JP2002220768A - 水噴射式織機の緯入れ装置 - Google Patents

水噴射式織機の緯入れ装置

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JP2002220768A
JP2002220768A JP2001009447A JP2001009447A JP2002220768A JP 2002220768 A JP2002220768 A JP 2002220768A JP 2001009447 A JP2001009447 A JP 2001009447A JP 2001009447 A JP2001009447 A JP 2001009447A JP 2002220768 A JP2002220768 A JP 2002220768A
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pump
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Akio Fujii
明夫 藤井
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空織り時に圧力水を緯入れノズルから噴
射させないようにすることにある。 【解決手段】 水噴射式織機の緯入れ装置は、圧力水を
発生する1以上のポンプと、主軸の回転に同期して前記
ポンプからの圧力水を噴射して緯入れする1以上の緯入
れノズルと、ポンプからの圧力水の吐出先を、緯入れノ
ズルに連通された給水用管路と系外に連通された排水用
管路とに選択的に切り換える1以上の切換バルブと、切
換バルブを駆動させる駆動手段とを含む。織機の空織り
運転時、切換バルブからの圧力水を排水用管路に流すよ
うに、切換バルブを駆動手段により駆動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプからの圧力
水を主軸の回転に同期して緯入れノズルから噴射させて
緯糸の緯入れをする水噴射式織機の緯入れ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開昭59−21751号公報には、水
噴射式織機において、起動時に、所定の期間にわたって
緯入れをしないいわゆる空織り(空打ち)運動を行って
織機が所定のトルクに達した後、緯入れを開始する技術
が記載されている。この従来技術において、空織り運動
は、緯糸測長装置、巻き取り装置及び送出装置を停止さ
せた状態で織前の位置を移動させることなく、筬を空打
ちさせている。
【0003】
【解決しようとする課題】しかし、上記従来技術では、
空織り運動の間、緯入れは行わないものの、緯入れ用の
圧力水を緯入れノズルから噴射させているため、噴射さ
れる圧力水に起因する過剰な張力が次の緯入れに備えて
その緯入れノズルに待機している緯糸に作用し、その結
果その緯糸がダメージを受けてしまう。
【0004】本発明の目的は、水噴射式織機において、
空織り時に圧力水を緯入れノズルから噴射させないよう
にすることにある。
【0005】
【解決手段、作用及び効果】本発明に係る水噴射式織機
の緯入れ装置は、圧力水を発生する1以上のポンプと、
主軸の回転に同期して前記ポンプからの圧力水を噴射し
て緯入れする1以上の緯入れノズルと、前記ポンプから
の圧力水の吐出先を、前記緯入れノズルに連通された給
水用管路と系外に連通された排水用管路とに選択的に切
り換える1以上の切換バルブと、織機の空織り運転時
に、前記切換バルブからの圧力水を前記排水用管路に流
すべく前記切換バルブを駆動させる駆動手段とを含む。
【0006】織機の通常運転時(すなわち、緯入れが行
われるとき)には、切換バルブは圧力水を給水用管路に
流すように駆動される。これにより、緯糸が圧力水と共
に緯入れノズルから噴射されて緯入れされる。
【0007】しかし、空織り運転時には、切換バルブは
圧力水を排水用管路に流すように駆動される。これによ
り、圧力水は、排水用管路を経て緯入れ系外に排出さ
れ、緯入れノズルからは噴射されない。よって従来のよ
