JP2002220504A - 熱収縮性積層包装フイルム用バリヤー層組成物 - Google Patents

熱収縮性積層包装フイルム用バリヤー層組成物

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JP2002220504A
JP2002220504A JP2001019778A JP2001019778A JP2002220504A JP 2002220504 A JP2002220504 A JP 2002220504A JP 2001019778 A JP2001019778 A JP 2001019778A JP 2001019778 A JP2001019778 A JP 2001019778A JP 2002220504 A JP2002220504 A JP 2002220504A
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vinylidene chloride
film
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heat
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JP2001019778A
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Hideaki Kodera
秀章 小寺
Riyouko Hirata
領子 平田
Keiichi Yoda
桂一 依田
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱収縮性積層包装フィルムのバリヤー層を構
成するフィルムが、優れた押出し特性、バリヤー性と及
び熱収縮後の透明性を持つ塩化ビニリデン系共重合体組
成物を提供する。 【解決手段】 バリヤー層組成物を、塩化ビニリデン−
塩化ビニル共重合体 (A)の50〜95wt%と塩化ビニリデン−メチルア
クリレート共重合体 (B)の5〜50wt%の2種の共重合体からなる組成
物であり、かつ共重合体 (A)中の塩化ビニリデンのwt%(VA)と共重合体
(B)中の塩化ビニリデンのwt%(VB)との差が1
0以下であり、さらに共重合体組成物中の塩化ビニル成
分の割合が、0.5〜12wt%であり、かつメチルア
クリレート成分の割合が、0.5〜2.8wt%である
共重合体組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生肉や加工肉など
の不規則形状の食品を包装するに好適な包装材料であ
る、熱収縮性積層包装フイルム、特にそのバリヤー層及
び該フイルムを用いた包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】食品包装分野において、生肉、加工肉等
のその形状が不揃いかつ不規則な食品の包装には、一般
に収縮包装が最も適している。これらの食品の包装体の
輸送及び長期の保存を行う場合に、食品の鮮度を保持す
るために、食品中の水分保持や酸素による酸化劣化を防
止するために優れたバリヤー性を持つ熱収縮性積層包装
フイルムで包装を行うことは公知である。
【0003】これらの積層フィルムは、不規則な形状の
食品類を内容物として、熱収縮により内容物に密着させ
て包装する包装材として、ガスバリヤ−性に加えて、内
容物が鮮明に見える外観品位、内容物の鮮度を保持する
低温熱収縮性及び優れたハンドリング性等の特性を有す
ることで、使用されてきた。一般に、バリヤー性を持つ
ポリマーとして、塩化ビニリデン系共重合体(以下PV
DCと略す)は、水蒸気や酸素などのガスバリヤー性や
耐油性に優れた特性を持つので、押出加工され食品包装
用フィルムなどに使用されている。
【0004】しかし、通常の塩化ビニリデン系共重合体
からフィルムを得るには、共重合体の熱安定性が悪く、
熱分解しやすいので押出加工が不安定となったり、照射
