JP2010144270A - エアジェットルームにおけるエア供給装置 - Google Patents

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    • D03D47/28Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed
    • D03D47/30Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed by gas jet
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Abstract

【課題】エア供給装置におけるエネルギーロスを抑制する。
【解決手段】緯入れ用メインノズル16,16Aは、緯入れ用エア供給管17,17Aを介してエアタンク10,10Aに接続されており、緯入れ用エア供給管17,17Aには電磁開閉弁18,18Aが設けられている。緯入れ用メインノズル16,16Aと電磁開閉弁18,18Aとの間の緯入れ用エア供給管17,17Aには補助管22,22Aが合流接続されている。緯入れ用メインノズル16,16Aは、補助管22,22Aを介してブロワ24に接続されている。補助管22,22Aには逆止弁23,23Aが設けられている。ブロワ24にはインバータ25が電気的に接続されており、インバータ25には制御コンピュータCが信号接続されている。インバータ25は、制御コンピュータCの指令制御に基づいて、図示しない交流電源を電源としてブロワ24の回転数制御を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、緯糸を通された緯入れ用ノズルから緯入れ用エアを噴射して前記緯糸を緯入れするエアジェットルームにおけるエア供給装置に関する。
この種のエア供給装置を備えたエアジェットルームは、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示のエアジェットルームでは、メインタンクから緯入れ用のエアをメインノズル(緯入れ用ノズル)に供給する緯入れ用流路にバイパス流路が合流接続されており、バイパス流路上には流量制御弁、ソレノイドバルブ及び逆止弁が設けられている。逆止弁は、緯入れ用流路からバイパス流路へのエアの逆流を防止する。流量制御弁は、製織停止中のメインノズルからの緯糸抜けを防止するのに必要なエア噴射流量を設定するためのものである。ソレノイドバルブは、製織中にバイパス流路からメインノズルへのエア供給を停止してエアの浪費を抑制するためのものである。
実開昭61−159385号公報
しかし、バイパス流路に供給されるエアは、メインタンクに高圧のエアを供給する流体供給源(圧縮機)から供給されるようになっており、供給された高圧エアは、流量制御弁によって減圧される。高圧化されてメインタンクに溜められたエアを減圧する構成は、エネルギーロスをもたらす。
本発明は、エア供給装置におけるエネルギーロスを抑制することを目的とする。
本発明は、緯糸を通された緯入れ用ノズルから高圧のエアを供給する流体供給源から供給される緯入れ用エアを噴射して前記緯糸を緯入れするエアジェットルームにおけるエア供給装置を対象とし、請求項1の発明では、前記緯入れ用エアとは別に大気中からエアを吸引して前記緯入れ用ノズルへ前記吸引したエアを吐出するブロワを備えている。
低圧縮比のブロワから吐出されるエアを減圧する必要がないため、緯入れ用ノズルからの緯糸抜け防止等に関するエネルギーロスが抑制される。
好適な例では、前記ブロワの回転数を制御する回転数制御手段を備えている。
織機の運転状況に応じたブロワの適正な回転数制御が可能である。
好適な例では、製織中では、前記回転数制御手段は、前記ブロワの回転数を第1基準回転数に設定し、製織停止中では、前記回転数制御手段は、前記第1基準回転数よりも低い第2基準回転数に前記ブロワの回転数を設定する。
製織停止中における緯入れ用ノズルからの緯糸抜けは、製織中よりも生じにくい。そのため、製織停止中におけるブロワの回転数を製織中よりも下げることが可能である。
