JP5504630B2 - 記録方法及び記録装置 - Google Patents

記録方法及び記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5504630B2
JP5504630B2 JP2009000127A JP2009000127A JP5504630B2 JP 5504630 B2 JP5504630 B2 JP 5504630B2 JP 2009000127 A JP2009000127 A JP 2009000127A JP 2009000127 A JP2009000127 A JP 2009000127A JP 5504630 B2 JP5504630 B2 JP 5504630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
color liquid
amount
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009000127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009255527A (ja
Inventor
啓志 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009000127A priority Critical patent/JP5504630B2/ja
Priority to CN200910129732XA priority patent/CN101554797B/zh
Priority to US12/410,212 priority patent/US7976145B2/en
Priority to CN201210181676.6A priority patent/CN102717595B/zh
Publication of JP2009255527A publication Critical patent/JP2009255527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5504630B2 publication Critical patent/JP5504630B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism

Description

本発明は、インクなどの液体を用いて記録媒体に画像などを記録させる記録方法及び記録装置に関する。
一般に、液体を用いて記録媒体に記録処理を行う記録装置として、インクを記録用紙に対して噴射するインクジェット式記録装置(以下、単に「記録装置」という。)が広く知られている。こうした記録装置には、記録用紙を搬送方向に搬送する搬送機構と、該搬送機構によって装置内に搬送された記録用紙に対してインクを噴射する記録ヘッドとが設けられている。そして、記録装置は、該記録装置に接続されるホストコンピュータから画像データを受信した場合に、記録ヘッドから記録用紙に各種インクを噴射し、画像データに基づく画像を記録用紙の記録領域に記録するようになっている。
ところで、記録が施される記録用紙は、記録装置の設置雰囲気(特に湿度)や噴射されたインクなどの影響によって伸縮する可能性がある。また、記録用紙が、上記搬送方向に対して斜行した状態で搬送機構によって搬送されることもある。こうした場合には、記録ヘッドからは、記録用紙に対して適切な位置にインクを噴射できないおそれがある。そこで、このような問題の解決方法として、例えば特許文献1に記載の記録方法が提案されている。
この特許文献1に記載の記録方法では、一枚目の記録用紙に対する記録が完了した場合に、記録済みとなった記録用紙の記録領域の端部と該記録用紙の端部との間隔(即ち、余白の間隔)が測定され、該間隔と記録条件として予め設定された予定間隔との差分が算出される。その後、二枚目以降の記録用紙への記録時には、上記差分に応じて記録用紙へのインクの噴射態様が補正された状態で記録用紙に記録が行われる。そのため、記録用紙が伸縮したり、斜行した状態で記録用紙が搬送されたりしても、記録用紙への記録が適切に行われるようになっていた。
特開2004−142269号公報
ところで、記録装置の中には、記録用紙の幅方向における長さ以上の長さを有する複数(例えば2つ)の記録手段が上記搬送方向に沿って互いに離間した状態で配置されたラインヘッドタイプの記録装置がある。これら各記録手段のうち搬送方向上流側に位置する上流側記録手段は、一部の種類のインク(例えばシアンインク及びマゼンタインク)を噴射可能に構成されると共に、搬送方向下流側に位置する下流側記録手段は、他の種類のインク(例えばイエローインク及びブラックインク)を噴射可能に構成されている。こうした記録装置では、記録用紙に対して上流側記録手段から一部の種類のインクが噴射され、その後、下流側記録手段からは、記録用紙に対して上流側記録手段からの一部の種類のインクが着弾した位置に重ね合わせるように他の種類のインクが適宜噴射される。
この際、上流側記録手段によってインクが記録用紙に対して噴射されたことにより、該記録用紙のうちインクが着弾した部分が局所的に膨張してしまうことがある。このような場合には、上流側記録手段からのインクの着弾位置と、後にインク噴射が行われる下流側記録手段からのインクの着弾位置との位置ずれが発生する。そこで、近時では、上流側記録手段からのインクの着弾位置及び下流側記録手段からのインクの着弾位置の少なくとも一方を補正し、記録用紙に記録される画像の画質向上を図る技術が提案されている。
