JP2002222449A - 硬貨補充方法、装填カセット及び硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨補充方法、装填カセット及び硬貨処理装置

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JP2002222449A
JP2002222449A JP2001019069A JP2001019069A JP2002222449A JP 2002222449 A JP2002222449 A JP 2002222449A JP 2001019069 A JP2001019069 A JP 2001019069A JP 2001019069 A JP2001019069 A JP 2001019069A JP 2002222449 A JP2002222449 A JP 2002222449A
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Masaaki Furuhashi
正明 古橋
Masahiro Sato
正博 佐藤
Hiroshi Maeda
浩 前田
Moritoshi Totani
守利 戸谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬貨補充に係る一連の処理の処理時間を短縮
し、装置に精通していない係員でも実行可能な硬貨補充
方法を提供する。 【解決手段】 金種別に所定枚数の硬貨を予めカセット
へ装填する(S02)とともに硬貨処理装置に蓄積され
た硬貨を回収する(K02)。次に、硬貨処理装置にカ
セットをセットし(S03)、カセット内の硬貨を金種
別の釣銭供給部へ一度に補充する(K08)。さらに、
カセットを硬貨処理装置から取り外す(S08)ととも
に硬貨収納枚数情報を更新する(J11)。このように
金種別に硬貨を収納したカセットを硬貨処理装置にセッ
トすることで、収納された硬貨を一度に補充するので、
硬貨の識別処理及び振り分け処理を省略でき、これら処
理を実行するための複雑で大がかりな装置構成を不要と
し、装置構成の簡易化による処理時間短縮、装置小型
化、装置の修理・保守の容易化を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨補充方法、装
填カセット及び硬貨処理装置に係り、より詳しくは、釣
銭の供給及び入金された硬貨の蓄積を行う硬貨処理装置
に釣銭用の硬貨を補充する硬貨補充方法、釣銭を供給す
る釣銭供給部を備えた硬貨処理装置に着脱可能に構成さ
れ硬貨が金種毎の硬貨収納部に収納された装填カセッ
ト、及び当該装填カセットが装填される硬貨処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機や現金自動支払機等には、釣
銭の額を計算し、利用者に釣銭を返却する処理を行う硬
貨処理装置が設置されている。この硬貨処理装置には、
釣銭用としてある程度の枚数の硬貨を準備しておくこと
が必要となるが、この釣銭用硬貨の準備作業は今までは
硬貨処理装置に精通した係員により行われていた。
【0003】ところが、近年、この準備作業を管理会社
等の外部に委託することが多く、硬貨処理装置に詳しく
ない人が一日に複数の硬貨処理装置の釣銭用硬貨準備作
業を行うことがある。ここでの作業の手順は例えば、以
下のようになる。即ち、補充カセットに所定金種の硬
貨を所定枚数ずつ収納する(所定金種の硬貨が混在状態
となる)。補充カセットを硬貨処理装置にセットす
る。自動販売機や現金自動支払機等(以下、これら
を、硬貨処理装置を制御する上位機という意味で「上位
装置」という。)を操作して補充モードに切り替える。
補充カセット内の搬送ベルトから硬貨が自動的に硬貨
処理装置内に放出される。硬貨処理装置内で硬貨の種
別が判定され、硬貨が振り分けられ、各金種毎の枚数が
カウントされる。硬貨が、入金硬貨及び釣銭用硬貨を
貯留するための循環釣銭部に収納される。上位装置を
操作して補充モードを解除する。
【0004】このような従来の作業では、金種振り分け
をせずに補充カセットへの硬貨の収納が行える上、各動
作は自動的に行われているため人手がかからないという
利点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補充の
度に、硬貨の種別判定処理、硬貨の振り分け処理、各金
種毎の枚数のカウント処理を実行させるため、処理時間
が長くなり、これらの処理部において硬貨と接触する各
部位の磨耗が速く進行するといった問題があった。
【0006】また、自動処理時に硬貨づまりが発生する
と、硬貨処理装置に精通していない管理会社の係員では
