JP2002218187A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002218187A JP2001364139A JP2001364139A JP2002218187A JP 2002218187 A JP2002218187 A JP 2002218187A JP 2001364139 A JP2001364139 A JP 2001364139A JP 2001364139 A JP2001364139 A JP 2001364139A JP 2002218187 A JP2002218187 A JP 2002218187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部のデータ処理装置が処理する画像信号の
副走査方向の期間の長短にかかわらず、当該データ処理
装置がトラブルなく受信することができる画像信号を出
力する。 【解決手段】 スキャナプリンタ1は、クロック信号に
同期して、画像信号の副走査方向の有効領域を示す内部
副走査有効信号を発生し、外部装置から入力され外部装
置において処理可能な画像信号の副走査方向の有効領域
を示す外部副走査有効信号を受信する。制御部63は、
内部副走査有効信号が発生され、かつ外部副走査有効信
号が受信されているとき、画像信号が出力されるように
制御する。一方、内部副走査有効信号が発生されず、か
つ外部副走査有効信号が受信されているとき、所定の画
像信号が出力されるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を読み取って画像
信号に変換して出力する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、用紙等に記載されたり印刷された
りしている文字や画像等の画像情報をスキャナで読み取
って、ディジタル画像信号に変換してプリンタに出力し
てそのハードコピーを出力し、もしくは変換されたディ
ジタル画像信号を、画像ファイリングシステム、ホスト
コンピュータ、又はマイクロコンピュータ等の外部のデ
ータ処理装置に出力して当該データ処理装置に接続され
たディスプレイに表示するための画像読取装置が提案さ
れている。この種の画像読取装置として、プリンタ等の
画像出力装置と連動して動作させる際や、画像ファイリ
ングシステムの入力装置として動作させる際に、ディジ
タル画像信号の水平同期信号又は垂直同期信号を、外部
装置から受信するか、もしくは当該装置内部で発生する
かを切り替えることができるようにした画像読取装置
(以下、第1の従来例という。)が提案されている(例
えば、特開昭60−21671号公報参照。)。
【0003】上記第1の従来例の画像情報読取装置にお
いては、一定の周波数を有する水平同期信号が内部で発
生され、当該水平同期信号は、ディジタル画像信号をシ
ステムのホストコンピュータに転送する時の同期信号と
して用いたり、画像情報をイメージセンサを用いて主走
査方向で走査して読み取るときの水平同期信号として用
いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来例の画像読取装置においては、上述したよう
に、一定の周波数を有する水平同期信号が内部で発生さ
れ、当該水平同期信号は、ディジタル画像信号をシステ
ムのホストコンピュータに転送する時の同期信号として
用いたり、画像情報をイメージセンサを用いて主走査方
向で走査して読み取るときの水平同期信号として用いら
れるので、データ処理装置からの画像出力要求や画像出
力の中断要求に対して、画像信号の水平走査線の単位で
応答することができないという問題点があった。
【0005】また、上記第1の従来例の画像読取装置に
おいては、水平同期信号が一定周波数で発生されている
ので、スキャナからの画像信号の出力速度が所定値に予
め設定されている。このため、上記第1の従来例の画像
読取装置では、スキャナからの画像信号の出力速度によ
って使用可能なデータ処理装置が限定されてしまうとい
う問題点もあった。
【0006】さらに、上記第1の従来例の画像読取装置
において、スキャナによって読み取った画像データのう
ちの1本の水平走査線を数本の走査線に増加させる高解
像度変換処理を行ったり、あるいは数本の走査線を1本
の走査線に減少させる低解像度変換処理を行なう、とい
った解像度変換処理を行なうと、水平同期信号の周波数
は解像度変換処理に応じて所定の周波数から変化してし
まい、画像信号を外部装置に送出できなくなる。このた
め、上記第1の従来例の画像読取装置では、スキャナに
よって読み取った画像データに対して解像度変換処理を
行なうことができないという問題点があった。
【0007】上述のように、スキャナによって読み取っ
た画像データに対して解像度変換処理を行う装置ではな
いが、ラインイメージセンサに供給される基準信号と原
稿読取用の光学系を駆動するパルスモータの駆動タイミ
ングとを同期させるとともに、パルスモータに印加する
パルスを制御することにより、ラインイメージセンサの
素子配列方向である主走査方向に対して垂直な副走査方
向の変倍あるいは画像の密度変換処理を行う画像読取装
置(以下、第2の従来例という。)が周知である(例え
ば、特開昭62−92670号公報参照。)。この第2
の従来例の画像読取装置においては、パルスモータは、
縮小時には低速で駆動され、拡大時は高速で駆動され
る。
【0008】しかしながら、上記第2の従来例の画像読
取装置は、解像度変換処理を行うことができないという
第1の従来例と同様の問題点を有しているほか、高い変
倍倍率を達成するためには、パルスモータの高速制御が
必要になり、その最高速度時でのトルクおよびその余裕
度を考慮してパルスモータの設計を行う必要があるた
め、比較的高い性能を有しコストの高いパルスモータを
採用しなければならず、その結果、当該パルスモータを
備える画像読取装置のコストが高くなるという問題があ
った。
【0009】ところで、一般の従来の画像読取装置にお
いては、内部で発生される垂直同期信号のみに同期し
て、所定の副走査方向の領域の画像信号が、プリンタや
コンピュータなどのデータ処理装置に送出され、当該デ
ータ処理装置は、装置として必要な所定の副走査方向の
領域の画像信号のみを取り込み、画像信号の処理を行っ
ている。従って、従来の画像読取装置においては、予め
決められた外部装置に対応する画像サイズ及び解像度が
予め設定され、内部で垂直同期信号を発生するように構
成されている。
【0010】近年、種々の能力を有する画像処理のため
の種々の外部装置が開発されて、画像読取装置に接続さ
れるようになってきた。しかしながら、従来の画像読取
装置は上述のような構成を有しているので、対応する所
定の能力を有する特定のデータ処理装置のみと接続可能
である。従って、例えば、データ処理装置の仕様が既知
であっても、画像信号のインターフェイスの仕様が一致
せず、すでに購入していた画像読取装置と接続できない
場合や、データ処理装置の仕様がわからず、画像読取装
置に接続可能であるか否かを判断することができない場
合がある。
【0011】このような場合、データ処理装置が処理す
る画像信号の副走査方向の期間(画面の垂直方向の出力
サイズ)が画像読取装置からそれに入力される画像信号
のそれに比較して長い場合や、画像読取装置から出力さ
れる画像信号の副走査方向の期間がデータ処理装置が処
理する画像信号のそれに一致する場合であってもデータ
処理装置の処理すべき画像信号の解像度が大きい場合に
トラブルが発生する。すなわち、画像読取装置から出力
される画像信号は終了しているのにもかかわらず、デー
タ処理装置は画像信号を受信できないため、画像信号の
取り込み状態のまま受信処理が停止してしまうという問
題点があった。
【0012】本発明の目的は以上の問題点を解決し、外
部のデータ処理装置が処理する画像信号の副走査方向の
期間の長短にかかわらず、当該データ処理装置がトラブ
ルなく受信することができる画像信号を出力することが
できる画像読取装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像読取装
置は、所定の周波数を有するクロック信号を発生すると
ともに、上記クロック信号に同期した水平同期信号を発
