JP2002218751A - 高電圧発生装置 - Google Patents

高電圧発生装置

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JP2002218751A
JP2002218751A JP2001013665A JP2001013665A JP2002218751A JP 2002218751 A JP2002218751 A JP 2002218751A JP 2001013665 A JP2001013665 A JP 2001013665A JP 2001013665 A JP2001013665 A JP 2001013665A JP 2002218751 A JP2002218751 A JP 2002218751A
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JP2001013665A
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Atsushi Abe
敦史 阿部
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを抑制し、簡易な構成で高精度の負荷
電圧を得る。 【解決手段】 電圧検出回路4は、電流検出回路5に接
続され、直接接地電位の部位に接続されていない。ま
た、電圧検出回路4と電流検出回路5の接続箇所である
位置P1における電圧は、オペアンプOP1によって、
常にVref1に固定されている。したがって、負荷電
流が変化しても位置P1の電位は変化せず、電圧検出回
路4は正確に電圧を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧発生装置に
係り、例えば、電子写真プロセスを利用する画像形成装
置に用いて好適な高電圧発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電子写
真方式を採用する画像形成装置には高電圧電源回路が備
えられており、紙などに対する画像形成プロセスには欠
かせない存在となっている。この高電圧電源回路として
は、例えば、帯電高圧電源、現像高圧電源、転写高圧電
源、定着高圧電源等、各種モジュール化された電源が存
在する。これらの各高圧モジュールは、画像形成装置の
構成に応じて異なった仕様を有しており、例えば直流電
源に交流電源を重畳したものや、直流マイナス電源に直
流プラス電源を重畳したもの等様々に構成され、規定電
圧や規定電流、定電流制御方式や定電圧制御方式、単一
値出力や多段階値制御出力、負荷条件等についても様々
な仕様がある。この中でも、様々な条件下において一定
の電圧や電流を出力できるように定電圧制御回路や定電
流制御回路を用いることは必要不可欠となっている。
【0003】例えば、特開平11−18294号公報で
は、同一の巻線から出力される電圧に対して2つの整流
回路を構成し、電流検出手段と電圧検出手段とを別々の
経路に設けることにより、電流検出手段により高精度に
負荷電流のみを検出すると共に、電圧検出手段により高
精度に出力電圧を検出する高電圧発生回路を提案してい
る。
【0004】具体的には、特開平11−18294号公
報の図1に示すように、定電圧制御部5は、電圧検出部
6による検出信号を絶えずモニタしており、昇圧トラン
ス1が発生する高電圧の出力電圧がコントローラ20に
より制御される所定の値(定電圧設定値)になるように
スイッチング部2を制御する。また、この時、出力部に
形成される負荷10を流れる直流電流(負荷電流)は、
図示の経路Eにおいて電流ループを構成している。この
負荷電流の検出は、整流器22に接続されることにより
経路Eの一部を構成する電流検出部9により行われる。
電流検出部9はコントローラ20に接続されている。電
流検出部9により検出された負荷電流値は、コントロー
ラ20によって絶えずモニタされており、所望の直流電
流が負荷10に流れるように、コントローラ20は定電
圧制御部5の定電圧設定値を順次変化させる。これによ
り、様々に変動する負荷10に対し、所望の電流値で電
流を流すことのできる定電圧制御方式の高電圧電源を提
供することが可能となる。
【0005】しかし、特開平11−18294号公報に
記載された高電圧発生回路では、負荷10の定電圧は数
kVに達し、比較的高価な高圧用の整流器21,22を
2つ用いているため、コストが高くなってしまう問題が
ある。
【0006】また、特開2000−3103号公報で
は、電圧検出回路を直接対接地電位に接続しないで電流
検出回路に接続することにより、電流検出回路を流れる
電流ループと電流検出回路を流れる負荷電流ループとを
別々にして、負荷電流及び負荷電圧を検出する高電圧発
生装置が提案されている。
【0007】具体的には、特開2000−3103号公
報の図1に示すように、整流器30内の抵抗器R1及び
R2を対接地ではなく、電流検出部9上にフローティン
グした形で構成することで、電流検出部9は負荷電流の
みを高精度に検出することが可能となる。また、負荷出
力部と電圧検出部とは昇圧トランスの同一巻線より発生
した電圧に従属して構成しているので、抵抗器R1及び
R2は高精度に負荷の出力電圧を算出する要素となる電
圧信号を検出することができる。さらに、電流検出部9
の検出信号と演算処理することによって、負荷出力部の
電位を高精度に検出することも可能となる。
【0008】整流回路30と電流検出回路9とを接続し
ている部位の電位は、電流検出回路9を流れる負荷電流
の大きさによって変動する。しかし、上記部位の電圧が
変動すると検出電圧も変動してしまうため、検出電圧を
補正するためにコントローラ20及び定電圧制御回路3
