JP2002221167A - スクロール式流体機械 - Google Patents

スクロール式流体機械

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JP2002221167A JP2001013674A JP2001013674A JP2002221167A JP 2002221167 A JP2002221167 A JP 2002221167A JP 2001013674 A JP2001013674 A JP 2001013674A JP 2001013674 A JP2001013674 A JP 2001013674A JP 2002221167 A JP2002221167 A JP 2002221167A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回スクロールの旋回半径の変化量を所望の
位置で確実に規制でき、圧縮性能、寿命等を向上させ
る。 【解決手段】 駆動軸4の偏心軸部4Aには筒体13を
外装すると共に、筒体13を旋回スクロール7のボス部
7Cに取付ける。また、筒体13は、その内径寸法が偏
心軸部4Aの外径寸法よりも僅かに大きな値に設定さ
れ、これらの間には微小な隙間が形成されている。さら
に、筒体13と偏心軸部4Aとの間には軸方向に延びる
ピン穴16を形成し、このピン穴16には円柱状のピン
17を挿入する。これにより、筒体13は遠心力によっ
て揺動し、旋回半径を大きくすると共に、筒体13の内
周面が偏心軸部4Aの外周面に接触し、旋回半径の可変
量を規制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気圧縮機
や真空ポンプ等に用いて好適なスクロール式流体機械に
関し、特に、旋回スクロールの旋回半径を可変とするス
クロール式流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクロール式流体機械は、ケー
シングと、該ケーシングに一体的に設けられ、鏡板に渦
巻き状のラップ部が立設された固定スクロールと、基端
側が前記ケーシングに回転可能に支持され先端側がクラ
ンク部となって前記ケーシング内に伸長した駆動軸と、
鏡板の背面側が前記クランク部によって旋回可能に支持
されると共に、鏡板の表面側に前記固定スクロールのラ
ップ部と重なり合って複数の圧縮室を画成する渦巻き状
のラップ部が立設された旋回スクロールとによって大略
構成されている。
【0003】また、昨今のスクロール式流体機械には、
特開平9−144674号公報のように、駆動軸の先端
側に嵌合穴を設けると共に旋回スクロールにボス部を設
け、該駆動軸の嵌合穴と旋回スクロールのボス部との間
には、嵌合穴とボス部にそれぞれ嵌合され、該旋回スク
ロールの旋回半径を可変とする可変クランクを設けたも
のがある。ここで、可変クランクは、駆動軸の軸線に対
して偏心して位置し該駆動軸の先端側に回動可能に挿嵌
された第1の軸部と、該第1の軸部の軸線と駆動軸の軸
線とに対してそれぞれ偏心して位置し、旋回スクロール
に回転可能に接続された第2の軸部とによって大略構成
されている。
【0004】さらに、駆動軸と可変クランクとの間に
は、該可変クランクによる旋回スクロールの旋回半径の
変化量を所定の変化量範囲で規制するストッパが設けら
れている。ここで、ストッパは、第1,第2の軸部とは
異なる位置で駆動軸側に設けられたピンと、可変クラン
ク側に形成され、微小な隙間を介して該ピンに嵌合する
ピン穴とによって構成されている。そして、ストッパ
は、ピンとピン穴との間の微小な隙間によって旋回スク
ロールの旋回半径の変化量範囲を規定している。
【0005】この種の従来技術によるスクロール式流体
機械では、外部から駆動軸を回転駆動し、旋回スクロー
ルを固定スクロールに対して旋回運動させることによ
り、固定スクロールの外周側に設けた吸込口から空気等
の流体を吸込みつつ、この流体を固定スクロールのラッ
プ部と旋回スクロールのラップ部との間に形成される圧
縮室内で順次圧縮し、固定スクロールの中心部に設けた
