JP2002219314A - フィルタ及びフィルタの設置装置 - Google Patents

フィルタ及びフィルタの設置装置

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JP2002219314A
JP2002219314A JP2001248888A JP2001248888A JP2002219314A JP 2002219314 A JP2002219314 A JP 2002219314A JP 2001248888 A JP2001248888 A JP 2001248888A JP 2001248888 A JP2001248888 A JP 2001248888A JP 2002219314 A JP2002219314 A JP 2002219314A
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Hiromi Nagasaki
博美 長崎
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 空気清浄機、クーラー、エヤコン、カークー
ラー、扇風機、冷蔵庫、下駄箱、押入、家具等に使用す
る、紙の繊維と各種炭化物で製造した、悪臭、毒性を吸
着消臭、さらに吸放湿効果に優れた、厚みの有るフィル
タを提供する。 【解決手段】 パルプ繊維又は新聞紙等の古い紙片を解
繊して紙の繊維2とし、籾殻炭ならそのまま、大きい炭
化物は籾殻状に粉砕した各種炭化物1(自然の炭そのま
ま)とゼオライト3を紙の繊維2で固めて形成した、接
着剤を使用しないフィルタ26。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄機、エヤ
コン、クーラー、カークーラー、扇風機、過湿機、脱臭
機等で、吸入空気用の空気清浄フィルタを必要とする各
機器、及び、冷蔵庫(冷蔵室、冷凍庫)、下駄箱、押
入、家具等の棚に敷設して使用する、フィルタに関する
ものである。そして、以前から接着剤を使用せずに、新
聞紙等の使用済紙片をリサイクルして繊維状に解繊した
紙の繊維、又は各種繊維で大量の自然炭をある程度の厚
みに固着安定したフィルタ素材を求める声が提言されて
いたことに鑑み、鋭意研究を重ねて紙繊維と各種炭化
物、ゼオライトを混合して消臭効果、または吸放湿効果
に優れたフィルタを現出せしめたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、例えば特開平9−
276388号公報に示されるように、粒状の各種炭化
物を、柔軟シートで形成した容器、又は、布、和紙、プ
ラスチック等により被覆形成したものがある。而して、
このものは網材により炭化物を単に袋に詰めただけの物
であり、容器、袋内において、炭化物は固定されていな
いことから、網の間から炭化物の粉が滲出して外部に飛
散する恐れがあった。
【0003】また、空気清浄化フィルタとして、活性炭
を使用した薄いフィルタは、多数提案されているが、自
然炭そのままを使用して、接着剤を使用しないタイプの
ある程度厚みのあるフィルタは従来無かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、各種炭化物
をできるだけ自然に近い状態で使用して、各種炭化物、
ゼオライト等の有する消臭効果を、最大限に引き出す構
造で構成するために、新聞紙、使用済コピー用紙等の紙
片を紙の繊維に解繊して、各資材を固着して固める接着
剤の代わりに使用する方法を取り入れた。
【0005】そして、各資材を固着して薄い板状のフィ
ルタでも、必要な強度を求める上で、フィルタの全面に
メッシュ地を張る方法と、各機器にあったカセットを使
用する方法を取り入れ、さらに通気性に配慮することと
したのである。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、各種炭化物、ゼオライト、活性炭の各資材
を、固着する接着剤の代わりに、新聞紙、使用済コピー
用紙、バージンパルプシート等の紙片をリサイクルし
て、水の中で解繊した紙の繊維を各種炭化物等の資材を
固着する、固着資材として使用したのである。
【0007】そして、籾殻炭、または籾殻形状の各種炭