1が設けられている。
【0009】コントローラ20は、所望の直流電流が負
荷10に流れるように定電圧制御部31内の閾値設定部
12に送信するデータを順次可変させることにより、負
荷出力部の定電圧値をシフトさせていき、そのときの負
荷電流値を電流検出部9によりモニタする。所望の負荷
電流値に一致するまでこの処理を繰り返す。
【0010】このように、特開2000−3103号公
報に記載された高電圧発生装置は、負荷電流に基づいて
検出電圧を補正するという複雑な制御を行っており、こ
れによってコストが高くなってしまうという問題があっ
た。
【0011】本発明は、上述した課題を解決するために
提案されたものであり、コストを抑制し、簡易な構成で
高精度の負荷電圧を得ることができる高電圧発生装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
スイッチング動作を行うスイッチング手段と、前記スイ
ッチング手段のスイッチング動作により駆動されて電圧
を出力するトランスと、前記トランスから出力された電
圧を整流して、負荷に直流電圧を供給する整流手段と、
前記負荷に流れる電流を検出する電流検出手段と、接地
電位の部位に接続することなく前記電流検出手段に接続
され、前記整流手段から出力された直流電圧を検出する
電圧検出手段と、前記電流検出手段と電圧検出手段の接
続箇所の電圧を一定に制御する電圧制御手段と、前記電
圧検出手段により検出された電圧と、前記電流検出手段
により検出された電流とに基づいて、前記スイッチング
手段のスイッチング動作を制御するスイッチング制御手
段と、により構成されている。
【0013】電圧検出手段は、接地電位の部位に接続す
ることなく前記電流検出手段に接続されている。したが
って、電流検出手段を流れる負荷電流に変動が生じる
と、電流検出手段に印加されている電圧に変動が生じ、
これによって電圧検出手段で検出される電圧に変動が生
じる。そこで、電圧制御手段は、電流検出手段を流れる
負荷電流の大きさによらず、電流検出手段と電圧検出手
段の接続箇所の電圧を一定に制御することで、電圧検出
手段で検出される電圧の精度を高めている。この結果、
電圧の検出精度を高めて、負荷に所定の電圧を供給する
ことができる。
【0014】ここで、前記電圧検出手段は、請求項2記
載の発明のように、前記整流手段から出力された直流電
圧を抵抗で分圧し、分圧した直流電圧を検出することが
好ましい。これにより、高電圧を発生する場合であって
も、精度よく電圧を制御することができる。
【0015】請求項3記載の発明は、スイッチング動作
を行う第1のスイッチング手段と、前記第1のスイッチ
ング手段のスイッチング動作により駆動されて電圧を出
力する第1のトランスと、前記第1のトランスから出力
された電圧を整流して、負荷に正バイアスの直流電圧を
供給する第1の整流手段と、前記負荷に流れる電流を検
出する電流検出手段と、接地電位の部位に接続すること
なく前記電流検出手段に接続され、前記第1の整流手段
から出力された直流電圧を検出する第1の電圧検出手段
と、前記電流検出手段と第1の電圧検出手段の接続箇所
の電圧を一定に制御する第1の電圧制御手段と、前記第
1の電圧検出手段により検出された電圧と、前記電流検
出手段により検出された電流とに基づいて、前記第1の
スイッチング手段のスイッチング動作を制御する第1の
スイッチング制御手段と、スイッチング動作を行う第2
のスイッチング手段と、前記第2のスイッチング手段の
スイッチング動作により駆動されて電圧を出力する第2
のトランスと、前記第2のトランスから出力された電圧
を整流して、負荷に負バイアスの直流電圧を供給する第
2の整流手段と、接地電位の部位に接続することなく前
記電流検出手段に接続され、前記第2の整流手段から出
力された直流電圧を検出する第2の電圧検出手段と、前
記電流検出手段と第2の電圧検出手段の接続箇所の電圧
を一定に制御する第2の電圧制御手段と、前記第2の電
圧検出手段により検出された電圧と、前記電流検出手段
により検出された電流とに基づいて、前記第2のスイッ
チング手段のスイッチング動作を制御する第2のスイッ
チング制御手段と、を備え、前記第1及び第2のスイッ
チング手段のいずれか一方がスイッチング動作を行って
いるときは、他方はスイッチング動作を停止することを
特徴としている。
【0016】ここでは、請求項1に記載された発明を2
つ用い、一方を用いて負荷に正バイアスの電圧を供給
し、他方を用いて負荷に負バイアスの電圧を供給する。
このとき、正バイアス及び負バイアスの両方が同時に動
作しないように、一方がスイッチング動作を行っている
ときは、他方はスイッチング動作を停止する。また、両
方同時に動作しないので、負荷電流を検出する電流検出
手段を共通することができる。そして、第1及び第2の
電圧制御手段は、電流検出手段を流れる負荷電流の大き
さによらず、電流検出手段と第1及び第2の電圧検出手
段との接続箇所の電圧を一定に制御する。これにより、
電圧検出手段で検出される電圧の精度を高め、その結
果、負荷に所定の電圧を供給することができる。
【0017】ここで、請求項4記載の発明のように、前
記第1の電圧検出手段は、前記第1の整流手段から出力
された直流電圧を抵抗で分圧し、分圧した直流電圧を検
出し、前記第2の電圧検出手段は、前記第2の整流手段
から出力された直流電圧を抵抗で分圧し、分圧した直流
電圧を検出することが好ましい。これにより、正バイア
ス又は負バイアスの高電圧を発生する場合であっても、
精度よく電圧を制御することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1から第5の実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、第2の実施の形態以降では、既に説明した部位と