吐出口から圧縮流体を吐出する。
【0006】また、この運転時には、可変クランクが旋
回スクロールのラップ部を固定スクロールのラップ部に
押付けるように該旋回スクロールの旋回半径を調整し、
各ラップ部間に形成される圧縮室の気密性を高めてい
る。さらに、ストッパは、例えばラップ部を覆うように
設けられた表面被覆層等が摺動により摩耗してラップ部
が露出する前に、旋回スクロールの旋回半径の変位を停
止させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるスクロール式流体機械では、駆動軸側のピ
ンと、該ピンに微小な隙間を介して嵌合した可変クラン
ク側のピン穴とによってストッパを構成し、該ストッパ
は、旋回スクロールの旋回半径の変化量を所定の変化量
範囲で規制するもので、ラップ部を覆う表面被覆層等の
摩耗の進行を摩耗限界で食止めるものである。
【0008】しかし、表面被覆層の膜厚は例えば数十μ
m(30μm程度)に設定されているため、ラップ部が
露出する前に摩耗の進行を止めるには、旋回スクロール
の旋回半径の変化量を数十μmで停止させる必要があ
る。このため、ストッパを構成するピンとピン穴の位
置、ピンの外径寸法、ピン穴の内径寸法をそれぞれ高い
精度をもって加工しなくてはならないから、加工作業に
多大な労力と時間を要するという問題がある。
【0009】特に、ピンとピン穴との位置合わせ精度は
低下し易い傾向があると共に、駆動軸、固定スクロー
ル、旋回スクロール等を組付けるときの累積公差が生じ
るから、旋回スクロールの旋回半径の変化量が数十μm
となるようにストッパを機能させるのは非常に困難であ
るという問題がある。
【0010】これらのことにより、ストッパによって旋
回スクロールの旋回半径の変化量を規制するときに遅れ
が生じる虞れがあり、この場合には表面被覆層が摩耗し
てラップ部が露出してしまい、各ラップ部間にかじり等
が生じてしまうという問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、旋回スクロールの旋回
半径の変化量を所望の位置で確実に規制でき、圧縮性
能、寿命等を向上できるようにしたスクロール式流体機
械を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、ケーシングと、該ケーシングに一体
的に設けられ、鏡板に渦巻き状のラップ部が立設された
固定スクロールと、基端側が前記ケーシングに回転可能
に支持され先端側がクランク部となって前記ケーシング
内に伸長した駆動軸と、鏡板の背面側が前記クランク部
によって旋回可能に支持されると共に、鏡板の表面側に
前記固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧
縮室を画成する渦巻き状のラップ部が立設された旋回ス
クロールとからなるスクロール式流体機械に適用され
る。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、駆動軸のクランク部を、駆動軸に偏心して設け
られた偏心軸部と、該偏心軸部に外装され内径寸法が該
偏心軸部の外径寸法よりも僅かに大きい筒体と、該筒体
と前記偏心軸部との間に設けられ軸方向に延びるピン穴
と、該ピン穴に挿入され前記筒体を揺動可能に支持する
ピンとによって構成したことにある。
【0014】このように構成したことにより、旋回スク
ロールが旋回駆動したときには、筒体がピンを支点とし
て揺動することによって旋回スクロールを位置ずれさ
せ、旋回半径を変化させることができる。そして、筒体
の内周面が偏心軸部の外周面に接触することによって旋
回半径が固定されるから、筒体と偏心軸部との間に形成
した僅かな隙間によって旋回半径の変化量を規制するこ
とができる。
【0015】また、請求項2の発明は、筒体の内径寸法
と偏心軸部の外径寸法との差を、前記筒体と偏心軸部と
を同心に位置させたときに固定スクロールのラップ部と
旋回スクロールのラップ部との間に形成される隙間のほ
ぼ2倍の値に設定したことにある。
【0016】これにより、筒体が揺動したときには、旋