時にフィルムの黄変を生じたりするため、その特性を生
かした均質な包装用フィルムを得ることは困難であっ
た。それらの改良を行うために、EP204918号や
特開昭62−3948では、ガスバリヤー層に塩化ビニ
リデン−メチルアクリレート共重合体を用いることで照
射時の変色を抑制した多層フィルムで該多層フィルムが
約1〜約5メガラッドの線量レベルに照射されたもので
あるプライマル及びサブプライマル肉切身及び加工肉を
包装するのに適した熱収縮性二軸延伸多層フィルムを提
案している。
【0005】また、特公昭58−43024号公報で
は、EVA/PVDC/架橋EVAの3層積層筒状フィ
ルム、特公昭60−40988号公報では、特定ポリオ
レフィン混合樹脂/PVDC/特定ポリオレフィン混合
樹脂の3〜5層の積層フィルムが記載されている。さら
に特公平4−4149号公報では、特定の架橋ポリオレ
フィン樹脂層/PVDC層/特定の架橋ポリオレフィン
樹脂層の3〜5層の積層フィルムからなることが記載さ
れている。
【0006】この中で、バリヤ−層としてPVDCは、
コモノマーの塩化ビニル成分が10〜25wt%である
共重合体やコモノマーのメチルアクリレート成分が3〜
15wt%である共重合体を用いることが記載されてい
る。バリヤ−層を構成するPVDCは、電子線の照射を
受けると黄変色や劣化するため、積層体にした状態での
照射架橋が困難である。このバリヤ−層の劣化を抑制す
る積層フィルムの製造方法として、外表面層からの電子
線照射の方法を改良することによって熱収縮性積層包装
フイルム得る方法を開示している。
【0007】しかし、依然としてPVDC層の劣化や透
明性が阻害される欠点を有している。そのため、PVD
C層の構成は、積層フィルムの性能を改良するために重
要と考えられ、改良が行われてきている。例えば、PV
DCの黄変を改良するために、EP第204918号に
は塩化ビニリデン−メチルアクリレート共重合体を収縮
性多層フイルムのバリヤー層として使用することが記載
されている。この共重合体は放射線を照射されたとき、
または高温に長く貯蔵されたときに著しく褪色しないこ
とが挙げられている。しかし、押出加工性が劣る欠点を
有している。
【0008】さらに、PVDC層の特性を改良するため
に、米国特許第4798751号明細書にはバリヤー層
として約2.9〜約13.5wt%のメチルアクリレー
トと約2.9〜約11.6wt%の塩化ビニルを含む塩
化ビニリデン−メチルアクリレート共重合体及び塩化ビ
ニリデン−塩化ビニル共重合体からなる配合物を含む熱
収縮性多層フイルムが記載され、公知の塩化ビニリデン
−塩化ビニル共重合体層で生ずる、押出加工時の熱劣化
による黄変や熱加工や放射線の照射や貯蔵時に該層が分
解することにより、著しく黄変することなどの欠点を改
良できると記載されている。しかし、塩化ビニリデン−
メチルアクリレート共重合体は熱安定性に乏しく、フイ
ルムへの押出し加工条件の幅が狭いため安定的に均質な
フィルムに加工することが困難であった。
【0009】また、特開平6−220284には、塩化
ビニリデン−塩化ビニル共重合体と塩化ビニリデン−メ
チルアクリレート共重合体の配合物であって、配合物中
の塩化ビニル成分が12wt%以上、メチルアクリレー
ト成分が、2.8wt%未満である配合物を用いること
により、押出加工性が改良されることが記載されてい
る。しかし、押出加工性は改良されるが、得られる共重
合体配合物のバリヤ−特性は、十分なものではなかっ
た。
【0010】また、従来の積層フィルムは、PVDC層
に十分な延伸配向効果を与えることが出来ないため熱収
縮率が乏しく、積層体を熱収縮させた場合、PVDC層
が十分収縮しないため折れ曲がり、収縮後の積層体の透
明性を著しく低下する欠点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】押出加工特性に優れ、
かつフィルムのガスバリヤー性、低温特性及び収縮後の
透明性の優れた熱収縮性積層包装フイルムを提供するこ