好適な例では、前記緯入れ用エアを前記緯入れ用ノズルへ供給する緯入れ用エア供給管に合流する補助管を備え、前記補助管には前記緯入れ用エア供給からのエアの逆流を阻止する逆止弁が設けられており、前記ブロワは、大気中から空気を吸引して前記補助管に吐出する。
好適な例では、前記緯入れ用ノズルは、複数であり、前記複数の緯入れ用ノズルは、互いに独立した複数の前記緯入れ用エア供給管に1対1に接続されており、前記複数の緯入れ用エア供給管には複数の前記補助管が1対1に合流して接続されており、前記複数の補助管は、単一の前記ブロワに分岐接続されている。
複数の緯入れ用ノズルを用いた多色製織では、緯入れ用エア噴射を行なっている緯入れ用ノズル以外の緯入れ用ノズルにはブロワからの吐出エアを供給する必要がある。単一のブロワで複数の緯入れ用ノズルへ吐出エアを供給する構成は、簡便である。
好適な例では、前記複数の補助管の少なくとも一方にはエアの流量を調整する流量調整弁が設けられている。
複数の緯入れ用ノズルへの吐出エアの供給流量を同等にすることが可能である。
好適な例では、前記緯入れ用ノズルは、複数であり、前記複数の緯入れ用ノズルは、互いに独立した複数の前記緯入れ用エア供給管に1対1に接続されており、前記複数の緯入れ用エア供給管には複数の前記補助管が1対1に合流して接続されており、前記複数の補助管には複数の前記ブロワが1対1に接続されている。
各緯入れ用ノズルに対する吐出エアの供給流量を各緯入れ用ノズル毎に適正に設定することが容易である。
本発明は、エア供給装置におけるエネルギーロスを抑制することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、図示しない緯糸チーズから引き出される緯糸Y1は、巻き付け方式の緯糸測長貯留装置12に通されている。緯糸測長貯留装置12の糸巻き付け管121は、織機駆動モータMから独立した巻き付けモータ122により回転駆動される。糸巻き付け管121の回転に伴って糸巻き付け管121から繰り出される緯糸Y1は、糸巻き付け部123に巻き付け貯留される。糸巻き付け部123に巻き付け貯留された緯糸Y1は、電磁ソレノイド13によって駆動される係止ピン131とドラム形状の糸巻き付け部123との係脱によって糸巻き付け部123からの引き出しを制御される。
緯糸測長貯留装置12の糸巻き付け部123の近傍には反射式光電センサ型の緯糸解舒検出器14が設置されている。緯糸解舒検出器14から出力される解舒検出信号は、制御コンピュータCに送られる。制御コンピュータCは、緯糸解舒検出器14からの緯糸解舒情報及び織機回転角度検出用のロータリエンコーダ15からの織機回転角度情報に基づいて、電磁ソレノイド13の励消磁及び緯糸測長貯留装置12の巻き付けモータ122の作動を制御する。電磁ソレノイド13の励消磁制御によって糸巻き付け部123と係止ピン131との係合及び糸巻き付け部123からの係止ピン131の離間が行われ、糸巻き付け部123からの緯糸Y1の引出し解舒及び解舒阻止が行われる。
図示しない別の緯糸チーズから引き出される緯糸Y2は、巻き付け方式の緯糸測長貯留装置12Aに通されている。緯糸測長貯留装置12Aの糸巻き付け管121は、織機駆動モータMから独立した巻き付けモータ122により回転駆動される。糸巻き付け管121の回転に伴って糸巻き付け管121から繰り出される緯糸Y2は、糸巻き付け部123に巻き付け貯留される。糸巻き付け部123に巻き付け貯留された緯糸Y2は、電磁ソレノイド13Aによって駆動される係止ピン131と糸巻き付け部123との係脱によって糸巻き付け部123からの引き出しを制御される。