うに、空織り運転中に緯糸にダメージを与えずに済み、
ひいてはそのダメージによって織物の品質や織機の稼働
率が低下するといった不都合は発生しない。
【0008】緯入れ装置は、緯糸に個々に対応された複
数の前記緯入れノズルを含み、前記駆動手段は、前記空
織り運転時に、前記圧力水がいずれの前記緯入れノズル
にも供給されないように前記切換バルブを駆動させるこ
とができる。
【0009】緯入れ装置は、緯糸に個々に対応された複
数の前記ポンプと、前記ポンプに個々に対応された複数
の前記緯入れノズルと、前記緯入れノズルに個々に対応
された複数の前記切換バルブとを含み、前記駆動手段
は、前記空織り運転時に、全ての前記切換バルブからの
圧力水を前記排水用管路に流すべく前記切換バルブを駆
動させることができる。そのようにすれば、緯入れ条件
を緯糸毎に設定することができ、汎用性が高く、しかも
多色の水噴射式織機における空織りに容易に対応するこ
とができる。
【0010】緯入れ装置は、緯糸に個々に対応された複
数の前記緯入れノズルを含み、前記切換バルブは、前記
緯入れノズルに個々に連通された複数の給水用ポート
と、前記系外に連通された排水用ポートとを備え、前記
駆動手段は、緯入れ時に前記ポンプからの圧力水を選択
された緯糸に対応する前記給水用ポートから吐出させる
べく前記切換バルブを駆動させることができる。そのよ
うにすれば、ポンプ及び切換バルブを緯糸毎に備える装
置に比べ、装置が簡略化する。
【0011】緯入れ装置は、さらに、前記切換バルブと
前記緯入れノズルとの間に配置された第2の切換バルブ
であって前記切換バルブの給水用ポートに連通された入
力ポート及び前記緯入れノズルに個々に対応された複数
の第2の給水用ポートを有する第2の切換バルブを含
み、前記駆動手段は、さらに、緯入れ時に前記ポンプか
らの圧力水を選択された緯糸に対応した前記第2の給水
用ポートから吐出させるべく前記第2の切換バルブを駆
動させることができる。そのようにすれば、多色の水噴
射式織機における空織りに容易に対応することができ、
しかも前記と同様、緯入れ装置の構成が簡略化される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、緯入れ装置1
0は、製織に複数種類の緯糸を用いるいわゆる多色の水
噴射式織機に用いられる。
【0013】緯入れ装置10は、緯糸を1ピック分の長
さに測長して一時貯留する複数の測長装置12a,12
bと、測長貯留装置12a,12bから伸びる緯糸を圧
力水と共に噴射させて経糸の開口に緯入れする複数の緯
入れノズル14a,14bと、緯入れに用いる水を貯留
する貯水タンク16と、タンク16内の水を吸引して圧
力水を生成する複数のポンプ18a,18bと、ポンプ
18a,18bからの圧力水を受ける複数の切換バルブ
20a,20bと、切換バルブ20a,20bを駆動さ
せる複数の駆動装置22a,22bとを含む。
【0014】測長貯留装置、緯入れノズル、ポンプ、切
換バルブ及び駆動装置は、それらが1つずつの組とされ
ており、また組毎に緯糸に対応されている。図において
は、測長貯留装置、緯入れノズル、ポンプ、切換バルブ
及び駆動装置を2つずつ示しているにすぎないが、多色
水噴射式織機は、製織に用いる緯糸の数と同数以上の、
測長貯留装置、緯入れノズル、ポンプ、切換バルブ及び
駆動装置を備えている。以下、図3及び図5においても
同じである。
【0015】切換バルブ20a,20bは、その1つを
図2に代表して示すように、筒状のステータ24と、ス
テータ24内に回転可能に配置されたロータ26とを備
える回転バルブで構成されており、ロータリーソレノイ
ドのように定位置駆動が可能のアクチュエータによりロ
ータ26をステータ24に対して角度的に回転させる。
各ステータ24は3つのポート28a,28b,28c
を有しており、各ロータ26はY字状の流体流路30を
有している。
【0016】ポート28aは、対応するポンプ18a又
は18bから圧力水が供給される入力ポートである。ポ
ート28bは、ポート28aに供給される圧力水を対応
