JP2002213531A - 制振ダンパー装置 - Google Patents

制振ダンパー装置

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JP2002213531A
JP2002213531A JP2001015869A JP2001015869A JP2002213531A JP 2002213531 A JP2002213531 A JP 2002213531A JP 2001015869 A JP2001015869 A JP 2001015869A JP 2001015869 A JP2001015869 A JP 2001015869A JP 2002213531 A JP2002213531 A JP 2002213531A
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vibration damper
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JP2001015869A
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Takeshi Oku
岳史 奥
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減衰性が大きい材料特性の粘弾性体を用いつ
つ、形状変化による性能劣化を防止して所定の制振ダン
パー性能を長期間に亘り安定よく確保することができる
ようにする。 【解決手段】 相互に間隔を隔てて平行に配置された二
枚の外側鋼板プレート11と、その中間位置に平行に配
置される内側鋼板プレート2との対向面間に粘弾性体
3,3が層状に介在されているとともに、この粘弾性体
3,3の介在層を除く箇所の内外両鋼板プレート2、
1,1の対向面間に、粘弾性体3,3の層厚みを一定に
保持し、かつ、内外両鋼板プレート2、1,1の相対変
位時に摩擦抵抗力を発生可能な輪状部材5あるいは摺動
材8からなる間隔維持機構4が介在されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制振ダンパー装置に
関し、詳しくは、ビルなど建造物に風圧や地震等のよう
な層間変位力が作用したとき、その振動エネルギーを吸
収させて建造物の揺れ動きや振動を減衰させるように、
既存あるいは新築の建造物における構造用骨組内にブレ
ースや方杖あるいは制振壁などとして組み込んで用いら
れる制振ダンパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の制振ダンパー装置は、一般的
に、柱と梁とからなる構造用骨組の対向部位の一方に接
合可能で互いに間隔を隔てて平行に配置された鋼板プレ
ートなど二枚の外側剛性板材と、構造用骨組の対向部位
の他方に接合可能で、二枚の外側剛性板材間の中間位置
にそれらと平行に配置された一枚の鋼板プレートなどの
剛性板材との対向面間にそれぞれ粘弾性体等のエネルギ
ー吸収材を層状に介在させてなり、地震等によって構造
用骨組に変位が生じたとき、その変位(振幅)のエネル
ギーをエネルギー吸収材のせん断変形により吸収し、建
造物の揺れ動きや振動を減衰するように構成されてい
る。
【0003】ところで、この種の制振ダンパー装置にお
けるエネルギー吸収材としては粘弾性体が多用されてお
り、この粘弾性体のせん断変形特性を利用する制振ダン
パー装置においては、本来の制振性能を最大限に発揮さ
せるために、現存する各種特性を持つ粘弾性体材料の中
でも最も減衰性の大きい材料特性の粘弾性体が選択使用
される。しかし、このように減衰性の大きい材料特性の
粘弾性体を使用する場合は、減衰性が大きいほど応力緩
和しやすいために、ダンパー装置の無負荷時や負荷動作
用時において、せん断変形方向とは異なる方向、つまり
は、粘弾性体の厚み方向に圧縮荷重が付加されると、応