生する第1の信号発生手段と、上記クロック信号に同期
して原稿画像を走査線毎に主走査方向で走査して読み取
って画像信号に変換する画像読取手段と、上記クロック
信号に同期して上記画像読取手段と原稿画像とを互いに
1走査線ずつ相対的に所定の移動速度でかつ副走査方向
で移動させる移動手段と、上記水平同期信号と上記画像
信号とを外部装置に出力する信号出力手段と、上記クロ
ック信号に同期して、上記画像信号の副走査方向の有効
領域を示す内部副走査有効信号を発生する第2の信号発
生手段と、上記外部装置から入力され、上記外部装置に
おいて処理可能な画像信号の副走査方向の有効領域を示
す外部副走査有効信号を受信する受信手段と、上記内部
副走査有効信号が上記第2の信号発生手段によって発生
され、かつ上記外部副走査有効信号が上記受信手段によ
って受信されているとき、上記画像信号が出力されるよ
うに上記信号出力手段を制御する第1の制御手段と、上
記内部副走査有効信号が上記第2の信号発生手段によっ
て発生されず、かつ上記外部副走査有効信号が上記受信
手段によって受信されているとき、所定の画像信号が出
力されるように上記信号出力手段を制御する第2の制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、上記画像読取装置において、上記所
定の画像信号は、白又は黒の画素を示す画像信号である
ことを特徴とする。
【0015】本発明に係る画像読取装置においては、上
記第1の信号発生手段は、所定の周波数を有するクロッ
ク信号を発生するとともに、上記クロック信号に同期し
た水平同期信号を発生し、上記画像読取手段は、上記ク
ロック信号に同期して原稿画像を走査線毎に主走査方向
で走査して読み取って画像信号に変換する。また、上記
移動手段は、上記クロック信号に同期して上記画像読取
手段と原稿画像とを互いに1走査線ずつ相対的に所定の
移動速度でかつ副走査方向で移動させ、上記信号出力手
段は、上記水平同期信号と上記画像信号とを外部装置に
出力する。さらに、上記第2の信号発生手段は、上記ク
ロック信号に同期して、上記画像信号の副走査方向の有
効領域を示す内部副走査有効信号を発生し、上記受信手
段は、上記外部装置から入力され、上記外部装置におい
て処理可能な画像信号の副走査方向の有効領域を示す外
部副走査有効信号を受信する。次いで、上記第1の制御
手段は、上記内部副走査有効信号が上記第2の信号発生
手段によって発生され、かつ上記外部副走査有効信号が
上記受信手段によって受信されているとき、上記画像信
号が出力されるように上記信号出力手段を制御し、上記
第2の制御手段は、上記内部副走査有効信号が上記第2
の信号発生手段によって発生されず、かつ上記外部副走
査有効信号が上記受信手段によって受信されていると
き、所定の画像信号が出力されるように上記信号出力手
段を制御する。
【0016】従って、上記外部装置が画像信号の受信中
であるときに、上記画像読取装置から出力すべき画像信
号が無い場合であっても、上記外部副走査有効信号に応
答して所定の画像信号を上記外部装置に出力するので、
どのような外部装置であっても、すべての画像信号を、
画像信号の欠落が生じることなく、正常に画像信号を受
信することが可能となる。
【0017】また、上記画像読取装置において、上記所
定の画像信号は、ポジティブの画像信号の場合、好まし
くは白の画素を示す画像信号であり、ネガティブの画像
信号の場合、好ましくは黒の画素を示す画像信号であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明に係る一実施形態を説明する。
【0019】本発明に係る一実施形態である画像読取シ
ステムの基本構成を図1に示す。図1に示すように、本
実施形態の画像読取システムは、スキャナプリンタ1
と、コントローラ2と、外部装置として設けられるデー
タ処理装置3とから構成される。上記スキャナプリンタ
1は、用紙等に記載されたり印刷されている文字や原稿
画像等の画像情報を読み取り、ディジタル画像データに
変換して出力するスキャナ部1aと、レーザプリンタ部
1bとを備える。データ処理装置3は、例えばワードプ
ロセッサやパーソナルコンピュータ、その他のホストコ
ンピュータ等の装置であり、ビデオインターフェース回
路を備えるコントローラ2を介して、スキャナプリンタ
1に接続される。
【0020】上記スキャナプリンタ1は、次の3つの基
本的な動作モードを有する。 (a)スキャナモード:スキャナプリンタ1のスキャナ
部1aによって原稿画像を読み取って画像データに変換
した後、コントローラ2のビデオインターフェイス回路
を介してデータ処理装置3に送信する。そして、データ
処理装置は、例えば、受信した画像データの画像をCR
Tディスプレイ3a上に表示する。 (b)プリンタモード:データ処理装置3からコントロ
ーラ2のビデオインターフェイス回路を介して受信した
画像データの画像を、スキャナプリンタ1のレーザ方式
のレーザプリンタ部1bでプリントアウトする。 (c)コピーモード:スキャナ部1aによって読みとっ
た原稿画像を読み取って画像データに変換した後、変換
された画像データに基づいて、スキャナプリンタ1のレ
ーザプリンタ部1bが当該画像データの画像を直接に、
プリントアウトする。
【0021】なお、スキャナプリンタ1の動作モード
は、後述する操作パネル4上の動作モード設定キー(図
示せず。)によって切り替えることができるとともに、
データ処理装置3からのコマンド信号に基づいて上記3
つの動作モードのうちの1つに設定することができる。
すなわち、スキャナプリンタ1を、(a)スキャナとし
て使用する、(b)プリンタとして使用する、又は、
(c)コピー機として使用する、のいずれか1つに設定
することができる。このため、コピーモードで動作させ
るときのための使い勝手等を考慮し、スキャナプリンタ
1には、図2に示すような簡易的な操作パネル4を設け
てある。
【0022】図2において、露光レベルキー5は、露光
レベルを3段階で切り替えるためのキーであり、文字/
写真キー6は、読み取るべき原稿画像が文字のみである
ときの文字読取モードと、読み取るべき原稿画像が写真
を含んだものであるときの写真読取モードとを切り換え
るためのキーであり、文字読取モードのときに画像デー
タに対して単純2値処理を行い、写真読取モードのとき
には画像データに対して誤差分散処理を行う。また、枚
数キー7は、コピー枚数を設定するためのキーであっ
て、アップキー7aとダウンキー7bとからなり、コピ
ー設定枚数は、発光ダイオード表示部7cに表示され
る。さらに、スタートキー8は、コピー動作をスタート
させるためのキーで、コピー動作中に、発光ダイオード
(以下、LEDという。)8aが点灯する。LED9a
乃至9cは、上記露光レベルキー5によって設定された
濃度を表示し、LED9d,9eは文字/写真キー6に
よって設定された読取モード(文字読取モード又は写真
読取モード)を表示する。さらに、操作パネル4は、上
記3つの動作モードを切り替えるための動作モード設定
キー(図示せず。)を備える。
【0023】スキャナプリンタ1のスキャナ部1aの構
成を図3に示す。図3に示すように、スキャナ部1a
は、スキャナプリンタ1のレーザプリンタ部1bの上に
載置されて固定される。スキャナ部1aは、原稿給紙の
ための原稿トレイ11と、原稿画像を原稿の給紙方向と
垂直な方向である主走査方向に走査することによって読
み取ってディジタル画像データに変換する密着型のライ
ン型CCDイメージセンサ12と、当該原稿をCCDイ
メージセンサ12の所定の位置に搬送するための搬送ロ
ーラ13と、主走査方向と垂直な方向である副走査方向
の原稿に対する読取り位置の位置決めを行うレジストロ
ーラ14と、原稿画像の読み取り後の原稿を排出するた
めの排出ローラ15、原稿搬送路16および排出ローラ
17とを備える。
【0024】一方、レーザプリンタ部1bは、図3に示
すように、スキャナ部1aの下部に、以下のような構成
を有する。図3において、帯電チャージャ22は、レー
ザビームによる原稿画像の静電潜像の形成のために、当
該レーザビームの照射の前に、感光体ドラム21に一様
な電荷を与える。次いで、レーザビームの照射によって
感光体ドラム21に原稿画像の静電潜像が形成され、現
像器23はレーザビームにより形成された静電潜像を現