回半径を固定スクロールのラップ部と旋回スクロールの
ラップ部との間の隙間のほぼ2倍の範囲内で変化させる
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
スクロール式流体機械として無給油式のスクロール式空
気圧縮機を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0018】まず、図1ないし図7は本発明の第1の実
施の形態を示し、1はスクロール式空気圧縮機の外殻を
なすケーシングで、該ケーシング1は、略円筒状に形成
された筒部1Aと、該筒部1Aの軸方向中間部を閉塞す
るように設けられた隔壁1Bと、前記筒部1Aの基端側
に設けられ筒部1Aと共に後述の電動モータ3を収容す
る蓋部1Cと、筒部1Aの軸方向中間部に隔壁1Bに連
続し設けられた略環状のスラスト受部1Dと、筒部1A
の先端側に設けられ径方向外向きに突出したフランジ部
1Eとによって大略構成されている。
【0019】2はケーシング1の先端側に取付けられた
固定スクロールで、該固定スクロール2は、例えばアル
ミニウム系材料、鉄系材料等の硬質な材料によって形成
されている。また、固定スクロール2は、略円板状に形
成され、中心が後述する駆動軸4の軸線O1−O1(平面
上では軸心O1という)と一致するように配設された鏡
板2Aと、該鏡板2Aの外縁側からケーシング1に向け
軸方向に延びた筒部2Bと、該筒部2Bの外周側から径
方向外側に突出し、ケーシング1のフランジ部1Eと衝
合するフランジ部2Cと、筒部2Bの内側で前記鏡板2
Aの表面側に軸方向に立設された渦巻状のラップ部2D
とによって構成されている。
【0020】3はケーシング1内に設けられた電動モー
タで、該電動モータ3は、筒部1Aと蓋部1Cとの間に
設けられたステータ3Aと、該ステータ3A内で回転す
るロータ3Bとを備えている。
【0021】4はケーシング1と電動モータ3の中心を
軸方向に伸長して設けられた駆動軸で、該駆動軸4は、
隔壁1Bの軸受5と蓋部1Cの軸受6とによって軸線O
1−O1を中心にして回転可能に支持されている。また、
駆動軸4の先端側は、後述のクランク部12を構成する
偏心軸部4Aをなし、該偏心軸部4Aは、図2ないし図
5に示すように軸線O2−O2(平面上では軸心O2とい
う)に沿って延びと共に、該偏心軸部4Aは軸線O1−
O1に対して寸法αだけ偏心している。また、偏心軸部
4Aは、後述する筒体13および旋回軸受14を介して
旋回スクロール7を支持している。そして、駆動軸4
は、その軸方向中間部分が電動モータ3のロータ3Bに
一体的に固着され、該ロータ3Bと一緒に回転する。
【0022】さらに、駆動軸4の先端側には、軸線O1
−O1を挟んで偏心軸部4Aと反対側に向けて略半円形
状に突出した補助ウエイト4Bが設けられている。そし
て、補助ウエイト4Bは、筒体13に取付けられるバラ
ンスウエイト15と共に、駆動軸4の回転バランスをと
るものである。
【0023】7は図1に示すように固定スクロール2と
対向してケーシング1内に旋回可能に設けられた旋回ス
クロールで、該旋回スクロール7は、例えばアルミニウ
ム系材料、鉄系材料等の硬質な材料によって形成されて
いる。また、旋回スクロール7は、円板状に形成された
鏡板7Aと、該鏡板7Aの表面側に軸方向に立設された
渦巻状のラップ部7Bとによって大略構成されている。
また、旋回スクロール7の背面側中央にはボス部7Cが
突設されている。
【0024】そして、旋回スクロール7は、固定スクロ
ール2のラップ部2Dに対し、例えば180度だけずら
して重なり合うように配設され、両者のラップ部7B,
2D間には複数の圧縮室8,8,…が画成される。
【0025】9は固定スクロール2のラップ部2Dの周
面に形成された表面被覆層、10は旋回スクロール7の
ラップ部7Bの周面に形成された表面被覆層をそれぞれ
示し(図6および図7参照)、該表面被覆層9,10は
アルミニウム系材料、鉄系材料によって形成されたラッ
プ部2D,7Bよりも軟質な材料、例えば二流化モリブ
デン、ふっ素系樹脂、りん酸皮膜等の軟質材料によって
形成されている。また、表面被覆層9,10は、その膜
