JP2002212577A - 冷凍機部品用さび止め油及び冷凍機部品のさび止め方法 - Google Patents
冷凍機部品用さび止め油及び冷凍機部品のさび止め方法Info
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Abstract
性を示すと共に、冷凍システム内に混入した場合であっ
ても膨張機構等の閉塞を十分に防止することが可能な冷
凍機部品用さび止め油、並びにそのさび止め油を用いた
冷凍機部品のさび止め方法を提供すること。 【解決手段】 本発明の冷凍機部品用さび止め油は、ア
ルキルベンゼンを含有することを特徴とするものであ
る。
Description
め油に関するものであり、より詳しくは、冷凍庫、冷蔵
庫、エアーコンディショナー等の冷凍システムに用いら
れる金属製部品におけるさびの発生を防止若しくは抑制
する上で有用なさび止め油に関するものである。
生の防止若しくは抑制(以下、「さび止め」という)を
目的として、スルホン酸の金属塩、ワックス類の酸化物
のエステル、ワックス類の酸化物の金属塩、ペトロラタ
ム、ワックス類等のさび止め剤の1種又は2種以上が配
合されたさび止め油が用いられている。このようなさび
止め油が利用される金属製部品の一つとして、冷凍庫、
冷蔵庫、エアーコンディショナー等の冷凍機器が備える
冷凍システムの部品(以下、「冷凍機部品」という)が
挙げられる。
に混入した場合にキャピラリー等の膨張機構を閉塞する
原因となり得る。したがって、さび止め油を用いた冷凍
機部品を組み上げる際には、塩素系溶剤やフッ素系溶剤
等を用いて十分な脱脂を行い、冷凍機部品からさび止め
油を十分に除去する必要がある。
素系溶剤やフッ素系溶剤の使用が規制されるようにな
り、現在ではさび止め油の除去に塩素やフッ素を含有し
ない溶剤が使用されている。
問題等の環境保全の観点から、冷媒として従来使用され
てきたCFC(クロロフルオロカーボン)やHCFC
(ハイドロクロロフルオロカーボン)が規制の対象とな
り、これらの塩素含有冷媒からHFC(ハイドロフルオ
ロカーボン)への代替化が進められている。そして、こ
のような冷媒代替化に伴って、鉱油等を基油とする従来
の冷凍機油に代わるHFC用冷凍機油の開発が進められ
ている。
フッ素を含有しない溶剤を用いてさび止め油の除去を行
う場合には、塩素系溶剤やフッ素系溶剤を用いた場合に
比べてさび止め油の除去効率が低く、また、さび止め油
の冷凍機部品表面への残留を完全に防止することは非常
に困難である。このようにさび止め油が残留した冷凍機
部品を用いると、冷凍システム内の低温部分で冷媒と冷
凍機油との混合物からさび止め油が析出する現象に加え
て、HFC用冷凍機油の劣化、スラッジの発生等が起こ
りやすくなり、その結果、膨張機構等が閉塞しやすくな
るといった問題が生じる。
みてなされたものであり、金属製の冷凍機部品に対して
十分に高い防錆性を示すと共に、冷凍システム内に混入
した場合であっても膨張機構等の閉塞を十分に防止する
ことが可能なさび止め油、並びにそのさび止め油を用い
た冷凍機部品のさび止め方法を提供することを目的とす
る。
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、冷凍機部品用さび
止め油の基材としてアルキルベンゼンを用いた場合に上
記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに
至った。
油は、アルキルベンゼンを含有することを特徴とするも
のである。
は、上記本発明の冷凍機部品用さび止め油を冷凍機部品
に塗布することを特徴とするものである。
は、前記アルキルベンゼンの含有量がさび止め油全量を
基準として70〜100質量%であることが好ましく、
さらには、本発明の冷凍機部品用さび止め油は実質的に
アルキルベンゼンからなることがより好ましい。
ついて詳細に説明する。
キルベンゼンを含有することを特徴とするものであり、
金属製の冷凍機部品に対して十分に高い防錆性を示すと
共に、冷凍システム内に混入した場合であっても膨張機
構等の閉塞を十分に防止することを可能とするものであ
る。
よって膨張機構等の閉塞を十分に防止することが可能と
なる理由は、当該さび止め油が冷凍システム内に混入し
た場合に、冷媒や冷凍機油から析出することなく、ま
た、冷凍機油の基油や添加剤と反応することなく、十分
に安定的に存在することができる点にあると本発明者ら
は推察する。
ンとしては、任意のものが使用可能であるが、炭素数1
〜40のアルキル基を1〜4個有するアルキルベンゼン
が好ましい。
しては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基
(すべての異性体を含む)、ブチル基(すべての異性体
を含む)、ペンチル基(すべての異性体を含む)、ヘキ
シル基(すべての異性体を含む)、ヘプチル基(すべて
の異性体を含む)、オクチル基(すべての異性体を含
む)、ノニル基(すべての異性体を含む)、デシル基
(すべての異性体を含む)、ウンデシル基(すべての異
性体を含む)、ドデシル基(すべての異性体を含む)、
トリデシル基(すべての異性体を含む)、テトラデシル
基(すべての異性体を含む)、ペンタデシル基(すべて
の異性体を含む)、ヘキサデシル基(すべての異性体を
含む)、ヘプタデシル基(すべての異性体を含む)、オ
クタデシル基(すべての異性体を含む)、ノナデシル基
(すべての異性体を含む)、イコシル基(すべての異性
体を含む)、ヘンイコシル基(すべての異性体を含
む)、ドコシル基(すべての異性体を含む)、トリコシ
ル基(すべての異性体を含む)、テトラコシル基(すべ
ての異性体を含む)、ペンタコシル基(すべての異性体
を含む)、ヘキサコシル基(すべての異性体を含む)、
ヘプタコシル基(すべての異性体を含む)、オクタコシ
ル基(すべての異性体を含む)、ノナコシル基(すべて
の異性体を含む)、トリアコンチル基(すべての異性体
を含む)、ヘントリアコンチル基(すべての異性体を含
む)、ドトリアコンチル基(すべての異性体を含む)、
トリトリアコンチル基(すべての異性体を含む)、テト
ラトリアコンチル基(すべての異性体を含む)、ペンタ
トリアコンチル基(すべての異性体を含む)、ヘキサト
リアコンチル基(すべての異性体を含む)、ヘプタトリ
アコンチル基(すべての異性体を含む)、オクタトリア
コンチル基(すべての異性体を含む)、ノナトリアコン
チル基(すべての異性体を含む)、テトラコンチル基
(すべての異性体を含む)等が挙げられる。
れであってもよいが、安定性、粘度特性等の点から分枝
状アルキル基が好ましく、特に入手可能性の点から、プ
ロピレン、ブテン、イソブチレン等のオレフィンのオリ
ゴマーから誘導される分枝状アルキル基がより好まし
い。
ンが有するアルキル基の個数は、前述の通り好ましくは
1〜4個であり、中でも、安定性、入手可能性の点から
1個又は2個のアルキル基を有するアルキルベンゼン、
すなわちモノアルキルベンゼン、ジアルキルベンゼン又
はこれらの混合物が最も好ましい。
ンは、単一の構造のアルキルベンゼンだけでなく、異な
る構造を有するアルキルベンゼンの混合物であってもよ
い。
ンの製造方法は任意であり、何ら限定されるものでない
が、例えば以下に示す合成法によって製造できる。
には、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、メチルエチルベンゼン、ジエチルベンゼン及びこれ
らの混合物等が挙げられる。またアルキル化剤として
は、具体的には、エチレン、プロピレン、ブテン、イソ
ブチレン等の低級モノオレフィン、好ましくはプロピレ
ンの重合によって得られる炭素数6〜40の直鎖状又は
分枝状のオレフィン;ワックス、重質油、石油留分、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の熱分解によって得られ
る炭素数6〜40の直鎖状又は分枝状のオレフィン;灯
油、軽油等の石油留分からn−パラフィンを分離し、こ
れを触媒によりオレフィン化することによって得られる
炭素数9〜40の直鎖状オレフィン、並びにこれらの混
合物等が挙げられる。
しては、塩化アルミニウム、塩化亜鉛等のフリーデルク
ラフツ型触媒;硫酸、リン酸、ケイタングステン酸、フ
ッ化水素酸、活性白土等の酸性触媒、等の公知の触媒が
挙げられる。
ンの動粘度は特に制限されないが、防錆性の点から、4
0℃において1.5mm2/s以上であることが好まし
く、2mm2/s以上であることがより好ましい。ま
た、取り扱い性及び付着量の点から、40℃において5
0mm2/s以下であることが好ましく、25mm2/s
以下であることがより好ましく、15mm2/s以下で
あることがさらに好ましい。
ベンゼンの分子量は特に制限されないが、数平均分子量
が200〜500の範囲内にあるものを用いることが好
ましい。
記の構成を有するアルキルベンゼンが基油として用いら
れるが、その優れた効果を損なわない限りにおいて、後
述する基油をアルキルベンゼンと併用することも可能で
ある。
ン以外の基油としては、具体的には、パラフィン系鉱
油、ナフテン系鉱油等の鉱油系基油や、ポリオレフィ
ン、アルキルベンゼン、エステル、エーテル、シリケー
ト、ポリシロキサン等の合成系基油等が挙げられる。
て、アルキルベンゼンの含有量は特に制限されないが、
組成物全量を基準として70〜100質量%であること
が好ましく、80〜100質量%であることがより好ま
しく、90〜100質量%であることがさらに好まし
く、95〜100質量%であることが特に好ましく、本
発明の冷凍機部品用さび止め油は実質的にアルキルベン
ゼンからなることが最も好ましい。なお、アルキルベン
ゼンの含有量が前記下限値未満であると、さび止め油が