ところが、インクが噴射される記録用紙では、インクの噴射具合の異なる各位置における水分(即ち、溶媒又は分散媒)の含有量にばらつきが生じてしまう。そのため、記録用紙のうち水分含有量の多い部分の膨張具合と水分含有量の少ない部分の膨張具合とでは、互いに異なってしまう。そのため、記録済みとなった記録用紙には、水分が揮発したことに起因した伸縮具合が記録用紙における各位置で不均一になってしまうおそれがあった。このような記録用紙に対して上述した各インクの着弾位置を補正させるためには、記録用紙の位置毎に伸縮具合が異なるため、非常に複雑な制御を行う必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録済みとなった記録媒体全体の伸縮具合の均一化に貢献できる記録方法及び記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の記録方法は、色材を含有する第1色液体及び第2色液体と、色材を含有しない非色液体とを用い、所定の搬送方向に沿って搬送される記録媒体の記録領域に画像データに基づく画像を記録させる記録方法であって、単位面積毎に、前記画像を記録させる際に使用される前記第1色液体の使用量から色材の含有量を除いた量である第1の量を算出する使用量算出ステップと、前記第1の量と規定水分量との差分に基づいて、単位面積毎に前記非色液体の供給量を算出する非色液体供給量算出ステップと、前記使用量算出ステップにて算出した前記第1の量と、前記非色液体供給量算出ステップにて算出した前記非色液体の供給量とに基づいて、前記第1色液体と前記非色液体とを前記記録媒体に供給する第1供給ステップと、該第1供給ステップの実行後、前記第2色液体を、前記記録媒体に供給する第2供給ステップと、を有する。
上記構成によれば、記録媒体の記録領域の各単位面積では、第1色液体の使用量と非色液体の供給量との合計が等しくなる。この状態で第2色液体が記録媒体の記録領域に供給される。そのため、記録済みとなった記録媒体全体の伸縮具合の均一化に貢献できる。
本発明の記録方法において、前記第1供給ステップにて前記第1色液体及び前記非色液体が供給された前記記録媒体を加熱する加熱ステップをさらに有し、前記第2供給ステップでは、前記記録媒体のうち前記加熱ステップにて加熱済みとなった位置に前記第2色液体が供給される。
上記構成によれば、第1供給ステップにて記録媒体上に供給された第1色液体及び非色液体は、加熱ステップである程度揮発される。そのため、第2供給ステップにて第2液体が記録媒体に供給される前に、第1色液体がにじんでしまうことが抑制される。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、色材を含有する第1色液体及び色材を含有しない非色液体を噴射可能な第1の記録手段と、色材を含有する第2色液体を噴射可能な第2の記録手段と、前記第1の記録手段と、前記第2の記録手段とを制御して記録媒体の記録領域に画像データに基づく画像を記録させる制御部とを備え、前記制御部は、単位面積毎に、前記画像を記録させる際に使用される前記第1色液体の使用量から色材の含有量を除いた量である第1の量を算出し、算出された前記第1の量と規定水分量との差分に基づいて、単位面積毎に前記非色液体の供給量を算出し、算出された前記第1の量と、算出された前記非色液体の供給量とに基づいて、前記第1色液体と前記非色液体とを前記記録媒体に噴射し、前記第1色液体及び前記非色液体を噴射した後、前記第2色液体を前記記録媒体に噴射する、制御を行なう。
(a)は本実施形態における記録システムの概略平面図、(b)はインクジェット式記録装置の概略側面図。 ノズル形成面の一部を模式的に示す平面図。 本実施形態における電気的構成を示すブロック回路図。 記録タイミング発生回路の構成を示すブロック回路図。 (a)は内部タイミング信号を示すタイミングチャート、(b)は逓倍パルス信号を示すタイミングチャート。 本実施形態の記録処理ルーチンを説明するフローチャート。 (a)は記録用紙を模式的に示す平面図、(b)は図7(a)の一部拡大図。 各記録ヘッドから噴射されたインクの着弾位置を示す作用図。
以下、本発明の記録方法及び記録システムを具体化した一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1(a)(b)に示すように、本実施形態の記録システム11は、液体としての水溶性のインクを記録媒体としての記録用紙12に噴射(供給)するインクジェット式記録装置(以下、単に「記録装置」という。)13と、該記録装置13と各種情報(画像データなど)を送受信可能なホストコンピュータ14とを備えている。この記録装置13には、記録用紙12を所定の搬送方向Xに沿って搬送するための搬送手段としての搬送機構15と、該搬送機構15に搬送される記録用紙12にインクを供給可能な記録部としての記録機構16とが設けられている。また、記録装置13には、記録用紙12に着弾したインクの水分を揮発させるための加熱手段としての加熱ヒータ17と、記録用紙12に記録された画像などをスキャン可能なスキャナ18と、記録装置13全体を制御する制御装置19とが設けられている。
搬送機構15は、搬送方向Xにおける下流側(図1では右側)に配置された駆動ローラ20と、搬送方向Xにおける上流側(図1では左側)に配置された従動ローラ21と、駆動ローラ20と従動ローラ21との略中間位置であって、且つ各ローラ20,21の図1(b)における下側に配置されたテンションローラ22とを備えている。また、搬送機構15には、各ローラ20〜22に渡って巻き掛けられた無端状の搬送ベルト23と、駆動ローラ20を所定の回転方向(図1(b)における矢印方向)に回転させるための搬送モータ24とが設けられている。そして、搬送ベルト23は、搬送モータ24によって駆動ローラ20が所定の回転方向に回転することにより、記録用紙12を搬送方向Xに沿って搬送する。
さらに、搬送機構15には、搬送ベルト23の駆動速度や搬送ベルト23上での記録用紙12の位置などを計測するためのリニアエンコーダ25(本実施形態では磁気式のリニアエンコーダ)が設けられている。このリニアエンコーダ25は、搬送ベルト23の全周に渡るように形成された磁気リニアスケール26を備え、該磁気リニアスケール26の帯状の磁気記録層には、該磁気リニアスケール26の周方向において一定ピッチの磁気パターンが形成されている。また、磁気リニアスケール26の近接位置(図1(a)では磁気リニアスケール26よりも紙面手前側)には、該磁気リニアスケール26の磁気パターンを再生するための磁気センサ27が設けられており、該磁気センサ27は、検出したエンコーダ信号を制御装置19に出力する。