化物の場合ならそのままで、竹炭、木炭等の各種炭化物
で大きい形状の炭化物なら籾殻程度に粉砕したものに形
成して、各種炭化物の内部形状機能特性を活かす上で、
紙繊維で炭の内部状に細かい空間を形成した状態に、紙
繊維で絡み止めて固着せしめたことで、フィルタ全体が
一体化された炭状に形成されており、さらに通気性を必
要とする場合はフィルタに無数の両面に貫通した通風孔
を設け、通気性が良く消臭しやすい形状に形成したので
ある。
【0008】そして、フィルタ外面に、不織布、紙、
布、又はナイロン系どちらかの、ガーゼ状のメッシュ地
の袋を作り、適量の流動しやすいケチャップ状の混合溶
液を流動して袋の中に直接充填せしめ、フィルタ形状に
形成する方法で、フィルタ強度を向上させる手段を取っ
たのである。
【0009】また、ある程度厚みがあって十分強度が有
るフィルタであれば、前もってフィルタより大きく、フ
ィルタの厚みに合わせて板状に形成、若しくは、両面に
不織布、紙、布等のメッシュ地を張り付け、その後各種
フィルタ形状に切断して形成するフィルタ製造方法。そ
して、前記の方法で製造したフィルタをそのまま使用す
ると、一般的には回りの各面に浮き出た炭が、解れた
り、手で触れたとき手が汚れる傾向にあるが、これらの
現象を防ぐのと、意匠的美観向上の化粧のため、不織
布、紙、布、又はナイロン系どちらかでガーゼ状のメッ
シュ地の袋を作り、袋の中に入れる構造としたのであ
る。
【0010】または、薄い板状に形成したフィルタに強
度を加えるため、側面、上面、底面の全面に、若しくは
上面、底面の両面に、又は、上面、底面どちらか片面
に、不織布、紙、布、金属、ナイロン系、プラスチック
等どちらかでガーゼ状の各種メッシュ地を紙繊維で固着
(有害物質の含まれない接着剤を使用することも勿論で
ある)する方法としたのである。
【0011】そして、各種空気清浄機、エヤコン、クー
ラー、カークーラー、過湿機、脱臭機等、または扇風機
の各機器の吸入口に合わせた各形状構成として、そのま
ま機器に内蔵してセットする、カセットを各種形状に形
成する縁となる側面に一体化した。若しくは、上面か底
面どちらか片方を側面と一体化する。不織布、紙、布、
金属、プラスチック、ナイロン系等何れかの素材メッシ
ュ地として、中に流動しやすいケチャップ状混合溶液を
流動して充填せしめた、後に一方のメッシュ地で蓋をす
る、若しくは、側面に上面、底面の両方のメッシュ地を
一体化して、どちらか一方の側面を混合溶液挿入口とし
て、混合溶液を流動して充填せしめた後に閉じて、その
まま脱水し乾燥して製造する方法を取り入れたのであ
る。
【0012】さらに、各混合溶液を板状、又は各形状の
型枠内に、若しくはカセット内に流動してフィルタ形状
に形成した後に、脱水機にセットするには、各混合物が
軟弱なフィルタ形状にあるため、ある程度傾けると形が
崩れる状態にあることで、脱水機にセットして回転する
までに下に向けて崩れなく、また高速回転時に遠心力で
上方に向けて崩れない型枠セット角度(垂直方向に向け
て起こす角度)は、脱水機の回転速度に対して、回転を
上げるほど型枠角度を垂直方向に起こしていかなければ
ならない、そこで回転速度と型枠角度をお互いに上下の
幅を広く取る必要があるため、脱水時に水が抜けやすい
状態に形成することも考慮して、堅い金網等を使用し
て、軟弱なフィルタ上面全面を上面押さえ体で、各炭化
物の形状を崩さぬ程度で軽く押さえた上で、型枠を水平
姿勢位置から70度程度起こした傾斜姿勢位置の状態
で、脱水機の駆動軸に向けて平面状にセットせしめ、回
転駆動する遠心脱水方法を取ることができた。それによ
り、脱水せずにそのまま乾燥するとかなりの割合でフィ
ルタの仕上がり厚み、幅、長さが縮む傾向が見られる
が、脱水機で脱水したことで、各フィルタは乾燥しても
殆ど縮む事のない形状に形成できるのである。
【0013】そして、以前より家庭、事務所等で使用さ
れているエヤコン、クーラー等、又は扇風機の消臭機能
を装備しない機器に、消臭効果を持つフィルタを装着す
る上で、プラスチック、金属、紙等のフィルタ枠内部に
容易に出し入れできる構造でフィルタを挿入せしめる方
法か、又は不織布、紙、布、ナイロン系等の何れかでガ
ーゼ状のメッシュ地袋にフィルタを入れて、これをフィ
ルタ枠、又はメッシュ地袋の上部両側にエヤコン、クー
