JP2010001591A - ジェットルームにおける緯入れ方法及び緯入れ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緯入れの安定化を図りつつ空気消費量を一層低減する。
【解決手段】緯入れ用補助ノズル群15〜18は、供給経路33及び電磁開閉弁21,22,23,24を介して、空気供給タンク30に接続されている。緯入れ用補助ノズル群15〜18は、供給経路33の一部、供給経路33に合流する供給経路34、供給経路34上の逆止弁35及び電磁開閉弁25,26,27,28を介して、空気供給タンク31に接続されている。空気供給タンク30の圧力は、空気供給タンク31の圧力よりも高くしてある。緯入れ用補助ノズル群15〜18における空気噴射期間中の前半は、空気供給タンク30から緯入れ用補助ノズル群15〜18へ空気が供給され、空気噴射期間中の後半は、空気供給タンク31から緯入れ用補助ノズル群15〜18へ空気が供給される。
【選択図】図2

Description

本発明は、緯入れ用メインノズルから射出された緯糸が緯入れ用補助ノズルの空気噴射によって牽引して緯入れされるジェットルームにおける緯入れ方法及び緯入れ装置に関する。
緯入れ用メインノズルから射出された緯糸を緯入れ用補助ノズルの空気噴射によって牽引して緯入れするジェットルームでは、安定した緯入れを行ない、且つ空気消費量の低減を図ることが望まれる。特許文献1〜6に開示の技術は、安定した緯入れあるいは空気消費量の低減を図る技術である。
特許文献1では、緯入れ用補助ノズルの噴射孔の形状改良の技術が開示されている。
特許文献2では、緯糸の先端部が最初の緯入れ用補助ノズルからの噴射流体による牽引を受けたとき、又は、それ以降に、緯入れ用メインノズルの噴射圧力を低圧に切り替える技術が開示されている。
特許文献3では、緯入れ用メインノズルや緯入れ用補助ノズルの噴射期間及び噴射タイミングをリアルタイムで制御する技術が開示されている。
特許文献4では、変形筬に形成された緯糸案内孔の形状と緯入れ用補助ノズルの配置とに関する技術が開示されている。
特許文献5では、接触式又はニップ式の緯糸牽引装置と緯入れ用メインノズルとの間における緯糸に適度の緩みを持たせる技術が開示されている。
特許文献6では、緯入れ用メインノズルの噴射圧力を緯入れ用補助ノズルの噴射圧力よりも一定圧下げる技術が開示されている。
特許文献2,6に開示のように緯入れ用メインノズルの噴射圧力を緯入れ用補助ノズルの噴射圧力よりも低圧にする技術は、安定した緯入れに寄与する。
特開平3−97939号公報 特開平6−123041号公報 特開平6−257034号公報 特開平8−74143号公報 特開平8−113850号公報 特開平11−12891号公報
本願発明者は、緯入れ用メインノズルによる緯糸供給速度と、緯入れ用補助ノズルによる緯糸搬送速度とを変えた場合における緯入れ特性の変化について調べた。図13のグラフは、該緯入れ特性の変化の調査結果を示す。上側の横軸は、緯入れ用補助ノズルの噴射圧力を表し、右側の縦軸は、緯入れ用メインノズルの噴射圧力を表す。左側の縦軸は、緯入れ速度(緯糸の飛走速度)を表し、下側の横軸は、空気消費量を表す。グラフ中の黒点は、実測データを示す。
図12のグラフにおける波形Vは、緯入れ用補助ノズルの噴射圧力波形を示す。緯入れ用メインノズルによる緯糸供給速度と、緯入れ用補助ノズルによる緯糸搬送速度との現状の理想的な設定(図13のグラフ中の黒点N1)に対し、緯入れ用メインノズルの噴射圧を高めて緯糸供給能力を増しながら緯入れ用補助ノズルの噴射圧を下げて(例えば図13のグラフ中の黒点N2)緯糸搬送能力を抑制すれば、緯糸の緩みが増大した状態で緯入れされる。図13の調査結果は、前記した現状の理想的な設定に対して緯糸供給能力を増しながら緯糸搬送能力を抑制すれば、平均緯入れ速度が前記の現状の理想的な設定と変わらず、空気消費量が現状よりも低減できるという知見をもたらす。
緯糸の緩みを増大させて緯入れする場合には、前記の現状の理想的な設定に比べて緯入れ用補助ノズルの噴射圧力を低く設定することになるため、緯糸案内通路内の空気流の平均速度が緯糸搬送速度と同程度となる。本願発明者は、このような状況では図14に示すように緯入れ用メインノズル14から射出されて緯糸案内通路内を搬送中の緯糸Yの先端部の折れ曲がり量が大幅に増大することを見出した。緯糸先端部の折れ曲がり量の大幅な増大は、緯入れ末端(織り端)への緯糸先端の到達時期の遅れをもたらし、緯入れミスが発生し易くなる。
