JP2002211536A - 箱類フラップロック機構 - Google Patents

箱類フラップロック機構

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JP2002211536A
JP2002211536A JP2001047415A JP2001047415A JP2002211536A JP 2002211536 A JP2002211536 A JP 2002211536A JP 2001047415 A JP2001047415 A JP 2001047415A JP 2001047415 A JP2001047415 A JP 2001047415A JP 2002211536 A JP2002211536 A JP 2002211536A
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JP
Japan
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packaging box
lid
ruled line
tongue
lock mechanism
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Pending
Application number
JP2001047415A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Teraguchi
和拓 寺口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naris Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
Naris Cosmetics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Naris Cosmetics Co Ltd filed Critical Naris Cosmetics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 化粧品等を入れる包装箱において、組み立てた際のロッ
ク機構の品質は損なわずに、外観装飾や意匠性に優れた
包装箱を提供することを可能とするもの。 【課題】 化粧品等の包装箱において、ロック機構を有
し且組み立て時においてロック機構の品質を損なうこと
なく包装箱本体と蓋部との間に発生する隙間を解消した
包装箱の提供。 【解決手段】 包装箱の蓋部と蓋部に連結した舌片との
間に介する罫線の形状を従来の直線状から舌片の先端部
へ突き出した形状にすることにより、ロック機構が働
き、舌片とフラップとの引っかかりにより、包装箱組み
立て時に蓋部が包装箱本体に食い込むように応力を発生
させることで包装箱本体と蓋部との隙間を解消させるこ
とを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧品等を入れる包装
箱に関するものであり、特に組み立てた際の外観や意匠
性に優れた包装箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧品や健康食品等は、紙製及び
樹脂製の包装箱に入れられて販売されているものが多
い。このような包装箱の外側には絵柄や文字が印刷され
ており、その内容は使用上の注意等の重要情報以外にデ
ザイン処理した図柄等がある。そして、化粧品や健康食
品等の包装箱の役割には、使用上の注意等の情報伝達、
製品の保護だけではなく、包装箱自身の外観装飾による
高級感や安心感を購買者に抱かせるという役割も担って
おり、消費者には包装箱に入った状態が一つの製品とし
て認識されている。従って、組み立てられた包装箱の外
観も重要度が高まっている。
【0003】また、化粧品等に用いられている包装箱の
多くには、ロック機構と称し、包装箱の中の製品が自重
等で舌片に押し開くように外力がかかった場合に、包装
箱蓋部及び底部にそれぞれ連結された舌片との間に介す
る直線状に施された罫線部分の左右より切り込みを入
れ、包装箱を組み立てた際に当該舌片を左右には挟む姿
で当該包装箱の側板に連結した左右各1枚ずつの羽状片
(以下フラップと記載)に舌片の切れ込みを入れた部分
が引っかかることにより、蓋部及び底部が中身の自重等
で自然には開かない機構、いわゆるロック機構を組み入
れたものがある。そして、このロック機構は製品の生産
や輸送及び店頭等の取り扱いにおいて製品破損防止の観
点より重要視されているが、実態の外観は図1に示すよ
うに包装箱を組み立てた際に包装箱本体と蓋となる舌片
との間に隙間を生じており、外観上は好ましくない形態
をとる場合が多く見られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】化粧品等の包装箱にお
いては、包装箱の装飾性を重視するものの、ロック機構
も製品の保護の観点から、取り扱い時等において製品の
破損防止につながる重要項目であるため、不可欠なもの
