JP2002211115A - インクジェット記録媒体および記録物 - Google Patents
インクジェット記録媒体および記録物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水
性の全てを高次元で兼ね備えた記録物を得ることのでき
るインクジェット記録媒体、並びに、画像の耐光性、耐
ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高次元で兼ね備え
た記録物を提供する。 【解決手段】 インク受容層を有するインクジェット用
記録媒体であって、前記インク受容層が、(a)ジシア
ンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合物、(b)ア
クリルアミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共
重合体および(c)2級アミンとエピハロヒドリンとの
反応物を含有することを特徴とする。
性の全てを高次元で兼ね備えた記録物を得ることのでき
るインクジェット記録媒体、並びに、画像の耐光性、耐
ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高次元で兼ね備え
た記録物を提供する。 【解決手段】 インク受容層を有するインクジェット用
記録媒体であって、前記インク受容層が、(a)ジシア
ンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合物、(b)ア
クリルアミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共
重合体および(c)2級アミンとエピハロヒドリンとの
反応物を含有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録媒体および記録物に関し、画像の耐光性、耐ガス性、
耐湿性および耐水性に優れた記録物を得ることのできる
インクジェット記録媒体、並びに、画像の耐光性、耐ガ
ス性、耐湿性および耐水性に優れた記録物に関する。
録媒体および記録物に関し、画像の耐光性、耐ガス性、
耐湿性および耐水性に優れた記録物を得ることのできる
インクジェット記録媒体、並びに、画像の耐光性、耐ガ
ス性、耐湿性および耐水性に優れた記録物に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、周知のごと
く、インクの小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着さ
せて印刷を行う印刷方法である。この印刷方法は、安価
な装置で高解像度、高品位な画像を高速かつ簡便に印刷
することができ、特に、カラー印刷においては、近年、
写真に代わりうる画像形成方法として技術開発が行われ
ている。
く、インクの小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着さ
せて印刷を行う印刷方法である。この印刷方法は、安価
な装置で高解像度、高品位な画像を高速かつ簡便に印刷
することができ、特に、カラー印刷においては、近年、
写真に代わりうる画像形成方法として技術開発が行われ
ている。
【0003】インクジェット記録に使用されるインク
は、水、着色剤、必要に応じて、湿潤剤,界面活性剤,
防黴剤等の添加剤を含有するものが一般的である。そし
て、インクジェット用インクに用いられる着色剤として
は、色剤の彩度・色再現性等の画像品質の高さ、利用で
きる色剤の種類の豊富さ、水への溶解性、インクジェッ
ト記録装置の記録ヘッドに設けられるノズルの目詰まり
などの信頼性の点から水溶性染料が好適に使用されてい
る。
は、水、着色剤、必要に応じて、湿潤剤,界面活性剤,
防黴剤等の添加剤を含有するものが一般的である。そし
て、インクジェット用インクに用いられる着色剤として
は、色剤の彩度・色再現性等の画像品質の高さ、利用で
きる色剤の種類の豊富さ、水への溶解性、インクジェッ
ト記録装置の記録ヘッドに設けられるノズルの目詰まり
などの信頼性の点から水溶性染料が好適に使用されてい
る。
【0004】一方、インクジェット記録をするための記
録媒体としては、カチオンポリマー等のインク定着剤
と、白色顔料粒子等のインク吸収顔料と、バインダーと
を有するインク受容層が基材に設けられた構成のインク
ジェット用記録媒体が知られており、このような記録媒
体と前述のインクジェット用インクとを組み合わせるな
どして、昨今の画像の高画質化および高耐侯性化が図ら
れている。
録媒体としては、カチオンポリマー等のインク定着剤
と、白色顔料粒子等のインク吸収顔料と、バインダーと
を有するインク受容層が基材に設けられた構成のインク
ジェット用記録媒体が知られており、このような記録媒
体と前述のインクジェット用インクとを組み合わせるな
どして、昨今の画像の高画質化および高耐侯性化が図ら
れている。
【0005】耐侯性の向上を目的とした技術としては、
前記カチオンポリマーとして、ポリアルキレンポリアミ
ンジシアンジアミドアンモニウム塩を使用する技術(従
来例1:特開昭60−49990号公報参照)、アクリ
ルアミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合
体を使用する技術(従来例2:特開平1−9776号公
報、特開平1−75282号公報、特開平10−114
144号公報)、2級アミンとエピハロヒドリンとを反
応させて得られるカチオン性樹脂を使用する技術(従来
例3:特開平6−95012号公報)、前記従来例2で
使用するカチオンポリマーと前記従来例3で使用するカ
チオンポリマーとを併用する技術(従来例4:特開平6
−234268号公報)などが知られている。
前記カチオンポリマーとして、ポリアルキレンポリアミ
ンジシアンジアミドアンモニウム塩を使用する技術(従
来例1:特開昭60−49990号公報参照)、アクリ
ルアミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合
体を使用する技術(従来例2:特開平1−9776号公
報、特開平1−75282号公報、特開平10−114
144号公報)、2級アミンとエピハロヒドリンとを反
応させて得られるカチオン性樹脂を使用する技術(従来
例3:特開平6−95012号公報)、前記従来例2で
使用するカチオンポリマーと前記従来例3で使用するカ
チオンポリマーとを併用する技術(従来例4:特開平6
−234268号公報)などが知られている。
【0006】従来例1、従来例2および従来例3によれ
ば、耐水性および耐光性の高い記録物が得られ、従来例
4によれば耐湿性の高い記録物が得られるとされてい
る。
ば、耐水性および耐光性の高い記録物が得られ、従来例
4によれば耐湿性の高い記録物が得られるとされてい
る。
【0007】しかしながら、特に、シアン染料は耐ガス
(特に、O3、NOX、SOX等の酸化性ガス)性が低
く、また、マゼンタ染料は耐ガス性を有するものの、耐
光性が低く、さらには、イエロー染料は耐湿性が低いの
で、従来の技術によっても、画像の耐光性、耐ガス性、
耐湿性および耐水性の全てを高次元で兼ね備えた記録物
が得られていないのが実状である。
(特に、O3、NOX、SOX等の酸化性ガス)性が低
く、また、マゼンタ染料は耐ガス性を有するものの、耐
光性が低く、さらには、イエロー染料は耐湿性が低いの
で、従来の技術によっても、画像の耐光性、耐ガス性、
耐湿性および耐水性の全てを高次元で兼ね備えた記録物
が得られていないのが実状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全
てを高次元で兼ね備えた記録物を得ることのできるイン