ラー等の各機種に合わせて、紐、鎖等の先端に吸盤を取
り付けて機器の上面に吸着してセットするか、又は、フ
ィルタその物をエヤコン、クーラー等、若しくは、扇風
機に直接両面テープ等で接着する方法(これ以外の取付
方法も勿論である)を取ったのである。
【0014】
【作 用】現在の住まいからは、様々な臭い、例えば新
建材等から発生するホルムアルデヒド、アンモニア等
が、至る所から放出されています。例えば本発明を構成
する上でも何かにつけて、接着剤を使用すると容易に実
現できる事があります、折角空気を浄化しようと作った
フィルタその物に使用した接着剤等から、悪臭、又はホ
ルムアルデヒド等が発生しては何もなりません。そこで
本発明は、有害な接着剤を全く使用しないこととし、接
着剤の代わりに紙の繊維で、各種炭化物等の資材をつな
ぎ止める方法を取り入れたことで、紙繊維には各混合物
の固着効果だけでなく、消臭効果も望めるものである。
【0015】また籾殻炭は、ヨウ素吸着効果が他の炭化
物に比べて特に優れている反面、アンモニア吸着効果に
乏しいと言われている。そこでアンモニア吸着性に優れ
たゼオライトを使用して、籾殻炭とゼオライトを紙の繊
維で柔らかく固着すると、通気性に優れた状態に形成で
きる。また籾殻炭以外の炭化物にも異なった消臭効果を
望むことができる。
【0016】本発明は、自然の各種炭化物の粒状とゼオ
ライトの粉剤、又は粒材を一つ一つ紙の繊維で柔らかく
包むように固着して、フィルタによっては数センチの厚
みを持たせることも可能で、フィルタに厚みが有ること
により、何重にも重なり合った各混合物の間を、スムー
スに汚染した空気が通り抜け、さらに通気性を必要とす
るフィルタについては、フィルタの両面に貫通する数ミ
リの太さで無数の通風孔を設けたことで、大量の通風量
を必要とするフィルタにも対処することが可能となっ
た。
【0017】本発明のフィルタを設置して実験した結
果、悪臭、ホルムアルデヒドを消臭できることは勿論の
こと、従来のフィルタでは最も消臭しにくいと云われて
いた、タバコの喫煙臭の中に含まれるアセドアルデヒド
の消臭効果に特に優れていることが実証されている。ま
た、前記の各種消臭素材を多層に構成することにより、
各種臭い成分を炭、ゼオライト、紙等に、徐々に吸着消
臭せしめて、クリーンな空気を室内に供給できる。
【0018】また、フィルタ製造時において、各種混合
物を水と共に流動状に混合した混合溶液を、各種型枠に
流動して形成した軟弱なフィルタ素材を、回転脱水する
には、垂直に近い状態が最も好ましいが、薄いフィルタ
形状に形成したケチャップ状態の素材を、軽く押さえた
程度で垂直に近い状態に起こすことができて、高速回転
する上で安定した状態で回転脱水できる角度で、二つの
条件をクリアーできる角度の70度程度で脱水機にセッ
トした上で、回転脱水して完全に近い状態に水を切って
乾燥すると、乾燥は勿論容易であるが、その上に乾燥後
全くと言っていいほど縮む事のない形状に形成されてい
るのである。
【0019】さらに、各家庭、事務所等において現在使
用されているエヤコン、クーラーの吸引口の前方全面、
または、吸引口の前方全面にフィルタを配置すると、長
期間フィルタを交換せずに使用した場合、目詰まり状態
を誘因する恐れがあることを考慮して、吸引口の前方一
部にフィルタを配置したフィルタ枠、またはメッシュ地
袋に入れて、紐、鎖等で接続した吸盤で各機器の上面に
吸着して、ぶら下げることで各機器に容易にセットする
ことができる。若しくは、フィルタを両面テープ等で各
機器本体に直接張り付ける設置方法(これ以外の取付方
法も勿論である)を取ったのである。
【0020】そして、冷蔵庫の棚、または下駄箱、押
入、家具等の棚に敷設して使用すると、各種炭と紙繊維
によって消臭効果だけでなく、吸放湿効果にも優れてい
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を一実施例に
もとづき図面を参照して説明する、図1に示される実施
例では、適量の水に各種炭化物1.1.1...とゼオ
ライト3.3.3...等を複合、または単独使用して
紙繊維2.2.2...を流動化しやすいケチャップ状
程度の粘性度合態様に混合して、所望のフィルタ26形
状の大きさとなる円形、矩形等、脱水作用可能な任意形