緯糸測長貯留装置12Aの糸巻き付け部123の近傍には反射式光電センサ型の緯糸解舒検出器14Aが設置されている。緯糸解舒検出器14Aから出力される解舒検出信号は、制御コンピュータCに送られる。制御コンピュータCは、緯糸解舒検出器14Aからの緯糸解舒情報及びロータリエンコーダ15からの織機回転角度情報に基づいて電磁ソレノイド13Aの励消磁及び緯糸測長貯留装置12Aの巻き付けモータ122の作動を制御する。電磁ソレノイド13Aの励消磁制御によって緯糸測長貯留装置12Aにおける糸巻き付け部123と係止ピン131との係合及び糸巻き付け部123からの係止ピン131の離間が行われ、糸巻き付け部123からの緯糸Y2の引出し解舒及び解舒阻止が行われる。
緯糸測長貯留装置12における糸巻き付け部123上の緯糸Y1は、緯入れ用メインノズル16の噴射作用によって経糸Tの開口内へ射出される。緯糸測長貯留装置12Aにおける糸巻き付け部123上の緯糸Y2は、緯入れ用メインノズル16Aの噴射作用によって経糸Tの開口内へ射出される。経糸Tの開口内へ射出された緯糸Y1,Y2は、複数の緯入れ用補助ノズル11のリレー噴射によって経糸開口内を飛走する。
緯入れ用ノズルとしての緯入れ用メインノズル16は、緯入れ用エア供給管17を介してエアタンク10に接続されており、緯入れ用エア供給管17には電磁開閉弁18が設けられている。エアタンク10は、分岐管19を介して流体供給源20に接続されており、分岐管19には減圧弁21が設けられている。流体供給源20から吐出された高圧エアは、減圧弁21にて所定の圧力に減圧されてエアタンク10に供給される。なお、流体供給源20としては、複数の織機に接続する工場用大型圧縮機、織機毎に設けられる個別圧縮機のいずれであってもよい。
緯入れ用メインノズル16と電磁開閉弁18との間の緯入れ用エア供給管17には補助管22が合流接続されている。緯入れ用メインノズル16は、補助管22を介してブロワ24に接続されている。補助管22には緯入れ用エア供給管17から補助管22への逆流を阻止する逆止弁23が設けられている。
緯入れ用ノズルとしての緯入れ用メインノズル16Aは、緯入れ用エア供給管17Aを介してエアタンク10Aに接続されており、緯入れ用エア供給管17Aには電磁開閉弁18Aが設けられている。エアタンク10Aは、分岐管19Aを介して流体供給源20に接続されており、分岐管19Aには減圧弁21Aが設けられている。流体供給源20から吐出された高圧エアは、減圧弁21Aにて所定の圧力に減圧されてエアタンク10Aに供給される。
緯入れ用メインノズル16Aと電磁開閉弁18Aとの間の緯入れ用エア供給管17Aには補助管22Aが合流接続されている。緯入れ用メインノズル16Aは、補助管22Aを介してブロワ24に接続されている。補助管22Aには緯入れ用エア供給管17Aから補助管22Aへの逆流を阻止する逆止弁23Aが設けられている。
ブロワ24から補助管22,22Aを介して緯入れ用メインノズル16,16Aに至る管路長は、補助管22側と補助管22A側とで同等である。
ブロワ24にはインバータ25が電気的に接続されており、インバータ25には制御コンピュータCが信号接続されている。インバータ25は、制御コンピュータCの指令制御に基づいて、図示しない交流電源を電源としてブロワ24の回転数制御を行なう。インバータ25及び制御コンピュータCは、ブロワ24の回転数を制御する回転数制御手段を構成する。
本実施形態では、ブロワ24としてリングブロワが用いられている。
電磁開閉弁18,18Aは、制御コンピュータCの励消磁制御を受ける。電磁開閉弁18が励磁されると、エアタンク10内の高圧エア(緯入れ用エア)が緯入れ用エア供給管17を経由して緯入れ用メインノズル16へ供給される。又、電磁ソレノイド13が励磁されて係止ピン131が緯糸測長貯留装置12の糸巻き付け部123から離間し、緯糸測長貯留装置12の糸巻き付け部123からの緯糸Y1の引出し解舒が行われる。これにより、緯糸Y1が緯入れ用メインノズル16から経糸開口内に向けて射出される。
電磁開閉弁18Aが励磁されると、エアタンク10内の高圧エア(緯入れ用エア)が緯入れ用エア供給管17Aを経由して緯入れ用メインノズル16Aへ供給される。又、電磁ソレノイド13Aが励磁されて係止ピン131が緯糸測長貯留装置12Aの糸巻き付け部123から離間し、緯糸測長貯留装置12Aの糸巻き付け部123からの緯糸Y2の引出し解舒が行われる。これにより、緯糸Y2が緯入れ用メインノズル16Aから経糸開口内に向けて射出される。