する吸水用管路32a又は32bを介して対応する緯入
れノズル18a又は18bに供給する給水用ポートであ
る。ポート28cは、ポート28aに供給される圧力水
を対応する排水用管路34a又は34bを介して貯水タ
ンク16に戻す排水用ポートである。
【0017】切換バルブ20a及び20bは、給水用ポ
ート28b,排水用ポート28cへの圧力水の吐出開始
前に切換動作が完了するように、それぞれ対応する駆動
装置22a及び22bにより駆動されて圧力水の流路を
切り換える。
【0018】測長装置12a,12bは、対応する緯糸
を緯入れに用いることを表す緯糸選択信号CLa,CL
bが選択信号発生器36から供給されたことにより、貯
留している緯糸を解舒する。緯糸選択信号CLa,CL
bは、対応する駆動装置22a,22bにも供給され
る。
【0019】選択信号発生器36には、緯入れに用いる
緯糸を特定する緯糸選択パターンが緯入れ回数を表すピ
ック番号に対応させて予め設定されている。選択信号発
生器36は、近接スイッチ38から入力するピック信号
PS2を計数してピック番号を算出し、算出したピック
番号に応じた緯糸選択信号CLa又はCLb若しくは空
織り信号PS1を出力する。
【0020】近接スイッチ38は、主軸40に組み付け
られたドグ42を検知することにより、ピック信号PS
2を主軸40の一回転毎に出力する。選択信号発生器3
6におけるピック信号PS1の計数値は、ピック番号が
最終値に達したことにより、クリアされて初期値に戻さ
れる。空織り信号PS1は、空織り運転中であることを
意味する信号であり、駆動装置22a,22bと緯糸検
知装置44とに供給される。
【0021】緯糸検知装置44は、一対の電極46,4
6が緯糸48の先端部により電気的に短絡されることに
より、電源50の電気信号が電極46,46を介して検
知回路52に入力する公知の回路であり、主軸40が所
定の回転角度範囲に回転されているとき、電源50から
の電気信号が入力していることにより、緯糸有りと検知
する。
【0022】しかし、検知回路52は、主軸40が所定
の回転角度範囲に回転されているとき、電源50からの
電気信号が入力していないと、緯入れが正常に行われな
かったことを意味する緯止め信号PS3を織機の主制御
器54に出力し、また空織り信号PS1が入力している
と、緯糸検知機能を停止されて緯止め信号PS3を出力
しない。
【0023】緯入れ装置10において、ポンプ18a,
18bは、例えば主軸40の回転により機械的に駆動さ
れるポンプで構成され、所定のタイミングになると圧力
水を吐出する。このため、切換バルブ20a,20bに
は、通常運転時(すなわち、緯入れが行われるとき)の
みならず、空織り運転中にも圧力水が供給される。
【0024】織機の起動時、空織り運転が所定の期間に
わたって行われ、その間空織り信号PS1が選択信号発
生器36から出力される。これにより、切換バルブ20
a及び20bは、それぞれ、対応する駆動装置22a及
び22bにより、入力ポート28aが排水用ポート28
cに接続されるように、駆動されると共に、その状態に
維持される。
【0025】上記の結果、空織り運転の間、入力ポート
28aに供給される圧力水は、緯入れノズル14a,1
4bに供給されることなく、対応する管路34a,34
bにより緯入れ系外のタンク16に排出されるから、圧
力水がいずれの緯入れノズル14a,14bからも噴射
されず、それら緯入れノズル14a,14bに待機して
いる緯糸が損傷されるおそれがない。
【0026】空織り運転の間は、緯入れは行われない。
このため、本来ならば主軸40が所定の回転角度範囲に
回転されているとき、緯止め信号PS3が検知回路52
から出力される。しかし、緯入れ装置10においては、
検知回路52の検知機能が空織り運転の間停止されるか
ら、その間緯入れが行われなくても緯止め信号PS3は
発生されない。これにより、空織り運転の間、誤った緯
止め信号に基づいて織機を停止させる誤動作が防止され
る。
【0027】正常運転時、選択信号発生器36は、ピッ
ク番号に応じた緯糸選択信号CLa又はCLbを緯入れ
時に出力する。これにより、入力ポート28aを給水用