と。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するため、バリヤー層において、塩化ビニリデン−
塩化ビニル共重合体及び塩化ビニリデン−メチルアクリ
レート共重合体からなる組成物として、塩化ビニリデン
成分の割合が特定の範囲にある共重合体を組み合わせる
ことにより、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体の単
独もしくは塩化ビニリデン−メチルアクリレート共重合
体の単独で要求されるものよりも、押出加工特性に優
れ、かつガスバリヤー性、低温特性及び収縮後の透明性
を持つ熱収縮性積層包装フイルムを得ること、それから
形成された包装体となることにより、上記の特性を一層
向上させることが可能であることを見出し、本発明をな
すに至った。
【0013】すなわち本発明は、下記の通り。 1.塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体(A)の50
〜95wt%と塩化ビニリデン−メチルアクリレート共
重合体(B)の5〜50wt%の2種の共重合体からな
る組成物であり、かつ共重合体(A)中の塩化ビニリデ
ン成分のwt%(VA)と共重合体(B)中の塩化ビニ
リデン成分のwt%(VB)との差が10以下である下
記(1)式を満たし、さらに共重合体組成物中の塩化ビ
ニル成分の割合が、0.5〜12wt%であり、かつメ
チルアクリレート成分の割合が、0.5〜2.8wt%
である共重合体組成物からなることを特徴とする熱収縮
性積層包装フイルム用バリヤー層組成物。 |(VA−VB)| ≦ 10 … (1) (VAは、共重合体(A)中の塩化ビニリデン成分のw
t%、VBは、共重合体(B)中の塩化ビニリデン成分
のwt%を表す。)
【0014】2.上記1.記載のバリヤー層組成物から
なるフィルムをバリヤー層とし、架橋ポリオレフィンを
外表面層とする熱収縮性積層包装フイルム。 3.上記2.記載の熱収縮性積層包装フイルムによって
包装された包装体。
【0015】本発明でバリヤー層組成物の形成に用いる
塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体(A)は、塩化ビ
ニリデン成分のwt%(VA)が、70〜95wt%、
好ましくは80〜92wt%、より好ましくは85〜9
0wt%の割合であり、塩化ビニル成分を、5〜30w
t%、好ましくは8〜20wt%、より好ましくは10
〜15wt%の割合で含む。また、重量平均分子量は、
70,000〜160,000、好ましくは80,00
0〜130,000である。
【0016】上記、塩化ビニル成分の割合の範囲と重量
平均分子量は、押出加工時の加工安定性および成形フィ
ルムのガスバリヤー性と延伸加工性の観点から好まし
い。該塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体(A)は、
乳化重合もしくは懸濁重合によって得ることが出来る。
また、塩化ビニリデン−メチルアクリレート共重合体
(B)は、塩化ビニリデン成分のwt%(VB)が、8
5〜97wt%、好ましくは88〜95wt%、より好
ましくは91〜93wt%の割合であり、メチルアクリ
レート成分を、3〜15wt%、好ましくは5〜12w
t%、より好ましくは7〜9wt%の割合で含む。ま
た、重量平均分子量は、70,000〜160,00
0、好ましくは80,000〜130,000である。
また、重量平均分子量は、70,000〜200,00
0、好ましくは80,000〜160,000である。
【0017】上記、メチルアクリレート成分の割合の範
囲と重量平均分子量は、押出加工時の加工安定性および
成形フィルムのガスバリヤー性、延伸加工性、低温特性
及び熱収縮性の観点から好ましい。該塩化ビニリデン−
メチルアクリレート共重合体(B)は、乳化重合もしく
は懸濁重合によって得ることが出来る。該塩化ビニリデ
