JP3016375U - トラックローラの衝撃緩和機構 - Google Patents

トラックローラの衝撃緩和機構

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JP3016375U
JP3016375U JP1995003718U JP371895U JP3016375U JP 3016375 U JP3016375 U JP 3016375U JP 1995003718 U JP1995003718 U JP 1995003718U JP 371895 U JP371895 U JP 371895U JP 3016375 U JP3016375 U JP 3016375U
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track
track roller
roller
elastic body
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楢原秀太郎
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株式会社ロボットシステムズ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は構造が単純で、安価なトラックロ−
ラの衝撃緩和機構を提供することが主要な目的である。 【構成】 トラックフレ−ム5に取り付けられたトラッ
クロ−ラ6への衝撃を緩和するトラックロ−ラの衝撃緩
和機構に於て、上記衝撃緩和機構は、上記トラックフレ
−ム5に軸支され、その一端部17は上記トラックロ−
ラ6が回転可能に軸支されていると共に、他端部18
は、上記トラックロ−ラ6が上方向及び下方向に動いた
とき、それぞれゴム圧縮方向B及びゴム開放方向Cに振
れるよう構成された支持ア−ム7と、上記支持ア−ム7
の他端部18に固定され、且つ上記ゴム圧縮方向Bへ延
出せしめられたゴム弾性体8と、上記ゴム弾性体8から
見てゴム圧縮方向B側に位置した状態で上記トラックフ
レ−ム5に固定された受けストッパ9と、上記支持ア−
ム7の他端部18から見て上記ゴム開放方向C側に位置
した状態で上記トラックフレ−ム5に固定された規制ス
トッパ10と、から成ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトラックロ−ラの衝撃緩和機構に係り、更に詳しくは、履体駆動機構 を備えた車両に用いられるトラックロ−ラの衝撃緩和機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、車両の駆動軸に取り付けられたスプロケットと、従動輪と、上記 スプロケット及び従動輪に渡って装着された履帯と、上記スプロケット及び従動 輪間に位置し、上記車両本体に取り付けられたトラックフレ−ムと、上記トラッ クフレ−ムに取り付けられたトラックロ−ラと、から成る履体駆動機構を備えた 車両がある。
【0003】 所で、上記トラックロ−ラに着目すると、上記トラックロ−ラは、車両の走行 時に履体を介して地面から受ける衝撃を緩和する衝撃緩和機構を備えていた。
【0004】 このトラックロ−ラの衝撃緩和機構の1例として、従来図9に示すものがあっ た。具体的に図9中の符号を用いて説明すると、上記衝撃緩和機構は、上記トラ ックフレ−ム105の軸部116で軸支されていて、一端部117及び他端部1 18を有すると共に、上記一端部117に上記トラックロ−ラ106が回転可能 に軸支されたア−ム部材107と、上記ア−ム部材107の他端部118にその 一端130Aが固定され、他端130Bが上記トラックフレ−ム105に固定さ れたスプリング130と、から成るものであった。
【0005】 つまり、例えば上記トラックロ−ラ106が上方向100Lに動いたとき、上 記スプリング130の弾性によって上記トラックロ−ラ106が受ける衝撃を緩 和するよう構成されたものであった。
【0006】 また、別の例として、従来図10に示すものがあった。具体的に図10中の符 号を用いて説明すると、この例の衝撃緩和機構は、他端部218がゴムばね23 0に軸支され、一端部217に上記トラックロ−ラ206が回転可能に軸支され たア−ム部材207と、上記トラックフレ−ムに取り付けられたゴムばね230 と、から成り、上記ゴムばね230は、上記トラックフレ−ムに固定される筒状 の外殻231と、上記ア−ム部材207の他端部218がその端部に固定された 状態で上記外殻231内部に回転可能に収容され、円柱形ゴム233をその回転 に伴って圧縮する内殻232と、上記外殻231及び内殻232の隙間に収容さ れ、且つ上記外殻231及び内殻232に接触する複数の円柱形ゴム233と、 から成るものであった。