本発明は、緯入れの安定化を図りつつ空気消費量を一層低減することを目的とする。
請求項1及び請求項2の発明は、緯入れ用メインノズルから射出された緯糸が緯入れ用補助ノズルの空気噴射によって牽引して緯入れされるジェットルームにおける緯入れ方法を対象とし、請求項1の発明では、前記緯入れ用補助ノズルにおける空気噴射期間中の噴射圧力を前半の高圧状態から後半の低圧状態へ切り換える。
緯糸先端部は、緯入れ用補助ノズルの空気噴射期間中の前半では高圧の噴射圧力にさらされて真っ直ぐに伸ばされるため、安定した緯入れが行われる。空気噴射期間の後半では、緯入れ用補助ノズルの噴射圧力が低くされるため、空気消費量が低減される。
好適な例では、前記高圧状態における空気噴射流速は、前記緯糸の先端の速度よりも速く、前記低圧状態における空気噴射流速は、前記緯糸の先端の速度よりも遅い。
空気噴射流速のこのような設定は、緯糸先端部の飛走姿勢を良好にし、しかも空気消費量を低減する。
請求項3乃至請求項7の本発明は、緯入れ用メインノズルから射出された緯糸が緯入れ用補助ノズルの空気噴射によって牽引して緯入れされるジェットルームにおける緯入れ装置を対象とし、請求項3の発明では、第1空気供給源と、前記第1空気供給源における供給圧力よりも低い供給圧力の第2空気供給源と、前記第1空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへ空気を供給する供給状態と、前記第1空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへの空気供給を停止する停止状態とに切り換えられる第1切り換え弁と、前記第2空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへ空気を供給する供給状態と、前記第2空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへの空気供給を停止する停止状態とに切り換えられる第2切り換え弁と、前記緯入れ用補助ノズルにおける空気噴射期間中の噴射圧力が前半の高圧状態から後半の低圧状態へ切り換わるように、前記第1切り換え弁と第2切り換え弁との切り換え状態を制御する制御手段とを備えている。
空気噴射期間中の前半では、第1切り換え弁が供給状態にされ、且つ第2切り換え弁が停止状態にされ、緯入れ用補助ノズルの噴射圧力は、空気噴射期間中の前半では高圧状態にされる。空気噴射期間中の後半では、第1切り換え弁が停止状態にされ、且つ第2切り換え弁が供給状態にされ、緯入れ用補助ノズルの噴射圧力は、空気噴射期間中の後半では低圧状態にされる。つまり、緯入れ用補助ノズルの噴射圧力は、高圧状態と低圧状態との2段階圧力波形となる。
好適な例では、前記制御手段は、前記緯糸の先端が前記緯入れ用補助ノズルの噴射指向領域を通過すると予想される通過予想タイミングに合わせて、前記第1切り換え弁の供給状態を停止状態に切り換えると共に、前記第2切り換え弁の停止状態を供給状態に切り換える。
複数の緯入れ用補助ノズルが同時に噴射する場合、つまり複数の緯入れ用補助ノズルによって1群の緯入れ用補助ノズル群が構成されている場合、緯入れ用補助ノズル群の噴射指向領域とは、緯入れ用補助ノズル群のうち緯入れ用メインノズル14から最も遠い緯入れ用補助ノズルの噴射指向領域のことである。緯入れ用補助ノズルの噴射圧力は、緯糸先端の通過に合わせて高圧状態から低圧状態へ切り換えられる。このような切り換えは、緯糸先端部を真っ直ぐに伸ばし、且つ空気消費量を低減させる。
請求項5の発明では、第1空気供給源と、第2空気供給源と、前記第1空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへ空気を供給する供給状態と、前記第1空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへの空気供給を停止する停止状態とに切り換えられる切り換え弁と、前記緯入れ用補助ノズルにおける空気噴射期間中に前記切り換え弁を供給状態から停止状態に切り換え制御する制御手段とを備え、前記第2空気供給源は、前記第2空気供給源は、蓄圧用の副室を形成する副室形成器と、前記切り換え弁から前記緯入れ用補助ノズルに至る空気供給経路と前記副室とを連通する空気出入り経路とを備えている。
切り換え弁が供給状態から停止状態に切り換えられると、緯入れ用補助ノズルの噴射圧力は、第1空気供給源の供給圧力から副室形成器の供給圧力に切り替わる。副室の空気は、第1空気供給源から供給されて貯留された空気であり、切り換え弁が供給状態から停止状態に切り換えられた後では、副室の空気が減圧しながら緯入れ用補助ノズルへ供給される。従って、緯入れ用補助ノズルの噴射圧力は、空気噴射期間中の前半の高圧状態から後半の低圧状態という2段階圧力波形となる。