クジェット記録媒体、並びに、画像の耐光性、耐ガス
性、耐湿性および耐水性の全てを高次元で兼ね備えた記
録物を提供することである。
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全
てを高次元で兼ね備えた記録物を得ることのできるイン
クジェット記録媒体、並びに、画像の耐光性、耐ガス
性、耐湿性および耐水性の全てを高次元で兼ね備えた記
録物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、インクジェット用記録媒体のインク受容層の構成
成分であるインク定着剤として特定の化合物を組み合わ
せることによって、驚くべきことに、画像の耐光性、耐
ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高次元で兼ね備え
た記録物が得られることを見出し、本発明を完成したも
のである。すなわち、本発明は以下の通りである。
結果、インクジェット用記録媒体のインク受容層の構成
成分であるインク定着剤として特定の化合物を組み合わ
せることによって、驚くべきことに、画像の耐光性、耐
ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高次元で兼ね備え
た記録物が得られることを見出し、本発明を完成したも
のである。すなわち、本発明は以下の通りである。
【0010】請求項1に係るインクジェット記録媒体
は、インク受容層を有するインクジェット用記録媒体で
あって、前記インク受容層が、(a)ジシアンジアミド
・ジエチレントリアミン重縮合物、(b)アクリルアミ
ドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合体およ
び(c)2級アミンとエピハロヒドリンとの反応物を含
有することを特徴としている。このような構成によれ
ば、インク受容層中に前記(a)成分が存在することに
よって、画像に耐ガス性、耐湿性および耐水性を付与で
き、また、前記(b)成分が存在することによって、画
像に耐光性を付与でき、さらに、前記(c)成分が存在
することによって、画像に耐湿性および耐水性を付与で
きる。以上により、(a)成分、(b)成分および
(c)成分がもたらす作用の相乗効果によって、画像の
耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高次元
で兼ね備えた記録物を得ることのできるインクジェット
記録媒体とすることができる。
は、インク受容層を有するインクジェット用記録媒体で
あって、前記インク受容層が、(a)ジシアンジアミド
・ジエチレントリアミン重縮合物、(b)アクリルアミ
ドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合体およ
び(c)2級アミンとエピハロヒドリンとの反応物を含
有することを特徴としている。このような構成によれ
ば、インク受容層中に前記(a)成分が存在することに
よって、画像に耐ガス性、耐湿性および耐水性を付与で
き、また、前記(b)成分が存在することによって、画
像に耐光性を付与でき、さらに、前記(c)成分が存在
することによって、画像に耐湿性および耐水性を付与で
きる。以上により、(a)成分、(b)成分および
(c)成分がもたらす作用の相乗効果によって、画像の
耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高次元
で兼ね備えた記録物を得ることのできるインクジェット
記録媒体とすることができる。
【0011】請求項2に係るインクジェット記録媒体
は、前記インク受容層の全乾燥重量に対する前記(a)
ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合物の含
有量が0.5重量%〜3重量%であり、前記インク受容
層の全乾燥重量に対する前記(b)アクリルアミドとジ
アリルアンモニウムクロライドとの共重合体の含有量が
1.5重量%〜10重量%であり、前記インク受容層の
全乾燥重量に対する前記(c)2級アミンとエピハロヒ
ドリンとの反応物の含有量が3重量%〜10重量%であ
ることを特徴としている。インク受容層の全乾燥重量に
対する前記(a)成分の含有量が0.5重量%以上であ
るので、画像に耐ガス性、耐湿性および耐水性を確実に
付与できるとともに、3重量%以下であるので、画像の
耐光性を劣化させることがない。また、インク受容層の
全乾燥重量に対する前記(b)成分の含有量が1.5重
量%以上であるので、画像に耐光性を確実に付与できる
とともに、10重量%以下であるので、前記(a)成分
および下記(c)成分がもたらす効果(画像の耐ガス
性、耐湿性および耐水性を向上させる効果)を確実に発
生させることができる。さらに、インク受容層の全乾燥
重量に対する前記(c)成分の含有量が3重量%以上で
あるので、画像に耐湿性および耐水性を確実に付与でき
るとともに、10重量%以下であるので、特に、シアン
画像のブロンジング(記録媒体上でのインクの乾燥に際
して、インク中の染料が結晶化し、光沢を持つこと)が
発生せず、さらに画像の耐光性を劣化させずに、前記
(a)成分および(b)成分がもたらす効果(画像の耐
ガス性、耐湿性、耐水性および耐光性を向上させる効
果)を確実に発生させることができる。以上より、請求
項2に係るインクジェット記録媒体によれば、画像を劣
化させることなく、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性お
よび耐水性の全てを極めて高次元で兼ね備えた記録物を
得ることのできるインクジェット記録媒体とすることが
できる。
は、前記インク受容層の全乾燥重量に対する前記(a)
ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合物の含
有量が0.5重量%〜3重量%であり、前記インク受容
層の全乾燥重量に対する前記(b)アクリルアミドとジ
アリルアンモニウムクロライドとの共重合体の含有量が
1.5重量%〜10重量%であり、前記インク受容層の
全乾燥重量に対する前記(c)2級アミンとエピハロヒ
ドリンとの反応物の含有量が3重量%〜10重量%であ
ることを特徴としている。インク受容層の全乾燥重量に
対する前記(a)成分の含有量が0.5重量%以上であ
るので、画像に耐ガス性、耐湿性および耐水性を確実に
付与できるとともに、3重量%以下であるので、画像の
耐光性を劣化させることがない。また、インク受容層の
全乾燥重量に対する前記(b)成分の含有量が1.5重
量%以上であるので、画像に耐光性を確実に付与できる
とともに、10重量%以下であるので、前記(a)成分
および下記(c)成分がもたらす効果(画像の耐ガス
性、耐湿性および耐水性を向上させる効果)を確実に発
生させることができる。さらに、インク受容層の全乾燥
重量に対する前記(c)成分の含有量が3重量%以上で
あるので、画像に耐湿性および耐水性を確実に付与でき
るとともに、10重量%以下であるので、特に、シアン
画像のブロンジング(記録媒体上でのインクの乾燥に際
して、インク中の染料が結晶化し、光沢を持つこと)が
発生せず、さらに画像の耐光性を劣化させずに、前記
(a)成分および(b)成分がもたらす効果(画像の耐
ガス性、耐湿性、耐水性および耐光性を向上させる効
果)を確実に発生させることができる。以上より、請求
項2に係るインクジェット記録媒体によれば、画像を劣
化させることなく、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性お
よび耐水性の全てを極めて高次元で兼ね備えた記録物を
得ることのできるインクジェット記録媒体とすることが