対処できず、当該硬貨処理装置に精通した者が設置場所
に到達して対処するまでの間、当該硬貨処理装置を内蔵
した自動販売機や現金自動支払機等が使用不能になると
いった問題があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、硬貨補充に係る一連の処理の処理時間
を短縮でき、装置に精通していない係員でも行うことが
できる硬貨補充方法、装填カセット及び硬貨処理装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る硬貨補充方法は、釣銭の供給及び入金
された硬貨の蓄積を行う硬貨処理装置に釣銭用の硬貨を
補充する硬貨補充方法であって、金種別に所定枚数の硬
貨を装填カセットへ収納するとともに前記硬貨処理装置
に蓄積された硬貨を回収する前処理工程と、前記硬貨処
理装置に前記装填カセットを装填する装填工程と、前記
装填カセットに収納された硬貨を前記硬貨処理装置の金
種別の釣銭供給部へ一度に補充する補充工程と、前記装
填カセットを前記硬貨処理装置から取り外すとともに前
記硬貨処理装置についての硬貨収納枚数情報を更新する
後処理工程と、を有することを特徴とする。
【0009】上記本発明に係る硬貨補充方法は、釣銭の
供給及び入金された硬貨の蓄積を行う硬貨処理装置に釣
銭用の硬貨を補充する硬貨補充方法であるが、まず、前
処理工程にて、金種別に所定枚数の硬貨を装填カセット
へ収納するとともに硬貨処理装置に蓄積された硬貨を回
収する。ここでの硬貨の収納と硬貨の回収とはどちらを
先に実行してもよいし、同時並行で実行してもよい。
【0010】そして、装填工程では硬貨処理装置に装填
カセットを装填し、補充工程では装填カセットに収納さ
れた硬貨を、硬貨処理装置の金種別の釣銭供給部へ一度
に補充する。さらに、後処理工程では装填カセットを硬
貨処理装置から取り外すとともに硬貨処理装置について
の硬貨収納枚数情報を更新する。ここでの装填カセット
の取り外しと硬貨収納枚数情報の更新とはどちらを先に
実行してもよいし、同時並行で実行してもよい。
【0011】以上の硬貨補充方法によれば、金種別に所
定枚数の硬貨を収納した装填カセットを硬貨処理装置に
装填することで、当該収納された硬貨を硬貨処理装置の
金種別の釣銭供給部へ一度に補充するので、硬貨処理装
置内で行っていた硬貨の金種別の識別処理及び振り分け
処理を省略できる。このため、識別処理及び振り分け処
理を実行するための複雑で大がかりな装置構成が不要と
なり、装置構成の簡易化による処理時間の短縮、装置の
小型化、及び装置の修理・保守の容易化を図ることがで
きる。
【0012】また、硬貨処理装置内で硬貨に対し行われ
る処理が少なくなることから、硬貨が移動する又は搬送
される距離が短くなるので、硬貨処理装置内の各部では
硬貨との摩擦で生じる磨耗や硬貨詰まり等の不具合が生
じる確率を低減することができる。
【0013】次に、本発明に係る装填カセットは、釣銭
を供給する釣銭供給部を備えた硬貨処理装置に着脱可能
に構成され、硬貨が金種毎の硬貨収納部に収納された装
填カセットであって、前記硬貨処理装置への装填によ
り、前記収納された硬貨を前記釣銭供給部へ一度に補充
するために用いられることを特徴とする。
【0014】この本発明に係る装填カセットには、硬貨
が金種毎の硬貨収納部に収納されており、この装填カセ
ットを硬貨処理装置へ装填することにより、収納された
硬貨が硬貨処理装置の釣銭供給部へ一度に補充される。
このため、硬貨処理装置内で行っていた硬貨の金種別の
識別処理及び振り分け処理を省略できる。また、上記同
様に、識別処理及び振り分け処理を実行するための複雑
で大がかりな装置構成が不要となり、装置構成の簡易化
による処理時間の短縮、装置の小型化、及び装置の修理
・保守の容易化を図ることができる。さらに、硬貨処理
装置内で硬貨に対し行われる処理が少なくなることか
ら、硬貨が移動する又は搬送される距離が短くなるの
で、硬貨処理装置内の各部では硬貨との摩擦で生じる磨
耗や硬貨詰まり等の不具合が生じる確率を低減すること
ができる。
【0015】また、上記装填カセットには、硬貨収納部
に所定の収納枚数よりも多くの硬貨を収納することを抑
止するストッパを各収納部に設けることが望ましい。こ
のストッパを設けたことにより、各収納部において所定
の収納枚数よりも多くの硬貨を収納することを抑止でき
る。また、硬貨をストッパまで収納することで、枚数を
数えなくても所定の収納枚数分の硬貨を容易に収納する
ことができる。
【0016】また、上記装填カセットには、当該装填カ
セットが硬貨処理装置に装填された状態で、人手により
操作されることにより、硬貨収納部の下端部を開放して
釣銭供給部への硬貨の補充を指示するためのレバーをさ
