JP2002220394A - オリゴマーのシラセスキオキサン、その製造法および該化合物の使用 - Google Patents

オリゴマーのシラセスキオキサン、その製造法および該化合物の使用

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JP2002220394A JP2001370228A JP2001370228A JP2002220394A JP 2002220394 A JP2002220394 A JP 2002220394A JP 2001370228 A JP2001370228 A JP 2001370228A JP 2001370228 A JP2001370228 A JP 2001370228A JP 2002220394 A JP2002220394 A JP 2002220394A
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ヨスト カールステン
Hendrikus Cornelis Louis Abbenhuis
コーネリス ルイス アベンフイス ヘンドリクス
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ダヌータ スコヴロンスカ−プタシンスカ マリア
Adolf Dr Kuehnle
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    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 これまで入手することができなかったオリゴ
マーのシラセスキオキサンならびに該化合物を製造する
ための効率的な方法を提供する。 【解決手段】 オリゴマーのシラセスキオキサン(I)
を、Xが加水分解可能な基または縮合反応可能な基であ
ってもよい式RSiXで示されるモノマーの縮合によ
って製造する方法の場合には、縮合を0.2モル/lを
超えるモノマー濃度を有する溶液中で実施する。 〔Rがアルキル、シクロヘキシル以外のシクロアルキ
ル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シク
ロアルキニル、アリールおよび/またはヘテロアリール
である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、式RSi
(R=アルキル、シクロアルキル(c−C、c−
、c−C、c−C13、c−C
15、c−C 17、c−C1019)、アルケニ
ル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニ
ル、アリール、ヘテロアリール)で示されかつ構造式I
【0002】
【化5】
【0003】〔式中、Rは前記のものを表わす〕で示さ
れるオリゴマーのシラセスキオキサンならびに式R
(R=アルキル、シクロアルキル、アルケニ
ル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニ
ル、アリール、ヘテロアリール)で示されかつ構造式I
で示されるオリゴマーのシラセスキオキサンの製造法、
ならびに完全には縮合されていないシラセスキオキサ
ン、触媒およびその出発化合物ならびにポリマーを合成
するための前記化合物の使用に関する。
【0004】
【従来の技術】オリゴマーのシラセスキオキサンは、広
い使用分野をもつポリマーを合成するための出発物質と
して使用されることができる。このポリマーは、例えば
塗料の形で使用することができるかまたは充填剤として
使用することができる。ポリシラセスキオキサンは有機
成分および無機成分を含有するので、このポリシラセス
キオキサンは、純粋な有機化合物に対して改善された温
度安定性を有する。
【0005】リヒテンハン(Lichtenhan)等は、米国特
許第5484867号明細書において、反応性Eck基を
有するオリゴマーのシラセスキオキサンの使用を記載し
ており、ならびに米国特許第5412053号明細書に
おいて、ポリシラセスキオキサンを合成するための二官
能価のオリゴマーのシラセスキオキサンの使用を記載し
ている。オリゴマーのシラセスキオキサン単位中には、
ポリマーの基本構造が既に前形成されているので、前記
方法を用いてシランモノマーからの直接の重合の数多く
の欠点、例えば望ましくない副生成物の形成を回避する
ことができる。最近、金属含有のオリゴマーのシラセス
キオキサンは、触媒としての可能な使用に関連してます
ます重要になっている(Chem. Eur. J. 2000, 6, 25-3
2)。
【0006】オリゴマーのシラセスキオキサンは、一般
に三官能性のRSiY3前駆物質を加水分解により縮合
させることによって合成され、この場合Rは、炭化水素
基を表わし、Yは、加水分解可能な基、例えば塩化物、
アルコキシドまたはシロキシドを表わす(J. Am. Chem.