【0007】 つまり、例えば上記トラックロ−ラ206が上方向200Lに動いたとき、上 記内殻232が矢示200Aの方向へ回動しようとする。このとき、上記回動し ようとする内殻232によって上記円柱形ゴム233が圧縮される。これにより 、上記円柱形ゴム233の弾性によって上記トラックロ−ラ206が受ける衝撃 が緩和されるよう構成されたものであった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術によると、次の点に於て幾つかの不具合を有する。先ず、上記ス プリングを用いたものは、長期の使用に際して切損し易いと共に、騒音源となり 易く、更にそれ自体のコストも高かった。また、上記ゴムばねを用いたものは、 ゴムばねの形態が大きく、取り付け箇所に大きなスペ−スを必要とすると共に、 重量も重くなり易く、車両全体の重量も増加してしまうものであった。更に、ゴ ムばねを構成する部品点数が多い為に、コンパクトな設計が難しかったと共に、 それ自体のコストが高くなってしまうという問題があった。
【0009】 従って、本考案の目的とする所は、上記トラックロ−ラの衝撃緩和機構に於て 、耐久性があり、騒音が発生しにくく、構造が単純、軽量で、且つ省スペ−スで 取り付け可能であり、更にそれ自体のコストも安価な技術を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決する為に、本考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に 対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案は車両本体1の駆 動軸に取り付けられたスプロケット2と、従動輪3と、上記スプロケット2及び 従動輪3に渡って装着された履帯4と、上記スプロケット2及び従動輪3間に位 置し、上記車両本体1に取り付けられたトラックフレ−ム5と、上記トラックフ レ−ム5に取り付けられたトラックロ−ラ6と、から成る履体駆動機構を備えた 車両に取り付けられ、車両の走行時に履体4を介して地面から受けるトラックロ −ラ6への衝撃を緩和するトラックロ−ラの衝撃緩和機構に於て、上記衝撃緩和 機構は、上記トラックフレ−ム5に軸支された軸部16から二方向に延び、それ ぞれの端部が一端部17及び他端部18と成され、上記一端部17は上記トラッ クロ−ラ6が回転可能に軸支されていると共に、上記他端部18は、上記トラッ クロ−ラ6が上方向及び下方向に動いたとき、それぞれゴム圧縮方向B及びゴム 開放方向Cに振れるよう構成された支持ア−ム7と、上記支持ア−ム7の他端部 18に固定され、且つ上記ゴム圧縮方向Bへ延出せしめられたゴム弾性体8と、 上記ゴム弾性体8を受け止める為のものであって、上記ゴム弾性体8から見てゴ ム圧縮方向B側に位置した状態で上記トラックフレ−ム5に固定された受けスト ッパ9と、上記支持ア−ム7他端部18のゴム開放方向Cへの動きを規制する為 のものであって、上記支持ア−ム7の他端部18から見て上記ゴム開放方向C側 に位置した状態で上記トラックフレ−ム5に固定された規制ストッパ10と、か ら成ることを特徴とするトラックロ−ラの衝撃緩和機構である。
【0011】
【作用】
上記構成によりその作用を説明する。先ず、上記履体駆動機構を備えた車両の 走行時の衝撃で上記トラックロ−ラ6が履帯4を介して上方向に動いたとき、上 記トラックロ−ラは上記支持ア−ム7の軸部16を中心にして振れ、上記支持ア −ム7の他端部18がゴム圧縮方向Bに動く。そして、上記支持ア−ム7の他端 部18に固定されたゴム弾性体8が、上記ゴム圧縮方向B側に位置する受けスト ッパ9によって受け止められる。このとき、上記ゴム弾性体8の弾性によって衝 撃が緩和されるものである。
【0012】 次に、上記トラックロ−ラ6が下方向に動いたとき、上記トラックロ−ラ6は 上記支持ア−ム7の軸部16を中心にして振れ、上記支持ア−ム7の他端部18 がゴム開放方向Cに動く。そして、上記支持ア−ム7の他端部18が上記ゴム開 放方向C側に位置する規制ストッパ10によって止まり、これ以上の支持ア−ム 7の動きを規制するものである。
【0013】
【実施例】