記録機構16は、搬送方向Xにおいて互いに離間するように配置された複数(本実施形態では2つ)の記録手段としての記録ヘッド28,29を備え、該各記録ヘッド28,29は、搬送方向Xと直交(交差)する幅方向Yにおける長さが記録用紙12のY方向における長さよりも長くなるようにそれぞれ形成されている。また、各記録ヘッド28,29のうち搬送方向Xにおける上流側に配置された第1の記録手段としての上流側記録ヘッド(最上流側記録手段)28は、色材を含有する色液体としての各種インク(本実施形態では4種類)のうち第1色液体としてのマゼンタインク及びシアンインクを記録用紙12の記録可能領域12a(図1(a)にて二点鎖線で囲まれた領域)全体に噴射可能に構成されている。一方、搬送方向Xにおける下流側に配置された第2の記録手段としての下流側記録ヘッド(最下流側記録手段)29は、第2色液体としてのイエローインク及びブラックインクを記録用紙12の記録可能領域12a全体に噴射可能に構成されている。また、各記録ヘッド28,29は、色材を含有しない非色液体としてのクリアインク(無色透明なインク)を記録用紙12の記録可能領域12a全体にそれぞれ噴射可能とされている。
図2に示すように、各記録ヘッド28,29のうち搬送機構15によって搬送される記録用紙12に対向する対向面は、多数のノズル開口30が形成されてなるノズル形成面28a,29aとされている。そして、各ノズル形成面28a,29aには、インクの種類毎のノズル群(図2ではマゼンタインクのノズル群31のみが図示)が搬送方向Xに沿ってそれぞれ形成されている。なお、各ノズル形成面28a,29a内において、クリアインクのノズル群は、他のノズル群(ノズル形成面28aの場合にはマゼンタインクのノズル群31やシアンインクのノズル群)よりも搬送方向Xにおける下流側に配置されている。
マゼンタインクのノズル群31は、幅方向Yに等間隔で配置された複数のノズル開口30からなる複数(図2では5つ)のノズル列32a,32b,32c,32d,32eが搬送方向Xに沿って等間隔に配置された構成とされている。搬送方向Xにおいて互いに隣り合うノズル列32a〜32e同士の関係は、搬送方向Xにおける上流側に位置するノズル列を構成する各ノズル開口30のうち図1において最も上側に位置するノズル開口30のほうが、搬送方向Xにおける下流側に位置するノズル列を構成する各ノズル開口30のうち図1において最も上側に位置するノズル開口30よりも僅かに図1における上側に位置するような関係である。すなわち、マゼンタインクのノズル群31を構成する各ノズル開口30は、幅方向Yにおいて互いに位置が異なるようにそれぞれ配置されている。なお、他のインクのノズル群については、マゼンタインクのノズル群31と同等の構成をなしているため、詳細な説明を省略するものとする。
加熱ヒータ17は、図1(a)(b)に示すように、搬送方向Xにおいて各記録ヘッド28,29の中間位置に配置されている。そして、加熱ヒータ17は、記録用紙12への記録時には、常に一定の熱量を記録用紙12に付与するように駆動する。
スキャナ18は、下流側記録ヘッド29よりも搬送方向Xにおける下流側に配置されている。このスキャナ18には、図3に示すように、記録用紙12に光を照射するランプ33及び記録用紙12の画像などを記録情報として取得するCCD(電荷結合素子)34を有する走査ユニット35が設けられている。そして、スキャナ18は、搬送機構15によって搬送されてきた記録用紙12から記録情報を取得するためのスキャン動作を行う場合、走査ユニット35のランプ33からの光で記録用紙12を照射し、該記録用紙12からの反射光をCCD34に検出させることで記録用紙12の画像(後述する基準マーク)を記録情報として取得する。その後、スキャナ18は、取得した記録用紙12の基準マークに基づく記録情報を制御装置19に転送する。
ホストコンピュータ14には、図3に示すように、該ホストコンピュータ14のCPU(図示略)とプログラムとによりプリンタドライバ40が構築されている。このプリンタドライバ40は、解像度変換処理部41と、色変換処理部42と、ハーフトーン処理部43と、ラスタライズ処理部44とを備えている。解像度変換処理部41は、記録用紙12に記録すべき画像の画像データの解像度を記録装置13の記録解像度(「印刷解像度」ともいう。)に変換する解像度変換処理を行う。
色変換処理部42は、解像度変換処理部41からRGB画像データを受け取って色変換処理を行う。色変換処理とは、R(Red)・G(Green)・B(Blue)の階調値からなる画像データを記録装置13で使用するC(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の各色の階調値のデータに変換する処理であって、このような処理は、図示しない色変換テーブル(ルックアップテーブル)を参照して行われる。なお、色変換テーブルは、R・G・Bの各階調値の組合せで表現される色をC・M・Y・Kの各階調値の組合せで表現するために使用される変換テーブルデータである。
ハーフトーン処理部43は、色変換処理部42から色変換済みのCMYK画像データを受け取ってハーフトーン処理(階調数変換処理)を行う。本実施形態において、色変換後の画像データは、色毎に256階調幅をもつデータとして表現されている。これに対し、記録装置13では、カラーインクを用いてドットを形成する場合の「3種類のドット面積(インク吐出量)」と、「ドットを形成しない」の4つのうちいずれかの状態しか採り得ない。すなわち、記録装置13は、局所的には4階調しか表現し得ない。そこで、ハーフトーン処理部43は、256階調を有するRGB画像データを記録装置13にて表現可能な4階調で表現されたCMYK画像データ、即ち4階調のドットデータに変換する。