Soc. 1989, 111, 1741-1748; Organometallics 1991,
10, 2526-2528)。この場合、通常は、完全に縮合され
たオリゴマーのシラセスキオキサンと完全には縮合され
ていないオリゴマーのシラセスキオキサンとの混合物を
得ることができる。1つの重要な完全に縮合されたオリ
ゴマーのシラセスキオキサンは、化合物RSi
(II)である。
【0007】
【化6】
【0008】この構造式Iの化合物は、これまでR基が
シクロヘキシル基である場合にのみ単離可能な収量で製
造されている。この場合には、しばしば総和式(c−C
11SiO1.5によって記載されている構造
式Iを有する化合物の合成は、1年間に亘る極端に長い
反応時間の場合に7%の不満足な収率を示す(J. Am.Ch
em. Soc. 1989, 111, 1741-1748)。別の炭化水素基R
を有する構造式Iの化合物は、単離された形では公知で
はない。
【0009】Rがc−C11である構造式Iの化合
物は、オリゴマーのシラセスキオキサンの合成にとって
一般的なことであり、かつこれまでポリシラセスキオキ
サンへの直接の重縮合を回避するために超過することが
なかった、0.2モル/lのモノマー濃度が使用される
ことによって特徴付けられる反応により得ることができ
る(Top. Curr. Chem. 1982, 102, 199-236)。
【0010】従って、Rがc−C11である構造式
Iの化合物は、なかんずく重要である。それというの
も、この化合物は、塩基接触されてRSi(OMe)
(R =ビニル)と反応させることができ、構造式I
Iの官能化され不完全に縮合されたシラセスキオキサ
ン、例えばRがc−C11でありかつR1がビニル
であるRSi(OH)に変えることがで
きる(Chem. Commun. 1999, 2153-2154, Polym. Mater.
Sci. Eng. 2000, 82, 301-302)。
【0011】
【化7】
【0012】しかし、今まで前記方法では炭化水素基R
またはRによって区別される僅かなシラセスキオキサ
ンを得ることができるにすぎなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、R基がシクロヘキシル基ではない式RSi
で示されかつ構造式Iで示される、これまで入手するこ
とができなかったオリゴマーのシラセスキオキサンなら
びに式RSi(R=アルキル、シクロアルキ
ル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、シク
ロアルキニル、アリール、ヘテロアリール)で示されか
つ構造式Iで示されるオリゴマーのシラセスキオキサン
を製造するための効率的な方法を提供することであっ
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】意外なことに、モノマー
の濃度が0.2モル/lよりも高い場合に、多種多様の
R基がアルキル、シクロアルキル(c−C、c−
、c−C 、c−C13、c−C
15、c−C17、c−C1019)、アルケニ
ル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニ
ル、アリール、ヘテロアリールである式RSi
で示されかつ構造式Iで示される、これまで入手不可能
であったシラセスキオキサンを製出することができるだ
けでなく、(シクロヘキシル)Siを製出する
ためのこれまで公知の方法(J. Am.Chem. Soc. 1989, 1
11, 1741-1748; Organometallics 1991, 10, 2526-252
8)と比較して明らかに高められた収率を有する、式R
Si(R=アルキル、シクロアルキル、アルケ
ニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニ
ル、アリール、ヘテロアリール)で示されかつ構造式I
で示されるシラセスキオキサンを著しく短縮された反応
時間で合成させることができることが見い出された。
【0015】従って、本発明の対象は、Rがアルキル、
シクロヘキシル以外のシクロアルキル、アルケニル、シ
クロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリ
ール、ヘテロアリールである式RSiで示され
かつ構造式Iで示される、請求項1記載のオリゴマーの
シラセスキオキサンである。
【0016】同様に、本発明の対象は、Rがアルキル、
シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アル
キニル、シクロアルキニル、アリールおよび/またはヘ
テロアリールである式RSiで示されかつ構造
式Iで示されるオリゴマーのシラセスキオキサンを、X
が加水分解可能な基または縮合反応可能な基であっても
よい式RSiXで示されるモノマーの縮合によって製
造するための請求項6記載の方法であり、この方法は、