像してトナー像を感光体ドラム21上に形成させる。さ
らに、転写チャージャ24は、現像器23により現像さ
れたトナー像を用紙に転写させた後、分離ベルト25
は、トナー像が転写された上記用紙を感光体ドラム21
から分離させる。上記転写後に余ったトナーは、クリー
ナーブレード26により回収される。なお、イレーサ2
7は余電荷を取り除き、帯電チャージャ22での帯電を
均一にするために設けられる。そして、用紙に転写され
たトナー像の濃度は、濃度読み取り器28により読み取
られ、図2の露光レベルキー5により設定された露光レ
ベルに自動的に制御される。
【0025】レーザプリンタ部1bはまた、用紙を収納
するペーパーカセット29と、用紙を搬送路へ導くため
の半月型給紙ローラ31と、搬送ローラ32と、用紙の
手差し用の給紙ローラを兼用した搬送ローラ33と、用
紙に対する副走査方向(以下、用紙に対してレーザビー
ムが走査する方向を主走査方向、それに対し直角な方向
を副走査方向とする。)の記録位置を位置決めするレジ
ストローラ34と、転写チャージャー24により転写さ
れたトナー像を用紙に定着させる定着ローラ35と、本
体排出ローラ36と、用紙の裏面が上面となるように当
該用紙を排出するための反転ユニット37と、排出ロー
ラ38とを備える。レーザプリンタ部1bはさらに、ペ
ーパーカセット29内のペーパーサイズを識別するため
のマグネット群39を備え、3ビットの収容枠にマグネ
ットがあるか否かをセンサ41により検出してペーパー
サイズの識別を行う。ペーパーカセット29内の用紙の
存在は、ペーパーエンプティーセンサ42により検出さ
れる。なお、PS1,PS2はそれぞれ用紙の存在を検
出するためのペーパーセンサである。
【0026】レーザプリンタ部1bの光学系を図4に示
す。図4において、45はレーザダイオード(以下、L
Dという。)であり、後述するLD駆動部66(図5参
照)により変調駆動される。46,47はそれぞれ、レ
ーザビーム50の広がり補正のためのいわゆるコリメー
タレンズとシリンドリカルレンズである。48はポリゴ
ンミラーであり、回転することによりレーザビーム50
が感光体ドラム21上を走査してスキャン光49を得る
ように構成されている。51はレーザビームが感光体ド
ラム21上を均一な速度でスキャンするためのfθレン
ズ、52,53はレーザビームを感光体ドラム21へ導
くための折返しミラー、54は主走査方向の印字位置を
決定するためのビーム検出器であり、スキャン光49は
ビーム検出器54を通った後に、感光体ドラム21を走
査するように構成される。
【0027】スキャナプリンタ1は、図5に示すよう
に、イメージセンサ12と、画像処理部62と、制御部
63と、スキャナ機構部64と、プリンタ機構部65
と、レーザ駆動部66と、インターフェイス部(I/F
部)67と、水平同期信号切換部68とを備える。各ブ
ロックは以下の機能を有する。
【0028】イメージセンサ12は、原稿用紙上に記載
され又は印刷されている原稿画像の情報を読み取ってデ
ィジタル画像データに変換し、画像処理部62は、イメ
ージセンサ12によって変換されて出力されるディジタ
ル画像データを、図1のレーザプリンタ部1b、データ
処理装置3のディスプレイ3aなどの出力装置に出力す
る。制御部63は、画像処理部62、スキャナ機構部6
4、プリンタ機構部65、レーザ駆動部66およびイン
ターフェイス部67等の各動作を制御する。スキャナ機
構部64は、図1のスキャナ部1aの駆動を行ない、プ
リンタ機構部65は、プリンタ部1bの駆動を行なう。
レーザ駆動部66は、入力されるディジタル画像データ
に基づいてレーザダイオードを変調駆動する。インター
フェイス部67はコントローラ2からのコマンド信号や
画像データなどの信号変換を行う。水平同期信号切換部
68は、インターフェイス部67を介して制御部63に
入力されるコントローラ2からのコマンド信号に基づい
て、コントローラ2に出力する画像データのための複数
の水平同期信号を選択的に切り換える。
【0029】上記制御部63の構成を図6に示す。制御
部63は、図6に示すように、CPU71と、ROM7
2と、RAM73とを備える。CPU71は、スキャナ
プリンタ1全体をシーケンシャルに制御するためのプロ
セッサであり、ROM72には、CPU71が実行する
ための制御プログラムや当該制御プログラムを実行する
ためのデータ等が格納されている。また、RAM73
は、CPU71が制御プログラムを実行する際に必要と
するデータの一時格納用のワークエリアとして用いられ
る。CPU71は、スキャナ機構部64に搭載されてい
る原稿照射用のLED(図示せず。)を点灯するための
LED駆動信号、及び原稿搬送用のステッピングモータ
(パルスモータ)M64を駆動するためのモータ駆動信
号をスキャナ機構部64に出力する。一方、スキャナ機
構部64は、原稿の搬送位置を検出するために設けられ
た複数のセンサ(図示せず。)から出力されるセンサ出
力信号をCPU71に出力する。
【0030】CPU71には、外部のデータ処理装置3
からスキャナ機構部64に対してスキャン要求するとき
にアクティブとなるスキャン要求信号が入力されるとと
もに、スキャン中にスキャナ機構部64の動作を停止さ
せたいときに入力され、画像出力の停止および原稿搬送
用のモータの停止のための画像出力停止要求信号が外部
のデータ処理装置3からコントローラ2を介してCPU
71に入力される。さらに、データ処理装置3は、以下
のコマンド信号をCPU71に出力する。このコマンド
信号には、出力すべき画像データの解像度(設定dp
i)を指定する情報や、データ処理装置3の各同期信号
の周波数、データ処理速度などの能力を示す情報が含ま
れる。一方、CPU71は、それぞれ詳細後述され、外
部のデータ処理装置3に対して送出される画像データ、
画像クロック、水平同期信号HSYNC−(以下、HS
YNC信号という。)及び主走査有効信号HD−(以
下、HD信号という。)などの各信号の出力を制御する
ための外部装置出力制御信号を画像処理部62のインタ
ーフェイスゲート回路77に出力する。CPU71はま
た、画像処理部62に必要なデータの入出力を行う制御
信号を供給する。なお、本願の明細書及び図面におい
て、信号の記号の後ろに「−」が付いている信号はロー
アクティブ信号である。
【0031】画像処理部62は、図6に示すように、ク
ロック発生部74と、解像度変換部75と、2値化部7
6と、入出力部(I/O部)78と、インターフェイス
ゲート回路77とを備える。以下にこれらブロックの基
本機能について説明する。
【0032】クロック発生部74は、画像処理部62の
各処理部及びイメージセンサ12において必要な画素ク
ロックを発生して出力する。また、解像度変換部75
は、入力される画像データに対して3×3のエッジ強調
の処理を行ない、エッジ処理、解像度変換に必要なライ
ンデータの作成を行なうとともに、出力される画像デー
タの解像度を外部装置からの解像度指定コマンド信号に
従って所定の解像度に変換して、変換された解像度を有
する画像データを出力する。さらに、2値化部76は、
多値の画像データを2値化して2値の画像データを出力
し、入出力部78は、画像処理部62の各処理部の入出
力設定を行なう一方、インターフェイス部ゲート回路7
7は、入力される処理すべき画像データや各信号に対し
て外部のデータ処理装置に適合する形式となるように所
定の信号変換を行ってデータ処理装置に出力する。
【0033】クロック発生部74の構成を図7に示す。
クロック発生部74は、図7に示すように、信号発生器
81と、カウンタ82と、セレクタ83と、SH発生部
84と、HD発生部85とを備える。信号発振器81は
所定の周波数を有するクロック信号を発生してカウンタ
82に出力する。カウンタ82は入力されるクロック信
号を計数し、所定の第1の計数値毎に、第1の周波数を
有する第1のクロック信号を発生してセレクタ83の第
1の入力端子に出力するとともに、クロック1として解
像度変換部75に出力する一方、所定の第2の計数値毎
に、第1の周波数よりも低い第2の周波数を有する第2
のクロック信号を発生してセレクタ83の第2の入力端
子に出力する。CPU71は、外部のデータ処理装置3
からのコマンド信号に含まれる解像度などの装置3の装
置能力に基づいて、上記第1のクロック信号と第2のク