ポート28bに連通させるように、出力された緯糸選択
信号に対応する駆動装置22a又は22bが対応する切
換バルブ20a又は20bを駆動させると共に、出力さ
れた緯糸選択信号に対応する測長装置12a又は12b
が作動して対応する緯糸を解舒する。
【0028】上記の結果、所定の緯糸が選択された緯入
れノズル14a又は14bから圧力水と共に噴射され
て、経糸の開口に緯入れされる。
【0029】しかし、緯糸選択信号が出力されなかった
方の切換バルブ20b又は20aは、入力ポート28a
が排水用ポート28cに連通された状態に、対応する駆
動装置22a又は22bにより維持されて、入力ポート
28aに供給される圧力水を、対応する緯入れノズル1
4a又は14bに供給することなく、対応する管路34
a又は34bにより緯入れ系外のタンク16に排出させ
る。
【0030】緯入れ装置10によれば、上記の効果のほ
かに、ポンプ及び切換バルブを緯糸毎に備えているか
ら、圧力水の、噴射タイミング、噴射時間、噴射圧力
等、緯入れ条件を緯糸毎に設定することができ、したが
って汎用性が高く、しかも多色の水噴射式織機における
空織りに容易に対応することができる。
【0031】図3を参照するに、多色の水噴射式織機の
緯入れ装置60は、ポンプ62及び切換バルブ64を複
数の緯糸すなわち複数の緯入れノズル14a,14bで
共通に利用し、切換バルブ64を駆動装置66により駆
動させて圧力水の流路を切り換えている。ポンプ62
も、主軸の回転に同期して動作している。
【0032】このため、切換バルブ64は、図4に示す
ように、4つのポート68a,68b,68c,68d
をステータ24に有していると共に、多数の方向に分岐
された多方向流体流路70をロータ26に有している。
【0033】ポート68aは圧力水がポンプ62から供
給される入力ポートであり、ポート68b及び68cは
それぞれ管路32a及び32bにより対応する緯入れノ
ズル14a及び14bに連通された給水用ポートであ
り、ポート68dは圧力水を管路34によりタンク16
に戻す排水用ポートである。
【0034】緯入れ装置60において、空織り運転時、
空織り信号PS1が選択信号発生器36から駆動装置6
6と緯糸検知装置44とに供給される。これにより、切
換バルブ64は、駆動装置66により、入力ポート68
aが排水用ポート68dに接続されるように、駆動され
ると共に、その状態に維持される。
【0035】上記の結果、空織り運転の間、ポート68
aに供給される圧力水は、緯入れノズル14a,14b
に供給されることなく、管路34によりタンク16に排
出されるから、圧力水がいずれの緯入れノズル14a,
14bからも噴射されず、したがってそれら緯入れノズ
ル14a,14bに待機している緯糸が損傷されるおそ
れがない。
【0036】緯入れ装置60においても、また、検知回
路52の検知機能が空織り運転の間停止されるから、そ
の間緯入れが行われなくても緯止め信号PS3は発生さ
れない。これにより、空織り運転の間、誤った緯止め信
号に基づいて織機を停止させる誤動作が防止される。
【0037】正常運転時、選択信号発生器36は、ピッ
ク番号に応じた緯糸選択信号CLa又はCLbを出力す
る。これにより、出力された緯糸選択信号に対応する給
水用ポート68b又は68cを入力ポート68aに連通
させるように、駆動装置66が切換バルブ64を駆動さ
せると共に、出力された緯糸選択信号に対応する測長装
置12a又は12bが作動して対応する緯糸を解舒す
る。
【0038】上記の結果、所定の緯糸が、選択された緯
入れノズル14a又は14bから圧力水と共に噴射され
て、経糸の開口に緯入れされる。しかし、緯糸選択信号
が出力されなかった方の測長装置12b又は12a及び
緯入れノズル14b又は14aは、動作しない。
【0039】緯入れ装置60によれば、上記の効果のほ
かに、ポンプ62及び切換バルブ64を複数の緯糸で共
通に使用しているから、ポンプ及び切換バルブを緯糸毎
に備える装置に比べ、装置が簡略化する。
【0040】図5を参照するに、多色の水噴射式織機の