冷凍システム内に混入した場合に膨張機構等の閉塞が起
こりやすくなる傾向にある。
動粘度は特に制限されないが、防錆性の点から、40℃
において1.5mm2/s以上であることが好ましく、
2mm2/s以上であることがより好ましい。また、取
り扱い性及び付着量の点から、40℃において50mm
2/s以下であることが好ましく、25mm2/s以下で
あることがより好ましく、15mm2/s以下であるこ
とがさらに好ましい。
キルベンゼン及び必要に応じて配合されるアルキルベン
ゼン以外の基油を含有するものであり、添加剤を配合せ
ずとも十分に高いさび止め性を示し、且つ冷凍システム
に混入した場合であっても膨張機構等の閉塞を十分に防
止することが可能であるが、必要に応じてさび止め添加
剤等の種々の添加剤を配合することもできる。
素を有さない添加剤を用いることが好ましく、本発明の
冷凍機部品用さび止め油中の金属元素の含有量は、さび
止め油全量を基準として0.1質量%以下であることが
好ましく、0.05質量%以下であることがより好まし
い。金属系元素を有する添加剤等に由来する金属元素の
含有量が前記上限値を超えると、さび止め油が冷凍サイ
クル中に混入した場合に膨張機構の閉塞を十分に防止す
ることができない等の問題が生じやすくなる傾向にあ
る。
は、ASTM D 5185-95 "Standard Test Method for Deter
mination of Additive Elements, Wear Metals, andCon
taminants in Used Lubricating Oils and Determinati
on of SelectedElements in Base Oils by Inductively
Coupled Plasma Atomic EmissionSpectrometry(ICP-AE
S)"に準拠して測定される組成物全量基準の金属元素の
含有量をいう。
び止め添加剤として、有機酸のアミン塩、多価アルコー
ルの部分エステル等を好適に使用することができる。
は、カルボン酸、スルホン酸、酸性(亜)リン酸エステ
ル等が挙げられる。
基酸、二塩基酸の部分エステル、ナフテン酸、樹脂酸、
ラノリン脂肪酸、アミノ酸誘導体、酸化ワックス等が挙
げられるが、この中でも脂肪酸、二塩基酸、二塩基酸の
部分エステルが好ましい。
ないが、耐ステイン性の点から、炭素数12〜24の脂
肪酸が好ましい。炭素数12〜24の脂肪酸としては、
具体的には例えば、直鎖又は分枝ドデカン酸、直鎖又は
分枝トリデカン酸、直鎖又は分枝テトラデカン酸、直鎖
又は分枝ペンタデカン酸、直鎖又は分枝ヘキサデカン
酸、直鎖又は分枝ヘプタデカン酸、直鎖又は分枝オクタ
デカン酸、直鎖又は分枝ノナデカン酸、直鎖又は分枝イ
コサン酸、直鎖又は分枝ヘンイコサン酸、直鎖又は分枝
ドコサン酸、直鎖又は分枝トリコサン酸、直鎖又は分枝
テトラコサン酸等の飽和脂肪酸;直鎖又は分枝ドデセン
酸、直鎖又は分枝トリデセン酸、直鎖又は分枝テトラデ
セン酸、直鎖又は分枝ペンタデセン酸、直鎖又は分枝ヘ
キサデセン酸、直鎖又は分枝ヘプタデセン酸、直鎖又は
分枝オクタデセン酸、直鎖又は分枝ノナデセン酸、直鎖
又は分枝イコセン酸、直鎖又は分枝ヘンイコセン酸、直
鎖又は分枝ドコセン酸、直鎖又は分枝トリコセン酸、直
鎖又は分枝テトラコセン酸等の不飽和脂肪酸、並びにこ
れらの混合物等が挙げられる。これらの中でも、より防
錆性に優れる点から、炭素数14〜20の脂肪酸がより
好ましい。
タン二酸(シュウ酸)、直鎖状又は分岐状のプロパン二
酸(マロン酸を含む)、直鎖状又は分岐状のブタン二酸
(コハク酸を含む)、直鎖状又は分岐状のペンタン二酸
(グルタル酸を含む)、直鎖状又は分岐状のヘキサン二
酸(アジピン酸を含む)、直鎖状又は分岐状のヘプタン
二酸(ピメリン酸を含む)、直鎖状又は分岐状のオクタ
ン二酸(スベリン酸を含む)、直鎖状又は分岐状のノナ
ン二酸(アゼライン酸を含む)、直鎖状又は分岐状のデ
カン二酸(セバシン酸を含む)等が挙げられる。また、
二塩基酸としては、炭素数9〜24のアルキル基又はア
ルケニル基を有するアルキル又はアルケニルコハク酸等
が挙げられる。
上記の二塩基酸とアルコールとの部分エステルが挙げら
れる。なお、ここでいう部分エステルとは、二塩基酸の
2つのカルボキシル基のうち一方がエステル化され、他
方はカルボン酸基(−COOH)のまま残っているエス
テルをいう。
において、その炭素数は特に制限されないが、好ましく
は炭素数1〜24、より好ましくは炭素数1〜18のア
ルコールが用いられる。このようなアルコールとして
は、具体的には、メタノール、エタノール、直鎖状又は
分岐状のプロパノール、直鎖状又は分岐状のブタノー
ル、直鎖状又は分岐状のペンタノール、直鎖状又は分岐
状のヘキサノール、直鎖状又は分岐状のヘプタノール、
直鎖状又は分岐状のオクタノール、直鎖状又は分岐状の
ノナノール、直鎖状又は分岐状のデカノール、直鎖状又
は分岐状のウンデカノール、直鎖状又は分岐状のドデカ
ノール、直鎖状又は分岐状のトリデカノール、直鎖状又
は分岐状のテトラデカノール、直鎖状又は分岐状のペン
タデカノール、直鎖状又は分岐状のヘキサデカノール、
直鎖状又は分岐状のオクタデカノール、直鎖状又は分岐
状のノナデカノール、直鎖状又は分岐状のイコサノー
ル、直鎖状又は分岐状のヘンイコサノール、直鎖状又は
分岐状のドコサノール、直鎖状又は分岐状のトリコサノ
ール、直鎖状又は分岐状のテトラコサノール等の直鎖状
又は分岐状アルキル基を有する炭素数1〜24の一価ア
ルコールが挙げられる。
子量100〜1500、好ましくは200〜700のア
ルキル芳香族化合物をスルホン化することによって得ら
れるアルキル芳香族スルホン酸等が好適に用いられる。
ては、一般に鉱油の潤滑油留分のアルキル芳香族化合物
をスルホン化したものやホワイトオイル製造時に副生す
る、いわゆるマホガニー酸等の石油スルホン酸や、例え
ば洗剤の原料となるアルキルベンゼン製造プラントから
副生したり、ポリオレフィンをベンゼンにアルキル化す
ることにより得られる、直鎖状や分枝状のアルキル基を
有するアルキルベンゼンをスルホン化したもの、あるい
はジノニルナフタレン等のアルキルナフタレンをスルホ
ン化したもの等の合成スルホン酸等が挙げられる。
一般式(1):
れぞれ水素原子又は炭素数1〜24の炭化水素基を表
し、R1、R2の少なくとも一方は炭素数1〜24の炭化
水素基であり、nは0又は1を表す]で表される酸性リ
ン酸エステル(n=1)及び酸性亜リン酸エステル(n
=0)等が挙げられる。
る炭化水素基としては、炭素数1〜24の直鎖状又は分
枝状のアルキル基、炭素数3〜24の直鎖状又は分枝状
のアルケニル基、炭素数5〜13のシクロアルキル基又
はアルキルシクロアルキル基、炭素数6〜18のアリー
ル基又は直鎖状もしくは分枝状のアルキルアリール基、
炭素数7〜19のアリールアルキル基等が挙げられる。
ステルの好ましい具体例としては、モノブチルアシッド
ホスフェート、モノペンチルアシッドホスフェート、モ
ノヘキシルアシッドホスフェート、モノヘプチルアシッ
ドホスフェート、モノオクチルアシッドホスフェート、
モノノニルアシッドホスフェート、モノデシルアシッド
ホスフェート、モノウンデシルアシッドホスフェート、
モノドデシルアシッドホスフェート、モノトリデシルア
シッドホスフェート、モノテトラデシルアシッドホスフ
ェート、モノペンタデシルアシッドホスフェート、モノ
ヘキサデシルアシッドホスフェート、モノヘプタデシル
アシッドホスフェート、モノオクタデシルアシッドホス
フェート、モノオレイルアシッドホスフェート、ジブチ
ルアシッドホスフェート、ジペンチルアシッドホスフェ
ート、ジヘキシルアシッドホスフェート、ジヘプチルア
シッドホスフェート、ジオクチルアシッドホスフェー
ト、ジノニルアシッドホスフェート、ジデシルアシッド
ホスフェート、ジウンデシルアシッドホスフェート、ジ
ドデシルアシッドホスフェート、ジトリデシルアシッド
ホスフェート、ジテトラデシルアシッドホスフェート、
ジペンタデシルアシッドホスフェート、ジヘキサデシル
アシッドホスフェート、ジヘプタデシルアシッドホス
フェート、ジオクタデシルアシッドホスフェート、ジオ
レイルアシッドホスフェート等が挙げられる。
リン酸エステルの好ましい具体例としては、モノブチル
ハイドロジェンホスファイト、モノペンチルハイドロジ
ェンホスファイト、モノヘキシルハイドロジェンホスフ
ァイト、モノヘプチルハイドロジェンホスファイト、モ
ノオクチルハイドロジェンホスファイト、モノノニルハ
イドロジェンホスファイト、モノデシルハイドロジェン
ホスファイト、モノウンデシルハイドロジェンホスファ
イト、モノドデシルハイドロジェンホスファイト、モノ
トリデシルハイドロジェンホスファイト、モノテトラデ
シルハイドロジェンホスファイト、モノペンタデシルハ
イドロジェンホスファイト、モノヘキサデシルハイドロ
ジェンホスファイト、モノヘプタデシルハイドロジェン
ホスファイト、モノオクタデシルハイドロジェンホスフ
ァイト、モノオレイルハイドロジェンホスファイト、ジ
ブチルハイドロジェンホスファイト、ジペンチルハイド
ロジェンホスファイト、ジヘキシルハイドロジェンホス
ファイト、ジヘプチルハイドロジェンホスファイト、ジ
オクチルハイドロジェンホスファイト、ジノニルハイド
ロジェンホスファイト、ジデシルハイドロジェンホスフ
ァイト、ジウンデシルハイドロジェンホスファイト、ジ
ドデシルハイドロジェンホスファイト、ジトリデシルハ
イドロジェンホスファイト、ジテトラデシルハイドロジ
ェンホスファイト、ジペンタデシルハイドロジェンホス
ファイト、ジヘキサデシルハイドロジェンホスファイ
ト、ジヘプタデシルハイドロジェンホスファイト、ジオ
クタデシルハイドロジェンホスファイト、ジオレイルハ
イドロジェンホスファイト等が挙げられる。