緯入れ末端側には検出器26が設置されている。緯糸検出器26は、緯入れ用メインノズル16,16Aから射出された緯糸Y1,Y2の到達の有無を検出する。緯糸検出器26によって得られる緯糸到達有無情報は制御コンピュータCに送られる。緯糸Y1,Y2が織機1回転中の所定の回転角度範囲内に緯糸検出器26の検出領域に到達しなかった場合には、制御コンピュータCは、緯入れ異常という判定を行なう。制御コンピュータCは、緯入れ異常という判定を行なうと、織機駆動モータMの作動を停止して織機の運転を停止(製織停止)する。又、制御コンピュータCは、電磁ソレノイド13,13Aの励消磁制御及び巻き付けモータ122の作動制御を停止する。
次に、製織中と製織停止中とにおける制御コンピュータCによるブロワ24の回転数制御を説明する。
制御コンピュータCは、緯入れ異常の有無を判断しており、緯入れ異常が発生していない場合には、製織を継続する。制御コンピュータCは、製織中は、ブロワ24の回転数を予め設定された第1基準回転数N1に設定する。つまり、制御コンピュータCは、ブロワ24の回転数が第1基準回転数N1となるように、インバータ25の作動を制御する。これにより、製織中は、ブロワ24が第1基準回転数N1で連続回転し、ブロワ24は、第1基準回転数N1に応じた空気量を大気中から吸入して補助管22,22Aに吐出する。
緯入れ用メインノズル16が緯入れ用エアを噴射している場合、逆止弁23は、緯入れ用エア供給管17から補助管22への逆流を阻止し、ブロワ24から吐出されるエアは、補助管22Aから緯入れ用エア供給管17Aを経由して緯入れ用メインノズル16Aへ送られる。補助管22Aから緯入れ用メインノズル16Aへ送られたエアは、緯入れ待機中の緯糸Y2が緯入れ用メインノズル16Aから抜けないように、緯糸Y2に作用する。
緯入れ用メインノズル16Aが緯入れ用エアを噴射している場合、逆止弁23Aは、緯入れ用エア供給管17Aから補助管22Aへの逆流を阻止し、ブロワ24から吐出されるエアは、補助管22から緯入れ用エア供給管17を経由して緯入れ用メインノズル16へ送られる。補助管22から緯入れ用メインノズル16へ送られた吐出エアは、緯入れ待機中の緯糸Y1が緯入れ用メインノズル16から抜けないように、緯糸Y1に作用する。
制御コンピュータCは、緯入れ異常が発生した場合には、製織を停止する。制御コンピュータCは、製織停止中は、ブロワ24の回転数を予め設定された第2基準回転数N2に設定する。つまり、制御コンピュータCは、ブロワ24の回転数が第2基準回転数N2となるように、インバータ25の作動を制御する。これにより、製織停止中は、ブロワ24が第2基準回転数N2で連続回転し、ブロワ24は、第2基準回転数N2に応じた空気量を大気中から吸入して補助管22,22Aに吐出する。補助管22,22Aから緯入れ用メインノズル16,16Aへ送られた吐出エアは、緯糸Y1,Y2が緯入れ用メインノズル16,16Aから抜けないように、緯糸Y1,Y2に作用する。
第2基準回転数N2は、第1基準回転数N1よりも小さい値である。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1)圧縮比が1.1〜2.0程度である低圧縮比のブロワ24から吐出されるエアは、減圧することなく緯入れ用メインノズル16,16Aにおける緯糸抜け防止用に利用できる。ブロワ24から吐出されたエアを減圧する必要がないため、緯入れ用メインノズル16,16Aからの緯糸抜け防止のためのエア供給にブロワ24を用いる構成は、エア供給装置におけるエネルギーロスの抑制に寄与する。
(2)製織中のブロワ24は、一定の回転数(N1)で連続運転される。これは、複数の緯入れ用メインノズル16,16Aを用いた多色製織で単一のブロワ24から吐出エアを供給する場合において、緯入れ用メインノズル16,16Aのいずれにも同量の吐出エアを供給する場合に好適である。又、ON−OFFの繰り返しのないブロワ24の連続運転は、回転数制御が楽である。
