JP2002210948A - プリンタの改行較正方法 - Google Patents

プリンタの改行較正方法

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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの選択する媒体を用いてユーザ環境で
改行を較正する。 【解決手段】 媒体16に第1群のノズルd1で基礎パ
ターンを印刷するステップ、媒体16を媒体前進機構1
2で前進させるステップ、第2群のノズルd2で基礎パ
ターンの上に重なる上乗せパターンを印刷してパターン
整列を表す輝度を有する干渉パターンを形成するステッ
プ、センサ42で干渉パターンの輝度を検出するステッ
プ、および干渉パターンの輝度と基準輝度とを比較して
用紙前進誤差を識別するステップ、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にプリンタに
関し、更に詳細には、インクジェット・プリンタにおい
て用紙位置決め誤差を識別して補正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、媒体は、駆動ローラまたは送りロ
ーラを使用してプリンタを通じて前進する。これら一般
的に円筒形の駆動ローラは、モータにより駆動される駆
動シャフトの周りを回転するにつれて、媒体をプリンタ
を通じて媒体経路に沿って前進させる。通常の駆動ロー
ラ機構は、用紙位置決めの不正確を生ずる改行誤差を受
けやすい。一層複雑な印刷仕事の出現に伴い、用紙位置
決めの精度がますます重要になってきている。用紙位置
決めの精度を確保するには、駆動ローラ前進機構を増大
する精度要求に合わせて調整し、改行誤差に関連する問
題を克服しなければならない。
【0003】改行誤差は、少なくとも二つの仕方で特徴
づけることができる。すなわち、ランアウト誤差および
直径方向誤差である。ランアウト誤差は、駆動ローラの
望ましくない偏心回転によるものである。直径方向誤差
は、駆動ローラ自身の直径の変化によるものである。両
形式の誤差は、駆動ローラの製造の不正確により生じ、
その結果、通常はほぼ1インチの1/600より少ない
増分量だけ改行前進をずらす。したがって、駆動ローラ
の製造不正確は、現在の印刷要件から見て特別な問題を
提示している。
【0004】駆動ローラによる媒体前進の不正確を識別
することにより、このような不正確を調節し補償するよ
うにプリンタを較正できる。しかし、既知の改行較正プ
ロセスは通常、高価であり、その用途が限られている。
たとえば、一つのプロセスは、予備印刷したページにあ
る標識の間の距離を測定するセンサを有するプリンタを
通じて送られる予備印刷した予備測定ページを使用する
ことを含んでいる。プリンタはこのとき、測定した距離
を予備測定した基準距離と比較し、その比較を使用して
プリンタが各改行後過大前進したか過小前進したかを決
定する。このような過大または過小前進を識別するデー
タを記憶装置に記憶させ、改行前進を調節するのに使用
する。この較正プロセスに伴う一つの問題は、ユーザが
プリンタで実際に使用する同じ媒体形式のものでない、
予備印刷した媒体に基づいているということである。そ
の上、このプロセスは、測定距離と基準距離との比較が
プリンタの製造期間中に行なわれ、実際のユーザ環境で
行なわれるのではないので、問題に近似する状態に応答
するだけである。
【0005】第2の較正プロセスは、較正ページを使用
している。この較正ページは、プリンタにより印刷され
るが、次にプリンタから除去してスキャナに設置し、印
刷誤りを測定しなければならない。このプロセスは、プ
リンタとスキャナの双方を使用する必要があるため製作
時間が増大し、プリンタを実際のユーザ環境で試験する
ことができないので、望ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】必要なのは、ユーザの
選択する媒体を用いてユーザ環境で改行を較正するプロ
セスである。ユーザが完了できる改行較正プロセスを提
供することにより、製作時間および価格を、製造プロセ
ス期間中減少することができる。その上、ユーザがユー
ザ環境でプリンタを較正できることにより製造者の環境
とユーザ環境との間の変動による誤差が省かれる。
【0007】
【課題を解決するための手段】簡潔に述べれば、本発明
は、プリンタに使用するための改行較正方法および装置
を備えている。プリンタは、第1群および第2群のノズ
ルを有する印字ヘッドおよび媒体前進機構を備えてい
る。第1群のノズルを使用して媒体上に基礎パターンを
印刷する。次に、媒体前進機構を使用して媒体を前進さ
せる。第2群のノズルを使用して上乗せパターンを印刷
するので、上乗せパターンが基礎パターンの上に重なっ