ラスタライズ処理部44は、ハーフトーン処理部43からの各色インクドットについてのドットデータを受け取って、インターレース処理を行う。インターレース処理は、4階調のドットデータをドットの形成順序を考慮しながら記録装置13に転送すべき順序に並び替える処理である。そして、ラスタライズ処理部44は、インターレース処理が行われた画像データを記録装置13に出力する。
次に、本実施形態の記録装置13の電気的構成について図3〜図5に基づき説明する。
図3に示すように、記録装置13の制御装置19は、デジタルコンピュータなどから構成される制御ユニット50(図2にて一点鎖線で囲まれた部分)と、搬送モータ24を駆動させるための搬送モータドライバ51と、加熱ヒータ17を駆動させるためのヒータドライバ52とを備えている。また、制御装置19は、上流側記録ヘッド28を駆動させるための上流側ヘッドドライバ53と、下流側記録ヘッド29を駆動させるための下流側ヘッドドライバ54と、スキャナ18を駆動させるためのスキャナドライバ55とをさらに備えている。
制御ユニット50は、CPU、ROM、RAM、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及び不揮発性メモリ(例えばEEPROM)などを備えた構成とされている。そして、制御ユニット50は、ハードウェア及びソフトウェアのうち少なくとも一方によりそれぞれ実現される機能部分として、制御部56、コマンド解析部57、画像処理部58、メモリ部59、エッジ検出回路60、記録タイミング発生回路61、搬送駆動部62、ヒータ駆動部63、上流側ヘッド駆動部64、下流側ヘッド駆動部65及びスキャナ制御部66を備えている。
制御部56は、CPU及びASICにより構成されている。そして、制御部56は、ホストコンピュータ14からインターフェースIFを介して記録データを受信した場合に、搬送機構15に記録用紙12を搬送させる旨の制御指令を搬送駆動部62に出力する。また、制御部56は、加熱ヒータ17によって記録用紙12を加熱させる旨(より詳しくは記録用紙12に着弾したインクを揮発させる旨)の制御指令をヒータ駆動部63に出力する。
コマンド解析部57は、ホストコンピュータ14から受信した記録データに含まれるコマンドを解析(解釈)して中間コードを生成する。そして、コマンド解析部57は、生成した中間コードを図示しない中間バッファに格納する。
画像処理部58は、上記中間バッファに格納された中間コードを記録ドット(印刷ドット)が階調値で示されたビットマップデータ(階調値データ)に変換する。そして、画像処理部58は、変換したビットマップデータをメモリ部59上に展開する。
メモリ部59は、画像処理部58にて変換されたビットマップデータが展開されるメモリ領域を有する。そして、メモリ部59内のビットマップデータは、適宜、各ヘッド駆動部64,65に読み出される。
エッジ検出回路60は、各記録ヘッド28,29のノズル開口30によるインクの噴射タイミングを決定する記録タイミング信号PTS(図4参照)を生成するための回路である。このエッジ検出回路60は、図4及び図5に示すように、リニアエンコーダ25の磁気センサ27からエンコーダ信号が入力された場合、該エンコーダ信号の立ち上がりエッジを検出する度にパルスを発生させてエンコーダ信号の周期(エンコーダ周期)と同じ周期の基準パルス信号RSを記録タイミング発生回路61に出力する。
記録タイミング発生回路61は、図4及び図5に示すように、内部信号生成部70、逓倍部71、タイミング設定部72、タイミング計測部73及び出力パルス制御回路74を有する。内部信号生成部70は、エッジ検出回路60からの基準パルス信号RS及び図示しないクロック回路から入力したクロック信号CKに基づき、基準パルス信号RSの1周期を16分割したパルス信号を内部タイミング信号TSとして生成する。そして、内部信号生成部70は、生成した内部タイミング信号TSを逓倍部71及びタイミング計測部73に出力する。また、逓倍部71は、入力した内部タイミング信号TSの1周期をさらに分割(逓倍)した逓倍パルス信号BSを生成する。そして、逓倍部71は、生成した逓倍パルス信号BSをタイミング計測部73に出力する。また、タイミング設定部72は、後述するテスト処理の結果に基づき各記録ヘッド28,29にて噴射するインクの噴射タイミングの変更時間HT1,HT2を取得する。そして、タイミング設定部72は、取得した変更時間HT1,HT2をタイミング計測部73に出力する。なお、上流側記録ヘッド28用の第1変更時間HT1は、「0(零)」に設定される。また、下流側記録ヘッド29用の第2変更時間HT2は、記録用紙12のうち縁部に近い位置に着弾させるインクほど噴射タイミングを大きく補正するように設定される。
また、タイミング計測部73は、入力した内部タイミング信号TS、逓倍パルス信号BS及び変更時間HT1,HT2に基づき、インクの噴射タイミングをノズル開口30毎に計測する。具体的には、1つのノズル開口30からのインクの噴射タイミングは、メモリ部59に展開されたビットマップデータに基づき設定される設定時間を上記変更時間HT1,HT2だけ補正する。そして、タイミング計測部73は、変更時間HT1,HT2によって補正された設定時間が経過した場合に、制御指令を出力パルス制御回路74に出力する。このように制御指令が入力された出力パルス制御回路74は、インクの噴射タイミングとなったノズル開口30からインクが噴射されるように記録タイミング信号PTSを生成して各ヘッド駆動部64,65に出力する。
搬送駆動部62は、図3に示すように、制御部56からの制御指令に基づき、搬送モータドライバ51を介して搬送機構15を制御する。この際、搬送駆動部62は、リニアエンコーダ25からのエンコーダ信号に応じて搬送モータ24の回転速度などを制御する。
ヒータ駆動部63は、記録用紙12を加熱させる旨の制御指令が入力された場合、記録用紙12が搬送機構15によって搬送されている間、加熱ヒータ17を制御する。