同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略
する。
【0019】[第1の実施の形態]図1に示すように、
第1の実施の形態に係る高電圧発生装置は、スイッチン
グ動作を行うスイッチング回路1と、入力電圧を昇圧し
て脈動電圧を発生する昇圧トランス2と、脈動電圧を整
流したり平滑する整流回路3と、負荷電圧を分圧して検
出する電圧検出回路4と、負荷電流を検出する電流検出
回路5と、負荷電流を所定値に制御するコントローラ6
と、電流検出回路5で検出された電圧及びコントローラ
6の制御電圧に基づいて所定の電圧になるようにスイッ
チング回路1を制御する定電圧制御回路7とを備えてい
る。
【0020】スイッチング回路1を構成するトランジス
タTr1のコレクタは、昇圧トランス2の一次巻線N1
の一端に接続されている。一次巻線N1の他端には、電
圧Vccが印加されている。トランジスタTr1のベー
スは、昇圧トランス2の一次巻線N2の一端に接続され
ている。一次巻線N2の他端は、定電圧制御回路7のオ
ペアンプOP4の出力端子に接続されている。また、ト
ランジスタTr1のエミッタは接地されている。
【0021】整流回路3は、コンデンサC1,C2と、
ダイオードD1とを備えている。コンデンサC1は、昇
圧トランス2の二次巻線N3に対して並列に接続されて
いる。ダイオードD1のカソードは二次巻線N3の一端
に接続され、ダイオードD1のアノードはコンデンサC
2の一端に接続されている。なお、コンデンサC2の他
端は、二次巻線N3の他端及びコンデンサC1に接続さ
れている。これにより、整流回路3は、昇圧トランス2
から供給される脈動電圧を整流/平滑して、矢印の向き
に印加された負バイアスの直流電圧を出力して、負荷8
に供給する。
【0022】電圧検出回路4は、抵抗R1及び抵抗R2
を備え、整流回路3のコンデンサC2に印加している電
圧を分圧して、定電圧制御回路7に供給する。ここで、
抵抗R1の一端はダイオードD1のアノードに接続さ
れ、抵抗R1の他端は抵抗R2に接続されている。抵抗
R2の他端は、コンデンサC2及び電流検出回路5に接
続されている。したがって、電圧検出回路4は、直接接
地電位の部位に接続されないように構成されている。
【0023】電流検出回路5は、抵抗R3,R4,R5
と、オペアンプOP1とを備えている。抵抗R3の一端
には電源電圧Vccが印加され、抵抗R3の他端は抵抗
R4を介して接地されている。オペアンプOP1の非反
転入力端子は、抵抗R3及び抵抗R4の接続点に接続さ
れている。よって、オペアンプOP1の非反転入力端子
には、電圧Vref1(=Vcc・R4/(R3+R
4))が入力される。また、オペアンプOP1の反転入
力端子は、電圧検出回路4(抵抗R2)に接続されてい
る。
【0024】また、オペアンプOP1の反転入力端子は
抵抗R5の一端に接続され、オペアンプOP1の出力端
子は抵抗R5の他端に接続されている。さらに、オペア
ンプOP1の出力端子は、コントローラ6に接続されて
いる。
【0025】コントローラ6は、オペアンプOP1の出
力電圧に基づいて負荷電流の大きさを検出し、この検出
結果に基づいて制御電圧をオペアンプOP4の非反転入
力端子に供給する。
【0026】定電圧制御回路7は、オペアンプOP2,
OP3,OP4と、抵抗R6,R7,R8,R9とを備
えている。オペアンプOP2の非反転入力端子には、電
圧検出回路4によって分圧された電圧が供給される。ま
た、オペアンプOP2の非反転入力端子と出力端子とは
接続されている。このため、オペアンプOP2は、イン
ピーダンス変換回路として働く。さらに、オペアンプO
P2の出力端子は、抵抗R6を介して、オペアンプOP
3の反転入力端子に接続されている。
【0027】抵抗R7の一端には直流電圧Vccが印加
され、抵抗R7の他端は抵抗R8を介して接地されてい
る。オペアンプOP3の非反転入力端子は、抵抗R7及
び抵抗R8の接続点に接続されている。よって、オペア
ンプOP3の非反転入力端子には、電圧Vref2(=
Vcc・R8/(R7+R8))が入力される。さら
に、オペアンプOP3の反転入力端子は抵抗R9の一端
に接続され、オペアンプOP3の出力端子は抵抗R9の
他端に接続されている。
【0028】オペアンプOP4の非反転入力端子はオペ
アンプOP3の出力端子に接続され、オペアンプOP4
の反転入力端子はコントローラ6の出力側に接続されて
いる。そして、オペアンプOP4は、各入力端子に供給
された電圧に基づいて、スイッチング回路1のトランジ
スタTr1をスイッチング動作させる。
【0029】以上のように構成された高電圧発生装置に
おいて、スイッチング回路1がスイッチング動作をして
いないときは、昇圧トランス2は電圧を発生しないの
で、負荷電流は流れない。
【0030】一方、オペアンプOP1は、非反転入力端
子及び反転入力端子間の電圧が等しくなるように、出力
端子を介して所定の電圧を出力する。この結果、オペア
ンプOP1は、負荷電流の有無を問わず、位置P1にお
ける電圧を常にVref1に制御することができる。な
お、抵抗R5による電圧降下は生じていないので、オペ
アンプOP1の出力電圧もVref1である。
【0031】つぎに、スイッチング回路1がスイッチン
グを行うと、昇圧トランス2は入力電圧を昇圧して所定
の脈動波形の高電圧を発生する。整流回路3は、昇圧ト
ランス2で発生された電圧を整流したり平滑して、高電
圧の直流電圧を負荷8に供給する。これにより、負荷電
流は、電流検出回路5、負荷8、電圧検出回路4の向き
に流れる。つまり、負バイアス時の負荷電流ループの向
