JP2002221712A - 液晶装置 - Google Patents

液晶装置

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JP2002221712A JP2001016189A JP2001016189A JP2002221712A JP 2002221712 A JP2002221712 A JP 2002221712A JP 2001016189 A JP2001016189 A JP 2001016189A JP 2001016189 A JP2001016189 A JP 2001016189A JP 2002221712 A JP2002221712 A JP 2002221712A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ギャップ長を均一にして色むらの発生を防止す
る。 【解決手段】対向基板20上の端部には画面表示有効画
素領域を区画する額縁42が形成されている。対向基板
20上に形成されたカラーフィルタ層51は、額縁42
上にも形成されている。カラーフィルタ層51上には保
護膜層52が形成されている。カラーフィルタ層51
は、額縁42の内縁から外側の十分な長さの位置まで延
設されている。これにより、保護膜層52の端部に生じ
る段差は額縁42の内縁の外側のみに生じ、画面表示有
効画素領域内では、保護膜層52の膜厚は均一となる。
従って、ギャップ長は均一となり、色むらの発生が防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー表示が可能
な液晶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ライトバルブ等の液晶装置は、ガラ
ス基板、石英基板等の2枚の基板間に液晶を封入して構
成される。液晶ライトバルブでは、一方の基板に、例え
ば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下、T
FTと称す)等の能動素子をマトリクス状に配置し、他
方の基板に対向電極を配置して、両基板間に封止した液
晶層の光学特性を画像信号に応じて変化させることで、
画像表示を可能にする。
【0003】即ち、TFT素子によってマトリクス状に
配列された画素電極(ITO)に画像信号を供給し、画
素電極と対向電極相互間の液晶層に画像信号に基づく電
圧を印加して、液晶分子の配列を変化させる。これによ
り、画素の透過率を変化させ、画素電極及び液晶層を通
過する光を画像信号に応じて変化させて画像表示を行
う。
【0004】電圧無印加時の液晶分子の配列を規定する
ために、一方の基板(アクティブマトリクス基板(素子
基板ともいう))及び他方の基板(対向基板)の液晶層
に接する面上に配向膜を形成し、配向膜にラビング処理
を施す。ラビング処理によって、電圧無印加時の液晶分
子をラビング方向に配列させる。
【0005】また、カラー表示を可能とするために、対
向基板と対向電極との間にカラーフィルタが形成される
こともある。カラーフィルタ上には保護膜層が形成さ
れ、保護膜層上に対向電極及び配向膜が形成される。カ
ラーフィルタは各画素に対応して赤(R)、緑(G)及
び青(B)に着色されており、各画素を赤画素、緑画素
及び青画素としてカラー表示を行う。
【0006】TFTを配置したTFT基板と、カラーフ
ィルタを形成した対向基板とは別々に製造される。両基
板は、パネル組立工程において高精度に貼り合わされた
後、液晶が封入される。貼り合わせ工程では、一方の基
板上の端辺に接着剤となるシール部が形成される。TF
T基板と対向基板とをシール部を用いて貼り合わせ、ア
ライメントを施しながら圧着硬化させる。シール部の一
部には切り欠きが設けられており、この切り欠きを介し
て液晶を封入する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶パネル
においては画面有効領域を区画するために、パネル周辺
に額縁としての遮光膜が形成されている。ところが、対
向基板としてカラーフィルタが形成された基板を用いた
場合には、額縁近傍に色むらが発生するという問題点が
あった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、額縁近傍に発生する色むらの発生を防止す
ることができる液晶装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶装置
は、液晶装置用基板と、有効画素領域を区画するために
前記液晶装置用基板上の端部に形成される遮光部材であ
る額縁と、前記有効画素領域内の各画素に対応した着色
部材を保護する保護膜層と、前記液晶装置用基板上に形