(3)製織停止中における緯入れ用メインノズル16,16Aからの緯糸抜けは、製織中よりも生じにくい。そのため、製織停止中におけるブロワ24の回転数を製織中よりも下げる(N1からN2へ下げる、即ち、ブロワ24から吐出されるエアの流量を小さくする)ことが可能である。インバータ25の採用は、このような回転数制御によりブロワ24の消費電力を低減することを可能にする。
(4)複数の緯入れ用メインノズル16,16Aを用いた多色製織では、緯入れ用エア噴射を行なっている緯入れ用メインノズル(例えば緯入れ用メインノズル16)以外の緯入れ用メインノズル(例えば緯入れ用メインノズル16A)からの緯糸抜けを防止する必要がある。そのため、緯入れ用エア噴射を行なっている緯入れ用メインノズル(例えば緯入れ用メインノズル16)以外の緯入れ用メインノズル(例えば緯入れ用メインノズル16A)にはブロワ24からの吐出エアを供給する必要がある。単一のブロワ24で複数の緯入れ用メインノズル16,16Aへ吐出エアを供給する構成は、簡便である。
次に、図2の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
補助管22Aの長さ(ブロワ24から緯入れ用エア供給管17Aまでの長さ)は、配管の取り回し環境の違い等の要因により補助管22の長さ(ブロワ24から緯入れ用エア供給管17までの長さ)よりも短くなっており、補助管22よりも短い補助管22A上には流量調整弁27が設けられている。流量調整弁27は、補助管22Aを流れる吐出エアの流量を調整するものである。補助管22Aの管路長よりも長い補助管22側では、補助管22A側に比べて管路抵抗が大きく、補助管22側の吐出エアは、補助管22A側よりも流れ難い。
緯入れ用メインノズル16への吐出エアの供給流量と、緯入れ用メインノズル16Aへの吐出エアの供給流量とを同等にするのが望ましい場合、補助管22A側の管路抵抗と補助管22側の管路抵抗とが同等になるように、補助管22A側の管路抵抗を増すように流量調整弁27の調整を行えば、緯入れ用メインノズル16への吐出エアの供給流量と緯入れ用メインノズル16Aへの吐出エアの供給流量とを同等にすることができる。
なお、本実施形態では補助管22,22Aを流れる吐出エアの流量を同等としたが、緯入れ用メインノズル16,16Aにより緯入れされる緯糸Y1,Y2の性質が異なる場合に、補助管22、22Aを流れる吐出エアの流量をそれぞれの緯糸Y1,Y2に適した異なる流量となるように流量調整弁27を調整することも可能である。また、補助管22,22Aの両方にそれぞれ流量制御弁を設けてもよい。いずれの場合であっても、流量調整弁によるエネルギーロスは従来の緯入れ用高圧エアの減圧に比べれば極めて低いので、緯糸抜け防止のためのエア供給にブロワ24を使用することによるエネルギーロス抑制効果を損なうことはほとんどない。
次に、図3の第3の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
補助管22は、ブロワ24Aに接続されており、補助管22Aは、別のブロワ24Bに接続されている。ブロワ24Aにはインバータ25Aが電気的に接続されており、ブロワ24Bには別のインバータ25Bが電気的に接続されている。インバータ25Aは、制御コンピュータCの指令制御に基づいて、図示しない交流電源を電源としてブロワ24Aの回転数制御を行なう。インバータ25Bは、制御コンピュータCの指令制御に基づいて、前記交流電源を電源としてブロワ24Bの回転数制御を行なう。インバータ25A,25B及び制御コンピュータCは、ブロワ24A,24Bの回転数を制御する回転数制御手段を構成する。
ブロワ24Aから吐出される吐出エアは、補助管22を介して緯入れ用メインノズル16へ供給され、ブロワ24Bから吐出される吐出エアは、補助管22Aを介して緯入れ用メインノズル16Aへ供給される。