ン−メチルアクリレート共重合体(A)と塩化ビニリデ
ン−メチルアクリレート共重合体(B)の配合割合は、
共重合体(A)の50〜95wt%と共重合体(B)の
5〜50wt%、好ましくは共重合体(A)の60〜9
0wt%と共重合体(B)の10〜40wt%、より好
ましくは共重合体(A)の65〜80wt%と共重合体
(B)の20〜35wt%である。
【0018】押出加工時の加工安定性、延伸加工性、成
形フィルムのガスバリヤー性、熱収縮性及び低温特性の
観点から、上記範囲が好ましい。さらに、共重合体
(A)中の塩化ビニリデン成分のwt%(VA)と共重
合体(B)中の塩化ビニリデン成分のwt%(VB)と
の差が10以下である下記(1)式を満たす組成物であ
る。好ましくは、5以下である。 |(VA−VB)| ≦ 10 … (1) (VAは、共重合体(A)中の塩化ビニリデン成分のw
t%、VBは、共重合体(B)中の塩化ビニリデン成分
のwt%を表す。) |(VA−VB)|の計算値が、10以下であると、共
重合体(A)と共重合体(B)との相溶性が向上する目
的で好ましく、特に熱収縮後の透明性が優れる。さらに
包装機械適性、低温特性及び延伸加工性の点から望まし
い。
【0019】また、各共重合体の配合が、容易に十分行
われ、押出機内部で均一溶融しやすくして、成形フィル
ムの品質上好ましくない樹脂の分解、未溶融などにより
生成するフィッシュアイの発生を低減させるため、容易
にフィルムに加工できる。また、押出加工性とガスバリ
ヤー性のバランスを取り易いので、さらに好ましい。さ
らに、積層フィルムの熱収縮後の透明性が優れる。ま
た、得られる共重合体組成物中の塩化ビニル成分の割合
が、0.5〜12wt%であり、かつメチルアクリレー
ト成分の割合が、0.5〜2.8wt%である。好まし
くは塩化ビニル成分の割合は、1.5〜9wt%であ
り、かつメチルアクリレート成分の割合は、1.5〜
2.5wt%である。
【0020】塩化ビニル成分の割合は、押出加工性や熱
収縮性の点で0.5wt%以上が、フィルムの黄変発生
防止の点で12wt%以下が好ましい。また、メチルア
クリレート成分の割合は、熱収縮性や低温特性、フィル
ムの黄変発生防止の点で、1.5wt%以上、安定した
押出加工性の点で、2.5wt%以下が好ましい。
【0021】本発明の組成物は、該組成物の特性を阻害
しない範囲に置いて、可塑剤及び/または安定剤等を配
合しても良い。一般的に、液状の可塑剤を用いることが
好ましい。例えば、エポキシ化ダイズ油、エポキシ化ア
マニ油などのエポキシ化油、セバシン酸ジブチル、グリ
セリンモノステアレート等が含まれる。この中ではセバ
シン酸ジブチル、エポキシ化アマニ油を使用するのが好
ましい。
【0022】例えば、上記可塑剤と安定剤は、組成物1
00質量部に対して、約0.1〜約8質量部が好まし
く、より好ましくは0.1〜6質量部の範囲で添加す
る。これらの添加剤は、その一部または全てを塩化ビニ
リデン系共重合体(A)または塩化ビニリデン系共重合
体(B)の重合中に加えてもよい。添加剤は押出時に、
塩化ビニリデン系共重合体に相溶または吸収され、押出
加工性を容易にする。さらに、フィルム成形後は、共重
合体組成物に移行し、フィルムのガスバリヤー性に影響
するので押出加工性とのバランスがとれたフィルムを得
る添加量とする。
【0023】また、本発明の組成物には、公知の熱安定
剤、加工助剤、光安定剤、滑剤、抗酸化剤、界面活性剤
などの添加剤を配合することができる。具体的にはジオ
クチルフタレート、アセチルトリブチルサイトレート、
ジブチルセバケート、ジオクチルセバケート、ジオクチ
ルアジメート及びジイソブチルアジペート、アルキルエ
ステルのアミド誘導体、酸化ポリエチレン、パラフィン
ワックス、ポリエチレンワックス、モンタンエステルワ
ックスなどのワックス類等の可塑剤、熱安定剤、加工助
剤、滑剤として作用のあるもの、および、ソルビタン脂
肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル類等の界面活性剤など、各種添加剤が挙げられ