ロック信号のうちのいずれのクロック信号を選択するか
を判断し、判断結果の情報を含むクロックセレクト信号
をセレクタ83の制御信号端子に出力する。セレクタ8
3は、入力されるクロックセレクト信号に基づいて、第
1のクロック信号と第2のクロック信号のうちの1つを
選択して、クロック2として出力する。
【0034】また、SH発生部84は、2個のカウンタ
を備え、CCDイメージセンサ12が必要とするシフト
信号SH−(以下、SH信号という。)を、それぞれC
PU71から入力されるSH信号のローレベルの期間T
shlを示すデータと、SH信号の周期Pshを示すデ
ータとがSH発生部84内の各カウンタに各カウンタ値
として設定された後、クロック1を計数することによっ
て、図8に示すように、発生して出力する。
【0035】HD発生部85は、2個のカウンタを備
え、原稿の水平方向(主走査方向)の有効幅を示すHD
信号を発生する。HD発生部85もSH発生部84と同
様に、SH信号の立ち上がりエッジからHD信号の立下
がりエッジまでの期間Ttrを示すデータと、SH信号
の立ち上がりエッジからHD信号の立上がりエッジまで
の期間Tleを示すデータとがHD発生部85内の各カ
ウンタに各カウンタ値として設定された後、クロック2
を計数することによって、HD信号が図8に示すように
発生されて出力される。HD発生部85に含まれるカウ
ンタは、HD信号がハイレベルのときSH信号のローレ
ベルによりクリアされ、HD信号の出力期間中はクリア
されない。
【0036】次に、解像度変換部75について説明す
る。解像度変換部75は、図9に示すように、3つのF
IFOメモリ91乃至93を含む3ラインバッファメモ
リを備える。FIFOメモリ91乃至93は、通常のス
タティックRAMと比べて次の特徴を有する。
【0037】(1)ライトサイクルおよびリードサイク
ルにおいてアドレスの入力を必要とせず、それぞれライ
トクロックWCK、リードクロックRCKの各立ち上が
りエッジにおいてメモリへのアクセスを行なう。 (2)ライト動作およびリード動作は完全非同期であ
り、データの入出力DIN(0−7),DOUT(0−
7)はデュアルポートであるため、独立して、ライトサ
イクル及びリードサイクルの動作を行なえる。 (3)アドレスを指定できないため、必ず入出力はファ
ーストインファーストアウトの動作しか行なえない。 (4)内部のアドレスポインタはライトリセット端子
(バーWRES),リードリセット端子(バーRRE
S)をアクティブにすることによってライトアドレスお
よびリードアドレスをそれぞれゼロにリセットできる。
【0038】次に、図9と図10の各ブロック図と図1
1の動作タイミングチャートを用いて、解像度変換部7
5の動作を説明する。
【0039】まず、図9の3個のFIFOメモリ91,
92,93を備える3ラインバッファメモリは、入力さ
れた画像データを、3つの水平走査線の各ラインデータ
に変換する。次いで、変換された3つのラインデータを
図10のラッチ101,102,103により、FIF
Oメモリ91乃至93の読出しクロックRCKを1/4
分周したクロック(1/4RCK)でラッチして、1個
の同一の画素の画像データを時間軸方向で4分割して出
力する。次いで、4分割された3つのラインデータのそ
れぞれの画像データに対して、平滑化処理とエッジ強調
処理の効果を有する重みづけ係数が記録されているRO
M104から読み出された重みづけ係数データを、乗算
回路111乃至119で乗算してそれらの乗算結果のデ
ータを、加算回路105ですべて加算し、加重加算デー
タを得る。最後に、出力解像度に応じてクロック発生部
74によって発生されたクロックMAGCKに基づい
て、上記演算された加重加算データがラッチ106によ
ってラッチされ、これによって、出力解像度に対応した
解像度を有する画像データを得る。
【0040】2値化部76の構成を図12に示す。2値
化部76は、入力されるすべての画像データに対して2
値化処理を行う全面2値化部96と、入力されるすべて
の画像データに対して所定の擬似中間調の2値化処理を
行う全面中間頂部97と、入力される画像データに対し
て誤差分散法による2値化処理を行う誤差分散2値化部
98と、入出力部(I/O部)78から入力される選択
信号に基づいて各2値化部96,97,98から出力さ
れる各2値化された画像データのうち1つを選択して出
力するセレクタ99とを備える。
【0041】インターフェイスゲート回路77の構成を
図13に示す。インターフェイスゲート回路77は、4
つのナンドゲートG2,G3,G4,G5を備える。図
6のCPU71から出力される制御信号はナンドゲート
G2の第1の入力端子、ナンドゲートG3の第2の入力
端子、ナンドゲートG4の第2の入力端子及びナンドゲ
ートG5の第1の入力端子に入力される。また、CPU
71から出力され詳細後述される有効信号がナンドゲー
トG2の第2の入力端子に入力され、画像データがナン
ドゲートG2の第3の反転入力端子に入力される。さら
に、クロック発生部74によって発生されたクロック2
がナンドゲートG3の第1の反転入力端子に入力され
る。またさらに、SH発生部84によって発生されたS
H信号がナンドゲートG4の第1の反転入力端子に入力
され、HD発生部85によって発生されるHD信号がナ
ンドゲートG4の第3の入力端子及びナンドゲートG5
の第2の反転入力端子に入力される。このとき、ナンド
ゲートG2,G3,G4,G5はそれぞれ、画像デー
タ、画像クロック、HSYNC信号及び主走査有効信号
HDD−(以下、HDD信号という。)を出力する。こ
こで、HDD信号は、当該スキャナプリンタ1から出力
される画像データにおける1走査線内の画像データの有
効期間を示す信号である。
【0042】次に、以上の説明において現れた画像デー
タ、画像クロック、HD信号、HSYNC信号などの各
信号について、より具体的に説明する。
【0043】<クロック1,クロック2>クロック2
は、クロック1と同じ周波数を有する第1のクロック信
号と、クロック1よりも低い周波数を有する第2のクロ
ック信号とのうちから選択された1つのクロック信号で
ある。このようにクロックの周波数を選択可能にしたの
は、データ処理装置3による画像データの読込みがクロ
ック1に従ってできない場合を考慮したからである。
【0044】<HD信号>HD信号は原稿の水平方向、
すなわち主走査方向の有効領域を示す信号であり、CP
U71により設定される上記期間Ttr,Tleの各デ
ータによって発生され、当該HD信号の発生期間は、画
像データの主走査方向の出力サイズ(主走査方向の出力
期間)や、出力解像度などによって変更される。
【0045】<CPU71に入力されるCPU水平同期
信号CPUHSYNC−>ナンドゲートG1によって発
生されてCPU71に入力されるCPU水平同期信号C
PUHSYNC−(以下、CPUHSYNC信号とい
う。)について以下に説明する。図6に示すように、ク
ロック発生部74によって発生されるSH信号はナンド
ゲートG1の第1の反転入力端子に入力され、クロック
発生部74によって発生されるHD信号はナンドゲート
G1の第2の入力端子に入力され、これによって、CP
UHSYNC信号がナンドゲートG1からCPU71に
入力される。
【0046】図14(a)はクロック1の周波数がクロ
ック2の周波数に一致する場合における、クロック1、
クロック2、SH信号、HD信号、及びHSYNC信号
の関係を示すタイミングチャートであり、図14(b)
はクロック1の周波数がクロック2の周波数に一致しな
い場合における、クロック1、クロック2、SH信号、
HD信号、及びHSYNC信号の関係を示すタイミング
チャートである。
【0047】外部のデータ処理装置3がクロック1の周
波数と同一の周波数の画像クロックで動作可能であると
きは、図14(a)に示すように、SH信号がそのまま
HSYNC信号としてデータ処理装置3に出力される。
一方、外部のデータ処理装置3がクロック1の周波数と
同一の周波数の画像クロックで動作できないときは、図
14(b)に示すように、SH信号が図13のナンドゲ
ートG4によって間引かれて、HSYNC信号としてデ
ータ処理装置3に出力される。すなわち、図14(b)
の点線のパルスで示すように、HD信号がローレベルで