力緩和して厚みが減少したり、永久歪を生じたりして粘
弾性体の形状が変化し、その結果、粘弾性体のエネルギ
ー吸収性能が著しく劣化し、さらには、内外側の剛性板
材間からの粘弾性体の流れ出しにより制振ダンパー性能
が益々低下するという問題がある。
【0004】このような問題解決手段として、特開20
00−120780公報に開示されているように、粘弾
性体を、発泡ポリウレタン樹脂のように、耐引張り性、
耐熱性及び断熱性に優れた被覆材により被覆させること
により、大地震等の大きな変位力を受けたとき、その変
位力に被覆材を対抗させて粘弾性体が永久歪を生じた
り、内外側の剛性板材間から流れ出したりすることを抑
制して、ダンパー性能の維持を試みたものが提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような被覆材を用いただけの制振ダンパー装置において
は、その被覆材の材料特性からみて、無負荷時や負荷動
作時に粘弾性体の厚み方向にある程度以上の圧縮荷重が
付加された場合、被覆材自体が変形し、これに伴って粘
弾性体の厚みが減少したり、永久歪を生じたりして粘弾
性体の形状が変化することは避けられず、その結果、粘
弾性体のエネルギー吸収性能が劣化し所定の制振ダンパ
ー性能を長期に亘って安定保持することができなくなる
という問題があった。
【0006】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、エネルギー吸収材として減衰性が大きい材料
特性の粘弾性体を用いる場合であっても、その形状変化
による性能劣化を防止して所定の制振ダンパー性能を長
期間に亘り安定よく確保することができる制振ダンパー
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る制振ダンパー装置は、相互に間隔を隔
てて平行に配置された複数枚の第1剛性板材と、これら
複数枚の第1剛性板材のうち隣接する第1剛性板材間の
中間位置にそれら第1剛性板材に対して平行に配置され
た少なくとも一枚の第2剛性板材と、上記第1剛性板材
と第2剛性板材との間にそれぞれ介在されたエネルギー
吸収材とを備えてなる制振ダンパー装置において、上記
エネルギー吸収材の介在層を除く箇所の第1剛性板材と
第2剛性板材と間には、エネルギー吸収材の厚みをその
介在層の全域に亘って一定に保持可能で、かつ、第1及
び第2剛性板材の相対変位時に摩擦抵抗力を発生可能な
間隔維持機構が介在されていることを特徴とするもので
ある。
【0008】上記構成の本発明によれば、ダンパー装置
の無負荷時や実負荷動作時においてエネルギー吸収材の
厚み方向に圧縮荷重が付加されたとしても、その荷重を
間隔維持機構で受止めてエネルギー吸収材の厚みをその
介在層の全域に亘って一定に保持することが可能である
から、エネルギー吸収材として粘弾性体を使用する場
合、その粘弾性体の応力緩和による厚みの減少や永久歪
の発生などの形状変化を防止して、粘弾性体のエネルギ
ー吸収性能を良好に維持することが可能である。そのう
え、間隔維持機構が、地震等による第1及び第2剛性板
材の相対変位時に摩擦抵抗力を発生するものであるか
ら、上述のエネルギー吸収性能と摩擦抵抗による減衰性
能とが相俟って、振動エネルギー吸収性能が一段と高め
られ、制振ダンパー性能の著しい向上を図ることが可能
である。また、間隔維持機構の存在により各剛性板材の
座屈強度が増大し、ダンパー装置全体の耐久性の向上を
図ることが可能である。
【0009】上記構成の制振ダンパー装置において、第
1剛性板材及び第2剛性板材は、エネルギー吸収材の介
在層の数が2個あるいは2の整数倍の偶数個となるよう
な使用枚数に設定されていればよいが、上述のごときエ
ネルギー吸収材の形状保持機能及び剛性板材の座屈強度
の増大機能が最も有効に発揮されるのは、第1剛性板材
が二枚で、その中間位置に一枚の第2剛性板材を配置
し、この第2剛性板材の両側に2つのエネルギー吸収材