縮合を0.2モル/lを超えるモノマー濃度を有する溶
液中で実施することによって特徴付けられる。
【0017】更に、本発明の対象は、触媒、その出発化
合物ならびにポリマーを合成するための請求項1から5
までのいずれか1項に記載のオリゴマーのシラセスキオ
キサンの使用または請求項6から16までのいずれか1
項の記載により得られたオリゴマーのシラセスキオキサ
ンの使用である。
【0018】同様に本発明に対象は、完全には縮合され
ていないシラセスキオキサンに加水分解するための請求
項1から5までのいずれか1項に記載のオリゴマーのシ
ラセスキオキサンの使用または請求項6から16までの
いずれか1項の記載により得られたオリゴマーのシラセ
スキオキサンの使用である。
【0019】これまで、本発明は、重要な出発物質とし
て官能化され完全には縮合されていないシラセスキオキ
サンおよびその多種多様の連続生成物へのさらなる誘導
体化に使用することができる、これまで公知ではなかっ
たオリゴマーのシラセスキオキサンを提供する。これま
で、構造式Iの化合物は、専らRがシクロヘキシルであ
ることに関連して公知であった。
【0020】本発明による方法は、短い反応時間後に良
好な収率でRがアルキル、シクロアルキル、アルケニ
ル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニ
ル、アリールおよび/またはヘテロアリールである総和
式RSiで示されかつ構造式Iで示されるシラ
セスキオキサンを合成することができるという利点を有
する。この化合物は、完全には縮合されていないシラセ
スキオキサン、触媒およびその出発化合物ならびにポリ
マーの製出に使用されることができる。
【0021】これまで、0.2モル/lよりも高いモノ
マー濃度は、ポリシラセスキオキサンへの重縮合を促進
させ、したがってオリゴマーのシラセスキオキサンとと
もに大量のポリシラセスキオキサンを副生成物として生
じることが想定されていた。本発明による方法の際に使
用される高い濃度は、刊行物に公知の完全には縮合され
ていないシラセスキオキサンの好ましい形成を導くので
はなく(Organometallics 1991, 10, 2526-2528)、そ
れとは異なり、式RSiで示されかつ構造式I
で示される完全に縮合されたヘキサマー(hexamer)の
シラセスキオキサンを短い反応時間の後に良好な収率で
生じることができる。これは、不完全には縮合されてい
ないシラセスキオキサン、触媒およびその出発化合物な
らびにポリマーへの簡易化された入口を開くという利点
を有する。
【0022】従って、本発明の視点は、Rがアルキル、
シクロヘキシル以外のシクロアルキル、アルケニル、シ
クロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリ
ールおよび/またはヘテロアリールである式RSi
で示されかつ構造式I
【0023】
【化8】
【0024】〔式中、Rは前記のものを表わす〕で示さ
れるオリゴマーのシラセスキオキサンである。
【0025】好ましくは、このオリゴマーのシラセスキ
オキサンは、R基として少なくとも1個のメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、シクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シク
ロヘプチル基、シクロオクタニル基、シクロノナニル
基、シクロデカニル基、ビニル基、プロペニル基、1個
以上の不飽和基をもつブテニル基、シクロプロペニル
基、1個以上の不飽和基をもつシクロブテニル基、1個
以上の不飽和基をもつシクロペンテニル基、1個以上の
不飽和基をもつシクロヘキセニル基、1個以上の不飽和
基をもつシクロヘプテニル基、1個以上の不飽和基をも
つシクロオクテニル基、エチン基、プロピン基、1個以
上の不飽和基をもつブチン基、ベンジル基および/また
はピリジル基を有する。これらのR基は、置換されてい
てもよいし、非置換であってもよい。置換されたR基
は、例えば水素原子の位置にハロゲン原子、例えば塩素
または臭素を有する。
【0026】特に好ましくは、オリゴマーのシラセスキ
オキサンは、R基として少なくとも1個のシクロペンテ
ニル基および/またはシクロヘプチル基を有する。オリ
ゴマーのシラセスキオキサン中のR基は、同一でも異な
っていてもよい。総和式は、異なる基R、R〜R
の場合に正確にはR
Siという内容であり、この場合m、n、o、
p、qおよびsは、6未満であるかまたは6に等しい整
数の1つであるかまたは0であるが、但し、m+n+o
+p+q+s=6である。R基が等しい場合、即ちR
=R=R=R=R=Rである場合には、総和
式は、再びRSiに減少する。特に好ましく
は、本発明によるオリゴマーのシラセスキオキサンは、
R基としてそれぞれ同じ基を有する。
【0027】本発明によるオリゴマーのシラセスキオキ
サン、しかも別の既に公知のシラセスキオキサンは、本
発明による方法を用いて得ることができる。この本発明
