JP2002217375A - 容量素子の製造方法及び容量素子 - Google Patents

容量素子の製造方法及び容量素子

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JP2002217375A
JP2002217375A JP2001010332A JP2001010332A JP2002217375A JP 2002217375 A JP2002217375 A JP 2002217375A JP 2001010332 A JP2001010332 A JP 2001010332A JP 2001010332 A JP2001010332 A JP 2001010332A JP 2002217375 A JP2002217375 A JP 2002217375A
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silicon oxide
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JP2001010332A
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Koji Taniguchi
浩二 谷口
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接したストレージノード層間で、導電性異
物の付着により発生する短絡を防止した容量素子を提供
する。 【解決手段】 半導体基板上の絶縁層に複数の孔部を設
け、孔部の内面にストレージノード層を形成する容量素
子の製造方法において、シリコン酸化膜の表面から絶縁
層の中に、複数の孔部を形成する工程と、絶縁層とシリ
コン酸化膜とを覆うように、導電層を形成する工程と、
シリコン酸化膜上の導電層を除去し、孔部内に残った導
電層をストレージノード層とする工程と、シリコン酸化
膜を除去する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量素子及びその
製造方法に関し、特に、抜き円筒型の容量素子及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、全体が500で示される、従
来の抜き円筒型の容量素子の断面図である。また、図1
1は容量素子500の製造工程の断面図である。図11
を参照しながら、容量素子500について説明する。
【0003】従来の容量素子500の製造工程では、ま
ず、図11(a)に示すように、シリコン基板51の表
面上に、絶縁領域52と、絶縁領域52に挟まれた活性
領域53とが形成される。続いて、シリコン基板51の
表面を覆うように、シリコン酸化層54が形成される。
シリコン酸化層54には孔部(図示せず)が設けられ、
かかる孔部に多結晶シリコンが埋め込まれてプラグ55
が形成される。更に、シリコン窒化膜56、シリコン酸
化層57が堆積される。
【0004】次に、図11(b)に示すように、フォト
レジスト(図示せず)をマスクに用いて、シリコン酸化
層57、シリコン窒化膜56が略円筒型にエッチングさ
れ、孔部60が形成される。続いて、全面を覆うよう
に、例えば、リンがドープされた多結晶シリコンからな
るストレージノード(SN)層61が形成される。スト
レージノード層61は、プラグ55を介して、シリコン
基板51の活性領域53と電気的に接続されている。
【0005】次に、図11(c)に示すように、孔部6
0内にフォトレジスト(図示せず)が形成され、ストレ
ージノード層61が孔部60内にのみ残るように、スト
レージノード層61がエッチングされる。これにより、
隣り合ったキャパシタのストレージノード層61の間
が、分離壁65により分離される。続いて、例えば、窒
化シリコンからなるキャパシタ絶縁膜62、例えば、多
結晶シリコンからなるセルプレート層64が順次形成さ
れる。以上の工程で、図10に示すような、隣接したキ
ャパシタ間が分離壁65により分離された容量素子50
0が完成する。
【0006】かかる容量素子500の製造工程では、隣
接するキャパシタのストレージノード層61の分離が不
充分となり、キャパシタ間が短絡する不具合が発生す
る。例えば、図9に示すように、分離壁65上のストレ
ージノード層61の上に異物63が付着することによ
り、ストレージノード層61が分離されない場合であ
る。しかし、かかる不具合については、製造工程終了後
