JP2002214721A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JP2002214721A
JP2002214721A JP2001012436A JP2001012436A JP2002214721A JP 2002214721 A JP2002214721 A JP 2002214721A JP 2001012436 A JP2001012436 A JP 2001012436A JP 2001012436 A JP2001012436 A JP 2001012436A JP 2002214721 A JP2002214721 A JP 2002214721A
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理彦 横田
Haruo Ishizuka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス時の作業性・組立性を向上させ
るとともに画像の幾何学的な精度を向上させた信頼性の
高い画像読取装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 軸受け部材30に対して組み付け角度を
調整されて組み付けられるとともに、キャリッジ103
dに対して位置決めされて組み付けられ、キャリッジ1
03dと軸受け部材30とを接続するプレート20を備
え、プレート20は、ガイド軸103cに対してイメー
ジセンサユニット108の主走査方向が略直交する位置
をとるように治具50によって軸受け部材30に組み付
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、スキャ
ナ、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置な
どの、原稿の画像を読み取ったり、シート上に画像を形
成する、画像読取装置や画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機や、複写機能とファクシミ
リ機能を有する複合機、オートドキュメントフィーダ
(ADF)を有するイメージスキャナとして、原稿をガ
ラス面上に固定して走査する機能と光学系を固定して原
稿を移動させながら走査する(流し読み)機能の双方を
持った装置が提案されている。
【0003】たとえば、図11に示すように画像読取部
において画像読取手段である密着型イメージセンサ(C
IS)1がガラス2の下に配置されている。CIS1を
副走査方向に移動させながら、ガラス2上に載置された
静止原稿D1を読み取り、あるいは第2ガラス2aでは
静止するCIS1が移動する原稿D2を読み取るように
なっている。
【0004】ここで、従来の密着型イメージセンサの構
成例を説明する。図12はいわゆる導光体光源としてL
ED3とこのLED3からの光を原稿へと導く導光体4
を含んでいる。LED3は導光体4の長手方向のいずれ
かの端部に固定されており(図示例では手前側に1個設
けられる)、LED3から発せられた光は導光体4内で
反射を繰り返しながら進行することで、導光体4の全長
から出射する。
【0005】導光体4から出射した光は、図12(B)
のようにガラス2上に載置された静止原稿に照射され、
その反射光がセルフォックレンズアレイ5を介してCC
D等の1次元受光素子アレイ6に結像するようになって
いる。なお、これらのイメージセンサ構成部材は、枠体
7内に配置構成される。
【0006】あるいはまた、従来の密着型イメージセン
サの構成例として、光源として複数のLEDを列設した
LEDアレイを持ち、セルフォックレンズアレイの両側
にそのLEDアレイが一対配置されるものが知られてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0008】イメージセンサ構成部材を収容している枠
体7は、図13に示すように、キャリッジ8に取付けら
れてCIS1を構成しており、キャリッジ8は軸受け9
に組み付けられることにより、CIS1は、ガイド軸に
沿って副走査方向に移動することが可能となる。
【0009】ここで、キャリッジ8と軸受け9との組み
付けは、製造過程での装置の組立工程においてガイド軸
に対して、CIS1の主走査方向が直交するように直角
度を調整されている。