できる。
【0012】請求項3に係るインクジェット記録媒体
は、前記インク受容層の全乾燥重量に対する、前記
(a)ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合
物、前記(b)アクリルアミドとジアリルアンモニウム
クロライドとの共重合体および前記(c)2級アミンと
エピハロヒドリンとの反応物の総含有量が、5重量%〜
15重量%であることを特徴としている。このような構
成によれば、インク受容層の全乾燥重量に対する、前記
(a)成分、前記(b)成分および前記(c)成分の総
含有量が、5重量%以上であるので、インクをインク受
容層内に確実に定着できるとともに、15重量%以下で
あるので、インク吸収顔料やバインダー等の公知の構成
成分をインク受容層に確実に添加でき、インク吸収性お
よびインク受容層強度を劣化させることがない。よっ
て、特に、インク定着性、インク吸収性およびインク受
容層強度に優れたインクジェット記録媒体とすることが
できる。
は、前記インク受容層の全乾燥重量に対する、前記
(a)ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合
物、前記(b)アクリルアミドとジアリルアンモニウム
クロライドとの共重合体および前記(c)2級アミンと
エピハロヒドリンとの反応物の総含有量が、5重量%〜
15重量%であることを特徴としている。このような構
成によれば、インク受容層の全乾燥重量に対する、前記
(a)成分、前記(b)成分および前記(c)成分の総
含有量が、5重量%以上であるので、インクをインク受
容層内に確実に定着できるとともに、15重量%以下で
あるので、インク吸収顔料やバインダー等の公知の構成
成分をインク受容層に確実に添加でき、インク吸収性お
よびインク受容層強度を劣化させることがない。よっ
て、特に、インク定着性、インク吸収性およびインク受
容層強度に優れたインクジェット記録媒体とすることが
できる。
【0013】請求項4に係る記録物は、前記作用を有す
るインクジェット記録媒体に画像記録されるので、画像
の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高次
元で兼ね備えた記録物とすることができる。
るインクジェット記録媒体に画像記録されるので、画像
の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高次
元で兼ね備えた記録物とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るインクジェット記録
媒体は、インク受容層を有するインクジェット用記録媒
体であって、インク受容層が、(a)ジシアンジアミド
・ジエチレントリアミン重縮合物、(b)アクリルアミ
ドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合体およ
び(c)2級アミンとエピハロヒドリンとの反応物を含
有している(本明細書中、それぞれ、(a)成分、
(b)成分、(c)成分ともいう)。以下、(a)成
分、(b)成分および(c)成分について詳述する。
媒体は、インク受容層を有するインクジェット用記録媒
体であって、インク受容層が、(a)ジシアンジアミド
・ジエチレントリアミン重縮合物、(b)アクリルアミ
ドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合体およ
び(c)2級アミンとエピハロヒドリンとの反応物を含
有している(本明細書中、それぞれ、(a)成分、
(b)成分、(c)成分ともいう)。以下、(a)成
分、(b)成分および(c)成分について詳述する。
【0015】[(a)ジシアンジアミド・ジエチレント
リアミン重縮合物]ジシアンジアミド・ジエチレントリ
アミン重縮合物としては、公知のものをいずれも使用で
きるが、下記式(P−1)で表される化合物を好適に例
示できる。
リアミン重縮合物]ジシアンジアミド・ジエチレントリ
アミン重縮合物としては、公知のものをいずれも使用で
きるが、下記式(P−1)で表される化合物を好適に例
示できる。
【0016】
【化1】
【0017】このような(a)成分の含有量は、インク
受容層の全乾燥重量に対して0.5重量%〜3重量%が
好ましく、より好ましくは1重量%〜2.5重量%の範
囲である。このように、インク受容層の全乾燥重量に対
する(a)成分の含有量が0.5重量%以上であること
によって、画像に耐湿性、耐水性および耐ガス性を確実
に付与できる。また、3重量%を超えると、画像の耐光
性を劣化させる傾向にあることから、前述のように3重
量%以下であることが好ましい。
受容層の全乾燥重量に対して0.5重量%〜3重量%が
好ましく、より好ましくは1重量%〜2.5重量%の範
囲である。このように、インク受容層の全乾燥重量に対
する(a)成分の含有量が0.5重量%以上であること
によって、画像に耐湿性、耐水性および耐ガス性を確実
に付与できる。また、3重量%を超えると、画像の耐光
性を劣化させる傾向にあることから、前述のように3重
量%以下であることが好ましい。
【0018】[(b)アクリルアミドとジアリルアンモ
ニウムクロライドとの共重合体]アクリルアミドとジア
リルアンモニウムクロライドとの共重合体は、アクリル
アミドとジアリルアンモニウムクロライドとをラジカル
重合法等の公知の重合法に従って重合することにより好
適に得られ、一般に、下記式(P−2)で示すことがで
きる。
ニウムクロライドとの共重合体]アクリルアミドとジア
リルアンモニウムクロライドとの共重合体は、アクリル
アミドとジアリルアンモニウムクロライドとをラジカル
重合法等の公知の重合法に従って重合することにより好
適に得られ、一般に、下記式(P−2)で示すことがで
きる。
【0019】
【化2】
【0020】R1およびR2としては、それぞれ、水素原
子およびアルキル基を挙げることができ、アルキル基と
しては、メチル基、エチル基およびプロピル基を挙げる
ことができる。
子およびアルキル基を挙げることができ、アルキル基と
しては、メチル基、エチル基およびプロピル基を挙げる
ことができる。
【0021】アクリルアミド単位とジアリルアンモニウ
ムクロライド単位との共重合比(o:p)は、1:10
〜10:1の範囲が好ましい。このような(b)成分の
含有量は、インク受容層の全乾燥重量に対して、1.5
重量%〜10重量%であるのが好ましい。このように、
インク受容層の全乾燥重量に対する(b)成分の含有量
が1.5重量%以上であることによって、画像に耐光性
を確実に付与できる。また、10重量%を超えると、
(a)成分の画像に耐ガス性、耐湿性および耐水性を付
与する効果、および後述する(c)成分の画像に耐湿性
および耐水性を付与する効果が低下する傾向となること
から、前述のように10重量%以下であることが好まし
い。
ムクロライド単位との共重合比(o:p)は、1:10
〜10:1の範囲が好ましい。このような(b)成分の
含有量は、インク受容層の全乾燥重量に対して、1.5
重量%〜10重量%であるのが好ましい。このように、
インク受容層の全乾燥重量に対する(b)成分の含有量
が1.5重量%以上であることによって、画像に耐光性
を確実に付与できる。また、10重量%を超えると、
(a)成分の画像に耐ガス性、耐湿性および耐水性を付
与する効果、および後述する(c)成分の画像に耐湿性
および耐水性を付与する効果が低下する傾向となること
から、前述のように10重量%以下であることが好まし
い。
【0022】[(c)2級アミンとエピハロヒドリンと
の反応物]2級アミンとエピハロヒドリンとの反応物
は、2級アミンとエピハロヒドリンとを混合加熱するこ
とによって合成できる。2級アミンとしては、ジメチル
アミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン、メチル
プロピルアミン、メチルブチルアミン、メチルオクチル
アミン、メチルラウリルアミン、ピペリジン、ピロー
ル、カルバゾール等を挙げることができる。エピハロヒ
ドリンとしては、エピクロルヒドリン、エピブロモヒド
リン、エピヨードヒドリン等を挙げることができる。す
なわち、2級アミンとエピハロヒドリンとの反応物は、
一般に、下記式(P−3)で示すことができる。
の反応物]2級アミンとエピハロヒドリンとの反応物
は、2級アミンとエピハロヒドリンとを混合加熱するこ
とによって合成できる。2級アミンとしては、ジメチル
アミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン、メチル
プロピルアミン、メチルブチルアミン、メチルオクチル
アミン、メチルラウリルアミン、ピペリジン、ピロー
ル、カルバゾール等を挙げることができる。エピハロヒ
ドリンとしては、エピクロルヒドリン、エピブロモヒド
リン、エピヨードヒドリン等を挙げることができる。す
なわち、2級アミンとエピハロヒドリンとの反応物は、
一般に、下記式(P−3)で示すことができる。
【0023】
【化3】
【0024】R3およびR4としては、それぞれ、アルキ
ル基であり、アルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、オクチル基およびラウリル
基等をを挙げることができる。また、X-としては、C
l-、Br-およびI-を好適に例示できる。重合度r
は、3〜30が好ましい。
ル基であり、アルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、オクチル基およびラウリル
基等をを挙げることができる。また、X-としては、C
l-、Br-およびI-を好適に例示できる。重合度r
は、3〜30が好ましい。
【0025】このような(c)成分の含有量は、インク
受容層の全乾燥重量に対して、3重量%〜10重量%で
あるのが好ましい。このように、(c)成分の含有量が
3重量%以上であることによって、画像に耐湿性および
耐水性を確実に付与できる。また、10重量%を超える
と、シアン画像のブロンジング(記録媒体上でのインク
の乾燥に際して、インク中の染料が結晶化し、光沢を持
つこと)が発生しやすくなり、さらに、画像の耐光性を
劣化させる傾向にあることから、前述のように10重量
%以下であることが好ましく、これにより、前記(a)
成分および(b)成分がもたらす効果(画像の耐ガス
性、耐湿性、耐水性および耐光性を向上させる効果)を
確実に発生させることができる。
受容層の全乾燥重量に対して、3重量%〜10重量%で
あるのが好ましい。このように、(c)成分の含有量が
3重量%以上であることによって、画像に耐湿性および
耐水性を確実に付与できる。また、10重量%を超える
と、シアン画像のブロンジング(記録媒体上でのインク
の乾燥に際して、インク中の染料が結晶化し、光沢を持
つこと)が発生しやすくなり、さらに、画像の耐光性を
劣化させる傾向にあることから、前述のように10重量
%以下であることが好ましく、これにより、前記(a)
成分および(b)成分がもたらす効果(画像の耐ガス
性、耐湿性、耐水性および耐光性を向上させる効果)を
確実に発生させることができる。
【0026】以上、(a)成分、(b)成分および
(c)成分について説明したが、インク受容層の全乾燥
重量に対する、(a)成分、(b)成分および(c)成
分の総含有量は、5重量%〜15重量%であることが好
ましい。このように、5重量%以上であることによっ
て、インクをインク受容層内に確実に定着できる。ま
た、インク受容層の全乾燥重量に対する、(a)成分、
(b)成分および(c)成分の総含有量が15重量%を
超えると、後述するインク吸収顔料やバインダー等のイ
ンク受容層を構成する他の成分の添加量が減り、インク
吸収性およびインク受容層強度を劣化させやすくなる。
よって、前述のように15重量%以下であることが好ま
しい。
(c)成分について説明したが、インク受容層の全乾燥
重量に対する、(a)成分、(b)成分および(c)成
分の総含有量は、5重量%〜15重量%であることが好
ましい。このように、5重量%以上であることによっ
て、インクをインク受容層内に確実に定着できる。ま
た、インク受容層の全乾燥重量に対する、(a)成分、
(b)成分および(c)成分の総含有量が15重量%を
超えると、後述するインク吸収顔料やバインダー等のイ
ンク受容層を構成する他の成分の添加量が減り、インク
吸収性およびインク受容層強度を劣化させやすくなる。
よって、前述のように15重量%以下であることが好ま
しい。
【0027】(a)成分、(b)成分および(c)成分
以外にインク受容層を構成する他の成分としては、イン
ク吸収顔料およびバインダーが挙げられる。インク吸収
顔料としては、公知の白色顔料を1種以上用いることが
でき、合成非晶質シリカ,コロイダルシリカ等のシリ
カ、コロイダルアルミナ等のアルミナを例示できる。ま
た、白色顔料としては、シリカ、アルミナの他にも、軽
質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、チ
タンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カ
ルシウム、珪酸マグネシウム、擬ベーマイト、水酸化ア
ルミニウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイ
ト、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料、スチレン系
プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグ
メント、ポリエチレン、メラミン樹脂、尿素樹脂等の有
機顔料などが挙げられる。これらのインク吸収顔料の含
有量は、インク受容層の全乾燥重量に対して30重量%
〜90重量%が好ましく、より好ましくは40重量%〜
80重量%の範囲である。
以外にインク受容層を構成する他の成分としては、イン
ク吸収顔料およびバインダーが挙げられる。インク吸収
顔料としては、公知の白色顔料を1種以上用いることが
でき、合成非晶質シリカ,コロイダルシリカ等のシリ
カ、コロイダルアルミナ等のアルミナを例示できる。ま
た、白色顔料としては、シリカ、アルミナの他にも、軽
質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、チ
タンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カ
ルシウム、珪酸マグネシウム、擬ベーマイト、水酸化ア
ルミニウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイ
ト、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料、スチレン系
プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグ
メント、ポリエチレン、メラミン樹脂、尿素樹脂等の有
機顔料などが挙げられる。これらのインク吸収顔料の含
有量は、インク受容層の全乾燥重量に対して30重量%
〜90重量%が好ましく、より好ましくは40重量%〜
80重量%の範囲である。
【0028】バインダーとしては、酸化澱粉、エーテル
化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体;カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース誘導体;カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、