の介在層が形成される形態のものである。
【0010】また、上記構成の制振ダンパー装置におけ
る間隔維持機構としては、請求項3に記載のように、単
一の輪状金属部材または薄い輪状金属部材の複数枚を積
層したものを用いても、請求項4に記載のように、第1
剛性板材と第2剛性板材との相対変位時に両剛性板材の
の対向面の少なくとも一方に摺接する摺動材を有する構
成のものを用いてもよい。特に、薄い輪状金属部材を使
用する場合は、現存する汎用の金属ワッシャをそのまま
流用することが可能であるとともに、第1及び第2剛性
板材の対向面間隔、つまり、粘弾性体等のエネルギー吸
収材の層厚に対応して汎用ワッシャの積層数を増減する
ことで、どのようなダンパー容量の装置にも安価に適用
することができる。また、摺動材としてMCナイロンや
PTFEなどの低摩擦材料製のものを使用することによ
り、ダンパー装置の設計の自由度が大きくなり、制振性
能の一層の向上を図ることができる。
【0011】また、間隔維持機構を構成する摺動材とし
て、請求項5に記載のように、第1剛性板材側で第1及
び第2剛性板材の相対変位方向の一端辺部に固定され、
その端面を第2剛性板材側の対向面に摺接させるように
設けられた第1の摺動材と、第2剛性板材側で第1及び
第2剛性板材の相対変位方向の他端辺部に固定され、そ
の端面を第1剛性板材側の対向面に摺接させるように設
けられた第2の摺動材とから構成されたものを用いる場
合は、間隔維持用の摺動材の取付けが簡易となり、ダン
パー装置全体の製作を容易かつ低コスト化できるととも
に、摺動材の交換も容易である。
【0012】また、上記構成の制振ダンパー装置におい
て、請求項6に記載のように、複数枚の第1剛性板材の
隣接する第1剛性板材同士をボルト・ナット等のねじ部
材を介して一定間隔に固定保持するように構成すること
により、ダンパー装置の無負荷時や実負荷動作時に付加
される外力によってエネルギー吸収材の介在層の間隔が
広がることも防止し、それの形状保持を一層確実にして
所定の制振ダンパー性能を長期間に亘り一層確実に維持
することができる。
【0013】さらに、上記のようにねじ部材を介して隣
接する第1剛性板材同士を一定間隔に固定保持する構成
を採用した制振ダンパー装置において、請求項7に記載
のように、ねじ部材を第2剛性板材に形成した長孔に貫
通させることにより、地震等の発生時における第1及び
第2剛性板材の相対変位に伴う制振作用はなんか阻害す
ることなく、各剛性板材及びエネルギー吸収材の相対姿
勢を一定に保ち、制振ダンパー性能の一層の向上を図る
ことができる。
【0014】さらにまた、上記構成の制振ダンパー装置
において、ねじ部材を、請求項8に記載のように、輪状
金属部材の中心孔にも貫通させて該輪状金属部材の保持
部材に兼用させることにより、輪状金属部材の保持のた
めに特別な部材や構成が不要となり、ダンパー装置の構
造を簡単にし製作コストの低減を図ることができる。
【0015】なお、請求項1ないし8に記載の制振ダン
パー装置におけるエネルギー吸収材としては、粘弾性体
の他に、粘性流体や弾性体であってもよいが、微小変位
から大変位までの広い範囲に亘る変位を安定よく吸収す
る履歴特性を有する粘弾性体を使用するのが最適であ
り、また、形状保持による効果の面からも粘弾性体が最
も有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係るブレースタ
イプの制振ダンパー装置の第1の実施形態を示す側面
図、図2はその正面図であり、このブレースタイプの制
振ダンパー装置Aは、相互に間隔を隔てて互いに平行に
配置された二枚の外側鋼板プレート(第1剛性板材の一
例)1,1の長手方向の一端側に、図4に示すように、
鉄骨柱11と鉄骨梁12とからなる構造用骨組13の四
隅部に固着されたガセットプレート14…の一つにボル
ト接合可能な接合部(複数のボルト孔からなる)1Aが
形成されているとともに、これら二枚の外側鋼板プレー