としては、モノアミン、ポリアミン、アルカノールアミ
ン等が挙げられる。
チルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノ
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モ
ノプロピルアミン(全ての異性体を含む)、ジプロピル
アミン(全ての異性体を含む)、トリプロピルアミン
(全ての異性体を含む)、モノブチルアミン(全ての異
性体を含む)、ジブチルアミン(全ての異性体を含
む)、トリブチルアミン(全ての異性体を含む)、モノ
ペンチルアミン(全ての異性体を含む)、ジペンチルア
ミン(全ての異性体を含む)、トリペンチルアミン(全
ての異性体を含む)、モノヘキシルアミン(全ての異性
体を含む)、ジヘキシルアミン(全ての異性体を含
む)、モノヘプチルアミン(全ての異性体を含む)、ジ
ヘプチルアミン(全ての異性体を含む)、モノオクチル
アミン(全ての異性体を含む)、ジオクチルアミン(全
ての異性体を含む)、モノノニルアミン(全ての異性体
を含む)、モノデシルアミン(全ての異性体を含む)、
モノウンデシル(全ての異性体を含む)、モノドデシル
アミン(全ての異性体を含む)、モノトリデシルアミン
(全ての異性体を含む)、モノテトラデシルアミン(全
ての異性体を含む)、モノペンタデシルアミン(全ての
異性体を含む)、モノヘキサデシルアミン(全ての異性
体を含む)、モノヘプタデシルアミン(全ての異性体を
含む)、モノオクタデシルアミン(全ての異性体を含
む)、モノノナデシルアミン(全ての異性体を含む)、
モノイコシルアミン(全ての異性体を含む)、モノヘン
イコシルアミン(全ての異性体を含む)、モノドコシル
アミン(全ての異性体を含む)、モノトリコシルアミン
(全ての異性体を含む)、ジメチル(エチル)アミン、
ジメチル(プロピル)アミン(全ての異性体を含む)、
ジメチル(ブチル)アミン(全ての異性体を含む)、ジ
メチル(ペンチル)アミン(全ての異性体を含む)、ジ
メチル(ヘキシル)アミン(全ての異性体を含む)、ジ
メチル(ヘプチル)アミン(全ての異性体を含む)、ジ
メチル(オクチル)アミン(全ての異性体を含む)、ジ
メチル(ノニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメ
チル(デシル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメチ
ル(ウンデシル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメ
チル(ドデシル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメ
チル(トリデシル)アミン(全ての異性体を含む)、ジ
メチル(テトラデシル)アミン(全ての異性体を含
む)、ジメチル(ペンタデシル)アミン(全ての異性体
を含む)、ジメチル(ヘキサデシル)アミン(全ての異
性体を含む)、ジメチル(ヘプタデシル)アミン(全て
の異性体を含む)、ジメチル(オクタデシル)アミン
(全ての異性体を含む)、ジメチル(ノナデシル)アミ
ン(全ての異性体を含む)、ジメチル(イコシル)アミ
ン(全ての異性体を含む)、ジメチル(ヘンイコシル)
アミン(全ての異性体を含む)、ジメチル(トリコシ
ル)アミン(全ての異性体を含む)等のアルキルアミ
ン;モノビニルアミン、ジビニルアミン、トリビニルア
ミン、モノプロペニルアミン(全ての異性体を含む)、
ジプロペニルアミン(全ての異性体を含む)、トリプロ
ペニルアミン(全ての異性体を含む)、モノブテニルア
ミン(全ての異性体を含む)、ジブテニルアミン(全て
の異性体を含む)、トリブテニルアミン(全ての異性体
を含む)、モノペンテニルアミン(全ての異性体を含
む)、ジペンテニルアミン(全ての異性体を含む)、ト
リペンテニルアミン(全ての異性体を含む)、モノヘキ
セニルアミン(全ての異性体を含む)、ジヘキセニルア
ミン(全ての異性体を含む)、モノヘプテニルアミン
(全ての異性体を含む)、ジヘプテニルアミン(全ての
異性体を含む)、モノオクテニルアミン(全ての異性体
を含む)、ジオクテニルアミン(全ての異性体を含
む)、モノノネニルアミン(全ての異性体を含む)、モ
ノデセニルアミン(全ての異性体を含む)、モノウンデ
セニル(全ての異性体を含む)、モノドデセニルアミン
(全ての異性体を含む)、モノトリデセニルアミン(全
ての異性体を含む)、モノテトラデセニルアミン(全て
の異性体を含む)、モノペンタデセニルアミン(全ての
異性体を含む)、モノヘキサデセニルアミン(全ての異
性体を含む)、モノヘプタデセニルアミン(全ての異性
体を含む)、モノオクタデセニルアミン(全ての異性体
を含む)、モノノナデセニルアミン(全ての異性体を含
む)、モノイコセニルアミン(全ての異性体を含む)、
モノヘンイコセニルアミン(全ての異性体を含む)、モ
ノドコセニルアミン(全ての異性体を含む)、モノトリ
コセニルアミン(全ての異性体を含む)等のアルケニル
アミン;ジメチル(ビニル)アミン、ジメチル(プロペ
ニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメチル(ブテ
ニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメチル(ペン
テニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメチル(ヘ
キセニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメチル
(ヘプテニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメチ
ル(オクテニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメ
チル(ノネニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメ
チル(デセニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメ
チル(ウンデセニル)アミン(全ての異性体を含む)、
ジメチル(ドデセニル)アミン(全ての異性体を含
む)、ジメチル(トリデセニル)アミン(全ての異性体
を含む)、ジメチル(テトラデセニル)アミン(全ての
異性体を含む)、ジメチル(ペンタデセニル)アミン
(全ての異性体を含む)、ジメチル(ヘキサデセニル)
アミン(全ての異性体を含む)、ジメチル(ヘプタデセ
ニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメチル(オク
タデセニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメチル
(ノナデセニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジメ
チル(イコセニル)アミン(全ての異性体を含む)、ジ
メチル(ヘンイコセニル)アミン(全ての異性体を含
む)、ジメチル(トリコセニル)アミン(全ての異性体
を含む)等のアルキル基及びアルケニル基を有するモノ
アミン;モノベンジルアミン、(1−フェニルチル)ア
ミン、(2−フェニルエチル)アミン(別名:モノフェ
ネチルアミン)、ジベンジルアミン、ビス(1−フェニ
エチル)アミン、ビス(2−フェニルエチレン)アミン
(別名:ジフェネチルアミン)等の芳香族置換アルキル
アミン;モノシクロペンチルアミン、ジシクロペンチル
アミン、トリシクロペンチルアミン、モノシクロヘキシ
ルアミン、ジシクロヘキシルアミン、モノシクロヘプチ
ルアミン、ジシクロヘプチルアミン等の炭素数5〜16
のシクロアルキルアミン;ジメチル(シクロペンチル)
アミン、ジメチル(シクロヘキシル)アミン、ジメチル
(シクロヘプチル)アミン等のアルキル基及びシクロア
ルキル基を有するモノアミン;(メチルシクロペンチ
ル)アミン(全ての置換異性体を含む)、ビス(メチル
シクロペンチル)アミン(全ての置換異性体を含む)、
(ジメチルシクロペンチル)アミン(全ての置換異性体
を含む)、ビス(ジメチルシクロペンチル)アミン(全
ての置換異性体を含む)、(エチルシクロペンチル)ア
ミン(全ての置換異性体を含む)、ビス(エチルシクロ
ペンチル)アミン(全ての置換異性体を含む)、(メチ
ルエチルシクロペンチル)アミン(全ての置換異性体を
含む)、ビス(メチルエチルシクロペンチル)アミン
(全ての置換異性体を含む)、(ジエチルシクロペンチ
ル)アミン(全ての置換異性体を含む)、(メチルシク
ロヘキシル)アミン(全ての置換異性体を含む)、ビス
(メチルシクロヘキシル)アミン(全ての置換異性体を
含む)、(ジメチルシクロヘキシル)アミン(全ての置
換異性体を含む)、ビス(ジメチルシクロヘキシル)ア
ミン(全ての置換異性体を含む)、(エチルシクロヘキ
シル)アミン(全ての置換異性体を含む)、ビス(エチ
ルシクロヘキシル)アミン(全ての置換異性体を含
む)、(メチルエチルシクロヘキシル)アミン(全ての
置換異性体を含む)、(ジエチルシクロヘキシル)アミ
ン(全ての置換異性体を含む)、(メチルシクロヘプチ
ル)アミン(全ての置換異性体を含む)、ビス(メチル
シクロヘプチル)アミン(全ての置換異性体を含む)、
(ジメチルシクロヘプチル)アミン(全ての置換異性体
を含む)、(エチルシクロヘプチルアミン(全ての置換
異性体を含む)、(メチルエチルシクロヘプチル)アミ
ン(全ての置換異性体を含む)、(ジエチルシクロヘプ
チル)アミン(全ての置換異性体を含む)等のアルキル
シクロアルキルアミン;等が挙げられる。また、このモ
ノアミンには牛脂アミン等に代表されるような、油脂か