状の型枠に流動する。そして、これらケチャップ状のフ
ィルタ素材をあたかも流し込んだ生コンクリートの表面
を鏝で軽くなでる程度の感じで形成せしめ、爾後水を切
り脱水乾燥処理することで固着せしめるか、若しくは大
きい板状の型枠にて形成した上で脱水乾燥後切断して形
成したフィルタの構成である。
【0022】図2に示される実施例では、各種炭化物
1.1.1...ゼオライト3.3.3...等と紙繊
維2.2.2...を流動状に混合し固着して形成した
フィルタ26外面の全面に、網戸状若しくはガーゼ状の
各種メッシュ地7を、紙繊維2.2.2...で接着し
て張り付けるか、或いは予め大きく板状に不織布、紙、
布等のメッシュ地7を、両面または片面に張った後、各
種形状に切断して形成するフィルタの構成である。
【0023】図3に示される実施例では、各種炭化物
1.1.1...とゼオライト3.3.3...等と紙
繊維2.2.2...を流動状に混合し固着して形成し
たフィルタ26を、ガーゼ状の各種メッシュ地7で作っ
た袋9に各混合溶液12を流動して充填せしめるか、予
め図1、2のように構成したフィルタ26を、フィルタ
26の表面上に出た各種炭化物1.1.1...を保護
するためにメッシュ地7の袋9に入れたフィルタの構成
である。
【0024】図4、5に示される実施例では、空気清浄
機10過湿機、脱臭機、又はエヤコン、クーラー11等
に内蔵してセットする、カセット8の側面6に一体化し
た上面4若しくは底面5のどちらか片方を、各種形状を
形成する縁となる側面6と一体化した、紙、布、金属、
プラスチック、ナイロン系等のどちらかで網戸状、若し
くはガーゼ状の素材メッシュ地7として、中に適量の水
に各種炭化物1.1.1...とゼオライト3.3.
3...等を紙繊維2.2.2...と流動しやすいケ
チャップ状に混合した混合溶液12を流動して充填せし
めた後に、一方のメッシュ地7で蓋をするか、若しく
は、側面6に上面4、底面5両方のメッシュ地7を一体
化せしめ、どちらか一方の側面6を混合溶液挿入口とし
て、混合溶液12を流動して充填せしめ、その後閉じる
工法で製造したフィルタの構成である。
【0025】図6に示される実施例では、以前から家
庭、事務所等で使用されているエヤコン、クーラー11
等に直接施工するフィルタ枠21、またはメッシュ地袋
9の設置方法は、エヤコン、クーラー11の上部上面に
吸盤23で吸着して、前記吸盤23とフィルタ枠21間
を紐、鎖24で接続せしめ、前記エヤコン、クーラー1
1の吸引口13前方に、前記フィルタ枠21、メッシュ
地袋9を吊り下げて設置せしめて、クーラー11等の吸
引口13の前方全体を塞ぐように、若しくは、吸引口1
3の前方の一部分(図例では中央部分)をいくらか開放
した形態で、前記フィルタ枠21内にフィルタ差込枠2
2を適当間隔に配置した前記フィルタ差込枠22内に上
方からフィルタ26を差し込んで施工するフィルタ、及
びフィルタ枠の設置施工例である。
【0026】図7に示される実施例では、上記図6に示
されているフィルタ枠21を、以前から家庭、事務所等
で使用されているエヤコン、クーラー11等の上部上面
に吸盤23を吸着せしめ装着した設置施工図である。
【0027】図8に示される実施例では、扇風機11の
モーター29を中心とした、羽を覆うように取り付けら
れた安全カバー(網枠)の、該扇風機11後方のモータ
ー29周辺の一部に、安全カバーの外形状アールに密着
しやすい形状に、柔らかく形成されたフィルタ26を、
若しくは各種フィルタを取り替え可能にしたカセットを
各種方法で安全カバーに留め金27等で取付た設置施工
図である。
【0028】図9に示される実施例では、冷蔵庫の冷蔵
室31,及び、冷凍室30に設けられた各棚に敷設して
使用する方法を示す設置施工図である。
【0029】図10に示される実施例では、該フィルタ
26両面に貫通する1〜2ミリ程度で無数の通風孔32
を設けたことを示す立体図である。
【0030】図11に示される実施例では、脱水機の水
平姿勢位置Aに直接セットした平面視が1メートル×2
メートル程度の大きさに構成した矩形状の型枠16の下
部17を網状に形成し、該型枠16内に前記ケチャップ
状態様の各混合溶液12を流動して、板状に形成したフ
イルタ素材上部18上面4に金網状の上面押さえ体19