成されて前記着色部材を構成し、前記保護膜層が前記有
効画素領域内において平坦に膜形成されるように、前記
額縁の内縁から所定の長さだけ外側まで延設されるカラ
ーフィルタ層とを具備したことを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、液晶装置用基板
上の端部には有効画素領域を区画するために遮光部材で
ある額縁が形成されている。液晶装置用基板上にはカラ
ーフィルタ層も形成されており、有効画素領域内の各画
素に対応した着色部材が構成される。保護膜層はカラー
フィルタ層上に形成されて着色部材を保護する。カラー
フィルタ層は、保護膜層が有効画素領域内において平坦
に膜形成されるように、額縁の内縁から所定の長さだけ
外側まで延設されて形成されている。有効画素領域内に
おいては保護膜層は平坦であり、ギャップ長は均一であ
る。従って、色むらは発生しない。
【0011】前記額縁の内縁から所定の長さは、前記カ
ラーフィルタ層の膜厚に基づいて設定することを特徴と
する。
【0012】このような構成によれば、カラーフィルタ
層は、その膜厚に応じた長さだけ額縁の内縁から所定の
長さだけ外側まで延設されて、保護膜層が有効画素領域
内において平坦に膜形成されることを可能にする。
【0013】また、前記額縁の内縁から所定の長さは、
前記カラーフィルタ層の膜厚の50〜100倍であるこ
とを特徴とする。
【0014】このような構成によれば、カラーフィルタ
層は、その膜厚の50〜100倍の長さだけ額縁の内縁
から外側まで延設されて、保護膜層が有効画素領域内に
おいて平坦に膜形成されることを可能にする。
【0015】また、前記額縁の内縁から所定の長さは、
前記保護膜層の材質及び膜厚、前記カラーフィルタ層の
材質及び膜厚並びに前記額縁の材質及び厚さのうちの少
なくとも1つに基づいて設定する。
【0016】このような構成によれば、カラーフィルタ
層は、保護膜層の材質及び膜厚、カラーフィルタ層の材
質及び膜厚並びに額縁の材質及び厚さのうちの少なくと
も1つに基づく長さだけ額縁の内縁から外側まで延設さ
れて、保護膜層が有効画素領域内において平坦に膜形成
されることを可能にする。
【0017】また、本発明に係る液晶装置は、前記保護
膜層の前記額縁の内縁から外側の領域にかけて、有効画
素領域内の上面から盛り上がる段差部を有すること特徴
とする。
【0018】このような構成によれば、有効画素領域内
の上面から盛り上がる段差部は、保護膜層の額縁の内縁
から外側の領域にかけて生じ、有効画素領域内は平坦と
なる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態に係る液晶装置の額縁近傍における概略構成を示
す説明図である。図2は液晶装置の画素領域を構成する
複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図であ
る。図3はTFT基板等の素子基板をその上に形成され
た各構成要素と共に対向基板側から見た平面図であり、
図4は素子基板と対向基板とを貼り合わせて液晶を封入
する組立工程終了後の液晶装置を、図3のH−H'線の
位置で切断して示す断面図である。また、図5は液晶装
置の画素を詳細に示す断面図である。図6は本実施例に
採用される対向基板の概略構成を示す説明図である。図
7はパネル組立工程を示すフローチャートである。図8
は額縁近傍におけるカラーフィルタと保護膜層との関係
を説明するための説明図であり、図9は額縁近傍におけ
る保護膜層の段差の検出結果を示す説明図である。図9
(a)は額縁近傍における画素の配置を示し、図9
(b)は額縁近傍における保護膜層の膜厚変化を示して
いる。図10は本実施の形態における液晶パネルの額縁
を説明するための説明図である。図11は額縁近傍にお
ける表示画面有効画素とダミー画素との配置を示す説明
図であり、図11(a),(b)は夫々図1又は図8に
対応したものである。
【0020】本実施の形態は額縁上に形成するカラーフ
ィルタ(ダミー画素)を額縁内縁から外側に十分の長さ
で延設することにより、額縁内縁の内側(表示画面有効
画素領域)における保護膜層を平坦化して、ギャップム
ラの発生を防止するようにしたものである。
【0021】先ず、図2乃至図6を参照して、液晶パネ
ルの構造について説明する。
【0022】液晶パネルは、図3及び図4に示すよう
に、TFT基板等の素子基板10と対向基板20との間
に液晶50を封入して構成される。素子基板10上には
画素を構成する画素電極等がマトリクス状に配置され
る。図2は画素を構成する素子基板10上の素子の等価
回路を示している。
【0023】図2に示すように、画素領域においては、
複数本の走査線3aと複数本のデータ線6aとが交差す