による方法は、Rがアルキル、シクロアルキル、アルケ
ニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニ
ル、アリールおよび/またはヘテロアリールである式R
Siで示されかつ構造式Iで示されるオリゴマ
ーのシラセスキオキサンを、Xが加水分解可能な基また
は縮合反応可能な基であってもよい式RSiX で示さ
れるモノマーの縮合によって製造するために適してお
り、この方法は、縮合を0.2モル/lを超えるモノマ
ー濃度を有する溶液中で実施することによって特徴付け
られている。好ましくは、モノマーの濃度は、溶液中で
0.4モル/lを超え、特に好ましくは、0.5モル/
l〜2.5モル/lである。
【0028】縮合反応は、当業者に公知の方法で実施さ
れることができる。
【0029】好ましくは、型RSiXの化合物のモノ
マーとして、−OH、−ONa、−OK、−OR、−
OCOR、−OSiR 、−Cl、−Br、−Iお
よび/または−NR 、この場合Rは有機基または
水素を表わす、から選択された少なくとも1個の基をX
基として有するものが使用される。モノマーとしては、
X基としてそれぞれ同じ基、例えば(メチル)SiCl
または(シクロヘキシル)Si(OH)を有するも
のを使用することができるが、しかし、X基として異な
る基、例えば(メチル)SiCl(OH)または(シ
クロヘキシル)Si(ORClを有するものを使
用することもできる。好ましくは、モノマーとして全部
で3個のX基が等しい型RSiXの化合物が使用され
る。
【0030】モノマーとしては、少なくとも1個のメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル
基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘプチル基、シクロオクタニル基、シクロ
ノナニル基、シクロデカニル基、ビニル基、プロペニル
基、1個以上の不飽和基をもつブテニル基、シクロプロ
ペニル基、1個以上の不飽和基をもつシクロブテニル
基、1個以上の不飽和基をもつシクロペンテニル基、1
個以上の不飽和基をもつシクロヘキセニル基、1個以上
の不飽和基をもつシクロヘプテニル基、1個以上の不飽
和基をもつシクロオクテニル基、エチン基、プロピン
基、1個以上の不飽和基をもつブチン基、ベンジル基ま
たはピリジル基をR基として有する型RSiXの少な
くとも1つの化合物が使用される。
【0031】また、好ましくは、溶液中に2つ以上の異
なるモノマー、例えばRSiClおよびRSi(O
H)が装入されていてもよい。好ましくは、縮合は、
1種類だけのモノマーを有する溶液中で実施される。
【0032】好ましくは、加水分解による縮合は、触媒
なしに実施される。しかし、反応を制御するかまたは促
進させるために、触媒の使用は好ましい。従って、縮合
の本発明による方法は、触媒の不在下または少なくとも
1個の酸性触媒もしくは塩基性触媒の存在下で実施され
ることができる。塩基性触媒として、好ましくは、有機
塩基または無機塩基が使用される。特に好ましくは、塩
基性触媒としてKOH、NaOH、(CNO
H、CCH(CHNOH、(CH
NOHおよび(CNまたはこれらの化合物の
混合物が使用される。酸性触媒として、好ましくは有機
酸化合物または無機酸化合物が使用される。特に好まし
くは、酸性触媒として塩酸(HCl)、ZnCl、A
lCl、HClO、酢酸(CHCOOH)、硝酸
(HNO)および硫酸(HSO)またはこれらの
化合物の混合物から選択された少なくとも1つの化合物
が使用される。
【0033】縮合は、溶液中で実施される。溶剤として
は、極性溶剤ならびに非極性溶剤が使用されうる。特に
好ましくは、縮合は、溶剤としてアルコール、ケトン、
アルデヒド、エーテル、酸、エステル、無水物、アルカ
ン、芳香族化合物もしくはニトリルまたはこれらの1つ
以上の化合物の混合物から選択された、少なくとも1つ
の化合物を有する溶液中で実施される。特に好ましく
は、アルコール、エーテル、アセトン、アセトニトリ
ル、ベンゾールまたはトルオールが溶剤として使用され
る。勿論、溶剤の混合物を使用することもできる。
【0034】どのような種類のモノマーが使用されうる
かに応じて、縮合の間に水が存在することが必要とされ
うる。これは、モノマーがヒドロキシル基を有するか否
かに依存する。モノマーが例えば式RSi(OH)
化合物である場合には、縮合は、水の添加なしに行なう
ことができる。モノマーが例えば式RSiClの化合
物である場合には、縮合を進行させうるために(中間形
成されるシラノールを経て)、水が反応成分として必要
とされる。従って、好ましくは、縮合は、水の存在下で
出発される。好ましくは、反応混合物には、縮合の開始
前にモノマーを有する溶液に対して0.1〜50質量
%、特に有利に5〜50質量%の水が添加される。しか
し、溶剤中の含水量に応じて、溶剤中の水の存在する痕
跡も利用されることができる。
【0035】本発明による方法または縮合は、−20℃
