JP2002211599A - 既製のチューブ入り製品に取り付け可能な蓋つき絞り出し口 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、チューブ入り製品の絞り出し部の開口部
の形状は、１つの製品について１つしかなく、その絞り
出し量および絞り出し断面形状を変更することは困難で
あった。このため、たとえば、広い範囲に少量の製品を
絞り出したり、絞り出し断面形状を変更するには、それ
に適した絞り出し開口部の形状を有する別の容器に移し
た上で使用する必要があった。 【解決手段】既製のチューブ入り製品の絞り出し口のネ
ジ部など既製の蓋の取り付け部に、必要な開口形状の絞
り出し部を取り付け、その製品の絞り出し量および絞り
出し断面形状を変更することを可能とさせ、さらに、こ
の絞り出し部に蓋を取り付け、製品の乾燥などによる劣
化を防止し、保存を可能とさせる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、絞り出し口に関
するもので、詳しくは、練り製品や液状製品の絞り出し
量および絞り出し断面形状の変更ならびに保存のための
発明である。

【０００２】

【従来の技術】従来、チューブ入り製品の絞り出し部の
開口部の形状は、１つの製品について特定の形状１つし
かなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】マヨネーズなど様々な
チューブ入り製品の絞り出し部の開口部の形状は、従来
１つの製品について特定の形状１つしかなく、その絞り
出し量および絞り出し断面形状の変更をすることは困難
であった。このため、たとえば、広い範囲に少量の製品
を絞り出したり、絞り出し断面形状を変更するために
は、それに適した絞り出し開口形状を有する別の容器に
移した上で使用する必要があった。本発明は、この不具
合をなくすために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】既製のチューブ入り製品
の絞り出し口のネジ部など既製の蓋の取り付け部に、そ
の絞り出し量および絞り出し断面形状を変更するのに必
要な開口形状を有する絞り出し部を取り付ける。さら
に、この絞り出し部に蓋を取り付け、製品の乾燥などに
よる劣化を防止し、保存を可能とさせる。保存のための
蓋は、既製の製品の蓋をそのまま利用することも可能で
あるし、また、絞り出し部の形状にあわせて新しい形状
のものを製作しても、製品の保存を可能とすればよい。

【０００５】

【発明の実施の形態】必要な絞り出し量および絞り出し
断面形状の変更を可能とするように絞り出し部の開口形
状を加工する。さらに、加工した絞り出し部を既製のチ
ューブ入り製品の絞り出し口のネジ部など既製の蓋の取
り付け部に取り付け可能な形状に加工する。図１は、本
考案の例の断面図である。既製のチューブの蓋取り付け
用ネジに合わせ、本考案の絞り出し部の取り付け部を加
工してある。さらに、本考案の絞り出し部に既製の蓋を
取り付けられるようにネジ加工してある。図２は、星形
の開口形状を有する既製のチューブ状の絞り出し口の斜
視図である。図３は、図１で説明した絞り出し部を図２
の既製のチューブ入り製品の絞り出し部に取り付けた状
態の斜視図である。絞り出し部の開口形状は、既製のも
のが星形であるのに対して、本考案では、丸であり、ま
た、絞り出し量を少なくするために開口面積を小さくし
てある。また、必要によって絞り出し部の開口を複数の
開口に変更することも可能である。図４は、図３に既製
の蓋を取り付けた状態の斜視図である。

【０００６】

【発明の効果】以上の様な絞り出し口と蓋によって構成
されているので、本発明は、チューブ入り製品の絞り出
し量および絞り出し断面形状の変更ならびに保存が可能
となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】既製のチューブ入り製品に取り付け可能な蓋つ
き絞り出し口の例の断面図である。

【図２】星形の開口形状を有する既製のチューブ入り製
品の絞り出し部の斜視図である。

【図３】図１で説明した本考案の絞り出し部を図２の既
製のチューブ入り製品の絞り出し部に取り付けた状態の
斜視図である。

【図４】図３に示した本考案の絞り出し部に既製の蓋を
取り付けた状態の斜視図である。

【符号の説明】

１ 既製のチューブ入り製品の絞り出し部 ２ 既製のチューブ入り製品に取り付け可能な絞り出し
口 ３ 既製のチューブ入り製品に取り付け可能な絞り出し
口の蓋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】既製のチューブ入り製品に取り付け可能な
   蓋つき絞り出し口。なお、蓋をとりつけるには、 （１）既製の蓋を流用する方法 （２）新しく蓋を製作する方法 などがある。