好適な例では、前記空気出入り経路における通路断面積は、前記緯入れ用補助ノズルの噴射孔における通路断面積の総計の10%〜100%である。
空気出入り経路における通路断面積のこのような設定は、緯入れ用補助ノズルにおける空気噴射期間中の前半の高圧状態から後半の低圧状態への移行、つまり緯入れ用補助ノズルにおける2段階圧力波形の生成に好適である。
好適な例では、前記副室の容積は、前記空気供給経路の全通路容積の30%〜350%である。
副室の容積のこのような設定は、緯入れ用補助ノズルにおける空気噴射期間中の前半の高圧状態から後半の低圧状態への移行、つまり緯入れ用補助ノズルにおける2段階圧力波形の生成に好適である。
本発明は、緯入れの安定化を図りつつ空気消費量を一層低減することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図2(a)に示すように、11は巻付方式の緯糸測長貯留装置であり、糸巻き付け管110の回転によって緯糸Yが糸巻付面111上に巻き付けられる。糸巻付面111からの緯糸引き出し解舒は、電磁ソレノイド12の係止ピン121の出没動作によって制御される。電磁ソレノイド12の励消磁は、制御コンピュータCの指令制御によって行われ、制御コンピュータCは、緯糸解舒検出器13からの緯糸解舒検出情報に基づいて電磁ソレノイド12の励消磁を制御する。緯糸解舒検出器13は、糸巻付面111上の巻き糸の解舒を検出する。
図1(a)に示すように、スレイ36に装着された緯入れ用補助ノズル群15は、スレイ36上の変形筬37の緯糸案内通路371内に向けて空気を噴射する。図1(b)は、緯入れ用補助ノズル群15を示す。緯入れ用補助ノズル群15は、噴射孔38から空気を噴射する。
図2(a)に示すように、本実施形態では、複数群の緯入れ用補助ノズル群15〜18(本実施形態では8群であるが、4群のみ図示)が用いられており、緯入れ用メインノズル14の噴射作用によって糸巻付面111から引き出されて射出された緯糸Yは、複数の緯入れ用補助ノズル群15,16,17,18のリレー空気噴射へと受け継がれる。以下においては、全ての緯入れ用補助ノズル群を緯入れ用補助ノズル群15〜18と記す。
緯入れが良好に行われた場合には所定の機台回転角度範囲にて緯糸Yが緯糸検出器19によって検出される。緯糸検出器19からの緯糸有無検出信号は、制御コンピュータCに入力され、制御コンピュータCは、緯糸有無検出信号に基づいて、織機の運転継続及び停止のいずれかを選択する。
緯入れ用メインノズル14は、供給経路32及び電磁開閉弁20を介して空気供給タンク29に接続されている。緯入れ用補助ノズル群15〜18は、供給経路33及び電磁開閉弁21,22,23,24を介して、第1空気供給源としての空気供給タンク30に接続されている。又、緯入れ用補助ノズル群15〜18は、供給経路33の一部、供給経路33に合流する供給経路34、供給経路34上の逆止弁35及び電磁開閉弁25,26,27,28を介して、第2空気供給源としての空気供給タンク31に接続されている。
電磁開閉弁21〜24は、空気供給タンク30から緯入れ用補助ノズル群15〜18へ空気を供給する供給状態と、空気供給タンク30から緯入れ用補助ノズル群15〜18への空気供給を停止する停止状態とに切り換えられる第1切り換え弁である。
電磁開閉弁25〜27は、空気供給タンク31から緯入れ用補助ノズル群15〜18へ空気を供給する供給状態と、空気供給タンク31から緯入れ用補助ノズル群15〜18への空気供給を停止する停止状態とに切り換えられる第2切り換え弁である。
各電磁開閉弁20〜28の開閉制御は、制御コンピュータCからの指令により行われる。制御コンピュータCは、織機回転角度検出用のロータリーエンコーダ42から得られる織機回転角度検出情報に基づいて電磁開閉弁20〜28の開閉を制御する。
各空気供給タンク29,30,31は、圧力制御弁43,44,45を介して図示しない元圧タンクに接続されている。圧力制御弁43は、空気供給タンク29の圧力を調整するためのものである。圧力制御弁44は、空気供給タンク30の圧力を調整するためのものであり、圧力制御弁45は、空気供給タンク31の圧力を調整するためのものである。空気供給タンク30の圧力は、空気供給タンク31の圧力よりも高くしてある。