上流側ヘッド駆動部64は、記録タイミング発生回路61を介して制御部56から転送された記録データ(ビットマップデータ)に基づき上流側記録ヘッド28の各ノズル開口30からのカラーインクの噴射態様を制御する。また、上流側ヘッド駆動部64は、記録用紙12の記録可能領域12a全体にクリアインクが噴射されるように上流側記録ヘッド28を制御する。具体的には、上流側ヘッド駆動部64は、記録用紙12の記録可能領域12aのうち上流側記録ヘッド28から噴射されたカラーインクが着弾しない位置には、上流側記録ヘッド28からのカラーインクが着弾する位置に比して多くのクリアインクが噴射されるように上流側記録ヘッド28を制御する。また、上流側ヘッド駆動部64は、記録用紙12の記録領域12c内において上流側記録ヘッド28からのカラーインクが着弾する位置であってもカラーインクによって形成されるドットが小さい部分にはドットが大きい部分よりも多い量のクリアインクが噴射されるように上流側記録ヘッド28を制御する。
また、下流側ヘッド駆動部65は、記録タイミング発生回路61を介して制御部56から転送された記録データ(ビットマップデータ)に基づき下流側記録ヘッド29の各ノズル開口30からのカラーインクの噴射態様を制御する。
スキャナ制御部66は、スキャナドライバ55を介して記録用紙12に記録された画像などをスキャンするためにスキャナ18を制御する。そして、スキャナ制御部66は、スキャナ18が記録用紙12をスキャンして取得した記録情報を制御部56に転送する。
次に、本実施形態の制御部56が実行する各種制御処理ルーチンのうち記録用紙12への画像の記録時に実行する記録処理ルーチンについて、図6に示すフローチャート及び図7(a)(b)に示す作用図に基づき説明する。
さて、制御部56は、画像データをホストコンピュータ14側から受信した場合に記録処理ルーチンを実行する。この記録処理ルーチンにおいて、制御部56は、上流側記録ヘッド28から噴射されたインクの記録用紙12における着弾位置と、下流側記録ヘッド29から噴射されたインクの記録用紙12における着弾位置との位置ずれ量を取得するためのテストが必要であるか否かを判定する(ステップS10)。すなわち、記録に用いられる記録用紙12のサイズ及び種類が変更されたり、記録装置13内の温度や湿度などが変化したりした場合、即ち記録条件が変わった場合には、各記録ヘッド28,29によってインクが噴射された記録用紙12の伸縮具合が異なってくる。そこで、ステップS10では、最後にテストを行ってから記録条件が変わったか否かが判定される。例えば記録用紙12のサイズが変更された場合には、ホストコンピュータ14から受信した画像データの中に記録用紙12のサイズに関する情報が含まれており、制御部56は、今回の記録に用いる記録用紙12のサイズと前回の記録時に用いた記録用紙12のサイズが同一でないか否かを判定する。
そして、ステップS10の判定結果が否定判定である場合、制御部56は、最後にテストが行われたときと記録条件が同等であると判断し、その処理を後述するステップS14に移行する。一方、ステップS10の判定結果が肯定判定である場合、制御部56は、図7(a)に示すように、画像の記録時に用いる記録用紙12の記録可能領域12a(図7(a)にて二点鎖線で囲まれた領域)全体に満遍なく(即ち、記録可能領域12a内の単位面積毎のクリアインクの吸収量が略同一となるように)クリアインクを噴射した場合における該クリアインクの使用量を所定量Q_allとして算出する(ステップS11)。記録可能領域12aとは、記録用紙12を搬送する搬送ベルト23にインクが付着しないように、記録用紙12の縁部に形成される四角環状の非噴射領域12bによって囲まれた領域のことであって、記録用紙12の種類毎に予め設定された領域である。なお、所定量Q_allとは、記録用紙12に各種インクを噴射させることにより、記録用紙12の記録可能領域12aの単位面積毎の水分含有量が最も多くなる場合における各記録ヘッド28,29からのインクの噴射量の合計である。
続いて、制御部56は、記録用紙12に対してテスト処理を実行する(ステップS12)。具体的には、制御部56は、記録用紙12を搬送させるための制御指令を搬送駆動部62に出力し、該搬送駆動部62は、搬送モータドライバ51を介して搬送モータ24を上記所定の回転方向に回転させる。すると、搬送機構15は、記録用紙12を搬送方向Xに沿って一定速度で搬送する。また、制御部56は、記録用紙12の記録可能領域12aの四隅に設定された各計測位置Pkに、位置ずれ量Gx,Gyを取得するための取得基準となる第1基準マークMb1を形成させるための制御指令を上流側ヘッド駆動部64に出力する。上流側ヘッド駆動部64は、記録タイミング発生回路61から記録タイミング信号PTSが入力されると、上流側ヘッドドライバ53を介して上流側記録ヘッド28からマゼンタインクを噴射させる。したがって、ステップS12は、第1マーク形成ステップを含んでいる。
続いて、制御部56は、ステップS11にて算出した所定量Q_allのクリアインクを記録用紙12の記録可能領域12a全体に噴射させるための制御指令を上流側ヘッド駆動部64に出力する。そして、上流側ヘッド駆動部64は、記録タイミング発生回路61から記録タイミング信号PTSが入力されると、上流側ヘッドドライバ53を介して上流側記録ヘッド28からクリアインクを噴射させる。すなわち、記録用紙12の記録可能領域12aにおいて第1基準マークMb1が形成されるX方向における各位置は、第1基準マークMb1が形成されてからクリアインクが噴射される。したがって、ステップS12は、記録用紙12の記録可能領域12a全体にクリアインクを均一に噴射させる非色液体供給ステップを含んでいる。