〜300℃、好ましくは0℃〜200℃の温度で実施さ
れることができる。反応の間に温度を変えることは、好
ましい。即ち、殊に生成物をできるだけ完全に単離する
ために、反応の終結時に温度を低下させることは、好ま
しい。縮合反応それ自体の実施は、当業者に公知であ
る。
【0036】この反応は、常圧、低圧または過圧で実施
されることができる。好ましくは、反応または縮合は、
常圧で実施される。
【0037】本発明による方法の特に好ましい実施態様
において、載置された冷却装置を備えた反応フラスコ中
には、少なくとも1つの溶剤中の式RSiXの少なく
とも1つのモノマーの溶液が装入される。この溶液は、
還流冷却下で沸騰するまで加熱され、沸騰する溶液に
は、強力に攪拌しながら注意深く水が添加される。溶液
は、熱源を遮断することによって徐々に室温にもたらさ
れ、さらに少なくとも24時間、有利に少なくとも16
8時間攪拌される。
【0038】こうして、式RSiで示される、
少なくとも1つのオリゴマーのシラセスキオキサンを有
する粗製生成物が得られ、この粗製生成物は、溶液から
濾別され、溶液中に既に存在していた溶液を用いて少な
くとも1回洗浄される。濾別された濾滓を乳鉢中ですり
つぶし、再び微少量の溶剤中に分散させ、引続き再び濾
別することは、好ましい。この方法は、濾滓の望ましい
純度が達成されるまで、しばしば繰り返すことができ
る。
【0039】更に、濾滓を清浄化するため、殊に完全に
は縮合されていないシラセスキオキサンを式RSi
で示される、完全に縮合されたシラセスキオキサン
と分離するために、濾滓を乾燥させ、3倍ないし10
倍、好ましくは4倍ないし7倍の質量のピリジンを添加
することは、好ましい。完全に縮合されたシラセスキオ
キサンは、完全には縮合されていないシラセスキオキサ
ンとは異なりピリジン中で殆んど不溶性であり、濾別さ
れることができる。この方法も望ましい純度に応じて数
回繰り返すことができる。
【0040】完全に縮合されたシラセスキオキサンを清
浄化後にピリジンを用いてなお1回再結晶させること
は、好ましい。好ましくは、クロロホルムからの再結晶
が行なわれる。
【0041】式RSi(R=アルキル、シクロ
アルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニ
ル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール)で
示されかつ構造式Iで示される、本発明によるオリゴマ
ーのシラセスキオキサンまたは本発明による方法により
得られたオリゴマーのシラセスキオキサンは、完全には
縮合されていないシラセスキオキサンを製造するための
方法に使用されることができる。完全には縮合されてい
ないシラセスキオキサンの例は、例えば型RSi
(OH)およびRSi(OH)の化合物
である。この方法の場合には、式RSi(R=
アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケ
ニル、アルキニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテ
ロアリール)で示されかつ構造式Iで示されるオリゴマ
ーのシラセスキオキサンは、例えばBuNOHおよび
/またはRが少なくとも1個の不飽和C−C−二重結
合を有するアルキル基を表わし、Rがアルキル基、有
利にメチル基を表わす式RSi(ORの化合物
と反応されることができる。
【0042】完全には縮合されていないシラセスキオキ
サンは、例えば加水分解による重縮合によってポリマー
を製造するための方法における出発化合物として使用す
ることができるか、または例えば完全には縮合されてい
ないシラセスキオキサンと金属化合物とを反応させて金
属変性されたシラセスキオキサン(金属シラセスキオキ
サン)に変える、触媒を製造するための出発化合物とし
て使用することができる。また、R基の事後の変性また
は置換は、勿論、可能である。
【0043】特に好ましくは、完全には縮合されていな
いシラセスキオキサンは、金属で変性される。好ましく
は、シラセスキオキサンは、ランタノイド系列およいア
クチノイド系列を含めて副族の金属化合物ならびに第3
主族および第4主族の金属化合物で変性される。この方
法の場合には、完全には変性されていないシラセスキオ
キサンは、例えば金属アルコキシド、例えばTi(OB
と反応される。こうして得ることができる金属
変性されたシラセスキオキサンの例は、例えばチタナシ
ラセスキオキサン(C(CHCH)Si
12Ti(OBu)または(C13(CH
CH)Si12Ti(OBu)である。
【0044】次の実施例につき本発明を詳説するが、こ
れによって本発明の保護範囲は、制限されるものではな
い。
【0045】
【実施例】例1:式(C11Siで示さ
れるオリゴマーのシラセスキオキサンの製造 アセトン400ml中のC11SiCl3100g
(460ミリモル)の溶液に攪拌しながら注意深くH
O100mlを添加し、この場合添加の間、溶液は沸騰
