶縁膜および浮遊ゲート電極との間には、上記絶縁膜
スペーサの厚さよりも薄い絶縁膜のみが形成されてい
る。したがって、上記溝における不純物拡散領域が形成
されていない側の側壁には上記浮遊ゲート電極によって
制御されない領域は殆ど存在しない。すなわち、この発
明によれば、メモリセルトランジスタにも選択トランジ
スタにも属さない無効領域は殆どないのである。
基板上に第1絶縁膜,浮遊ゲートとなる第1導電膜およ
び第1窒化シリコン膜を順次堆積し,フォトリソグラフ
ィー技術によってビットラインおよび選択ゲートの形成
領域を設定する工程と、異方性エッチングによって,上
記第1窒化シリコン膜,第1導電膜および第1絶縁膜を
エッチングして上記半導体基板を露出させる工程と、表
面に第2窒化シリコン膜を堆積させた後,さらにその上
に化学気相成長法(CVD)酸化膜を堆積させる工程と、
上記CVD酸化膜と上記第1窒化シリコン膜上の第2窒
化シリコン膜を異方性エッチングによってエッチバック
し,上記第1絶縁膜,第1導電膜および第1窒化シリコン
膜の積層構造物の両側方に側壁スペーサを形成する工程
と、フォトリソグラフィー技術によって,レジストパタ
ーンを上記各積層構造物に関して,一方の側壁スペーサ
を完全に覆うようにパターニングし,他方の側壁スペー
サのみを除去する工程と、上記レジストパターンを除去
した後,異方性エッチングによって上記半導体基板表面
に溝を形成する工程と、上記溝の内壁全体にゲート絶縁
膜を形成する工程と、斜めイオン注入によって,上記溝
の側壁における上記側壁スペーサが形成されている側の
みに第2導電型の不純物を注入する工程と、上記溝にゲ
ート電極材料を埋め込む工程を備えたことを特徴とする
半導体記憶装置の製造方法。
積された第1絶縁膜,第1導電膜および第1窒化シリコ
ン膜における両側方に側壁スペーサを形成した後に一方
の側壁スペーサを除去する。そして、残った側壁スペー
サと第1,第2窒化シリコン膜とをマスクとして半導体
基板表面に自己整合的に溝を形成し、この溝における側
壁スペーサ形成側の側壁に斜めイオン注入によって不純
物を注入するようにしている。したがって、上記イオン
注入の際にトンネル酸化膜となる第1絶縁膜に不純物が
注入されることが防止される。
いない側における浮遊ゲートとなる第1導電膜の側方に
は、上記側壁スペーサの厚さよりも薄い第2窒化シリコ
ン膜のみが形成されている。したがって、上記溝におけ
る不純物が注入されていない側の側壁には上記浮遊ゲー
ト電極によって制御されない領域は殆ど存在しない。す
なわち、この発明によれば、メモリセルトランジスタに
も選択トランジスタにも属さない無効領域は殆どないの
である。
基板上に第1絶縁膜,浮遊ゲートとなる第1導電膜およ
び第1窒化シリコン膜を順次堆積し,フォトリソグラフ
ィー技術によってビットラインおよび選択ゲートの形成
領域を設定する工程と、異方性エッチングによって,上
記第1窒化シリコン膜,第1導電膜および第1絶縁膜を
エッチングして上記半導体基板を露出させる工程と、表
面に第2窒化シリコン膜を堆積させた後,更にその上に
CVD酸化膜を堆積させる工程と、上記CVD酸化膜と
上記第1窒化シリコン膜上の第2窒化シリコン膜を異方
性エッチングによってエッチバックし,上記第1絶縁膜,
第1導電膜および第1窒化シリコン膜の積層構造物の両
側方に側壁スペーサを形成する工程と、フォトリソグラ
フィー技術によって,レジストパターンを上記各積層構
造物に関して,一方の側壁スペーサを完全に覆うように
パターニングし,他方の側壁スペーサのみを除去する工
程と、上記レジストパターンを除去した後に,異方性エ
ッチングによって上記半導体基板表面に溝を形成する工
程と、上記溝の内壁全体にゲート絶縁膜を形成する工程
と、上記溝にゲート電極材料を堆積させ,平坦化するこ
とによって上記溝内にのみ上記ゲート電極材料を埋め込
む工程と、上記側壁スペーサを除去する工程と、イオン
注入によって,上記溝の側壁における後に上記側壁スペ
ーサが除去された側のみに第2導電型の不純物を注入す
る工程を備えたことを特徴としている。