に、容量素子500の電気的検査(ウエハテスト)を行
うことにより、発見することができた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11(c)
に示すように、ストレージノード層61をエッチングす
るエッチング液中の導電性異物63が分離壁65の上に
付着して、隣接するストレージノード層61が短絡する
ような場合がある。かかる場合、図12に示すような不
具合に比較して、隣接するストレージノード層61間の
短絡の程度が小さく、不具合をウエハテストで発見し、
予め排除することは困難であった。この結果、このよう
な不具合を有する容量素子500が、そのまま製品とし
て使用され、市場における故障の発生原因となってい
た。そこで、本発明は、隣接したストレージノード層の
間で、導電性異物の付着により発生する短絡を防止した
容量素子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、半導体
基板上の絶縁層に複数の孔部を設け、該孔部の内面にス
トレージノード層を形成する容量素子の製造方法であっ
て、半導体基板の上に絶縁層を形成する工程と、該絶縁
層上に、シリコン酸化膜を形成する工程と、該シリコン
酸化膜の表面から該絶縁層の中に、複数の孔部を形成す
る工程と、該絶縁層と該シリコン酸化膜とを覆うよう
に、導電層を形成する工程と、該シリコン酸化膜上の該
導電層を除去し、該孔部内に残った該導電層をストレー
ジノード層とする工程と、該シリコン酸化膜を除去する
シリコン酸化膜除去工程と、該ストレージノード層を覆
うように、キャパシタ絶縁膜、セルプレート層を順次積
層する工程とを備えることを特徴とする容量素子の製造
方法である。かかる製造方法を用いることにより、シリ
コン酸化膜とともに導電性異物の除去が可能となり、導
電性異物の付着に起因する、隣接したストレージノード
層の間の短絡を防止できる。
【0009】また、本発明は、更に、上記絶縁層と上記
シリコン酸化膜との間に、シリコン窒化膜を形成する工
程を含み、上記シリコン酸化膜除去工程が、該シリコン
窒化膜をエッチングストッパに用いて、該シリコン酸化
膜をエッチバックする工程であることを特徴とする製造
方法でもある。かかる工程を用いることにより、シリコ
ン酸化膜を選択的に除去できるからである。
【0010】また、本発明は、上記絶縁層が、CVD法
で形成されたCVDシリコン酸化層からなり、上記シリ
コン酸化膜が、塗布法で形成された塗布シリコン酸化膜
からなり、上記シリコン酸化膜除去工程が、弗化水素酸
溶液を用いて、該塗布シリコン酸化膜を選択的にエッチ
ングする工程であることを特徴とする製造方法でもあ
る。かかる工程を用いることにより、シリコン酸化膜を
選択的に除去できるからである。
【0011】上記CVDシリコン酸化層が、BPSG層
及びTEOS層から選択される1の層からなり、上記塗
布シリコン酸化膜が、SOG膜からなることが好まし
い。
【0012】また、本発明は、半導体基板上の絶縁層に
複数の孔部を設け、該孔部の内面にストレージノード層
を形成する容量素子の製造方法であって、半導体基板の
上に絶縁層を形成する工程と、該絶縁層上に、シリコン
窒化膜を形成する工程と、該シリコン窒化膜の表面から
該絶縁層の中に、複数の孔部を形成する工程と、該シリ
コン窒化膜で該絶縁層の表面を覆いながら、該孔部の側
壁の該絶縁層を選択的にエッチングし、該絶縁層の上面
から該シリコン窒化膜を庇状に突出させる選択エッチン
グ工程と、該絶縁層と該シリコン窒化膜とを覆うよう
に、導電層を形成する工程と、該シリコン窒化膜の上面
上及び側面上の該導電層を選択的に除去し、該孔部内に
残った該導電層をストレージノード層とする工程と、該
ストレージノード層を覆うように、キャパシタ絶縁膜、
セルプレート層を順次積層する工程とを備えることを特
徴とする容量素子の製造方法でもある。かかる製造方法
では、ストレージノード層の上にシリコン窒化膜が形成
され、隣り合ったストレージノード層の間の短絡を防止
することができる。
【0013】上記絶縁層が、シリコン酸化層からなり、
上記選択エッチング工程が、上記シリコン窒化膜をエッ
チングマスクに用いて、上記孔部の側壁の該シリコン酸
化膜を、弗化水素酸溶液で選択的にエッチングする工程
であることが好ましい。
【0014】また、本発明は、互いに絶縁分離された複
数のストレージノード層を含む容量素子であって、絶縁
