JP2002211432A - 産業用車両の操舵輪旋回角度規制装置 - Google Patents

産業用車両の操舵輪旋回角度規制装置

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JP2002211432A
JP2002211432A JP2001012083A JP2001012083A JP2002211432A JP 2002211432 A JP2002211432 A JP 2002211432A JP 2001012083 A JP2001012083 A JP 2001012083A JP 2001012083 A JP2001012083 A JP 2001012083A JP 2002211432 A JP2002211432 A JP 2002211432A
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JP
Japan
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turning angle
bolt
steering wheel
cushioning member
industrial vehicle
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JP2001012083A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yoshioka
雅博 吉岡
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Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルを一杯に切った場合に発生する衝撃
音を和らげること。 【解決手段】 旋回角度調整用のボルト14の頭部に、
合成樹脂製または硬質のゴムからなる緩衝部材20を貼
り付ける。金属製のボルト14の頭部に緩衝部材20を
設けているので、金属製のナックル部6の当たり面16
が緩衝部材20に当たっても従来のように金属音は発生
せず、その衝撃音は和らげられて耳障りでなくなる。ま
た、ボルト14により旋回角度を調整でき、適切な旋回
角度を得ることができる。さらに、緩衝部材20を合成
樹脂製または硬質のゴム材で構成しているので、消音対
策としてのコストを安価に抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用車両の操舵
輪旋回角度規制装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8〜図10はフォークリフトのリヤア
クスル部1を示し、図8は左右に後タイヤ2を装着して
旋回状態を示しているリヤアクスル部1の平面図を、図
9は後タイヤ2を装着した場合のリヤアクスル部1の正
面図をそれぞれ示している。また、図10はリヤアクス
ル部1の平面図を示している。リヤアクスル部1の中心
部にはフレーム3の上下にわたって軸4が配設されてお
り、またフレーム3の両側には軸5を中心に回動自在と
したナックル部6がそれぞれ配設されている。
【0003】このナックル部6の外側の部分のハブ7に
ホイール10を介して後タイヤ2が装着される。また、
ナックル部6の他端にはロッド11の一端が回動自在に
連結されており、ロッド11の他端は軸4に回動自在に
支持されたアーム12にそれぞれ連結されている。図8
に示すように、アーム12がハンドル(図示せず)に連
結されたドラッグリンク17に駆動されて軸4を中心に
アーム12が時計方向に回転すると両側のナックル部6
もロッド11により軸5を中心にして回転し、後タイヤ
2が図示するように旋回する。また、アーム12が逆方
向に回転すると上記とは逆方向に駆動されて、後タイヤ
2は図示するのとは逆方向に旋回する。
【0004】図8に示すθは旋回角度を示しており、こ
の旋回角度θにより車体の最小旋回半径が決定されるた
めシビアに規定されている。この旋回角度はフレーム3
の補強を兼ねた補強板13に装着したボルト14の頭部
がナックル部6に当接することで規制される。そして、
ボルト14の頭部をナックル部6側にして補強板13の
ねじ穴(図示せず)へのボルト14のねじ込み量で旋回
角度を調整し、補強板13から突出したボルト14のね
じ部にナット15を螺着してボルト14を補強板13に
固定していた。なお、ボルト14を左右に設けることに
より、右方向、左方向の旋回角度をそれぞれ調整してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】後タイヤ2を旋回させ
ていくと、ナックル部6のロッド11側の側面がボルト
14の頭部に当たることで、旋回が停止される。このボ
ルト14の頭部に当たるナックル部6の面を当たり面1
6とする(図10参照)。フォークリフトは一般の乗用
車とは異なり、ステアリング操作でハンドルを右、左へ
と頻繁に目一杯に操作するので、旋回角度の最大までき