積された上記第1絶縁膜,第1導電膜および第1窒化シ
リコン膜における両側方に側壁スペーサを形成した後
に、一方の側壁スペーサを除去する。そして、残った側
壁スペーサと第1,第2窒化シリコン膜とをマスクとし
て半導体基板表面に自己整合的に溝を形成し、この溝の
内壁全体にゲート絶縁膜を形成し、さらに上記溝にゲー
ト電極材料を埋め込んで平坦化する。そうした後、残っ
た側壁スペーサを除去し、この側壁スペーサを除去した
領域から略垂直方向に上記溝の側壁にイオン注入によっ
て不純物を注入するようにしている。したがって、上記
イオン注入の際にトンネル酸化膜となる第1絶縁膜に不
純物が注入されることが防止される。
側における浮遊ゲートとなる第1導電膜の側方には、上
記側壁スペーサの厚さよりも薄い第2窒化シリコン膜の
みが形成されている。したがって、上記溝における不純
物が注入されていない側の側壁には上記浮遊ゲート電極
によって制御されない領域は殆ど存在しない。すなわ
ち、この発明によれば、メモリセルトランジスタにも選
択トランジスタにも属さない無効領域は殆どないのであ
る。
態により詳細に説明する。 <第1実施の形態>図1〜図5は、本実施の形態の半導
体記憶装置の各製造工程における断面図である。第1導
電型の半導体基板21上に、トンネル酸化膜22となる
第1絶縁膜(7nm〜11nm)を介して、浮遊ゲート電極2
3となる第1導電層(50nm〜100nm)が形成される。
さらに、窒化シリコン膜24(50nm〜200nm)を堆積
して、フォトリソグラフィー技術によって、ビットライ
ンおよび選択ゲートを形成する領域を設定する。しかる
後に、異方性エッチングによって、上記窒化シリコン膜
4,第1導電膜,第1絶縁膜をエッチングして半導体基板
21を露出させて、図1(a)に示すように、積層された
トンネル酸化膜22,浮遊ゲート電極23および窒化シ
リコン膜24を形成する。
に、薄い窒化シリコン膜25を堆積させる。この窒化シ
リコン膜25は、後にCVDによる酸化膜で形成される
側壁スペーサを除去する際に、同じ酸化膜であるトンネ
ル酸化膜22をエッチングから保護するために形成され
るものである。尚、その膜厚は、上記側壁スペーサを除
去するエッチングにおける酸化膜の窒化膜に対する選択
比を100とすると、上記側壁スペーサの幅の1/10
0にエッチング量のバラツキと窒化シリコン膜25の膜
厚のバラツキとを加えた程度であればよい。さらに、図
1(c)に示すように、全体にCVDによってCVD酸化
膜26を20nm〜40nmの膜厚で堆積させる。
酸化膜26と下層の窒化シリコン膜24上に在る窒化シ
リコン膜25とを異方性エッチングでエッチバックし、
トンネル酸化膜22,浮遊ゲート23および窒化シリコ
ン膜24の積層構造物の両側壁に側壁スペーサ27を形
成する。この側壁スペーサ27の幅は、斜め注入される
不純物イオンがトンネル酸化膜22の領域に侵入するの
を防ぐのであるからイオン注入に対する絶縁膜のマスク
性で決まる。例えば、側壁スペーサ27が酸化シリコン
膜で形成され、注入イオンが砒素イオンであり、注入エ
ネルギーが15keVである場合には、0.02μ〜0.0
4μ程度になる。
グラフィー技術によって、レジストパターン28を形成
する。その場合、各レジストパターン28は、各メモリ
セルに対応して形成され、一つのレジストパターン28
における一側28aは窒化シリコン膜24上に位置する
一方、他側28bは互いに隣接する側壁スペーサ27間
に位置して、一方の側壁スペーサ27aを完全に露出さ
せるようにパターニングされる。その後、図2(f)に示
すように、レジストパターン28によって覆われていな
い方の側壁スペーサ27aのみをエッチングによって除
去する。その際におけるエッチングは、窒化シリコン膜
28に対して酸化膜エッチングの選択比が大きいエッチ
ングであって、等方性のエッチングであることが好まし
い。例えば、このようなエッチング法としてはフッ酸浸
液によるエッチングがある。
トパターン28を除去し、窒化シリコン膜24と酸化膜
とに対してシリコンエッチングの選択比が高い異方性エ