次に、添付図面に従い本考案の実施例を詳述する。図1から図4までは第1の 実施例を示し、車両本体1は履体駆動機構を備えている。上記履体駆動機構は、 スプロケット2と、従動輪3と、履帯4と、トラックフレ−ム5と、トラックロ −ラ6と、から成る。
【0014】 上記スプロケット2は、車両本体1の後部駆動軸に取り付けられていて、車両 本体1の駆動により後部駆動軸が回転し、この後部駆動軸の回転により上記スプ ロケット2が回転するものである。
【0015】 上記従動輪3は、トラックフレ−ム5の前部に取り付けられていて、車両本体 1の後部駆動軸の回転により上記スプロケット2が回転し、上記履帯4が回転し たとき、この履帯4を案内するものである。
【0016】 上記履帯4は、上記スプロケット2及び従動輪3間に渡って装着されており、 上記スプロケット2の駆動によってスプロケット2及び従動輪3間を回転するも のである。
【0017】 上記トラックフレ−ム5は、上記スプロケット2及び従動輪3間で前後方向X に延びて位置し、上記車両本体1に支持機構を介して取り付けられている。そし て、上記トラックフレ−ム5の前部には、上記従動輪3を軸支し、且つ上記トラ ックフレ−ム5に対してスライド可能な支持体5Aが取り付けられている。また 、上記トラックフレ−ム5には、トラックロ−ラ6が取り付けられている。また 、上記トラックフレ−ム5には、このトラックフレ−ム5に固定され上下方向Z 上側に突出した上部支持板15に軸支された案内ロ−ラ11が備えられている。
【0018】 上記トラックロ−ラ6は、上記トラックフレ−ム5に複数取り付けられ、上記 履帯4を案内している。この例では、上記トラックロ−ラ6は、上記トラックフ レ−ム5の上下方向Z下側に位置する第一トラックロ−ラ6A、第二トラックロ −ラ6B、第三トラックロ−ラ6C、第四トラックロ−ラ6Dの4本を有する。 この内、上記第四トラックロ−ラ6Dは、上記トラックフレ−ム5に固定され、 下側に突出した第3支持板14に軸支されている。そして、上記第一、第二トラ ックロ−ラ6A、6Bは、同じくトラックフレ−ム5に固定された第一支持板1 2、第二支持板13それぞれに、後述する衝撃緩和機構を介して取り付けられて いる。また、上記第三トラックロ−ラ6Cは、上記第四トラックロ−ラ6Dを軸 支する第三支持板14に、後述する衝撃緩和機構を介して取り付けられている。
【0019】 次に、本考案の特徴とする部分を説明する。上記第一及び第二並びに第三トラ ックロ−ラ6A、6B、6Cの衝撃緩和機構は略同様であり、この内上記第一ト ラックロ−ラ6Aの衝撃緩和機構を代表として説明する。上記第一トラックロ− ラ6Aは左右方向Yに2本並んでいて、左右方向Yに並んだ2枚の第一支持板1 2間に位置する。そして、上記2本の第一トラックロ−ラ6Aは、それぞれ支持 ア−ム7と、ゴム弾性体8とを備える。また、2本の第一トラックロ−ラ6Aに 共通する受けストッパ9と、規制ストッパ10とを備える。即ち、上記第一トラ ックロ−ラ6Aは、支持ア−ム7と、ゴム弾性体8と、受けストッパ9と、規制 ストッパ10と、から成る衝撃緩和機構を備えている。
【0020】 上記2本の第一トラックロ−ラ6Aの1本に着目すると、上記第一トラックロ −ラ6Aを挟んで2枚の支持ア−ム7を備える。上記支持ア−ム7は、く字状と 成し、中心部に軸部16を有して上記第一支持板12に軸支されている。言い換 えれば上記支持ア−ム7は、上記第一支持板12を介してトラックフレ−ム5に 軸支されている。尚、上記軸部16は、もう1本の第一トラックロ−ラ6Aの支 持ア−ム7の軸部16も兼ねている。そして、上記支持ア−ム7の一端部17は 、上記軸部16から前方へ延びていて、上記第一トラックロ−ラ6Aが回転可能 に軸支されている。また、上記支持ア−ム7の他端部18は、上記軸部16から 上方へ延びている。そして、上記2枚の支持ア−ム7の他端部18に、他端部1 8間を連結するゴム弾性体取付板19が取り付けられている。そして、上記支持 ア−ム7は、上記軸部16を中心にして上記一端部17及び他端部18が互いに 同じ方向に振れるものである。
【0021】 そして、上記ゴム弾性体取付板19に、上記ゴム弾性体8が固定されている。 上記ゴム弾性体8は、ゴム本体20とボルト部21とから成る。上記ゴム本体2 0は、軸線Nに直角な断面が正方形を有し、根元部20Bから先部20Cにかけ て相似的に小さくなっている。そして、上記ゴム本体20は、車両の側面から見 て上記支持ア−ム7の後部端面7Bから突出している。つまり、上記第一トラッ クロ−ラ6Aが上方向に動いたときに上記支持ア−ム7の他端部18が振れる方 向であるゴム圧縮方向B側へ突出している。また、上記ボルト部21は、一端が 上記ゴム本体20内部で固定されていると共に、他端21Aがゴム本体20から 突出した状態と成している。そして、このボルト部21が、上記ゴム弾性体取付 板19に形成された取付穴に通され、別に用意されたナット22がネジ止めされ ている。