るように配線され、走査線3aとデータ線6aとで区画
された領域に画素電極9aがマトリクス状に配置され
る。そして、走査線3aとデータ線6aの各交差部分に
対応してTFT30が設けられ、このTFT30に画素
電極9aが接続される。
【0024】TFT30は走査線3aのON信号によっ
てオンとなり、これにより、データ線6aに供給された
画像信号が画素電極9aに供給される。この画素電極9
aと対向基板20に設けられた対向電極21との間の電
圧が液晶50に印加される。また、画素電極9aと並列
に蓄積容量70が設けられており、蓄積容量70によっ
て、画素電極9aの電圧はソース電圧が印加された時間
よりも例えば3桁も長い時間の保持が可能となる。蓄積
容量70によって、電圧保持特性が改善され、コントラ
スト比の高い画像表示が可能となる。
【0025】図5は、一つの画素に着目した液晶パネル
の模式的断面図である。
【0026】ガラスや石英等の素子基板10には、LD
D構造をなすTFT30が設けられている。TFT30
は、チャネル領域1a、ソース領域1d、ドレイン領域
1eが形成された半導体層に絶縁膜2を介してゲート電
極をなす走査線3aが設けられてなる。TFT30上に
は第1層間絶縁膜4を介してデータ線6aが積層され、
データ線6aはコンタクトホール5を介してソース領域
1dに電気的に接続される。データ線6a上には第2層
間絶縁膜7を介して画素電極9aが積層され、画素電極
9aはコンタクトホール8を介してドレイン領域1eに
電気的に接続される。
【0027】走査線3a(ゲート電極)にON信号が供
給されることで、チャネル領域1aが導通状態となり、
ソース領域1dとドレイン領域1eとが接続されて、デ
ータ線6aに供給された画像信号が画素電極9aに与え
られる。
【0028】また、半導体層にはドレイン領域1eから
延びる蓄積容量電極1fが形成されている。蓄積容量電
極1fは、誘電体膜である絶縁膜2を介して容量線3b
が対向配置され、これにより蓄積容量70を構成してい
る。画素電極9a上にはポリイミド系の高分子樹脂から
なる配向膜16が積層され、所定方向にラビング処理さ
れている。
【0029】一方、対向基板20には、カラーフィルタ
(CF)層が形成される。図6は組み立て工程前の対向
基板を所定位置で切断して示している。図6に示すよう
に、対向基板20上にはCF層51が形成され、CF層
51上には保護膜層52が形成されている。CF層51
は、各画素電極9aに対応した位置及び大きさで赤,
緑,青に着色された有機着色膜であり、各着色部分が画
素を構成する。保護膜層52は、CF層51を保護する
ため及び各着色部分の厚さの相違を吸収して平坦化する
ために設けられた有機膜である。保護膜層52上に対向
電極21が形成される。
【0030】図5において、対向基板20には、TFT
アレイ基板のデータ線6a、走査線3a及びTFT30
の形成領域に対向する領域、即ち各画素の非表示領域に
おいて第1遮光膜23が設けられている。この第1遮光
膜23によって、対向基板20側からの入射光がTFT
30のチャネル領域1a、ソース領域1d及びドレイン
領域1eに入射することが防止される。対向基板20上
及び第1遮光膜23上に、CF層51、保護膜層52及
び対向電極(共通電極)21が基板20の略全面に亘っ
て形成されている。対向電極21上にポリイミド系の高
分子樹脂からなる配向膜22が積層され、所定方向にラ
ビング処理されている。
【0031】そして、素子基板10と対向基板20との
間に液晶50が封入されている。この構成において、T
FT30は所定のタイミングでデータ線6aから供給さ
れる画像信号を画素電極9aに書き込む。書き込まれた
画素電極9aと対向電極21との電位差に応じて液晶5
0の分子集合の配向や秩序が変化して、光を変調し、階
調表示を可能にする。
【0032】図3及び図4に示すように、対向基板20
には表示領域を区画する遮光膜である額縁42が設けら
れている。額縁42は例えば第1遮光膜23と同一又は
異なる遮光性材料によって形成されている。図10に示
すように、額縁42(破線部)の内縁内側は画面表示有
効画素領域55である。
【0033】額縁42の外側の領域に液晶を封入するシ
ール材41が、素子基板10と対向基板20間に形成さ
れている。シール材41は対向基板20の輪郭形状に略
一致するように配置され、素子基板10と対向基板20
を相互に固着する。シール材41は、素子基板10の1
辺の一部において欠落しており、貼り合わされた素子基
板10及び対向基板20相互の間隙には、液晶50を注
入するための液晶注入口78が形成される。液晶注入口
78より液晶が注入された後、液晶注入口78を封止材
79で封止するようになっている。
【0034】素子基板10のシール材41の外側の領域