ら誘導されるモノアミンも含まれる。
ンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘ
キサミン、プロピレンジアミン、ジプロピレントリアミ
ン、トリプロピレンテトラミン、テトラプロピレンペン
タミン、ペンタプロピレンヘキサミン、ブチレンジアミ
ン、ジブチレントリアミン、トリブチレンテトラミン、
テトラブチレンペンタミン、ペンタブチレンヘキサミン
等のアルキレンポリアミン;N−メチルエチレンジアミ
ン、N−エチルエチレンジアミン、N−プロピルエチレ
ンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ブチルエチレ
ンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ペンチルエチ
レンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ヘキシルエ
チレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ヘプチル
エチレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−オクチ
ルエチレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ノニ
ルエチレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−デシ
ルエチレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ウン
デシル(全ての異性体を含む)、N−ドデシルエチレン
ジアミン(全ての異性体を含む)、N−トリデシルエチ
レンジアミン(全ての異性体を含む)、N−テトラデシ
ルエチレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ペン
タデシルエチレンジアミン(全ての異性体を含む)、N
−ヘキサデシルエチレンジアミン(全ての異性体を含
む)、N−ヘプタデシルエチレンジアミン(全ての異性
体を含む)、N−オクタデシルエチレンジアミン(全て
の異性体を含む)、N−ノナデシルエチレンジアミン
(全ての異性体を含む)、N−イコシルエチレンジアミ
ン(全ての異性体を含む)、N−ヘンイコシルエチレン
ジアミン(全ての異性体を含む)、N−ドコシルエチレ
ンジアミン(全ての異性体を含む)、N−トリコシルエ
チレンジアミン(全ての異性体を含む)等のN−アルキ
ルエチレンジアミン;N−ビニルエチレンジアミン、N
−プロペニルエチレンジアミン(全ての異性体を含
む)、N−ブテニルエチレンジアミン(全ての異性体を
含む)、N−ペンテニルエチレンジアミン(全ての異性
体を含む)、N−ヘキセニルエチレンジアミン(全ての
異性体を含む)、N−ヘプテニルエチレンジアミン(全
ての異性体を含む)、N−オクテニルエチレンジアミン
(全ての異性体を含む)、N−ノネニルエチレンジアミ
ン(全ての異性体を含む)、N−デセニルエチレンジア
ミン(全ての異性体を含む)、N−ウンデセニル(全て
の異性体を含む)、N−ドデセニルエチレンジアミン
(全ての異性体を含む)、N−トリデセニルエチレンジ
アミン(全ての異性体を含む)、N−テトラデセニルエ
チレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ペンタデ
セニルエチレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−
ヘキサデセニルエチレンジアミン(全ての異性体を含
む)、N−ヘプタデセニルエチレンジアミン(全ての異
性体を含む)、N−オクタデセニルエチレンジアミン
(全ての異性体を含む)、N−ノナデセニルエチレンジ
アミン(全ての異性体を含む)、N−イコセニルエチレ
ンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ヘンイコセニ
ルエチレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−ドコ
セニルエチレンジアミン(全ての異性体を含む)、N−
トリコセニルエチレンジアミン(全ての異性体を含む)
等のN−アルケニルエチレンジアミン;N−アルキルジ
エチレントリアミン、N−アルケニルジエチレントリア
ミン、N−アルキルトリエチレンテトラミン、N−アル
ケニルトリエチレンテトラミン、N−アルキルテトラエ
チレンペンタミン、N−アルケニルテトラエチレンペン
タミン、N−アルキルペンタエチレンヘキサミン、N−
アルケニルペンタエチレンヘキサミン、N−アルキルプ
ロピレンジアミン、N−アルケニルプロピレンジアミ
ン、N−アルキルジプロピレントリアミン、N−アルケ
ニルジプロピレントリアミン、N−アルキルトリプロピ
レンテトラミン、N−アルケニルトリプロピレンテトラ
ミン、N−アルキルテトラプロピレンペンタミン、N−
アルケニルテトラプロピレンペンタミン、N−アルキル
ペンタプロピレンヘキサミン、N−アルケニルペンタプ
ロピレンヘキサミン、N−アルキルブチレンジアミン、
N−アルケニルブチレンジアミン、N−アルキルジブチ
レントリアミン、N−アルケニルジブチレントリアミ
ン、N−アルキルトリブチレンテトラミン、N−アルケ
ニルトリブチレンテトラミン、N−アルキルテトラブチ
レンペンタミン、N−アルケニルテトラブチレンペンタ
ミン、N−アルキルペンタブチレンヘキサミン、N−ア
ルケニルペンタブチレンヘキサミン等のN−アルキル又
はN−アルケニルアルキレンポリアミン;等が挙げられ
る。また、このポリアミンには牛脂ポリアミン等に代表
されるような、油脂から誘導されるポリアミンも含まれ
る。
は、モノメタノールアミン、ジメタノールアミン、トリ
メタノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、モノ(n−プロパノ
ール)アミン、ジ(n−プロパノール)アミン、トリ
(n−プロパノール)アミン、モノイソプロパノールア
ミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノー
ルアミン、モノブタノールアミン(全ての異性体を含
む)、ジブタノールアミン(全ての異性体を含む)、ト
リブタノールアミン(全ての異性体を含む)、モノペン
タノールアミン(全ての異性体を含む)、ジペンタノー
ルアミン(全ての異性体を含む)、トリペンタノールア
ミン(全ての異性体を含む)、モノヘキサノールアミン
(全ての異性体を含む)、ジヘキサノールアミン(全て
の異性体を含む)、モノヘプタノールアミン(全ての異
性体を含む)、ジヘプタノールアミン(全ての異性体を
含む)、モノオクタノールアミン(全ての異性体を含
む)、モノノナノールアミン(全ての異性体を含む)、
モノデカノールアミン(全ての異性体を含む)、モノウ
ンデカノールアミン(全ての異性体を含む)、モノドデ
カノールアミン(全ての異性体を含む)、モノトリデカ
ノールアミン(全ての異性体を含む)、モノテトラデカ
ノールアミン(全ての異性体を含む)、モノペンタデカ
ノールアミン(全ての異性体を含む)、モノヘキサデカ
ノールアミン(全ての異性体を含む)、ジエチルモノエ
タノールアミン、ジエチルモノプロパノールアミン(全
ての異性体を含む)、ジエチルモノブタノールアミン
(全ての異性体を含む)、ジエチルモノペンタノールア
ミン(全ての異性体を含む)、ジプロピルモノエタノー
ルアミン(全ての異性体を含む)、ジプロピルモノプロ
パノールアミン(全ての異性体を含む)、ジプロピルモ
ノブタノールアミン(全ての異性体を含む)、ジプロピ
ルモノペンタノールアミン(全ての異性体を含む)、ジ
ブチルモノエタノールアミン(全ての異性体を含む)、
ジブチルモノプロパノールアミン(全ての異性体を含
む)、ジブチルモノブタノールアミン(全ての異性体を
含む)、ジブチルモノペンタノールアミン(全ての異性
体を含む)、モノエチルジエタノールアミン、モノエチ
ルジプロパノールアミン(全ての異性体を含む)、モノ
エチルジブタノールアミン(全ての異性体を含む)、モ
ノエチルジペンタノールアミン(全ての異性体を含
む)、モノプロピルジエタノールアミン(全ての異性体
を含む)、モノプロピルジプロパノールアミン(全ての
異性体を含む)、モノプロピルジブタノールアミン(全
ての異性体を含む)、モノプロピルジペンタノールアミ
ン(全ての異性体を含む)、モノブチルジエタノールア
ミン(全ての異性体を含む)、モノブチルジプロパノー
ルアミン(全ての異性体を含む)、モノブチルジブタノ
ールアミン(全ての異性体を含む)、モノブチルジペン
タノールアミン(全ての異性体を含む)等を挙げること
ができる。
の影響(膨張機構の閉塞等)が少ないことから、モノア
ミンが好ましく、モノアミンの中でも特にアルキルアミ
ン、アルキル基及びアルケニル基を有するモノアミン、
シクロアルキルアミン、アルキル基及びシクロアルキル
基を有するモノアミン及びアルキルシクロアルキルアミ
ンがより好ましい。また、耐ステイン性の点から、アミ
ン分子中の合計炭素数が3以上のアミンが好ましく、合
計炭素数が5以上のアミンがより好ましい。
分エステルにおいて、多価アルコールとしては、ジオー
ル及び水酸基を3〜20個有するポリオール等が挙げら
れる。
エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,2−
ブタンジオール、2ーメチル−1,3−プロパンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール、1,7−ヘプタンジオ
ール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジ
オール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオー
ル、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカン
ジオール、1,12−ドデカンジオール等が挙げられ
る。
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリ
メチロールブタン、ジ−(トリメチロールプロパン)、
トリ−(トリメチロールプロパン)、ペンタエリスリト
ール、ジ−(ペンタエリスリトール)、トリ−(ペンタ
エリスリトール)、グリセリン、ポリグリセリン(グリ
セリンの2〜20量体)、1,3,5ーペンタントリオ
ール、ソルビトール、ソルビタン、ソルビトールグリセ
リン縮合物、アドニトール、アラビトール、キシリトー
ル、マンニトール等の多価アルコール、キシロース、ア
ラビノース、リボース、ラムノース、グルコース、フル
クトース、ガラクトース、マンノース、ソルボース、セ
ロビオース、マルトース、イソマルトース、トレハロー
ス、シュクロース、ラフィノース、ゲンチアノース、メ
レジトース等の糖類及びこれらの部分エーテル化物、並
びにメチルグルコシド(配糖体)等が挙げられる。
点から、水酸基を3〜6個有するポリオールが好まし
く、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
トリメチロールブタン、ペンタエリスリトール、グリセ
リン、ソルビタン、ソルビトールがより好ましい。
成する酸としては、炭素数10〜24の脂肪酸等が挙げ
られる。このような脂肪酸としては、具体的には、直鎖
又は分枝デカン酸、直鎖又は分枝ウンデカン酸、直鎖又
は分枝ドデカン酸、直鎖又は分枝トリデカン酸、直鎖又
は分枝テトラデカン酸、直鎖又は分枝ペンタデカン酸、
直鎖又は分枝ヘキサデカン酸、直鎖又は分枝ヘプタデカ
ン酸、直鎖又は分枝オクタデカン酸、直鎖又は分枝ノナ
デカン酸、直鎖又は分枝イコサン酸、直鎖又は分枝ヘン
イコサン酸、直鎖又は分枝ドコサン酸等の飽和脂肪酸;
直鎖又は分枝デセン酸、直鎖又は分枝ウンデセン酸、直
鎖又は分枝ドデセン酸、直鎖又は分枝トリデセン酸、直
鎖又は分枝テトラデセン酸、直鎖又は分枝ペンタデセン
酸、直鎖又は分枝ヘキサデセン酸、直鎖又は分枝ヘプタ
デセン酸、直鎖又は分枝オクタデセン酸、直鎖又は分枝
ノナデセン酸、直鎖又は分枝イコセン酸、直鎖又は分枝
ヘンイコセン酸、直鎖又は分枝ドコセン酸等の不飽和脂
肪酸、等が挙げられる。
エステルとは、多価アルコールが有する水酸基のうち一
部がエステル化されており、残りの1個以上がエステル
化されずにカルボン酸基(−COOH)が残存している
ものをいう。
のうちの1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合
わせて用いてもよいが、有機酸のアミン塩と多価アルコ
ールの部分エステルとを併用することは、防錆性がより
高められる傾向にある点で好ましい。この場合、有機酸
のアミン塩及び多価アルコールの部分エステルとして
は、それぞれ1種を単独で用いてもよく、有機酸のアミ
ン塩の2種以上と多価アルコールの部分エステルの2種
以上とを組み合わせて用いてもよい。
元素を有さないさび止め添加剤の含有量(合計量)は、
組成物全量基準で1質量%以上であることが好ましく、
2質量%以上であることが好ましく、4質量%以上であ
ることがより好ましい。。当該含有量が1質量%未満で
ある場合には、さび止め添加剤の配合による防錆性向上
効果が不十分となる傾向にある。また、金属元素を有さ
ないさび止め添加剤の含有量は20質量%以下であるこ
とが好ましく、15質量%以下であることが好ましい。
当該含有量が20質量%を越える場合には、冷凍システ
ムへの影響(膨張機構の閉塞等)が大きくなる傾向にあ
る。なお、冷凍システムへの悪影響をできるだけ抑制し
たい場合には、金属元素を有さないさび止め添加剤であ
っても配合されないことが好ましい。
の腐食防止性能を向上させるために、ベンゾトリアゾー
ル又はその誘導体、チアジアゾール及びベンゾリアゾー
ルからなる群より選ばれる少なくとも1種の腐食防止剤
を含有させることができる。
ールとしては、具体的には、下記一般式(2):
リアゾール誘導体としては、具体的には、下記一般式
(3):
キル基(好ましくはメチル基又はエチル基)を表し、a
は1〜3の整数(好ましくは1又は2)の整数を表す]
で表されるアルキルベンゾトリアゾールや、下記一般式
(4):
キル基(好ましくはメチル基又はエチル基)を表し、R
5はメチレン基又はエチレン基を表し、R6及びR 7は同
一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子又は炭素
数1〜18の職鎖状又は分岐状のアルキル基(好ましく
は炭素数1〜12の直鎖状又は分岐状のアルキル基)を
表し、bは0〜3の整数(好ましくは0又は1)を表
す]で表される(アルキル)アミノアルキルベンゾトリ
アゾール等が挙げられる。
としては、具体的には、下記一般式(5):
れぞれ水素原子又は炭素数1〜30(好ましくは6〜2
4)の直鎖状又は分岐状のアルキル基を表し、R 8、R9
の少なくとも一方はアルキル基であり、c及びdは同一
でも異なっていてもよく、それぞれ1〜3の整数(好ま
しくは1又は2)を表す]で表されるチアジアゾール化
合物が挙げられる。
ルとしては、下記一般式(6):
キル基(好ましくはメチル基又はエチル基)を表し、R
11は炭素数1〜30(好ましくは6〜24)の直鎖状又
は分岐状のアルキル基を表し、eは0〜3の整数(好ま
しくは0又は1)を表し、fは1〜3の整数(好ましく
は1又は2)を表す]で表されるベンゾチアゾール化合
物が挙げられる。
ちの1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
て、上記の腐食防止剤の含有量(合計量)は、組成物全
量基準で0.001質量%以上であることが好ましい。
当該含有量が0.001質量%未満である場合、腐食防
止剤の配合による腐食防止性向上効果が不十分となる傾
向にある。また、上記の腐食防止剤の含有量(合計量)
は、さび止め油全量を基準として5質量%以下であるこ
とが好ましく、2質量%であることがより好ましく、1
質量%以下であることがさらに好ましい。当該含有量が
5質量%を越える場合には、冷凍システムに悪影響(膨
張機構の閉塞)を及ぼす傾向にある。なお、冷凍システ
ムへの悪影響をできるだけ抑制したい場合には、上記の
腐食防止剤は含有されないことが好ましい。
て、さらにその酸化防止性能を向上させるために、フェ
ノール系酸化防止剤又はアミン系酸化防止剤を含有させ
ることができる。
には、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾー
ル、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert−
ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジ−t
ert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(6
−tert−ブチル−o−クレゾール)等が挙げられ
る。
的には、フェニルナフチルアミン、アルキルフェニルナ
フチルアミン、p,p−ジアルキルジフェニルアミン等
が挙げられる。
化防止剤又はアミン系酸化防止剤のうちの1種を単独で
用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
て、フェノール系酸化防止剤及びアミン系酸化防止剤の
含有量(合計量)は、さび止め油全量基準で0.01質
量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上で
あることがより好ましく、0.1質量%以上であること
がさらに好ましい。当該含有量が0.01質量%未満で
あると、酸化防止剤の配合による酸化防止性向上効果が
不十分となる傾向にある。また、フェノール系酸化防止
剤及びアミン系酸化防止剤の含有量(合計量)は、さび
止め油全量を基準として5質量%以下であることが好ま
しい。当該含有量が5質量%を越えても、含有量に見合
う酸化防止性向上効果が得らず、また、冷凍サイクルへ
悪影響(膨張機構の閉塞等)を及ぼす傾向にある。さら
には、コストと性能のバランスの点から、当該含有量
は、2質量%以下であることが好ましく、1質量%以下
であることがより好ましい。
の性能をさらに高める目的で他の公知の添加剤を単独
で、又は数種類組み合わせて添加することができる。
ば、トリクレジルフォスフェート等のリン酸エステル、
豚脂等の油脂、脂肪酸等に代表される潤滑性向上剤;ジ
エチレングリコールモノアルキルエーテル等の湿潤剤;
アクリルポリマー、パラフィンワックス、マイクロワッ
クス、スラックワックス、ポリオレフィンワックス等の
造膜剤;メチルシリコーン、フルオロシリコーン、ポリ
アクリレート等の消泡剤;等が挙げられ、これらを単独
で使用してもよく、また2種類以上組み合わせて使用し
てもよい。これら公知の添加剤を併用する場合の含有量
は任意であるが、通常、これら公知の添加剤の合計含有
量が組成物全量基準で10質量%以下となるような量を
添加するのが望ましい。
は、当然のことながら、冷凍システム内に残存した場合
にでも悪影響(膨張機構の閉塞等)を及ぼさないような
添加剤の種類及び含有量を適宜選定することが好まし
く、さらには、冷凍システムへの悪影響を最大限小さく
抑えるために、上記の添加剤を含有しないことがより好
ましい。
め油は、アルキルベンゼン、並びに必要に応じて配合さ
