JP2002221273A - 変速機の潤滑構造 - Google Patents
変速機の潤滑構造Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
イルシール等への潤滑油の供給を促進する。 【解決手段】 ミッションケース2の後方にリヤカバー
3を設けて上記ミッションケース2の後端の隔壁6で変
速機1内を前室7と後室8とに仕切る変速機1の潤滑構
造において、上記ミッションケース2の後端の隔壁6に
上記前室7と後室8とを連通させる貫通穴24を設け、
上記ミッションケース2の天井面27に上記前室7内の
ギヤ17,19の掻上げによりその天井面27に付着し
た潤滑油を後方に供給するための前方リブ25を上記貫
通穴24の後端面まで連続して設け、上記リヤカバー3
の天井面29に上記前方リブ25の後部に連続的に繋が
る後方リブ26を設けた。
Description
の後方にリヤカバーを設けて上記ミッションケースの後
端の隔壁で変速機内を前室と後室とに仕切る変速機の潤
滑構造において、特に、後室内に潤滑油を供給すること
ができる変速機の潤滑装置に関するものである。
り、シャフトに支持されたギヤが回転することによっ
て、潤滑油を変速機内全体に掻上げ・飛散して各部に供
給するようになっている。
ケースの後方にリヤカバーを設けて、ミッションケース
の後端の隔壁で変速機内を前室と後室とに仕切る変速機
において、後室に作動ギヤを含まない場合、後室内では
潤滑油の掻上げ・飛散がなされず、後室内に設けられた
スピードメータギヤやその後方のオイルシール等に潤滑
油が供給され難いといった問題があった。
出されたものであり、その目的は、後室内に設けられた
スピードメータギヤやオイルシール等への潤滑油の供給
を促進できる変速機の潤滑構造を提供することにある。
本発明は、ミッションケースの後方にリヤカバーを設け
て上記ミッションケースの後端の隔壁で変速機内を前室
と後室とに仕切る変速機の潤滑構造において、上記ミッ
ションケースの後端の隔壁に上記前室と後室とを連通さ
せる貫通穴を設け、上記ミッションケースの天井面に上
記前室内のギヤの掻上げによりその天井面に付着した潤
滑油を後方に供給するための前方リブを上記貫通穴の後
端面まで連続して設け、上記リヤカバーの天井面に上記
前方リブの後部に連続的に繋がる後方リブを設けたもの
である。
て、ミッションケースの天井面に付着した潤滑油を、前
方リブ及び後方リブで伝わせながら、貫通穴を通して後
室側へ供給することができ、スピードメータギヤやオイ
ルシール等への潤滑油の供給を促進できる。
の下端面が後部に向かうに連れて下方になるように傾斜
して設けられ、上記後方リブの潤滑油を落下させる位置
で、その傾斜が無くなるものが好ましい。
上記前方リブの後部下端面よりも下方に位置するように
形成されたものが好ましい。
図面に従って説明する。
適な実施の形態を示した断面図、図2は図1のA−A線
断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は潤滑油の
流れを説明するための変速機の概略断面図である。
説明する。
1は、ミッションケース2の後部に、リヤカバー3が設
けられている。変速機1はミッションケース2及びリヤ
カバー3とでハウジング5が構成され、ミッションケー
ス2の後端の隔壁6によって、変速機1内が前室7と後
室8とに仕切られている。
アリング(図示せず)を介して軸支されている。メイン
シャフト9は、ミッションケース2の軸孔11及びリヤ
カバー3の軸孔12を貫通して変速機1の後方に突出
し、プロペラシャフト(図示せず)に接続されている。
軸孔12には、ニードルベアリング14とオイルシール
15がメインシャフト9を囲繞して設けられている。オ
イルシール15は、ニードルベアリング14の外側に配
置されており、変速機1内の潤滑油の流出を防止してい
る。
ピードメータギヤ16が設けられている。メインシャフ
ト9の前室7内部分には、所定数のメインギヤ(図4参
照)17が設けられている。
ャフト18が設けられている。カウンタシャフト18
は、その後端が、隔壁6に形成された軸孔20にローラ
ベアリング(図示せず)を介して軸支されている。カウ