には、データ線駆動回路61及び実装端子62が素子基
板10の一辺に沿って設けられており、この一辺に隣接
する2辺に沿って、走査線駆動回路63が設けられてい
る。素子基板10の残る一辺には、画面表示領域の両側
に設けられた走査線駆動回路63間を接続するための複
数の配線64が設けられている。また、対向基板20の
コーナー部の少なくとも1箇所においては、素子基板1
0と対向基板20との間を電気的に導通させるための導
通材65が設けられている。
【0035】次に、図7を参照してパネル組立工程につ
いて説明する。素子基板10(TFT基板)と対向基板
20とは、別々に製造される。ステップS1 ,S6 で夫
々用意されたTFT基板及び対向基板20に対して、次
のステップS2 ,S7 では、配向膜16,22となるポ
リイミド(PI)を塗布する。次に、ステップS3 ,S
8 において、素子基板10表面の配向膜16及び対向基
板20表面の配向膜22に対して、ラビング処理を施
す。
【0036】次に、ステップS4 ,S9 において、洗浄
工程を行う。この洗浄工程は、ラビング処理によって生
じた塵埃を除去するためのものである。
【0037】洗浄工程が終了すると、ステップS5 にお
いて、シール材41、及び導通材65(図3参照)を形
成する。次に、ステップS10で、素子基板10と対向基
板20とを貼り合わせ、ステップS11でアライメントを
施しながら圧着し、シール材41を硬化させる。最後
に、ステップS12において、シール材41の一部に設け
た切り欠きから液晶を封入し、切り欠きを塞いで液晶を
封止する。
【0038】図8は額縁42近傍における保護膜層の形
状を示しており、従来の液晶装置に採用されているカラ
ーフィルタ層を採用した場合の例である。図8に示すよ
うに、従来の液晶装置においては、カラーフィルタ層8
1は、額縁42の内縁近傍の位置までしか延設されてい
ない。図9は図8の例における保護膜層82の厚さの変
化を示している。
【0039】図9(a)は図8のA方向から見たもので
あり、カラーフィルタの各着色部分によって構成される
各画素を四角印で示している。カラーフィルタ層81が
斜線にて示す額縁上の内縁近傍まで形成されており、額
縁上のカラーフィルタ層81の各着色部分によって、表
示上無効なダミー画素が構成される。図9の例では、
1,2画素分のダミー画素領域が形成されていることを
示しているが、一般的には、ダミー画素領域としては約
3〜5画素分に設定される。
【0040】図9(b)は保護膜層82の膜厚を対向基
板20を基準に測定した結果を示したものであり、図9
(b)の横軸は額縁42近傍を除く保護膜層82の平均
的な膜厚を示している。図8及び図9(b)に示すよう
に、額縁42近傍においては、保護膜層82はその平均
的な膜厚よりも厚膜に形成された段差83を有する。
【0041】図8及び図9に示すように、段差83は画
面表示有効画素領域55内において生じている。即ち、
画面表示有効画素領域55内の額縁42近傍において
は、中央部に比べてギャップ長が短い。中央部と額縁4
2近傍とのギャップ長の差によって、ギャップムラが生
じ、これにより色むらが生じているものと考えられる。
【0042】カラーフィルタ層上に保護膜層を平坦に塗
布することは困難である。そこで、本実施の形態におい
ては、額縁42上のカラーフィルタ層の形成範囲を広げ
ることで、保護膜層を画面表示有効画素領域55内にお
いて平坦化するようになっている。
【0043】図1において、対向基板20上の端部には
額縁42が形成されている。対向基板20上にはカラー
フィルタ層51が形成されている。カラーフィルタ層5
1は、例えばポリイミド系樹脂によって構成されてお
り、R,G,B各着色部分は膜厚が異なり約0.5μm
の段差を有する。カラーフィルタ層51は、表示画面有
効画素領域だけでなく、額縁42上にも形成されてい
る。なお、図1の構成は、図10のいずれの対向基板端
部においても同様である。
【0044】本実施の形態においては、カラーフィルタ
層51は額縁42の内縁から外側に、その膜厚の約50
〜100倍以上の長さに延設されるようになっている。
図11はこの状態を示したものであり、図11(a)は
図8のA方向から見たものであり、図11(b)は図1
のB方向から見たものである。
【0045】図11(a)に示す従来の液晶装置におい
ては、約3〜5画素のダミー画素が形成されているのに
対し、本実施の形態においては、図11(b)に示す例
では、額縁42上に、約12〜14画素分のダミー画素
を形成している。なお、図11では同一のハッチングに
よって同一の着色を示している。例えば、1画素の画素
長が約30μmであるものとすると、図11(b)の例
では、ダミー画素領域の長さは、約360μm〜420
μmとなる。