していた。この反応混合物を室温で168時間さらに攪
拌した。粗製生成物を濾別し、アセトンで洗浄した。濾
滓を乳鉢中ですりつぶし、攪拌しながらアセトン70m
l中に分散させた。1時間後、固体を濾過によって単離
し、40℃で12時間乾燥させた。生成物混合物に5倍
の質量のピリジンを添加し、懸濁液を30分間攪拌し
た。濾過およびピリジンでの洗浄の後、クロロホルムか
らの再結晶を行なった。(C11Si
5.4g(19.0ミリモル)が得られた。これは、2
4.9%の収率に相当した。
【0046】例2:式(CSiで示さ
れるオリゴマーのシラセスキオキサンの製造 アセトン400ml中のCSiCl93g(4
57ミリモル)の溶液に攪拌しながら注意深くHO1
00mlを添加し、この場合添加の間、溶液は沸騰して
いた。この反応混合物を室温で168時間さらに攪拌し
た。粗製生成物を濾別し、アセトンで洗浄した。濾滓を
乳鉢中ですりつぶし、攪拌しながらアセトン70ml中
に分散させた。1時間後、固体を濾過によって単離し、
40℃で12時間乾燥させた。生成物混合物に5倍の質
量のピリジンを添加し、懸濁液を30分間攪拌した。濾
過およびピリジンでの洗浄の後、クロロホルムからの再
結晶を行なった。(CSi11.6g
(16.0ミリモル)が得られた。これは、21.0%
の収率に相当した。
【0047】例3:式(C13Siで示
されるオリゴマーのシラセスキオキサンの製造 アセトン400ml中のC13SiCl106g
(458ミリモル)の溶液に攪拌しながら注意深くH
O100mlを添加し、この場合添加の間、溶液は沸騰
していた。この反応混合物を室温で168時間さらに攪
拌した。粗製生成物を濾別し、アセトンで洗浄した。濾
滓を乳鉢中ですりつぶし、攪拌しながらアセトン70m
l中に分散させた。1時間後、固体を濾過によって単離
し、40℃で12時間乾燥させた。生成物混合物に5倍
の質量のピリジンを添加し、懸濁液を30分間攪拌し
た。濾過およびピリジンでの洗浄の後、クロロホルムか
らの再結晶を行なった。(C13Si
3.0g(14.5ミリモル)が得られた。これは、1
9.0%の収率に相当した。
【0048】例4:式RSiで示される化合物
を使用しながらの完全には縮合されていないシラセスキ
オキサンの製造 THF10ml中の(CSi1.99
g(2.74ミリモル)の溶液にBuNOH水溶液
1.85ml(2.77ミリモル)を添加し、25℃で
1時間攪拌する。引続き、2M塩酸で中和を行なう。溶
剤を除去し、残留物をジエチルエーテル中に溶解し、こ
の溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥させる。溶剤の蒸発
濃縮後、(CSi(OH)が定量的
収量で得られる。
【0049】例5:式RSiで示される化合物
を使用しながらの完全には縮合されていないシラセスキ
オキサンの製造 BuNOH水溶液1.85ml(2.77ミリモル)
を(CSi 1.99g(2.74ミリ
モル)およびTHF10ml中の(ビニル)Si(OM
e)0.42mlの溶液に添加する。この溶液を12
時間攪拌し、溶剤を除去し、残留物をジエチルエーテル
中に溶解し、この溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥させ
る。溶剤の蒸発濃縮後、(C(CHCH)
Si (OH)が定量的収量で得られる。
【0050】例6:式RSiで示される化合物
を使用しながらの完全には縮合されていないシラセスキ
オキサンの製造 THF10ml中の(C13Si2.4
5g(2.74ミリモル)の溶液にBuNOH水溶液
1.85ml(2.77ミリモル)を添加し、25℃で
1時間攪拌する。引続き、2M塩酸で中和を行なう。溶
剤を除去し、残留物をジエチルエーテル中に溶解し、こ
の溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥させる。溶剤の蒸発
濃縮後、(C13Si(OH)が定量
的収量で得られる。
【0051】例7:式RSiで示される化合物
を使用しながらの完全には縮合されていないシラセスキ
オキサンの製造 BuNOH水溶液1.85ml(2.77ミリモル)
を(C13Si2.45g(2.74ミ
リモル)およびTHF10ml中の(ビニル)Si(O
Me)0.42mlの溶液に添加する。この溶液を1
2時間攪拌し、溶剤を除去し、残留物をジエチルエーテ
ル中に溶解し、この溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥さ
せる。溶剤の蒸発濃縮後、(C13(CH
H)Si (OH)が定量的収量で得られる。
【0052】例8:完全には縮合されていないシラセス
キオキサンを使用しながらのチタンで変性されたシラセ
スキオキサンの製造 トルオール100ml中の(C(CH
H)Si(OH) 2.3g(2.76ミリモ
ル)からなる溶液にTi(OBu1g(2.94
ミリモル)を添加し、この反応混合物を30分間攪拌す
る。引続き、固体を濾別し、トルオール中に溶解し、ア
