JP2005076815A - 車両変速装置及び車両変速装置用のオイルレシーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルレシーバのレシーバ部に供給する油の量を増加させるのに有利であり、潤滑系の潤滑性を向上させることができる車両変速装置及びオイルレシーバを提供する。
【解決手段】車両変速装置は、トルクが入力されるインプットシャフト2と、トルクを出力するアウトプットシャフトと、複数個のギヤ4(41,42)と、油を受けるレシーバ部50をもちレシーバ部50の油を潤滑系に流下させて供給するオイルレシーバ5とを具備する。オイルレシーバ5はレシーバプレート54をもつ。レシーバプレート54の表面54aは、一方のギヤ42の回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部50に流下させるように設定されている。レシーバプレート54の裏面54cは、他方のギヤ41の回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部50に流下させるように設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は内燃機関等の駆動源の駆動力を変速させて伝達する車両変速装置及び車両変速装置用のオイルレシーバに関する。
内燃機関の駆動力を変速させて伝達する車両変速装置としては、図8に示すように、トルクが入力されるインプットシャフト2Xと、トルクを出力するアウトプットシャフト3Xと、オイルレシーバ5Xとを備えたものが知られている(特許文献1)。このオイルレシーバ5Xは、油を受けるレシーバ部50Xをもつ。内燃機関が駆動すると、これに連結されたインプットシャフト2Xは矢印A1方向に回転する。これに伴い、インプットシャフト2Xに同軸的に保持されているギヤ41Xが同方向に回転する。そして、ギヤ41Xと噛合するギヤ42Xが矢印A2方向に回転すると共に、アウトプットシャフト3Xに同軸的に設けられギヤ41Xと噛合するギヤ30Xが矢印E1方向に回転する。
この場合、ギヤ42Xが矢印A2方向に回転すると、ギヤ42Xにより跳ね上げられた油がオイルレシーバ5Xのレシーバ部50Xに向けて矢印B2方向(横方向)に移行し、レシーバ部50Xに供給される。レシーバ部50Xに移行した油は、オイルレシーバ5Xの底壁51Xに沿って流下し、潤滑系に供給される。これにより潤滑系への油の供給量が確保されている。
特開2001−254811号公報
上記した車両変速装置によれば、オイルレシーバ5Xのレシーバ部50Xに溜めた油をレシーバ5Xの底壁51Xに沿って流下させて潤滑系に供給し、潤滑系の潤滑性を向上させることができる。しかしながら産業界では、レシーバ部50Xに流入させる油の量を更に増加させ、これにより潤滑系の潤滑性を更に向上させることが要望されている。
上記した車両変速装置によれば、図8に示すように、インプットシャフト2Xに保持されたギヤ41Xが矢印A1方向に回転すると、ギヤ41Xにより跳ね上げられた油が上方に向けて矢印B1方向に跳ねかけられるが、ほとんどレシーバ部50Xには供給されない。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、オイルレシーバのレシーバ部に供給する油の量を増加させるのに有利であり、潤滑系の潤滑性を一層向上させることができる車両変速装置を提供することを課題とするにある。
第1様相に係る車両変速装置は、トルクが入力されるインプットシャフトと、トルクを出力するアウトプットシャフトと、複数個のギヤと、油を受けるレシーバ部をもちレシーバ部の油を潤滑系に供給するオイルレシーバとを具備する車両変速装置において、
オイルレシーバはレシーバプレートをもち、
レシーバプレートは、複数個のギヤのうちレシーバプレートの下方に配置されたギヤの回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部に流下させるように設定されていることを特徴とするものである。本発明に係る潤滑系としては、油の補給を要求する部位であり、インプットシャフト、アウトプットシャフト、ギヤのうちの少なくとも一つを例示できる。
第1様相に係る車両変速装置によれば、オイルレシーバのレシーバプレートは、複数個のギヤのうちレシーバプレートの下方に配置されたギヤの回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部に流下させるように設定されている。即ち、オイルレシーバのレシーバプレートは、レシーバプレートの下方に配置されたギヤの回転により跳ねられた油を受けて、その油をレシーバ部に流下させる。このため オイルレシーバのレシーバ部に供給する油の量を増加させるのに有利であり、潤滑系の潤滑性を向上させることができる。