て対応する輝度を有する干渉パターンが形成される。セ
ンサを使用して輝度を検出し、この輝度を基準輝度と比
較して用紙前進誤差を識別する。次に媒体前進機構を調
節して媒体前進誤差を補償する。
【0008】
【発明の実施の形態】はじめに図1を参照すると、プリ
ンタが一般に10で示されている。このプリンタは、媒
体前進機構12および印字ヘッド14の部分図として描
かれている。プリンタ10は、媒体(または媒体シー
ト)16に印刷するよう構成され、媒体シートは、媒体
前進機構12を使用して印刷領域に連続的に送り込まれ
る。各媒体シートには前縁および後縁があり、前縁は、
図2に示したように媒体通路に沿って印字ヘッドを通過
して前進する。
【0009】次に図2(A)に、プリンタ10を通る媒
体通路が示され、その通路は、つまみローラ(pick rol
ler)20および送りローラ22を備えた媒体前進機構
により規定されている。当業者に知られているように、
つまみローラおよび送りローラはさまざまな組合せが可
能である。ローラの一つを優勢ローラ(dominant rolle
r)、すなわち、印刷領域を通過する媒体前進を制御す
るローラ、と考えることができる。図示した例では、送
りローラが優勢ローラである。図2に示したように、つ
まみローラ20は媒体スタック18から媒体シートを掴
み、それを送りローラ22に送り込む。
【0010】つまみローラおよび送りローラはともに、
図2(A)に示すように回転することにより動作し、適
切な歯車機構(図示せず)により連結することができ
る。つまみローラ20は、プリンタのプロフィルを低く
するため、送りローラよりも直径を大きくしている。図
示したつまみローラの直径は、約2インチであるが、図
示した送りローラの直径は約1インチである。中心つま
みローラ・シャフト24がつまみローラ20のほぼ中心
を貫き、つまみローラが軸Aの周りを回転するよう支持
している。送りローラは、そのほぼ中心を貫く中心送り
ローラ・シャフト26により支持され、軸Bの周りを回
転する。図示したように、二つのローラの回転により媒
体が媒体通路に沿って前進するが、紙を前進させる他の
構成が考えられる。
【0011】媒体が前進するにつれて、ローラの製造時
の変動により用紙位置決めの不正確を生ずることがあ
る。これらの変動は、ローラ・シャフトをローラの中心
に精密に設置するのが困難なため、製造中に生ずる。そ
の結果、シャフトがわずかに中心を外れ、わずかな偏心
回転移動を生ずる。その上、指定ローラ直径の製造変動
がローラ間で直径の変化を生じ、或るローラの直径が指
定直径よりわずかに大きく、他のローラの直径がわずか
に小さくなる。ローラ直径の変動の一つの結果として各
プリンタを別々に較正しなければならない。
【0012】なおも図2(A)を参照して、改行誤差
は、送りローラ、つまみローラ、または組合せローラ系
により生ずることがある。たとえば、送りおよびつまみ
ローラの構成が、媒体シートがつまみローラから送りロ
ーラまで前進するにつれて、28で誇張して示したよう
に、媒体シートをふくらませ、または弓形にすることが
ある。媒体シート16がつまみローラ20の周りを前進
している間にふくれると、媒体シートがつまみローラと
接触しないようにする効果があり、それによりつまみロ
ーラに起因する用紙位置決め誤差が消える。しかし、送
りローラに起因する用紙位置決め誤差を下に説明するよ
うに処理しなければならない。
【0013】送りローラに起因するこのような誤差を処
理するのに、媒体前進機構は、送りローラの位置を識別
できるようにする、光学エンコーダ30のようなエンコ
ーダを備えている。たとえば、エンコーダ30は、送り
ローラの増分位置を識別するのに使用される光学式フラ
グまたは標識を備えている。図2(B)に示したよう
に、エンコーダは、送りローラのゼロ位置を識別する、
ゼロ位置(34で示す)に対応する標識を備えている。
一連の追加標識がゼロ位置に対する送りローラの識別を
可能にしている。このようなエンコーダの例は、「基準
標識を組込んだ単一チャンネルインクリメンタル位置エ
ンコーダ」という名称の発明に対してBerbehen
nに与えられた米国特許第5,929,789号に説明さ
れており、この特許をここに参考のため記載しておく。
優勢ローラ(この場合には送りローラ)にエンコーダを
設ければ、ローラが媒体シートをプリンタを通じて前進
させるにつれて、プリンタがローラの正確な位置をつき
とめることができる。更に詳細に説明するように、本発
明の説明しようとする改行較正プロセスは、識別した改
行前進をエンコーダにより識別された優勢ローラ上の対
応する位置に結びつける。
【0014】なおも図2(A)を参照すると、プリンタ
は、媒体前進機構12を制御する盤上プロセッサ(図示
せず)を備えている。プロセッサは、エンコーダにより