また、制御部56は、記録用紙12の記録可能領域12aの四隅に設定された各計測位置Pkに、位置ずれ量Gx,Gyを取得するための取得基準となる第2基準マークMb2を形成させるための制御指令を各ヘッド駆動部64,65に個別に出力する。そして、下流側ヘッド駆動部65は、記録タイミング発生回路61から記録タイミング信号PTSが入力されると、下流側ヘッドドライバ54を介して下流側記録ヘッド29からブラックインクを噴射させる。この際、下流側ヘッド駆動部65は、上流側記録ヘッド28からの記録用紙12へのインク噴射によって該記録用紙12の伸縮が発生しなかった場合に、上流側記録ヘッド28によって形成された各第1基準マークMb1と重なるように記録用紙12に対して第2基準マークMb2を形成する。また、各第2基準マークMb2は、記録用紙12の記録可能領域12aにおいてクリアインクが既に着弾した部分にそれぞれ形成される。したがって、本実施形態では、ステップS12は、第2マーク形成ステップを含んでいる。なお、「基準マークMb1,Mb2」は、搬送方向Xに延びる第1直線部分と、幅方向Yに延びる第2直線部分とからなるマークである。
そして、制御部56は、各記録ヘッド28,29によって記録用紙12の各計測位置Pkに形成された各基準マークMb1,Mb2をスキャンさせるための制御指令をスキャナ制御部66に出力する(ステップS13)。続いて、制御部56は、図7(b)に示すように、スキャナ18によってスキャンされた画像情報に基づき、上流側記録ヘッド28によって形成された第1基準マークMb1と下流側記録ヘッド29によって形成された第2基準マークMb2との搬送方向Xにおける第1位置ずれ量Gx及び幅方向Yにおける第2位置ずれ量Gyを計測位置Pk毎に算出する。そして、制御部56は、各第1位置ずれ量Gxの平均値及び各第2位置ずれ量Gyの平均値を算出し、該算出結果を記録用紙12での第1位置ずれ量Gx及び第2位置ずれ量Gyとする。したがって、本実施形態では、制御部56が、取得手段としても機能する。また、ステップS13が、位置ずれ量検出ステップに相当する。
続いて、制御部56は、ステップS13にて取得した第1位置ずれ量Gx及び第2位置ずれ量Gyに基づき、画像データ及びインクの噴射タイミングを補正させる制御指令を画像処理部58及び記録タイミング発生回路61に出力する(ステップS14)。そして、画像処理部58は、メモリ部59上に展開されたビットマップデータを構成する各記録ドットのうち、下流側記録ヘッド29から噴射されたインクによって形成される記録ドットを、幅方向Yに第2位置ずれ量Gyに相当する距離だけ移動させる。
具体的には、下流側記録ヘッド29に基づく記録ドットのうち幅方向Yにおける中心より+Y方向側(図7(a)では右側)にインクを着弾させる記録ドットは、インクの着弾位置が記録用紙12の+Y方向側に移動するように補正される。また、幅方向Yにおける中心より−Y方向側(図7(a)では左側)にインクを着弾させる記録ドットは、インクの着弾位置が記録用紙12の−Y方向側に移動するように補正される。しかも、記録ドットの移動量(補正量)は、記録用紙12の幅方向Yの端部に近い位置に着弾するインクに対応する記録ドットほど多くなる。
また、記録タイミング発生回路61のタイミング設定部72では、上流側記録ヘッド28によって形成される記録ドットに対して下流側記録ヘッド29からのインク噴射タイミングが第1位置ずれ量Gxに相当する時間だけ変更されるように第2変更時間HT2を設定する。具体的には、下流側記録ヘッド29に基づく記録ドットのうち搬送方向Xにおける中心より+X方向側(図7(a)では下側)に着弾させるインク用の第2変更時間HT2は、インクの着弾位置が記録用紙12の+X方向側にインクが着弾するように負の時間に設定される。また、搬送方向Xにおける中心より−X方向側(図7(a)では上側)に着弾させるインク用の第2変更時間HT2は、インクの着弾位置が記録用紙12の−X方向側にインクが着弾するように正の時間に設定される。しかも、第2変更時間HT2は、記録用紙12の搬送方向Xの端部に近い位置に着弾するインクに対応する第2変更時間HT2ほど、その絶対値が大きくなるように設定される。
そして、制御部56は、ホストコンピュータ14から受信した画像データに基づく画像を記録用紙12の記録領域12c(図7(a)にて一点鎖線で囲まれた領域)に記録する際に上流側記録ヘッド28から噴射される各種カラーインク(マゼンタ、シアンの各種インク)の総量から色材の含有量を除いた使用量Q_colorを単位面積毎に算出する(ステップS15)。具体的には、制御部56は、画像処理部58にて変換された記録ドット(印刷ドット)が階調値で示されたビットマップデータ(階調値データ)を用いて各種カラーインクの噴射量を算出し、該算出結果の合計に基づき上記使用量Q_colorを単位面積毎に算出する。したがって、本実施形態では、制御部56が、使用量算出手段としても機能する。また、ステップS15が、使用量算出ステップに相当する。なお、使用量Q_colorは、画像を記録用紙12に記録する際に上流側記録ヘッド28から噴射される各種カラーインクの総量のうち水分成分の総量(対応値)のことである。
続いて、制御部56は、画像を記録用紙12の記録領域12cに記録する際に記録可能領域12aに噴射されるクリアインクの噴射量(供給量)Q_clearを単位面積毎に算出する(ステップS16)。すなわち、制御部56は、記録可能領域12aの各部分でのクリアインクの噴射量Q_clearを、予め設定された参照値(規定水分量)から部分毎のカラーインクの使用量Q_colorを減算することにより算出する。なお、参照値とは、記録用紙12にベタ印刷(隙間無くインクを噴射させる記録のこと)した場合の単位面積での使用量のことである。
具体的には、制御部56は、上流側記録ヘッド28からのカラーインクが着弾しない部分には記録可能領域12a内において最も多くのクリアインクが着弾するようにクリアインクの噴射量Q_clearを算出する。また、制御部56は、上流側記録ヘッド28からのカラーインクが着弾する部分であってもカラーインクの着弾量が少ない部分には、上流側記録ヘッド28からのカラーインクの着弾量が多い部分よりも多くのクリアインクが着弾するようにクリアインクの噴射量Q_clearを算出される。さらに、制御部56は、上流側記録ヘッド28からのカラーインクの着弾量が多い部分には、他の部分よりもクリアインクの着弾量が少なくなるようにクリアインクの噴射量Q_clearを算出される。すなわち、ステップS16では、クリアインクの噴射態様(供給態様)が設定される。したがって、本実施形態では、ステップS16が、非色液体供給量算出ステップに相当する。