る。
【0024】上記の添加剤は必要に応じて使用するのが
好ましい。本発明の組成物を得るために、塩化ビニリデ
ン共重合体(A)および塩化ビニリデン共重合体(B)
および添加剤の混合方法は特に制限されるものではな
く、得られる塩化ビニリデン系共重合体組成物の均一性
の点から次の様な方法が適用できる。例えば、好ましい
混合装置としては、2本ロール機による混練、羽根ブレ
ンダーやリボンブレンダー等のブレンダーによる混合、
ヘンシェル高速ミキサーによる混合などの公知の乾燥混
合装置が挙げられる。
【0025】また、塩化ビニリデン系共重合体組成物を
押出す直前に押出機の機上ホッパー装置内でスクリュー
フィーダーなどを使用してこれらの原料を混合する方法
を用いても良い。混合により得られた塩化ビニリデン系
共重合体組成物は粉体状もしくは、ペレットの形状で押
出加工され、フィルムの成形に使用される。成形方法と
しては当業者に公知のような、例えばサーキュラーダイ
によるインフレーション押出成形法などが適用できる。
特に好ましくは二軸延伸により配向して得られるフィル
ムは熱収縮性を有し、熱収縮性積層包装フイルムとして
好適に用いられる。延伸倍率としては縦方向に2.0〜
4.5倍、横方向に3.0〜5.0倍が好ましい。フィ
ルム厚さはフィルムとして5〜20μm、好ましくは8
〜15μmである。
【0026】本発明の塩化ビニリデン共重合体組成物
は、非常に均質であり、このことが押出加工性や延伸性
を安定維持させる。押出機のモーターの負荷の変動、押
出量の変動が小さく抑えられる。これによりダイ流出口
での樹脂の付着分解、樹脂の着色及び分解物の流出など
の低減、インフレーション成形時のバブルの破裂の減少
などの押出性がさらに改良される。また、これらの塩化
ビニリデン共重合体含有樹脂組成物から得られるフィル
ムをガスバリヤ層に配置して、共押出法、ラミネート法
により多層フィルム、シートにすることができる。
【0027】本発明で外層もしくは内層に使用されうる
ポリオレフィンとしては、高密度ポリエチレン(HDP
E)、中密度ポリ エチレン(MDPE)、低密度ポリ
エチレン(LDPE)ポリプロピレン(PP)、酢酸ビ
ニル含有量5〜20wt%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体(EVA)、エチルアクリレート含有量5〜20wt
%のエチレン−エチルアクリレー ト共重合体(EE
A)、エチレン含有量2〜7wt%のエチレン−プロピ
レン共重合体(Et−PP)、メタクリル酸含有量5〜
20wt%のエチレン−メタクリル酸共重合体 (EM
AAc)、アクリル酸含有量5〜20wt%のエチレン
−アクル酸共重合体(EMAAc)、線状低密度ポリ
エチレン即ちエチレン−(C4〜C12)αオレフィン
共重合体(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(VL
DPE)、アイオノマー等が例示される。
【0028】特に、LDPE、EVA、EEA、Et−
PP、EMAAc、LLDPE、VLDPE及びこれら
の2種以上の混合物が好ましい。また、最外層とバリヤ
−層との接着層として接着性熱収縮性樹脂層としては、
エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)、エチレン
ーエチルアクリレート共重合体樹脂(EEA)、エチレ
ンーアクリル酸共重合体樹脂(EAA)等の公知の樹脂
を用いることも可能である。
【0029】本発明の積層フィルムにおいて、フィルム
全層の厚さは30〜100μmの範囲が好ましく、より
好ましくは40〜80μmの範囲である。厚みは、機械
的強度の点で30μm以上、フィルムのヒートーシール
に要する時間の点で、100μm以下が好ましい。積層
フィルムの中でバリヤ−層の厚みは3〜20μmの範囲
が好ましい。バリヤ−層の厚みは、積層フィルムのガス
バリア性の点で、3μm以上、積層フィルムの耐酷使性