緯入れ装置80は、ポンプ82及び切換バルブ84を複
数の緯糸すなわち複数の緯入れノズル14a,14bで
共通に利用し、切換バルブ86を切換バルブ84と緯入
れノズル14a,14bとの間に配置し、切換バルブ8
4及び86をそれぞれ駆動装置88及び90により駆動
させている。
【0041】ポンプ82も、主軸の回転に同期して動作
している。切換バルブ84は、ポンプ82から供給され
る圧力水を受ける入力ポートと、受けた圧力水を切換バ
ルブ86側の管路92に吐出する給水用ポートと、受け
た圧力水をタンク16に戻す管路34に吐出する排水用
ポートとを備えており、また駆動装置88により駆動さ
れて圧力水の流路を切り換える。
【0042】切換バルブ86は、管路92から供給され
る圧力水を受ける入力ポートと、受けた圧力水を緯入れ
ノズル14a及び14b側の管路32a及び32bに選
択的に吐出する給水用ポートと、受けた圧力水をタンク
16に戻す管路34に吐出する排水用ポートとを備えて
おり、また駆動装置90により駆動されて圧力水の流路
を切り換える。
【0043】緯入れ装置80において、空織り運転時、
空織り信号PS1が選択信号発生器36から駆動装置8
8と緯糸検知装置44とに供給される。これにより、切
換バルブ84は、駆動装置88により、ポンプ82に連
通された入力ポートが管路34に連通された排水用ポー
トに接続されるように、駆動されると共に、その状態に
維持される。
【0044】上記の結果、空織り運転の間、入力ポート
に供給される圧力水は、緯入れノズル14a,14bに
供給されることなく、管路34によりタンク16に排出
されるから、圧力水がいずれの緯入れノズル14a,1
4bからも噴射されず、したがってそれら緯入れノズル
14a,14bに待機している緯糸が損傷されるおそれ
がない。
【0045】緯入れ装置80においても、また、検知回
路52の検知機能が空織り運転の間停止されるから、そ
の間緯入れが行われなくても緯止め信号PS3は発生さ
れない。これにより、空織り運転の間、誤った緯止め信
号に基づいて織機を停止させる誤動作が防止される。
【0046】正常運転時、選択信号発生器36は、空織
り信号PS1の出力を停止し、その代わりにピック番号
に応じた緯糸選択信号CLa又はCLbを出力する。
【0047】これにより、切換バルブ84は、駆動装置
88により、ポンプ82に連通された入力ポートが管路
92に連通された給水用ポートに接続されるように、駆
動されると共に、その状態に維持される。
【0048】また、切換バルブ86は、出力された緯糸
選択信号に対応する管路32a又は32bが入力ポート
に連通されるように、駆動装置90により駆動され、出
力された緯糸選択信号に対応する測長装置12a又は1
2bが作動されて対応する緯糸を解舒する。
【0049】上記の結果、所定の緯糸が選択された緯入
れノズル14a又は14bから圧力水と共に噴射され
て、経糸の開口に緯入れされる。しかし、緯糸選択信号
が出力されなかった方の測長装置12b又は12a及び
緯入れノズル14b又は14aは、動作しない。
【0050】緯入れ装置80によっても、上記の効果の
ほかに、ポンプ82及び切換バルブ84,86を複数の
緯糸で共通に使用しているから、ポンプ及び切換バルブ
を緯糸毎に備える装置に比べ、装置が簡略化する。
【0051】上記いずれの実施例においても、タンク1
6に戻された水は、再度緯入れに利用される。しかし、
入力ポートに供給される圧力水をタンク16以外の緯入
れ系の外に排出してもよい。
【0052】上記いずれの実施例も、回転バルブを切換
バルブとして用いているが、スライド弁、ポペット弁等
の公知のバルブを切換バルブとして用いてもよい。
【0053】本発明は、上記実施例に限定されない。本
発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る緯入れ装置の一実施例を示す図で
ある。
【図2】図1に示す緯入れ装置で用いる切換バルブの一
実施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る緯入れ装置の他の実施例を示す図