図3は、緯入れ用メインノズル14及び緯入れ用補助ノズル群15〜18における噴射圧力波形を表すタイミングチャートを示す。横軸は時間Tを表し、縦軸は緯入れされた緯糸の先端到達位置(緯入れ位置)を表す。横軸は、織機1回転(クランク角度360°の範囲)の一部の角度範囲を時間表示に置換したものである。
曲線Mは、緯入れ用メインノズル14の噴射圧力波形を表し、曲線E1,E2,E3,E4,E5,E6,E7,E8は、緯入れ用補助ノズル群15〜18の噴射圧力波形を表す。時期αは、糸巻付面111上の巻糸を係止ピン121の係止作用から解放開始するタイミングを表し、時期βは、糸巻付面111から引き出されている緯糸を係止ピン121によって係止するタイミングを表す。線Dは、緯糸Yの飛走状態の一例を示す。以下においては、曲線E1〜E8を噴射圧力波形E1〜E8と記す。
緯入れ用補助ノズル群15〜18のうちの1群(例えば緯入れ用補助ノズル群15)における空気噴射について説明する。図3におけるTは、電磁開閉弁21の励磁期間、即ち緯入れ用補助ノズル群15における空気噴射期間を表す。
制御コンピュータCは、緯糸Yの先端が緯入れ用補助ノズル群15を通過する少し前に電磁開閉弁21を励磁する。電磁開閉弁21は、励磁されて開状態になり、空気供給タンク30の空気が緯入れ用補助ノズル群15に供給されて緯入れ用補助ノズル群15が空気供給タンク30の圧力で空気を噴射開始する。緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力は、緯糸Yの先端が緯入れ用補助ノズル群15の位置を通過する際に最も高くなる。
図2(a)に示すFは、緯糸Yの飛走経路を示す。L1は、緯入れ用補助ノズル群15を構成する緯入れ用補助ノズル15A,15B,15C,15Dのうち、緯入れ用補助ノズル15Aの噴射指向領域(矢印R1で示す)に緯糸Yの先端が到達すると予想される緯入れ位置を示す。L2は、緯入れ用補助ノズル群15を構成する緯入れ用補助ノズル15A,15B,15C,15Dのうち、緯入れ用メインノズル14から最も遠い緯入れ用補助ノズル15Dの噴射指向領域(矢印R2で示す)に緯糸Yの先端が到達すると予想される緯入れ位置を示す。
図2(b)のグラフにおける波形Wは、緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力波形を表す。γは、緯糸Yの先端が緯入れ位置L1に到達すると予想されるタイミングであり、δは、緯糸Yの先端が緯入れ位置L2に到達すると予想されるタイミングである。緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力は、タイミングγからタイミングδにかけて空気供給タンク30の圧力となる。
緯糸Yの先端が緯入れ用補助ノズル群15の位置を通過した後、つまり、緯糸Yの先端が緯入れ位置L2を通過した後、制御コンピュータCは、電磁開閉弁21を消磁すると共に、電磁開閉弁25を励磁する。つまり、制御コンピュータCは、緯糸Yの先端が緯入れ用補助ノズル群15の噴射指向領域R2を通過すると予想される通過予想タイミングに合わせて、電磁開閉弁21を消磁すると共に、電磁開閉弁25を励磁する。電磁開閉弁21は、消磁されて閉状態になると共に、電磁開閉弁25は、励磁されて開状態になる。電磁開閉弁21が閉状態になると、緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力が徐々に低下してゆき、緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力が空気供給タンク31の圧力以下になると、逆止弁35が開く。これにより、空気供給タンク31の空気が電磁開閉弁25を経由して緯入れ用補助ノズル群15に供給され、緯入れ用補助ノズル群15が空気供給タンク31の圧力で空気を噴射する。
電磁開閉弁21の励磁開始時から空気噴射期間Tが経過すると、制御コンピュータCは、電磁開閉弁25を消磁する。電磁開閉弁25は、消磁されて閉状態となり、空気供給タンク31から緯入れ用補助ノズル群15への空気供給が停止されて緯入れ用補助ノズル群15における空気噴射が停止する。
他の緯入れ用補助ノズル群16〜18についても同様の空気噴射が各緯入れ用補助ノズル群16〜18の空気噴射期間内で行われる。
制御コンピュータCは、緯入れ用補助ノズル群15〜18における空気噴射期間中の噴射圧力が前半の高圧状態から後半の低圧状態へ切り換わるように、電磁開閉弁21〜24と電磁開閉弁25〜28との切り換え状態を制御する制御手段である。