【0022】 次に、上記2枚の第一支持板12に、2枚の第一支持板12を連結する上記受 けストッパ9が固定されている。言い換えれば、上記受けストッパ9は、上記第 一支持板12を介して上記トラックフレ−ム5に固定されている。そして、上記 受けストッパ9は、上記ゴム弾性体8から見てゴム圧縮方向B側に位置している 。即ち、上記受けストッパ9の受け面9Aに上記ゴム本体20の先端面20Aが 当接するものである。尚、上記ゴム圧縮方向Bは、上記第一トラックロ−ラ6A が上方向に動いたときに上記支持ア−ム7の他端部18が振れる方向である(図 2参照)。
【0023】 次に、上記2枚の第一支持板12に、2枚の第一支持板12を連結する上記規 制ストッパ10が固定されている。言い換えれば、上記規制ストッパ10は、上 記第一支持板12を介して上記トラックフレ−ム5に固定されている。上記規制 ストッパ10は、上記支持ア−ム7の他端部18から見てゴム開放方向C側に位 置している。そして、上記支持ア−ム7の他端部18がゴム開放方向Cへ動いた とき、上記他端部18のゴム開放方向C側の当接面7Aが上記規制ストッパ10 に当接し、上記支持ア−ム7の動きが規制されるものである。尚、上記ゴム開放 方向Cは、上記第一トラックロ−ラ6Aが下方向に動いたときに上記支持ア−ム 7の他端部18が振れる方向である(図2参照)。
【0024】 尚、この例では、上記受けストッパ9は、上記2枚の第一支持板12を連結し て固定されている例を示したが、この他に一端が上記第一支持板12の一方に固 定され、他端が他方の第一支持板12に向かって延び、自由端と成す受けストッ パ等でも良い。また、この例では上記規制ストッパ10は、上記2枚の第一支持 板12を連結して固定されている例を示したが、この他に一端が上記第一支持板 12の一方に固定され、他端が他方の第一支持板12に向かって延び、自由端と 成す規制ストッパ等でも良い。
【0025】 以上の構成から成る第一トラックロ−ラ6Aの衝撃緩和機構は、上記第二トラ ックロ−ラ6B及び第三トラックロ−ラ6Cにも備えられている。
【0026】 次に、上記トラックロ−ラ6の衝撃緩和機構の作用を説明する。先ず、上記履 体駆動機構を備えた車両の走行時の衝撃で上記トラックロ−ラ6が履帯4を介し て上方向に動いたとき、上記トラックロ−ラ6は上記支持ア−ム7の軸部16を 中心にして振れ、上記支持ア−ム7の他端部18が上記ゴム圧縮方向Bに動く。 そして、上記支持ア−ム7の他端部18に固定されたゴム弾性体8が、上記ゴム 圧縮方向B側に位置する受けストッパ9によって受け止められる。このとき、上 記ゴム弾性体8の弾性によって衝撃が緩和されるものである。
【0027】 次に、上記トラックロ−ラ6が下方向に動いたとき、上記トラックロ−ラ6は 上記支持ア−ム7の軸部16を中心にして振れ、上記支持ア−ム7の他端部18 が上記ゴム開放方向Cに動く。そして、上記支持ア−ム7の他端部18が上記ゴ ム開放方向C側に位置する規制ストッパ10によって規制され、これ以上の支持 ア−ム7の動きが規制される。即ち、上記支持ア−ム7の他端部18は、上記受 けストッパ9によって上記ゴム弾性体8が圧縮された位置から、上記規制ストッ パ10によって規制された位置まで、の上記軸部16を中心とした角度Rの範囲 で振れることができるものである。
【0028】 次に、図5を参照して第2の実施例を説明する。この例では上記第1の実施例 と比較して上記ゴム本体20の形状が異なり、軸線Nに直角な断面が長方形を有 する。そして、根元部20Bから先部20Cにかけて相似的に小さくなっている 。
【0029】 次に、図6から図8を参照して第3の実施例を説明する。この例では上記第1 の実施例と比較して上記ゴム本体20の形状が異なり、軸線Nに直角な断面が円 形を有する。そして、根元部20Bから先部20Cにかけて相似的に小さくなっ ている。
【0030】 尚、上記ゴム弾性体8のゴム本体20は、上述した軸線Nに直角な断面が正方 形、長方形、円形以外の他の断面形状を有するものでも良い。また、上記ゴム本 体20の根元部20Bから先部20Cにかけての断面面積は、上述した徐々に相 似的に小さくなるものの他、同じ面積のものや、徐々に大きくなるものでも良い 。