ト1,1間の中間位置には一枚の内側鋼板プレート(第
2剛性板材の一例)2が外側鋼板プレート1,1に対し
て平行に配置され、この内側鋼板プレート2の長手方向
の一端で上記外側鋼板プレート1,1の接合部1Aの在
る側とは反対側には、構造用骨組13におけるガセット
プレート14…の他の一つにボルト接合可能な接合部2
A(複数のボルト孔からなる)が形成されている。
【0017】上記二枚の外側鋼板プレート1,1の各内
面と内側鋼板プレート2の両面との対向面間にはそれぞ
れ粘弾性体3,3(エネルギー吸収材の一例)が層状に
介在されており、これら二層の粘弾性体3,3と二枚の
外側鋼板プレート1,1と一枚の内側鋼板プレート2と
により厚み方向に積層構造のブレースタイプの制振ダン
パー装置Aが構成されている。
【0018】上記のような基本構成を有する制振ダンパ
ー装置Aにおいて、上記粘弾性体3,3の介在層を除く
箇所で相対向する二枚の外側鋼板プレート1,1の各内
面と内側鋼板プレート2の両面との間で、各鋼板プレー
ト1,1、2の板幅方向の両側寄り位置には、粘弾性体
3,3の厚みをそれぞれの介在層の全域に亘って一定に
保持可能で、かつ、地震発生等の負荷作用に伴う外側鋼
板プレート1,1と内側鋼板プレート2との相対変位時
に摩擦抵抗力を発生可能な間隔維持機構4,4が介在さ
れている。
【0019】上記各間隔維持機構4,4は、図3に明示
するように、それぞれ単一の輪状金属部材5,5からな
り、これら輪状金属部材5,5は、一方の外側鋼板プレ
ート1の外側から差し込まれ輪状金属部材5,5の中心
孔5a,5a及び内側鋼板プレート2に形成された長孔
2aに貫通させて他方の外側鋼板プレート1の外方にま
で突出されたボルト(ねじ部材の一例)6に位置保持さ
れた状態で二枚の外側鋼板プレート1,1の各内面と内
側鋼板プレート2の両面との間に介在されている。
【0020】上記ボルト6の突出端部にはナット7が螺
合されており、このナット7とボルト6を締め付けるこ
とにより、二枚の外側鋼板プレート1,1同士を輪状金
属部材5,5及び内側鋼板プレート2の全厚と等しい間
隔に固定保持するとともに、各輪状金属部材5,5の中
心孔5a,5a貫通方向の両面を外側鋼板プレート1,
1の各内面とこれに対向する内側鋼板プレート2の表面
とに圧接させて相対変位時に摩擦抵抗力を発生させるよ
うに構成している。なお、上記内側鋼板プレート2に形
成された長孔2aは、地震発生等に伴う外側鋼板プレー
ト1,1と内側鋼板プレート2との相対変位をボルト6
が阻害しないようにするためのものである。
【0021】上記のように構成された制振ダンパー装置
Aは、図4に示すように、長手方向両端の接合部1A,
2Aを構造用骨組13における対角方向に位置するガセ
ットプレート14,14にそれぞれボルト接合すること
で、構造用骨組13に対する耐震補強用のブレースとし
て用いられる。そして、このような使用態様において、
風力や地震力等の負荷が構造用骨組13の鉄骨柱11及
び鉄骨梁12に作用して層間変位が生じたとき、外側鋼
板プレート1,1と内側鋼板プレート2とが長手方向に
相対変位してその変位エネルギーを粘弾性体3,3が吸
収し図5の点線に示すような振動減衰力が発揮される上
に、間隔維持機構4,4を構成する輪状金属部材5と内
側鋼板プレート2との間には摩擦抵抗力が発生し、この
摩擦抵抗による減衰力が加わり、その結果、図5の実線
に示すように、振動エネルギー吸収性能が一段と高めら
れて制振ダンパー性能が著しく向上されることになる。
【0022】また、上記のような間隔維持機構4,4の
存在によって制振ダンパー装置Aの無負荷時や実負荷動
作時に粘弾性体3,3にその厚み方向への圧縮荷重が付
加されたとしても、その荷重が間隔維持機構4,4の輪
状金属部材5,5で受止められて粘弾性体3,3の厚み
はその介在層の全域に亘って一定に保持されるので、減
衰性の大きい材料特性の粘弾性体3,3を使用する場合
でもそれら粘弾性体3,3の応力緩和(流れ出し)によ