セトニトリルで再び沈殿させる。この場合には、(C
(CHCH)Si12Ti(OBu
1.58g(1.66ミリモル)が白色の固体として得
られる(収率60%)。
【0053】例9:完全には縮合されていないシラセス
キオキサンを使用しながらのチタンで変性されたシラセ
スキオキサンを製造する方法 トルオール100ml中の(C13(CH
H)Si(OH)2.7g(2.70ミリモ
ル)からなる溶液にTi(OBu1g(2.94
ミリモル)を添加し、この反応混合物を30分間攪拌す
る。引続き、固体を濾別し、トルオール中に溶解し、ア
セトニトリルで再び沈殿させる。この場合には、(C
13(CHCH)Si12Ti(OB
)1.66g(1.49ミリモル)が白色の固体と
して得られる(収率55%)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンドリクス コーネリス ルイス アベ ンフイス オランダ国 ニューネン ヘット ピュー フェン 49 (72)発明者 ルートガー アンソニー ファン サンテ ン オランダ国 エイントホーフェン アルゴ ノーテンラーン 10 (72)発明者 マリア ダヌータ スコヴロンスカ−プタ シンスカ オランダ国 エイントホーフェン スマー ラークト 25 (72)発明者 アードルフ キューンレ ドイツ連邦共和国 マール グライフェン ベルガー シュトラーセ 30 (72)発明者 マーク ドゥーダ ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスハーフ ェン プファーラー−バルト ヴェーク 11 Fターム(参考) 4H039 CA42 CH30 4H049 VN01 VP06 VP10 VQ02 VQ86 VR21 VR43 VS02 VS12 VT48 VU20 VV02 VV05 VV07 VV16

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Rがアルキル、シクロヘキシル以外のシ
    クロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキ
    ニル、シクロアルキニル、アリールおよび/またはヘテ
    ロアリールである式RSiで示されかつ構造式
    I 【化1】 〔式中、Rは前記のものを表わす〕で示されるオリゴマ
    ーのシラセスキオキサン。
  2. 【請求項2】 R基として少なくとも1個のメチル基、
    エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、シク
    ロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シ
    クロヘプチル基、シクロオクタニル基、シクロノナニル
    基、シクロデカニル基、ビニル基、プロペニル基、1個
    以上の不飽和基をもつブテニル基、シクロプロペニル
    基、1個以上の不飽和基をもつシクロブテニル基、1個
    以上の不飽和基をもつシクロペンテニル基、1個以上の
    不飽和基をもつシクロヘキセニル基、1個以上の不飽和
    基をもつシクロヘプテニル基、1個以上の不飽和基をも
    つシクロオクテニル基、エチン基、プロピン基、1個以
    上の不飽和基をもつブチン基、ベンジル基および/また
    はピリジル基を有する、請求項1記載のオリゴマーのシ
    ラセスキオキサン。
  3. 【請求項3】 R基が置換または非置換で存在する、請
    求項1または2記載のオリゴマーのシラセスキオキサ
    ン。
  4. 【請求項4】 R基として少なくとも1個のシクロペン
    チル基および/またはシクロヘプチル基を有する、請求
    項1から3までのいずれか1項に記載のオリゴマーのシ
    ラセスキオキサン。
  5. 【請求項5】 R基としてそれぞれ同じ基を有する、請
    求項1から4までのいずれか1項に記載のオリゴマーの
    シラセスキオキサン。
  6. 【請求項6】 Rがアルキル、シクロアルキル、アルケ
    ニル、シクロアルケニル、アルキニル、シクロアルキニ
    ル、アリールおよび/またはヘテロアリールである式R
    Siで示されかつ構造式I 【化2】 〔式中、Rは前記のものを表わす〕で示されるオリゴマ
    ーのシラセスキオキサンを、Xが加水分解可能な基また
    は縮合反応可能な基であってもよい式RSiXで示さ
    れるモノマーの縮合によって製造する方法において、縮
    合を0.2モル/lを超えるモノマー濃度を有する溶液
    中で実施することを特徴とする、式RSiで示
    されかつ構造式Iで示されるオリゴマーのシラセスキオ
    キサンの製造法。
  7. 【請求項7】 溶液中のモノマーの濃度が0.4モル/
    lを超える、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 モノマーの濃度が0.5モル/l〜2.