厚寸法が例えば30μm程度に設定されている。
【0026】ここで、表面被覆層9,10は、固定スク
ロール2のラップ部2Dに対し円滑に接して該ラップ部
2Dとの間の摩擦抵抗を低減すると共に、各ラップ部2
D,7B間の気密性を高めるものである。
【0027】11は旋回スクロール7の自転を防止する
自転防止機構をなす可動プレートで、該可動プレート1
1は、固定スクロール2と旋回スクロール7との間で互
いに直交する2軸方向に摺動可能にガイドされている。
これにより、可動プレート11は、旋回スクロール7の
自転を防止し、該旋回スクロール7に旋回運動を与える
ようになっており、所謂オルダム継手を構成している。
【0028】12は駆動軸4の先端側に設けられたクラ
ンク部で、該クランク部12は、偏心軸部4A、筒体1
3、ピン穴16、ピン17によって構成されている。
【0029】13は駆動軸4の偏心軸部4Aに外装され
た筒体で、該筒体13は、図2ないし図5に示すように
軸線O3−O3(平面上では軸心O3という)を中心軸と
した円筒状に形成されている。また、筒体13は、その
内径寸法が偏心軸部4Aの外径寸法よりも大きく形成さ
れ、該筒体13の内周面と偏心軸部4Aの外周面との間
には隙間δ1が形成されている。このため、筒体13の
内径寸法は、偏心軸部4Aの外径寸法(直径寸法)より
も隙間δ1のほぼ2倍の値に設定されている。
【0030】さらに、筒体13の内径寸法と偏心軸部4
Aの外径寸法との差は、筒体13と偏心軸部4Aとを同
心に位置させたときに固定スクロール2のラップ部2D
と旋回スクロール7のラップ部7Bとの間に形成される
隙間δ2(図6参照)のほぼ2倍の値に設定している。
このため、筒体13と偏心軸部4Aとの間の隙間δ1
は、ラップ部2D,7B間の隙間δ2とほぼ等しい値に
設定されている。そして、筒体13は、旋回軸受14を
介して旋回スクロール7のボス部7Cに挿入されてい
る。
【0031】また、筒体13には補助ウエイト4Bと同
方向に向けて略扇状に突出したバランスウエイト15が
形成されている。そして、バランスウエイト15は、補
助ウエイト4Bと共に、駆動軸4の回転バランスをとる
ものである。
【0032】16は偏心軸部4Aと筒体13との間に形
成されたピン穴で、該ピン穴16は、偏心軸部4Aの外
周面に設けられた半円弧溝16Aと筒体13の内周面に
設けられた半円弧溝16Bとを相互に対向させることに
よって形成されている。そして、ピン穴16は、例えば
偏心軸部4Aの進行方向の先端側に配置されると共に、
軸方向に向けて伸長している。
【0033】17はピン穴16に挿入された円柱形状の
ピンで、該ピン17は、偏心軸部4Aの半円弧溝16A
と筒体13の半円弧溝16Bとに摺接し、筒体13を揺
動可能に支持している。
【0034】ここで、筒体13は、その軸線O3−O3が
駆動軸4の軸線O1−O1に対して寸法εだけ偏心した位
置に配設されている。なお、この偏心寸法εは、筒体1
3の揺動位置によって変化する値である。
【0035】そして、筒体13は当該スクロール式空気
圧縮機の運転時に駆動軸4と一体となって回転すること
により、旋回スクロール7を寸法εの旋回半径をもって
旋回運動させるものである。さらに、筒体13は、圧縮
室8内の圧力と駆動軸4の回転による遠心力との合力を
受けることにより、ピン17を支点として揺動し、旋回
スクロール7のラップ部7Bを固定スクロール2のラッ
プ部2Dに押付ける。
【0036】18,18,…は旋回スクロール7の鏡板
7A背面とスラスト受部1Dとの間に設けられたスラス
ト荷重支持機構で、該スラスト荷重支持機構は鏡板7A
背面とスラスト受部1Dとの間に転動可能に設けられた
球体等によって構成されている。そして、スラスト荷重
支持機構18は、圧縮室8内の空気圧によって旋回スク
ロール7に加わるスラスト力を受承するものである。
【0037】本実施の形態によるスクロール式空気圧縮
機は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動に
ついて説明する。
【0038】まず、電動モータ3により駆動軸4を矢示