【0010】しかしながら、メンテナンス時において、
キャリッジ8を軸受け9から外さなければならない場合
や、誤ってキャリッジ8を軸受け9から外してしまった
場合においては、メンテナンス終了時の装置の組立の際
に直角度を調整するには、治具を必要とし、大変困難で
あった。
【0011】また、メンテナンス毎の装置の組立の際に
直角度を調整するので、メンテナンス前後で画像の幾何
学的な精度が低下する可能性がある。
【0012】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、メン
テナンス時の作業性・組立性を向上させるとともに画像
の幾何学的な精度を向上させた信頼性の高い画像読取装
置及び画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、原稿を主走査方向に線状に照明す
る光源手段を少なくとも有する光源ユニットと、副走査
方向に移動可能に設けられ、前記光源ユニットが取付け
られる筐体と、前記筐体に固定されるとともに該筐体を
副走査方向に導く走査軸に移動可能に取付けられて、該
筐体を副走査方向に移動可能にする軸受け部材と、を備
え、前記光源手段により照らされた原稿の画像情報を読
取る画像読取装置において、前記軸受け部材に対して組
み付け角度を調整されて組み付けられるとともに、前記
筐体に対して位置決めされて組み付けられ、該筐体と該
軸受け部材とを接続する接続部材を備え、前記接続部材
は、前記走査軸に対して前記光源ユニットの主走査方向
が略直交する位置をとるように治具によって前記軸受け
部材に組み付けられることを特徴とする。
【0014】読取られる原稿と前記光源手段との間に設
けられる原稿台を取り外した状態において、前記接続部
材と前記軸受け部材とを組み付ける組み付け機構は、前
記筐体と前記接続部材とを組み付ける組み付け機構の解
放後のみ解放可能な位置に設けられることも好適であ
る。
【0015】読取られる原稿と前記光源手段との間に設
けられる原稿台を取り外した状態において、前記筐体と
前記接続部材とを組み付ける組み付け機構は前記接続部
材に対して前記原稿台側から解放可能に設けられ、前記
接続部材と前記軸受け部材とを組み付ける組み付け機構
は前記接続部材に対して前記原稿台の反対側から解放可
能に設けられることも好適である。
【0016】前記筐体と前記接続部材とを組み付ける組
み付け機構とは、前記接続部材に対して前記原稿台側か
らビス部材により締結されるものであり、前記接続部材
と前記軸受け部材とを組み付ける組み付け機構とは、前
記接続部材に対して前記原稿台の反対側からビス部材に
より締結されるものであることも好適である。
【0017】前記軸受け部材は、前記光源ユニットを位
置決めする位置決め部を備えることも好適である。
【0018】前記光源ユニットは、発光素子と、該発光
素子の光を原稿へと導く導光体と、を有する光源手段
と、前記光源手段により照らされた原稿の反射光を結像
する結像手段と、前記結像手段により結像された前記反
射光を入射させて原稿の画像情報を読取る光電変換手段
と、を備え、それらを収納する筐体とからなることも好
適である。
【0019】画像形成装置にあっては、上記記載の画像
読取装置と、前記画像読取装置により読取られた画像情
報を記録媒体に形成する画像形成手段と、を備えること
を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される
装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもので
あり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣
旨のものではない。
【0021】この実施の形態は本発明を画像形成装置の
一例として複写機に適用したもので、図1は本実施の形
態に係る複写機を前方から見た透視図、図2はその複写
機の斜視図、図3は画像読取部の拡大透視図である。
【0022】まず、複写機全体の概略構成について説明
する。
【0023】図1、図2および図3において、101は
装置本体、102はシート原稿Dを複数枚積載し、1枚
ずつ分離・搬送するADF(オートドキュメントフィー
ダ)圧板、103はシート原稿Dの表面および原稿台ガ
ラス上のブック原稿の画像情報を読み取る画像読取装置
としての画像読取部、104はLEDアレイを使用した