とされている。しかしながら、前述のごとく、包装箱本
体と蓋部である舌片との隙間が生じるという外観上の問
題点は解決されていなかった。
【0005】本発明は、化粧品等の包装箱において、ロ
ック機構を有しながら組み立て時において図2に示すよ
うに包装箱本体と蓋部との隙間を解消し、装飾・意匠性
に富んだ外観を有することを可能としたロック機構を有
する包装箱を提供することを目的とする。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明者は、蓋部及び底部に連結した舌片のとの間に
介する罫線部分に着目し、罫線形状に工夫をすること
で、化粧品等の包装箱において、ロック機構を有しなが
ら組み立て時において包装箱本体と蓋部である舌片との
隙間を解消し、装飾・意匠性に富んだ外観を有すること
が可能となる包装箱の開発に成功した。
【0007】さらに、本発明について以下に詳しく説明
する。従来のロック機構を有した包装箱の蓋部、蓋部と
連結した舌片及び蓋部と舌片の間に介する罫線部分を図
3に示す。従来のロック機構を有した蓋部と舌片の間に
介する罫線形状は、舌片左右の切り込みを結ぶように中
央へ直線上に引かれている。このことにより、包装箱の
組み立て時に舌片を罫線で折り曲げ、包装箱本体に差し
込み、先に折り曲げておいた左右のフラップに引っかか
りロック機能を有し、蓋部に連結した舌片が自然に開か
ない仕組みになっている。しかしながら、この罫線の形
状で包装箱を組み立てると、蓋部と包装箱本体との間に
隙間を生じる。これは、包装箱を組み立てた際、蓋部に
連結した舌片が蓋部と舌片との間に介する罫線で折り曲
げ舌片のみが本体に差し込まれ、側板と連結したフラッ
プとでロック機構が働くために、包装箱を組み立て時に
発生する前板、蓋部、舌片の各応力が前板と蓋部の間に
介する罫線部分、蓋部と舌片の間に介する罫線部分にの
みかかり、それぞれの応力を解消させる機能が包装箱の
他の部分にないことが原因で包装箱本体と蓋部との間に
隙間を生じさせる。
【0008】本発明では、蓋部と舌片の間に介した罫線
形状を直線状ではなく図4に示す形状にすることによ
り、すなわち従来の罫線形状が舌片左右の切り込みより
内側に一直線にて罫線を結ぶのではなく、罫線を舌片左
右の切り込みから先端部へ若干突起させる形状にし、包
装箱の組み立て時に罫線形状に従い折り込むことによ
り、従来より有しているロック機構の品質を低下させる
ことなく包装箱本体と蓋部との間に隙間が生じない包装
箱を可能とした。つまり、包装箱を組み立てた際、蓋部
と舌片の間に介した罫線部分が直線状でなく先端部へ若
干突起した形状にすることにより、蓋部に発生する応力
で蓋部が包装箱本体と離れ隙間が生じる現象を罫線形状
の働きにより、ロック機構が働き、舌片がフラップとの
引っかかる際に蓋部が包装箱本体に食い込むように応力
が発生することで包装箱本体と蓋部との隙間が発生する
のを解消させることを可能としたのである。
【0009】本発明で包装箱の材質は、PET、PE、
PVC等の樹脂材質はもとより紙材質においても差し支
えなく、使用する材質を限定するものではない。また、
蓋部と舌片との間に介する罫線形状についても図4に示
す形状が好ましいが、舌片の先端部へ突起した形状をと
り、包装箱を組み立てた際に、蓋部が包装箱本体へ食い
込むように応力が発生する形状であれば特定するもので
はない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施に係る包装箱の組み立て
について図5〜図7に基づいて説明する。図5は包装箱
を展開した状態を示す平面図である。図6は従来技術に
おける組み立て時の蓋部とフラップのロック状態を示す
部分投影図であり、図7は本発明における同部分投影図
である。
【0011】まず、図5において包装箱本体は側板7、
前板10、側板12、後板15及び糊しろ部17の順で
連結されている。側板7の両端面にはそれぞれフラップ
8、フラップ9が連結されている。前板10の端面には
蓋部11が連結され、蓋部11には舌片11aが連結さ
れている。側板12の両端面にはそれぞれフラップ1
3、フラップ14が連結されている。後板15の端面に
は底部16が連結され、底部16には舌片16aが連結
されている。そして、蓋部11と舌片11aとの間には
切り込み22及び罫線23が設けられている。また、底
部16と舌片16aとの間にも同様に切り込み29及び
罫線30が設けられている。さらに、側板7、前板1
0、側板12及び後板15間にはそれぞれ罫線20、2
4及び27が、側板15と糊しろ部17の間にも罫線3
1が設けられている。また、側板7と側板7の両端面に
連結されているフラップ8及び9との間には罫線18及
び19が、前板10と蓋部11との間には罫線21が、
側板12と側板12の両端面に連結されているフラップ
13及び14との間には罫線25及び26が、後板15
と底部16との間には罫線28が設けられている。
【0012】次に、図5に基づき、包装箱を組み立てる
工程について説明する。まず、罫線20,24,27,
31を折り曲げ包装箱本体を筒状とし、糊しろ部17に