の点で、20μ m以下が好ましい。
【0030】また、外表面樹脂層の厚みは2 〜50μ
mの範囲が好ましく、より好ましくは5〜40μmの範
囲である。厚みは、バッグの外表面同士の熱融着防止の
点で、2μm以上、積層フィルムの反り発生防止の点
で、50μm以下が好ましい。熱シール性樹脂層の厚み
は5〜40μmの範囲が好ましく、より好ましくは5〜
30μmの範囲である。厚みは、シール部の耐油性や機
械的強度の点で、5μm以上、積層フィルムの反り発生
防止の点で、40μm以下が好ましい。
【0031】次に積層フィルムの製造方法は、特公平4
−4149号公報に開示されているのと同様にして、
円環状多層ダイを用いて、本発明の塩化ビニリデン系共
重合体から得られるフィルムをバリヤ−層として、その
両面に隣接して、接着性熱収縮性樹脂層を介して外表面
樹脂層、熱シール性樹脂層を配した筒状積層体を共押出
法により形成し、この筒状物の外面から電子線を照射し
た後、筒状積層体を延伸して、架橋ー延伸効果を活用す
る架橋ー延伸方法であり製造することができる。
【0032】成膜された筒状フィルムは、その片端をヒ
ートシールし、ヒートシールされた線に沿って切断され
て、筒状バッグとして生肉等の包装に用いられる。本発
明の組成物をバリヤ−層とする熱収縮性積層包装フイル
ムは、公知の方法で食品の包装に使用される。例えば、
熱収縮性積層包装フイルムをチューブフイルムとして製
造し、平らにしたチューブフイルムを横の方向にシール
し、横切って切断して別々の袋を製造してもよい。ま
た、チューブフイルムを一方の端に沿って切り、その後
フイルムを横にシールした後、切断して袋を製造しても
よい。
【0033】本発明の組成物をバリヤ−層とする熱収縮
性積層包装フイルムから得られた包装材または袋は、例
えば未調理の肉、家きん肉、魚、加工肉及びチーズ等の
包装に使用される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれにより限定されるもので
はない。実施例及び比較例では、下記の共重合体を用い
た。 塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体(A) ・PVDC(A1):塩化ビニル含量10wt%、重量
平均分子量 9万 ・PVDC(A2):塩化ビニル含量10wt%、重量
平均分子量12万 ・PVDC(A3):塩化ビニル含量15wt%、重量
平均分子量 9万 ・PVDC(A4):塩化ビニル含量15wt%、重量
平均分子量11万 ・PVDC(A5):塩化ビニル含量20wt%、重量
平均分子量 9万 ・PVDC(A6):塩化ビニル含量20wt%、重量
平均分子量11万
【0035】塩化ビニリデン−メチルアクリレート共重
合体(B) ・PVDC(B1):メチルアクリレート含量5wt
%、重量平均分子量 9万 ・PVDC(B2):メチルアクリレート含量8wt
%、重量平均分子量 9万 ・PVDC(B3):メチルアクリレート含量8wt
%、重量平均分子量13万 ・PVDC(B4):メチルアクリレート含量15wt
%、重量平均分子量11万
【0036】本発明における特性の測定方法及び評価方
法を示す。 1)組成物の熱安定性試験 共重合体組成物の熱安定性の試験は、ラボプラストミル
(東洋精機社製)を用いて試験温度は160℃で行っ
た。ローターの回転速度は、70pmとした。試料は、
60gとし、表1に示した割合で共重合体を配合して、
次の手順で試験を開始した。 試料添加部を160℃に
予熱しておき、ローターの回転速度を70pmとした。
その後、約1分で、試験試料を投入した後、4分後に最
初の標本を採取し、順次1分間隔で標本を採取してい
き、試料が熱分解を開始するまで採取した。熱分解は、
試験試料の黒い褪色の発生見られた時と判断した。 記号 水準値及び評価 ◎ : 15分間以上、熱分解を発生しなかった。 ○ : 10分間以上、熱分解を発生しなかった。 × : 7分間以内に熱分解を生じた。