【0046】カラーフィルタ層51上には保護膜層52
が形成される。保護膜層52は例えばアクリル系樹脂で
構成されており、比較的粘性が高く、レベリングしにく
い。保護膜層52は、カラーフィルタ層51の各着色部
分の厚さの相違を吸収するために、約2〜3μmの厚さ
に設定するようになっている。
【0047】このように構成された実施の形態において
は、保護膜層52の端部において段差が生じる。この段
差はカラーフィルタ層51の端部において発生してい
る。本実施の形態においては、カラーフィルタ層51を
額縁42の内縁から外側に十分な長さで延設しており、
保護膜層52に生じる段差は、図1に示すように、画面
表示有効画素領域の外側のみに生じ、画面表示有効画素
領域内では、平坦化されている。
【0048】これにより、画面表示有効画素領域内で
は、ギャップが均一となり、色むらの発生が防止され
る。
【0049】このように本実施の形態においては、カラ
ーフィルタ層を額縁の内縁から外側の十分な長さの位置
まで延設していることから、保護膜層に生じる段差を額
縁内縁の外側のみに生じさせて、画面表示有効画素領域
では保護膜層を平坦に構成することができる。このた
め、画面表示有効画素領域内のギャップが均一となり、
色むらの発生を防止することができる。
【0050】なお、上述した実施形態では、TFTのア
クティブマトリクス型の液晶装置を例にあげたが、TF
D(薄膜ダイオード)のアクティブマトリクス型の液晶
装置や、パッシブ型の液晶装置などの液晶装置にも適用
できるものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、額
縁近傍に発生する色むらの発生を防止することができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶装置の額縁近傍
における概略構成を示す説明図。
【図2】液晶装置の画素領域を構成する複数の画素にお
ける各種素子、配線等の等価回路図。
【図3】TFT基板等の素子基板をその上に形成された
各構成要素と共に対向基板側から見た平面図。
【図4】素子基板と対向基板とを貼り合わせて液晶を封
入する組立工程終了後の液晶装置を、図3のH−H'線
の位置で切断して示す断面図。
【図5】液晶装置の画素を詳細に示す断面図。
【図6】本実施例に採用される対向基板の概略構成を示
す説明図。
【図7】パネル組立工程を示すフローチャート。
【図8】額縁近傍におけるカラーフィルタと保護膜層と
の関係を説明するための説明図。
【図9】額縁近傍における保護膜層の段差の検出結果を
示す説明図。
【図10】本実施の形態における液晶パネルの額縁を説
明するための説明図。
【図11】額縁近傍における表示画面有効画素とダミー
画素との配置を示す説明図。
【符号の説明】
20…対向基板 42…額縁 51…カラーフィルタ層 52…保護膜層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶装置用基板と、 有効画素領域を区画するために前記液晶装置用基板上の
    端部に形成される遮光部材である額縁と、 前記有効画素領域内の各画素に対応した着色部材を保護
    する保護膜層と、 前記液晶装置用基板上に形成されて前記着色部材を構成
    し、前記保護膜層が前記有効画素領域内において平坦に
    膜形成されるように、前記額縁の内縁から所定の長さだ
    け外側まで延設されるカラーフィルタ層とを具備したこ
    とを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記額縁の内縁から所定の長さは、前記
    カラーフィルタ層の膜厚に基づいて設定することを特徴
    とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記額縁の内縁から所定の長さは、前記
    カラーフィルタ層の膜厚の50〜100倍であることを
    特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記額縁の内縁から所定の長さは、前記
    保護膜層の材質及び膜厚、前記カラーフィルタ層の材質
    及び膜厚並びに前記額縁の材質及び厚さのうちの少なく
    とも1つに基づいて設定することを特徴とする請求項1
    に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記保護膜層の前記額縁の内縁から外側
    の領域にかけて、有効画素領域内の上面から盛り上がる
    段差部を有すること特徴とする請求項1に記載の液晶装
    置。
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