きは、反時計回り方向になる。
【0032】ここで、電圧検出回路4及び電流検出回路
5の間(例えば位置P1)の電圧は、オペアンプOP1
によってVref1に固定されている。そして、負荷電
流が大きくなるに従って、抵抗R5の電圧降下の分だけ
オペアンプOP1の出力電圧が低くなる。
【0033】コントローラ6は、電圧Vref1に対し
てオペアンプOP1の出力電圧がどの程度低下したかを
検出することで負荷電流を検出し、負荷電流が所定値に
なるようにオペアンプOP4に制御電圧を供給する。
【0034】一方、定電圧制御回路7において、オペア
ンプOP2は、電圧検出回路4において分圧された電圧
についてインピーダンス変換を行い、抵抗R6を介し
て、オペアンプOP3の反転入力端子に供給する。オペ
アンプOP3の反転入力端子には、電圧Vref2が入
力されている。したがって、オペアンプOP3は、反転
入力端子の電圧が電圧Vref2になるように、出力端
子を介して所定の電圧を出力する。これにより、負荷電
圧が所定値になるように制御することができる。
【0035】オペアンプOP4は、反転入力端子及び非
反転入力端子に供給される電圧に基づいて、負荷電流及
び負荷電圧がそれぞれ所定値になるように、スイッチン
グ回路1をスイッチング駆動させる。この結果、高電圧
発生装置は、負荷8に対して、定電圧を供給することが
できる。
【0036】以上のように、高電圧発生装置は、電圧検
出回路4を直接接地電位の部位に接続することなく電流
検出回路5に接続し、定電圧制御ループと負荷電流ルー
プとを別々にすることで、高精度に負荷電流を検出する
ことができる。
【0037】また、高電圧発生装置は、電圧検出回路4
及び電流検出回路5が接続している位置P1における電
位をオペアンプOP1により常に一定にすることによ
り、負荷電流を用いて検出電圧を補正する必要がなく、
負荷電圧を高精度に検出して、常に一定の高電圧を発生
することができる。
【0038】なお、上述した高電圧発生装置は、負バイ
アスの直流電圧を出力する場合について説明したが、図
2に示すように、ダイオードD1のアノードとカソード
の向きを逆にすることで、正バイアスの直流電圧を出力
することができる。このとき、コントローラ6は、電圧
Vref1に対するオペアンプOP1の出力電圧の上昇
分を検出することで正バイアスの負荷電流を検出し、こ
の負荷電流が所定値になるようにオペアンプOP4に制
御電圧を供給すればよい。
【0039】[第2の実施の形態]図3に示すように、
第2の実施の形態に係る高電圧発生装置は、図1に示す
電流検出回路5の代わりに、電流検出回路9を備えてい
る。
【0040】電流検出回路9は、抵抗R3,R4,R5
と、オペアンプOP1と、npn型のトランジスタTr
2とを備えている。オペアンプOP1の非反転入力端子
には、電圧Vref1が入力される。オペアンプOP1
の反転入力端子は、電圧検出回路4(抵抗R2)に接続
されている。トランジスタTr2のコレクタは抵抗R5
を介してオペアンプOP1の反転入力端子に接続され、
ベースはオペアンプOP1の出力端子に接続され、エミ
ッタは接地されている。コントローラ6は、トランジス
タTr2のコレクタ電圧に基づいて、負荷電流を検出す
る。
【0041】以上のように構成された高電圧発生装置に
おいて、スイッチング回路1がスイッチング動作をして
いないときは、昇圧トランス2は電圧を発生しないの
で、負荷電流は流れない。
【0042】一方、オペアンプOP1は、非反転入力端
子及び反転入力端子間の電圧が等しくなるように、出力
端子を介して所定の電圧を出力する。この結果、オペア
ンプOP1は、負荷電流の有無を問わず、位置P1にお
ける電圧を常にVref1に制御することができる。な
お、抵抗R5による電圧降下は生じていないので、トラ
ンジスタTr2のコレクタ電圧もVref1である。
【0043】つぎに、スイッチング回路1がスイッチン
グを行うと、負バイアスの負荷電流が、図3の矢印に示
す経路に沿って流れる。
【0044】ここで、電圧検出回路4及び電流検出回路
9の間(例えば位置P1)の電圧は、オペアンプOP1
によってVref1に固定されている。そして、負荷電
流が大きくなるに従って、抵抗R5の電圧降下の分だけ
トランジスタTr2のコレクタ電圧が低くなる。
【0045】コントローラ6は、電圧Vref1に対す
るコレクタ電圧の低下分を検出することで負荷電流を検
出し、負荷電流が所定値になるようにオペアンプOP4
に制御電圧を供給する。
【0046】以上のように、第2の実施の形態に係る高
電圧発生装置は、電圧検出回路4を直接接地電位の部位
に接続することなく電流検出回路9に接続し、定電圧制
御ループと負荷電流ループとを別々にすることで、高精
度に負荷電流を検出することができる。
【0047】また、高電圧発生装置は、電圧検出回路4
及び電流検出回路9が接続している位置P1における電
位をオペアンプOP1により常に一定にすることによ
り、出した負荷電流を用いて検出電圧を補正する必要が
なく、負荷電圧を高精度に検出して、常に一定の高電圧
を発生することができる。
【0048】さらに、高電圧発生装置は、負荷電流のル
ープ内にオペアンプOP1でなくトランジスタTr2を
設けることによって、より大きな負荷電流の変動を正確
に検出することができる。
【0049】ここで、電流検出回路9の代わりに、図4
に示すように、電流検出回路9aを設けてもよい。電流
検出回路9aは、電流検出回路9のトランジスタTr2
に代えてツェナーダイオードZDを備えている。ツェナ
ーダイオードZDのカソードは、抵抗R5及びコントロ
ーラ6に接続され、さらにR12を介して電圧Vccが
印加されている。なお、ツェナーダイオードZDのアノ
ードは接地されている。