電子写真プリンタからなる記録装置本体、105は表示
部・入力キー等により構成される操作部、106は原稿
載置台、107は原稿台ガラス、108は走査ユニット
としての密着型のイメージセンサユニット、109は流
し読みガラスである。
【0024】また、110はLEDヘッドユニット、1
11は画像形成部、112はカセット給紙部、113は
記録装置本体104の上部にシート材Pを複数枚積載す
ることができるように構成された記録シート排紙部、1
14はカートリッジカバー部、115はADF分離部、
116は排紙搬送部、117は原稿排紙部、118はブ
ック原稿を押圧する原稿押え板、119は画像読取部1
03と記録装置本体104との接合部、120は複写機
の制御部、121はシート原稿搬送部、122は両面搬
送部カバー、123は搬送方向切換部、124はレジス
ト搬送部、125は記録装置本体104内部に配置され
たMP(マルチペーパー)給紙部である。
【0025】まず、ブック原稿の読取について説明す
る。
【0026】ADF圧板102はヒンジ部102aを介
して画像読取部103に回動可能に取り付けられてい
る。ヒンジ部102aは装置の背面側左右に各1個(左
側は図示せず)配設され、ADF圧板102の手前側を
持ち上げることで開閉可能としている(図2、両矢印参
照)。ヒンジ部102aはダンパやカム、バネ部材など
の組合わせによりADF圧板102を所定の角度(たと
えば70°)までの開いた状態で静止させることが可能
である。ADF圧板102が開いた状態では原稿台ガラ
ス107上に原稿をセットすることが可能になってい
る。
【0027】イメージセンサユニット108は発光素子
としてのLEDと樹脂製導光体などからなる光源手段か
ら原稿の画像情報面に光を照射し、画像情報面で反射し
た反射光を結像手段としてのセルフォックレンズ(商
標)で光電変換手段としての一次元センサ素子アレイに
結像して画像情報を読み取るものである。
【0028】イメージセンサユニット108は図4に示
すように、ガイド軸103cに沿って装置の左右方向に
移動可能になっており、タイミングベルト103a、駆
動プーリ103bおよび図示しない駆動モータなどによ
り所望の位置に移動可能である。この場合、筐体として
のキャリッジ103dを介してガイド軸103cに支持
されるとともに、スプリング103eによって上方へ付
勢される。イメージセンサユニット108と原稿台ガラ
ス107の間にはスペーサ108aが介挿される。イメ
ージセンサユニット108はブック読取範囲開始位置1
07aからブック読取範囲終了位置107bまでの所定
の範囲の原稿台ガラス107上に置かれた原稿の画像を
等速移動することで読み取るようになっている。
【0029】原稿台ガラス107上部に張り出したジャ
ンプ台109bの下面には白色シート109cが配設さ
れ、イメージセンサユニット108の読取位置がその下
部にあるときにイメージセンサユニット108のシェー
ディング補正を行う。ブックスキャンを行う場合、1回
のスキャンのたびにイメージセンサユニット108はジ
ャンプ台109bの下部を通過するためスキャンのたび
にシェーディング補正を行うことができる。このことは
光源の経時変化に応じて光量が変化する移動型のイメー
ジセンサユニット108の光源の影響を減らすために有
効である。
【0030】原稿押え板118は白色シート、スポンジ
などを積層して構成され、原稿台ガラス107上に置か
れた原稿の浮きを防止する。原稿押え板118は左端1
18aがブック読取範囲開始位置107aの左側、右端
118bがブック読取範囲終了位置107bの右側まで
延設されている。
【0031】つぎに、シート原稿Dの読取について説明
する。
【0032】ADF分離部115は図示しないアクチュ
エータにより上下動可能に配設されたピックアップロー
ラ115a、分離ローラ115b、分離ローラ115b
に圧接され逆方向に回転するリタードローラ115cな
どからなる。
【0033】まず、原稿載置台106上に表(おもて)
面を上に向けて積載したシート原稿Dをピックアップロ
ーラ115aを下げることで押圧し、分離ローラ115
bおよびリタードローラ115cの間に送り込み、リタ
ードローラ115cと圧接した分離ローラ115bで1
枚ずつ分離する。つぎに、図示しない押圧バネにより押
圧された分離搬送コロ121a,121bと圧接した読
取搬送ローラ121cにより、原稿ガイド121dに沿