あるときはローレベルのSH信号が出力されない。
【0048】また、CPU71は詳細後述するように、
当該CPUHSYNC信号に同期してステッピングモー
タM64を駆動する。そのため、クロック1の周波数と
違う周波数を有するクロック2を選択したとき、ステッ
ピングモータM64の駆動速度を遅くでき、画像データ
を受信するときの受信処理の遅い外部のデータ処理装置
3にも対応できる。
【0049】<画像データ、画像クロック、HSYNC
信号、HDD信号>後述する制御部63のメインルーチ
ンによって制御されて発生されるハイレベルの制御信号
が、図13に示すように、ナンドゲートG2乃至G5に
入力されるとき、各ナンドゲートG2乃至G5から外部
のデータ処理装置3に出力される画像データ、画像クロ
ック、HSYNC信号及びHDD信号の各出力がそれぞ
れ禁止される。なお、ナンドゲートG2に入力される有
効信号は、イメージセンサ12から外部のデータ処理装
置3に画像データをそのままスルーで出力するか、もし
くは「白」の画素の画像データに固定して出力するかを
制御するために用いられる。
【0050】<外部のデータ処理装置3に出力されるH
SYNC信号>このHSYNC信号は、図13に示され
るように、クロック発生部74によって発生される上記
SH信号とHD信号と、CPU71から出力される制御
信号とに基づいて、ナンドゲートG4によって発生され
る水平同期信号である。上述のように、図14(b)の
場合において、HSYNC信号は間引いて出力される。
【0051】次に、以上で構成を説明したスキャナプリ
ンタ1のスキャナモード、プリンタモード、及びコピー
モードの3つの動作モードについてそれぞれ説明する。
【0052】<スキャナモード>本実施形態のスキャナ
プリンタ1の制御部63内のCPU71によって実行さ
れるスキャナモードのメインルーチンを図15に示す。
ステップS1にて、外部のデータ処理装置3から送られ
てくるコマンド信号に含まれる、出力サイズ,出力解像
度,外部装置能力,露光レベル等のスキャナ動作に必要
な情報に基づいて初期設定を行なう。そして、この初期
設定において、受付け可能なものについてはステータス
アンサ「正常受信」、受付け不可能なものについてはス
テータスアンサ「異常」をデータ処理装置3に返信す
る。
【0053】初期設定が終了すると、ステップS2に
て、データ処理装置3からの次のコマンド信号の有無が
判定され、コマンド信号があるときには(ステップS2
でYES)ステップS3においてそのコマンド信号に対
する解析処理がなされ、その解析結果に基づいてスキャ
ナ動作に必要な情報を取り込んで必要な処理を実行した
後、ステップS4にて外部のデータ処理装置3からのス
キャン要求信号に基づいてスキャン要求か否かを判定す
る。そして、上記ステップS2にてコマンド信号なしと
判定されると(ステップS2でNO)、ステップS3を
実行することなく上記ステップS4の実行に進み、スキ
ャン要求か否かを判定する。
【0054】上記ステップS4にてスキャン要求と判定
されると(ステップS4でYES)、ステップS5にて
スキャン処理が実行されたのち、ステップS2の実行に
戻る。また、上記ステップS4にてスキャン処理が要求
されないと判断したときには(ステップS4でNO)、
ステップS2の実行に戻る。
【0055】図16は上記のステップS5のスキャン処
理の詳細を示すフローチャートである。図16に示すよ
うに、ステップS11において、外部のデータ処理装置
3からのコマンド信号により受け取った外部装置能力に
基づいて、図7に示す構成を有するクロック発生部74
によって発生されるクロック2の周波数を決定する。本
実施形態においては、クロック1の周波数を10MHz
とし、クロック2の周波数は10MHzと2.5MHz
とのいずれかを選択可能としており、CPU71は上記
コマンド信号によりいずれかを選択し、選択されたクロ
ック2の周波数を示すクロックセレクト信号をクロック
発生部74のセレクタ83に出力する。これにより、1
0MHzの画像クロックでは受信できない外部のデータ
処理装置3に対して2.5MHzのクロックに基づいて
画像データを出力する。なお、本実施形態では、それぞ
れ互いに異なる周波数を有する2種類のクロックのうち
の1種類のクロックの選択のみを開示しているが、それ
ぞれ互いに異なる周波数を有する3種類以上のクロック
のうちの1種類のクロックを選択するようにしてもよ
い。次いで、ステップS12において、画像の出力サイ
ズすなわち画像の主走査方向の有効期間に応じてHD信
号のパルス幅、すなわちHD発生部85のカウンタの設
定値Ttr,Tleを設定しこれらのデータをHD発生
部85に出力した後、ステップS13において、原稿照
射用LEDを点灯する。
【0056】そして、この状態で、ステップS14Aに
おいて、ステッピングモータM64を駆動させて、原稿
トレイ11上に載置された原稿をCCDセンサ12に搬
送することを開始し、ステップS14Bにおいて、原稿
がイメージセンサ12まで搬送されたか否かが判定され
る。上記ステップS14にて、原稿の先端部がイメージ
センサ12まで搬送されたと判定すると(ステップS1
4BにおいてYES)、ステップS15にて、原稿の先
端部がイメージセンサ12まで搬送されて画像の読取出
力が可能になったこと、並びに画像データの有効範囲、
すなわち副走査方向の有効期間であることを示す信号V
SREQをデータ処理装置3に出力した後、ステップS
16に進む。一方、原稿の先端部がイメージセンサ12
まで搬送されない場合(ステップS14BにおいてN
O)、ステップS14Aに戻って原稿の搬送が続けられ
る。
【0057】図17のステップS16では、画像出力要
求及び外部のデータ処理装置3の画像の取込中又は受信
中であることを示すVSYNC信号の入力待ちとなる。
そして、上記ステップS16にて、VSYNC信号が入
力したと判定されると(ステップS16においてYE
S)、ステップS17が実行される。次いで、ステップ
S17では、CPUHSYNC信号の入力待ちとなる。
CPU71にCPUHSYNC信号が入力されると、図
20に示したHSYNC割込み処理が実行され、ステッ
プS41にて割り込みフラグINTFが1にセットされ
る。そして、再び図17のスキャン処理のルーチンに戻
り、ステップS17で上記割り込みフラグINTFによ
り、CPUHSYNC信号の入力があったと判定される
と(ステップS17においてYES)、ステップS18
でこの割り込みフラグINTFが0にクリアされ、ステ
ップS20でデータ処理装置3から画像出力停止要求信
号を受信したか否かチェックする。
【0058】上記ステップS20にて、外部のデータ装
置3から画像出力停止要求信号が受信されたならば(ス
テップS20においてYES)、ステップS19にて画
像データの出力を停止し、モータ駆動信号がオフとされ
てステッピングモータM64の回転が停止した後、ステ
ップS17に戻る。ここで、画像出力停止要求信号と
は、外部のデータ処理装置3が画像データを受け取るこ
とができなくなったため、スキャナプリンタ1に対して
その動作の停止を要求することを示すものである。上記
ステップS20で画像出力停止要求信号が受信されない
とき(ステップS20においてNO)、ステップS21
で出力すべき画像データの出力解像度に基づいて、読み
取った1水平走査線分の画像データを出力すべきか否か
がチェックされる。すなわち、副走査方向の解像度が4
00dpiより低いときには、水平走査線のラインの間
引きを行なうことによって、副走査方向の解像度を低く
する。このステップS21の判断処理については詳細後
述する。
【0059】なお、解像度変換処理のうち、より高い解
像度(本実施形態では例えば800dpi)を有する画
像データに変換する高解像度処理と、より低い解像度
(本実施形態では例えば200dpi)を有する画像デ
ータに変換する低解像度処理では、次のような処理が行
なわれる。 (1)高解像度処理:原稿上の連続する3ラインの画像
データを図9の3つのFIFOメモリ91,92,93
へ書き込んで、同時に3つのラインの画像データを生成
した後、その生成された各1ランの各画像データをさら
に、図23に示すように、4つのラインに分割してかつ
分割された各ラインの画像データはライン信号に応じた
処理をして出力する。そのため、このときは分割された