ンターシャフト18には、メインギヤ17とそれぞれ噛
み合うカウンタギヤ(図4参照)19が設けられてい
る。
22はアイドルリバースギヤを示している。リバースシ
ャフト21は、メインシャフト9の斜め下方で、カウン
ターシャフト18の側方に位置している。リバースシャ
フト22には、ニードルベアリングを介してアイドルリ
バースギヤ22が設けられている。アイドルリバースギ
ヤ22は、カウンターリバースギヤ及びメインリバース
ギヤと常時噛み合って回転している。
ド23が設けられている。シフトロッド23には、シフ
トフォーク(図示せず)が設けられており、このシフト
フォークの移動によって、各メインギヤ17が選択され
得るようになっている。
の後端の隔壁6に上記前室7と後室8とを連通させる貫
通穴24を設け、ミッションケース2の天井面27にギ
ヤ17,22の掻上げによりその天井面27に付着した
潤滑油を後方に供給するための前方リブ25を貫通穴2
4の後端面28まで連続して設け、リヤカバー3の天井
面29に前方リブ25の後部に連続的に繋がる後方リブ
26を設けたことを特徴とする。
井面27の幅方向の略中間部に位置し、天井面27の長
手方向(メインシャフト9に沿った方向)に延びて設け
られている。前方リブ25は、天井面27の長手方向略
中間部から後端まで延出されている。
状に形成されている。また、前方リブ25を側方から見
ると、その下端面35の前部分は天井面27と平行に形
成され、後端近傍部分は天井面27に対して略20°で
下方に傾斜しており、潤滑油が後方に流れ易い構造とな
っている。前方リブ25の天井面27と平行の部分の前
端部は面取りされている。
部分も、天井面27自体が後方に向かって下がるように
傾斜しているのと、変速機1自体が後部が下がるように
傾斜して配置されるため、後部に向かうに連れて下方に
なるように傾斜していることとなる。
側方部を覆うように、前方から見て略U字状に形成され
ている。すなわち、前方リブ25の下端面35の一部
が、貫通穴24の上面を構成することとなる。
その下端面36の断面が半円状に形成されており、前方
リブ25の長手方向に沿って後方に延びて連続的に形成
されている。後方リブ26の下端面36を側方から見る
と、前方リブ25の後端近傍部分の傾斜角度(20°)
と同等か或いはそれ以上、下方に傾斜して形成されてい
る。
前方リブ25の後部下端面35aよりも下方に位置する
ように段差を有して形成されており、ミッションケース
2及びリヤカバー3の寸法誤差及び組付誤差を吸収する
ようになっている。
aが、前方リブ25の後部下端面35aよりも上側にな
ると、その段差部分で潤滑油が落下してしまい、後室8
内に供給されなくなってしまうが、後方リブ26の前部
下端面36aを低く形成しておくことによって、後方リ
ブ26の取付位置が、正規よりも高い位置になったとし
ても、後方リブ26の前部下端面36aが、前方リブ2
5の後部下端面25aよりも上側になるのを防ぐことが
でき、接合部分での潤滑油の落下を防止できる。
ブ25の断面形状と比較して、高さ方向(下端部)だけ
でなく、幅方向にも大きく幅広に形成されたものであっ
てもよい。これによれば、接合部分での潤滑油の落下防
止性能がさらに高まる。
置、具体的にはスピードメータギヤ16の中間部上方
で、下端面36の傾斜が無くなるように形成されてい
る。これによって、後方リブ26の下端面36に角部3
1が形成されることとなり、この角部31から潤滑油が
落下しやすくなる。
作用を説明する。
によって掻上げ・飛散された潤滑油は、ミッションケー
ス2の天井面27に付着し、メインギヤ17の回転方向
及びミッションケース2の後方に流れていこうとする。
(図4中、前方リブ25の左側)の潤滑油は、前方リブ
25によって塞き止められ、前方リブ25の側面に沿っ
て下端部へと流れる。そして、潤滑油は、前方リブ25
の下端面35に沿って後方に流れる。
過して、後室8側へと流れ、後方リブ26へと伝わる。
このとき、後方リブ26の前部下端面36aは、前方リ
ブ25の後部下端面35aよりも下方に位置している
が、潤滑油は前方リブ25の下端面35から後方リブ2
6の前端側面に沿って流れ、後方リブ26の下端面36