らに設けることが望ましい。このように装填カセットに
レバーを設けて、釣銭供給部への硬貨補充の指示を人手
で行わせることで、操作員がそのレバー操作に対応する
音の確認や目視確認を行うことができ、装填カセットの
取り扱いに慣れていない者でも、レバー操作により釣銭
供給部への硬貨の補充を確実に行うことができる。ま
た、釣銭供給部への硬貨の補充を自動で行う場合のよう
に、大がかりで複雑な機構を必要としないので、装置コ
ストを抑え装置の小型化を図ることができる、という利
点もある。
【0017】次に、本発明に係る硬貨処理装置は、釣銭
を供給する釣銭供給部と、釣銭用の硬貨が金種毎の収納
部に収納された装填カセットが、所定位置に装填される
ことにより、前記装填カセットに収納された硬貨を前記
釣銭供給部へ一度に補充する補充部と、を有することを
特徴とする。
【0018】この硬貨処理装置では、釣銭用の硬貨が金
種毎の収納部に収納された装填カセットが、所定位置に
装填されることにより、補充部が前記装填カセットに収
納された硬貨を釣銭供給部へ一度に補充する。
【0019】このため、上記同様に、硬貨処理装置内で
行っていた硬貨の金種別の識別処理及び振り分け処理を
省略でき、識別処理及び振り分け処理を実行するための
複雑で大がかりな装置構成が不要となり、装置構成の簡
易化による処理時間の短縮、装置の小型化、及び装置の
修理・保守の容易化を図ることができる。また、硬貨処
理装置内で硬貨に対し行われる処理が少なくなることか
ら、硬貨が移動する又は搬送される距離が短くなるの
で、硬貨処理装置内の各部では硬貨との摩擦で生じる磨
耗や硬貨詰まり等の不具合が生じる確率を低減すること
ができる。
【0020】また、硬貨処理装置の釣銭供給部は、所定
枚数の硬貨を貯留可能な硬貨貯留部と、硬貨貯留部の底
部に位置し所定数の貫通孔が設けられた回転可能な板状
部材と板状部材の下に設けられ硬貨を硬貨供給口へ案内
する案内部とを備え、板状部材が所定方向に回転するこ
とで、硬貨貯留部に貯留された硬貨を貫通孔及び案内部
を介して硬貨供給口へ搬送する搬送部と、所定方向に板
状部材を回転駆動するとともに、所定タイミングでは所
定方向と逆方向に板状部材を回転駆動する回転駆動部
と、を有するよう構成することが望ましい。
【0021】このような硬貨処理装置では、硬貨貯留部
に硬貨が貯留された状態で、回転駆動部が、硬貨貯留部
の底部に位置する板状部材を所定方向に回転駆動する
と、貯留された硬貨が搬送部により貫通孔及び案内部を
介して硬貨供給口へ搬送される。ここでの貫通孔は単数
よりも複数設けることが望ましく、かかる貫通孔が設け
られた板状部材が回転することで、貯留された硬貨がそ
の底部からかき混ぜられ効率良く貫通孔を通過してい
き、案内部を介して硬貨供給口へ搬送されることとな
る。即ち、硬貨処理装置を上記構成とすることで、釣銭
用の硬貨を迅速に硬貨供給口へ搬送することができ、釣
銭の供給を効率よく行うことができる。
【0022】また、回転駆動部は、所定タイミングでは
前記所定方向と逆方向に板状部材を回転駆動する。即
ち、常に所定方向に板状部材を回転駆動するのではな
く、所定タイミングで(例えば、所定方向に所定回転数
だけ回転させた後に定期的に)逆方向に板状部材を回転
駆動することにより、硬貨貯留部に中央を頂点とした山
形や図9(a)に示すように硬貨70が特定方向に片寄
って貯留されたいわゆる片寄せ状態が解消され、図9
(b)に示すように硬貨70が平滑化された状態にする
ことができる。上記山形の状態や片寄せ状態では硬貨貯
留部に硬貨が一杯に貯留された状態(満杯状態)でない
にもかかわらず、満杯状態であると誤って検知され硬貨
貯留部から硬貨を排出するいわゆる満杯処理が実行され
てしまうといった不都合を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る硬貨補充方法、装填カセット及び硬貨処理装置の一
実施の形態について説明する。
【0024】[硬貨処理装置の構成]まず、図1を用い
て硬貨処理装置10の構成を説明する。本実施形態にお
ける硬貨処理装置10は、自動販売機や現金自動支払機
等に内蔵され、これら自動販売機や現金自動支払機等に
おいて機器全体の動作を制御する制御装置(以下、上位
装置40という。)の制御下で硬貨の入出金処理を行う
装置である。
【0025】この硬貨処理装置10には、ユーザが硬貨
を投入するための入金口12A及び硬貨以外の異物や釣
銭を放出するための出金口12Bを備えた入出金部12
と、投入された硬貨等から硬貨以外の異物を分別し出金
口12Bへ放出するとともに硬貨を硬貨識別部16へ送
出する繰出部14と、投入された硬貨が1円玉、10円
玉、100円玉、50円玉、5円玉及び500円玉のい
ずれの金種に属するかを判定する硬貨識別部16と、上