ポリビニルアルコール又はその誘導体;ポリビニルピロ
リドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共
重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等
の共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エステ
ル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体等の
アクリル系重合体などのアクリル系重合体ラテックス;
エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテッ
クス;あるいはこれら各種重合体のカルボキシ基等の官
能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス;メ
ラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂などの水性接着
剤;ポリメチルメタクリレート等のアクリル酸エステ
ル;メタクリル酸エステルの重合体又は共重合体;ポリ
ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル酢
酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッ
ド樹脂等の合成樹脂系接着剤などを挙げることができ
る。これらのバインダーの含有量は、インク受容層の全
乾燥重量に対して10重量%〜60重量%が好ましく、
より好ましくは30重量%〜50重量%の範囲である。
化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体;カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース誘導体;カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、
ポリビニルアルコール又はその誘導体;ポリビニルピロ
リドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共
重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等
の共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エステ
ル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体等の
アクリル系重合体などのアクリル系重合体ラテックス;
エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテッ
クス;あるいはこれら各種重合体のカルボキシ基等の官
能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス;メ
ラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂などの水性接着
剤;ポリメチルメタクリレート等のアクリル酸エステ
ル;メタクリル酸エステルの重合体又は共重合体;ポリ
ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル酢
酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッ
ド樹脂等の合成樹脂系接着剤などを挙げることができ
る。これらのバインダーの含有量は、インク受容層の全
乾燥重量に対して10重量%〜60重量%が好ましく、
より好ましくは30重量%〜50重量%の範囲である。
【0029】また、インク受容層は、必要に応じて、前
述の(a)成分、(b)成分および(c)成分以外のカ
チオン性化合物を、インク定着剤として含有してもよ
く、1級〜3級アミンあるいは4級アンモニウム塩基を
有する低分子化合物、それらの基を有するオリゴマー、
またはそれらの基を有するポリマーが挙げられる。具体
的には、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドポリ
マー,ジアリルジメチルアンモニウムクロライド−二酸
化イオウコポリマー,ジアリルジメチルアンモニウムク
ロライド−アクリルアミドコポリマーなどのジアリルメ
チルアンモニウム塩ポリマー、ジアリルアミン塩酸塩−
二酸化イオウコポリマー、ジアリルメチルアミン塩酸塩
コポリマー、ポリアリルアミン、ポリエチレンイミン、
ポリエチレンイミン4級アンモニウム塩化合物、(メ
タ)アクリル酸アルキルアンモニウム塩ポリマー、(メ
タ)アクリルアミドアルキルアンモニウム塩ポリマー、
4級アンモニウム塩を含むアイオネン等を挙げることが
できる。
述の(a)成分、(b)成分および(c)成分以外のカ
チオン性化合物を、インク定着剤として含有してもよ
く、1級〜3級アミンあるいは4級アンモニウム塩基を
有する低分子化合物、それらの基を有するオリゴマー、
またはそれらの基を有するポリマーが挙げられる。具体
的には、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドポリ
マー,ジアリルジメチルアンモニウムクロライド−二酸
化イオウコポリマー,ジアリルジメチルアンモニウムク
ロライド−アクリルアミドコポリマーなどのジアリルメ
チルアンモニウム塩ポリマー、ジアリルアミン塩酸塩−
二酸化イオウコポリマー、ジアリルメチルアミン塩酸塩
コポリマー、ポリアリルアミン、ポリエチレンイミン、
ポリエチレンイミン4級アンモニウム塩化合物、(メ
タ)アクリル酸アルキルアンモニウム塩ポリマー、(メ
タ)アクリルアミドアルキルアンモニウム塩ポリマー、
4級アンモニウム塩を含むアイオネン等を挙げることが
できる。
【0030】さらに、インク受容層には、必要に応じ
て、公知の染料固着剤(耐水化剤)、蛍光増白剤、界面
活性剤、消泡剤、pH調整剤、防黴剤、紫外線吸収剤お
よび酸化防止剤等の各種添加剤が含有されてもよい。
て、公知の染料固着剤(耐水化剤)、蛍光増白剤、界面
活性剤、消泡剤、pH調整剤、防黴剤、紫外線吸収剤お
よび酸化防止剤等の各種添加剤が含有されてもよい。
【0031】以上の成分から構成されるインク受容層
は、基材に設けられるのが好ましく、基材は、紙又はプ
ラスチック製のシート状のもの、光透過性のもの、ある
いは光不透過性のものをいずれも使用できる。このよう
な基材としては、公知の基材はいずれも使用でき、例え
ば、紙としては、天然セルロース繊維を主体とした木材
パルプもしくは非木材パルプのパルプ原料から成るもの
が挙げられ、プラスチック材料としては、ポリエステル
系樹脂、ジアセテート系樹脂、トリアセテート系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、セロハン、セルロイド
等が挙げられる。
は、基材に設けられるのが好ましく、基材は、紙又はプ
ラスチック製のシート状のもの、光透過性のもの、ある
いは光不透過性のものをいずれも使用できる。このよう
な基材としては、公知の基材はいずれも使用でき、例え
ば、紙としては、天然セルロース繊維を主体とした木材
パルプもしくは非木材パルプのパルプ原料から成るもの
が挙げられ、プラスチック材料としては、ポリエステル
系樹脂、ジアセテート系樹脂、トリアセテート系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、セロハン、セルロイド