層と、該絶縁層の中に間隔をおいて設けられた複数の孔
部と、該孔部に挟まれた該絶縁層からなる分離壁と、該
孔部の内面を覆うように形成されたストレージノード層
と、該ストレージノード層を覆うように形成されたキャ
パシタ絶縁膜と、該キャパシタ絶縁膜を覆うように形成
されたセルプレート層とを備え、該分離壁の上部表面が
エッチングされて、該ストレージノード層が該分離壁の
該上部表面より上方に突出したことを特徴とする容量素
子でもある。
【0015】また、本発明は、更に、上記分離壁の上面
がシリコン窒化膜で覆われ、上記ストレージノード層が
該シリコン窒化膜の上部表面より上方に突出したことを
特徴とする容量素子でもある。
【0016】また、本発明は、互いに絶縁分離された複
数のストレージノード層を含む容量素子であって、絶縁
層と、該絶縁層の中に間隔をおいて設けられた複数の孔
部と、該孔部に挟まれた該絶縁層からなる分離壁と、該
分離壁の上部に設けられ、該分離壁から庇状に突出した
シリコン窒化層と、該孔部の内面を覆うように形成され
たストレージノード層と、該ストレージノード層を覆う
ように形成されたキャパシタ絶縁膜と、該キャパシタ絶
縁膜を覆うように形成されたセルプレート層とを備え、
該シリコン窒化層の上面上及び側面上に、上記キャパシ
タ絶縁膜が直接形成されたことを特徴とする容量素子で
もある。
【0017】上記孔部は、略円筒型であることが好まし
い。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、全体が1
00で示される、本実施の形態にかかる容量素子の断面
図である。また、図2、3は容量素子100の製造工程
の断面図である。図2、3を参照しながら、容量素子1
00の製造方法及び構造について説明する。
【0019】本実施の形態にかかる容量素子100の製
造工程では、まず、図2(a)に示すように、シリコン
基板1の表面上に、絶縁領域2と、絶縁領域2に挟まれ
た活性領域3とが形成される。活性領域3には、例え
ば、トランジスタ(図示せず)が形成されている。続い
て、シリコン基板1の表面を覆うように、シリコン酸化
層4が形成される。シリコン酸化層4にはホール(図示
せず)が設けられ、かかるホールに多結晶シリコンが埋
め込まれてプラグ5が形成される。
【0020】続いて、膜厚が500Åのシリコン窒化膜
6と、例えばシリコン酸化膜からなり、膜厚が1500
0Åの絶縁層7とが、順次堆積される。更に、絶縁層7
の上には、膜厚が500Åのシリコン窒化膜8と、膜厚
が500Åのシリコン酸化膜9とが、順次形成される。
【0021】次に、図2(b)に示すように、フォトレ
ジスト(図示せず)をマスクに用いて、シリコン酸化膜
9、シリコン窒化膜8及び絶縁層7が略円筒型にエッチ
ングされ、孔部10が形成される。かかるエッチング工
程では、絶縁層7の下部のシリコン窒化膜6が絶縁層7
のエッチングストッパとして働く。続いて、孔部10の
底面のシリコン窒化膜6が除去されて、シリコン酸化層
4とプラグ5が露出する。かかるエッチング工程で形成
された孔部10の間は、絶縁層7からなる分離壁20で
分離されている。
【0022】次に、図2(c)に示すように、全面を覆
うように、例えば、リンがドープされた多結晶シリコン
からなるストレージノード(SN)層11が形成され
る。ストレージノード層11は、プラグ5を介して、シ
リコン基板1の活性領域3と電気的に接続されている。
続いて、孔部10内にフォトレジスト層12が埋め込ま
れる。
【0023】次に、図3(d)に示すように、フォトレ
ジスト層12をマスクに用いて、ストレージノード層1
1をエッチングし、孔部10内にのみストレージノード
層11を残す。図3(d)のエッチング工程では、エッ
チング溶液中の導電性異物13が、分離壁20上のシリ
コン酸化膜9の上部に付着し、隣接したストレージノー
ド11の間が短絡している。
【0024】次に、図3(e)に示すように、例えば、
弗化水素酸の水溶液を用いて、シリコン酸化膜9をエッ
チング除去する。かかるエッチング工程を行うことによ
り、シリコン酸化膜9の上に付着した導電性異物13
も、シリコン酸化膜9とともに除去される。なお、シリ
コン酸化膜8の下のシリコン窒化膜7は、エッチングス
トッパとして働く。
【0025】最後に、例えば、窒化シリコンからなるキ
ャパシタ絶縁膜17、例えば、多結晶シリコンからなる
セルプレート層18が順次形成され、図1の容量素子1
00が完成する。
【0026】かかる製造方法を用いることにより、分離