れるその他の基油やさび止め添加剤、腐食防止剤、酸化
防止剤等の添加剤を含有するものであるが、冷凍システ
ムへの悪影響を最大限小さく抑えるためには、アルキル
ベンゼン以外の基油及び酸化防止剤以外の添加剤を含有
しないことが好ましい。すなわち、本発明の冷凍機部品
用さび止め油の態様としては、実質的にアルキルベンゼ
ンのみからなるもの、あるいはアルキルベンゼンと酸化
防止剤とからなるものが特に好ましい。
さび止め油は、金属製部品に対する十分に高い防錆性を
有しており、また、冷凍システム内に混入した場合であ
っても、冷媒や冷凍機油から析出することなく、さらに
は冷凍機油の基油や添加剤と反応することなく、十分に
安定的に存在することが可能なものである。したがっ
て、本発明の冷凍機部品用さび止め油を用いた本発明の
さび止め方法によって、金属製部品に対する十分に高い
防錆性と、十分に高い膨張機構等の閉塞防止性との双方
を達成することが可能となる。
方法は、上記本発明の冷凍機部品用さび止め油を冷凍機
部品に塗布することを特徴とするものである。
冷凍機器の部品(冷凍機部品)のいかなるものに対して
も適用可能であるが、かかる冷凍機器としては、具体的
には、ルームエアコン、パッケージエアコン、冷蔵庫、
自動車用エアコン、除湿機、冷凍庫、冷凍冷蔵倉庫、自
動販売機、ショーケース、化学プラント等の冷却装置等
が挙げられる。上記の冷凍機器は、通常、圧縮機、凝縮
器、膨張機構、蒸発器をこの順で備える冷凍システムを
有しているが、その冷凍システムを構成する圧縮機、凝
縮器、凝縮器、膨張機構、蒸発器、並びにこれらを接続
するための配管等の金属製部品のさび止めを行う際に、
本発明のさび止め方法によって上記の優れた効果を得る
ことが可能となる。
品の中でも、圧縮機を構成する部品のさび止めを行う際
に特に好適に用いられる。かかる圧縮機としては、開放
型、密閉型、半密閉型のいずれであってもよい。また、
圧縮機の型式としては、往復動型、ロータリーベーン
型、ローリングピストン型、スクロール型、スクリュー
型等が挙げられる。
具体的には、ブロック、シャフト、ベアリング、コンロ
ッド、ピストンピン、ピストン、シリンダ、ロータ等が
挙げられる。
としては、具体的には、ブロック、シャフト、ベアリン
グ、ベーン、シリンダ、ロータ等が挙げられる。
品としては、具体的には、ブロック、シャフト、ベアリ
ング、ベーン、シリンダ、ローリングピストン等が挙げ
られる。
は、具体的には、シャフト、ベアリング、固定スクロー
ル、旋回スクロール、オルダムリング等が挙げられる。
は、具体的には、シャフト、ベアリング、雄ロータ、雌
ロータ等が挙げられる。
冷凍機部品用さび止め油の塗布量は特に制限されない
が、好ましくは冷凍機用部品の表面1cm2当たり0.
01〜1mgであることが好ましい。冷凍機部品用さび
止め油の塗布量が前記下限値未満であると防錆性が低下
する傾向にある。他方、冷凍機部品用さび止め油の塗布
量が前記上限値を超えると、洗浄処理後に冷凍機部品表
面に残存するさび止め油の量が過剰に多くなる傾向にあ
る。
発明の冷凍機部品用さび止め油を塗布する方法は特に制
限されないが、具体的には、浸漬法、スプレー法、ハケ
塗りによる方法、フェルト材を用いた転写による方法、
静電塗布法、スポンジやウエスを用いて塗布する方法等
が挙げられる。
品を組み上げる際には、冷凍機部品からさび止め油を除
去した後、部品同士の接触(金属−金属間の接触等)の
緩和を目的として組み付け油をさらに塗布する方法が一
般的であるが、かかる組み付け油が冷凍システム内に混
入すると、従来のさび止め油と同様に膨張機構等の閉塞
が起こりやすくなる。
いては、本発明の冷凍機部品用さび止め油を冷凍機部品
に塗布した後、そのさび止め油を除去せずにそのまま組
み上げてもよく、また、本発明のさび止め油を除去した
後、本発明のさび止め油を組み付け油としてさらに塗布
してもよい。このように、本発明の冷凍機部品用さび止
め油を組み付け油として用いることによって、冷凍機部
品同士の接触を十分に緩和することができるとともに、
組み付け油としての本発明の冷凍機部品用さび止め油が
冷凍システム内に混入した場合であっても、膨張機構等
の閉塞を十分に防止することが可能となる。
部品用さび止め油以外のさび止め油を用いてさび止め処
理を行い、そのさび止め油を除去した後に本発明の冷凍
機部品用さび止め油を組み付け油として用いてもよい。
によって、冷凍機部品におけるさびの発生を十分に防止
することができる。また、このようにして得られる冷凍
機部品により構成される冷凍システムにおいては、使用
される冷媒や冷凍機油がいかなる種類であっても、膨張
機構等の閉塞を十分に防止することが可能となる。
(ハイドロフルオロカーボン)冷媒、パーフルオロエー
テル類等の含フッ素エーテル系冷媒、ジメチルエーテル
等の非フッ素含有エーテル系冷媒及び二酸化炭素や炭化
水素等の自然系冷媒等が挙げられる。これらの冷媒は1
種を単独で用いてもよく、2種以上の混合物として用い
てもよい。
しくは1〜2のハイドロフルオロカーボンが挙げられ
る。具体的には、ジフルオロメタン(HFC−32)、
トリフルオロメタン(HFC−23)、ペンタフルオロ
エタン(HFC−125)、1,1,2,2−テトラフ
ルオロエタン(HFC−134)、1,1,1,2−テ
トラフルオロエタン(HFC−134a)、1,1,1
−トリフルオロエタン(HFC−143a)、1,1−
ジフルオロエタン(HFC−152a)等のHFC、又
はこれらの2種以上の混合物等が挙げられる。当該HF
C冷媒の種類は用途や要求性能に応じて適宜選択される
が、例えばHFC−32単独;HFC−23単独;HF
C−134a単独;HFC−125単独;HFC−13
4a/HFC−32=60〜80質量%/40〜20質
量%の混合物;HFC−32/HFC−125=40〜
70質量%/60〜30質量%の混合物;HFC−12
5/HFC−143a=40〜60質量%/60〜40
質量%の混合物;HFC−134a/HFC−32/H
FC−125=60質量%/30質量%/10質量%の
混合物;HFC−134a/HFC−32/HFC−1
25=40〜70質量%/15〜35質量%/5〜40
質量%の混合物;HFC−125/HFC−134a/
HFC−143a=35〜55質量%/1〜15質量%
/40〜60質量%の混合物等が好ましい例として挙げ
られる。さらに具体的には、HFC−134a/HFC
−32=70/30質量%の混合物;HFC−32/H
FC−125=60/40質量%の混合物;HFC−3
2/HFC−125=50/50質量%の混合物(R4
10A);HFC−32/HFC−125=45/55
質量%の混合物(R410B);HFC−125/HF
C−143a=50/50質量%の混合物(R507
C);HFC−32/HFC−125/HFC−134
a=30/10/60質量%の混合物;HFC−32/
HFC−125/HFC−134a=23/25/52
質量%の混合物(R407C);HFC−32/HFC
−125/HFC−134a=25/15/60質量%
の混合物(R407E);HFC−125/HFC−1
34a/HFC−143a=44/4/52質量%の混
合物(R404A)等が挙げられる。
化水素等が挙げられる。炭化水素冷媒としては、25
℃、1気圧で気体のものが好ましく用いられる。具体的
には炭素数1〜5、好ましくは1〜4のアルカン、シク
ロアルカン、アルケン又はこれらの混合物である。具体
的には例えば、メタン、エチレン、エタン、プロピレ
ン、プロパン、シクロプロパン、ブタン、イソブタン、
シクロブタン、メチルシクロプロパン又はこれらの2種
以上の混合物等があげられる。これらの中でも、プロパ
ン、ブタン、イソブタン又はこれらの混合物が好まし
い。
られる冷凍機油としては、鉱油及び合成油の中から選ば
れる少なくとも1種を基油とし、必要に応じて各種添加
剤を配合したものたものが使用される。
留及び減圧蒸留して得られた潤滑油留分に対して、溶剤
脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろ
う、水素化精製、硫酸洗浄、白土処理の1種もしくは2
種以上の精製手段を適宜組み合わせて適用して得られる
パラフィン系又はナフテン系の鉱油等が挙げられる。
オレフィン、アルキルベンゼン、エステル、エーテル、
シリケート、ポリシロキサン等が挙げられる。
6、好ましくは2〜12のオレフィンを単独重合体又は
共重合したもの、並びにこれらの水素化物等が挙げられ
る。このポリオレフィンが構造の異なるオレフィンの共
重合体である場合、その共重合体に於けるモノマー比や
モノマー配列は特に制限されず、ランダム共重合体、交
互共重合体、ブロック共重合体のいずれであってもよ
い。
ンモノマーは、α−オレフィン、内部オレフィンのいず
れであってもよく、また、直鎖状オレフィン、分枝状オ
レフィンのいずれであってもよい。
際に使用可能なオレフィンを具体的に例示すれば、エチ
レン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテ
ン、直鎖状又は分枝状のペンテン(α−オレフィン、内
部オレフィンを含む)、直鎖状又は分枝状のヘキセン
(α−オレフィン、内部オレフィンを含む)、直鎖状又
は分枝状のヘプテン(α−オレフィン、内部オレフィン
を含む)、直鎖状又は分枝状のオクテン(α−オレフィ
ン、内部オレフィンを含む)、直鎖状又は分枝状のノネ
ン(α−オレフィン、内部オレフィンを含む)、直鎖状
又は分枝状のデセン(α−オレフィン、内部オレフィン
を含む)、直鎖状又は分枝状のウンデセン(α−オレフ
ィン、内部オレフィンを含む)、直鎖状又は分枝状のド
デセン(α−オレフィン、内部オレフィンを含む)、直
鎖状又は分枝状のトリデセン(α−オレフィン、内部オ