記判定結果に応じて硬貨を各金種別に振り分けて一時保
留部20へ送出する選別部18と、投入された硬貨を各
金種別に一時的に保留する一時保留部20と、一時保留
部20から供給された硬貨を各金種別に収納し出金時に
は適宜な枚数の硬貨を釣銭として出金口12Bへ放出す
る循環釣銭部22と、硬貨処理装置10の内部にある硬
貨を全て回収する際の回収金庫となる回収金庫部24
と、装填カセット50のセットの有無を検知する検知部
26Aを含み装填カセット50の着脱機構としての装填
カセットセット機構26と、後述の上位装置40との信
号の入出力や硬貨処理装置10内での各種信号の入出力
を行い硬貨処理装置10の各部の動作を制御する制御部
28とが設けられている。
【0026】このうち一時保留部20には、その上部に
装填扉が、下部に収納シャッタがそれぞれ設けられてい
る。収納シャッタは上位装置40からの装填信号により
開放され、上位装置40からの装填停止信号により閉鎖
される。装填扉は装填カセット50の着脱と連動して機
械的構造によって開閉する。なお、装填扉は装填カセッ
ト50の着脱と連動して電気的構造によって開閉するよ
う構成してもよい。
【0027】この一時保留部20では、上位装置40か
らの装填信号により収納シャッタが開放され且つ装填カ
セット50のセットにより装填扉が開放されたときに、
装填カセット50からの補充硬貨が一時保留部20を介
して循環釣銭部22へ送出される。なお、硬貨補充時以
外の通常時には、装填扉及び収納シャッタは閉じられて
おり、入金口12Aから硬貨が投入された場合、投入硬
貨は一時保留部20に一時的に保留される。
【0028】また、循環釣銭部22は、図4に示すホッ
パ形状とされた硬貨収納部22Aと、硬貨収納部22A
の底部に設けられ軸22Cを中心に回転する回転円盤2
2Bと、回転円盤22Bの下部に設けられ回転円盤22
Bの孔22D(図5)を通過した硬貨が回転円盤22B
により移動するベース部22Lと、ベース部22Lから
硬貨が放出される放出路22Eとを含んで構成されてい
る。
【0029】回転円盤22Bは、制御部28の制御によ
り動作するモータ22Iの駆動により所定方向又は逆方
向に所定回転数又は所定時間回転するよう制御される。
図5では、X−X軸より上側が回転円盤22Bの平面図
を表し、X−X軸より下側が回転円盤22Bの直下のベ
ース部22Lを表し、回転円盤22Bより左側は放出路
22Eを表す。
【0030】図6は回転円盤22Bの裏面を表すが、こ
の図6に示すように、回転円盤22Bには硬貨が通過可
能な大きさの所定数(ここでは一例として4つ)の孔2
2Dが設けられ、回転円盤22Bの裏面には孔22Dを
通過した硬貨をベース部22Lから放出路22Eへ送出
するための段差Dが設けられている。この段差Dは、手
裏剣状の部位K1を残して他の部位K2を硬貨1枚分の
厚さだけ削ることにより設けられている。孔22Dを通
過した硬貨は、回転円盤22Bの回転により部位K1に
より図5において反時計回りに搬送される。搬送された
硬貨はベース部22Lより突出して取り付けられている
放出ピン22Fと図5において上方向に付勢された送出
ローラ22Gにより図4、図5の矢印P方向へ勢い良く
弾き出される。
【0031】このような回転円盤22Bは、硬貨処理装
置10が釣銭を放出するとき、満杯状態であると検知さ
れたとき、硬貨処理装置10内の硬貨を回収金庫部24
へ回収するとき等に、所定方向に回転駆動され、硬貨が
出金口12B又は回収金庫部24へ搬送される。
【0032】また、図4より明らかなように、回転円盤
22B、ベース部22L及び放出路22Eは、硬貨を放
出する側(図4において左側)を下にして所定角度傾斜
して設けられている。このため、回転円盤22Bの孔2
2Dを通った硬貨が上記傾斜により放出方向へ自然に降
下するので、硬貨を効率よく搬送することができるとと
もに、硬貨詰まりの生じる確率を低減することができ
る。
【0033】また、循環釣銭部22は、硬貨収納部22
Aに中央を頂点とした山形や図9(a)に示すように一
方の側に硬貨70が片寄って貯まっている状態を解消す
るため、所定タイミングで回転円盤22Bを所定回転と
逆回転(図5において時計回り)させて図9(b)のよ
うに硬貨70を平滑化する平滑処理が行われる。
【0034】なお、図5に示すように、回転円盤22B
の直下のベース部22Lには硬貨よりも小径の異物排出
口22Hが複数設けられており、繰出部14において排
出されなかった小径の異物はこの異物排出口22Hから
排出される。
【0035】また、図4に示すように、硬貨収納部22
Aの最上部には、一対の発光素子と受光素子とで構成さ
れ硬貨が硬貨収納部22Aに満杯状態であることを受光
有無により判定する満杯検知部22Jが設けられてい