等が挙げられる。
【0032】インクジェット用記録媒体は、前記各構成
成分が水等の適当な溶媒に溶解または分散された塗工液
を、ロールコーティング法,スプレーコーティング法,
ロッドバーコーティング法,エアナイフコーティング法
等の公知のコーティング方法により、上述した基材に塗
工し、引き続き、乾燥させることによって好適に得られ
る。塗工後の乾燥は、一般的な乾燥機を用いて行なうこ
とができ、一般的には100〜150℃の範囲で行なわ
れる。
成分が水等の適当な溶媒に溶解または分散された塗工液
を、ロールコーティング法,スプレーコーティング法,
ロッドバーコーティング法,エアナイフコーティング法
等の公知のコーティング方法により、上述した基材に塗
工し、引き続き、乾燥させることによって好適に得られ
る。塗工後の乾燥は、一般的な乾燥機を用いて行なうこ
とができ、一般的には100〜150℃の範囲で行なわ
れる。
【0033】以上、本発明に係るインクジェット用記録
媒体について詳述したが、本発明に係るインクジェット
記録方法は、公知のインクジェットプリンタを使用し
て、前述のインクジェット用記録媒体に対してインクジ
ェット記録することによって好適に行うことができ、こ
れにより、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水
性の全てを高次元で兼ね備えた記録物を得ることができ
る。
媒体について詳述したが、本発明に係るインクジェット
記録方法は、公知のインクジェットプリンタを使用し
て、前述のインクジェット用記録媒体に対してインクジ
ェット記録することによって好適に行うことができ、こ
れにより、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水
性の全てを高次元で兼ね備えた記録物を得ることができ
る。
【0034】
【実施例】以下に、実施例を用いて本発明を説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0035】(インクジェット用記録媒体の作製)木材
パルプを主成分とする坪量80g/m2の原紙を基材と
し、エアナイフコーターを用いて、この原紙に下記組成
の塗工液を20g/m2の塗工量になるように塗工し
た。塗工後、乾燥機(ダバイエスペック株式会社製、P
H−201オーブン)を用いて、130℃、2分間の乾
燥を行うことで、実施例1〜5のインクジェット用記録
媒体と比較例1〜6のインクジェット用記録媒体とを作
製した。
パルプを主成分とする坪量80g/m2の原紙を基材と
し、エアナイフコーターを用いて、この原紙に下記組成
の塗工液を20g/m2の塗工量になるように塗工し
た。塗工後、乾燥機(ダバイエスペック株式会社製、P
H−201オーブン)を用いて、130℃、2分間の乾
燥を行うことで、実施例1〜5のインクジェット用記録
媒体と比較例1〜6のインクジェット用記録媒体とを作
製した。
【0036】 ・インク定着剤:カチオンポリマー(種類および重量部は表1参照) ・インク吸収顔料:シリカゲル“ファインシールX37B”(株式会社トクヤマ の商品名) 60重量 部 ・バインダー:ポリビニルアルコール“ゴーセナールT−330”(日本合成化 学株式会社の商品名)10%水溶液 300重量 部 ・水 200重量部
【0037】
【表1】
【0038】(1)記録物の作製 実施例1〜5および比較例1〜6のインクジェット用記
録媒体に対して、ブラックインクカートリッジIC1B
K05とカラーインクカートリッジIC5CL02とが
搭載されたインクジェットプリンタPM−800C(以
上、セイコーエプソン株式会社の商品名)を使用して、
イエロー色、マゼンタ色およびシアン色のそれぞれのグ
ラデーションパターンを印刷することにより、記録物を
作製した。
録媒体に対して、ブラックインクカートリッジIC1B
K05とカラーインクカートリッジIC5CL02とが
搭載されたインクジェットプリンタPM−800C(以
上、セイコーエプソン株式会社の商品名)を使用して、
イエロー色、マゼンタ色およびシアン色のそれぞれのグ
ラデーションパターンを印刷することにより、記録物を
作製した。
【0039】(2)耐光性試験 前記“(1)記録物の作製”で得た記録物に対して、キ
セノンウエザオメータ(ATLAS社製、Ci−500
0)を使用し、ブラックパネル温度35℃、相対湿度6
0%、340nm紫外線照射強度0.18W/m2で、
60KJ/m2の暴露試験を行った。次いで、分光光度
計(グレタグマクベス社製、GRETAG SPM5
0)を用いて、暴露試験前のマゼンタ濃度1.0付近に
おける光学濃度と、暴露試験後の同位置における光学濃
度とから残存率(%)を求め、耐光性を下記に示す評価
基準により評価した。 A:光学濃度の残存率が90%以上である B:光学濃度の残存率が80%以上、90%未満である C:光学濃度の残存率が70%以上、80%未満である D:光学濃度の残存率が70%未満である
セノンウエザオメータ(ATLAS社製、Ci−500
0)を使用し、ブラックパネル温度35℃、相対湿度6
0%、340nm紫外線照射強度0.18W/m2で、
60KJ/m2の暴露試験を行った。次いで、分光光度
計(グレタグマクベス社製、GRETAG SPM5
0)を用いて、暴露試験前のマゼンタ濃度1.0付近に
おける光学濃度と、暴露試験後の同位置における光学濃
度とから残存率(%)を求め、耐光性を下記に示す評価
基準により評価した。 A:光学濃度の残存率が90%以上である B:光学濃度の残存率が80%以上、90%未満である C:光学濃度の残存率が70%以上、80%未満である D:光学濃度の残存率が70%未満である
【0040】(3)耐ガス性試験 耐ガス性試験を、酸化性ガスの一つであるオゾンを用
い、オゾン暴露試験で代用する。前記“(1)記録物の
作製”で得た記録物に対して、簡易型のガス発生器を使
用することより、約10ppm濃度のオゾンガス存在
下、10時間の暴露試験を行った。次いで、分光光度計
(グレタグマクベス社製、GRETAG SPM50)
を用いて、シアン濃度1.0付近における光学濃度と、
暴露試験後の同位置における光学濃度とから残存率
(%)を求め、耐ガス性を前記耐光性と同様の評価基準
により評価した。
い、オゾン暴露試験で代用する。前記“(1)記録物の
作製”で得た記録物に対して、簡易型のガス発生器を使
用することより、約10ppm濃度のオゾンガス存在
下、10時間の暴露試験を行った。次いで、分光光度計
(グレタグマクベス社製、GRETAG SPM50)
を用いて、シアン濃度1.0付近における光学濃度と、
暴露試験後の同位置における光学濃度とから残存率
(%)を求め、耐ガス性を前記耐光性と同様の評価基準
により評価した。
【0041】(4)耐湿性試験 前記“(1)記録物の作製”で得た記録物に対して、恒
温恒湿槽を使用し、40℃、相対湿度80%の条件で5
0時間の暴露試験を行った。次いで、分光光度計(グレ
タグマクベス社製、GRETAG SPM50)を用い
て、イエロー濃度1.0付近における光学濃度と、暴露
試験後の同位置における光学濃度とから残存率(%)を
求め、耐湿性を下記に示す評価基準により評価した。 A:光学濃度の残存率が95%以上、105%未満であ
る B:光学濃度の残存率が105%以上、120%未満で
ある C:光学濃度の残存率が120%以上である
温恒湿槽を使用し、40℃、相対湿度80%の条件で5
0時間の暴露試験を行った。次いで、分光光度計(グレ
タグマクベス社製、GRETAG SPM50)を用い
て、イエロー濃度1.0付近における光学濃度と、暴露
試験後の同位置における光学濃度とから残存率(%)を
求め、耐湿性を下記に示す評価基準により評価した。 A:光学濃度の残存率が95%以上、105%未満であ