R方向(図4参照)に回転させると、可動プレート11
等によって旋回スクロール7の自転が防止され、該旋回
スクロール7は駆動軸4を中心として寸法εの旋回半径
をもった旋回運動を行う。そして、少なくとも通常の運
転時には旋回スクロール7の旋回運動によって、固定ス
クロール2のラップ部2Dと旋回スクロール7のラップ
部7Bとの間に画成された圧縮室8,8,…が連続的に
縮小する。これにより、固定スクロール2の吸込口19
から吸込んだ外気を該各圧縮室8で順次圧縮しつつ、こ
の圧縮空気を固定スクロール2の吐出口20から外部の
空気タンク等(図示せず)に貯留させる。
【0039】ここで、駆動軸4の偏心軸部4Aには筒体
13が外装されているから、筒体13は駆動軸4の回転
に追従して矢示R方向に移動する。このとき、筒体13
の軸心O3は駆動軸4の軸心O1を中心として回転するか
ら、筒体13には図3に示す如く、軸心O1を中心とし
て径方向外向きに遠心力Fcが作用する。
【0040】また、旋回スクロール7は固定スクロール
2に対して旋回運動することにより、各圧縮室8を連続
的に圧縮させているから、旋回軸受14を介して旋回ス
クロール7を回転駆動する筒体13には、各圧縮室8内
で発生する圧縮ガスによるガス圧Fgが、旋回スクロー
ル7の旋回運動を阻止する方向に作用する。そして、こ
のガス圧Fgは図3に示す如く、遠心力Fcに対して直角
方向に作用するものの、本実施の形態ではピン17が偏
心軸部4Aの進行方向の先端側に配設されているから、
ガス圧Fgはピン17に作用し、筒体13には作用しな
い。
【0041】この結果、筒体13には遠心力Fcが図5
に示す如く上方向に作用し、この遠心力Fcは筒体13
をピン17を中心として揺動させるように、筒体13に
対して回転力Fを与える。
【0042】即ち、旋回スクロール7等を組み付けた状
態では、図4に示すように軸心O2と軸心O3とが略同心
位置に配置され、図6に示す如く凹凸形状をなした各表
面被覆層9,10が僅かな隙間δ2を介して対向する。
そして、この状態で駆動軸4を矢示R方向に回転駆動さ
せることにより、筒体13には遠心力Fcが作用して筒
体13がピン17を中心として時計回りに回転移動しよ
うとする。
【0043】これによって運転の初期段階では、筒体1
3の軸線O3と駆動軸4の軸線O1との間の寸法εが次第
に大きくなり、旋回スクロール7のラップ部7Bと固定
スクロール2のラップ部2Dとの間の隙間δ2が次第に
小さくなるように、各ラップ部2D,7Bに形成された
表面被覆層9,10を、ラップ部2Dに対するラップ部
7Bの旋回運動に伴って、互いに擦り合せて積極的に摩
耗させることができる。
【0044】この結果、凹凸状をなした各表面被覆層
9,10の凹凸部は、旋回スクロール7の旋回半径が大
きくなると共に次第に削取られ(摩耗され)、表面被覆
層9,10の表面を図7に示す如く凹凸のない滑らかな
湾曲面として形成することができ、該表面皮膜層9,1
0間の隙間を限りなく小さくできると共に、各圧縮室8
内の密閉度を確実に向上させることができる。
【0045】さらに、筒体13の内径寸法を偏心軸部4
Aの外径寸法よりも僅かに大きく形成したから、旋回ス
クロール7の旋回半径可変量を各表面被覆層9,10の
厚さ寸法よりも小さい値に設定することができ、これに
よって表面被覆層9,10が過剰に摩耗して、各ラップ
部2D,7B両側面の部位が各ラップ部2D,7Bの表
面から露出してしまうのを確実に防止することができ
る。
【0046】かくして、本実施の形態によれば、偏心軸
部4A、筒体13がいずれも円形加工によって形成する
ことができるから、これらの加工精度を高めることがで
き、偏心軸部4Aと筒体13との間の隙間δ1を高い精
度をもって形成することができる。そして、筒体13の
内周面が偏心軸部4Aの外周面に接触することによって
旋回スクロール7の旋回半径可変量を規制するから、旋
回半径可変量を精度よく微小量に設定することができ
る。このため、例えば無潤滑のスクロール式空気圧縮機
においてラップ部2D,7Bを径方向に接触させて高性
能化を図る場合であっても、表面被覆層9,10の磨耗