ッチングを用いて、半導体基板21をエッチングして溝
29を形成する。尚、その場合における溝29の断面形
状は、深さをD,幅をWとし、メモリセルトランジスタ
と後に自己整合的に溝29に形成される埋め込みトラン
ジスタ(選択トランジスタ)との間に形成される不純物拡
散領域の深さをXjとし、設計上必要とされる埋め込み
トランジスタの実効チャンネル長をLeffとすると、次
式 (W+2×D)−Xj=Leff を満たすように決定される。
の内壁全体にゲート絶縁膜30を形成する。そして、図
3(i)に示すように、側壁スペーサ27下部における半
導体基板21のみに不純物を導入できる角度で、第2導
電型の不純物をイオン注入する。その際に、注入方向が
鉛直線となす角度をθ、溝29の底面から窒化シリコン
膜24の上端までの高さをH、溝29の幅をWとする
と、θは次式 tanθ=W/H によって決定される。この角度θで注入を行うことによ
って、溝29の側面に不純物拡散領域31が形成され
る。しかも、トンネル酸化膜22,浮遊ゲート23およ
び窒化シリコン膜24の側方に形成された側壁スペーサ
27がトンネル酸化膜22に達する不純物イオンのマス
クとして機能するため、トンネル酸化膜22の品質は保
たれる。
ゲートとなる導電層32を溝29に埋め込んで平坦化す
る。そして、図4(k)に示すように、エッチバックを行
って窒化シリコン膜24と、窒化シリコン膜24の側方
の窒化シリコン膜25と、側壁スペーサ27の上部とを
露出させる。その際に、平坦化された導電層32の表面
を、浮遊ゲート23の上面と下面との間に位置させる。
その後、図4(l)に示すように、導電層32上のギャッ
プ部に酸化膜33を埋め込んで平坦化する。
コンおよび窒化シリコン膜に対してエッチング選択比が
高い燐酸浸液等を用いた等方性のエッチング法によっ
て、浮遊ゲート23上の窒化シリコン膜24を選択的に
除去する。次に、図5(n)に示すように、浮遊ゲート2
3上に、浮遊ゲート23と電気的に接合する2層目の浮
遊ゲート材料34を堆積する。そして、図5(o)に示す
ように、全面に酸化膜/窒化膜/酸化膜の複合絶縁膜35
を堆積し、さらに後に制御ゲートとなる導電層36を1
00nm〜200nmの膜厚で堆積する。尚、複合絶縁膜3
5は、制御電圧のスケーリングによっても異なるが、通
常12nm〜20nmの膜厚で形成する。
23上に形成される2層目の浮遊ゲート材料34は省略
しても差し支えない。
ィーによって設定し、公知の方法によって、導電層3
6,複合絶縁膜35,浮遊ゲート材料34および浮遊ゲー
ト23を一括してエッチングしてワードラインを形成す
る。こうして、不揮発性半導体記憶装置が形成される。
導体基板21上におけるメモリセル形成領域に順次積層
されたトンネル絶縁膜22,浮遊ゲート23,窒化シリコ
ン膜24の両側方に側壁スペーサ27を形成する。そし
て、両側壁スペーサ27のうち一方の側壁スペーサ27
aのみをエッチングによって除去する。その後、窒化シ
リコン膜24および残った側壁スペーサ27をマスクと
して半導体基板21の表面に溝29を形成し、斜めイオ
ン注入を行って、側壁スペーサ27が形成されている側
の溝29の側壁に不純物拡散領域31を形成するように
している。したがって、側壁スペーサ27が存在しない
側の溝29の側壁は、浮遊ゲート23の側端部の略直下
に位置していることになる。
成されない側の溝29の側壁に、浮遊ゲート23によっ
て制御できない領域は殆ど存在しない。したがって、メ
モリセルトランジスタにも選択トランジスタにも属さな
い無効領域がなくなり、結果的にメモリセルのセル面積
を縮小でき、延いてはチップサイズを縮小することがで
きるのである。
実施の形態の半導体記憶装置の各製造工程における断面
図である。上記第1実施の形態における図1(a)〜図3
(h)と同様にして、第1導電型の半導体基板41上に、
トンネル酸化膜42,浮遊ゲート電極43および窒化シ
リコン膜44を形成し、窒化シリコン膜45および側壁
スペーサ46を形成する。そして、一方の側壁スペーサ
