JP2002222508A - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JP2002222508A
JP2002222508A JP2001016884A JP2001016884A JP2002222508A JP 2002222508 A JP2002222508 A JP 2002222508A JP 2001016884 A JP2001016884 A JP 2001016884A JP 2001016884 A JP2001016884 A JP 2001016884A JP 2002222508 A JP2002222508 A JP 2002222508A
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JP
Japan
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drum
rotary drum
fixed
motor
motor stator
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Application number
JP2001016884A
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English (en)
Inventor
Shuichi Sato
修一 佐藤
Keizo Kamikui
圭三 神喰
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別のモールド部品を用いることなく、シー
トコイル型のモータステータの電気的な絶縁を確保し
て、モータ電流の電気的絶縁を確実にした回転ドラム装
置を提供するを提供する。 【解決手段】 モータステータ6は、三層のコイルパタ
ーン層61,62,63と塗布皮膜64との間に絶縁ダ
ミー層65を介在させた構成となっている。絶縁ダミー
層65は、コイルパターン層61,62,63の厚さと
同程度、たとえば100μm以下の厚さに形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気記録再生装
置の記録再生ヘッドを駆動する回転ドラム装置に関し、
特に、回転ドラムを回転駆動させるドラムモータを改良
した回転ドラム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】8mmVTRやディジタルVTRなどの
磁気記録再生装置では、記録再生ヘッドを駆動する回転
ドラム装置の小型化、薄型化が要求されている。このよ
うな薄型で、しかも小型化された回転ドラム装置を実現
するために、近年では、固定された下ドラム内に回転ド
ラム駆動用モータを配置したものが製造されるようにな
っている。
【0003】この種の駆動用モータのステータには、薄
型を特徴とするシートコイル型のモータ固定子が使用さ
れ、モータ固定子はアルミ合金製の下ドラム内に接着剤
などで固定される。従来のシートコイル型のモータ固定
子は、表面にコイルを構成する導体パターンが形成さ
れ、導体パターンの表面にはオーバコートと呼ばれる薄
い塗布皮膜が施されただけの構成となっている。
【0004】ところが、回転ドラム装置の組立工程で
は、しばしば下ドラムに切削時のバリが残っていたり、
加工時の金属切子等の金属異物が混入する場合があっ
た。したがって、下ドラムにモータ固定子が直接に接触
するような構造の回転ドラム装置では、下ドラムのバリ
または金属切子の紛等と接触して、オーバコート層が破
壊されるおそれがあった。オーバコート層が破壊され、
コイル導体のパターンと下ドラムとが電気的に導通する
と、モータ電流がグランド落ちとなって、駆動用モータ
が正常に回転しなくなる。
【0005】従来の回転ドラム装置では、こうしたモー
タ電流のグランド落ちを防止する手段として、下ドラム
にモータ固定子が直接に接触しないように、モールド部
品が挿入されていた。このモールド部品は通常はポリカ
ーボネイトなどからなり、一定の厚みを有している。そ
のため、下ドラムにバリや金属切子紛が残っていても、
オーバコート層が破壊された場合、モータ電流がコイル
導体から下ドラムに流れないように、両者を電気的に絶
縁する構造となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
回転ドラム装置では、モータ固定子を下ドラムの内部に
配置する際に、一定の厚みを有するモールド部品を用い
ていたため、以下の欠点があった。
【0007】第1に、回転ドラム装置の高さと重量が増
し、駆動用モータの小型化、軽量化を進めるうえで不利
となる。第2に、モールド部品を挿入するための組み立
てコスト、部品コストがアップして、回転ドラム装置全
体のコストが高くなる。
【0008】この発明の目的は、特別のモールド部品を
用いることなく、シートコイル型のモータステータの電
気的な絶縁を確保して、モータ電流の電気的絶縁を確実
にした回転ドラム装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、固定ドラムと、該固定ドラムに固定された固定軸
と、該固定軸に対して回転自在に支持された回転ドラム
と、該回転ドラムを回転駆動させるドラムモータとを有
する回転ドラム装置が提供される。この回転ドラム装置
は、前記ドラムモータとして、マグネットを有するロー
タと、複数のコイルパターンが形成され、その表面に絶
縁層が形成された円盤状のステータと、回転ヨークとを
備え、前記ステータが、前記絶縁層を介して前記固定ド
ラムに接触した状態で固定されている。
【0010】この回転ドラム装置では、モールド部品を
使用しなくてもモータ電流の電気的絶縁を確実なものと
することができるので、装置の小型化、コストの低減化
が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。図2は、実施の形態の
回転ドラム装置を示すドラム断面図である。図2におい
て、1はアルミ合金製の下ドラム、2は焼き嵌めや圧入
などの手法により下ドラム(固定ドラム)1の中心に設
けられた固定軸、3は固定軸2にベアリング4を介して
所望の隙間を有して配置されるように形成された軸受け
スリーブ、5は軸受けスリーブ3に同軸状に固着された
ディスクである。
【0012】6は複数のコイルパターンが形成されたモ
ータステータ、7はディスク5と一体に回転する回転ヨ
ーク、8はディスク5と一体に回転するマグネットケー
ス、9はモータステータ6の上面に微少間隔で対抗する
ように、マグネットケース8内に同軸状に固着されたモ
ータマグネットである。これらモータステータ6、回転
ヨーク7、モータマグネット9によって、回転ドラム装
置のドラムモータが構成されている。
【0013】10は固定軸2を回転中心としネジ等によ
りディスク5に固定されて回転する回転ドラム、11は