【0037】2)酸素ガス透過性:作成したフィルム
は、ASTM D−3985に準じて、酸素透過性を測
定した。酸素ガス透過度測定装置を用いて、20℃、7
5%相対湿度で測定した。 (単位はcc/m2・24hrs) 記号 水準値及び評価 ◎ : 酸素透過度が、10以下の場合。 ○ : 酸素透過度が、10〜25の場合。 × : 酸素透過度が、26以上の場合。
【0038】3)低温特性試験: <低温熱収縮性>縦及び横10cmの正方 形に切断し
たフィルムを75℃の熱水中に5秒間浸漬し、弛緩状態
で収縮させ、縦及び横の元の長さに対する収縮率を平均
して収縮率とする。なお、測定は成膜後15℃にて1週
間保管したフィルムを用いて行った。 記号 水準値及び評価 ◎ : 収縮率が33%以上、低温熱収縮性が非常に優
れる。 ○ : 収縮率が28%以上33%未満、低温熱収縮性
が優れる。 × : 収縮率が28%未満、低温熱収縮性が非常に劣
る。
【0039】4)収縮後の透明性 上記処理を行った後のフィルムの透明性を熱収縮後の透
明性として、ASTMD−1003に準じて、フィルム
の透明性をヘイズとして測定した。 記号 水準値及び評価 ◎ : ヘイズ15未満である ○ : ヘイズ15〜25の範囲。 × : ヘイズ25以上である場合。
【0040】<総合評価> 記号 水準値及び評価 ◎ : 各 評価項目全てを◎として満足する。 ○ : 各 評価項目を満足するが、○を一部含む場
合。 × : 熱収縮性積層包装フイルムの特性に劣る。
【0041】
【実施例1】直径40mm押出し機を使用し、70質量
部の共重合体(A1)と30質量部の共重合体(B1)
及び安定剤としてエポキシ化アマニ油(ELO)1.5
部の組成物を混合し冷却した後、常法によって10℃の
冷却槽で急冷し、20℃の温水浴槽を通過させ、2組の
回転表面速度の異なるピンチロール間で空気を圧入して
膨張させ、延伸配向させた。得られたフィルムの厚みは
シングルで10μmであった。組成物の配合割合及び特
性の評価結果を、表1に示した。
【0042】
【実施例2】共重合体(A2)80質量部、共重合体
(B2)20質量部と変更した以外は実施例1と同様に
行った。
【0043】
【実施例3】共重合体(A3)70質量部、共重合体
(B2)30質量部と変更した以外は実施例1と同様に
行った。
【0044】
【実施例4】共重合体(A1)75質量部、共重合体
(B3)25質量部と変更した以外は実施例1と同様に
行った。
【0045】
【実施例5】共重合体(A2)70質量部、共重合体
(B3)30質量部と変更した以外は実施例1と同様に
行った。
【0046】
【比較例1】共重合体(A5)80質量部、共重合体
(B2)20質量部と変更した以外は実施例1と同様に
行った。組成物の配合割合及び特性の評価結果を、表2
に示した。
【0047】
【比較例2】共重合体(A6)70質量部、共重合体
(B3)30質量部と変更した以外は実施例1と同様に
行った。
【0048】
【比較例3】共重合体(A6)70質量部、共重合体
(B4)30質量部と変更した以外は実施例1と同様に
行った。
【0049】
【比較例4】共重合体(A1)70質量部、共重合体
(B4)30質量部と変更した以外は実施例1と同様に
行った。 <熱収縮性積層包装フイルムの作成と評価>
【0050】
【実施例6】熱収縮性積層包装フイルムの作成には、包
装体の外層から内層に向け、外表面層(S1層)/接着
性熱収縮層(T1層)/塩化ビニリデン系組成物層(C
層)/接着性熱収縮層(T2層)/外表面層(S2層)
の構成とし、各層に次の共重合体を用いた。 ・VL1 :エチレン−オクテン−1共重合体(密度
0. 905g/cm3、融点123℃、MI=0.8
g/10分、ダウケミカル社製「アテイン4203」相
当品) ・EVA1:エチレン−酢酸ビニル共重合体(密度0.
936g/cm3、酢酸ビニル含量15wt%、融点
9 1℃、MI=1.5g/10分、東ソー社製「ウル
トラセンUE630」相当品) ・SC1:エチレン−オクテン−1共重合体(密度0.