の進行を許容範囲で止めることができ、耐久性を向上
し、寿命を延ばすことができる。
【0047】また、耐磨耗性コーティングとしての表面
被覆層9,10の磨耗の進行を許容範囲で確実に止める
ことができるから、表面被覆層9,10を低コストの材
料に切り換えることができ、コスト低減を図ることがで
きる。
【0048】さらに、ピン穴16の位置決め精度は偏心
軸部4A、筒体13の加工精度に比べて劣化する傾向が
あるものの、ピン穴16に多少位置ずれが生じても旋回
半径の可変動作や可変量に大きな影響を及ぼすことはな
い。このため、加工を容易にすることができ、生産性を
向上できると共に、製造コストを低減することができ
る。
【0049】また、本実施の形態では、偏心軸部4Aに
揺動可能な筒体13を取付けることによって旋回半径を
変化可能にしているから、従来技術のように駆動軸と旋
回スクロールとの間に可変クランクを取り付ける場合に
比べて、構成を簡略化することができると共に、旋回半
径可変動作における摩擦力を低減することができ、動作
を円滑化して挙動を安定させることができる。
【0050】さらに、筒体13の内径寸法と偏心軸部4
Aの外径寸法との差は、筒体13と偏心軸部4Aとを同
心に位置させたときに固定スクロール2のラップ部2D
と旋回スクロール7のラップ部7Bとの間に形成される
隙間δ2のほぼ2倍の値に設定したから、筒体13が揺
動したときには、旋回半径を固定スクロール2のラップ
部2Dと旋回スクロール7のラップ部7Bとの間の隙間
δ2のほぼ2倍の範囲内で変化させることができ、表面
被覆層9,10の過剰な磨耗を確実に防止することがで
きる。
【0051】次に、図8は本発明の第2の実施の形態を
示すに、本実施の形態の特徴は、ピン穴をクランクの進
行方向先端よりも外径側に位置ずれして設けたことにあ
る。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形
態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
【0052】21は本実施の形態による駆動軸で、軸心
O1を中心にして回転可能に支持されている。また、駆
動軸21には、軸心O2に沿って延びる偏心軸部21A
が形成されている。なお、駆動軸21には、第1の実施
の形態による補助ウエイト4Bが形成されておらず、省
かれた構成となっている。
【0053】22は駆動軸21の先端側に設けられたク
ランク部で、該クランク部22は、偏心軸部21A、筒
体23、ピン穴25、ピン26によって構成されてい
る。
【0054】23は駆動軸21の偏心軸部21Aに外装
された筒体で、該筒体23は、第1の実施の形態による
筒体13と同様に軸心O3を中心とした円筒状に形成さ
れている。また、筒体23は、その内径寸法が偏心軸部
21Aの外径寸法よりも大きく形成され、該筒体13の
内周面と偏心軸部21Aの外周面との間には微小な隙間
が形成されている。さらに、筒体23には略扇状に突出
した大型のバランスウエイト24が形成され、該バラン
スウエイト24は、単体で駆動軸21全体の回転バラン
スをとるものである。
【0055】25は偏心軸部21Aと筒体23との間に
形成されたピン穴で、該ピン穴25は、偏心軸部21A
の外周面に設けられた半円弧溝25Aと筒体23の内周
面に設けられた半円弧溝25Bとを相互に対向させるこ
とによって形成されている。そして、ピン穴25は、偏
心軸部21Aの進行方向先端よりも外径側(軸心O2
側)に位置ずれして配置されると共に、軸方向に向けて
伸長している。
【0056】26はピン穴25に挿入された円柱形状の
ピンで、該ピン26は、偏心軸部21Aの半円弧溝25
Aと筒体23の半円弧溝25Bとに摺接し、筒体23を
揺動可能に支持している。
【0057】かくして、本実施の形態でも前記第1の実
施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。し
かし、本実施の形態では、ピン穴25を進行方向先端よ
りも外径側に位置ずれして配置したから、筒体23には
遠心力Fcとガス圧Fgとの合力F(回転力)が作用す