レフィンを含む)、直鎖状又は分枝状のテトラデセン
(α−オレフィン、内部オレフィンを含む)、直鎖状又
は分枝状のペンタデセン(α−オレフィン、内部オレフ
ィンを含む)、直鎖状又は分枝状のヘキサデセン(α−
オレフィン、内部オレフィンを含む)及びこれらの混合
物等を挙げることができるが、なかでも、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、炭素
数5〜12のα−オレフィン及びこれらの混合物等が好
ましく用いれられる。また、炭素数5〜12のα−オレ
フィンの中でも、1−オクテン、1−デセン、1−ドデ
セン及びこれらの混合物等がより好ましい。
造することができる。例えば、無触媒による熱反応によ
って製造することができるほか、過酸化ベンゾイル等の
有機過酸化物触媒;塩化アルミニウム、塩化アルミニウ
ム−多価アルコール系、塩化アルミニウム−四塩化チタ
ン系、塩化アルミニウム−アルキル錫ハライド系、フッ
化ホウ素等のフリーデルクラフツ型触媒;有機塩化アル
ミニウム−四塩化チタン系、有機アルミニウム−四塩化
チタン系等のチーグラー型触媒;アルミノキサン−ジル
コノセン系、イオン性化合物−ジルコノセン系等のメタ
ロセン型触媒;塩化アルミニウム−塩基系、フッ化ホウ
素−塩基系等のルイス酸コンプレックス型触媒等の公知
の触媒系を用いて、上記のオレフィンを単独重合又は共
重合させることで製造することができる。
上記したポリオレフィンを用いることができるが、当該
重合体は通常二重結合を有しているので、その熱・酸化
安定性を考慮すると、重合体中の二重結合を水素化し
た、いわゆるポリオレフィンの水素化物を基油として用
いるのが好ましい。ポリオレフィンの水素化物を取得す
るには、適宜の方法が採用可能であり、例えば、ポリオ
レフィンを公知の水素化触媒の存在下で水素で水素化
し、ポリオレフィン中に存在する二重結合を飽和化する
ことによって得ることができる。また、使用触媒を選択
することによって、オレフィンの重合と重合体の水素化
という2工程を経ることなく、オレフィンの重合と重合
体中に存在する二重結合の水素化を1工程で完遂させる
ことも可能である。
あって、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン
(ナフサ熱分解の際に副生するブタン−ブテン(1−ブ
テン、2−ブテン及びイソブテンの混合物)留分の重合
によって得られる共重合体)、1−オクテンオリゴマ
ー、1−デセンオリゴマー、1−ドデセンオリゴマー並
びにこれらの水素化物、さらにはこれらの混合物等が、
熱・酸化安定性、粘度−温度特性、低温流動性に優れて
いる点で好ましく、特にエチレン−プロピレン共重合体
水素化物、ポリブテン水素化物、1−オクテンオリゴマ
ー水素化物、1−デセンオリゴマー水素化物、1−ドデ
センオリゴマー水素化物並びにこれらの混合物が好まし
い。
いるエチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン及びポ
リ−α−オレフィン等の合成油は、通常、その二重結合
が既に水素化されているものであり、これらの市販品も
本発明の基油として用いることができる。
して用いられるアルキルベンゼンとしては、本発明の冷
凍機部品用さび止め油の説明において例示されたアルキ
ルベンゼンが挙げられる。
は、二塩基酸エステル、ポリオールエステル、コンプレ
ックスエステル、炭酸エステル等が挙げられる。ここで
いうエステルとは、エステルを構成する酸及びアルコー
ルとして二塩基酸等の多塩基酸や多価アルコールを用い
た場合には、実質的に全てエステル化されたもののみを
表し、カルボキシル基や水酸基がエステル化されずに残
っている部分エステルは含まない。
アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸等の炭素数5〜10の鎖状二塩基酸又はシク
ロヘキサン−1,2−ジカルボン酸や、4−シクロヘキ
セン−1,2−ジカルボン酸等の脂環式二塩基酸又はフ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族二塩基
酸と、メタノール、エタノール、直鎖状又は分岐状のプ
ロパノール、直鎖状又は分岐状のブタノール、直鎖状又
は分岐状のペンタノール、直鎖状又は分岐状のヘキサノ
ール、直鎖状又は分岐状のヘプタノール、直鎖状又は分
岐状のオクタノール、直鎖状又は分岐状のノナノール、
直鎖状又は分岐状のデカノール、直鎖状又は分岐状のウ
ンデカノール、直鎖状又は分岐状のドデカノール、直鎖
状又は分岐状のトリデカノール、直鎖状又は分岐状のテ
トラデカノール、直鎖状又は分岐状のペンタデカノー
ル、直鎖状又は分岐状のヘキサデカノール、直鎖状又は
分岐状のオクタデカノール、直鎖状又は分岐状のノナデ
カノール、直鎖状又は分岐状のイコサノール、直鎖状又
は分岐状のヘンイコサノール、直鎖状又は分岐状のドコ
サノール、直鎖状又は分岐状のトリコサノール、直鎖状
又は分岐状のテトラコサノール等の直鎖状又は分岐状ア
ルキル基を有する炭素数1〜24の一価アルコールとの
エステル及びこれらの混合物が好ましく用いられ、より
具体的には例えば、ジトリデシルグルタレート、ジ2−
エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、
ジトリデシルアジペート、ジ2−エチルヘキシルセバケ
ート、シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸とイソブ
タノールの二塩基酸エステル、シクロヘキサン−1,2
−ジカルボン酸と2−エチルヘキサノールの二塩基酸エ
ステル、シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸と3,
5,5−トリメチルヘキサノールの二塩基酸エステル、
4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸とイソブタ
ノールの二塩基酸エステル、4−シクロヘキセン−1,
2−ジカルボン酸と2−エチルヘキサノールの二塩基酸
エステル、4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸
と3,5,5−トリメチルヘキサノールの二塩基酸エス
テル及びこれらの混合物等が挙げられる。
るいは水酸基を3〜20個有するポリオールと、炭素数
6〜20の脂肪酸とのエステルが好ましく用いられる。
ここで、ジオールとしては、具体的には、エチレングリ
コール、1,3−プロパンジオール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,2−ブタンジオー
ル、2ーメチル−1,3−プロパンジオール、1,5−
ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−
ヘキサンジオール、2−エチル−2−メチル−1,3−
プロパンジオール、1,7−ヘプタンジオール、2−メ
チル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール、2,
2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,8−オ
クタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−
デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,
12−ドデカンジオール等が挙げられる。ポリオールと
しては、具体的には例えば、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ジ−
(トリメチロールプロパン)、トリ−(トリメチロール
プロパン)、ペンタエリスリトール、ジ−(ペンタエリ
スリトール)、トリ−(ペンタエリスリトール)、グリ
セリン、ポリグリセリン(グリセリンの2〜20量
体)、1,3,5ーペンタントリオール、ソルビトー
ル、ソルビタン、ソルビトールグリセリン縮合物、アド
ニトール、アラビトール、キシリトール、マンニトール
等の多価アルコール、キシロース、アラビノース、リボ
ース、ラムノース、グルコース、フルクトース、ガラク
トース、マンノース、ソルボース、セロビオース、マル
トース、イソマルトース、トレハロース、シュクロー
ス、ラフィノース、ゲンチアノース、メレジトース等の
糖類、ならびにこれらの部分エーテル化物、及びメチル
グルコシド(配糖体)等が挙げられる。
タン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン
酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン
酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン
酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン酸、ノナデカン酸、
イコサン酸、オレイン酸等の直鎖又は分岐のもの、ある
いはα炭素原子が4級であるいわゆるネオ酸等が挙げら
れる。さらに具体的には、吉草酸、イソペンタン酸、カ
プリン酸、ペラルゴン酸、2−メチルヘキサン酸、2−
エチルペンタン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン
酸、ノルマルノナン酸、3,5,5−トリメチルヘキサ
ン酸等がより好ましい。ポリオールエステルは、遊離の
水酸基を有していてもよい。なお、特に好ましいものと
しては、ネオペンチルグリコール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、