る。図4では、満杯検知部22Jを構成する左右の機器
のうち、一方が発光素子であり、他方が受光素子であ
る。
【0036】なお、本実施形態の硬貨処理装置10に
は、1円玉用、10円玉用、100円玉用、50円玉
用、5円玉と500円玉の共用、の5つの種別毎に一時
保留部20及び循環釣銭部22がそれぞれ設けられた例
を示すが、種別の設定方法、並びに、一時保留部20及
び循環釣銭部22の構成はこれに限定されるものではな
い。
【0037】[装填カセットの構成]次に、装填カセッ
トの構成を説明する。図2、図3に示す本実施形態の装
填カセット50は、硬貨を金種別に所定枚数ずつ収納
し、硬貨処理装置10の装填カセットセット機構26
(図1)にセットされることで上記収納された硬貨を硬
貨処理装置10に補充するために用いられるケースであ
る。
【0038】図2に示すように、装填カセット50は、
金種毎に設けられ硬貨を積層して収納するための収納筒
部52(図3も参照)と、手動操作により収納硬貨を硬
貨処理装置10へ一度に補充する操作の操作スイッチと
してのレバー54と、各収納筒部52の下方に設けられ
レバー54の操作により開放されるシャッタ機構56
と、各収納筒部52にて所定枚数よりも多くの硬貨を収
納することを抑止するストッパ58(図3も参照)とを
含んで構成されている。
【0039】図3に示すように、本実施形態では、一例
として1円玉、10円玉、100円玉の3種類の硬貨を
収納する装填カセット50を用いており、例えば、収納
筒部52Aに10円玉が、収納筒部52Bに100円玉
が、収納筒部52Cに1円玉が、それぞれ収納される。
各収納筒部52にはストッパ58を留めるための穴60
が複数箇所設けられている。ストッパ58は側面に突起
部を有する略円筒状であり、この突起部を穴60に挿入
することでストッパ58を収納筒部52の所望の位置に
留めることができる。
【0040】各穴60は、硬貨を100枚、200枚、
300枚などの所定単位の硬貨を収納するときの収納上
限位置に対応しており、例えば、硬貨100枚の収納位
置に対応する穴60にストッパ58を留めることで、ス
トッパ58の位置まで硬貨を積層して収納することで、
枚数カウントをせずとも硬貨100枚を容易に収納する
ことができるという利点がある。
【0041】また、シャッタ機構56は、各収納筒部5
2の一方の端部に設けられ開閉動作をするシャッタ56
Aと、レバー54と連結されシャッタ56Aを開閉させ
るリンク機構56Bと、シャッタ56Aの開閉動作時の
軸としての回転軸56Cとを含んで構成されており、装
填カセット50の筐体には、シャッタ56Aに対応した
位置に孔57が設けられている。
【0042】また、装填カセット50の側面には取手5
9が設けられており、この取手59により装填カセット
50の持ち運びを容易にしている。
【0043】以上のような装填カセット50は、図7に
示す硬貨処理装置10の装填カセットセット機構26に
装填されて、図8の装填状態となる。装填カセットセッ
ト機構26には、装填カセット50が装填されたこと
を、セットマイクロ等の電気的検知手段により検知する
図示しない装填検知部も設けられている。なお、装填検
知部は機械的に装填カセット50の装填を検知するよう
構成してもよい。
【0044】図8の装填状態では、図7の3つの孔26
Bの直下にはそれぞれ一時保留部20の装填扉が位置す
ることとなり、装填カセットセット機構26の装填検知
部が装填カセット50の正常な装填を検知した場合、そ
のセット動作と連動して一時保留部20の装填扉が機構
的に開放され、装填カセットセット機構26に立設され
た板金26Cが装填カセット50内部に挿入されること
で、装填カセット50のレバー54が操作可能な状態と
される(操作が許可される)。
【0045】この状態から、レバー54が操作された場
合、装填カセット50のシャッタ機構56の各シャッタ
56Aが開放され、各収納筒部52に装填されていた全
ての硬貨が孔57を通って落下する。これらの硬貨は、
孔26Bと一時保留部20の装填扉を介して、さらに収
納シャッタが開放されている一時保留部20を通過して
循環釣銭部22に貯留される。
【0046】なお、本実施形態では、3つの収納筒部5
2を備え3種類の硬貨を収納可能な装填カセット50の
例を示すが、収納筒部の数はこれに限定されるものでは
ない。
【0047】[本実施形態の作用]次に、図10を用い
て、本実施形態の作用として、上位装置40、硬貨処理
装置10及び装填カセット50に関する処理を説明す
る。なお、図10には、上位装置40における処理、硬
貨処理装置10における処理及び装填カセット50にお
ける処理をそれぞれ縦のラインで表しており、他のライ