媒体前進誤差が識別されてローラ位置に結びつけられて
から、識別された媒体前進誤差に対応する回転移動を制
御することによりローラを調節する。
【0015】先に説明したように、媒体前進機構12
は、媒体16を印字ヘッド(またはペン)14を通過し
て前進させる。プリンタ10は、どんな数のペンをも備
えることができる。二つの代表的ペンを図1および図2
に示してあるが、説明しようとする較正パターンを印刷
するには一つのペンが必要なだけである。ペンは、この
ペンを支持する往復台に入れることができる。ペンを、
用紙前進方向またはy方向39に垂直なx方向36(図
2(A)でペンの上に太い矢印で示してある)に走行す
るよう構成されている。ペンは、支持棒40に沿ってモ
ータ(図示せず)によりx方向に前後に移動する。
【0016】光学式のもののような適切なセンサまたは
検出器42がペンにより印刷されたパターンを検出する
のに使用される。図示したように、光学センサ42は、
ペンまたは往復台に取付けられ、ペンまたは往復台とと
もに媒体を横断して横に移動する。検出器は、ペンの上
流に設置され、ペンにより印刷された標識をセンサによ
り検出できるようになっている。通常の光学センサはパ
ターンからの光の強さを検出することにより媒体上の印
刷標識を検出する。更に詳細に記せば、光学センサは、
光を媒体上に下向きに投射する発光ダイオードを備えて
おり、光はこのとき反射して検出器に戻される。媒体に
印刷がある場合には、光は拡散し、検出器が低い強さの
光を検出するようになる。
【0017】図2−図3を参照して、プリンタ10のペ
ン14は、その下面に複数のノズル44を備えている。
印刷時、ノズルはインクが媒体に当たって標識またはド
ットを作るように発射する。図3において、ペンの下面
図は2列の互い違いに配置されたノズルを含んでいる。
ノズルの列は、媒体前進の方向であるy方向に延長して
いる。説明しようとする理由のため、ノズルの有効な特
性はペンでのそれらの相対間隔に関係しており、この特
性をこの分野では垂直ノズル間隔と言っている。図は少
数のノズルを表しているが、ペンは実際には多数のノズ
ルを備えている。通常のペンは、304個のノズルを備
えており、実際の垂直ノズル間隔は、1/600インチ
とすることができ、各ペンの長さを1/2インチよりわ
ずかに大きくすることができる。
【0018】印刷中、必ずしもすべてのノズルがともに
発射しなくてもよい。そうではなくて、ノズルは適切な
時刻に適切なノズルが発射するように選択される。各ノ
ズルは別々のドットを作ることができる。ノズルの配置
および間隔により決まるが、さまざまな印刷仕事が所要
の色または印刷フォントを作るのに特別の発射を必要と
している。ここに開示したものでは、ペンは、図3に二
つの代表的区分ノズル群により示したように、二つの別
々のノズル群、d1およびd2に分割されている。第1
群のノズルd1は、第2群d2の前に設けられ、d1群
がページのd2群により印刷される場所の上に印刷する
ようにしている。図は群あたりのノズルの数を限定する
つもりはなく、またどのノズルがどの群に属するかを識
別することを意味するものでもない。
【0019】さまざまなプリンタ関連構成要素を上に説
明してきたが、開示した改行較正プロセスを次に一般的
に説明する。第1のステップは、ペンに複数の干渉パタ
ーンを印刷させることである。次に、センサが各パター
ンから逆に反射された輝度または光の量により干渉パタ
ーンを区別する。輝度は本質的に各パターンの白空間の
測定値である。その後、輝度の量を光学エンコーダを使
用して媒体前進機構の回転位置に関連する前進誤差と相
互に関連づける。次にプロセッサは、各位置で媒体前進
機構を調節してその位置における前進誤差を補正する。
【0020】較正パターンは、媒体に印刷された所定の
第1のパターンまたは基礎パターンを備えている。基礎
パターンは、第1群のノズルにより印刷される。次に媒
体を送りローラにより前進させ、第2のまたは上乗せパ
ターンを第2群のノズルにより基礎パターンの上に印刷
できるようにする。紙が前進するにつれて、第2群のノ
ズルは基礎パターンと整列し、第2群のノズルが発射す
ると、上乗せパターンを基礎パターンの上に印刷するよ
うにする。垂直ノズル間隔に基づき75/600インチ
のような比較的小さい前進および小さいパターンが適切
であることが示されているので、必ずしもすべてのノズ
ルを使用する必要はなく、比較的大きいパターンを作る
必要がない。
【0021】次に図4−図6に移り、開示した較正プロ
セスの更に詳細な説明を次に記す。図4で、開示実施形
態は、全部で14のパターンA−Nを使用しており、各
パターンは、特別に配置されたドットから構成されてい
る。これらドット・パターンは、ペンにより所定の構成
で標準の大きさのパネルに印刷され、改行前進に誤差が