で押さえた上で、水平姿勢位置Aから角度70度程度起
こして、脱水機セット位置となる傾斜姿勢位置Bの状態
にフック20等で型枠16の両側面に固定してセットす
るものである。そして、脱水機回転軸15を中心に四方
に同様にセットして、遠心力のバランスを四方に均一に
分散した上で、回転軸15を中心に回転駆動して脱水す
る、脱水機の構造である。
【0031】
【発明の効果】パルプ繊維、又は新聞紙、コピー用紙、
バージンパルプシート等の紙片をリサイクルして、水の
中で解繊した紙繊維、または、稲わら、麦わら等、若し
くは、古い布を繊維状に解繊するか、羊毛、絹を適当な
長さに切った上で、籾殻炭、又は各種炭化物で大きい炭
化物なら粒状に粉砕した。適量の炭化物とゼオライトを
適量の水で混合せしめ、適当な大きさで適当な厚みに製
造して、その後各フィルタ形状に形成すると、特に小さ
い形状のフィルタを製造することが容易にできる方法で
ある。
【0032】そして、フィルタにメッシュ地を張り付け
ずに使用すると、フィルタ表面に出た炭化物が解れて飛
散する恐れがあるのでこれを防止するため、メッシュ地
の袋に入れることにより、通気性を妨げることなく、意
匠的にきれいに化粧して美観に優れたフィルタを取り扱
うことが出来る。
【0033】また、どうしてもフィルタに強度が必要で
あれば、必要に応じて、フィルタの側面、及び上面、底
面の全体、又は、上面、底面の両面、若しくは、どちら
か片面に、必要に応じてメッシュ地を敷設したり、覆設
したりして張り付けることにより、フィルタの厚み、大
きさ、通気量等のあらゆる希望に応じたフィルタを製造
することが可能である。
【0034】さらに、各種混合溶液を、空気清浄機、エ
ヤコン、クーラー、カークーラー、過湿機、脱臭機、扇
風機等、若しくは、冷蔵庫の各機種に合ったカセット内
に直接流動して使用することで、あらゆる機種にあった
あらゆる形状にも対応しやすく、また強度を考える上で
も、カセットの強度が加わることにより、空気の必要通
気量に合わせて、フィルタの厚さ、または圧縮量等に関
しても必要に応じて簡単に対処できる構造である。
【0035】そして上記方法で製造したフィルタでは必
要な通風量が得られない場合は、フィルタ両面に貫通す
る通風孔を設けることで、あらゆる性能機器に対処でき
るフィルタに製造出来るのである。
【0036】さらに、各混合溶液を各種形状の型枠に流
動して、各フィルタ形状、又は大きい板状に形成した上
で、脱水機で脱水することで、容易に乾燥することがで
きると共に、フィルタを乾燥しても殆ど縮むことが無い
のである。
【0037】また、炭化物、ゼオライト、活性炭等と紙
の繊維を水で流動状に混合した。混合溶液を各種型枠に
流動して形を整え水を切って乾燥する事で、各資材を紙
の繊維が包むようにして固着できる。このことにより本
発明のフィルタは、特に接着剤を全く使用せず、通気性
を考慮する上で炭化物を粒状として使用したことで、柔
らかい厚みを持たせた炭の効果を引き出しやすい構造を
特徴としたフィルタとなる。
【0038】または、混合物に各種炭化物を加えて、ゼ
オライト、活性炭等の、悪臭、毒性を吸着する効果を持
つ物質を、複合することで空気の浄化効果をさらに引き
上げることが出来る。
【0039】以前から家庭、事務所等で使用されてい
る。エヤコン、クーラー等の吸引口の前方、又は、扇風
機の後方の吸引側に、フィルタを装備したフィルタ枠を
下げた上で、エヤコン、クーラー、扇風機等を運転する
と、吸引口に導入される空気の流れを強制的にフィルタ
内部を通すことができる。よって消臭効果を引き出しや
すく、安価に空気清浄機能を付加して取り付けることが
できる。
【0040】または、冷蔵庫の棚に着脱自在に敷設して
使用することで、冷蔵庫内に送風される冷気が、通気性
に優れたフィルタ内部を通ることにより、冷蔵室、冷凍
室内の悪臭を吸着することが出来る。
【0041】さらに、押入、家具等の中、特に下駄箱の
棚に敷設して使用すると、靴の出し入れにも邪魔に成ら
ず、靴の臭いを消臭して、吸放湿に優れていることで靴
の乾燥にも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図 1】フィルタの構成を示す外観斜視図。
【図 2】全面にメッシュ地を張り付けたフィルタの構