る B:光学濃度の残存率が105%以上、120%未満で
ある C:光学濃度の残存率が120%以上である
【0042】(5)耐水性試験 前記“(1)記録物の作製”で得た記録物に対して、純
水をスポイトで1滴付着させ、自然乾燥させた後の状態
を下記に示す評価基準により評価した。 A:染料の流れ出しが無い B:染料が少し流れ出している C:染料が流れ出している
水をスポイトで1滴付着させ、自然乾燥させた後の状態
を下記に示す評価基準により評価した。 A:染料の流れ出しが無い B:染料が少し流れ出している C:染料が流れ出している
【0043】(6)インク吸収性 前記“(1)記録物の作製”で得た記録物を目視にて評
価した。 A:インクの溢れ出し無し B:インクが少し溢れ出している
価した。 A:インクの溢れ出し無し B:インクが少し溢れ出している
【0044】耐光性試験、耐ガス性試験、耐湿性試験、
耐水性試験およびインク吸収性の評価結果を表2に示
す。
耐水性試験およびインク吸収性の評価結果を表2に示
す。
【0045】
【表2】
【0046】表2に示すように、インク受容層内に
(a)成分と(b)成分と(c)成分とを含有するイン
クジェット記録媒体(実施例1〜5)をインクジェット
記録することにより得られた記録物の画像は、耐光性、
耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てにおいて優れたも
のとなった。特に、インク受容層の全乾燥重量に対する
(a)成分の含有量が0.5重量%〜3重量%であり、
(b)成分の含有量が1.5重量%〜10重量%であ
り、(c)成分の含有量が3重量〜10重量%であるイ
ンクジェット記録媒体(実施例1,3)をインクジェッ
ト記録することにより得られた記録物の画像は、耐光
性、耐オゾン性、耐湿性および耐水性において特に優れ
たものとなった。
(a)成分と(b)成分と(c)成分とを含有するイン
クジェット記録媒体(実施例1〜5)をインクジェット
記録することにより得られた記録物の画像は、耐光性、
耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てにおいて優れたも
のとなった。特に、インク受容層の全乾燥重量に対する
(a)成分の含有量が0.5重量%〜3重量%であり、
(b)成分の含有量が1.5重量%〜10重量%であ
り、(c)成分の含有量が3重量〜10重量%であるイ
ンクジェット記録媒体(実施例1,3)をインクジェッ
ト記録することにより得られた記録物の画像は、耐光
性、耐オゾン性、耐湿性および耐水性において特に優れ
たものとなった。
【0047】また、インク受容層の全乾燥重量に対する
カチオンポリマーの総固形分重量が15重量%以下のイ
ンクジェット記録媒体(実施例1,2)において、イン
ク吸収性は特に優れたものとなった。
カチオンポリマーの総固形分重量が15重量%以下のイ
ンクジェット記録媒体(実施例1,2)において、イン
ク吸収性は特に優れたものとなった。
【0048】一方、インク受容層内にカチオンポリマー
として(a)成分のみを含有するインクジェット記録媒
体(比較例1)をインクジェット記録することにより得
られた記録物においては、画像の耐光性が著しく劣っ
た。
として(a)成分のみを含有するインクジェット記録媒
体(比較例1)をインクジェット記録することにより得
られた記録物においては、画像の耐光性が著しく劣っ
た。
【0049】また、インク受容層内にカチオンポリマー
として(b)成分のみを含有するインクジェット記録媒
体(比較例2)をインクジェット記録することにより得
られた記録物においては、画像の耐光性には優れたもの
の、耐ガス性、耐湿性および耐水性が著しく劣った。
として(b)成分のみを含有するインクジェット記録媒
体(比較例2)をインクジェット記録することにより得
られた記録物においては、画像の耐光性には優れたもの
の、耐ガス性、耐湿性および耐水性が著しく劣った。
【0050】インク受容層内にカチオンポリマーとして
(c)成分のみを含有するインクジェット記録媒体(比
較例3)をインクジェット記録することにより得られた
記録物においては、画像の耐ガス性において、良好な結
果は得られなかった。
(c)成分のみを含有するインクジェット記録媒体(比
較例3)をインクジェット記録することにより得られた
記録物においては、画像の耐ガス性において、良好な結
果は得られなかった。
【0051】(a)成分、(b)成分および(c)成分
のうちから2種類を選択してインク受容層内に含有させ
たインクジェット記録媒体(比較例4,5,6)におい
ても、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の
全てを優れたものにすることはできなかった。
のうちから2種類を選択してインク受容層内に含有させ
たインクジェット記録媒体(比較例4,5,6)におい
ても、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の
全てを優れたものにすることはできなかった。
【0052】以上の結果より、(a)成分と(b)成分
と(c)成分とがインク受容層に含有された実施例1〜
5のインクジェット用記録媒体を使用した場合に限り、
得られた記録物において、画像の耐光性、耐ガス性、耐
湿性および耐水性の全てが優れたものとなった。
と(c)成分とがインク受容層に含有された実施例1〜
5のインクジェット用記録媒体を使用した場合に限り、
得られた記録物において、画像の耐光性、耐ガス性、耐
湿性および耐水性の全てが優れたものとなった。
【0053】
【発明の効果】請求項1に係るインクジェット記録媒体
によれば、インク受容層を有するインクジェット用記録
媒体であって、前記インク受容層が、(a)ジシアンジ
アミド・ジエチレントリアミン重縮合物、(b)アクリ
ルアミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合
体および(c)2級アミンとエピハロヒドリンとの反応
物を含有しているので、前記(a)成分、前記(b)成
分および前記(c)成分がもたらす作用の相乗効果によ
って、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の
全てを高次元で兼ね備えた記録物を得ることのできるイ
ンクジェット記録媒体を提供できる。
によれば、インク受容層を有するインクジェット用記録
媒体であって、前記インク受容層が、(a)ジシアンジ
アミド・ジエチレントリアミン重縮合物、(b)アクリ
ルアミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合
体および(c)2級アミンとエピハロヒドリンとの反応
物を含有しているので、前記(a)成分、前記(b)成
分および前記(c)成分がもたらす作用の相乗効果によ
って、画像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の
全てを高次元で兼ね備えた記録物を得ることのできるイ
ンクジェット記録媒体を提供できる。
【0054】また、請求項2に係るインクジェット記録
媒体によれば、前記インク受容層の全乾燥重量に対する
前記(a)ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重
縮合物の含有量が0.5重量%〜3重量%であり、前記
インク受容層の全乾燥重量に対する前記(b)アクリル
アミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合体
の含有量が1.5重量%〜10重量%であり、前記イン
ク受容層の全乾燥重量に対する前記(c)2級アミンと
エピハロヒドリンとの反応物の含有量が3重量%〜10