各ラインの画像データ処理が終了するまでは、ステッピ
ングモータM64の動作は停止される。 (2)低解像度処理:このときは、原稿上の連続する3
ラインの画像データをFIFOメモリ91,92,93
に書き込みを行うが、基本的にはライン単位でのHSY
NC信号と画像データの間引きによって当該処理を行う
ために、ステッピングモータM64の駆動を行うが、間
引きされて除去されるラインの画像データの出力が禁止
される。
【0060】上述のように、ステップS21において読
み取られたラインの画像データを出力すべきでない場合
は(ステップS21においてNO)、ステップS22に
て制御信号をローレベルにして画像データの出力を停止
する一方、そのラインの画像データを出力すべきときに
は(ステップ21においてYES)、ステップS23に
て制御信号をハイレベルとして、画像データの出力を許
可した後、図18のステップS24に進む。
【0061】図18のステップS24では、出力すべき
画像データの出力解像度に基づいてステッピングモータ
M64を駆動するかどうかを判断する。すなわち、外部
のデータ処理装置3から指定された解像度(以下、設定
解像度又は設定dpiという。)が400dpiより高
いときには、ステッピングモータM64を停止したまま
同じのラインの画像データを複数回出力することによ
り、画像データ量を増大させる。なお、このステップS
24については詳細後述する。ステップS24において
ステッピングモータM64の駆動をしないと判断された
ときには(ステップS25においてNO)、ステップS
25にてモータ駆動信号をオフとすることにより、ステ
ッピングモータM64を停止させる一方、ステッピング
モータM64を駆動すると判断されたときは(ステップ
S24においてYES)、ステップS26にてモータ駆
動信号をオンとして出力することにより、ステッピング
モータM64を1ステップだけ回転させて原稿を1ライ
ン分だけ副走査方向に進める。
【0062】上記ステップS25又はステップS26の
実行後、ステップS27にて、原稿がその後端まで搬送
されたか否かがチェックされる。もし搬送されていなけ
れば(ステップS27においてNO)図17のステップ
S17に戻る。
【0063】一方、上記ステップS27にて原稿がその
後端まで搬送されたと判定されると(ステップS27で
YES)、ステップS28にてVSREQ信号の出力を
停止し、図19のステップS29にて「白」の画素の画
像データを出力した後、ステップS32に進む。これ
は、外部のデータ処理装置3が画像データの取込中かど
うかチェックし、もし取込中であれば「白」の画素の画
像データを送出できるようにしている。これは、スキャ
ナプリンタ1が出力する画像データのデータ量と、外部
のデータ処理装置3が要求する画像データのデータ量と
が異なって当該画像読取システムがダウンする、すなわ
ち外部のデータ処理装置3が永久にデータを待ち続ける
等の現象を回避し、もしくは外部のデータ処理装置3が
要求する画像データ量に対応する画像データを装置3自
身で発生して不足部分の画像データを追加する等の処理
をしなくてすむようにするためである。なお、本実施形
態においては、出力すべき画像がポジティブ画像である
ので、上記ステップS29において、「白」の画素の画
像データを出力しているが、本発明はこれに限らず、出
力すべき画像がネガティブ画像であるとき、好ましく
は、上記ステップS29において、「黒」の画素の画像
データを出力してもよい。
【0064】上記ステップS29の実行後、VSYNC
信号の入力が終了したかどうかを判断し、終了が確認さ
れると(ステップS32においてYES)、画像データ
の出力を停止した後、ステップS30に進む。VSYN
C信号の入力が終了していないときは(ステップS32
においてNO)、ステップS29の処理を続ける。図1
9のステップS30では、画像データの出力を停止した
後、ステップS30において原稿が排出されたか否かが
チェックされ、原稿が排出されると(ステップS30に
おいてYES)、ステップS31において原稿照射用L
EDが消灯され、以上でスキャナモードの処理が終了す
る。
【0065】次に、上記スキャナモードの処理において
説明した解像度変換処理について、以下に、さらに詳し
く説明する。
【0066】図17のステップS20にて外部のデータ
処理装置3から画像出力停止要求信号を受信せす、ステ
ップS21へと進むと、まず現在読みとっている1ライ
ンの画像データを何ライン目として処理するかを決定す
る。このライン数により画像処理の方法を変更する。図
23に示すように、実際に読みとっている3ラインの画
像データのうち例えば読み取った第Nラインの画像デー
タに対する処理において、外部のデータ処理装置3に出
力する1ラインの画像データをフィードバックする方法
を変化させることによって、例えば読み取った第Nライ
ンの第0ライン目乃至第3ライン目の各画像データに対
する画像処理方法を変更する。つまり、第0ライン目の
画像データに加算すべき(N−1)ライン、Nラインに
対する重み付け係数を(N+1)ラインに対する重み付
け係数よりも大きな値に設定し、第3ライン目の画像デ
ータに加算すべき(N+1)ライン、Nラインに対する
重み付け係数を(N−1)ラインに対する重み付け係数
よりも大きな値に設定する。
【0067】さらに、当該解像度変換処理の具体的な手
法を図21を参照して説明する。ここで、処理を行って
出力すべきライン番号の変数として出力ラインoutp
utlineを用い、また、出力すべきかどうか判断す
るための解像度パラメータとしてdpinumを用い
る。本実施形態のスキャナプリンタ1のスキャナ1aの
読取解像度は400dpiであり、読取解像度である4
00dpiの4倍の解像度である1600dpiの最大
出力解像度を有する。従って、当該スキャナプリンタ1
は、読み取りの1ラインの画像データに対して4回繰り
返して画像データを出力することができるように構成さ
れ、また、解像度を1dpiの単位で変化させることが
できるようにするため、解像度パラメータdpinum
を以下のように用いている。
【0068】図21のステップS211にて処理パラメ
ータaを0にリセットするとともに、出力ラインout
putlineの初期値を0に設定した後、ステップS
212において解像度パラメータdpinumに、外部
のデータ処理装置3からのコマンド信号により指定され
た設定dpiを読取1ライン毎に加算し、この処理を最
大4回まで行う(ステップS215,S216)。ここ
で、上記ステップS214にて解像度パラメータdpi
numが1600以上になったときに(ステップS21
4においてYES)画像の出力を許可し、ステップS2
17で解像度パラメータdpinumから1600を減
算して、減算結果の差の値を解像度パラメータdpin
umとして設定した後ステップS23に進み、当該読取
ラインの画像データに関する処理は終了する。上記ステ
ップS212からステップS214までの処理を4回行
った場合は、ステップS22に進む。なお、ステップS
212において用いられる解像度パラメータdpinu
mは図15のステップS1において0に初期化される。
【0069】また、ステッピングモータM64の停止に
ついては次のように決定する。ステップ211におい
て、出力ラインoutputlineの初期値が0にリ
セットされ、ステップS213にて出力ラインoutp
utlineに1を、上記ステップS212の実行毎に
加算する。
【0070】また、図18のステップS24は、図22
に示すように、ステップS241にて出力ラインout
putline≧4と判定すると、ステップS242に
て現在の出力ラインoutputlineから4を減算
して、減算結果の差の値を出力ラインoutputli
neとして設定した後、図18のステップS26におい
て、ステッピングモータM64を駆動して回転させる。
また、上記ステップS241にて出力ラインoutpu
tline<4と判定したときは、図18のステップS
25においてステッピングモータN64を停止させる。
なお、上記ステップS21,S28の判断はCPU71
に入力されるCPUHSYNC信号と同期して行われ
る。次に具体的な例をあげる。
【0071】(1)設定解像度が400dpiのとき
(標準の読取解像度)、読み取りの1ラインの画像デー