る厚みの減少や永久歪の発生などの形状変化を防止し
て、粘弾性体3,3のエネルギー吸収性能を良好に維持
することが可能であり、所定の制振ダンパー性能を長期
間に亘り安定よく確保することができる。さらに、輪状
金属部材5,5により各鋼板プレート1,1、2の座屈
強度を増大させて制振ダンパー装置A全体の耐久性の向
上を図ることができる。
【0023】図6及び図7はブレースタイプの制振ダン
パー装置Aの第2の実施形態を示す正面図及び要部の拡
大正面図である。この第2の実施形態による制振ダンパ
ー装置Aは、間隔維持機構4として、薄い輪状金属部材
5Aの複数枚を積層した構造のものを用い、これら複数
枚の薄い輪状金属部材5Aを上記第1の実施形態と同様
に、二枚の外側鋼板プレート1,1同士を一定間隔に固
定保持するためのボルト6に挿通保持させたものであ
る。その他の構成は、第1の実施形態の制振ダンパー装
置Aと同様な構成であるため、該当部分に同一の符号を
付して、それらの説明を省略する。
【0024】上記第2の実施形態による制振ダンパー装
置Aにおいては、輪状金属部材5Aとして現存する汎用
の金属ワッシャをそのまま流用することが可能であると
ともに、内外側両鋼板プレート2、1,1の間隔、つま
り、粘弾性体3,3の層厚に対応して汎用ワッシャの積
層枚数を増減することで、どのようなダンパー容量の装
置にも安価に適用することができる。
【0025】図8及び図9はブレースタイプの制振ダン
パー装置Aの第3の実施形態を示す側面図及び正面図で
ある。この第3の実施形態による制振ダンパー装置A
は、間隔維持機構4として、二枚の外側鋼板プレート
1,1の各内面と内側鋼板プレート2の両面との間に各
プレート1,1、2の板幅方向と等しい幅を有する帯状
摺動材8を介在させ、この帯状摺動材8をボルト、ナッ
トを用いずに外側鋼板プレート1,1の内面に接着固定
したものである。その他の構成は、第1の実施形態の制
振ダンパー装置Aと同様な構成であるため、該当部分に
同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
【0026】上記第3の実施形態による制振ダンパー装
置Aでは、摺動材8としてMCナイロンやPTFEなど
の低摩擦材料製のものを使用することにより、ダンパー
装置Aの設計の自由度が大きくなり、制振性能の一層の
向上を図ることができる。
【0027】図10は制振ダンパー装置Aの第4の実施
形態を示す側面図であり、この第4の実施形態による制
振ダンパー装置Aは上記した第3の実施形態の制振ダン
パー装置Aにおける間隔維持機構4を構成する摺動材8
を丸形やその他の形状を持つピース状に形成し、そのピ
ース状摺動材8の複数個を各プレート1,1、2の板幅
方向に間隔を隔てて配置し外側鋼板プレート1,1の内
面に接着固定したものであり、上記第3の実施形態の場
合と同様に、設計の自由度が大きく、制振性能の向上が
図れる。
【0028】なお、第3及び第4の実施形態ではいずれ
も、摺動材8を単独使用したが、摺動材8と鋼板とを積
層して、摺動材8が外側鋼板プレート1と内側鋼板プレ
ート2との対向面のいずれか一方の面もしくは両面に接
するように構成したものを使用してもよい。
【0029】図11は制振ダンパー装置Aの第5の実施
形態を示す正面図である。この第5の実施形態の制振ダ
ンパー装置Aでは、間隔維持機構4を構成する摺動材8
として、外側鋼板プレート1,1で内外両鋼板プレート
2、1,1の相対変位方向の一端辺部にボルト9A,9
Aを介して一端部が固定され、それらの他端面8a,8
aを内側鋼板プレート2の両面に摺接させるように設け
られた第1の摺動材8A,8Aと、内側鋼板プレート2
側で内外両鋼板プレート2、1,1の相対変位方向の他
端辺部にボルト9Bを介して中央部が固定され、その両
側端面8b,8bを外側鋼板プレート1,1の各対向面
に摺接させるように設けられた第2の摺動材8Bとを用