壁20の上部に付着した導電性異物13に起因する、隣
接したストレージノード層11の短絡を防止できる。
【0027】実施の形態2.図4は、全体が200で示
される、本実施の形態にかかる容量素子の断面図であ
る。また、図5、6は容量素子200の製造工程の断面
図である。図5、6を参照しながら、容量素子200の
製造方法及び構造について説明する。
【0028】本実施の形態にかかる容量素子200の製
造工程では、まず、図5(a)に示すように、シリコン
基板1の表面上に、絶縁領域2と活性領域3とが形成さ
れ、続いて、シリコン酸化層4、プラグ5、シリコン窒
化膜6が形成される。かかる製造工程は、実施の形態1
と同じである。
【0029】続いて、例えばシリコン酸化膜からなり、
膜厚が15000Åの絶縁層7が形成される。本実施の
形態では、絶縁層7は、CVD法で形成された、BPS
G(Boro Phospho Silicate Glass)層、TEOS(Tet
ra Etyle Ortho Silicate)層、BPTEOS(Boro Ph
ospho Tetra Etyle Ortho Silicate)層等からなる。
【0030】更に、絶縁層7の上には、膜厚が500Å
のシリコン酸化膜9が、形成される。本実施の形態で
は、シリコン酸化膜9は、塗布法で形成された、SOG
(SpinOn Glass)等からなる。
【0031】次に、図5(b)に示すように、実施の形
態1と同様の工程により、分離壁20により分離された
孔部10を形成する。
【0032】次に、図5(c)に示すように、実施の形
態1と同様の工程により、全面にストレージノード層1
1を形成した後、孔部10に埋め込まれたフォトレジス
ト層(図示せず)をマスクに用いてストレージノード層
11をエッチングし、孔部10内にのみストレージノー
ド層11を残す。図5(c)のエッチング工程では、エ
ッチング溶液中の導電性異物13が分離壁20の上端に
付着し、隣接したストレージノード11の間が短絡して
いる。
【0033】次に、図6(d)に示すように、弗化水素
酸の水溶液を用いて、シリコン酸化膜9を選択的にエッ
チングする。具体的には、弗化水素酸の水溶液(H
O:HF=100:1(体積比率))からなるエッチ
ング液を用いて、シリコン酸化膜9を20秒間エッチン
グする。かかるエッチング液に対するエッチング速度
は、BPSG層、TEOS層等からなる絶縁層7が約3
00Å/分であるのに対し、SOG膜等からなるシリコ
ン酸化膜9は3000Å/分である。従って、20秒間
のエッチングを行うことにより、膜厚が500Åのシリ
コン酸化膜9は完全に除去される。一方、絶縁膜7は、
シリコン酸化膜9が除去された後に、約50Åエッチン
グされるだけである。これにより、実質的にシリコン酸
化膜9を選択的に除去することができる。
【0034】かかるエッチング工程を行うことにより、
シリコン酸化膜9の上に付着した導電性異物13も、シ
リコン酸化膜9とともに除去される。
【0035】最後に、例えば、窒化シリコンからなるキ
ャパシタ絶縁膜17、例えば、多結晶シリコンからなる
セルプレート層18が順次形成され、図4の容量素子2
00が完成する。
【0036】かかる製造方法を用いることにより、分離
壁20の上部に付着した導電性異物13に起因する、隣
接したストレージノード層11の短絡を防止できる。
【0037】実施の形態3.図7は、全体が300で示
される、本実施の形態にかかる容量素子の断面図であ
る。また、図8、9は容量素子300の製造工程の断面
図である。図8、9を参照しながら、容量素子300の
製造方法及び構造について説明する。
【0038】本実施の形態にかかる容量素子300の製
造工程では、まず、図8(a)に示すように、シリコン
基板1の表面上に、絶縁領域2と活性領域3とが形成さ
れ、続いて、シリコン酸化層4、プラグ5、シリコン窒
化膜6が形成される。続いて、例えばシリコン酸化膜か
らなり、膜厚が15000Åの絶縁層7が形成される。
以上の工程は、実施の形態1と同じである。続いて、絶
縁層7の上には、膜厚が1500Åのシリコン窒化膜1
4が、形成される。
【0039】次に、図8(b)に示すように、実施の形
態1と同様の工程により、分離壁20により分離された
孔部10を形成する。
【0040】次に、図8(c)に示すように、弗化水素
酸の水溶液を用いて、絶縁層7を、矢印15の方向に、
約700Å程度、選択的にエッチングする。これによ
