JP2002219368A - ヒュームフード - Google Patents
ヒュームフードInfo
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Abstract
き、多数回の開閉動作に対して耐久性に優れ、しかも保
守交換時における部品の着脱が容易なヒュームフードを
提供する。 【解決手段】 ヒュームフード本体2の上部に、ぜんま
いばねにより巻取ローラ12を巻き取り方向に弾性付勢
して、巻取ローラ12に索条5を巻き取るようにした索
条の巻取手段7を、着脱可能として設け、索条5をヒュ
ームフード本体2の前上部より垂下するように案内し、
かつ索条5の遊端を扉1に止着する。
Description
体の前面開口部に、透明な扉を上下動可能として設け、
この扉により、前記開口部を開閉するようにしたヒュー
ムフードに関する。ヒュームフードは、研究室、化学実
験室等において、有害なガスを発生させる薬品を扱うの
に用いられる装置で、ドラフトチャンバとも呼ばれるこ
ともある。また、ここでは、植物の栽培や菌の培養等に
用いられる、いわゆるクリーンベンチを含むものとす
る。
ードは、その前面開口部の透明な扉(1)を閉じた状態
(図4)はもちろん、上昇させて開いた状態(図5)で
も、フュームフード本体(2)内の空気は、排気口(3)へ
有効に吸引され、室内に洩出することがないようになっ
ている。
に示すようなバランスウエイト機構が用いられている。
この機構では、扉(1)とほぼ同じ重量の重錘(4)を、ヒ
ュームフード本体(2)の裏面の上部に2本のワイヤ等の
索条(5)により吊支し、これらの索条(5)を、それぞれ
3個の案内用のプーリ(6)を介して、扉(1)の左右の下
部まで導き、そこに接続している。
は、扉(1)は重錘(4)とバランスしているものの、索条
(5)が6個のプーリ(6)を介して導かれているので、扉
(1)の開閉時の抵抗が大きく、その操作にかなりの力を
必要とする。また、索条(5)が切れ易く、しかも、重錘
(4)が後側にあるので、索条(5)の交換が面倒であると
いう問題がある。
を、軽力で追従性よく行うことができ、かつ多数回の開
閉動作に対して耐久性に優れ、しかも、保守交換時にお
ける部品の着脱が容易なヒュームフードを提供すること
を目的としている。
題は、次のようにして解決される。 (1)ヒュームフード本体の前面開口部に、透明な扉を
上下動可能として設け、該扉により前記開口部を開閉し
うるようにしたヒュームフードにおいて、前記ヒューム
フード本体に、ぜんまいばねにより巻取ローラを巻き取
り方向に弾性付勢して、該巻取ローラに索条を巻き取る
ようにした索条巻取手段を着脱可能として設け、前記索
条をヒュームフード本体の前上部より垂下するように案
内し、かつ索条の遊端を扉に止着する。
索条とを、ぜんまいばねを収容するケーシングの外面に
露出させ、前記索条を前記巻取ローラより着脱可能とす
る。
取ローラを截頭円錐形状とし、該巻取ローラの外周に、
索条が連続的に係合するようにした螺旋溝を設ける。
て、索条を耐薬品性の合成樹脂材料により形成する。
ードの一実施形態を示す。
(2)の前面開口部には、ガラスまたはアクリル板等より
なる透明な扉(1)が上下動可能として設けられている。
この扉(1)の開閉時の労力を軽減し、開閉し易くするた
め、巻取手段(7)、索条(5)及びプーリ(6)が設けられ
ている。これについて次に詳述する。
の上端における前両側部に、例えば止めねじ(図示略)
等により着脱可能に取り付けられている。
ームフード本体(2)の上端に固着され、かつケーシング
の一部をなす正面視L字状の取付片(8)と、それに固着
された箱状のケーシング(9)と、その内部に収容された
ぜんまいばね(10)と、ケーシング(9)の中央に穿設され
た軸受孔(11)に軸部(12a)のみが嵌合され、他部がケー
シング(9)の外側に露呈するようにした巻取ローラ(12)
とからなっている。
ほぼ直角に内方へ折曲されて、巻取ローラ(12)の軸部(1
2a)の外周に形成された長手方向の切り込み(13)に係合
され、同じく、巻き終り端(10b)は、ほぼU字に折り返
されて、ケーシング(9)の内面に突設された突軸(図示