いて構成したものである。その他の構成は第3の実施形
態と同様であるため、該当部分に同一の符号を付して、
それらの説明を省略する。
【0030】上記のような構成の第5の実施形態による
制振ダンパー装置Aでは、間隔維持用の摺動材8A,8
Bを各鋼板プレート1,1、2の端辺部にボルト9A,
9Bで固定すればよくて、それらの取付けが簡易とな
り、ダンパー装置A全体の製作を容易かつ低コスト化で
きるとともに、摺動材8A,8Bの補修や交換も容易で
ある。
【0031】図12は制振ダンパー装置Aの第6の実施
形態を示す正面図であり、この第6の実施形態による制
振ダンパー装置Aは、上記第3または第4の実施形態の
制振ダンパー装置と同様に、間隔維持機構4として帯状
またはピース状の摺動材8を用い、この摺動材8を上記
第1の実施形態と同様に、二枚の外側鋼板プレート1,
1同士を一定間隔に固定保持するために用いるねじ部材
としてのボルト6、ナット7のうちボルト6に挿通保持
させたものである。その他の構成は、第1の実施形態の
制振ダンパー装置Aと同様な構成であるため、該当部分
に同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
【0032】上記第6の実施形態による制振ダンパー装
置Aは、第1及び第2の実施形態の制振ダンパーの場合
と同様に、二枚の外側鋼板プレート1,1同士を、ボル
ト6及びナット7により一定間隔に固定保持する構成が
採用されており、このような構成を採用したことによ
り、ダンパー装置Aの無負荷時や実負荷動作時に加えら
れる外力によって粘弾性体3,3の介在層の間隔が広が
ることも防止し、粘弾性体3,3の形状保持を一層確実
にして所定の制振ダンパー性能を長期間に亘り一層確実
に維持することができる。
【0033】図13は制振ダンパー装置Aの第7の実施
形態を示す正面図である。この第7の実施形態による制
振ダンパー装置Aは、上記した第1〜第6の実施形態の
ように、二枚の外側鋼板プレート(第1剛性板材の一
例)1,1とその中間位置に配置した一枚の内側鋼板プ
レート2(第2剛性板材)とを使用して粘弾性体3,3
の介在層の数を2個としたものでなく、二枚の第1鋼板
プレート1,1と、三枚の第2鋼板プレート2との計五
枚の鋼板プレートを使用してこれらを互いに平行に配置
し、各隣接鋼板プレート1,2…の対向面間それぞれ
に、計4個の粘弾性体3,3…及び間隔維持機構4,4
…を介在させて構成したものである。なお、粘弾性体3
及び間隔維持機構4の介在数は6個以上としてもよい。
【0034】図14は制振ダンパー装置Aの第8の実施
形態を示す正面図である。この第8の実施形態による制
振タンパー装置Aは、上記第7の実施形態と同様に、二
枚の第1鋼板プレート1,1と三枚の第2鋼板プレート
2との計五枚の鋼板プレートを使用して各隣接鋼板プレ
ート1,2…の対向面間それぞれに、計4個の粘弾性体
3,3…及び間隔維持機構4,4…を介在させるととも
に、間隔維持機構4を構成する摺動材8として、上記第
5の実施形態と同様に、第1鋼板プレート1…の相対変
位方向の一端辺部にボルト9Aを介して固定される第1
の摺動材8Aと、第2鋼板プレート2…の相対変位方向
の他端辺部にボルト9Bを介して固定される第2の摺動
材8Bとを用いて構成したものであり、この第8の実施
形態の制振ダンパー装置Aは、摺動材8(8A,8B)
の取付けが簡易で、製作の容易化及びコストダウンが図
れるとともに、摺動材8(8A,8B)の補修や交換も
容易に行なえる。
【0035】なお、上記各実施形態では、ブレースタイ
プの制振ダンパー装置に適用した場合の構成について説
明したが、これ以外に、方杖タイプや制振壁タイプ、間
柱タイプ等の制振ダンパー装置に適用しても同様な制振
性能を奏することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1剛
性板材と第2剛性板材との間で粘弾性体等のエネルギー