【0050】コントローラ6は、電圧Vref1からツ
ェナー電圧がどの程度低下したかを検出することで負荷
電流を検出し、負荷電流が所定値になるようにオペアン
プOP4に制御電圧を供給する。
【0051】オペアンプOP4は、オペアンプOP3の
出力電圧及びコントローラ6からの制御電圧に基づい
て、スイッチング回路1をスイッチング動作させる。こ
の結果、高電圧発生装置は、負荷電圧及び負荷電流をそ
れぞれ所定値に制御することができる。
【0052】なお、図3に示した高電圧発生装置は、負
バイアスの直流電圧を出力する場合について説明した
が、図5に示すように、ダイオードD1のアノードとカ
ソードの向きを逆にすることで、正バイアスの直流電圧
を出力することができる。このとき、高電圧発生装置
は、電流検出回路9の代わりに電流検出回路10を設け
ている。
【0053】電流検出回路10は、抵抗R3,R4,R
5,R10,R11と、オペアンプOP1と、pnp型
のトランジスタTr3とを備えている。具体的には、電
流検出回路10は、電流検出回路9のトランジスタTr
2の代わりにpnp型のトランジスタTr3を設け、ト
ランジスタTr3のエミッタに電圧Vref3(=Vc
c・R11/(R10+R11))を印加して構成され
ている。なお、トランジスタTr3のコレクタは抵抗R
5及びコントローラ6に接続され、ベースはオペアンプ
OP1の出力端子に接続されている。
【0054】コントローラ6は、電圧Vref1に対す
るトランジスタTr2のコレクタ電圧の上昇分を検出す
ることで正バイアスの負荷電流を検出し、この負荷電流
が所定値になるようにオペアンプOP4に制御電圧を供
給すればよい。
【0055】[第3の実施の形態]図6に示すように、
第3の実施の形態に係る高電圧発生装置は、スイッチン
グ動作を行うスイッチング回路21,31と、脈動電圧
を出力する昇圧トランス22,32と、脈動電圧を整流
し平滑する整流回路23,33と、分圧された電圧を検
出する電圧検出回路24,34と、負荷電流を検出する
電流検出回路5と、負荷電流が所定値になるように制御
するコントローラ6と、検出された電圧及びコントロー
ラ6の制御電圧に基づいて電圧を制御する定電圧制御回
路27,37とを備えている。なお、20番台の符号が
付された部位は主に正バイアス時に用いられ、30番台
の符号が付された部位は主に負バイアス時に用いられる
ものである。
【0056】スイッチング回路21及び昇圧トランス2
2は、図1に示すスイッチング回路1及び昇圧トランス
2と同様に構成され、互いに接続されている。スイッチ
ング回路31及び昇圧トランス32も同様である。
【0057】整流回路23は、コンデンサC21,C2
2と、ダイオードD21と、抵抗Raとを備えている。
コンデンサC21,C22と、ダイオードD21は、図
1に示すコンデンサC1,C2と、ダイオードD1にそ
れぞれ対応し、これらと同様に接続されている。抵抗R
aは、コンデンサC22に対して並列になるように接続
されている。
【0058】整流回路33は、コンデンサC31,C3
2と、ダイオードD31とを備えている。コンデンサC
31,C32及びダイオードD31は、図2に示すコン
デンサC1,C2及びダイオードD1と同様に接続され
ている。
【0059】電圧検出回路24は、直列に接続された抵
抗R21及び抵抗R22により構成されている。抵抗R
21の一端はダイオードD21のカソードに接続され、
抵抗R21の他端は抵抗R22に接続されている。抵抗
R22の他端は電流検出回路5に設けられたオペアンプ
OP1の反転入力端子に接続されている。
【0060】電圧検出回路34は、直列に接続された抵
抗R31及び抵抗R32により構成されている。抵抗R
31の一端はダイオードD31のアノードに接続され、
抵抗R31の他端は抵抗R32に接続されている。抵抗
R32の他端はコンデンサC31,C32に接続されて
いる。
【0061】電流検出回路5は、図1に示す電流検出回
路5と同様に構成されている。ここで、オペアンプOP
1の反転入力端子は、電圧検出回路24(抵抗R22)
と、コンデンサC32を介して電圧検出回路34(抵抗
R32)に接続されている。オペアンプOP1の出力端
子は、コントローラ6に接続されている。
【0062】コントローラ6は、オペアンプOP1の出
力電圧から負荷電流を検出し、負荷電流に基づいてオペ
アンプOP24及びオペアンプOP34の非反転入力端
子に入力する電圧を制御する。
【0063】定電圧制御回路27は、図1に示すP2,
OP3,OP4、抵抗R6,R7,R8,R9にそれぞ
れ対応したオペアンプOP22,OP23,OP24、
抵抗R26,R27,R28,R29を備えている。な
お、オペアンプOP22の非反転入力端子は、抵抗R2
1及び抵抗R22の接続点に接続されている。また、オ
ペアンプOP24は、昇圧トランス22の一次巻線N2
の一端に接続されている。
【0064】定電圧制御回路37は、図1に示すP2,
OP3,OP4、抵抗R6,R7,R8,R9にそれぞ
れ対応したオペアンプOP32,OP33,OP34、
抵抗R36,R37,R38,R39を備えている。な
お、オペアンプOP32の非反転入力端子は、抵抗R3
1及び抵抗R32の接続点に接続されている。また、オ
ペアンプOP34は、昇圧トランス32の一次巻線N2
の一端に接続されている。
【0065】以上のように構成された高電圧発生装置に
おいて、スイッチング回路21及びスイッチング回路3
1のいずれもスイッチング動作をしていないときは、負
荷電流は流れない。このとき、電流検出回路5のオペア
ンプOP1の出力電圧(Vi−mon)は、図7に示す
ように、Vref1になる。
【0066】正バイアス時には、スイッチング回路21