重量%であるので、画像を劣化させることなく、画像の
耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てを極めて
高次元で兼ね備えた記録物を得ることのできるインクジ
ェット記録媒体を提供できる。
媒体によれば、前記インク受容層の全乾燥重量に対する
前記(a)ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重
縮合物の含有量が0.5重量%〜3重量%であり、前記
インク受容層の全乾燥重量に対する前記(b)アクリル
アミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合体
の含有量が1.5重量%〜10重量%であり、前記イン
ク受容層の全乾燥重量に対する前記(c)2級アミンと
エピハロヒドリンとの反応物の含有量が3重量%〜10
重量%であるので、画像を劣化させることなく、画像の
耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てを極めて
高次元で兼ね備えた記録物を得ることのできるインクジ
ェット記録媒体を提供できる。
【0055】請求項3に係るインクジェット記録媒体に
よれば、前記インク受容層の全乾燥重量に対する、前記
(a)ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合
物、前記(b)アクリルアミドとジアリルアンモニウム
クロライドとの共重合体および前記(c)2級アミンと
エピハロヒドリンとの反応物の総含有量が、5重量%〜
15重量%であるので、特に、インク定着性、インク吸
収性およびインク受容層強度に優れたインクジェット記
録媒体を提供できる。
よれば、前記インク受容層の全乾燥重量に対する、前記
(a)ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合
物、前記(b)アクリルアミドとジアリルアンモニウム
クロライドとの共重合体および前記(c)2級アミンと
エピハロヒドリンとの反応物の総含有量が、5重量%〜
15重量%であるので、特に、インク定着性、インク吸
収性およびインク受容層強度に優れたインクジェット記
録媒体を提供できる。
【0056】請求項4に係る記録物によれば、本発明に
係るインクジェット記録媒体に画像記録されるので、画
像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高
次元で兼ね備えた記録物を提供できる。
係るインクジェット記録媒体に画像記録されるので、画
像の耐光性、耐ガス性、耐湿性および耐水性の全てを高
次元で兼ね備えた記録物を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 弘幸 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 久保田 展弘 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所洋紙事業部内 (72)発明者 浅井 滋記 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所洋紙事業部内 (72)発明者 吉澤 泉一 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所洋紙事業部内 (72)発明者 辰橋 史一 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所洋紙事業部内 (72)発明者 片桐 和繁 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所洋紙事業部内 (72)発明者 土田 実 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所洋紙事業部内 (72)発明者 岩本 清志 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所洋紙事業部内 Fターム(参考) 2C056 EA13 FC06 2H086 BA01 BA15 BA31 BA35 BA37
Claims (4)
- 【請求項1】 インク受容層を有するインクジェット用
記録媒体であって、前記インク受容層が、(a)ジシア
ンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合物、(b)ア
クリルアミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共
重合体および(c)2級アミンとエピハロヒドリンとの
反応物を含有することを特徴とするインクジェット記録
媒体。 - 【請求項2】 前記インク受容層の全乾燥重量に対する
前記(a)ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重
縮合物の含有量が0.5重量%〜3重量%であり、前記
インク受容層の全乾燥重量に対する前記(b)アクリル
アミドとジアリルアンモニウムクロライドとの共重合体
の含有量が1.5重量%〜10重量%であり、前記イン
ク受容層の全乾燥重量に対する前記(c)2級アミンと
エピハロヒドリンとの反応物の含有量が3重量%〜10
重量%であることを特徴とする請求項1に記載のインク
ジェット記録媒体。 - 【請求項3】 前記インク受容層の全乾燥重量に対す
る、前記(a)ジシアンジアミド・ジエチレントリアミ
ン重縮合物、前記(b)アクリルアミドとジアリルアン
モニウムクロライドとの共重合体および前記(c)2級
アミンとエピハロヒドリンとの反応物の総含有量が、5
重量%〜15重量%であることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項4】 請求項1〜3に記載のインクジェット記
録媒体に画像記録された記録物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009486A JP2002211115A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | インクジェット記録媒体および記録物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009486A JP2002211115A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | インクジェット記録媒体および記録物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002211115A true JP2002211115A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18876965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001009486A Withdrawn JP2002211115A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | インクジェット記録媒体および記録物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002211115A (ja) |
-
2001
- 2001-01-17 JP JP2001009486A patent/JP2002211115A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080401 |