噴射圧力波形E1〜E8のうち波形部分E11,E21,E31,E41,E51,E61,E71,E81は、電磁開閉弁21〜24が開状態にあるとき、つまり空気供給タンク30の空気が緯入れ用補助ノズル群15〜18へ供給されているときの、噴射圧力を表す。噴射圧力波形E1〜E8のうち波形部分E12,E22,E32,E42,E52,E62,E72,E82は、電磁開閉弁25〜28が開状態にあるとき、つまり空気供給タンク31の空気が緯入れ用補助ノズル群15〜18へ供給されているときの、噴射圧力を表す。緯入れ用補助ノズル群15〜18における空気噴射期間〔図では緯入れ用補助ノズル群15の空気噴射期間Tのみ示す〕中の噴射圧力は、前半の高圧状態から後半の低圧状態へと2段階に切り換わる。噴射圧力波形E1,E2,E3,E4は、前半の高圧噴射と後半の低圧噴射とからなる2段階噴射圧力波形である。
緯入れ用補助ノズル群15〜18は、緯糸Yの先端の飛走位置に合わせて、噴射圧力波形E1〜E8で示す2段階噴射圧力のリレー噴射を行ない、緯入れ用メインノズル14から射出された緯糸Yが前記2段階噴射圧力のリレー噴射によって、緯入れ末端側へ牽引されてゆく。
前半の高圧噴射の期間は、電磁弁1個当たりに接続される緯入れ用補助ノズルの個数(本実施形態では4個)によって変わってくる。即ち、電磁弁1個当たりに接続される緯入れ用補助ノズルの個数が少ないほど、高圧噴射期間は短くなり、電磁弁1個当たりに接続される緯入れ用補助ノズルの個数が多いほど、高圧噴射期間は長くなる。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1)緯入れ用メインノズル14の噴射圧力を高めて緯糸供給能力を高めると、図5に示すように、緯糸Yに緩みが生じる。しかし、緯入れ用補助ノズル群15〜18における空気噴射期間T中の噴射圧力を前半の高圧状態から後半の低圧状態へと2段階に切り換える空気噴射によれば、緯糸Yの先端部は、空気供給タンク30の圧力である高圧の噴射圧力にさらされて図5に示すように真っ直ぐに伸ばされる。空気噴射期間Tの後半では、緯入れ用補助ノズル群15〜18の噴射圧力が空気供給タンク30の圧力よりも低い空気供給タンク31の圧力である低圧の噴射圧力にされる。そのため、安定した緯入れが行われ、しかも空気消費量が低減される。
(2)緯入れ用補助ノズル群15〜18の高圧噴射における圧力、つまり空気供給タンク30の空気圧力は、緯糸案内通路371内の平均空気流速が緯糸搬送速度よりも速くなるように、設定する必要がある。
図4は、緯糸搬送速度に対する緯糸案内通路371内の平均空気流速の増加割合と空気消費量との関係、及び、前記増加割合と緯糸先端部の90°以上の折れ曲がり頻度との関係を示すグラフである。横軸は、前記増加割合を示し、左側の縦軸は、前記折れ曲がり頻度を示し、右側の縦軸は、空気消費量を示す。線Seは、空気消費量の変化を示し、線Keは、折れ曲がり頻度を示す。直線Soは、現状の空気消費量のレベルを示し、直線Koは、現状の折れ曲がり頻度のレベルを示す。
図4のグラフによれば、増加割合が10%〜20%の範囲であれば、緯糸先端部の飛走姿勢は良好である。増加割合をこの範囲よりも高くしても、緯糸先端部の折れ曲がり頻度が殆ど変わらず、空気消費量が増えてしまう。
一方、緯入れ用補助ノズル群15〜18の低圧噴射における圧力、つまり空気供給タンク31の空気圧力を、空気供給タンク30の空気圧力の40%〜60%の範囲に設定すれば、空気消費量の低減を図りつつ安定した緯入れを行なうことができる。この範囲よりも低くすると、緯糸Yの飛走安定性が徐々に悪くなり、この範囲よりも高くすると、空気消費量の低減率が小さくなる。
このように、高圧状態における空気噴射流速を緯糸Yの先端の速度よりも速くすると共に、低圧状態における空気噴射流速を緯糸Yの先端の速度よりも遅くするようにした空気噴射流速の設定は、緯糸先端部の飛走姿勢を良好にし、しかも空気消費量の低減を可能にする。
次に、図6〜図10の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符号を用い、その詳細説明は省略する。
図6に示すように、第2の実施形態では、第1の実施形態における空気供給タンク31及び電磁開閉弁25〜28の代わりに、蓄圧用の副室形成器39が用いられている。副室形成器39は、供給経路33に接続されている。