タの処理においては、出力ラインoutputline
が0→1→2→3→4(=0)と変化すると、解像度パ
ラメータdpinumが0→400→800→1200
→1600(=0)と変化し、解像度パラメータdpi
numが1600以上となって、画像データの出力が許
可される。一方、出力ラインoutputlineが4
以上となると、ステッピングモータM64を回転させ
る。これにより、外部のデータ処理装置3からの画像出
力停止要求信号がオフのときは、常にステッピングモー
タM64の駆動がオンで、画像データも出力される。
【0072】(2)設定解像度が200dpiのとき、
読み取りの1ライン目(出力の1ライン目)の画像デー
タの処理においては、出力ラインoutputline
が0→1→2→3→4(=0)と変化すると、解像度パ
ラメータdpinumが0→200→400→600→
800と変化し、読み取り1ライン目の画像データの処
理では出力ラインoutputlineが4以上となっ
たのでステッピングモータM64を回転させるが、解像
度パラメータdpinumは1600以上にならないた
め画像データを出力しない。次いで、読み取りの2ライ
ン目(出力の2ライン目)の画像データの処理において
は、出力ラインoutputlineが0→1→2→3
→4と変化すると、解像度パラメータdpinumが8
00→1000→1200→1400→1600(=
0)と変化する。ここで、出力ラインoutputli
neが4以上となるので、ステッピングモータM64を
回転させ、解像度パラメータdpinumが1600以
上になるので画像データを出力する。以下同様にして上
記の処理が繰り返され、ステッピングモータM64は常
にオンされる一方、画像データの出力は読み取りのライ
ン毎に、オフ、オン、……と変化して繰り返される。
【0073】(3)設定解像度が800dpiのとき、
読み取り1ライン目(出力の1ライン目)の画像データ
の処理においては、出力ラインoutputlineが
0→1→2と変化し、解像度パラメータdpinumが
0→800→1600(=0)と変化し、解像度パラメ
ータdpinumが1600以上になるため、現在の読
み取りラインの画像データを出力するが、出力ラインo
utputlineは4以上とならないのでステッピン
グモータM64の駆動は停止される。次いで、読み取り
の2ライン目(出力の2ライン目)の画像データの処理
においては、出力ラインoutputlineが2→3
→4(=0)と変化し、解像度パラメータdpinum
が0→800→1600(=0)と変化し、解像度パラ
メータdpinumが1600以上になるため、画像デ
ータが出力される。また、出力ラインoutputli
neが4以上となるのでステッピングモータM64は駆
動される。以下同様にして上記の処理が繰り返され、ス
テッピングモータモータM64の駆動はオフ、オン、…
と変化して繰り返えされ、画像データは常に出力され
る。
【0074】次に、上記で説明したステッピングモータ
M64の回転/停止の動作について説明する。本実施形
態の画像読取装置では、原稿搬送制御用に上述のように
パルスモータを用いている。本実施形態においては、ス
テッピングモータM64を、図24及び図25に示すよ
うに、2相励磁の励磁方法によって制御する。CPU7
1からの駆動信号に応答して、時間t0毎に各相の駆動
信号をオン、オフと変更することにより、速度1/t0
(pps)でステッピングモータM64が回転し、原稿
が1ライン分だけ副走査方向に進められる。ここで、上
記時間t0は、CPU71に入力されるCPUHSYN
C信号の周期と一致する。
【0075】さらに、ステッピングモータM64の駆動
停止について以下に説明する。CPU71は、上述した
ように、CPUHSYNC信号に同期してステッピング
モータM64の回転/停止の動作を制御する。すなわ
ち、CPU71から出力されるモータ駆動信号がオフ状
態であるとき、図26に示すように、スキャナ機構部6
4はステッピングモータM64に、現在の相の駆動信号
を保持するが、次の相の駆動信号を出力しない。また、
CPU71が外部のデータ処理装置3から画像出力停止
要求信号を受信したときも同様に、新たな相の駆動信号
を出力しないことにより、ステッピングモータM64の
回転を停止させる。このとき、例えば50msecなど
のある一定時間連続して、画像出力停止要求信号がオン
であるときは、すべての相の駆動信号をオフにする。
【0076】なお、本実施形態では、直接、CPU71
からのモータ駆動信号に基づいてステッピングモータM
64の回転/停止の動作を制御している。しかしなが
ら、本発明はこれに限らず、CPU71から解像度変換
部75にライン信号等の制御信号を出力し、解像度変換
部75からの応答信号に基づいてステッピングモータM
64の駆動のオン/オフを制御するようにしてもよい。
【0077】上述のスキャナモードにおける各ケースに
おける各信号のタイムチャートを、図28乃至図32に
示す。図28は、データ処理装置3における画像データ
の処理速度が遅く、1ラインおきに、データ処理装置3
から画像出力停止要求信号がCPU71に入力された場
合である。また、図29は、セレクタ83がカウンタ8
2から出力される第1と第2のクロック信号のうち、ク
ロック1の周波数よりも低い周波数を有する第2のクロ
ック信号をクロック2として選択した場合であって、出
力解像度が400dpiの場合である。さらに、図30
及び31は、クロック2として、クロック1と同じもの
を用いた場合であって、出力解像度がそれぞれ200d
pi,800dpiのときの場合である。またさらに、
図32は、出力解像度が200dpiのときであって、
外部のデータ処理装置3から、画像出力停止要求信号が
入力された場合である。
【0078】<プリンタモード>スキャナモードと同様
にデータ処理装置3においてプリント要求信号が発生す
ると、レーザプリンタ部1bでのプリント動作の仕様を
決定するコマンド信号および実際の印字内容を決定する
印字データPVIDEOがコントローラ2と制御部63
のインターフェイス部67とを介して、CPU71に送
信される。これに応答して、CPU71は、レーザプリ
ンタ部1bを起動するととともに、水平同期信号切換部
68に対してレーザプリンタ部1bからの同期信号HS
YNCK2を選択してインターフェイス部67とコント
ローラ2とを介してデータ処理装置3に出力するように
制御し、これによって、図27に示すように、当該同期
信号HSYNC2に同期して、印字データPVIDEO
がデータ処理装置3からコントローラ2とインターフェ
イス部67とを介してレーザ駆動部66に送られ、当該
画像データPVIDEOの画像がプリントアウトされ
る。
【0079】<コピーモード>データ処理装置3におい
て、上述したように、操作パネル4を用いて露光レベル
の設定、並びに文字読取モード又は写真読取モードのう
ちの1つを設定する読取モードの設定などの各種のコピ
ーモードにおける設定を行った後、スキャナ部1aとレ
ーザプリンタ部1bとが起動され、レーザプリンタ部1
bからの水平同期信号HSYNCK2を同期してスキャ
ナ部1aで読取られた画像データがレーザプリンタ部1
bに出力されて印字され、これによって、コピー処理が
行われる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る画像
読取装置によれば、所定の周波数を有するクロック信号
を発生するとともに、上記クロック信号に同期した水平
同期信号を発生する第1の信号発生手段と、上記クロッ
ク信号に同期して原稿画像を走査線毎に主走査方向で走
査して読み取って画像信号に変換する画像読取手段と、
上記クロック信号に同期して上記画像読取手段と原稿画
像とを互いに1走査線ずつ相対的に所定の移動速度でか
つ副走査方向で移動させる移動手段と、上記水平同期信
号と上記画像信号とを外部装置に出力する信号出力手段
と、上記クロック信号に同期して、上記画像信号の副走
査方向の有効領域を示す内部副走査有効信号を発生する
第2の信号発生手段と、上記外部装置から入力され、上
記外部装置において処理可能な画像信号の副走査方向の
有効領域を示す外部副走査有効信号を受信する受信手段
と、上記内部副走査有効信号が上記第2の信号発生手段