ってUターン紙パスを搬送する。
【0034】つぎに、流し読みガラス109部に搬送
し、図示しない付勢バネで押圧されたシート原稿押え板
121eにより、シート原稿Dを流し読みガラス109
に押圧して密着させつつ、シート原稿読取位置109a
上でシート原稿Dの表面の画像情報を読み取る。このと
き、イメージセンサユニット108はシート原稿読取位
置109aに移動する。
【0035】つぎに、シート原稿Dをジャンプ台109
bでADF圧板102側に戻し、押圧バネにより押圧さ
れた読取搬送コロ121fと圧接した読取搬送ローラ1
21cによって搬送する。
【0036】さらに、押圧バネによって押圧された排紙
コロ117aと圧接した排紙ローラ117bにより原稿
排紙トレイ117cに排紙するようになっている。排紙
ローラ117bの上流側には読取済みスタンプ121g
が配設され、シート原稿Dの表面に押印可能になってい
る。
【0037】原稿載置台106はADF圧板102に固
定的に配設されており、原稿載置台106にはシート原
稿Dの搬送方向と直角方向(シート原稿Dの幅方向)に
スライド可能なスライダ106aが設けられている。こ
のスライダ106aによって原稿載置台106上に積載
されたシート原稿Dの両サイドを揃えることができるよ
うになっている。また、原稿載置台106上には原稿長
さセンサ106bが配設され、セットされたシート原稿
Dの長さを検知することができる。また、ADF分離部
115にはシート原稿Dの幅方向に複数配設された原稿
幅センサ115dによってシート原稿Dの有無と幅を検
知することができる。原稿幅センサ115dと原稿長さ
センサ106bの検知出力の組合わせにより原稿サイズ
とセット方向を検知することができる。
【0038】また、シート原稿搬送部121には原稿給
送センサ121hと原稿端センサ121iが配設されて
いる。原稿給送センサ121hはADF分離部115か
らシート原稿Dが繰り出されたかどうかや、シート原稿
Dの後端の通過を検知する。原稿端センサ121iはシ
ート原稿Dの先端および後端の通過を検知し、その出力
は読取のタイミング制御に使用される。
【0039】さて、上述したようにイメージセンサユニ
ット108において、光源により原稿を照射し、原稿か
らの反射光を結像光学系を介してセンサに入射させるこ
とにより原稿画像を読み取るようになっている。
【0040】図5は本実施の形態に係るイメージセンサ
ユニット108の具体的構成例を示している。イメージ
センサユニット108は、光源として発光素子であるL
ED10とこのLED10で発せられた光を原稿へと導
く導光体11を含み、結像光学系を構成するセルフォッ
クレンズアレイ12の両側に沿って一対の導光体光源が
設けられる。なお、セルフォックレンズアレイ12の直
下に受光素子としてのセンサ13が配設され、イメージ
センサ構成部材は枠体(筐体)14内に光源ユニットと
して配置構成される。
【0041】LED10は導光体11の長手方向のいず
れかの端部に固定されるが、図示例では一方の導光体1
1の一端と他方の導光体11の他端にそれぞれ1個設け
られる。このように2つの導光体11の間で反対側に設
け、かつ中心軸Cに対して点対称の配置構成とする。
【0042】各LED10から発せられた光はそれぞれ
の導光体11内で反射を繰り返しながら進行すること
で、導光体4の全長から出射する。導光体11から出射
した光は、図6のように原稿台ガラス107上のブック
原稿に照射され、それぞれの反射光がセルフォックレン
ズアレイ12を通ってセンサ13に入射する。
【0043】図7はイメージセンサユニット108がガ
イド軸103cに組み付いた状態を示す概略斜視図であ
り、図8は枠体14から軸受け部材30までの構成部材
を示す概略斜視図である。
【0044】ここで、本発明の特徴的な構成を説明する
と、イメージセンサユニット108の枠体14が取付け
られるキャリッジ103dは、接続部材としてのプレー
ト20を介して軸受け部材30に組み付けられて、ガイ
ド軸103cに沿って装置の左右方向に移動可能になっ
ている。
【0045】軸受け部材30には、ガイド軸103cに
移動可能に取付けられる軸受け部32と、軸受け部材3
0とプレート20とを接続する組み付け機構としてのビ
ス40が貫通する穴31a,31bと、が設けられてい
る。
【0046】そして、プレート20には、ビス40に対