第2様相に係る車両変速装置は、トルクが入力されるインプットシャフトと、トルクを出力するアウトプットシャフトと、複数個のギヤと、油を受けるレシーバ部をもちレシーバ部の油を潤滑系に供給するオイルレシーバとを具備する車両変速装置において、
オイルレシーバはレシーバプレートをもち、
レシーバプレートの表面は、複数個のギヤのうち一方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部に流下させると共に、レシーバプレートの裏面は、複数個のギヤのうち他方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部に流下させるように設定されていることを特徴とするものである。
第2様相に係る車両変速装置によれば、レシーバプレートの表面は複数個のギヤのうち一方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてその油をレシーバ部に流下させると共に、レシーバプレートの裏面は複数個のギヤのうち他方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてその油をレシーバ部に流下させるように設定されている。即ち、レシーバプレートの表面及び裏面の双方は、ギヤの回転により跳ねられた油を受けることができるように設定されている。このため レシーバプレートの表面及び裏面の双方わ有効利用できる。よって、オイルレシーバのレシーバ部に供給する油の量を増加させるのに有利であり、潤滑系の潤滑性を向上させることができる。
第3様相に係る車両変速装置によれば、レシーバプレートは水平線に対して傾斜して配置されており、レシーバプレートに付着した油を、レシーバプレートの傾斜によりレシーバプレートからレシーバ部に流下させるように設定されていることを特徴とする。第3様相に係る車両変速装置によれば、レシーバプレートは水平線に対して傾斜して配置されているため、レシーバプレートに付着した油を当該傾斜を利用してレシーバプレートのレシーバ部に向けて流下させることができる。
第4様相に係る車両変速装置によれば、オイルレシーバは、レシーバ部の油の漏れを抑止する立壁をもち、レシーバプレートは立壁の上端側に、油が通過可能な隙間を介して配置されていることを特徴とする。この場合、レシーバプレートの裏面に当たった油を隙間を介してレシーバプレートのレシーバ部に向けて流下させることができる。
第5様相に係る車両変速装置用のオイルレシーバは、車両変速装置においてインプットシャフトの上側に配置され油を溜めるレシーバ部をもつ車両変速装置用のオイルレシーバにおいて、オイルレシーバはレシーバプレートをもち、レシーバプレートの表面は複数個のギヤのうち一方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部に流下させると共に、レシーバプレートの裏面は複数個のギヤのうち他方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部に流下させるように設定されていることを特徴とするものである。
第5様相に係る車両変速装置用のオイルレシーバによれば、レシーバプレートの表面は、複数個のギヤのうち一方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部に流下させると共に、レシーバプレートの裏面は、複数個のギヤのうち他方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてレシーバ部に流下させるように設定されている。即ち、レシーバプレートの表面及び裏面の双方は、ギヤの回転により跳ねられた油を受けることができるように設定されている。このため オイルレシーバのレシーバ部に供給する油の量を増加させるのに有利であり、潤滑系の潤滑性を向上させることができる。
本発明によれば、オイルレシーバのレシーバ部に供給する油の量を増加させるのに有利であり、潤滑系の潤滑性を向上させることができる車両変速装置、及び、車両変速装置用のオイルレシーバを提供することができる。
(実施形態1)
本発明の代表的な実施形態を図1〜図4を参照して説明する。図1は車両の変速装置のオイルレシーバ付近の要部を示す構成図である。図2はオイルレシーバの平面図である。図3はオイルレシーバの側面図である。図4はオイルレシーバのレシーバプレート付近を示す側面図である。