図7に示すように、副室形成器39は、副室391及び空気出入り経路40を備えており、副室391は、空気出入り経路40を介して電磁開閉弁21〜24よりも下流(電磁開閉弁21〜24と緯入れ用補助ノズル群15〜18との間)の供給経路33に連通されている。空気出入り経路40は、絞り機能を有している。本実施形態では、空気出入り経路40の通路断面積は、1個の電磁開閉弁に接続された1群の緯入れ用補助ノズル群の噴射孔38の断面積の総計の0.5倍に設定されている。又、本実施形態では、副室391の容積は、1個の電磁開閉弁に接続された1群の緯入れ用補助ノズル群に連なる全供給経路の容積の2倍に設定されている。
副室391に対する空気出入り経路40の接続縁401は、円弧形状の面取りを施されており、供給経路33に対する空気出入り経路40の接続縁402は、円弧形状の面取りを施されている。
緯入れ用補助ノズル群15〜18のうちの1群(例えば緯入れ用補助ノズル群15)における空気噴射について説明する。
緯糸Yの先端が緯入れ用補助ノズル群15を通過する少し前に、制御コンピュータCは、電磁開閉弁21を励磁する。電磁開閉弁21は、励磁されて開状態になり、空気供給タンク30の空気が緯入れ用補助ノズル群15に供給されて緯入れ用補助ノズル群15が空気供給タンク30の圧力で空気を噴射開始する。空気供給タンク30の空気は、空気出入り経路40を経由して副室391にも供給され、副室391の圧力が上昇する。
緯糸Yの先端が緯入れ用補助ノズル群15の位置を通過した後、制御コンピュータCは、電磁開閉弁21を消磁する。電磁開閉弁21は、消磁されて閉状態になる。電磁開閉弁21が閉状態になると、緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力が徐々に低下してゆく。これと同時に、副室391の空気が空気出入り経路40を経由して緯入れ用補助ノズル群15に供給され、副室391の圧力も徐々に低下し始める。緯入れ用補助ノズル群15の噴射圧力が低下する途中、緯入れ用補助ノズル群15の噴射圧力が副室391の圧力とほぼ同じ圧力となった圧力バランス段階で、緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力が暫くの間ほぼ一定圧力で推移する。
その後、副室391に残留する空気が緯入れ用補助ノズル群15から噴射され、副室391の空気圧力が低下していって緯入れ用補助ノズル群15からの空気噴射が終了する。
第2の実施形態における制御コンピュータCは、緯入れ用補助ノズル群15〜18における空気噴射期間中に、電磁開閉弁21〜24を供給状態から停止状態に切り換え制御する制御手段である。
図8のグラフにおける波形Poは、緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力波形を示し、図8のグラフにおける波形Qは、副室391における空気圧力波形を示す。図8のグラフから明らかなように、緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力の立ち上がり時間は、従来装置の場合〔図12参照〕と殆ど同じであり、噴射立ち上がり時間が長くなることはない。一方、緯入れ用補助ノズル群15における噴射圧力降下時間は、副室391を設けたことによって、従来装置の場合〔図12参照〕に比べて2倍程度長くなる。
他の緯入れ用補助ノズル群16〜18についても同様の空気噴射が行われる。緯入れ用補助ノズル群15〜18は、緯糸Yの先端の飛走位置に合わせて、噴射圧力波形Poで示す2段階噴射圧力のリレー噴射を行ない、緯入れ用メインノズル14から射出された緯糸Yが前記2段階噴射圧力のリレー噴射によって、緯入れ末端側へ牽引されてゆく。
第2の実施形態では以下のような効果が得られる。
(3)緯入れ用補助ノズル群15〜18における噴射圧力波形が副室391を設けたことによって2段階噴射圧力波形となり、第1の実施形態の場合と同様に、緯入れを安定に保った上で、空気消費量を大幅に削減することができる。
(4)図9のグラフにおける曲線Gは、空気出入り経路40における通路断面積を、緯入れ用補助ノズル群15〜18の内の1群における噴射孔38の全断面積で割った断面積比と、2段階噴射圧力波形の生成状態の良し悪しとの関係を示す。横軸は、空気出入り経路40における通路断面積を噴射孔38の全断面積で割った断面積比を示し、縦軸は、2段階噴射圧力波形の生成状態の良し悪しを示す。グラフ内の波形P1,P2,P3は、前記断面積比がg1,g2,g3である場合の緯入れ用補助ノズル群15〜18における噴射圧力波形の例を示す。