あるか、およびその誤差の量を決定する。パネルはパタ
ーンを区別するのに適するどんな格子サイズのものでも
よい。図4では、パネルを15単位(x軸方向)×15
単位(y軸方向)の格子として示してあるが、図5では
パネルは10単位×10単位の格子として表してあり、
図6では、パネルは、約42単位×42単位の格子であ
る一層代表的なパネルを示している。図6に描いたパネ
ルの単位は、x軸方向の単位が約1/2400インチ
で、y軸方向の単位が約1/600インチであるパター
ンの例証である。y軸方向の単位垂直ノズル間隔の代表
的なものである。その上、この開示は、14パターンの
使用を実証しているが、本発明の実用に当たってはどん
な数のパターンをも使用できる。
【0022】14パターンの中に、少なくとも二つの主
パターン群がある。各パターンは、一定パターンのノズ
ルの発射を開始することにより導かれて配置されるイン
ク小滴であるドットから構成されている。第1群のパタ
ーンは、パターンA(基礎パターン)およびC−H(上
乗せパターン)を備えている。図4および図6にともに
示したように、その第1群は、標準サイズのパネルの左
側から右側に下降すドット線と考えることができるもの
を形成するドットを有しており、したがって、第1群の
ドット線は、負の傾斜を備えている。第1群と同様に、
第2群のパターンは、パターンB(基礎パターン)およ
びI−N(上乗せパターン)を備えている。しかし、第
1群と異なり、第2群に関連するドット線は、標準サイ
ズのパネルの左側から右側に上昇する線を成して走るド
ットを有しており、したがって、第2群のドット線は、
正の傾斜を備えている。
【0023】本発明を実施するのに、第1群および第2
群のパターンを特定の順序で印刷する必要はない。たと
えば、第1か第2の群のいずれをも最初に印刷できる。
【0024】各群内で、上乗せパターンを所定上乗せパ
ターン内のドットの位置により区別する。連続する上乗
せパターンを見ると、ドットは、用紙前進の方向または
y軸の方向に垂直な水平軸またはx軸に沿って、移行し
ている。第1群の上乗せパターン(C−H)では、移行
は負のx軸に沿っているが、第2群の上乗せパターン
(I−N)では、移行は正のx軸に沿っている。各群に
おいて、一つの上乗せパターンは、基礎パターンに合致
し、第1群のパターンHが基礎パターンAに合致し、第
2群のパターンIが基礎パターンBに合致するようにな
っている。
【0025】線較正プロセスに関連して、ペンは、第1
群のノズルが媒体シート上に一連のパネルを印刷するよ
うに第1の掃引を行なう。ここに使用するかぎり、用語
「掃引」は、水平軸またはx軸に沿って互いに隣接して
印刷される複数のパネルを指す。たとえば、基礎掃引
は、互いに隣接して印刷される複数の基礎パターンを含
んでいる。上乗せ掃引は、互いに隣接して印刷される複
数の上乗せパターンを含んでいる。
【0026】図4に示したように、掃引は、各パネルが
複数の基礎パターンを含む基礎掃引および複数の上乗せ
パターンを含む上乗せ掃引の双方を備えている12個の
パネルを含んでいる。基礎掃引は、基礎パターンAおよ
びBから構成されている。たとえば、基礎掃引は、第1
の6個のパネルの各々にパターンAを備え、後の6個の
パネルの各々にパターンBを印刷することができる。次
に第2群のノズルが第1の印刷基礎掃引と整列するよう
に媒体シートを前進させる。
【0027】第2すなわち上乗せ掃引を次に基礎掃引の
上に印刷する。図示したように、上乗せ掃引の12個の
パネルの各々は、隣接パネルとは異なるパターンを含ん
でいる。掃引の第1のパネルを掃引のはるか左側にある
パネルといい、第2のパネルを第1のパネルの右に隣接
するパネルという。したがって、上乗せ掃引では、第1
のパネルはパターンCを有するが、第2のパネルはパタ
ーンDを有し、第3のパネルはパターンEを有する、以
下同様。
【0028】基礎パターンと上乗せパターンとを組み合
わせると、干渉パターンが生ずる。基礎掃引に上乗せ掃
引を加えた組合せは較正線(calibration line)を生ず
る。図4では、較正線を上乗せ掃引(48で示す)で覆
われた基礎掃引(46で示す)と共に44で示してあ
る。したがって較正線では、第1のパネルが上乗せパタ
ーンCまたはC+A干渉パターンを有する基礎パターン
Aを含み、第2のパネルは、基礎パターンAまたはD+
A干渉パターンの上に上乗せパターンDを備え、第3の
パネルは、基礎パターンAまたはE+A干渉パターンの
上に上乗せパターンEを備え、…第7のパネルが基礎パ
ターンBまたはI+B干渉パターンの上に上乗せパター
ンIを備え、…第12パネルが基礎パターンBまたはN
+B干渉パターンの上に上乗せパターンNを備えてい
る。
【0029】基礎パターンおよび上乗せパターンは、媒