46のみをエッチングによって除去し、異方性エッチン
グによって形成した溝の内壁全体にゲート絶縁膜47を
形成する。その際における上記溝の断面形状は、上記第
1実施の形態と同様にして設定する。次に、上記第1実
施の形態における図4(j)〜図4(k)と同様にして、後に
選択ゲートとなる導電層48を溝に埋め込んで平坦化
し、エッチバックを行って窒化シリコン膜44と、窒化
シリコン膜44の側面の窒化シリコン膜45と、側壁ス
ペーサ46の上部とを露出させる。こうして、図6(a)
に示す半導体構造が得られる。
窒化シリコンに対して選択比が高いエッチング法によっ
て、側壁スペーサ46を除去する。その後、ほぼ垂直の
方向から不純物イオンの注入を行うことによって、側壁
スペーサ46が除去された領域にのみ、自己整合的に不
純物拡散領域49を形成する。次に、図6(c)に示すよ
うに、導電層48上のギャップ部に酸化膜50を埋め込
んで平坦化する。その後に、図7(d)に示すように、シ
リコンおよび窒化シリコン膜に対してエッチング選択比
が高い燐酸浸液等を用いた等方性のエッチング法によっ
て、浮遊ゲート43上の窒化シリコン膜44を選択的に
除去する。次に、浮遊ゲート43上に、浮遊ゲート43
と電気的に接合する2層目の浮遊ゲート材料51を堆積
する。そして、図7(e)に示すように、全面に酸化膜/窒
化膜/酸化膜の複合絶縁膜52を堆積し、さらに後に制
御ゲートとなる導電層53を堆積する。尚、複合絶縁膜
52は制御電圧のスケーリングによっても異なるが、通
常12nm〜20nmの膜厚で形成する。
43上に形成される2層目の浮遊ゲート材料51は省略
しても差し支えない。
ィーによって設定し、公知の方法によって、導電層5
3,複合絶縁膜52,浮遊ゲート材料52および浮遊ゲー
ト43を一括してエッチングしてワードラインを形成す
る。こうして、不揮発性半導体記憶装置が形成される。
導体基板41上におけるメモリセル形成領域に順次積層
されたトンネル絶縁膜42,浮遊ゲート43,窒化シリコ
ン膜44の両側方に側壁スペーサ46を形成する。そし
て、両側壁スペーサ46のうち一方の側壁スペーサ46
のみをエッチングによって除去する。その後、窒化シリ
コン膜44および残った側壁スペーサ46をマスクとし
て半導体基板41の表面に溝を形成し、導電層48を溝
に埋め込んで平坦化し、エッチバックを行って窒化シリ
コン膜44と、窒化シリコン膜44の側面の窒化シリコ
ン膜45と、側壁スペーサ46の上部とを露出させる。
そうした後、エッチングによって側壁スペーサ46を除
去し、ほぼ垂直の方向から不純物イオンの注入を行うこ
とによって、側壁スペーサ46が後から除去された領域
にのみ、自己整合的に不純物拡散領域49を形成するよ
うにしている。したがって、不純物拡散領域49が存在
しない側の溝の側壁は、浮遊ゲート43の側端部の略直
下に位置していることになる。
成されない側の溝の側壁に、浮遊ゲート43によって制
御できない領域は殆ど存在しない。したがって、メモリ
セルトランジスタにも選択トランジスタにも属さない無
効領域がなくなり、結果的にメモリセルのセル面積を縮
小でき、延いてはチップサイズを縮小することができる
のである。
御ゲート層)36,53と導電層(選択ゲート)32,48
とが電気的または物理的に接合されている構造の半導体
記憶装置にも適用可能であることは言うまでもない。
半導体記憶装置は、半導体基板上に第1絶縁膜と浮遊ゲ
ート電極とで成るメモリセルトランジスタを形成し、こ
のメモリセルトランジスタに隣接して上記半導体基板上
に形成された溝に選択トランジスタのゲート電極を埋め
込んだ構造を有する半導体記憶装置であって、上記溝の
一側壁のみに不純物拡散領域を形成し、上記選択トラン
ジスタのゲート電極の上端部と上記不純物拡散領域形成
側の上記第1絶縁膜および浮遊ゲート電極との間に絶縁
膜スペーサを形成したので、上記溝の側壁に上記不純物
拡散領域を形成する際に、トンネル酸化膜となる第1絶
縁膜に不純物が注入されることを防止できる。したがっ
て、トンネル酸化膜の品質劣化を防止することができ