    5モル/lである、請求項6または7記載の方法。
  9. 【請求項9】 X基として−OH、−ONa、−OK、
    −OR、−OCOR、−OSiR 、−Cl、−
    Br、−Iおよび/または−NR 、この場合R
    有機基または水素を表わす、から選択された少なくとも
    1個の基を有する型RSiXの化合物をモノマーとし
    て使用する、請求項6から8までのいずれか1項に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 全部で3個のX基が同一である型RS
    iXの化合物をモノマーとして使用する、請求項6か
    ら9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 R基として少なくとも1個のメチル
    基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、
    シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
    基、シクロヘプチル基、シクロオクタニル基、シクロノ
    ナニル基、シクロデカニル基、ビニル基、プロペニル
    基、1個以上の不飽和基をもつブテニル基、シクロプロ
    ペニル基、1個以上の不飽和基をもつシクロブテニル
    基、1個以上の不飽和基をもつシクロペンテニル基、1
    個以上の不飽和基をもつシクロヘキセニル基、1個以上
    の不飽和基をもつシクロヘプテニル基、1個以上の不飽
    和基をもつシクロオクテニル基、エチン基、プロピン
    基、1個以上の不飽和基をもつブチン基、ベンジル基お
    よび/またはピリジル基を有する型RSiXの少なく
    とも1つの化合物をモノマーとして使用する、請求項6
    から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 縮合を触媒なしにかまたは少なくとも
    1個の酸性触媒または少なくとも1個の塩基性触媒の存
    在下に実施する、請求項6から11までのいずれか1項
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 塩基性触媒としてKOH、NaOH、
    (CNOH、CCH(CH
    OH、(CHNOHおよび/または(C
    Nを使用する、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 酸性触媒として塩酸、硫酸、硝酸、Z
    nCl、AlCl 、HClOおよび/または酢酸
    を使用する、請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 溶剤としてアルコール、ケトン、アル
    デヒド、エーテル、酸、エステル、無水物、アルカン、
    芳香族化合物もしくはニトリルまたはこれらの1つ以上
    の化合物の混合物から選択された、少なくとも1つの化
    合物を有する溶液中で縮合を実施する、請求項6から1
    4までのいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 縮合を−20℃〜300℃の温度で実
    施する、請求項6から15までのいずれか1項に記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 完全には縮合されていないシラセスキ
    オキサン、触媒およびその出発化合物ならびにポリマー
    を合成するための式RSi(R=アルキル、シ
    クロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキ
    ニル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール)
    で示されかつ構造式I 【化3】 〔式中、Rは前記のものを表わす〕で示される請求項1
    から5までのいずれか1項に記載のオリゴマーのシラセ
    スキオキサンまたは請求項6から16までのいずれか1
    項の記載により得られたオリゴマーのシラセスキオキサ
    ンの使用。
  18. 【請求項18】 完全には縮合されていないシラセスキ
    オキサンに加水分解しかつさらにこの完全には縮合され
    ていないシラセスキオキサンを官能化されたシラセスキ
    オキサン、触媒、触媒前駆物質ならびにポリマーに誘導
    体化するための式RSi(R=アルキル、シク
    ロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニ
    ル、シクロアルキニル、アリール、ヘテロアリール)で
    示されかつ構造式I 【化4】 〔式中、Rは前記のものを表わす〕で示される請求項1
    から5までのいずれか1項に記載のオリゴマーのシラセ
    スキオキサンまたは請求項6から16までのいずれか1
    項の記載により得られたオリゴマーのシラセスキオキサ
    ンの使用。
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