接着剤を塗布して側板7の裏面と貼着する。次いで、フ
ラップ9及び14を罫線19及び26に沿って筒状とし
た包装箱の内側にそれぞれのフラップが重寝合わせるよ
うにして折り曲げる。さらに、罫線28に沿って底板1
6をフラップ9又は14に重ね合うように折り曲げ、罫
線30にそって舌片16aを折り曲げ、舌片16aが筒
状包装箱本体の内側に差し込み、切り込み29がフラッ
プ9及び14と引っかかるように組み立てる。同様にフ
ラップ8及び13を罫線18及び25に沿って重ね合わ
せるように折り曲げ、次いで蓋部11を罫線21に沿っ
てフラップ8及び13に重ね合わせるように折り曲げ、
最後に舌片11aを罫線23に沿って折り曲げ、舌片を
包装箱本体の内側に差し込み、切り込み22がフラップ
8及び13と引っかかるように組み立てる。
【0013】更に、図6及び図7に基づき、本発明が従
来技術と異なり蓋部と包装箱本体との隙間が発生しない
理由について説明する。図6で示すように従来の包装箱
では、切り込み37と罫線38が直線状で結ばれている
ため、フラップ35及び36と舌片34aが切り込み3
7を介して引っかかりロック機構が働く場合に、蓋部3
4にかかる応力が舌片34aを折り曲げた切り込み37
と罫線38の直線を境として外側の方向に働くため、蓋
部と包装箱本体との隙間を発生させる。しかし、本発明
では、罫線23が舌片11aと接する方向に突起した形
状であるため、舌片11aを罫線23に従って折り曲げ
包装箱本体に差し込みフラップ8及び13と引っかかる
ようにロック機構を働かせた場合に、蓋部11にかかる
応力は外側だけでなく突起した形状の罫線23のために
包装箱本体の内側方向へも働くために蓋部と包装箱本体
との隙間が発生しなくなるのである。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように、化粧品等に用い
られる包装箱として重要視されているロック機構の品質
を低下させることなく、組み立てられた状態すなわち製
品として完成した状態の外観において蓋部と包装箱本体
との隙間を発生させないため、極めてデザイン性の高い
図柄や意匠性に優れた外観装飾を可能とする包装箱を提
供することを可能としたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の包装箱の組み立てた状態の斜視図。
【図2】本発明の包装箱の組み立てた状態の斜視図。
【図3】従来技術の包装箱の蓋部、舌片及び蓋部と舌片
との間に介する切り込み及び罫線の拡大図。
【図4】本発明の包装箱の蓋部、舌片及び蓋部と舌片と
の間に介する切り込み及び罫線の拡大図。
【図5】本発明の実施例による化粧品用包装箱の展開
図。
【図6】従来技術の包装箱の組み立てた状態の部分投影
図。
【図7】本発明の包装箱の組み立てた状態の部分投影
図。
【符号の説明】
1、4、11、34 蓋部 1a、4a、11a、16a、34a 舌片 7、12、33 側板 8、9、13、14、35、36 フラップ 10 前板 15、32 後板 16 底部 17 糊しろ部 3、6、18、19、20、21、23、24 罫線 25、26、27、28、30、31、38 罫線 2、5、22、29、37 切り込み

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前板、側板、後板を罫線に沿って折り曲
    げ貼着し角筒形とした包装箱本体と、当該包装箱前板上
    端部には蓋部、当該包装箱底端部に底部が連結され、蓋
    部及び底部にはそれぞれ舌片が連結され、側板の両端部
    にはそれぞれ羽状片を各2枚ずつ有する包装箱におい
    て、当該包装箱蓋部及び底部に連結させた当該舌片との
    間に介する罫線を舌片左右の切り込みから先端部へ突起
    させる形状とすることにより、包装箱を組み立てた際に
    当該舌片と包装箱本体に隙間が生じることを無くしたこ
    とを特徴とする包装箱。
JP2001047415A 2001-01-18 2001-01-18 箱類フラップロック機構 Pending JP2002211536A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030837A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Fuji Seal International Inc 包装箱
JP2010042858A (ja) * 2008-07-18 2010-02-25 Machiko Honjo ケース封止構造
JP2016043941A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 上六印刷株式会社 包装箱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000326955A (ja) * 1999-05-20 2000-11-28 Kose Corp 包装用箱

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