る。
極の上端部と上記不純物拡散領域非形成側の上記第1絶
縁膜および浮遊ゲート電極との間には、上記絶縁膜スペ
ーサの厚さよりも薄い絶縁膜のみを形成したので、上記
溝における不純物拡散領域が形成されていない側の側壁
には上記浮遊ゲート電極によって制御されない領域は殆
ど存在しない。すなわち、この発明によれば、メモリセ
ルトランジスタにも選択トランジスタにも属さない無効
領域は殆どないのである。
方法は、第1導電型の半導体基板上に順次堆積された第
1絶縁膜,第1導電膜および第1窒化シリコン膜におけ
る両側方に側壁スペーサを形成した後に一方の側壁スペ
ーサを除去し、残った側壁スペーサと第1,第2窒化シ
リコン膜とをマスクとして半導体基板表面に自己整合的
に溝を形成し、この溝における側壁スペーサ形成側の側
壁に斜めイオン注入によって不純物を注入するので、上
記イオン注入の際にトンネル酸化膜となる第1絶縁膜に
不純物が注入されることを防止できる。したがって、ト
ンネル酸化膜の品質劣化を防止することができる。
が形成されていない側における浮遊ゲートとなる第1導
電膜の側方には、上記側壁スペーサの厚さよりも薄い第
2窒化シリコン膜のみを形成するので、上記溝における
不純物が注入されていない側の側壁には上記浮遊ゲート
電極によって制御されない領域は殆ど存在しない。すな
わち、この発明によれば、メモリセルトランジスタにも
選択トランジスタにも属さない無効領域は殆どない。
方法は、第1導電型の半導体基板上に順次堆積された第
1絶縁膜,第1導電膜および第1窒化シリコン膜におけ
る両側方に側壁スペーサを形成した後に、一方の側壁ス
ペーサを除去し、残った側壁スペーサと第1,第2窒化
シリコン膜とをマスクとして半導体基板表面に自己整合
的に溝を形成し、この溝の内壁全体にゲート絶縁膜を形
成し、さらに上記溝にゲート電極材料を埋め込んで平坦
化した後、残った側壁スペーサを除去し、この側壁スペ
ーサを除去した領域から略垂直方向に上記溝の側壁にイ
オン注入によって不純物を注入するので、上記イオン注
入の際にトンネル酸化膜となる第1絶縁膜に不純物が注
入されることを防止できる。したがって、トンネル酸化
膜の品質劣化を防止することができる。
注入されていない側における浮遊ゲートとなる第1導電
膜の側方には、上記側壁スペーサの厚さよりも薄い第2
窒化シリコン膜のみを形成したので、上記溝における不
純物が注入されていない側の側壁には上記浮遊ゲート電
極によって制御されない領域は殆ど存在しない。すなわ
ち、この発明によれば、メモリセルトランジスタにも選
択トランジスタにも属さない無効領域は殆どない。
ける断面図である。
造工程における断面図である。
域形成時における断面図である。
の不純物拡散領域形成時および完成時における断面図で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に第1絶縁膜
を介して浮遊ゲート電極を積層して成るメモリセルトラ
ンジスタと、このメモリセルトランジスタに隣接して、
上記半導体基板に形成された溝に選択トランジスタのゲ
ート電極を埋め込んだ構造を有する半導体記憶装置にお
いて、 上記溝における一側壁のみに形成された不純物拡散領域
と、 上記選択トランジスタのゲート電極の上端部と上記不純
物拡散領域の形成側に在る上記第1絶縁膜及び浮遊ゲー
ト電極との間に形成された絶縁膜スペーサと、 上記選択トランジスタのゲート電極の上端部と上記不純
物拡散領域の非形成側に在る上記第1絶縁膜および浮遊
ゲート電極との間に形成された上記絶縁膜スペーサの厚
さよりも薄い絶縁膜を備えたことを特徴とする半導体記
憶装置。 - 【請求項2】 第1導電型の半導体基板上に第1絶縁
膜,浮遊ゲートとなる第1導電膜および第1窒化シリコ
ン膜を順次堆積し、フォトリソグラフィー技術によっ
て、ビットラインおよび選択ゲートの形成領域を設定す
る工程と、 異方性エッチングによって、上記第1窒化シリコン膜,
第1導電膜および第1絶縁膜をエッチングして上記半導
体基板を露出させる工程と、 表面に第2窒化シリコン膜を堆積させた後、さらにその