断面積比が10%を下回ると、2段階噴射圧力波形は殆ど生成されず、緯入れ用補助ノズル群15〜18における噴射圧力波形は、副室391を設けない場合と殆ど変わらない。断面積比が100%を超えると、緯入れ用補助ノズル群15〜18における噴射圧力の立ち上がり時間が大幅に増大し、適切な緯入れを行なうことができない。従って、断面積比を10%〜100%の範囲に設定すれば、安定した緯入れを確保しつつ空気消費量を大幅に低減できる2段階噴射圧力波形を適正に生成することができる。
(5)図10のグラフにおける曲線Hは、副室391における容積を、緯入れ用補助ノズル群15〜18の内の1群における供給経路の全容積で割った容積比と、2段階噴射圧力波形の生成状態の良し悪しとの関係を示す。横軸は、副室391の容積を前記供給経路の全容積で割った容積比を示し、縦軸は、2段階噴射圧力波形の生成状態の良し悪しを示す。グラフ内の波形P4,P5,P6は、前記断面積比がh1,h2,h3である場合の緯入れ用補助ノズル群15〜18における噴射圧力波形の例を示す。
容積比が30%を下回ると、2段階噴射圧力波形は殆ど生成されず、緯入れ用補助ノズル群15〜18における噴射圧力波形は、副室391を設けない場合と殆ど代わらない。断面積比が350%を超えると、高圧側の圧力値が大幅に低くなり、適切な緯入れを行なうことができない。又、緯入れ用補助ノズル群15〜18における各空気噴射期間が必要な緯入れ期間よりも長くなってしまい、空気消費量の低減効果が薄れてしまう。
従って、容積比を30%〜350%の範囲に設定すれば、安定した緯入れを確保しつつ空気消費量を大幅に低減できる2段階噴射圧力波形を生成することができる。
(6)空気出入り経路40の接続縁401,402を円弧形状に面取り形成した構成は、接続縁401,402での空気の流れの剥離を低減して圧力損失を抑制する。
(7)電磁開閉弁、圧力制御弁及び空気供給タンクの個数が第1の実施形態の場合に比べて半減する上に、逆止弁が不要となるため、イニシャルコストを大幅に削減することができる。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
○図11に示すように、副室391と供給経路33とを繋ぐ空気出入り経路に可変絞り機構41を設けてもよい。このようにすれば、2段階噴射圧力波形における低圧噴射圧力の値を簡単に変更することができる。
○副室の容積を可変可能な副室形成器39を採用してもよい。このようにすれば、緯入れ用補助ノズルにおける低圧噴射圧力の降下時間を簡単に変更することができる。
○第1の実施形態において、糸巻付面111上の巻き糸の解舒を検出する緯糸解舒検出器13によって得られる巻き糸解舒検出情報に基づいて、緯糸先端の飛走位置(緯入れ位置)を把握し、この把握結果に基づいて、電磁開閉弁21〜24及び電磁開閉弁25〜28の開閉タイミングを制御するようにしてもよい。
○第2の実施形態において、糸巻付面111上の巻き糸の解舒を検出する緯糸解舒検出器13によって得られる巻き糸解舒検出情報に基づいて、緯糸先端の飛走位置(緯入れ位置)を把握し、この把握結果に基づいて、電磁開閉弁21〜24の開閉タイミングを制御するようにしてもよい。
前記した実施形態から把握できる技術思想について以下にその効果と共に記載する。
〔1〕緯糸搬送速度に対する緯糸案内通路内の平均空気流速の増加割合は、10%〜20%の範囲であり、低圧噴射における圧力は、高圧噴射における圧力の40%〜60%の範囲である請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
空気消費量の低減を図りつつ安定した緯入れを行なうことができる。
第1の実施形態を示し、(a)は、緯入れ装置の斜視図。(b)は、緯入れ用補助ノズル群の図。 (a)は、緯入れ装置の模式図。(b)は、緯入れ用補助ノズル群における噴射圧力波形を示すグラフ。 リレー噴射を示すタイミングチャート。 緯糸速度に対する空気噴射流速の増加割合と、空気消費量と、緯糸先端部の折れ曲がり頻度との関係を示すグラフ。 緯糸の飛走状態を示す図。 第2の実施形態を示す緯入れ装置の模式図。 副室形成器39を示す要部側断面図。 緯入れ用補助ノズル群における噴射圧力波形、及び副室391における圧力変化を示すグラフ。 空気出入り経路における通路断面積を緯入れ用補助ノズル群の1群における噴射孔の全断面積で割った断面積比と、2段階噴射圧力波形の生成状態の良し悪しとの関係を示すグラフ。 副室における容積を緯入れ用補助ノズル群の1群における供給経路の全容積で割った容積比と、2段階噴射圧力波形の生成状態の良し悪しとの関係を示すグラフ。 別の実施形態を示す要部模式図。 緯入れ用補助ノズルにおける従来の空気噴射圧力波形を示すグラフ。 緯入れ用メインノズルによる緯糸供給速度と、緯入れ用補助ノズルによる緯糸搬送速度とを変えた場合における緯入れ特性の変化について調べた調査結果を示すグラフ。 緯糸先端部の折れ曲がりを示す図。