吸収材の介在層を除く箇所に間隔維持機構が介在されて
いるので、ダンパー装置の無負荷時や実負荷動作時にお
いてエネルギー吸収材の厚み方向に加えられる圧縮荷重
を間隔維持機構で受止めてエネルギー吸収材の厚みをそ
の介在層の全域に亘って一定に保持することができるた
めに、エネルギー吸収材として減衰性の大きい材料特性
の粘弾性体を用いた場合でも、その粘弾性体の応力緩和
による厚みの減少や永久歪の発生など粘弾性体の形状変
化を防止して粘弾性体のエネルギー吸収性能を良好に維
持することができる。その上、地震等による第1及び第
2剛性板材の相対変位時には間隔維持機構により摩擦抵
抗力を発生して減衰力を加えることができるので、つま
り、粘弾性体等のエネルギー吸収材によるエネルギー吸
収性能と摩擦抵抗による減衰性能とが相俟って、振動エ
ネルギー吸収性能を一段と高めることができ、したがっ
て、制振ダンパー性能の著しい向上を図ることができる
とともに、その性能を長期間に亘り安定よく確保するこ
とができる。しかも、間隔維持機構の存在によって各剛
性板材の座屈強度を増大させてダンパー装置全体の耐久
性の向上も図ることができるという効果を奏する。
【0037】また、請求項3に記載のような構成を採用
することで、現存する汎用の金属ワッシャをそのまま流
用することができるとともに、どのようなダンパー容量
の装置にも安価に適用することができる。
【0038】また、請求項4に記載のように、間隔維持
機構として、第1剛性板材と第2剛性板材との対向面の
少なくとも一方に摺接する摺動材を有する構成のものを
使用する場合は、MCナイロンやPTFEなどの低摩擦
材料製のものを用いることが可能となり、ダンパー装置
の設計の自由度を大きくし、制振性能の一層の向上を図
ることができる。
【0039】特に、間隔維持機構として摺動材を使用す
る場合において、請求項5に記載のように、第1剛性板
材側に固定される第1の摺動材と、第2剛性板材側に固
定される第2の摺動材とを併用する構成とすることによ
って、間隔維持用の摺動材の取付けが簡易となり、ダン
パー装置全体の製作を容易かつ低コスト化できるととも
に、摺動材の交換も容易なものとすることができる。
【0040】また、請求項6に記載のように、複数枚の
第1剛性板材の隣接する第1剛性板材同士をボルト・ナ
ット等のねじ部材を介して一定間隔に固定保持するよう
な構成を採用することにより、ダンパー装置の無負荷時
や実負荷動作時に付加される外力によってエネルギー吸
収材の介在層の間隔が広がることも防止し、それの形状
保持を一層確実にして所定の制振ダンパー性能を長期間
に亘り一層確実に維持することができる。
【0041】さらに、請求項7に記載のように、隣接す
る第1剛性板材同士を一定間隔に固定保持するためのボ
ルト・ナット等のねじ部材を第2剛性板材に形成した長
孔に貫通させることにより、地震等の発生時における第
1及び第2剛性板材の相対変位に伴う制振作用はなんか
阻害することなく、各剛性板材及びエネルギー吸収材の
相対姿勢を一定に保ち、制振ダンパー性能の一層の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレースタイプの制振ダンパー装
置の第1の実施形態を示す側面である。
【図2】同上ブレースタイプの制振ダンパー装置の一部
切欠き正面図である。
【図3】同上ブレースタイプの制振ダンパー装置の要部
の拡大縦断正面図である。
【図4】同上ブレースタイプの制振ダンパー装置の使用
状態を示す側面図である。
【図5】同上制振ダンパー装置による制振性能を説明す
るグラフである。
【図6】ブレースタイプの制振ダンパー装置の第2の実
施形態を示す一部切欠き正面図である。
【図7】同上ブレースタイプの制振ダンパー装置の要部
の拡大縦断正面図である。
【図8】ブレースタイプの制振ダンパー装置の第3実施
の形態を示す側面図である。
【図9】同上ブレースタイプの制振ダンパー装置の正面
図である。
【図10】ブレースタイプの制振ダンパー装置の第4の