成を一部断面して示した立体図。
【図 3】メッシュ地の袋に入れたフィルタの構成を一
部断面して示した外観斜視図。
【図 4】空気清浄機等、過湿機、脱臭機等にセットす
る外観正面図と、カセットに詰めたフィルタの構成を一
部断面して示した外観斜視図。
【図 5】エヤコン、クーラー等にセットする外観正面
図と、カセットに詰めたフィルタの構成を一部断面して
示した外観斜視図。
【図 6】フィルタ枠内部に挿入するフィルタの挿入方
法を示した平面図。
【図 7】エヤコン、クーラー等にフィルタ枠、及びフ
ィルタの取付方法を示す正面図。
【図 8】フィルタを扇風機にセットした事を示す後方
図。
【図 9】フィルタをセットした冷蔵庫の立体図。
【図 10】フィルタ両面に貫通する通風孔を示す斜視
図。
【図 11】脱水機にセットした型枠の構造を示す構造
図。
【符号の説明】
1 炭化物 2 紙繊維 3 ゼオライト 4 上面 5 底面 6 側面 7 メッシュ地 8 カセット 9 メッシュ地の袋 10 空気清浄機 11 エヤコン、クーラー 12 混合溶液 13 吸引口 14 送風口 15 駆動軸 16 型枠 17 下部 18 上部 19 上面押さえ 20 フック 21 フィルタ枠 22 フィルタ差込枠 23 吸盤 24 紐、鎖 25 壁 26 フィルタ 27 留め金 28 扇風機 29 モーター 30 冷蔵室 31 冷蔵室 32 通風孔 A 水平姿勢位置 B 傾斜姿勢位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 46/10 B01D 46/10 B D21F 13/02 D21F 13/02 D21H 17/02 D21H 17/02 27/08 27/08 D21J 3/12 D21J 3/12 F24F 7/00 F24F 7/00 A 13/28 1/00 371A

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプ繊維、又は新聞紙、コピー用紙、
    バージンパルプシート等の紙片を、水の中に解繊せしめ
    た紙繊維2.2.2...に変換し、該紙繊維に適量の
    水と共に籾殻炭、又は、木炭や竹炭等を粒状に粉砕した
    各種炭化物1.1.1...を流動状に混合せしめるの
    に、各種炭化物の種類を複合、又は単独で流動状に混合
    せしめて炭化物混入の各種混合溶液12に変換し、該各
    種混合溶液12を脱水可能な任意形状の形枠内に流動せ
    しめて板状のフィルタ26素材とした後、該フィルタ2
    6素材の上面4を、各炭化物1.1.1...等の形状
    を崩さぬ程度で通気性も考慮して、板状に軽く押さえる
    程度で形成し、爾後脱水・乾燥処理して形成したことを
    特徴とするフィルタ。
  2. 【請求項2】 複数の型枠16を有する脱水機におい
    て、該型枠16を下部17が網状で四方が上方に立った
    外枠の側面を持つ、大きい板状に形成すると共に水平位
    置姿勢Aに配置して、該型枠16の内部に混合溶液12
    を流動せしめた板状のフィルタ26素材とした後、該フ
    ィルタ26素材の上面4を、各炭化物1.1.1...
    等の形状を崩さぬ程度で通気性も考慮して、上面押さえ
    体19で軽く押圧支持せしめて、該型枠16を傾斜姿勢
    位置Bに起立し、爾後、該型枠16を高速回転して遠心
    脱水後に乾燥処理して形成したことを特徴とする請求項
    1記載のフィルタ。
  3. 【請求項3】 大きい板状に形成する上で、水平位置姿
    勢Aに配置した、該型枠16内部の下部一面に不織布、
    紙、各種布等の何れかを敷設した上部に、混合溶液12
    を均一に流動せしめた上面一面に不織布、紙、各種布の
    何れかを覆設して、板状のフィルタ26素材として形成
    したことを特徴とする請求項2記載のフィルタ。
  4. 【請求項4】 該フィルタ26外面を、不織布、紙、
    布、又はナイロン系のメッシュ地7の袋9で覆うのに、
    該袋9の中に予め混合溶液12を流動して充填するか、
    若しくは、前もって任意形状に形成せしめたフィルタ2
    6素材を、該袋9に入れたことを特徴とする請求項1.