る。この結果、筒体23には合力Fによって時計回りに
回転させる力が作用するから、筒体23は旋回半径が大
きくなる方向に押動される。これにより、バランスウエ
イト24によって遠心力Fcが不足する分をガス圧Fgに
よって補うことができるから、駆動軸21から補助ウエ
イトを省くことができ、構成を簡略化し、生産性を高め
ることができる。
【0058】次に、図9は本発明の第3の実施の形態を
示すに、本実施の形態の特徴は、ピン穴をクランクの進
行方向先端よりも内径側に位置ずれして設けたことにあ
る。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形
態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
【0059】31は本実施の形態による駆動軸で、軸心
O1を中心にして回転可能に支持されている。また、駆
動軸31には、軸心O2に沿って延びる偏心軸部31A
が形成されている。さらに、駆動軸31には、半円形状
をなす大型のバランスウエイト31Bが突出して形成さ
れ、該バランスウエイト31Bによって駆動軸31全体
の回転バランスをとるものである。
【0060】32は駆動軸31の先端側に設けられたク
ランク部で、該クランク部32は、偏心軸部31A、筒
体33、ピン穴34、ピン35によって構成されてい
る。
【0061】33は駆動軸31の偏心軸部31Aに外装
された筒体で、該筒体33は、第1の実施の形態による
筒体13と同様に軸心O3を中心とした円筒状に形成さ
れている。また、筒体33は、その内径寸法が偏心軸部
31Aの外径寸法よりも大きく形成され、該筒体33の
内周面と偏心軸部31Aの外周面との間には微小な隙間
が形成されている。なお、筒体33には第1の実施の形
態によるバランスウエイト15は形成されておらず、省
かれた構成となっている。
【0062】34は偏心軸部31Aと筒体33との間に
形成されたピン穴で、該ピン穴34は、偏心軸部31A
の外周面に設けられた半円弧溝34Aと筒体33の内周
面に設けられた半円弧溝34Bとを相互に対向させるこ
とによって形成されている。そして、ピン穴34は、偏
心軸部31Aの進行方向先端よりも内径側(軸心O1
側)に位置ずれして配置されると共に、軸方向に向けて
伸長している。
【0063】35はピン穴34に挿入された円柱形状の
ピンで、該ピン35は、偏心軸部31Aの半円弧溝34
Aと筒体33の半円弧溝34Bとに摺接し、筒体33を
揺動可能に支持している。
【0064】かくして、本実施の形態でも前記第1の実
施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。し
かし、本実施の形態では、ピン穴34を進行方向先端よ
りも内径側に位置ずれして配置したから、筒体33には
遠心力Fcとガス圧Fgとの合力F(回転力)が作用す
る。この結果、筒体33には合力Fによって反時計回り
に回転させる力が作用するから、筒体33は旋回半径が
小さくなる方向に押動される。これにより、筒体33に
遠心力Fcが過剰に作用する分をガス圧Fgによって相殺
することができるから、筒体33からバランスウエイト
を省くことができ、構成を簡略化し、生産性を高めるこ
とができる。
【0065】なお、前記各実施の形態では、スクロール
式流体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限らず、例えば真空ポン
プ、冷媒圧縮機等にも広く適用することができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、駆動軸のクランク部を、偏心軸部と、偏心軸部に
外装した筒体と、該筒体と偏心軸部との間に設けたピン
穴と、該ピン穴に挿入し前記筒体を揺動可能に支持する
ピンとによって構成したから、筒体を揺動させることに
よって旋回半径を変化させることができると共に、筒体
の内周面が偏心軸部の外周面に接触することによって旋
回半径の変化量を規制することができる。そして、筒体
と偏心軸部は加工精度の高い円形加工によって形成され
るから、筒体と偏心軸部との間の隙間を微小量に設定す