体前進の精度により、各パネル内で移行する。各パター
ンはドットの連続であるから、基礎パターンと上乗せパ
ターンとの重なりが少なくなると、現われる干渉パネル
またはパターンが暗くなる。したがって、最大重なりの
点では、輝度も最大になるから、光学センサ42を使用
して干渉パターンの重なりを検出できる。この輝度は、
掃引間の二つのパターンの重なりが最も大きい場所で最
大である。効果的に、光学センサは、x軸での偏りによ
り、y軸誤差すなわち用紙前進誤差を検出する。最大輝
度は、x軸およびy軸が一致するパターンに生ずる。
【0030】図示した実施形態は、改行誤差に極めて敏
感である。図示したパターンの各々は、600dpi
(インチあたりドット)のペンを使用し、2400dp
iの水平解像度および600dpiの垂直解像度の格子
またはパネルに印刷されている。前に説明したとおり、
各上乗せパターンC−Nは水平軸方向に移行している。
隣接する各上乗せパターンは、その隣のパターンから移
行している。たとえば、その移行は、ドットが水平方向
またはx軸方向に1/2400インチ移行されるように
しても良い。移行を1/1200にすることもでき、ま
たは本開示に従って改行前進誤差を補間できるどんな他
の移行も可能である。選択される値がペンの解像度によ
り変わることがあることを想起しなければならない。し
たがって720dpiのペンを使用すれば720dpi
垂直解像度および/または1/2880インチの移行で
パターンを描くことができる。同様に、他のペンを考え
ることができる。
【0031】したがって、図4を参照して、パターンの
移行を以下の例により説明する。基礎パターンAおよび
Bは、各基礎パターンが正確な複製、移行しない対応す
る上乗せパターンを有するような基準である。特に、上
乗せパターンHが基礎パターンAと同じである場合に
は、パターンHは基礎パターンAから0/2400s移
行している。各上乗せパターンはその隣のパターンから
移行しているから、上乗せパターンGは上乗せパターン
Hおよび基礎パターンAから1/2400インチ移行す
ることになり、上乗せパターンFは上乗せパターンGか
ら1/2400インチおよび基礎パターンAから2/2
400インチ移行することになり、パターンEはパター
ンFから1/2400インチおよび基礎パターンAから
3/2400インチ移行することになる。同様に、上乗
せパターンIが基礎パターンBと同じである場合には、
パターンJはパターンIおよび基礎パターンBから1/
2400インチ移行することになり、パターンKはパタ
ーンJから1/2400インチおよび基礎パターンBか
ら2/2400インチ移行することになり、パターンL
はパターンKから1/2400インチおよび基礎パター
ンBから3/2400インチ移行することになる。
【0032】図5を使用すると、パターンの移行は容易
に明らかである。図5では、基礎パターンが中実の正方
形で示され、上乗せパターンが空白の正方形で示されて
いる。図5(A)は、図4の基礎パターンAおよび上乗
せパターンCを有する一つの干渉パネルの図式表現であ
る。図5(B)は、図4の基礎パターンAおよび上乗せ
パターンDを有する一つの干渉パネルの図式表現であ
る。図5(C)は、図4の基礎パターンAおよび上乗せ
パターンEを有する一つの干渉パネルの図式表現であ
る。図5(D)は、図4の基礎パターンAおよび上乗せ
パターンFを有する一つの干渉パネルの図式表現であ
る。図5(E)は、図4の基礎パターンAおよび上乗せ
パターンGを有する一つの干渉パネルの図式表現であ
る。図5(F)は、図4の基礎パターンAおよび上乗せ
パターンHを有する一つの干渉パネルの図式表現であ
る。
【0033】図5により基礎パターンの移行の測定が可
能になる。たとえば、図5(A)で、水平x位置、垂直
y位置、の座標値を有する格子を使用すれば、基礎パタ
ーンAは座標(1,1)にドット、座標(2,5)にド
ット、座標(3,9)にドットを有し、以下同様。上乗
せパターンCは、(3,4)にドット、(4,8)にド
ット、など。基礎パターンAと上乗せパターンCとの間
のx軸方向の移行は、水平格子線3で最もよく示される
ように5単位であり、この場合、基礎パターンAのドッ
トは(3,9)にあり、Cのドットは(3,4)にあ
る。移行は9−4または5単位である。図5(B)で、
上乗せパターンDは、基礎パターンAから4単位にある
(3,5)に見つかる。同様に、図5(C)で、上乗せ
パターンEは基礎パターンAから3単位移行している。
図5(D)で、上乗せパターンFは基礎パターンAから
2単位移行している。図5(E)で、上乗せパターンG
は基礎パターンAから1単位移行している。最後に図5
(F)で、基礎パターンAと上乗せパターンHとの間の
移行は0単位であり、二つのパターンの間に最大の重な
りが存在する。
【0034】干渉パターンを使用して改行前進(linefe