895g/cm3、融点94℃、MI=1.6g/10
分、ダウケミカル社製「アフィニティーPF1140」
相当)
【0051】4台の押出機を使用して、S1層にVL1
からなる層を、T1層とT2層にEVA1からなる層
を、C層に共重合体組成物(実施例1の組成物から得ら
れる)フィルムからなるバリヤ−層を、S2層にSC1
から なる層を用いて、各層をS1/T1/C/T2/
S2(=10%/20%/10%/40%/20%)の
5層構造にしてサーキュラー多層ダイから押出し、押し
出した積層体を20℃の冷水で急冷して折り畳み、折り
幅100mm、厚み660μmのパリソンを得た。この
パリソンにENERGYSCIENCE INC.製の
エレクトロカーテン<登録商標>(非走査型)を用い
て、加速電圧175KV、照射線量12メガラッドの条
件で電子線照射を行った。
【0052】架橋されたパリソンに空気を注入し、約8
0℃に加熱し、縦約3倍、横約4倍にインフレーション
2軸延伸して折り幅400mm、平均厚み55μmの筒
状フィルム500mを3インチの塩化ビニル製ボビンに
巻き取り、500m巻きのフィルムを計3巻を得た。ま
た、得られた筒状フィルムの片端を最高強度が出る条件
でヒートシールを行い、ヒートシール線に沿って切断
し、折り幅400mm、長さ650mmのバッグを製作
した。熱収縮性積層包装フイルムの特性の評価結果を、
表1に示した。
【0053】
【実施例7】C層のバリヤー層を、実施例2から得られ
る共重合体組成物とした以外は、実施例6と同様に行っ
た。
【0054】
【実施例8】C層のバリヤー層を、実施例3から得られ
る共重合体組成物とした以外は、実施例6と同様に行っ
た。
【0055】
【実施例9】C層のバリヤー層を、実施例4から得られ
る共重合体組成物とした以外は、実施例6と同様に行っ
た。
【0056】
【実施例10】C層のバリヤー層を、実施例5から得ら
れる共重合体組成物とした以外は、実施例6と同様に行
った。
【0057】
【比較例5】C層のバリヤー層を、比較例1から得られ
る共重合体組成物とした以外は、実施例6と同様に行っ
た。熱収縮性積層包装フイルムの特性の評価結果を、表
2に示した。
【0058】
【比較例6】C層のバリヤー層を、比較例2から得られ
る共重合体組成物とした以外は、実施例6と同様に行っ
た。
【0059】
【比較例7】C層のバリヤー層を、比較例3から得られ
る共重合体組成物とした以外は、実施例6と同様に行っ
た。
【0060】
【比較例8】C層のバリヤー層を、比較例4から得られ
る共重合体組成物とした以外は、実施例6と同様に行っ
た。実施例および比較例から、本発明により押出加工性
に優れ、低温特性、ガスバリヤー性に関してバランスの
とれたフィルムが得られることが実証された。また、本
発明の該塩化ビニリデン系共重合体組成物から得られる
熱収縮性積層包装フイルムは、熱収縮後の透明性に優
れ、内容物を充填し熱水ボイルを施した後の透明性が明
らかに改良されたものであることが実証された。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【発明の効果】本発明の共重合体組成物から得られるバ
リヤー層及びこれを用いた熱収縮性積層包装フイルム
は、生肉、加工肉等の食品類を内容物とし、これを熱収
縮包装して包装体にする用途に利用する場合に、優れた
押出特性、ガスバリヤー性及び熱収縮後の透明性を有す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 214:06) C08F 214:06) (C08F 214/08 (C08F 214/08 220:18) 220:18) Fターム(参考) 3E086 AD16 BA04 BA15 BB01 BB42 BB67 BB77 BB90 CA01 CA04 4F100 AK03B AK15A AK16A AK25A AK62 AK68 AL01A BA02 BA07 EH23 EJ37 GB15 JB12B JD02 JD02A YY00A 4J002 BD051 BD101 BD102 BG062 GF00 GG02 4J100 AC03Q AC04P AL03Q CA04 DA00 JA58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体
    (A)の50〜95wt%と塩化ビニリデン−メチルア
    クリレート共重合体(B)の5〜50wt%の2種の共
    重合体からなる組成物であり、かつ共重合体(A)中の
    塩化ビニリデン成分のwt%(VA)と共重合体(B)
    中の塩化ビニリデン成分のwt%(VB)との差が10
    以下である下記(1)式を満たし、さらに共重合体組成
    物中の塩化ビニル成分の割合が、0.5〜12wt%で
    あり、かつメチルアクリレート成分の割合が、0.5〜
    2.8wt%である共重合体組成物からなることを特徴
    とする熱収縮性積層包装フイルム用バリヤー層組成物。 |(VA−VB)| ≦ 10 … (1) (VAは、共重合体(A)中の塩化ビニリデン成分のw
    t%、 VBは、共重合体(B)中の塩化ビニリデン成分のwt
    %を表す。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバリヤー層組成物からな
    るフィルムをバリヤー層とし、架橋ポリオレフィンを外
    表面層とする熱収縮性積層包装フイルム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の熱収縮性積層包装フイル
    ムによって包装された包装体。
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