ることができ、ラップの磨耗の進行を確実に許容範囲に
止め、信頼性、耐久性を向上させることができる。
【0067】また、ピン穴にピンを挿入して筒体を揺動
可能に支持するから、ピン穴に多少位置ずれが生じても
旋回半径の可変動作や可変量に大きな影響を及ぼすこと
はない。このため、加工を容易にすることができ、生産
性を向上できると共に、製造コストを低減することがで
きる。
【0068】また、請求項2の発明は、筒体の内径寸法
と偏心軸部の外径寸法との差は、前記筒体と偏心軸部と
を同心に位置させたときに前記固定スクロールのラップ
部と前記旋回スクロールのラップ部との間に形成される
隙間のほぼ2倍の値に設定したから、筒体が揺動したと
きには、旋回半径を固定スクロールのラップ部と旋回ス
クロールのラップ部との間の隙間のほぼ2倍の範囲内で
変化させることができ、ラップ部の過剰な磨耗を確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるスクロール式
空気圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】図1中の駆動軸等を筒体を破断にして示す正面
図である。
【図3】駆動軸、筒体等を図2中の矢示III−III方向か
らみた一部破断の平面図である。
【図4】駆動軸、筒体等を図2中の矢示IV−IV方向から
みた左側面図である。
【図5】筒体が遠心力によって揺動した状態を示す図4
と同様位置からみた左側面図である。
【図6】運転の初期段階における固定スクロールのラッ
プ部、旋回スクロールのラップ部、表面被覆層を拡大し
て示す図1中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】圧縮運転によって表面被覆層が摩耗した状態を
示す図6と同様位置からみた断面図である。
【図8】第2の実施の形態による駆動軸、筒体等を示す
図4と同様位置からみた左側面図である。
【図9】第3の実施の形態による駆動軸、筒体等を示す
図4と同様位置からみた左側面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 固定スクロール 2A,7A 鏡板 2D,7B ラップ部 4,21,31 駆動軸 4A,21A,31A 偏心軸部 7 旋回スクロール 8 圧縮室 12,22,32 クランク部 13,23,33 筒体 16,25,34 ピン穴 17,26,35 ピン δ1,δ2 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシングに一体的に
    設けられ、鏡板に渦巻き状のラップ部が立設された固定
    スクロールと、基端側が前記ケーシングに回転可能に支
    持され先端側がクランク部となって前記ケーシング内に
    伸長した駆動軸と、鏡板の背面側が前記クランク部によ
    って旋回可能に支持されると共に、鏡板の表面側に前記
    固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室
    を画成する渦巻き状のラップ部が立設された旋回スクロ
    ールとからなるスクロール式流体機械において、 前記駆動軸のクランク部は、前記駆動軸に偏心して設け
    られた偏心軸部と、該偏心軸部に外装され内径寸法が該
    偏心軸部の外径寸法よりも僅かに大きい筒体と、該筒体
    と前記偏心軸部との間に設けられ軸方向に延びるピン穴
    と、該ピン穴に挿入され前記筒体を揺動可能に支持する
    ピンとによって構成したことを特徴とするスクロール式
    流体機械。
  2. 【請求項2】 前記筒体の内径寸法と偏心軸部の外径寸
    法との差は、前記筒体と偏心軸部とを同心に位置させた
    ときに前記固定スクロールのラップ部と前記旋回スクロ
    ールのラップ部との間に形成される隙間のほぼ2倍の値
    に設定してなる請求項1に記載のスクロール式流体機
    械。
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