aへと伝わり、落下することはない。
と、前方リブ25の後部下端面35aとが面一となって
いても潤滑油の流れ上全く問題はない。但し、ミッショ
ンケース2とリヤカバー3との寸法誤差により、その組
付精度を高くする必要があるため、その寸法誤差を吸収
できるように、段差を設けてある方が好ましい。
6の上方の後方リブ26の角部31まで流れ、そこで後
方リブ26から剥がれてスピードメータギヤ16上に落
下する。その後、スピードメータギヤ16の回転によっ
て、潤滑油は飛散されて、その後方のニードルベアリン
グ14及びオイルシール15の周辺部分に供給され、そ
の周辺雰囲気が、潤滑油で湿った良好な状態となる。
油が供給されにくかった後室8内へ、その上部から潤滑
油を順次滴下させて、スピードメータギヤ16で飛散さ
せることができ、ニードルベアリング14やオイルシー
ル15等の潤滑の促進が達成される。
メインギヤやカウンターギヤがなく、潤滑油を掻き上げ
ることができない場合に、その後室8内の潤滑の促進に
非常に有効である。
ギヤやカウンターギヤ等の回転ギヤ(例えば6速ギヤ
等)がある場合であっても、本発明は適用可能であるの
は勿論である。この場合、後室内の回転ギヤはその径が
小さく、潤滑油の掻上げ量が少ないので、後室へ潤滑油
を供給することによる潤滑効果の向上は大きい。
バー3は鋳造により製造されている。本発明によれば、
前方リブ25及び後方リブ26が前後に延びて形成され
ているため、前方リブ25及び後方リブ26の形成は、
鋳造型の変更のみで可能であるので、製作が容易であ
り、従来のミッションケースやリヤカバーと比較して、
コストアップすることがない。
の好適な実施の形態を示した概略断面図である。
方リブ33の片面(天井面27に沿って流れる潤滑油の
上流側)を曲面状に形成したものである。また、メイン
シャフト9の側面には、飛散する潤滑油の流れ方向を、
前方リブ33側に案内するガイドリブ34が設けられて
いる。その他の構成については、図1から図4の変速機
1と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略
する。
は、その前部下端面が、前方リブ33の後部下端面より
も下方に位置するように形成されていれば、前方リブ3
3の断面形状と同じである必要はない。
3へより多くの潤滑油が集められ、後室への潤滑油の供
給のさらなる促進が達成される。
極的に潤滑油を供給でき、後室内に設けられたスピード
メータギヤやオイルシール等への潤滑油の供給を促進で
きるといった優れた効果を発揮する。
形態を示した断面図である。
面図である。
施の形態を示した概略断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ミッションケースの後方にリヤカバーを
設けて上記ミッションケースの後端の隔壁で変速機内を
前室と後室とに仕切る変速機の潤滑構造において、上記
ミッションケースの後端の隔壁に上記前室と後室とを連
通させる貫通穴を設け、上記ミッションケースの天井面
に上記前室内のギヤの掻上げによりその天井面に付着し
た潤滑油を後方に供給するための前方リブを上記貫通穴
の後端面まで連続して設け、上記リヤカバーの天井面に
上記前方リブの後部に連続的に繋がる後方リブを設けた
ことを特徴とする変速機の潤滑構造。 - 【請求項2】 上記前方リブ及び後方リブが、その下端
面が後部に向かうに連れて下方になるように傾斜して設
けられ、上記後方リブの潤滑油を落下させる位置で、そ
の傾斜が無くなる請求項1記載の変速機の潤滑構造。 - 【請求項3】 上記後方リブが、その前部下端面が上記
前方リブの後部下端面よりも下方に位置するように形成
された請求項1または2いずれかに記載の変速機の潤滑
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 2001-01-25 JP JP2001016904A patent/JP4576718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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