がスイッチング動作を行う。そして、昇圧トランス22
が脈動電圧を発生し、整流回路23が脈動電圧を整流/
平滑することで、負荷8に正バイアスが印加される。一
方、スイッチング回路31はスイッチング動作せず、コ
ンデンサC32は短絡される。これにより、整流回路2
3から出力された負荷電流は、電圧検出回路24、負荷
8、電流検出回路5、コンデンサC32を経由して、再
び整流回路23に戻る。つまり、正バイアス時の負荷電
流ループの向きは、時計回り方向になる。
【0067】ここで、電圧検出回路24及び電流検出回
路5の間(例えば位置P5)の電圧は、オペアンプOP
1によってVref1に固定されている。そして、正バ
イアス時の負荷電流が大きくなるに従って、抵抗R5の
両端に生じる電位差の分だけオペアンプOP1の出力電
圧が高くなる。したがって、図7に示すように、正バイ
アス時の負荷電流が大きくなるに従って、オペアンプO
P1の出力電圧Vi−monは高くなる。
【0068】コントローラ6は、Vref1からオペア
ンプOP1の出力電圧がどの程度上昇したかを検出する
ことで正バイアスの負荷電流を検出し、負荷電流が所定
値になるようにオペアンプOP24に制御電圧を供給す
る。
【0069】また、定電圧制御回路27において、オペ
アンプOP22は、電圧検出回路24で分圧された電圧
のインピーダンス変換を行う。オペアンプOP23は、
オペアンプOP22から抵抗R26を介して供給された
電圧がVref2になるように、所定電圧をオペアンプ
OP24に供給する。オペアンプOP24は、オペアン
プOP23の出力電圧及びコントローラ6からの制御電
圧に基づいて、スイッチング回路21をスイッチング動
作させる。この結果、高電圧発生装置は、正バイアス時
において、負荷電圧及び負荷電流をそれぞれ所定値に制
御することができる。
【0070】一方、負バイアス時には、スイッチング回
路31がスイッチング動作を行う。そして、昇圧トラン
ス32が脈動電圧を発生し、整流回路33が脈動電圧を
整流/平滑することで、負荷8に負バイアスが印加され
る。一方、スイッチング回路21はスイッチング動作せ
ず、コンデンサC22は短絡される。これにより、整流
回路33から出力された電流は、コンデンサC22、負
荷8、電流検出回路5を経由して、再び整流回路33に
戻る。つまり、負バイアス時の負荷電流ループの向き
は、反時計回り方向になる。
【0071】ここで、電圧検出回路34及び電流検出回
路5の間(例えば位置P5)の電圧は、オペアンプOP
1によってVref1に固定されている。そして、負バ
イアス時の負荷電流が大きくなるに従って、抵抗R5の
両端に生じる電位差の分だけオペアンプOP1の出力電
圧が低くなる。したがって、図7に示すように、負バイ
アス時の負荷電流が大きくなるに従って、オペアンプO
P1の出力電圧Vi−monは低くなる。
【0072】コントローラ6は、Vref1からオペア
ンプOP1の出力電圧がどの程度低下したかを検出する
ことで負バイアスの負荷電流を検出し、負荷電流が所定
値になるようにオペアンプOP34に制御電圧を供給す
る。
【0073】また、定電圧制御回路37において、オペ
アンプOP32は、電圧検出回路34で分圧された電圧
のインピーダンス変換を行う。オペアンプOP33は、
オペアンプOP32から抵抗R36を介して供給された
電圧がVref2になるように、所定の電圧をオペアン
プOP34に供給する。オペアンプOP34は、オペア
ンプOP33の出力電圧及びコントローラ6からの制御
電圧に基づいて、スイッチング回路31をスイッチング
動作させる。この結果、高電圧発生装置は、負バイアス
時においても、負荷電圧及び負荷電流をそれぞれ所定値
に制御することができる。
【0074】以上のように、第3の実施の形態に係る高
電圧発生装置は、電圧検出回路24,34を直接接地電
位の部位に接続することなく電流検出回路5に接続し、
定電圧制御ループと負荷電流ループとを別々にすること
で、高精度に正バイアス時又は負バイアス時の負荷電流
を検出することができる。
【0075】さらに、高電圧発生装置は、電圧検出回路
24,34及び電流検出回路5が接続している位置P5
における電位をオペアンプOP1により常に一定にする
ことにより、負荷電流を用いて検出電圧を補正する必要
がなく、負荷電圧を高精度に検出して、常に一定の高電
圧を発生することができる。
【0076】[第4の実施の形態]図8に示すように、
第4の実施の形態に係る高電圧発生装置は、図1に示す
高電圧発生装置の電流検出回路5の代わりに電流検出回
路50を備えている。
【0077】電流検出回路50は、抵抗R50の電圧を
ディジタル信号に変換するA/D変換器51と、位置P
8の電圧値を設定するCPU52と、設定された電圧値
をアナログ信号に変換するD/A変換器53と、D/A
変換器53の出力電圧をディジタル信号に変換するA/
D変換器54とを備えている。
【0078】抵抗R50の一端は、整流回路3(コンデ
ンサC1及びコンデンサC2の接続点)、電圧検出回路
4(抵抗R2)、A/D変換器51に接続されている。
抵抗R50の他端は、D/A変換器53及びA/D変換
器54に接続されている。A/D変換器51は、位置P
8における電圧をディジタル信号に変換して、CPU5
2に供給する。
【0079】CPU52は、電圧検出回路4と電流検出
回路50との間(例えば位置P8)の電圧を所定値(例
えばVa)に設定するための複数の閾値を記憶するレジ
スタ61と、レジスタ61から出力された閾値とA/D
変換器51からの値を比較する比較部62と、比較部6
2の比較結果に基づいてD/A変換器53に設定値を供
給するD/A出力設定部63とを備えている。ここで、
D/A出力設定部63は、位置P8における電圧が常に