緯入れ用メインノズル16側の緯糸抜け防止に適した吐出エアの供給流量は、ブロワ24Aの回転数を適正設定することによって得られ、緯入れ用メインノズル16A側の緯糸抜け防止に適した吐出エアの供給流量は、ブロワ24Bの回転数を適正設定することによって得られる。つまり、複数の緯入れ用メインノズル16,16Aと複数のブロワ24A,24Bとを1対1に対応させた構成では、各緯入れ用メインノズル16,16Aに対する吐出エアの供給流量を各緯入れ用メインノズル16,16A毎に適正に設定することが容易である。
次に、図4の第4の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
緯糸Y1は、タンデムノズル28を通された後に緯入れ用メインノズル16に通されており、緯糸Y2は、タンデムノズル28Aを通された後に緯入れ用メインノズル16Aに通されている。
緯入れ用ノズルとしてのタンデムノズル28は、緯入れ用エア供給管29を介してエアタンク10Bに接続されており、緯入れ用エア供給管29には電磁開閉弁30が設けられている。エアタンク10Bは、分岐管19Bを介して流体供給源20に接続されており、分岐管19Bには減圧弁21Bが設けられている。流体供給源20から吐出された高圧エアは、減圧弁21Bにて所定の圧力に減圧されてエアタンク10Bに供給される。
タンデムノズル28と電磁開閉弁30との間の緯入れ用エア供給管29には補助管31が合流接続されている。補助管31は、逆止弁23とブロワ24との間の補助管22に分岐接続されており、補助管31には緯入れ用エア供給管29からのエアの逆流を阻止する逆止弁32が設けられている。
緯入れ用ノズルとしてのタンデムノズル28Aは、緯入れ用エア供給管29Aを介してエアタンク10Cに接続されており、緯入れ用エア供給管29Aには電磁開閉弁30Aが設けられている。エアタンク10Cは、分岐管19Cを介して流体供給源20に接続されており、分岐管19Cには減圧弁21Cが設けられている。流体供給源20から吐出された高圧エアは、減圧弁21Cにて所定の圧力に減圧されてエアタンク10Cに供給される。
タンデムノズル28Aと電磁開閉弁30Aとの間の緯入れ用エア供給管29Aには補助管31Aが合流接続されている。補助管31Aは、逆止弁23Aとブロワ24との間の補助管22Aに分岐接続されており、補助管31Aには緯入れ用エア供給管29Aからのエアの逆流を阻止する逆止弁32Aが設けられている。
電磁開閉弁30,30Aは、制御コンピュータCの励消磁制御を受ける。電磁開閉弁30,30Aは、電磁開閉弁18,18Aとほぼ同じタイミングで励消磁される。電磁開閉弁30が励磁されると、エアタンク10B内の高圧エア(緯入れ用エア)が緯入れ用エア供給管29を経由してタンデムノズル28へ供給される。電磁開閉弁30Aが励磁されると、エアタンク10C内の高圧エア(緯入れ用エア)が緯入れ用エア供給管29Aを経由してタンデムノズル28Aへ供給される。
ブロワ24の回転数制御は、第1の実施形態の場合と同じである。
タンデムノズル28が緯入れ用エアを噴射している場合、逆止弁32は、緯入れ用エア供給管29から補助管31への逆流を阻止し、ブロワ24から吐出されるエアは、補助管31Aから緯入れ用エア供給管29Aを経由してタンデムノズル28Aへ送られる。補助管31Aからタンデムノズル28Aへ送られた吐出エアは、緯入れ待機中の緯糸Y2が緯糸測長貯留装置12Aとタンデムノズル28Aとの間で緩まないように、緯糸Y2に作用する。
タンデムノズル28Aが緯入れ用エアを噴射している場合、逆止弁32Aは、緯入れ用エア供給管29Aから補助管31Aへの逆流を阻止し、ブロワ24から吐出されるエアは、補助管31から緯入れ用エア供給管29を経由してタンデムノズル28へ送られる。補助管31からタンデムノズル28へ送られた吐出エアは、緯入れ待機中の緯糸Y1が緯糸測長貯留装置12とタンデムノズル28との間で緩まないように、緯糸Y1に作用する。
第4の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
○第1〜第4の実施形態において、製織停止中はブロワの運転を停止するようにしてもよい。