略)に係止されている。
面が先細の截頭円錐形状をなし、その外周面には、1本
の螺旋溝(14)が形成されている。巻取ローラ(12)は、ブ
ッシュ(16)(17)を介して、軸(18)により取付片(8)に軸
着される。
径フランジ(12b)の外周には、切り込み(15)が設けられ
ており、ここに、例えばナイロンのような丈夫な耐薬品
性の合成樹脂材料よりなる索条(5)の一方の端末に形成
した大径のエンド部材(19)が、差し込んで係止されてい
る。索条(5)の他方の端末には、小さな環部(20)が形成
されている。
におけるの巻取ローラ(12)に一方の端末を係止して取り
付けられた索条(5)は、ヒュームフード本体(2)の両側
部の前上端に取り付けたプーリ(6)に掛け回され、そこ
から扉(1)を案内する上下方向を向くレール(21)内をレ
ール(21)に沿って垂下し、遊端の環部(20)が、扉(1)の
下端部に取り付けた索条取付金具(22)の突片(23)に係止
されている。
は、索条(5)をその巻き取り方向に弾性付勢するように
セットされ、そのトルクは、扉(1)の重量とバランスす
るように設定される。
なるにつれて高くなる関係があるが、巻取ローラ(12)を
巻き始め端部が大径の截頭円錐形状としてあるので、索
条(5)の巻き終り時におけるぜんまいばね(10)の巻き回
数の減少によるトルク値の低下が、巻き径の減少により
補償され、巻取手段(7)は実質的に定荷重ばね装置とな
り、螺旋溝(14)に整然と巻かれる索条(5)の繰出し分
を、一定の引張力で巻き取ることができる。このように
して、扉(1)は、いずれの昇降位置にあってもバランス
状態となる。
(5)の交換等は、ヒュームフード本体(2)の前面側また
は側面側から簡単に行うことができ、裏面側に立ち入る
ことを全く必要とせず、簡単に果たすことができる。
を、軽く円滑に、しかも索条の追従性よく行わせること
ができる。また、昇降のための機構が多数回の開閉動作
に対して耐久性に優れ、保守も容易である。
を、ヒュームフード前面部から容易に行うことができ
る。
ねの付勢力が索条の巻き始め時より巻き終り時の方が弱
まるのを、巻き終り時の巻取ローラの外径が小さくなる
ことにより補償され、索条を常にほほ一定の力で巻き取
ることができる。また、螺旋溝を設けたことにより、索
条は巻取ローラの外周に整然と巻き取られ、重なりを防
止することができる。
ード内部の化学薬品等による索条の腐蝕劣化に対して強
くすることができる。
である。
構だけを取り出して示す概念的斜視図である。
斜視図である。
る。
る。
ュームフード本体の略図的斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ヒュームフード本体の前面開口部に、透
明な扉を上下動可能として設け、該扉により前記開口部
を開閉しうるようにしたヒュームフードにおいて、 前記ヒュームフード本体に、ぜんまいばねにより巻取ロ
ーラを巻き取り方向に弾性付勢して、該巻取ローラに索
条を巻き取るようにした索条巻取手段を着脱可能として
設け、前記索条をヒュームフード本体の前上部より垂下
するように案内し、かつ索条の遊端を扉に止着したこと
を特徴とするヒュームフード。 - 【請求項2】 巻取ローラと索条とを、ぜんまいばねを
収容するケーシングの外面に露出させ、前記索条を前記
巻取ローラより着脱可能とした請求項1記載のヒューム
フード。 - 【請求項3】 巻取ローラを截頭円錐形状とし、該巻取
ローラの外周に、索条が連続的に係合するようにした螺
旋溝を設けた請求項1または2記載のヒュームフード。 - 【請求項4】 索条を耐薬品性の合成樹脂材料により形
成した請求項1〜3のいずれかに記載のヒュームフー
ド。
Priority Applications (1)
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- 2001-01-30 JP JP2001021335A patent/JP4828029B2/ja not_active Expired - Fee Related
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