Vaになるように、設定値を出力する。
【0080】A/D変換器54は、D/A変換器53の
出力電圧をディジタル信号に変換して、このデータをコ
ントローラ6に供給する。コントローラ6は、D/A変
換器53が出力した電圧に基づいて、負荷電流を検出す
る。
【0081】以上のように構成された高電圧発生装置に
おいて、スイッチング回路1がスイッチング動作をせ
ず、負荷電流が流れていないときは、抵抗R50の電圧
降下はゼロである。したがって、D/A変換器53は電
圧Vaを出力する。A/D変換器54は、電圧Vaをデ
ィジタル信号に変換して、コントローラ6に供給する。
【0082】スイッチング回路1がスイッチング動作を
行うと、矢印に示す経路に従って負荷電流が流れる。
【0083】ここで、位置P8の電圧は、CPU52に
よってVaに固定されている。したがって、負バイアス
の負荷電流が大きくなるに従って、抵抗R50の両端に
生じる電位差の分だけD/A変換器53の出力電圧が低
くなる。
【0084】コントローラ6は、電圧VaからD/A変
換器53の出力電圧がどの程度低下したかを検出するこ
とで負荷電流の大きさを検出し、負荷電流が所定値にな
るようにオペアンプOP4に制御電圧を供給する。
【0085】オペアンプOP4は、オペアンプOP3の
出力電圧及びコントローラ6からの制御電圧に基づい
て、スイッチング回路21をスイッチング動作させる。
この結果、高電圧発生装置は、負荷電圧及び負荷電流を
それぞれ所定値に制御することができる。
【0086】なお、本実施の形態では、CPU52は、
レジスタ61、比較部62、D/A出力設定部63によ
って構成されていたが、さらにA/D変換器51,54
及びD/A変換器53を備えて構成してもよい。さら
に、図2と同様に、ダイオードD1のアノードとカソー
ドの向きを逆にすることで、正バイアスの負荷電流を出
力するようにしてもよい。
【0087】[第5の実施の形態]図9に示すように、
第5の実施の形態に係る高電圧発生装置は、図8に示す
電流検出回路50の代わりに電流検出回路50aを設け
ている。
【0088】電流検出回路50aは、電流検出回路50
からA/D変換器54を除去して構成されている。ここ
で、D/A出力設定部63は、位置P8における電圧が
常にVaになるように、D/A変換器53に設定値を供
給すると共に、この設定値をコントローラ6に供給す
る。
【0089】コントローラ6は、D/A出力設定部63
からの設定値に基づいて、電圧Vaに対してD/A変換
器53の出力電圧がどの程度低下したかを検出すること
ができる。このため、コントローラ6は、負荷電流の大
きさを検出することができ、負荷電流が所定値になるよ
うにオペアンプOP4に制御電圧を供給する。
【0090】そして、オペアンプOP4は、オペアンプ
OP3の出力電圧及びコントローラ6からの制御電圧に
基づいて、スイッチング回路21をスイッチング動作さ
せる。
【0091】この結果、本実施の形態に係る高電圧発生
装置は、負荷電圧及び負荷電流をそれぞれ所定値に制御
することができるだけでなく、第4の実施の形態に比べ
てA/D変換器54の分だけコストを抑制することがで
きる。
【0092】なお、本実施の形態では、CPU52は、
レジスタ61、比較部62、D/A出力設定部63によ
って構成されていたが、さらにA/D変換器51及びD
/A変換器53を備えて構成してもよい。さらに、図2
と同様に、ダイオードD1のアノードとカソードの向き
を逆にすることで、正バイアスの負荷電流を出力するよ
うにしてもよい。
【0093】[その他の実施の形態]なお、本発明は、
上述した実施の形態に限定されるものではなく、任意の
実施の形態を組み合わせて構成してもよい。例えば図1
0に示すように、図6に示す高電圧発生装置の電流検出
回路5の代わりに、図8に示す電流検出回路50を設け
てもよい。このとき、CPU52は、レジスタ61、比
較部62、D/A出力設定部63によって構成されてい
るが、さらにA/D変換器51,54及びD/A変換器
53を備えて構成してもよい。
【0094】また、図11に示すように、図6に示す高
電圧発生装置の電流検出回路5の代わりに、図9に示す
電流検出回路50aを設けてもよい。このとき、CPU
52は、レジスタ61、比較部62、D/A出力設定部
63によって構成されているが、さらにA/D変換器5
1及びD/A変換器53を備えて構成してもよい。
【0095】上述した実施の形態では、レジスタ61、
比較部62、D/A出力設定部63を備えたCPUを例
に挙げて説明したが、これらを備えたASICで実現す
ることもできる。また、オペアンプやトランジスタ等を
集積化した専用ハイブリッドICを用いてもよい。これ
により、省スペースで実装することが可能になる。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、電圧検出手段を
接地電位の部位に接続することなく電流検出手段に接続
し、電流検出手段と電圧検出手段の接続箇所の電圧を一
定に制御することによって、負荷電流の変化の影響を受
けることなく、高精度の電圧を発生することができる。
【0097】請求項2記載の発明は、整流手段から出力
された直流電圧を抵抗で分圧して検出することによっ
て、高電圧を発生する場合であっても、精度よく電圧を
制御することができる。
【0098】請求項3記載の発明は、第1及び第2の電
圧検出手段を接地電位の部位に接続することなく電流検
出手段に接続し、電流検出手段と第1及び第2の電圧検
出手段との接続箇所の電圧を一定に制御することによっ
て、正バイアス時又は負バイアス時の負荷電流の変化の
影響を受けることなく、高精度の電圧を発生することが
できる。
【0099】請求項4記載の発明は、第1及び第2の整