上に化学気相成長法酸化膜を堆積させる工程と、 上記化学気相成長法酸化膜と上記第1窒化シリコン膜上
の第2窒化シリコン膜を異方性エッチングによってエッ
チバックし、上記第1絶縁膜,第1導電膜および第1窒
化シリコン膜の積層構造物の両側方に側壁スペーサを形
成する工程と、 フォトリソグラフィー技術によって、レジストパターン
を上記各積層構造物に関して、一方の側壁スペーサを完
全に覆うようにパターニングし、他方の側壁スペーサの
みを除去する工程と、 上記レジストパターンを除去した後、異方性エッチング
によって上記半導体基板表面に溝を形成する工程と、 上記溝の内壁全体にゲート絶縁膜を形成する工程と、 斜めイオン注入によって、上記溝の側壁における上記側
壁スペーサが形成されている側のみに第2導電型の不純
物を注入する工程と、 上記溝にゲート電極材料を埋め込む工程を備えたことを
特徴とする半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項3】 第1導電型の半導体基板上に第1絶縁
膜,浮遊ゲートとなる第1導電膜および第1窒化シリコ
ン膜を順次堆積し、フォトリソグラフィー技術によっ
て、ビットラインおよび選択ゲートの形成領域を設定す
る工程と、 異方性エッチングによって、上記第1窒化シリコン膜,
第1導電膜および第1絶縁膜をエッチングして上記半導
体基板を露出させる工程と、 表面に第2窒化シリコン膜を堆積させた後、さらにその
上に化学気相成長法酸化膜を堆積させる工程と、 上記化学気相成長法酸化膜と上記第1窒化シリコン膜上
の第2窒化シリコン膜を異方性エッチングによってエッ
チバックし、上記第1絶縁膜,第1導電膜および第1窒
化シリコン膜の積層構造物の両側方に側壁スペーサを形
成する工程と、 フォトリソグラフィー技術によって、レジストパターン
を上記各積層構造物に関して、一方の側壁スペーサを完
全に覆うようにパターニングし、他方の側壁スペーサの
みを除去する工程と、 上記レジストパターンを除去した後、異方性エッチング
によって上記半導体基板表面に溝を形成する工程と、 上記溝の内壁全体にゲート絶縁膜を形成する工程と、 上記溝にゲート電極材料を堆積させ、平坦化することに
よって上記溝内にのみ上記ゲート電極材料を埋め込む工
程と、 上記側壁スペーサを除去する工程と、 イオン注入によって、上記溝の側壁における後に上記側
壁スペーサが除去された側のみに第2導電型の不純物を
注入する工程を備えたことを特徴とする半導体記憶装置
の製造方法。
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JP2001018432A JP3588449B2 (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 半導体記憶装置およびその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100764448B1 (ko) * | 2005-12-21 | 2007-10-05 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 비휘발성 메모리 소자 및 그 제조 방법 |
JP2010267341A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置 |
CN113078062A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-07-06 | 光华临港工程应用技术研发(上海)有限公司 | 一种肖特基二极管的制造方法 |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001018432A patent/JP3588449B2/ja not_active Expired - Fee Related
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