ンの処理への矢印は信号の送信や他の装置の動作のトリ
ガーとなること等を表している。
【0048】また、図10の各4角形は処理単位を表し
ており、長方形又は菱形の処理は装置による自動処理
を、台形の処理は操作員による操作を、それぞれ表して
いる。即ち、上位装置40でのJ01の回収指示、J0
4の補充指示、J09の補充終了指示、並びに、装填カ
セット50でのS01のストッパセット、S02の硬貨
装填、S03の装填カセットセット、S04のレバー操
作、S07のレバー操作戻し、S08の装填カセット取
り外しは、操作員による操作を表している。
【0049】まず、操作員は事前準備として、装填カセ
ット50の収納筒部52の各々において、補充すべき1
円玉、100円玉、10円玉の各補充枚数に対応する位
置にストッパ60をセットし(S01)、セットしたス
トッパ60まで上記各硬貨を収納筒部52に装填する
(S02)。これで装填カセット50の準備を終える。
【0050】また、操作員は、硬貨の補充を行う前に、
当該時点で硬貨処理装置10の内部に貯留されている全
硬貨を回収する回収処理を以下のように実行させる。即
ち、操作員が上位装置40から所定操作で硬貨の回収処
理を指示すると(J01)、回収処理を指示する回収信
号が上位装置40から硬貨処理装置10の制御部28へ
出力される(J02)。硬貨処理装置10では、この回
収信号を受信すると(K01)、以下のような回収処理
が行われる(K02)。即ち、制御部28は、循環釣銭
部22においてモータ22Iを駆動し回転円盤22Bを
回転させることで、各金種別の硬貨収納部22Aに貯留
された全ての硬貨を放出させ、回収金庫部24に回収す
る。
【0051】そして、各金種別の硬貨収納部22Aに貯
留された硬貨を全て回収し終えたことが、硬貨収納部2
2Aの下部に設けた図示しない残留検知器により検知さ
れると、回収処理の終了を示す回収終了信号が制御部2
8から上位装置40へ出力される(K03)。この回収
終了信号が上位装置40にて受信されると(J03)、
上位装置40の所定の表示部に「回収処理終了」を示す
メッセージが表示される。これを見た操作員は回収処理
の終了を認識し、硬貨の補充処理に移行できることを認
識することができる。
【0052】そして、操作員が上位装置40から所定操
作で補充処理を指示すると(J04)、補充処理を指示
する補充信号が上位装置40から硬貨処理装置10の制
御部28へ出力される(J05)。硬貨処理装置10で
は、この補充信号を受信すると(K04)、以下のよう
なセット許可処理が行われる(K05)。即ち、一時保
留部20の収納シャッタを開放し、装填カセットセット
機構26をセット許可状態とする所定の作動を行い、セ
ット可能になったことを示す信号を上位装置40に出力
する。この信号を受信した上位装置40では、所定の表
示部に「装填カセットをセット可能な状態になったこ
と」を示すメッセージが表示され(J06)、これを見
た操作員は、硬貨が既に装填された装填カセット50を
装填カセットセット機構26(図7)にセットする(S
03)。
【0053】装填カセット50がセットされ、装填カセ
ットセット機構26の装填検知部が装填カセット50の
正常な装填を検知すると、以下のような装填カセットセ
ット処理が行われる(K06)。即ち、そのセット動作
と連動して一時保留部20の装填扉が機構的に開放さ
れ、装填カセットセット機構26に立設された板金26
Cが装填カセット50内部に挿入されることで、装填カ
セット50のレバー54が操作可能な状態とされる(操
作が許可される)。そして、装填カセット50がセット
されたことを示すセット信号が硬貨処理装置10から上
位装置40へ出力される(K07)。
【0054】この信号を受信した上位装置40では、所
定の表示部に「装填カセットセット処理の完了」を示す
メッセージが表示され(J07)、これを見た操作員
は、図8の装填状態からレバー54を操作する(S0
4)。これにより、装填カセット50のシャッタ機構5
6の各シャッタが開放され(S05)、各収納筒部52
に装填されていた全ての硬貨が落下し(S06)、硬貨
処理装置10内に入る。このとき、硬貨処理装置10で
は、一時保留部20の上部の装填扉と下部の収納シャッ
タが開放されているので、上記落下してきた硬貨は一時
保留部20を通過し、循環釣銭部22の硬貨収納部22
Aに直接補充される。このようにして硬貨の補充処理が
行われる(K08)。
【0055】なお、上記S04でのレバー54の操作
は、操作員による手動で複数回行われる。このとき操作
員はそのレバー操作に対応する音の確認や目視確認を行
うことで、釣銭供給部への硬貨の補充を確実に行うこと
ができる。このため、装填カセット50の取り扱いに慣
れていない者でも、硬貨補充を確実に行うことができ、