本実施形態に係る車両変速装置は自動車等の車両の手動変速型の変速装置に組み込まれるものであり、ケースとしてのミッションケース1の機械室10に収容されている。機械室10内には油が収容される。この車両変速装置は、駆動源としての内燃機関からトルクが入力される水平軸型のインプットシャフト2と、インプットシャフト2の外周側に同軸的に設けられたギヤ41と、走行ホイール側にトルクを出力する水平軸型のアウトプットシャフト3と、アウトプットシャフト3の外周側に同軸的に設けられたギヤ30と、インプットシャフト2の上側に延設されたオイルレシーバ5とを備えている。
図1に示すように、オイルレシーバ5は、油を受ける樋形状をなすレシーバ室50aを有するしレシーバ部50をもち、レシーバ部50のレシーバ室50aの油をインプットシャフト2の油穴(潤滑系)に向けて流下させて供給する機能を有するものである。
図1に示すように、オイルレシーバ5は、流入させた油を流下させ得る樋形状を形成する底壁51と、底壁51から上向きに延設された互いに対向する側面壁52と、相手側に取り付けられる取付部58(図2参照)とを有している。このオイルレシーバ5は金属製の薄板を曲成して形成された板金製で形成されている。
図4は、このオイルレシーバ5の基端5e側を示す。図4に示すように、オイルレシーバ5の基端5e側には、レシーバ室50aを区画するために上方に突出する立壁56が板金製で形成されている。立壁56は、レシーバ部50のレシーバ室50aの油の漏れを抑止する。オイルレシーバ5の図略の先端側は、インプットシャフト2の油穴(潤滑系)に到達しており、レシーバ室50aの油をインプットシャフト2の油穴に供給できるようにされている。
図4に示すように、オイルレシーバ5は板金製のレシーバプレート54をもつ。
レシーバプレート54は平板形状をなしており、油が通過可能なスリット状の隙間57を介してオイルレシーバ5の基端5e側に配置されている。図4に示すように、レシーバプレート54は、立壁56よりも上側に位置しつつ、横外側に突き出しており、油受け性を向上させている。スリット状の隙間57は狭い隙間幅m(図3参照)をもつ。レシーバプレート54の長さはL(図2参照)として示され、レシーバプレート54の幅はD(図2参照)として示されている。
図4に示すように、レシーバプレート54は水平線H1に対して傾斜して配置されている。即ち、オイルレシーバ5のレシーバプレート54は、図4に示すように、レシーバプレート54の先端54eがオイルレシーバ5から離間するにつれて、上側に位置するように水平線H1に対して角度θ傾斜して配置されている。このようにレシーバプレート54が上向きに傾斜しているため、レシーバプレート54の下面である裏面54cに付着した油は、スリット状の隙間57を通過し、オイルレシーバ5のレシーバ部50のレシーバ室50aに向けて矢印K1方向に流下するのに有利となる。仮にレシーバプレート54が水平方向に配置されていると、レシーバプレート54の下面である裏面54cに一旦付着した油は、流下が抑えられるため、ギヤ41側に落下してしまうことになり、その油をレシーバ部50のレシーバ室50aに移行させることが困難となる。
換言すると、オイルレシーバ5は、レシーバプレート54に付着した油を、レシーバプレート54の傾斜を利用して、レシーバ部50のレシーバ室50aに流下させるように設定されている。なお、オイルレシーバ5を機械室10内の図略の固定部に固定するときには、オイルレシーバ5の基端5e側に設けられた取付フランジ59(図2,図3参照)が図略の固定部に固定される。
更に本実施形態によれば、図1に示すように、レシーバプレート54の下側に配置されているギヤ41の噛み合い歯部のピッチ円49に対して上向きの接線状をなす垂線70は、レシーバプレート54に重なるように設定されている。
上記したような本実施形態によれば、レシーバプレート54の表面54aは、複数個のギヤ4のうち一方のギヤ42の回転により矢印B2方向(横方向)に跳ねられた油を受け、更に、その受けた油をレシーバ部50のレシーバ室50aに流下させるように設定されている。なお、レシーバプレート54の表面54aは、レシーバプレート54の上面を形成している。
これに対してレシーバプレート54の裏面54cは、複数個のギヤ4のうちレシーバプレート54の下方に配置されている他方のギヤ41の回転により掻き上げられて矢印B1方向(上方向)に跳ねられた油を受け、更に、その油をスリット状の隙間57を通してレシーバ部50のレシーバ室50aに流下させるように設定されている。なお、レシーバプレート54の裏面54cはレシーバプレート54の下面を形成している。