た時には、ナックル部6の当たり面16とボルト14の
頭部とが当たってしまう。ナックル部6及びボルト14
はそれぞれ金属製で形成されているので、その当接した
時の衝撃音が大きく、しかも金属音のためにうるさくて
非常に耳障りであるという問題があった。
【0006】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、ハンドルを一杯に切った場合に発生する衝撃音
を和らげることを目的とした産業用車両の操舵輪旋回角
度規制装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載の産業用車両の操舵輪旋回角度規制装置では、産
業用車両の操舵輪の旋回角度規制用のストッパに、回動
自在なナックル部の一面が当接してナックル部の旋回角
度を規制する産業用車両の操舵輪旋回角度規制装置にお
いて、上記ストッパもしくはナックル部のいずれか一方
に旋回角度調整手段を持たせると共に、ストッパもしく
はナックル部の一面のいずれか一方に非金属製の緩衝部
材を設けていることを特徴としている。
【0008】かかる構成とすることで、ストッパ側とナ
ックル部側との当接時の衝撃音を和らげることができ
て、耳障りな音から解放でき、また、旋回角度調整手段
により適切な旋回角度を得られる。
【0009】請求項2記載の産業用車両の操舵輪旋回角
度規制装置では、上記緩衝部材を、合成樹脂製またはゴ
ム材で構成していることを特徴としている。
【0010】これにより、消音対策としてのコストも安
価に抑えることができる。
【0011】請求項3記載の産業用車両の操舵輪旋回角
度規制装置では、ストッパ側もしくはナックル部側と当
接する緩衝部材の面を平面状としていることを特徴とし
ている。
【0012】これにより、長年の使用においても緩衝部
材の当接面は変形せず、シビアな旋回角度を長年にわた
って維持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、フォークリフトのリ
ヤアクスル部1の全体の構成は従来と同様なので、同一
の機能を発揮する要素には同一の番号を付してその詳細
な説明は省略し、本発明の要旨の部分について詳述す
る。
【0014】(第1の実施の形態)図1は第1の実施形
態を示し、旋回角度調整用のボルト14とナックル部6
の当たり面16の部分を示している。この実施形態では
旋回角度調整用のボルト14の頭部に、合成樹脂製また
は硬質のゴムからなる緩衝部材20を貼り付けたもので
ある。金属製のボルト14の頭部に緩衝部材20を設け
ているので、金属製のナックル部6の当たり面16が緩
衝部材20に当たっても従来のように金属音は発生せ
ず、その衝撃音は和らげられて耳障りでなくなる。ま
た、ボルト14により旋回角度を調整でき、適切な旋回
角度を得ることができる。さらに、緩衝部材20を合成
樹脂製または硬質のゴム材で構成しているので、消音対
策としてのコストを安価に抑えることができる。
【0015】なお、ボルト14の固定は従来と同様にナ
ット15で行なっても良く、また、補強板13にねじ穴
をあけておき、ボルト14にシム21を1枚または複数
枚を介装させることで、旋回角度を調整するようにして
も良い。また、ボルト14と緩衝部材20の代わりに硬
質な合成樹脂製のボルトを使用しても良い。
【0016】(第2の実施の形態)第2の実施形態を図
2に示す。この実施形態では、緩衝部材20の一面にザ
クリ穴22を凹設しておき、このザクリ穴22にボルト
14を挿入して補強板13側に螺着する。この場合、旋
回角度調整用として補強板13と緩衝部材20との間
に、1枚または複数枚のシム21を介装する。また、ボ
ルト14の頭部は緩衝部材20のザクリ穴22内に位置
して、緩衝部材20より当たり面16側には突出してい
ないので、ナックル部6の当たり面16はボルト14の
頭部には当接せず、緩衝部材20の一面に当接すること
になる。
【0017】(第3の実施の形態)図3に第3の実施形
態を示す。この実施形態では緩衝部材20をボルト14
で補強板13に固定し、ナックル部6の当たり面16側
にシム21を介してボルト23を螺着したものである。
このシム21の数で旋回角度を調整するようにしてい
る。
【0018】(第4の実施の形態)図4に示す第4の実
施形態では、第3の実施形態とは逆の構成であり、補強
板13側にシム21を介してボルト14を螺着し、ナッ
クル部6の当たり面16側に緩衝部材20をボルト23
にて配設したものである。この実施形態における旋回角
度の調整は補強板13側のシム21の数によって行な
う。
【0019】(第5の実施の形態)第5の実施形態を図
5に示す。この実施形態では補強板13側には何も配設
せず、ナックル部6の当たり面16側にシム21を介し
てボルト23により緩衝部材20を配設したものであ
る。旋回角度の調整はシム21の数により行なう。
【0020】ところで、図5は先の各実施形態で用いる
緩衝部材20を示しており、合成樹脂製または硬質のゴ
ム材からなる緩衝部材20を円柱状で構成し、この緩衝