また、硬貨補充を自動で行う場合のように大がかりで複
雑な機構を必要としないので、装置コストを抑え装置の
小型化を図ることができる、という利点もある。
【0056】操作員は、装填カセット50から硬貨が全
部落下した後、レバー54を元の状態に戻し(S0
7)、硬貨処理装置10から装填カセット50を取り外
す(S08)。このようにして装填カセット50に関す
る処理は終了する。
【0057】硬貨処理装置10では、装填カセット50
が装填カセットセット機構26から取り外されたこと
を、装填カセットセット機構26の装填検知部が検知す
ると、取り外し処理として一時保留部20の装填扉が機
構的に閉鎖され(K09)、装填カセット50のセット
が解除されたことを示すセット解除信号が上位装置40
へ出力される(K10)。
【0058】このセット解除信号を受信した上位装置4
0では補充終了指示待ちに入る(J08)。一方、硬貨
処理装置10では、所定時間以内に装填カセット50が
再装填されるか否かを判定する(K11)。装填カセッ
ト50が再装填されたときは、K06の処理へ戻り、K
06以降の処理を再実行する。
【0059】操作員が装填カセット50を再装填せずに
上位装置40から所定の補充終了指示を行うと(J0
9)、装填カセット50の補充終了を示す補充終了信号
が上位装置40から制御部28へ出力され(J10)、
制御部28はこの補充終了信号を受信する(K12)。
【0060】制御部28により補充終了信号が受信され
たことで、硬貨処理装置10では以下のセット禁止処理
が行われる(K13)。即ち、一時保留部20の収納シ
ャッタを閉鎖し、装填カセットセット機構26を装填禁
止状態とする所定の作動を行う。
【0061】そして、循環釣銭部22において回転円盤
22Bを所定時間だけ逆回転させる(即ち、釣銭を放出
する等の所定の回転方向に対して逆回転させる)ことに
より、硬貨収納部22Aに貯留された硬貨70を平滑化
する平滑処理を実行させる(K14)。これにより、例
えば、図9(a)に示すように一方の側に硬貨70が片
寄って貯まっている状態が解消され、図9(b)のよう
に、貯留された硬貨70が平滑化される。図9(a)の
状態では硬貨収納部22Aに硬貨が一杯に貯留された状
態(満杯状態)でないにもかかわらず、満杯状態である
と誤って検知され硬貨収納部22Aから硬貨を強制的に
排出して回収金庫部24へ収納するいわゆる満杯処理が
実行されてしまうといった不都合を防止することができ
る。
【0062】この時点で硬貨処理装置10内に貯留され
た硬貨の枚数は装填カセット50から補充された枚数に
等しくなるので、上位装置40において記憶された各金
種別の硬貨枚数データを装填カセット50の補充枚数デ
ータに書き換えるための硬貨枚数書き換え信号を制御部
28から上位装置40へ出力する(K15)。これで硬
貨処理装置10での処理を終了する。
【0063】上位装置40では上記硬貨枚数書き換え信
号を受信すると(J11)、各金種別の硬貨枚数データ
をその信号で表された枚数データに書き換える(J1
2)。これで上位装置40での処理を終了する。
【0064】以上説明した本実施形態によれば、金種別
に所定枚数の硬貨を収納した装填カセット50を硬貨処
理装置10に装填することで、当該収納された硬貨を硬
貨処理装置10の金種別の循環釣銭部22へ一度に補充
するので、従来の硬貨処理装置で行っていた硬貨の金種
別の識別処理及び振り分け処理を省略できる。このた
め、識別処理及び振り分け処理を実行するための複雑で
大がかりな装置構成が不要となり、装置構成の簡易化に
よる処理時間の短縮、装置の小型化、及び装置の修理・
保守の容易化を図ることができる。
【0065】また、硬貨処理装置10の内部で硬貨に対
し行われる処理が少なくなることから、硬貨が移動する
又は搬送される距離が短くなるので、硬貨処理装置10
の各構成部では硬貨との摩擦で生じる磨耗や硬貨詰まり
等の不具合が生じる確率を低減することができる。
【0066】なお、図10のK14の平滑処理は、K1
3のセット禁止処理の後に行うことは必須ではなく、硬
貨の補充後、例えば、K08の補充処理の後に実行する
ようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金種別に所定枚数の硬貨を収納した装填カセットを硬貨
処理装置に装填することで、当該収納された硬貨を硬貨
処理装置の金種別の釣銭供給部へ一度に補充するので、
硬貨処理装置内で行っていた硬貨の金種別の識別処理及
び振り分け処理を省略できる。このため、識別処理及び
振り分け処理を実行するための複雑で大がかりな装置構
成が不要となり、装置構成の簡易化による処理時間の短