り、シリコン窒化膜14が、絶縁層7の上部から庇状に
突出する。
【0041】次に、図9(d)に示すように、孔部6の
底面のシリコン窒化膜6をエッチングして、シリコン酸
化層4とプラグ5とを露出させる。かかる工程では、シ
リコン窒化膜14もエッチングされ、膜厚が500Å程
度となる。
【0042】次に、図9(e)に示すように、絶縁層7
とシリコン窒化膜14の上に、例えばCVD法を用い
て、多結晶シリコンからなるストレージノード層11が
形成される。続いて、孔部10を埋め込むように、フォ
トレジスト層16が形成される。
【0043】次に、図9(f)に示すように、フォトレ
ジスト層16をマスクに用いて、ストレージノード層1
1がエッチバックされる。ストレージノード層11は、
シリコン窒化膜15の上面上及び側面上に残らないよう
に除去される。かかるエッチバック工程の後において、
図9(f)に示すように、導電性異物13がシリコン窒
化膜14の上に付着しても、シリコン窒化膜14によ
り、ストレージノード層11との間が絶縁されるため、
隣接したストレージノード層11間に短絡は発生しな
い。
【0044】最後に、例えば、窒化シリコンからなるキ
ャパシタ絶縁膜17、例えば、多結晶シリコンからなる
セルプレート層18が順次形成され、図7の容量素子3
00が完成する。
【0045】かかる製造方法を用いることにより、分離
壁20の上部に付着した導電性異物13に起因する、隣
接したストレージノード層11の短絡を防止できる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる容量素子の製造方法では、導電性異物の付着に
起因する、隣接したストレージノード層の間の短絡を防
止できる。
【0047】また、本発明にかかる容量素子では、市場
における故障の発生を低減し、容量素子の信頼性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる容量素子の断
面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる容量素子の製
造工程図である。
【図3】 本発明の実施の形態1にかかる容量素子の製
造工程図である。
【図4】 本発明の実施の形態2にかかる容量素子の断
面図である。
【図5】 本発明の実施の形態2にかかる容量素子の製
造工程図である。
【図6】 本発明の実施の形態2にかかる容量素子の製
造工程図である。
【図7】 本発明の実施の形態3にかかる容量素子の断
面図である。
【図8】 本発明の実施の形態3にかかる容量素子の製
造工程図である。
【図9】 本発明の実施の形態3にかかる容量素子の製
造工程図である。
【図10】 従来の容量素子の断面図である。
【図11】 従来の容量素子の製造工程図である。
【図12】 従来の容量素子の製造工程図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、2 絶縁領域、3 活性領域、4
シリコン酸化層、5プラグ、6 シリコン窒化膜、7
絶縁層、8 シリコン窒化膜、9 シリコン酸化膜、1
0 孔部、11 ストレージノード層、12、16 フ
ォトレジスト層、13 異物、14 シリコン窒化層、
17 キャパシタ絶縁膜、18 セルプレート層、20
分離壁、100、200、300 容量素子。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の絶縁層に複数の孔部を設
    け、該孔部の内面にストレージノード層を形成する容量
    素子の製造方法であって、 半導体基板の上に絶縁層を形成する工程と、 該絶縁層上に、シリコン酸化膜を形成する工程と、 該シリコン酸化膜の表面から該絶縁層の中に、複数の孔
    部を形成する工程と、 該絶縁層と該シリコン酸化膜とを覆うように、導電層を
    形成する工程と、 該シリコン酸化膜上の該導電層を除去し、該孔部内に残
    った該導電層をストレージノード層とする工程と、 該シリコン酸化膜を除去するシリコン酸化膜除去工程
    と、 該ストレージノード層を覆うように、キャパシタ絶縁
    膜、セルプレート層を順次積層する工程とを備えること
    を特徴とする容量素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 更に、上記絶縁層と上記シリコン酸化膜
    との間に、シリコン窒化膜を形成する工程を含み、 上記シリコン酸化膜除去工程が、該シリコン窒化膜をエ