【0031】 以上のように、上記トラックロ−ラ6の衝撃緩和機構により、上記トラックロ −ラ6に衝撃が加わったとき、この衝撃を上記ゴム弾性体8が圧縮されることで 緩和されるものである。
【0032】
【考案の効果】
以上詳述した如く、本考案は上記トラックロ−ラの衝撃緩和機構にゴム弾性体 を用いたことにより、耐久性があり、騒音が発生しにくく、構造が単純、軽量で 、且つ省スペ−スで取り付け可能であり、更にそれ自体のコストも安価にするこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例で示したトラックロ−ラ
の衝撃緩和機構を含む車両の全体構成図である。
【図2】本考案の第1の実施例で示したトラックロ−ラ
の衝撃緩和機構の側面図である。
【図3】本考案の第1の実施例で示したトラックロ−ラ
の衝撃緩和機構の平面図である。
【図4】本考案の第1の実施例で示したトラックロ−ラ
の衝撃緩和機構の斜視図である。
【図5】本考案の第2の実施例で示したトラックロ−ラ
の衝撃緩和機構の斜視図である。
【図6】本考案の第3の実施例で示したトラックロ−ラ
の衝撃緩和機構の斜視図である。
【図7】本考案の第3の実施例で示したトラックロ−ラ
の衝撃緩和機構のゴム弾性体の側面図である。
【図8】本考案の第3の実施例で示したトラックロ−ラ
の衝撃緩和機構のゴム弾性体の立体図である。
【図9】第1の従来例を示した図である。
【図10】第2の従来例を示した図である。
【符号の説明】
1 車両本体 2 スプロケット 3 従動輪 4 履帯 5 トラックフレ−ム 6 トラックロ−ラ 7 支持ア−ム 8 ゴム弾性体 9 受けストッパ 10 規制ストッパ B ゴム圧縮方向 C ゴム開放方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体1の駆動軸に取り付けられたス
    プロケット2と、従動輪3と、上記スプロケット2及び
    従動輪3に渡って装着された履帯4と、上記スプロケッ
    ト2及び従動輪3間に位置し、上記車両本体1に取り付
    けられたトラックフレ−ム5と、上記トラックフレ−ム
    5に取り付けられたトラックロ−ラ6と、から成る履体
    駆動機構を備えた車両に取り付けられ、車両の走行時に
    履体4を介して地面から受けるトラックロ−ラ6への衝
    撃を緩和するトラックロ−ラの衝撃緩和機構に於て;上
    記衝撃緩和機構は、上記トラックフレ−ム5に軸支され
    た軸部16から二方向に延び、それぞれの端部が一端部
    17及び他端部18と成され、上記一端部17は上記ト
    ラックロ−ラ6が回転可能に軸支されていると共に、上
    記他端部18は、上記トラックロ−ラ6が上方向及び下
    方向に動いたとき、それぞれゴム圧縮方向B及びゴム開
    放方向Cに振れるよう構成された支持ア−ム7と、上記
    支持ア−ム7の他端部18に固定され、且つ上記ゴム圧
    縮方向Bへ延出せしめられたゴム弾性体8と、上記ゴム
    弾性体8を受け止める為のものであって、上記ゴム弾性
    体8から見てゴム圧縮方向B側に位置した状態で上記ト
    ラックフレ−ム5に固定された受けストッパ9と、上記
    支持ア−ム7他端部18のゴム開放方向Cへの動きを規
    制する為のものであって、上記支持ア−ム7の他端部1
    8から見て上記ゴム開放方向C側に位置した状態で上記
    トラックフレ−ム5に固定された規制ストッパ10と、
    から成ることを特徴とするトラックロ−ラの衝撃緩和機
    構。
JP1995003718U 1995-03-30 1995-03-30 トラックローラの衝撃緩和機構 Expired - Lifetime JP3016375U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621283U (ja) * 1992-06-25 1994-03-18 富士通テン株式会社 プリント配線板

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JPH0621283U (ja) * 1992-06-25 1994-03-18 富士通テン株式会社 プリント配線板

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