縮、装置の小型化、及び装置の修理・保守の容易化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】硬貨処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】装填カセットの構成を示すブロック図である。
【図3】装填カセットの内部構成を示す図である。
【図4】循環釣銭部の硬貨収納部を側方から見た断面図
である。
【図5】回転円盤の上半分及び硬貨の放出路の一部を示
す図である。
【図6】回転円盤の裏面を示す図である。
【図7】装填カセットセット機構を示す図である。
【図8】装填カセットを硬貨処理装置に装填した状態を
示す図である。
【図9】(a)は硬貨収納部内で硬貨が一方に片寄って
いる状態を示す図であり、(b)は(a)の状態で平滑
処理を行った後の状態を示す図である。
【図10】上位装置、硬貨処理装置及び装填カセットに
関する処理を説明するための流れ図である。
【符号の説明】
10…硬貨処理装置、20…一時保留部、22…循環釣
銭部、22A…硬貨収納部、22B…回転円盤、22D
…孔、22E…放出路、22I…モータ、26…装填カ
セットセット機構、28…制御部、40…上位装置、5
0…装填カセット、52…収納筒部、54…レバー、5
6…シャッタ機構、58…ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正博 東京都中野区中央二丁目48番5号 中野平 和ビル 株式会社高見沢サイバネティック ス内 (72)発明者 前田 浩 東京都中野区中央二丁目48番5号 中野平 和ビル 株式会社高見沢サイバネティック ス内 (72)発明者 戸谷 守利 東京都中野区中央二丁目48番5号 中野平 和ビル 株式会社高見沢サイバネティック ス内 Fターム(参考) 3E001 AA06 BA01 CA10 EB08 EB14 EC03 FA11 FA15 FA46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣銭の供給及び入金された硬貨の蓄積を
    行う硬貨処理装置に釣銭用の硬貨を補充する硬貨補充方
    法であって、 金種別に所定枚数の硬貨を装填カセットへ収納するとと
    もに前記硬貨処理装置に蓄積された硬貨を回収する前処
    理工程と、 前記硬貨処理装置に前記装填カセットを装填する装填工
    程と、 前記装填カセットに収納された硬貨を前記硬貨処理装置
    の金種別の釣銭供給部へ一度に補充する補充工程と、 前記装填カセットを前記硬貨処理装置から取り外すとと
    もに前記硬貨処理装置についての硬貨収納枚数情報を更
    新する後処理工程と、 を有する硬貨補充方法。
  2. 【請求項2】 釣銭を供給する釣銭供給部を備えた硬貨
    処理装置に着脱可能に構成され、硬貨が金種毎の硬貨収
    納部に収納された装填カセットであって、 前記硬貨処理装置への装填により、前記収納された硬貨
    を前記釣銭供給部へ一度に補充するために用いられる装
    填カセット。
  3. 【請求項3】 前記硬貨収納部に所定の収納枚数よりも
    多くの硬貨を収納することを抑止するストッパが各収納
    部に設けられたことを特徴とする請求項2記載の装填カ
    セット。
  4. 【請求項4】 当該装填カセットが前記硬貨処理装置に
    装填された状態で、人手により操作されることにより、
    前記硬貨収納部の下端部を開放して前記釣銭供給部への
    硬貨の補充を指示するためのレバーをさらに備えた請求
    項2又は請求項3に記載の装填カセット。
  5. 【請求項5】 釣銭を供給する釣銭供給部と、 釣銭用の硬貨が金種毎の収納部に収納された装填カセッ
    トが、所定位置に装填されることにより、前記装填カセ
    ットに収納された硬貨を前記釣銭供給部へ一度に補充す
    る補充部と、 を有する硬貨処理装置。
  6. 【請求項6】 前記釣銭供給部は、 所定枚数の硬貨を貯留可能な硬貨貯留部と、 前記硬貨貯留部の底部に位置し所定数の貫通孔が設けら
    れた回転可能な板状部材と、前記板状部材の下に設けら
    れ硬貨を硬貨供給口へ案内する案内部とを備え、前記板
    状部材が所定方向に回転することで、前記硬貨貯留部に
    貯留された硬貨を前記貫通孔及び前記案内部を介して前
    記硬貨供給口へ搬送する搬送部と、 前記所定方向に前記板状部材を回転駆動するとともに、
    所定タイミングでは前記所定方向と逆方向に前記板状部
    材を回転駆動する回転駆動部と、 を有することを特徴とする請求項5記載の硬貨処理装
    置。
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