するネジ穴23a,23bが設けられており、後述する
治具により軸受け部材30とプレート20とは位置決め
されてビス40により締結され接続される。
【0047】さらに、プレート20には、キャリッジ1
03dとの位置決めのためのボス22a,22bと、キ
ャリッジ103dとプレート20とを接続するビス41
のネジ穴21a,21bと、が設けられており、キャリ
ッジ103dには、ボス22a,22bに対応する位置
決め穴18a,18bと、ビス41が貫通する穴17
a,17bが設けられており、プレート20のボス22
a,22bがキャリッジ103dの位置決め穴18a,
18bに嵌合して(主走査方向及び副走査方向に)位置
決めされた後、ビス41により締結されてプレート20
とキャリッジ103dとは接続される。
【0048】また、キャリッジ103dは、枠体14の
穴15a,15bにスプリング103eを介して取付け
られるボス16a,16bが設けられている。
【0049】図10は、治具50により軸受け部材30
とプレート20との位置決めを説明するための図であ
る。
【0050】治具50は、概略、平面板状の台51と、
台51の端部に設けられたヒンジ部52を介して回動可
能に設けられた軸53と、から構成されている。軸53
はガイド軸103cに相当するものであり、台51上の
軸Xはイメージセンサユニット108の主走査方向に相
当するものである。したがって、軸53が台51上に位
置する場合において、軸53の軸心Yと台51上の軸X
とは直交するように設けられている。
【0051】台51上には、X軸と主走査方向が一致し
ているイメージセンサユニット108を取付けているキ
ャリッジ103dの2つの位置決め穴18a,18bに
相当する位置決め穴54a,54bが設けられている。
【0052】そして、この位置決め穴54a,54bに
プレート20のボス22a,22bが嵌合されて台51
上にプレート20が取付けられ、軸53に軸受け部材3
0の軸受け部32が嵌められた状態で、軸53を台51
上に降ろして、台51上のプレート20と、軸53に嵌
められた軸受け部材30とを合わせた状態で、ビス40
により接続するものである。
【0053】このようにして、ガイド軸103cに対し
て直角度が調整されてプレート20が軸受け部材30に
組み付けられる。そして、プレート20は、キャリッジ
103dに対して位置決めされ組み付けられる。
【0054】したがって、メンテナンス時においては、
キャリッジ103dを取り外した場合でも、再びキャリ
ッジ103dの位置決め穴18a,18bをプレート2
0のボス22a,22bに嵌合させるだけで位置決めさ
れるので、直角度の調整が必要なくなる。
【0055】従来、キャリッジを取り外してしまうと、
その後の組立の際に、直角度の調整が大変困難であった
が、本実施の形態のように、プレート20を介してキャ
リッジ103dと軸受け部材30とを組み付けることに
より、メンテナンス時の作業性・組立性を向上させるこ
とが可能となる。また、メンテナンス前後でのイメージ
センサユニット108の位置は精度よく保持されるの
で、画像の幾何学的な精度を向上させることが可能とな
る。
【0056】また、本実施の形態において、軸受け部材
30とプレート20とを接続するビス40と、プレート
20とキャリッジ103dとを接続するビス41とは、
プレート20に対してそれぞれ反対方向から締め付けら
れている。
【0057】すなわち、図中、ビス40は下側から締め
付けられており、ビス41は上側から締め付けられてい
る(図中、上側が原稿台ガラス107側である)。
【0058】したがって、メンテナンス時の原稿台ガラ
ス107側からの作業において、ビス41を外してキャ
リッジ103dを取り外しても、ビス40を外すことは
できないので、プレート20が軸受け部材30から外さ
れることはなく、直角度は保たれることとなり、作業性
・組立性を向上させることが可能となる。
【0059】なお、キャリッジ103dとプレート20
とを接続するビス41が外されないと、ビス40が外れ
ないような位置にビス40を配設する、たとえば、キャ
リッジ103dがビス40を覆い隠すようにプレート2
0に組み付けられていれば、軸受け部材30とプレート
20とを接続するビス40と、プレート20とキャリッ
ジ103dとを接続するビス41とが、プレート20に
対して同じ方向、すなわち原稿台ガラス107側から締
め付けられていてもよい。