ed advance)を検出する。改行の較正に使用する前進
は、第2群のノズルが第1群のノズルの印刷と整列する
ようにするため、垂直ノズル間隔に基づいている。改行
誤差を決定するには、干渉パターンの検出可能な程度の
整列または輝度を基準輝度と比較しなければならない。
基準輝度の比較には、上乗せパターンおよび基礎パター
ンを比較することを含んで良く、または異なる干渉パタ
ーンを互いに比較することを含んで良い。たとえば、前
進が正確であれば、特定の基礎パターンと同一の上乗せ
パターンが基礎パターンと正確に整列するはずである。
【0035】前進が75/600インチに設定されてい
る図5および図6を使用する例示の場合、前進が事実7
5/600インチの前進(且つ過大または過小前進でな
い)であったとすれば、上乗せ掃引は、基礎パターンA
およびパターンHが正確に互いの上に乗る干渉パターン
が生ずることになる。干渉パターンA+Hのドットは、
パターンAおよびHが正確に同じであるから、正確に重
なるはずであり、ドットの移行は存在しない。同様に、
パターンBおよびIも互いに干渉パターンB+Iの上に
落ち(fall)、基礎パターンBおよび上乗せパターンI
も同じであるから、75/600sの完全移行を有す
る。したがって、図5Fおよび図6で、A+HおよびB
+Iと印を付けたパネルは正確な重なりおよび正確な前
進を示す。
【0036】しかし、前進が正確に1インチの75/6
00でなければ、干渉パターンを改行前進の誤差を決定
するのに使用できる。したがって、パターンAおよびH
の他にBおよびIも互いの上に正確に落ちなければ、前
進が正確に75/600にならず、したがって改行誤差
が生ずる。
【0037】較正パネルを改行前進の誤差を識別するの
に使用できるばかりでなく、パネルも誤差の形式、すな
わち、過大前進または過小前進、を識別できる。較正線
にあるどのパネルが周囲パネルと比較して最も大きい輝
度を有しているか識別することにより、誤差形式を識別
できる。したがって、第1群のパターンがすべて負の傾
斜を備えているから、媒体が過大前進すると、その群か
ら得られる干渉パターンの間で最大重なりが生ずる。し
かし、過小前進があれば、第2群から得られた干渉パタ
ーンの間で最大重なりが生ずることになる。図8を参照
すると、第5の列はページの左側にある第1のわずかな
パネルで輝度が最大である較正線を示している。左側に
あるパネルは第1群のパネルであるから、関連する送り
ローラ位置に対する過大前進を示す。第11の列におい
て、較正線はページのはるか右側のパネルで最大輝度を
有している。これらのパネルは第2群のものであり、し
たがって、関連する送りローラ位置に対して過小前進を
示す。
【0038】提示実施形態の他の長所は、改行誤差の精
密な量を決定できることである。媒体に第2の掃引が印
刷されてから、各パネルの重なりを記録できる。次に、
各パネルの全体の輝度を比較することにより、最大量の
輝度を有するパネルを識別できる。たとえば、パターン
C−Nはすべて水平方向に1/2400インチだけ移行
しているから、過大または過小前進の量を1/2400
インチの誤差値まで決定できる。その上、補間により、
更に高い解像度まで較正することができる。
【0039】例示のため、上乗せ掃引で最大輝度が基礎
パターンAおよび重なりパターンGから成る干渉パター
ンを有するパネルで生ずると想像しよう。パターンGは
第1群からのパターンであり、したがって誤差は過大前
進として識別される。過大前進の量は重なりパターンG
のx軸方向のドットの移行の量によって決まる。パター
ンGは基礎パターンAから1/2400インチ移行して
いるから、媒体の過大前進は1/2400インチであっ
た。
【0040】過小前進の量を識別するプロセスは、過大
前進を識別するプロセスと同様である。最大輝度が第2
群からのパターンである基礎パターンBおよび重なりパ
ターンJを有するパネルで生じていると想像しよう。第
2群のパターンは、媒体の過小前進を識別する。したが
って、パターンJがパターンBから2/2400インチ
移行していれば、JおよびBを含む干渉パターンが最も
明るい場合、過小前進は2/2400インチになる。
【0041】図7に示したグラフは、用紙前進誤差を識
別するための個別較正線を描いている。較正線は、複数
の干渉パネルから構成されている。ピークの高さは、干
渉パネルの輝度の量によって決まり、最高のピークが最
高輝度を有するパネルに対応するようになっている。改
行誤差を補間し、媒体前進機構上の位置に関連づけるこ
とができる。したがって、各グラフは媒体前進機構上の
色々な位置を表している。図7(A)は改行前進が正確
である位置を示す。図7(B)は改行前進が過大前進で
ある位置を示す。図7(C)は改行前進が過小前進であ
る位置を示す。