流手段から出力された直流電圧を抵抗で分圧して検出す
ることによって、正バイアス又は負バイアスの高電圧を
発生する場合であっても、精度よく電圧を制御すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る高電圧発生
装置の構成を示す回路図である。
【図2】 第1の実施の形態に係る高電圧発生装置の他
の構成を示す回路図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係る高電圧発生
装置の構成を示す回路図である。
【図4】 第2の実施の形態に係る高電圧発生装置の他
の構成を示す回路図である。
【図5】 第2の実施の形態に係る高電圧発生装置の他
の構成を示す回路図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態に係る高電圧発生
装置の構成を示す回路図である。
【図7】 正バイアス時又は負バイアス時の負荷電流に
対するオペアンプOP1の出力電圧を示す図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態に係る高電圧発生
装置の構成を示す回路図である。
【図9】 本発明の第5の実施の形態に係る高電圧発生
装置の構成を示す回路図である。
【図10】 本発明の第3及び第4の実施の形態を組み
合わせたときの高電圧発生装置の構成を示す回路図であ
る。
【図11】 本発明の第3及び第5の実施の形態を組み
合わせたときの高電圧発生装置の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1,21,31 スイッチング回路 2,22,32 昇圧トランス 3,23,33 整流回路 4,24,34 電圧検出回路 5,9,10,50,50a 電流検出回路 6 コントローラ 7 定電圧制御回路 8 負荷

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング動作を行うスイッチング手
    段と、 前記スイッチング手段のスイッチング動作により駆動さ
    れて電圧を出力するトランスと、 前記トランスから出力された電圧を整流して、負荷に直
    流電圧を供給する整流手段と、 前記負荷に流れる電流を検出する電流検出手段と、 接地電位の部位に接続することなく前記電流検出手段に
    接続され、前記整流手段から出力された直流電圧を検出
    する電圧検出手段と、 前記電流検出手段と電圧検出手段の接続箇所の電圧を一
    定に制御する電圧制御手段と、 前記電圧検出手段により検出された電圧と、前記電流検
    出手段により検出された電流とに基づいて、前記スイッ
    チング手段のスイッチング動作を制御するスイッチング
    制御手段と、 を備えた高電圧発生装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧検出手段は、前記整流手段から
    出力された直流電圧を抵抗で分圧し、分圧した直流電圧
    を検出する請求項1記載の高電圧発生装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング動作を行う第1のスイッチ
    ング手段と、 前記第1のスイッチング手段のスイッチング動作により
    駆動されて電圧を出力する第1のトランスと、 前記第1のトランスから出力された電圧を整流して、負
    荷に正バイアスの直流電圧を供給する第1の整流手段
    と、 前記負荷に流れる電流を検出する電流検出手段と、 接地電位の部位に接続することなく前記電流検出手段に
    接続され、前記第1の整流手段から出力された直流電圧
    を検出する第1の電圧検出手段と、 前記電流検出手段と第1の電圧検出手段の接続箇所の電
    圧を一定に制御する第1の電圧制御手段と、 前記第1の電圧検出手段により検出された電圧と、前記
    電流検出手段により検出された電流とに基づいて、前記
    第1のスイッチング手段のスイッチング動作を制御する
    第1のスイッチング制御手段と、 スイッチング動作を行う第2のスイッチング手段と、 前記第2のスイッチング手段のスイッチング動作により
    駆動されて電圧を出力する第2のトランスと、 前記第2のトランスから出力された電圧を整流して、負
    荷に負バイアスの直流電圧を供給する第2の整流手段
    と、 接地電位の部位に接続することなく前記電流検出手段に
    接続され、前記第2の整流手段から出力された直流電圧
    を検出する第2の電圧検出手段と、 前記電流検出手段と第2の電圧検出手段の接続箇所の電
    圧を一定に制御する第2の電圧制御手段と、 前記第2の電圧検出手段により検出された電圧と、前記
    電流検出手段により検出された電流とに基づいて、前記
    第2のスイッチング手段のスイッチング動作を制御する
    第2のスイッチング制御手段と、 を備え、 前記第1及び第2のスイッチング手段のいずれか一方が
    スイッチング動作を行っているときは、他方はスイッチ
    ング動作を停止することを特徴とする高電圧発生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の電圧検出手段は、前記第1の
    整流手段から出力された直流電圧を抵抗で分圧し、分圧
    した直流電圧を検出し、 前記第2の電圧検出手段は、前記第2の整流手段から出
    力された直流電圧を抵抗で分圧し、分圧した直流電圧を
    検出する請求項3記載の高電圧発生装置。
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