続いて、制御部56は、上流側記録ヘッド28からインクを噴射させるための制御指令を上流側ヘッド駆動部64に出力する(ステップS17)。そして、上流側ヘッド駆動部64は、記録用紙12の記録領域12cにマゼンタインク及びシアンインクを噴射させると共に、記録用紙12の記録可能領域12aにクリアインクを噴射させるように上流側ヘッドドライバ53を介して上流側記録ヘッド28を制御する。したがって、本実施形態では、ステップS17が、第1供給ステップに相当する。
続いて、制御部56は、下流側記録ヘッド29からインクを噴射させるための制御指令を下流側ヘッド駆動部65に出力する(ステップS18)。そして、下流側ヘッド駆動部65は、記録用紙12の記録領域12cにイエローインク及びブラックインクを噴射させるように下流側ヘッドドライバ54を介して下流側記録ヘッド29を制御する。したがって、本実施形態では、ステップS18が、第2供給ステップに相当する。その後、制御部56は、各記録ヘッド28,29によるインク噴射が終了すると、記録処理ルーチンを終了する。なお、記録処理ルーチンが実行される間、加熱ヒータ17は、ヒータ駆動部63によって制御され続けている。そのため、記録用紙12のうち上流側記録ヘッド28によって各種インクが供給された位置は、加熱ヒータ17によって加熱される。したがって、本実施形態の記録方法は、加熱ステップを含んでいる。
ちなみに、上述したステップS14の補正処理を行わない従来の場合には、図8に示すように、上流側記録ヘッド28からのインク噴射及び加熱ヒータ17による加熱によって記録用紙12が伸縮してしまうことにより、下流側記録ヘッド29から噴射されたインクの着弾位置が、記録用紙12の伸縮具合に応じて本来着弾させる位置からずれてしまう。そこで、本実施形態では、記録用紙12に画像を記録させる前に、テスト用の記録用紙12を用いて、上流側記録ヘッド28からのインク噴射及び加熱ヒータ17による加熱に起因した記録用紙12の伸縮具合(即ち、各位置ずれ量Gx,Gy)が計測される。
下流側ヘッド駆動部65は、位置ずれ量Gyが入力された場合に、該位置ずれ量Gyを補正(補償)してインクを噴射させるノズル開口30を選択する図示しないノズル選択回路を有する。そのため、幅方向Yへの位置ずれは、上記ノズル選択回路によって選択されるノズル開口30を変更することにより補正される。この際、選択されるノズル開口30によっては、該ノズル開口30が含まれるノズル列32a〜32eに応じて第2変更時間HT2が補正されるように、補正指令がタイミング設定部72に出力される。
また、搬送方向Xへの位置ずれを補正するためには、記録用紙12の搬送方向Xの中心よりも下流側に着弾させる場合には、下流側記録ヘッド29からのインク噴射タイミングを早める。一方、記録用紙12の搬送方向Xの中心よりも上流側に着弾させる場合には、下流側記録ヘッド29からのインク噴射タイミングを遅延させる。その結果、下流側記録ヘッド29から噴射されたインクは、記録用紙12において上流側記録ヘッド28から噴射されたインクの着弾位置に対して適切な位置に着弾する。すなわち、上流側記録ヘッド28からのインクの着弾位置と下流側記録ヘッド29からのインクの着弾位置との位置ずれが良好に解消される。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)上流側記録ヘッド28から記録用紙12に噴射されたインクの着弾位置と、下流側記録ヘッド29から記録用紙12に噴射され得るインクの着弾位置との位置ずれ量Gx,Gyを取得した場合には、下流側記録ヘッド29によるインクの噴射態様が調整される。その結果、記録用紙12には、位置ずれ量Gx,Gyが補正された状態で下流側記録ヘッド29からインクが噴射される。そのため、上流側記録ヘッド28から噴射されたインクを記録用紙12が吸収して該記録用紙12が伸縮したとしても、下流側記録ヘッド29からは、上流側記録ヘッド28によって記録用紙12に噴射されたインクの着弾位置に対応した位置に向けてインクが噴射される。したがって、記録用紙12に対してインクを噴射可能な複数の記録ヘッド28,29が搬送方向Xに互いに離間した状態で配置された構成であっても、記録用紙12に記録される画像の画質向上に貢献できる。
(2)上記ステップS12では、実際に画像を記録用紙12に記録する際のインク(カラーインク及びクリアインク)の総量に相当する量(即ち、所定量Q_all)のインクが上流側記録ヘッド28から記録用紙12に噴射され、この状態で上記位置ずれ量Gx,Gyが取得される。こうして取得した上記位置ずれ量Gx,Gyが補正されるように、下流側記録ヘッド29からのインクの噴射態様が調整される。そのため、記録用紙12が吸収した水分量が実際に画像を記録する際の記録用紙12が吸収する水分量と同程度となった状態で上記位置ずれ量Gx,Gyが取得されるため、より正確な位置ずれ量Gx,Gyを取得できる。したがって、記録用紙12に記録される画像の画質向上に貢献できる。
(3)上記ステップS12では、記録用紙12に対して記録ヘッド28,29毎に基準マークMb1,Mb2が形成される。そして、各基準マークMb1,Mb2の位置ずれ量Gx,Gyに基づき、下流側記録ヘッド29からのインクの噴射態様が調整される。すなわち、位置ずれ量Gx,Gyを取得するための専用の基準マークMb1,Mb2を用いて位置ずれ量Gx,Gyの取得が行われるため、該位置ずれ量Gx,Gyを好適に取得できる。
(4)また、基準マークMb1,Mb2は、搬送方向Xに沿って延びる直線部分と幅方向Yに沿って延びる直線部分を有した形状である。そのため、上流側記録ヘッド28にて形成された第1基準マークMb1の形成位置と下流側記録ヘッド29にて形成された第2基準マークMb2の形成位置とを比較することにより、搬送方向Xにおける位置ずれ量Gx及び幅方向Yにおける位置ずれ量Gyをより正確に取得できる。