○緯入れ最中におけるブロワの回転数を織機回転角度に応じて変更するようにしてもよい。つまり、緯入れ中の緯糸の飛走姿勢を安定化するように、該緯糸を射出している緯入れ用メインノズルに対するブロワからの吐出エア供給流量を織機回転角度に応じて変更するようにしてもよい。
○単一の緯入れ用メインノズルのみを用いたエアジェットルームに本発明を適用してもよい。
○緯入れ用メインノズルからの緯糸抜け防止用エア供給だけでなく、例えば緯糸切断時のカッティングブロー等の緯入れ以外のエア供給に本発明を適用してもよい。
前記した実施形態から把握できる技術思想について以下に記載する。
〔1〕前記ブロワは、製織中では一定回転数で連続運転される請求項1に記載のエアジェットルームにおけるエア供給装置。
ON−OFFの繰り返しのないブロワの連続運転は、回転数制御が楽である。
〔2〕前記回転数制御手段は、織機回転角度に応じて前記ブロワの回転数を変速制御する請求項2に記載のエアジェットルームにおけるエア供給装置。
緯入れ中の緯糸の姿勢安定化等に寄与する。
第1の実施形態を示すエア供給装置の模式図。 第2の実施形態を示すエア供給装置の模式図。 第3の実施形態を示すエア供給装置の模式図。 第4の実施形態を示すエア供給装置の模式図。
符号の説明
16,16A…緯入れ用ノズルである緯入れ用メインノズル。17,17A,29,29A…緯入れ用エア供給管。20…流体供給源。22,22A,31,31A…補助管。23,23A,32,32A…逆止弁。24,24A,24B,24C…ブロワ。25,25A,25B,25…回転数制御手段を構成するインバータ。28,28A…緯入れ用ノズルとしてのタンデムノズル。C…回転数制御手段を構成する制御コンピュータ。Y1,Y2…緯糸。N1…第1基準回転数。N2…第2基準回転数。

Claims (7)

  1. 緯糸を通された緯入れ用ノズルから高圧のエアを供給する流体供給源から供給される緯入れ用エアを噴射して前記緯糸を緯入れするエアジェットルームにおけるエア供給装置において、
    前記緯入れ用エアとは別に大気中からエアを吸引して前記緯入れ用ノズルへ前記吸引したエアを吐出するブロワを備えているエアジェットルームにおけるエア供給装置。
  2. 前記ブロワの回転数を制御する回転数制御手段を備えている請求項1に記載のエアジェットルームにおけるエア供給装置。
  3. 製織中では、前記回転数制御手段は、前記ブロワの回転数を第1基準回転数に設定し、製織停止中では、前記回転数制御手段は、前記第1基準回転数よりも低い第2基準回転数に前記ブロワの回転数を設定する請求項2に記載のエアジェットルームにおけるエア供給装置。
  4. 前記緯入れ用エアを前記緯入れ用ノズルへ供給する緯入れ用エア供給管に合流する補助管を備え、前記補助管には前記緯入れ用エア供給からのエアの逆流を阻止する逆止弁が設けられており、前記ブロワは、大気中からエアを吸引して前記補助管に吐出する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエアジェットルームにおけるエア供給装置。
  5. 前記緯入れ用ノズルは、複数であり、前記複数の緯入れ用ノズルは、互いに独立した複数の前記緯入れ用エア供給管に1対1に接続されており、前記複数の緯入れ用エア供給管には複数の前記補助管が1対1に合流して接続されており、前記複数の補助管は、単一の前記ブロワに分岐接続されている請求項4に記載のエアジェットルームにおけるエア供給装置。
  6. 前記複数の補助管の少なくとも一方にはエアの流量を調整する流量調整弁が設けられている請求項5に記載のエアジェットルームにおけるエア供給装置。
  7. 前記緯入れ用ノズルは、複数であり、前記複数の緯入れ用ノズルは、互いに独立した複数の前記緯入れ用エア供給管に1対1に接続されており、前記複数の緯入れ用エア供給管には複数の前記補助管が1対1に合流して接続されており、前記複数の補助管には複数の前記ブロワが1対1に接続されている請求項4に記載のエアジェットルームにおけるエア供給装置。
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