【0042】更に詳細に記せば、図7(A)では、12
個の干渉パネルに対応する12個のピークがある。この
ようなグラフは、中間パネルが最大輝度を有する図8の
第1列に見られる較正線の代表例である。各干渉パネル
は、基礎パターンAまたはB、および重なりパターンC
−Nを有している。パネル6および7は、それぞれ基礎
パターンAおよび上乗せパターンH、および基礎パター
ンBおよび上乗せパターンIを有している。前に説明し
たように、パターンAおよびHは、パターンBおよびI
と正確に同じである。したがって、改行前進が正確な場
合には、同じように正確に互いの上に落ちて、それらの
パネルの輝度が最も大きくなるようにするパターンを予
想することになる。図7(A)で、最高のピークがパネ
ル6に相関し、パネル7が2番目のピークに関連してい
る。パネル6はパターンAおよびHを含む干渉パターン
を有しているから、前進が正確であるとすることができ
る。しかし、パネル6はパネル7より高いから、比較的
少量の過大前進が存在すると結論することもできる。過
大前進の特定の量を、ピーク値を適切なアルゴリズムで
の変数に設定することにより決定できる。
【0043】図7(B)において、二つの最高ピークは
ピーク2およびピーク3である。このグラフははるか左
のパネルの輝度が最も大きい図8の第5列に見られる較
正線を表している。図7(B)のピーク2は、基礎パタ
ーンAおよび重なりパターンDを有する干渉パネル2に
関連するが、ピーク3は、基礎パターンAおよび重なり
パターンEを有する干渉パネル3に関連する。すべての
パネルは第1群に関するものであるから、前進の誤差を
過大前進と理解できる。パターンDはパターンAからx
軸方向に4/2400インチ移行し、且つピーク3が最
高であるから、過大前進は4/2400インチになる。
一方ピーク4が最高であれば、パターンEがパターンA
から3/2400インチ移行しているから、過大前進は
3/2400インチになる。しかし、ピーク2およびピ
ーク3は同じ高さで、過大前進誤差が3/2400イン
チと4/2400インチとの間で補間できるようになっ
ていることがわかる。
【0044】図7(C)において、関連する較正線が、
はるか右のパネルが最も大きい輝度を有する図8の最後
の列に見いだされる。図7(C)において、最高のピー
クはパネル12に対応している。パネル12は、基礎パ
ターンBおよび上乗せパターンNを含んでいる。第2群
からのパターンとして、パターンNの最大輝度は過小前
進誤差があることを示している。パネル12が最大輝度
である場合、パターンNがパターンAから5/2400
インチ移行しているから、改行誤差は少なくとも5/2
400インチである。
【0045】図8は、複数の較正線を備えた試験プロッ
トの拡大概略図である。各水平列は媒体前進機構上の位
置に関連する較正線を表す。各列で、最も輝く干渉パネ
ルを、上述のプロセスを使用して識別し、改行前進誤差
を識別する。試験プロットは、各位置の前進誤差を平均
できるように、媒体シートの全長に拡張して繰返し印刷
できる。プロセッサは、前進誤差を上述のエンコーダに
より識別した媒体前進機構上の位置に連結する。補正値
および連結媒体前進機構位置をプリンタのメモリまたは
プロセッサに表にした値の形でまたは標準公式に入力す
る変数として記憶させることができる。プロセッサは、
媒体前進機構上の各位置について決定された誤差を補正
することによりその後の印刷前進を制御する。
【0046】図9は、本発明の別の実施形態を示してい
る。複数の試験プロットは、ゆがみ誤差(skew error)
を識別できるように媒体を横断して印刷できる。ゆがみ
誤差は、印刷が整列しないように媒体が、斜め方向に前
進する場合の用紙前進誤差である。ページを横断して複
製された三つの試験プロットで重なっているパターンを
比較することにより、ゆがみによる誤差を識別できる。
図9においては、複数のブロックが個別試験プロットを
表している。試験プロットは別々のプロットとして垂直
に示されているが、代わりにこのプロットは媒体シート
を連続的に下がって走らせることができる。試験プロッ
トの水平x軸反復は、ゆがみ誤差の識別を考慮してい
る。三つの水平試験プロットの間の、各較正線または試
験プロットの最も明るいパターンの位置の変化を使用し
て、ゆがみのある誤差を識別できる。紙の一つの縁が更
に前進すれば、試験プロットを比較するときにその変化
が反映されるからである。
【0047】最も明るいパターンの位置は、第1のプロ
ットの第1の較正線にある最も明るいパネルを第3およ
び第4のパネルとして示すことができるように変化す
る。このとき第1のプロットの第1の較正線に隣接する
第2のプロットの第1の較正線では、最も明るいパネル
を第5および第6のパネルにより示すことができる。第
2のプロットに隣接する第3のプロットでは、最も明る