本実施形態によれば、ギヤ41によって矢印B1方向(上方向)に掻き上げられた油は、レシーバプレート54の裏面54cに当たるため、その油がミッションケース1の内面1iに衝突することが抑制されている。
さて車両の駆動時には、内燃機関によりインプットシャフト2が回転され、インプットシャフト2に一体的に設けられたギヤ41が矢印A1方向に回転する。またギヤ41と噛合するギヤ42が矢印A2方向(図1参照)に回転する。またギヤ41と噛合するギヤ30が矢印E1方向(図1参照)に回転する。ここで、ギヤ42の回転により矢印B2方向(横方向)に跳ねられた油は、レシーバプレート54の上面である表面54aに受けられる。
このようにレシーバプレート54の表面54aに受けられた油は、その表面54aに沿って流下し、レシーバ部50のレシーバ室50aに流下される。この場合、図4に示すように、レシーバプレート54は、これの先端54eから他端54fに向けて下降傾斜するように形成されているため、表面54aに受けられた油は、表面54aに沿って流下し、レシーバ部50のレシーバ室50aに効率よく流下させることができる。
また、他方のギヤ41の回転により矢印B1方向(上方向)に跳ねられた油は、レシーバプレート54の下面である裏面54cに受けられる。このようにレシーバプレート54の裏面54cに受けられた油は、レシーバ部50の裏面54cに沿って流下し、立壁56の上側のスリット状をなす隙間57を通過してレシーバ部50のレシーバ室50aに流下される。
この場合、前述したように、図4に示すごとく、レシーバプレート54はこれの先端54eから他端54fに向けて下降傾斜するように形成されているため、下面である裏面54cに受けられた油は、下降傾斜する裏面54cに沿って隙間57を通過して効果的に流下し、更にレシーバ部50のレシーバ室50aに流下される。なお、レシーバ部50のレシーバ室50aに流下した油は、レシーバ部50の底壁51に沿って矢印C1方向に流下し、インプットシャフト2の油穴(潤滑系)に供給される。
以上説明したように本実施形態によれば、レシーバプレート54の表面54a及び裏面54cの双方は、ギヤ41,42の回転により跳ねられた油を受けて、オイルレシーバ5のレシーバ部50のレシーバ室50aに流下させることができるように設定されている。このためオイルレシーバ5のレシーバ部50のレシーバ室50aに供給する油の量を増加させるのに有利であり、潤滑系の潤滑性を向上させることができる。
またレシーバプレート54は水平線H1に対して傾斜しているため、油がレシーバプレート54に当たったときにおける衝突音を低減させるのに有利である。
上記した実施形態によれば、オイルレシーバ5は立壁56及びレシーバプレート54と共に板金製で形成されているが、これに限らず、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂等の樹脂材料を基材として形成しても良い。
(実施形態2)
図5は実施形態2を示す。実施形態2は実施形態1と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。実施形態2においても、図5に示すように、レシーバプレート54の上面である表面54aは、ギヤ42の回転により矢印B2方向(横方向)に跳ねられた油を受けてレシーバ部50のレシーバ室50aに流下させるように設定されている。殊にレシーバプレート54の先端54e側は上方に向けて屈曲状態に曲成されているため、ギヤ42の回転により矢印B2方向(横方向)跳ねられた油を受けるのに有利とされている。また図5に示すように、レシーバプレート54の下面である裏面54cは、他方のギヤ41の回転により掻き上げられて矢印B1方向(上方向)に跳ねられた油を受けてレシーバ部50のレシーバ室50aに流下させるように設定されている。
(実施形態3)
図6は実施形態3を示す。実施形態3は実施形態1と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。共通する機能を奏する部位には共通の符号を付する。レシーバプレート54は波板形状とされている。この場合、レシーバプレート54の表出面積を増加でき、レシーバプレート54の油付着量を増加させるのに有利である。
(適用形態)
図7は適用形態を示す。図7に示すように、車両変速装置のミッションケース1の機械室10には、トルクが入力されるインプットシャフト2と、インプットシャフト2を回転可能に支持する軸受80,81と、インプットシャフト2の下側に配設され走行ホィール側にトルクを出力するアウトプットシャフト3と、インプットシャフト2の上側に配置され油を受けるレシーバ室50aを備えたレシーバ部50をもつオイルレシーバ5とを備えている。レシーバ部50のレシーバ室50a油は、底壁51に粗って流下し、インプットシャフト2の油穴2k(潤滑系)に流下されて油穴2kに供給される。オイルレシーバ5は図1〜図4に示す構造で形成されている。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、例えば、レシーバ室50aの油をアウトプットシャフト3の油穴に供給できるようにされていても良い等、必要に応じて適宜変更して実施できるものである。