によって発生され、かつ上記外部副走査有効信号が上記
受信手段によって受信されているとき、上記画像信号が
出力されるように上記信号出力手段を制御する第1の制
御手段と、上記内部副走査有効信号が上記第2の信号発
生手段によって発生されず、かつ上記外部副走査有効信
号が上記受信手段によって受信されているとき、所定の
画像信号が出力されるように上記信号出力手段を制御す
る第2の制御手段とを備える。従って、上記外部装置が
画像信号の受信中であるときに、上記画像読取装置から
出力すべき画像信号が無い場合であっても、上記外部副
走査有効信号に応答して所定の画像信号を上記外部装置
に出力するので、どのような外部装置であっても、すべ
ての画像信号を、画像信号の欠落が生じることなく、正
常に画像信号を受信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態である、スキャナプ
リンタと、コントローラと、データ処理装置とから構成
される画像読取システムのブロック図である。
【図2】 図1のスキャナプリンタの操作パネルの平面
図である。
【図3】 図1のスキャナプリンタの構造を示す縦断面
図である。
【図4】 図1のスキャナプリンタの光学系の構造を示
す斜視図である。
【図5】 図1の画像読取システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】 図1のスキャナプリンタの電気回路の構成を
示すブロック図である。
【図7】 図6のクロック発生部のブロック図である。
【図8】 図7のクロック発生部で発生されるSH信号
とHD信号との関係を示すタイミングチャートである。
【図9】 図6の解像度変換部の一部である3ラインバ
ッファメモリのブロック図である。
【図10】 図6の解像度変換部の一部である解像度変
換処理部のブロック図である。
【図11】 図10の解像度変換処理部の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図12】 図6の2値化部の構成を示すブロック図で
ある。
【図13】 図6のインターフェイスゲート回路のブロ
ック図である。
【図14】 (a)はクロック1の周波数がクロック2
の周波数に一致する場合における、クロック1、クロッ
ク2、SH信号、HD信号、及びHSYNC信号の関係
を示すタイミングチャートであり、(b)はクロック1
の周波数がクロック2の周波数に一致しない場合におけ
る、クロック1、クロック2、SH信号、HD信号、及
びHSYNC信号の関係を示すタイミングチャートであ
る。
【図15】 図6の制御部63によって実行されるスキ
ャナモードのメインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図16】 図15のスキャン処理のサブルーチンのフ
ローチャートの第1の部分である。
【図17】 図15のスキャン処理のサブルーチンのフ
ローチャートの第2の部分である。
【図18】 図15のスキャン処理のサブルーチンのフ
ローチャートの第3の部分である。
【図19】 図15のスキャン処理のサブルーチンのフ
ローチャートの第4の部分である。
【図20】 図6の制御部63によって実行されるHS
YNC割り込み処理のフローチャートである。
【図21】 図17のステップS21の処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図22】 図18のステップS24の処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図23】 図6の解像度変換部における解像度変換処
理を示す、各読取走査線と、変換後の走査線上の各画素
を示す平面図である。
【図24】 図6のステッピングモータの駆動回路を示
す回路図である。
【図25】 図24のステッピングモータの2相励磁を
行うときの各制御信号を示すタイミングチャートであ
る。
【図26】 画像出力停止要求信号に応答してステッピ
ングモータの回転を停止させるときの各制御信号を示す
タイミングチャートである。
【図27】 プリンタモードにおけるHSYNCK2信
号と画像データとの関係を示すタイミングチャートであ
る。
【図28】 スキャナモードにおける、ランダムストッ
プ時の各信号の関係を示すタイミングチャートである。
【図29】 スキャナモードにおける、低い周波数を有
するクロックのときの各信号の関係を示すタイミングチ
ャートである。
【図30】 スキャナモードにおける、低い解像度に変
換するときの各信号の関係を示すタイミングチャートで
ある。
【図31】 スキャナモードにおける、高い解像度に変
換するときの各信号の関係を示すタイミングチャートで
ある。
【図32】 スキャナモードにおける、低い解像度に変
換するときであって、画像出力停止要求信号が入力され
たときの各信号の関係を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1…スキャナプリンタ、 1a…スキャナ部、 1b…レーザプリンタ部、 2…コントローラ、 3…データ処理装置、 3a…ディスプレイ、 4…操作パネル、 12…ライン型CCDイメージセンサ、 62…画像処理部、 63…制御部、 64…スキャナ機構部、 65…プリンタ機構部、 66…レーザ駆動部、 67…インターフェイス部、 71…CPU、 72…ROM、 73…RAM、 74…クロック発生部、 75…解像度変換部、 76…2値化部、 77…インターフェイスゲート回路、 78…入出力部、 81…信号発生器、 82…カウンタ、 83…セレクタ、 84…SH発生部、 85…HD発生部、 G1乃至G5…ナンドゲート、 M64…ステッピングモータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−77622 (32)優先日 平成3年4月10日(1991.4.10) (33)優先権主張国 日本(JP) Fターム(参考) 5B047 AA01 BA01 BB02 CA07 CA23 CB10 CB17 CB18 5C062 AA05 AA14 AB17 AB38 AB47 AC41 BA04 5C072 AA01 BA20 EA05 FB08 TA04 XA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数を有するクロック信号を発
    生するとともに、上記クロック信号に同期した水平同期
    信号を発生する第1の信号発生手段と、 上記クロック信号に同期して原稿画像を走査線毎に主走
    査方向で走査して読み取って画像信号に変換する画像読
    取手段と、 上記クロック信号に同期して上記画像読取手段と原稿画
    像とを互いに1走査線ずつ相対的に所定の移動速度でか
    つ副走査方向で移動させる移動手段と、 上記水平同期信号と上記画像信号とを外部装置に出力す
    る信号出力手段と、 上記クロック信号に同期して、上記画像信号の副走査方
    向の有効領域を示す内部副走査有効信号を発生する第2
    の信号発生手段と、 上記外部装置から入力され、上記外部装置において処理
    可能な画像信号の副走査方向の有効領域を示す外部副走
    査有効信号を受信する受信手段と、 上記内部副走査有効信号が上記第2の信号発生手段によ
    って発生され、かつ上記外部副走査有効信号が上記受信
    手段によって受信されているとき、上記画像信号が出力
    されるように上記信号出力手段を制御する第1の制御手
    段と、 上記内部副走査有効信号が上記第2の信号発生手段によ
    って発生されず、かつ上記外部副走査有効信号が上記受
    信手段によって受信されているとき、所定の画像信号が
    出力されるように上記信号出力手段を制御する第2の制
    御手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 上記所定の画像信号は、白又は黒の画素
    を示す画像信号であることを特徴とする請求項1記載の
    画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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