    ッチングストッパに用いて、該シリコン酸化膜をエッチ
    バックする工程であることを特徴とする請求項1に記載
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記絶縁層が、CVD法で形成されたC
    VDシリコン酸化層からなり、上記シリコン酸化膜が、
    塗布法で形成された塗布シリコン酸化膜からなり、 上記シリコン酸化膜除去工程が、弗化水素酸溶液を用い
    て、該塗布シリコン酸化膜を選択的にエッチングする工
    程であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記CVDシリコン酸化層が、BPSG
    層及びTEOS層から選択される1の層からなり、上記
    塗布シリコン酸化膜が、SOG膜からなることを特徴と
    する請求項3に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上の絶縁層に複数の孔部を設
    け、該孔部の内面にストレージノード層を形成する容量
    素子の製造方法であって、 半導体基板の上に絶縁層を形成する工程と、 該絶縁層上に、シリコン窒化膜を形成する工程と、 該シリコン窒化膜の表面から該絶縁層の中に、複数の孔
    部を形成する工程と、 該シリコン窒化膜で該絶縁層の表面を覆いながら、該孔
    部の側壁の該絶縁層を選択的にエッチングし、該絶縁層
    の上面から該シリコン窒化膜を庇状に突出させる選択エ
    ッチング工程と、 該絶縁層と該シリコン窒化膜とを覆うように、導電層を
    形成する工程と、 該シリコン窒化膜の上面上及び側面上の該導電層を選択
    的に除去し、該孔部内に残った該導電層をストレージノ
    ード層とする工程と、 該ストレージノード層を覆うように、キャパシタ絶縁
    膜、セルプレート層を順次積層する工程とを備えること
    を特徴とする容量素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記絶縁層が、シリコン酸化層からな
    り、 上記選択エッチング工程が、上記シリコン窒化膜をエッ
    チングマスクに用いて、上記孔部の側壁の該シリコン酸
    化膜を、弗化水素酸溶液で選択的にエッチングする工程
    であることを特徴とする請求項5に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 互いに絶縁分離された複数のストレージ
    ノード層を含む容量素子であって、 絶縁層と、 該絶縁層の中に間隔をおいて設けられた複数の孔部と、 該孔部に挟まれた該絶縁層からなる分離壁と、 該孔部の内面を覆うように形成されたストレージノード
    層と、 該ストレージノード層を覆うように形成されたキャパシ
    タ絶縁膜と、 該キャパシタ絶縁膜を覆うように形成されたセルプレー
    ト層とを備え、 該分離壁の上部表面がエッチングされて、該ストレージ
    ノード層が該分離壁の該上部表面より上方に突出したこ
    とを特徴とする容量素子。
  8. 【請求項8】 更に、上記分離壁の上面がシリコン窒化
    膜で覆われ、上記ストレージノード層が該シリコン窒化
    膜の上部表面より上方に突出したことを特徴とする請求
    項7に記載の容量素子。
  9. 【請求項9】 互いに絶縁分離された複数のストレージ
    ノード層を含む容量素子であって、 絶縁層と、 該絶縁層の中に間隔をおいて設けられた複数の孔部と、 該孔部に挟まれた該絶縁層からなる分離壁と、 該分離壁の上部に設けられ、該分離壁から庇状に突出し
    たシリコン窒化層と、 該孔部の内面を覆うように形成されたストレージノード
    層と、 該ストレージノード層を覆うように形成されたキャパシ
    タ絶縁膜と、 該キャパシタ絶縁膜を覆うように形成されたセルプレー
    ト層とを備え、 該シリコン窒化層の上面上及び側面上に、上記キャパシ
    タ絶縁膜が直接形成されたことを特徴とする容量素子。
  10. 【請求項10】 上記孔部が、略円筒型であることを特
    徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の容量素子。
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