本発明は自動車等の車両の変速装置に利用することができる。
車両の変速装置のオイルレシーバ付近の要部を示す構成図である。 オイルレシーバの平面図である。 オイルレシーバの側面図である。 オイルレシーバのレシーバプレート付近を示す側面図である。 他の実施形態に係り、オイルレシーバのレシーバプレート付近を示す側面図である。 別の他の実施形態に係り、オイルレシーバのレシーバプレートの断面図である。 適用形態に係る構成図である。 従来技術にかかり、車両の変速装置のオイルレシーバ付近の要部を示す構成図である。
符号の説明
図中、1はケース、2はインプットシャフト、3はアウトプットシャフト、4はギヤ、5はオイルレシーバ、50はレシーバ部、50aはレシーバ室、51は底壁、52は側面壁、54はレシーバプレート、56は立壁、57は隙間をそれぞれ示す。

Claims (5)

  1. トルクが入力されるインプットシャフトと、トルクを出力するアウトプットシャフトと、複数個のギヤと、油を受けるレシーバ部をもち前記レシーバ部の油を潤滑系に供給するオイルレシーバとを具備する車両変速装置において、
    前記オイルレシーバはレシーバプレートをもち、
    前記レシーバプレートは、複数個の前記ギヤのうち前記レシーバプレートの下方に配置されたギヤの回転により跳ねられた油を受けてその油を前記レシーバ部に流下させるように設定されていることを特徴とする車両変速装置。
  2. トルクが入力されるインプットシャフトと、トルクを出力するアウトプットシャフトと、複数個のギヤと、油を受けるレシーバ部をもち前記レシーバ部の油を潤滑系に供給するオイルレシーバとを具備する車両変速装置において、
    前記オイルレシーバはレシーバプレートをもち、
    前記レシーバプレートの表面は、複数個の前記ギヤのうち一方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてその油を前記レシーバ部に流下させると共に、前記レシーバプレートの裏面は、複数個の前記ギヤのうち他方のギヤの回転により跳ねられた油を受けてその油を前記レシーバ部に流下させるように設定されていることを特徴とする車両変速装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記レシーバプレートは水平線に対して傾斜して配置されており、前記レシーバプレートに付着した油を前記レシーバプレートの傾斜により前記レシーバプレートから前記レシーバ部に流下させるように設定されていることを特徴とする車両変速装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項において、前記オイルレシーバは、前記レシーバ部の油の漏れを抑止するレシーバ室を形成する立壁をもち、前記レシーバプレートは前記立壁の上端側に、油が通過可能な隙間を介して配置されていることを特徴とする車両変速装置。
  5. 車両変速装置においてインプットシャフトの上側に配置され油を受けるレシーバ部をもつ車両変速装置用のオイルレシーバにおいて、
    前記オイルレシーバはレシーバプレートをもち、
    前記レシーバプレートの表面は複数個の前記ギヤのうち一方のギヤの回転により跳ねられた油を受けると共に、前記レシーバプレートの裏面は複数個の前記ギヤのうち他方のギヤの回転により跳ねられた油を受けるように設定されていることを特徴とする車両変速装置用のオイルレシーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023208266A1 (de) * 2022-04-26 2023-11-02 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Versorgungsvorrichtung zur schmiermittel-versorgung, system zur versorgung eines wälzlagers mit schmiermittel und getriebe für ein fahrzeug

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