    2記載のフィルタ。
  5. 【請求項5】 該フィルタ26の、上面4、底面5及び
    各側面6の全面、又は上面4、底面5の両面、若しくは
    上面4か底面5のどちらか片面に、不織布、紙、布、金
    属、プラスチック、ナイロン系、いずれかのメッシュ地
    7を紙繊維2.2.2...で固着したことを特徴とす
    る請求項1記載のフィルタ。
  6. 【請求項6】 空気清浄機10、又はエヤコン、クーラ
    ー11、カークーラー、過湿機、脱臭機等のフィルタ2
    6を必要とする各種機器に合った、形状のフィルタ26
    上面4、底面5の両面、又はどちらか片面に不織布、
    紙、布、金属、プラスチック、ナイロン系のメッシュ地
    を一体化せしめるのに、フィルタ26収納用のカセット
    8内部に、適量の水に適量の炭化物1.1.1...と
    適量の前記紙繊維2.2.2...を流動状に混合せし
    めた混合溶液12を適量カセット8内に直接流動して充
    填する事で、前記紙繊維2.2.2...が前記カセッ
    ト8のメッシュ地に自然と絡み付けた後、水を切って乾
    燥せしめることで、カセット8と各種混合物を一体化せ
    しめたことを特徴とする請求項1記載のフィルタ。
  7. 【請求項7】 紙繊維2.2.2...の代わりに各種
    布の繊維と各種炭化物を混合して、該フィルタ2.2.
    2...を形成したことを特徴とする、請求項1.6記
    載のフィルタ。
  8. 【請求項8】 該フィルタ26全面若しくは一部の面
    に、適当な大きさで適量個数の、両面に貫通する数ミリ
    の太さで無数の通風孔32.32.32...を設けた
    ことを特徴とした、請求項1.6記載のフィルタ。
  9. 【請求項9】 紙繊維に代えて、稲わら、麦わら等の各
    種植物を繊維状に砕いた、繊維と各種炭化物を混合し
    て、該フィルタ2.2.2...を形成したことを特徴
    とする、請求項1.6記載のフィルタ。
  10. 【請求項10】 各種炭化物1.1.1...と紙繊維
    2.2.2...にゼオライト3.3.3...及び活
    性炭を加えた混合溶液12として、該フィルタ26を形
    成したことを特徴とする請求項1、5記載のフィルタ。
  11. 【請求項11】 エヤコン、クーラー11等の吸引口1
    3の前方全体を塞ぐように、若しくは、吸引口13前方
    の一部分をいくらか開放した形態で、プラスチック、金
    属、紙等の各種素材の該フィルタ枠21内部に該フィル
    タ26を上方から下方に向けて差し込む構造で、フィル
    タ差込枠22内に取り替える事のできる該フィルタ26
    を挿入せしめて、若しくは、不織布、紙、布、ナイロン
    等のメッシュ地の袋9に入れて、前記フィルタ枠21、
    又は該メッシュ地袋9の上部両側より紐、または鎖24
    等を取付先端に吸盤23を取付て、エアコン、又はクー
    ラー11等の上方上面に前記吸盤23を吸着せしめ、吸
    引口13前方に上方より吊り下げてセットしたことを特
    徴とする。フィルタの設置装置。
  12. 【請求項12】 エヤコン、クーラー11等の吸引口1
    3の前面に該フィルタ26を、各機器に直接両面テープ
    等で取り付けたことを特徴とした。請求項5記載のフィ
    ルタの設置装置。
  13. 【請求項13】 扇風機28後方の送風取り入れ側に、
    各種形状フィルタ26、又は、該フィルタ26取り替え
    可能なセット枠を各種方法で取付、取り外し可能にし
    た、該フィルタ26の消臭機能を取付けたことを特徴と
    する、フィルタ設置装置。
  14. 【請求項14】 冷蔵庫の冷蔵室30、冷凍室31、下
    駄箱、押入、家具等の棚全面、若しくは一部に、板状の
    該フィルタ26を敷設して使用したことを特徴とする、
    フィルタの設置装置。
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