【0060】ビス40が原稿台ガラス107側から見て
キャリッジ103dに隠れていれば、キャリッジ103
dを取り外す時に作業者が誤ってビス40を外すことは
ないので、プレート20が軸受け部材30から外される
ことはなく、直角度は保たれることとなる。
【0061】さらに、図9に示すように、軸受け部材3
0aに枠体14aを位置決めするための位置決め部とし
てのボス33を設けても好適である。
【0062】これは、上述した軸受け部材30及び枠体
14に対して、それぞれ、枠体14aを位置決めするた
めのボス33と、ボス33により位置決め嵌合される位
置決め穴19を設けたものである。
【0063】このように、枠体14aの位置決めを軸受
け部材30aで行なうことができるので、ガイド軸10
3cから位置決めに関わる介在部品が最小限となり、上
述した効果に加え、さらに、枠体14aすなわちイメー
ジセンサユニット108の主走査方向の位置決めの精度
を向上させることが可能となり、画像の幾何学的な精度
を向上させることができる。
【0064】なお、上述した実施の形態においては、枠
体14にイメージセンサ構成部材が備えられた例につい
て示したが、枠体14が、原稿を主走査方向に線状に照
明する光源手段を有する光源ユニットを備えたものであ
れば、光源位置の精度を向上させることができるので、
画像の品質を向上させることが可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メンテナンス時においては、筐体を取り外した場合で
も、筐体は接続部材に対して位置決めされており、接続
部材は直角度が調整されて軸受け部材に組み付けられて
いるので、メンテナンス終了後に再び直角度の調整をす
ることなく、装置を組み立てることが可能となり、メン
テナンス時の作業性・組立性を向上させることが可能と
なる。
【0066】さらに、メンテナンス前後での光源ユニッ
トの位置は精度よく保持されることとなり、画像の幾何
学的な精度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る画像形成装置を前方から見た
概略透視図である。
【図2】実施の形態に係る画像形成装置の概略斜視図で
ある。
【図3】実施の形態に係る画像形成装置の画像読取部の
拡大透視図である。
【図4】実施の形態に係る画像形成装置の画像読取部の
内部構造を示す図である。
【図5】実施の形態に係るイメージセンサユニットの構
成例を示す概略斜視図である。
【図6】実施の形態に係るイメージセンサユニットの構
成例を示す概略断面図である。
【図7】実施の形態に係るイメージセンサユニットから
軸受け部材までが組み合わさった状態を示す概略斜視図
である。
【図8】実施の形態に係るイメージセンサユニットから
軸受け部材までの構成部品を示す概略図である。
【図9】実施の形態に係るイメージセンサユニットから
軸受け部材までが組み合わさった状態を示す概略斜視図
である。
【図10】軸受け部材とプレートを位置決めして接続す
るための治具を示す概略斜視図である。
【図11】従来のイメージセンサユニットの構成例を示
す図である。
【図12】従来のイメージセンサユニットの構成例を示
す図である。
【図13】従来のイメージセンサユニットの構成例を示
す図である。
【符号の説明】
10 LED 11 導光体 12 セルフォックレンズアレイ 13 センサ 14,14a 枠体 15a,15b,17a,17b 穴 16a,16b,22a,22b,33 ボス 18a,18b,19,54a,54b 位置決め穴 20 プレート 21a,21b,23a,23b ネジ穴 30,30a 軸受け部材 31 穴 40,41 ビス 50 治具 51 台 52 ヒンジ部 53 軸 101 装置本体 102 ADF圧板 103 画像読取部 103c ガイド軸 103d キャリッジ 103e スプリング 104 記録装置本体 105 操作部 106 原稿載置台 107 原稿台ガラス 108 イメージセンサユニット 109 流し読みガラス 110 LEDヘッドユニット 111 画像形成部 112 カセット給紙部 113 記録シート排紙部 114 カートリッジカバー部 115 ADF分離部 116 排紙搬送部 117 原稿排紙部 118 原稿押え板 120 制御部 121 シート原稿搬送部 122 両面搬送部カバー 123 搬送方向切換部 124 レジスト搬送部 125 MP給紙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H108 AA02 AA14 AA19 FB15 FB66 FB72 FB75 HA01 HA03 5C072 AA01 AA05 BA04 MA02 MA05 XA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を主走査方向に線状に照明する光源手