ネジ等により回転ドラム10の所望の位置に固定された
ビデオヘッド、12は上ドラムである。回転ドラム10
の外周には所定の角度でビデオテープが巻きつけられ、
ビデオヘッド11により磁気記録再生が実行される。ま
た、13はモータステータ6のコイルパターンに電流を
供給するモータFPCである。
【0014】図3は、モータ固定子の配置を示す分解斜
視図である。下ドラム1の内部に設置されるモータステ
ータ6は、図2に示すような中心に円形の穴を有する円
盤であって、そこに複数のコイルパターン6aが形成さ
れている。円盤の突起部6bには、モータFPC13と
接続される半田ランドが形成され、その全面に絶縁層が
塗布され、モータ固定子として下ドラム1内に嵌めこま
れる。下ドラム1の中央部分には固定軸2を受ける穴1
aが形成され、外周壁1bの内側に形成された段部1c
の上面でモータステータ6と接触する。
【0015】図4は、従来のモータ固定子の層構成を示
す断面図である。従来のシートコイル型のモータ固定子
は、複数のコイルパターン層61,62,63を重ね合
わせた多層のモータステータ60として構成されてい
た。そして、モータステータ60の表面には薄い塗布皮
膜64がオーバコート層として設けられていた。
【0016】したがって、モータステータ60のコイル
パターン層63と下ドラム1とが直接に接触しないよう
に、0.5mm程度の厚さを有する前述したモールド部
品14を介在させた状態でドラムモータが構成されてい
た。そのために、従来の回転ドラム装置では、下ドラム
1への導通を確実に防止できる反面で、回転ドラム装置
の高さと重量が増し、或いは組み立てコスト、部品コス
トがアップする問題があった。
【0017】図1は、この発明のモータ固定子の層構成
を示す断面図である。シートコイル型のモータステータ
6は、三層のコイルパターン層61,62,63と塗布
皮膜64との間に絶縁ダミー層65を介在させた構成と
なっている。絶縁ダミー層65は、コイルパターン層6
1,62,63の厚さと同程度、たとえば100μm以
下の厚さに形成されている。絶縁ダミー層65の材料に
は、ガラス繊維のシートに樹脂を含浸したガラスクロス
・プリプレグが使用される。ガラス繊維に含浸される樹
脂材料としては、エポキシ系の樹脂が好適である。
【0018】また、塗布皮膜64は従来のモータ固定子
の場合と同様に、40μm以下の薄いオーバコート層と
して形成されている。モータステータ6は、このオーバ
コート層を介して接着層15によって下ドラム1に接着
される。
【0019】なお、このモータステータ6には、絶縁ダ
ミー層65がコイルパターン層63の表面全面に形成さ
れているが、下ドラム1の段部1cに対応する接触面だ
けであってもよい。
【0020】このように構成されたモータステータ6で
は、オーバコート層である塗布皮膜64が金属切子等の
金属異物によって破壊された場合でも、絶縁ダミー層6
5によりコイルパターン層63と下ドラム1との間の接
触を防止することができる。したがって、従来のモール
ド部品14を使用せずに、モータステータ6を接着層1
5により直接に下ドラム1に接着させたとしても、下ド
ラム1に対する電気的な絶縁が確保される。ここで、接
着層15の厚みは20μm程度であって、モータステー
タ6を機械的に下ドラム1に対して固定する場合には、
接着剤は不用である。
【0021】以上のように、図1に示すモータステータ
6は、従来のようなモールド部品14を使用しなくても
モータ電流の電気的絶縁を確実なものとすることがで
き、従来の磁気記録再生装置に使用される回転ドラム装
置をさらに小型化し、コストの低減化を図るうえで有効
となる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の回転
ドラム装置によれば、シートコイル型のモータ固定子を
下ドラムに配置した場合でも、絶縁用のモールド部品を
用いないで電気的な絶縁を確保できる。
【0023】したがって、回転ドラム装置の小型化、軽
量化が容易になるだけでなく、モータ電流の電気的絶縁
を確保して、しかもコストの低減化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のモータ固定子の層構成を示す断面
図である。
【図2】実施の形態の回転ドラム装置を示すドラム断面
図である。
【図3】モータ固定子の配置を示す分解斜視図である。
【図4】従来のモータ固定子の層構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1…下ドラム、2…固定軸、3…軸受けスリーブ、4…
ベアリング、5…ディスク、6…モータステータ、7…
回転ヨーク、8…マグネットケース、9…モータマグネ
ット、10…回転ドラム、11…ビデオヘッド、12…
上ドラム、13…モータFPC、14…モールド部品、
15…接着層、65…絶縁ダミー層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムと、該固定ドラムに固定され
    た固定軸と、該固定軸に対して回転自在に支持された回
    転ドラムと、該回転ドラムを回転駆動させるドラムモー
    タとを有する回転ドラム装置において、 前記ドラムモータとして、マグネットを有するロータ
    と、複数のコイルパターンが形成され、その表面に絶縁
    層が形成された円盤状のステータと、回転ヨークとを備
    え、 前記ステータが、前記絶縁層を介して前記固定ドラムに
    接触した状態で固定されていることを特徴とする回転ド
    ラム装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層の表面にオーバコート層が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転ド
    ラム装置。
  3. 【請求項3】 前記オーバコート層の厚さが40μm以
    下であることを特徴とする請求項2に記載の回転ドラム
    装置。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層は、ガラスクロス・プリプレ
    グからなる絶縁ダミー層であることを特徴とする請求項
    1に記載の回転ドラム装置。
  5. 【請求項5】 前記絶縁層は、厚さが100μm以下に
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転
    ドラム装置。
  6. 【請求項6】 前記ステータは、接着剤により前記固定
    ドラムに固定されていることを特徴とする請求項1に記
    載の回転ドラム装置。
JP2001016884A 2001-01-25 2001-01-25 回転ドラム装置 Pending JP2002222508A (ja)

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