である。
【図4】図3に示す緯入れ装置で用いる切換バルブの一
実施例を示す断面図である。
【図5】本発明に係る緯入れ装置のさらに他の実施例を
示す図である。
【符号の説明】
10,60,80 緯入れ装置 12a,12b 測長装置 14a,14b 緯入れノズル 16 貯水タンク 18a,18b,62,82 ポンプ 20a,20b,64,84,86 切換バルブ 22a,22b,66,88,90 駆動装置 28a,68a 入力ポート 28b,88b,68c 給水用ポート 28c,68d 排水用ポート 32a,32b 吸水用管路 34,34a,34b 排水用管路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力水を発生する1以上のポンプと、主
    軸の回転に同期して前記ポンプからの圧力水を噴射して
    緯入れする1以上の緯入れノズルと、前記ポンプからの
    圧力水の吐出先を、前記緯入れノズルに連通された給水
    用管路と系外に連通された排水用管路とに選択的に切り
    換える1以上の切換バルブと、織機の空織り運転時に、
    前記切換バルブからの圧力水を前記排水用管路に流すべ
    く前記切換バルブを駆動させる駆動手段とを含む、水噴
    射式織機の緯入れ装置。
  2. 【請求項2】 緯糸に個々に対応された複数の前記緯入
    れノズルを含み、前記駆動手段は、前記空織り運転時
    に、前記圧力水がいずれの前記緯入れノズルにも供給さ
    れないように前記切換バルブを駆動させる、請求項1に
    記載の緯入れ装置。
  3. 【請求項3】 緯糸に個々に対応された複数の前記ポン
    プと、前記ポンプに個々に対応された複数の前記緯入れ
    ノズルと、前記緯入れノズルに個々に対応された複数の
    前記切換バルブとを含み、前記駆動手段は、前記空織り
    運転時に、全ての前記切換バルブからの圧力水を前記排
    水用管路に流すべく前記切換バルブを駆動させる、請求
    項1又は2に記載の緯入れ装置。
  4. 【請求項4】 緯糸に個々に対応された複数の前記緯入
    れノズルを含み、前記切換バルブは、前記緯入れノズル
    に個々に連通された複数の給水用ポートと、前記系外に
    連通された排水用ポートとを備え、前記駆動手段は、緯
    入れ時に前記ポンプからの圧力水を選択された緯糸に対
    応する前記給水用ポートから吐出させるべく前記切換バ
    ルブを駆動させる、請求項1又は2に記載の緯入れ装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記切換バルブと前記緯入れノ
    ズルとの間に配置された第2の切換バルブであって前記
    切換バルブの給水用ポートに連通された入力ポート及び
    前記緯入れノズルに個々に対応された複数の第2の給水
    用ポートを有する第2の切換バルブを含み、前記駆動手
    段は、さらに、緯入れ時に前記ポンプからの圧力水を選
    択された緯糸に対応した前記第2の給水用ポートから吐
    出させるべく前記第2の切換バルブを駆動させる、請求
    項1又は2に記載の緯入れ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102061553A (zh) * 2011-01-28 2011-05-18 丁云法 一种喷水织机单泵多喷嘴引纬装置及其引纬织造工艺
CN102061551A (zh) * 2009-11-16 2011-05-18 吴江市恒生利喷织有限公司 喷水织机引纬机构的喷射装置
CN102373562A (zh) * 2011-10-19 2012-03-14 宁波宏大纺织仪器有限公司 喷水织机用双泵四喷装置
CN106835453A (zh) * 2017-03-29 2017-06-13 苏州三和仪器有限公司 一种喷水织机的集成化自动补水装置及其自动补水方法

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