    段を少なくとも有する光源ユニットと、 副走査方向に移動可能に設けられ、前記光源ユニットが
    取付けられる筐体と、 前記筐体に固定されるとともに該筐体を副走査方向に導
    く走査軸に移動可能に取付けられて、該筐体を副走査方
    向に移動可能にする軸受け部材と、 を備え、前記光源手段により照らされた原稿の画像情報
    を読取る画像読取装置において、 前記軸受け部材に対して組み付け角度を調整されて組み
    付けられるとともに、前記筐体に対して位置決めされて
    組み付けられ、該筐体と該軸受け部材とを接続する接続
    部材を備え、 前記接続部材は、前記走査軸に対して前記光源ユニット
    の主走査方向が略直交する位置をとるように治具によっ
    て前記軸受け部材に組み付けられることを特徴とする画
    像読取装置。
  2. 【請求項2】読取られる原稿と前記光源手段との間に設
    けられる原稿台を取り外した状態において、前記接続部
    材と前記軸受け部材とを組み付ける組み付け機構は、前
    記筐体と前記接続部材とを組み付ける組み付け機構の解
    放後のみ解放可能な位置に設けられることを特徴とする
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】読取られる原稿と前記光源手段との間に設
    けられる原稿台を取り外した状態において、前記筐体と
    前記接続部材とを組み付ける組み付け機構は前記接続部
    材に対して前記原稿台側から解放可能に設けられ、前記
    接続部材と前記軸受け部材とを組み付ける組み付け機構
    は前記接続部材に対して前記原稿台の反対側から解放可
    能に設けられることを特徴とする請求項1または2に記
    載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記筐体と前記接続部材とを組み付ける組
    み付け機構とは、前記接続部材に対して前記原稿台側か
    らビス部材により締結されるものであり、 前記接続部材と前記軸受け部材とを組み付ける組み付け
    機構とは、前記接続部材に対して前記原稿台の反対側か
    らビス部材により締結されるものであることを特徴とす
    る請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記軸受け部材は、前記光源ユニットを位
    置決めする位置決め部を備えることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記光源ユニットは、 発光素子と、該発光素子の光を原稿へと導く導光体と、
    を有する光源手段と、 前記光源手段により照らされた原稿の反射光を結像する
    結像手段と、 前記結像手段により結像された前記反射光を入射させて
    原稿の画像情報を読取る光電変換手段と、を備え、それ
    らを収納する筐体とからなることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画
    像読取装置と、 前記画像読取装置により読取られた画像情報を記録媒体
    に形成する画像形成手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP2012093660A (ja) * 2010-10-29 2012-05-17 Kyocera Mita Corp 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2013058979A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Brother Ind Ltd 画像読取装置

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