ジ−(トリメチロールプロパン)、トリ−(トリメチロ
ールプロパン)、ペンタエリスリトール、ジ−(ペンタ
エリスリトール)、トリ−(ペンタエリスリトール)等
のヒンダードアルコールのエステルで、具体的には例え
ば、ネオペンチルグリコール2−エチルヘキサノエー
ト、トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロ
ールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール2
−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールペラル
ゴネート、及びこれらの混合物等が挙げられる。
酸及び二塩基酸と、1価アルコール及びポリオールとの
エステルのことであり、脂肪酸、二塩基酸、1価アルコ
ール、ポリオールとしては、それぞれ二塩基酸エステル
及びポリオールエステルの説明において例示された脂肪
酸、二塩基酸、1価アルコール及びポリオールが挙げら
れる。
価アルコール及びポリオールとのエステルのことであ
り、ここでいう1価アルコール及びポリオールとして
は、それぞれ二塩基酸エステル及びポリオールエステル
の説明において例示された1価アルコール及びポリオー
ルや、アルキレンオキサイドを単独重合あるいは共重合
したポリグリコール、あるいは先に例示したポリオール
にポリグリコールを付加したもの等が使用できる。
コール、ポリビニルエーテル、ポリフェニルエーテル、
環状エーテル、パーフルオロエーテル等が挙げられる
が、この中でもポリグリコール、ポリビニルエーテルが
好ましい。。
グリコール、そのエーテル化物、及びそれらの変性化合
物等等が好ましく使用される。
レンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド
等のアルキレンオキシドを単独重合あるいは共重合した
ものが用いられる。なお、ポリアルキレングリコールに
おいて、構造の異なったアルキレンオキシドが共重合し
ている場合、オキシアルキレン基の重合形式に特に制限
はなく、ランダム共重合体、ブロック共重合体のいずれ
であってもよい。
とは、上記のポリアルキレングリコールの水酸基をエー
テル化したものである。ポリアルキレングリコールのエ
ーテル化物の具体例としては、モノメチルエーテル、モ
ノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モノブチル
エーテル、モノペンチルエーテル、モノヘキシルエーテ
ル、モノヘプチルエーテル、モノオクチルエーテル、モ
ノノニルエーテル、モノデシルエーテル、ジメチルエー
テル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジブチ
ルエーテル、ジペンチルエーテル、ジヘキシルエーテ
ル、ジヘプチルエーテル、ジオクチルエーテル、ジノニ
ルエーテル、ジデシルエーテル等が挙げられる。
リオールのアルキレンオキシド付加物、あるいはそのエ
ーテル化物等が挙げられる。ここでいうポリオールとし
ては、ポリオールエステルのところで例示したものと同
様のものが使用できる。
(7):
れぞれ水素原子又は炭素数1〜8の炭化水素基を表し、
R15は炭素数2〜10の2価の炭化水素基を表し、R16
は炭素数1〜10の炭化水素基を表し、gはその平均値
が0〜10となる数を表し、同一の構成単位が複数のR
15Oを有するとき、複数のR15Oは同一でも異なってい
てもよい]で表される構成単位を有するものが挙げられ
る。
ム内への混入により膨張機構等が閉塞する現象は、エス
テル又はエーテルを基油とする冷凍機油を用いた冷凍シ
ステムにおいて特に顕著に見られるものであったが、本
発明の冷凍機部品用さび止め油は、エステル又はエーテ
ルを基油とする冷凍機油を用いた冷凍システムに混入し
た場合であっても、膨張機構等が閉塞することなく好適
に使用することができる。
さらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何
ら限定されるものではない。
示す基油、さび止め添加剤、酸化防止剤、腐食防止剤及
びその他の添加剤を下記表1に示す組成となるように配
合して試料油を調製した。得られた試料油の40℃にお
ける動粘度及び金属含有量を表1に示す。
動粘度:15mm2/s) A2:ハードタイプアルキルベンゼン(40℃における
動粘度:22mm2/s) A3:ハードタイプアルキルベンゼン(40℃における
動粘度:32mm2/s) A4:鉱油(40℃における動粘度:22mm2/
s)。
炭素数:20)のジメチルドデシルアミン塩 B4:牛脂から得られる脂肪酸(平均炭素数:18)の
エチルアミン塩。
基であり、R5がメチレン基であり、R6及びR7がいず
れもメチル基であり、bが1であるベンゾトリアゾール
誘導体。
のバリウム塩。
油を用いて以下に示す試験を行った。また、比較例2と
して、さび止め油を用いずに同様の試験を行った。な
お、後述するシールドチューブ試験及び低温析出性試験
は、以下に示す系1〜6:系1 冷媒:HFC−134a、冷凍機油:ポリプロピレング
リコールモノブチルエーテル(40℃における動粘度:
180mm2/s)系2 冷媒:HFC−134a、冷凍機油:ペンタエリスリト
ールと2−エチルヘキサン酸及び3,5,5−トリメチ
ルヘキサン酸の混合酸(モル比:50/50)とのテト
ラエステル(40℃における動粘度:68mm2/s)系3 冷媒:HFC−134a、冷凍機油:ハードタイプアル
キルベンゼン(40℃における動粘度:22mm2/
s)系4 冷媒:R410A、冷凍機油:ペンタエリスリトールと
2−エチルヘキサン酸及び3,5,5−トリメチルヘキ
サン酸の混合酸(モル比:50/50)とのテトラエス
テル(40℃における動粘度:68mm2/s)系5 冷媒:R410A、冷凍機油:ハードタイプアルキルベ
ンゼン(40℃における動粘度:22mm2/s)系6 冷媒:R407C、冷凍機油:ペンタエリスリトールと
2−エチルヘキサン酸及び3,5,5−トリメチルヘキ
サン酸の混合酸(モル比:50/50)とのテトラエス
テル(40℃における動粘度:68mm2/s) のそれぞれについて行った。
び止め油」に規定された湿潤試験に準拠して、試験時間
を30分としてさびの発生の状態を観察し、各試料油の
防錆性をJIS K2246「さび止め油」に規定され
るさび発生度(A級〜E級)に基づいて評価した(Aが
最も防錆性に優れていることを表す)。得られた結果を
表1に示す。
パイレックス(登録商標)ガラス管に冷媒1ml、冷凍
機油1ml及び試料油2mgを秤取し、さらに鉄線、ア
ルミニウム線及び銅線(いずれも1.6mmφ×50m
m)を入れた後、ガラス管上部を溶融して密閉してサン
プルチューブを得た。このサンプルチューブを175℃
で100時間保持した後の金属線の変色の有無及びスラ
ッジの発生の有無を評価した。金属線の変色の有無は以
下の基準: A:変色なし B:極僅かな変色あり C:僅かな変色あり D:明瞭な変色あり E:激しい変色あり に基づいて評価した。また、スラッジの発生の有無は以
下の基準: A:スラッジの発生が認められなかった B:非常に微量のスラッジの発生が認められた C:微量のスラッジの発生が認められた D:多量のスラッジの発生が認められた E:非常に多量のスラッジの発生が認められた に基づいて評価した。得られた結果を表2に示す。
ックスガラス管に冷媒9ml、冷凍機油1ml及び試料
油10mgを秤取し、ガラス管上部を溶融して密閉して
−40℃で168時間保持したときの低温析出性を、以
下の基準: A:くもり、沈殿の発生が認められなかった B:非常に微量のくもり、沈殿の発生が認められた C:微量のくもり、沈殿の発生が認められた D:多量のくもり、沈殿の発生が認められた E:非常に多量のくもり、沈殿の発生が認められた に基づいて評価した。得られた結果を表2に示す。
本発明の冷凍機部品用さび止め油である実施例1〜9の
試料油は、十分に高い防錆性を示した。また、実施例1
〜9の試料油においては、冷媒や冷凍機油と共存させた
場合に、高温条件下での金属の変色やスラッジの発生、
並びに低温条件下での冷媒/冷凍機油混合物からの析出
が十分に防止されていることが確認された。
用さび止め油、並びにそのさび止め油を用いた本発明の
冷凍機部品のさび止め方法によれば、金属製の冷凍機部
品に対して十分に高い防錆性が達成されると共に、当該
さび止め油が冷凍システム内に混入した場合であっても
膨張機構等の閉塞を十分に防止することが可能となる。
Claims (4)
- 【請求項1】 アルキルベンゼンを含有することを特徴
とする冷凍機部品用さび止め油。 - 【請求項2】 前記アルキルベンゼンの含有量がさび止
め油全量を基準として70〜100質量%であることを
特徴とする、請求項1に記載の冷凍機部品用さび止め
油。 - 【請求項3】 実質的にアルキルベンゼンからなること
を特徴とする、請求項1又は2に記載のさび止め油。 - 【請求項4】 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記
載の冷凍機部品用さび止め油を冷凍機部品に塗布するこ
とを特徴とする冷凍機部品のさび止め方法。
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---|---|---|---|
JP2001005299A JP2002212577A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 冷凍機部品用さび止め油及び冷凍機部品のさび止め方法 |
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