符号の説明
14…緯入れ用メインノズル。15〜18…緯入れ用補助ノズルとしての緯入れ用補助ノズル群。15A,15B,15C,15D…緯入れ用補助ノズル。30…第1空気供給源としての空気供給タンク。31…第2空気供給源としての空気供給タンク。21〜24…第1切り換え弁としての電磁開閉弁。25〜28…第2切り換え弁としての電磁開閉弁。38…噴射孔。39…副室形成器。391…副室。40…空気出入り経路。C…制御手段としての制御コンピュータ。Y…緯糸。T…空気噴射期間。

Claims (7)

  1. 緯入れ用メインノズルから射出された緯糸が緯入れ用補助ノズルの空気噴射によって牽引して緯入れされるジェットルームにおける緯入れ方法において、
    前記緯入れ用補助ノズルにおける空気噴射期間中の噴射圧力を前半の高圧状態から後半の低圧状態へ切り換えるジェットルームにおける緯入れ方法。
  2. 前記高圧状態における空気噴射流速は、前記緯糸の先端の速度よりも速く、前記低圧状態における空気噴射流速は、前記緯糸の先端の速度よりも遅い請求項1に記載のジェットルームにおける緯入れ方法。
  3. 緯入れ用メインノズルから射出された緯糸が緯入れ用補助ノズルの空気噴射によって牽引して緯入れされるジェットルームにおける緯入れ装置において、
    第1空気供給源と、
    前記第1空気供給源における供給圧力よりも低い供給圧力の第2空気供給源と、
    前記第1空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへ空気を供給する供給状態と、前記第1空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへの空気供給を停止する停止状態とに切り換えられる第1切り換え弁と、
    前記第2空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへ空気を供給する供給状態と、前記第2空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへの空気供給を停止する停止状態とに切り換えられる第2切り換え弁と、
    前記緯入れ用補助ノズルにおける空気噴射期間中の噴射圧力が前半の高圧状態から後半の低圧状態へ切り換わるように、前記第1切り換え弁と第2切り換え弁との切り換え状態を制御する制御手段とを備えたジェットルームにおける緯入れ装置。
  4. 前記制御手段は、前記緯糸の先端が前記緯入れ用補助ノズルの噴射指向領域を通過すると予想される通過予想タイミングに合わせて、前記第1切り換え弁の供給状態を停止状態に切り換えると共に、前記第2切り換え弁の停止状態を供給状態に切り換える請求項3に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
  5. 緯入れ用メインノズルから射出された緯糸が緯入れ用補助ノズルの空気噴射によって牽引して緯入れされるジェットルームにおける緯入れ装置において、
    第1空気供給源と、
    第2空気供給源と、
    前記第1空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへ空気を供給する供給状態と、前記第1空気供給源から前記緯入れ用補助ノズルへの空気供給を停止する停止状態とに切り換えられる切り換え弁と、
    前記緯入れ用補助ノズルにおける空気噴射期間中に前記切り換え弁を供給状態から停止状態に切り換え制御する制御手段とを備え、
    前記第2空気供給源は、蓄圧用の副室を形成する副室形成器と、前記切り換え弁から前記緯入れ用補助ノズルに至る空気供給経路と前記副室とを連通する空気出入り経路とを備えているジェットルームにおける緯入れ装置。
  6. 前記空気出入り経路における通路断面積は、前記緯入れ用補助ノズルの噴射孔における通路断面積の総計の10%〜100%である請求項5に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
  7. 前記副室の容積は、前記空気供給経路の全通路容積の30%〜350%である請求項5に記載のジェットルームにおける緯入れ装置。
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