部材20にザクリ穴22を凹設し、ザクリ穴22の底部
にはボルト挿通用の穴24が穿孔してある。
【0021】緩衝部材20を略円柱状に形成した場合に
は、金属製のボルト14、23等との当接面はザクリ穴
22によりリング状となり、長年の使用により緩衝部材
20の当接面が変形する恐れがある。そこで、緩衝部材
20の形状を図7に示すような四角体としても良い。す
なわち、緩衝部材20の両側にボルト挿通用のザクリ穴
22をあけておき、両ザクリ穴22の間の平面部25で
金属製のボルトと当接するようにしている。この場合に
は当接面としての平面部25は長年使用しても変形せ
ず、シビアな旋回角度を維持することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の産業用車両の操
舵輪旋回角度規制装置によれば、ストッパもしくはナッ
クル部のいずれか一方に旋回角度調整手段を持たせると
共に、ストッパもしくはナックル部の一面のいずれか一
方に非金属製の緩衝部材を設けているので、ストッパ側
とナックル部側との当接時の衝撃音を和らげることがで
きて、耳障りな音から解放でき、また、旋回角度調整手
段により適切な旋回角度を得られる。
【0023】請求項2記載の産業用車両の操舵輪旋回角
度規制装置によれば、上記緩衝部材を、合成樹脂製また
はゴム材で構成しているので、消音対策としてのコスト
も安価に抑えることができる。
【0024】請求項3記載の産業用車両の操舵輪旋回角
度規制装置によれば、ストッパ側もしくはナックル部側
と当接する緩衝部材の面を平面状としているので、長年
の使用においても緩衝部材の当接面は変形せず、シビア
な旋回角度を長年にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の要部断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態の要部断面図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態の要部断面図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態の要部断面図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施の形態の要部断面図であ
る。
【図6】(a)(b)は本発明の実施の形態の緩衝部材
の平面図及び断面図である。
【図7】(a)〜(c)は本発明の実施の形態の緩衝部
材の他の例を示す平面図、縦断面図及び横断面図であ
る。
【図8】従来例のリヤアクスル部の平面図である。
【図9】従来例のリヤアクスル部の正面図である。
【図10】従来例のリヤアクスル部の平面図である。
【符号の説明】
1 リヤアクスル部 2 後タイヤ 3 フレーム 6 ナックル部 13 補強板 14 ボルト 16 当たり面 20 緩衝部材 21 シム 25 平面部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業用車両の操舵輪の旋回角度規制用のス
    トッパに、回動自在なナックル部の一面が当接してナッ
    クル部の旋回角度を規制する産業用車両の操舵輪旋回角
    度規制装置において、 上記ストッパもしくはナックル部のいずれか一方に旋回
    角度調整手段を持たせると共に、ストッパもしくはナッ
    クル部の一面のいずれか一方に非金属製の緩衝部材を設
    けていることを特徴とする産業用車両の操舵輪旋回角度
    規制装置。
  2. 【請求項2】上記緩衝部材を、合成樹脂製またはゴム材
    で構成していることを特徴とする請求項1記載の産業用
    車両の操舵輪旋回角度規制装置。
  3. 【請求項3】ストッパ側もしくはナックル部側と当接す
    る緩衝部材の面を平面状としていることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の産業用車両の操舵輪旋回角
    度規制装置。
JP2001012083A 2001-01-19 2001-01-19 産業用車両の操舵輪旋回角度規制装置 Withdrawn JP2002211432A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102351003A (zh) * 2011-08-30 2012-02-15 奇瑞汽车股份有限公司 一种改善方向盘振动的动力吸振器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102351003A (zh) * 2011-08-30 2012-02-15 奇瑞汽车股份有限公司 一种改善方向盘振动的动力吸振器

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Legal Events

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Effective date: 20080401