実施形態を示す側面図である。
【図11】ブレースタイプの制振ダンパー装置の第5の
実施形態を示す正面図である。
【図12】ブレースタイプの制振ダンパー装置の第6の
実施形態を示す一部切欠き正面図である。
【図13】ブレースタイプの制振ダンパー装置の第7の
実施形態を示す正面図である。
【図14】ブレースタイプの制振ダンパー装置の第8の
実施形態を示す正面図である。
【符号の説明】 1 外側(第1)鋼板プレート(第1剛性板材の一例) 2 内側(第2)鋼板プレート(第2剛性板材の一例) 3 粘弾性体(エネルギー吸収材の一例) 4 間隔維持機構 5,5A 輪状金属部材 6 ボルト(ねじ部材の一例) 7 ナット 8 摺動材 8A 第1の摺動材 8B 第2の摺動材 A ブレースタイプの制振ダンパー装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に間隔を隔てて平行に配置された複
    数枚の第1剛性板材と、これら複数枚の第1剛性板材の
    うち隣接する第1剛性板材間の中間位置にそれら第1剛
    性板材に対して平行に配置された少なくとも一枚の第2
    剛性板材と、上記第1剛性板材と第2剛性板材との間に
    それぞれ介在されたエネルギー吸収材とを備えてなる制
    振ダンパー装置において、 上記エネルギー吸収材の介在層を除く箇所の第1剛性板
    材と第2剛性板材との間には、エネルギー吸収材の厚み
    をその介在層の全域に亘って一定に保持可能で、かつ、
    第1及び第2剛性板材の相対変位時に摩擦抵抗力を発生
    可能な間隔維持機構が介在されていることを特徴とする
    制振ダンパー装置。
  2. 【請求項2】 上記第1剛性板材及び第2剛性板材は、
    エネルギー吸収材の介在層の数が2個あるいは2の整数
    倍の偶数個となるような使用枚数に設定されている請求
    項1に記載の制振ダンパー装置。
  3. 【請求項3】 上記間隔維持機構が、単一の輪状金属部
    材または薄い輪状金属部材の複数枚を積層したものであ
    る請求項1または2に記載の制振ダンパー装置。
  4. 【請求項4】 上記間隔維持機構が、第1剛性板材と第
    2剛性板材との相対変位時に両剛性板材の対向面の少な
    くとも一方の面に摺接する摺動材を有する構成のもので
    ある請求項1または2に記載の制振ダンパー装置。
  5. 【請求項5】 上記間隔維持機構を構成する摺動材は、
    第1剛性板材側で第1及び第2剛性板材の相対変位方向
    の一端辺部に固定され、その端面を第2剛性板材側の対
    向面に摺接させるように設けられた第1の摺動材と、第
    2剛性板材側で第1及び第2剛性板材の相対変位方向の
    他端辺部に固定され、その端面を第1剛性板材側の対向
    面に摺接させるように設けられた第2の摺動材とから構
    成されている請求項4に記載の制振ダンパー装置。
  6. 【請求項6】 上記複数枚の第1剛性板材は、隣接する
    第1剛性板材同士がねじ部材を介して一定間隔に固定保
    持されるように構成されている請求項1ないし5のいず
    れかに記載の制振ダンパー装置。
  7. 【請求項7】 上記ねじ部材が、第1及び第2剛性板材
    の相対変位を許容するように第2剛性板材に形成した長
    孔に貫通されている請求項6に記載の制振ダンパー装
    置。
  8. 【請求項8】 上記ねじ部材が、輪状金属部材の中心孔
    にも貫通されて該輪状金属部材の保持部材を兼用してい
    る請求項3に記載の制振ダンパー装置。
  9. 【請求項9】 上記エネルギー吸収材は、粘弾性体、粘
    性流体、弾性体の中から選択されたものである請求項1
    ないし8のいずれかに記載の制振ダンパー装置。
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