いパネルを第7および第8のパネルにより示すことがで
きる。過大前進から真正前進へ、および過小前進への変
化は、媒体シートのゆがみ誤差を表している。
【0048】したがって、本発明を前述の好適実施形態
を参照して図示し説明してきたが、当業者には、付記し
た特許請求の範囲に規定した本発明の精神および範囲を
逸脱することなく、形態および細目の変更を、前記好適
実施形態に行い得ることが明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による改行較正方法および装置を採用す
るよう構成されたプリンタの等角図である。
【図2】(A)は、図1に示したプリンタの媒体前進機
構および印字ヘッドの拡大、部分的、簡略等角図であ
る。(B)は、(A)の媒体前進機構の一部を形成する
エンコーダの更に拡大した部分的側面図である。
【図3】二つの群に分割された複数のノズルを有する図
1および図2に示した印字ヘッドの拡大した部分的下面
図である。
【図4】較正線の図であり、二つの基礎パターンAおよ
びB、および12個の上のせパターンC−Nを有する1
2個のパネルを示している。
【図5】干渉パターンの拡大図式表現であり、各々が中
実正方形としての基礎パターンおよび空白正方形として
の重なりパターンを示している。
【図6】図4のものと類似の較正線の拡大部分図であ
り、基礎パターンAを有する4個のパネルおよび重なり
パターンE−Jが重なっている基礎パターンBを有する
2個のパネルを示す。
【図7】輝度対距離を描く較正線のグラフである。
【図8】各々が12個の干渉パネルを有する11個の較
正線を示す拡大概念的改行試験プロットである。
【図9】ゆがみ誤差を決定するのに使用されている図8
の複数の試験パターンを有する較正シートの図である。
【符号の説明】
10 インクジェット・プリンタ 12 媒体前進機構 16 媒体 20 つまみローラ 22 送りローラ 36 水平軸 39 媒体前進方向 42 センサ d1 第1群のノズル d2 第2群のノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EB27 EB36 EB42 EC12 EC34 2C058 AB15 AC07 GA02 GB04 GB07 GB40 GB43 GB49 2C061 AQ05 AS02 KK18 KK26 KK28 2C480 CA02 ED08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1群のノズルおよび第2群のノズルを
    有する印字ヘッドを備え且つ媒体前進機構を備えている
    インクジェット・プリンタに使用する改行較正方法にお
    いて、 媒体に第1群のノズルで基礎パターンを印刷す
    るステップ、媒体を媒体前進機構で前進させるステッ
    プ、第2群のノズルで基礎パターンの上に重なる上乗せ
    パターンを印刷してパターン整列を表す輝度を有する干
    渉パターンを形成するステップ、センサで干渉パターン
    の輝度を検出するステップ、および干渉パターンの輝度
    と基準輝度とを比較して用紙前進誤差を識別するステッ
    プ、を備えていることを特徴とする改行較正方法。
  2. 【請求項2】 用紙前進誤差を媒体前進機構上の位置で
    調整するステップを更に備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の改行較正方法。
  3. 【請求項3】 媒体前進機構を調節して改行誤差を補償
    するステップを更に備えていることを特徴とする請求項
    1に記載の改行較正方法。
  4. 【請求項4】 センサが光学式検出器であることを特徴
    とする請求項1に記載の改行較正方法。
  5. 【請求項5】 基礎パターンと上乗せパターンとが同一
    であることを特徴とする請求項1に記載の改行較正方
    法。
  6. 【請求項6】 上乗せパターンが媒体前進機構に垂直な
    水平軸の方向に基礎パターンから偏っていることを特徴
    とする請求項1に記載の改行較正方法。
  7. 【請求項7】 基準輝度が第2の干渉パターンの輝度で
    あることを特徴とする請求項1に記載の改行較正方法。
  8. 【請求項8】 媒体前進機構が送りローラを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の改行較正方法。
  9. 【請求項9】 媒体前進機構がつまみローラを備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の改行較正方法。
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