(5)記録用紙12の記録可能領域12a全体には、上流側記録ヘッド28からのカラーインクの着弾量が多い部分ほどクリアインクの着弾量が少なくなるようにクリアインクが噴射される。そのため、どのような画像を記録用紙12に記録する場合であっても、上流側記録ヘッド28から噴射されるインク(カラーインク及びクリアインク)の噴射量は、記録用紙12のサイズや種類が同等であれば同程度になる。したがって、位置ずれ量Gx,Gyの補正を目的とした下流側記録ヘッド29からのインクの噴射態様を容易に調整できる。
(6)下流側記録ヘッド29からは、記録用紙12の記録領域12cのうち、上流側記録ヘッド28にてクリアインクが既に噴射された位置と搬送方向Xにおいて同一位置にカラーインク(イエローインクやブラックインク)が噴射される。すなわち、下流側記録ヘッド29にてカラーインクが供給される搬送方向Xにおける各位置は、それぞれの水分の吸収量(即ち、記録用紙12に噴射されたインクの総量から色材の含有量を除いた量)が同程度になっているため、記録用紙12の搬送方向Xにおける各位置の伸縮具合は、同程度である。したがって、記録用紙12の搬送方向Xにおける位置毎に下流側記録ヘッド29からのインクの噴射態様を調整することを回避でき、インクの噴射態様の調整の簡易化に貢献できる。
(7)上流側記録ヘッド28から記録用紙12に噴射されたインクは、下流側記録ヘッド29からのインク噴射が開始される前に、加熱ヒータ17によってある程度揮発される。そのため、下流側記録ヘッド29から記録用紙12にインクが噴射される前に、上流側記録ヘッド28から記録用紙12に噴射されたインクがにじんでしまうことを抑制でき、記録用紙12に記録される画像の画質向上に貢献できる。
(8)本実施形態では、ステップS12のテスト処理は、記録条件が変更されなければ、新たな画像データを受信しても実行しない。そのため、新たな画像データを受信する毎にテスト処理が実行される場合に比して、テスト処理の実行回数の低減に貢献できる。すなわち、テスト処理に用いられる記録用紙12の枚数を減らすことができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・実施形態において、新たな画像データを受信する毎にテスト処理を実行する構成であってもよい。この場合、テスト処理時や画像の記録時におけるクリアインクの噴射態様は、記録用紙12の記録可能領域12a内の単位面積毎の水分含有量が、画像を記録させる際の上流側記録ヘッド28からのカラーインクの着弾量が最も多い部分の水分含有量と同程度となるような噴射態様に設定されることが望ましい。このように構成することにより、画像の記録時におけるクリアインクの噴射量の低減に貢献できる。
・実施形態において、位置ずれ量Gx,Gyは、テスト処理によって取得するのではなく、予め設定された所定値であってもよい。
・実施形態において、加熱ヒータ17は、下流側記録ヘッド29よりも搬送方向Xにおける下流側にも配置してもよい。また、各記録ヘッド29の間に位置する加熱ヒータ17を省略してもよい。
・実施形態において、記録用紙12の記録領域12cには、記録可能領域12aのうち記録領域12c以外の部分へのクリアインクの噴射が終了してから、カラーインクを噴射させるようにしてもよい。
・実施形態において、下流側記録ヘッド29は、クリアインクを噴射不能な構成であってもよい。
また、非色液体供給ステップでは、下流側記録ヘッド29からクリアインクを噴射させてもよい。
・実施形態において、記録装置13は、搬送方向Xに沿って配置される3つ以上の任意数の記録ヘッドを備えた構成であってもよい。例えば、マゼンタインク用の記録ヘッド、シアンインク用の記録ヘッド、イエローインク用の記録ヘッド、ブラックインク用の記録ヘッドを、搬送方向Xに沿って順に配置してもよい。この場合、最上流側に配置される記録ヘッドと最下流側に配置される記録ヘッドを、クリアインクを噴射可能に構成することが望ましい。このように構成すると、色液体供給ステップは、4回に分けて実行されることになる。
・実施形態において、各記録ヘッド28,29の間にスキャナ18を配置してもよい。この場合、上流側記録ヘッド28からのインク噴射によって形成された実画像をスキャナ18によって記録情報として取得し、記録用紙12の伸縮に起因する実際の実画像の大きさと、所望した画像の大きさとの比較結果から位置ずれ量Gx,Gyを取得するようにしてもよい。なお、「所望した画像の大きさ」とは、上流側記録ヘッド28からのインク噴射によって記録用紙12が伸縮しなかったと仮定した場合の画像の大きさのことを示している。
・実施形態において、ステップS15では、記録用紙12の記録領域12cに画像を記録する際に上流側記録ヘッド28から噴射される各種カラーインク(マゼンタ、シアンの各種インク)の単位面積毎の総量を、使用量Q_colorとしてもよい。すなわち、色材の含有量を考慮しなくてもよい。
また、単位面積毎の使用量Q_colorは、上記単位面積毎の総量に所定値(例えば「0.9」)を乗算した結果であってもよい。さらに、上記単位面積毎の総量と単位面積毎の使用量Q_colorとの関係を示すマップ又は関係式を予め用意しておき、算出した上記単位面積毎の総量とマップ(又は関係式)から単位面積毎の使用量Q_colorを求めてもよい。
・下流側記録ヘッド29からのインクの噴射態様の補正方法としては、取得した位置ずれ量Gx,Gyに応じてノズル開口30からのインクの噴射方向を変更する方法であってもよい。
また、補正方法としては、取得した位置ずれ量Gx,Gyに応じて各記録ドット(印刷ドット)の階調値を補正するようにしてもよい。このように構成することにより、上記実施形態と同等の効果を得ることができる。
さらに、上述した階調値の補正と同等の補正を、ホストコンピュータ14のプリンタドライバ40にて実行するようにしてもよい。
・実施形態において、取得した位置ずれ量Gx,Gyに応じて、上流側記録ヘッド28からのインクの噴射態様も調整する構成であってもよい。また、上流側記録ヘッド28からのインクの噴射態様を調整する場合には、下流側記録ヘッド29からのインクの噴射態様を補正しなくてもよい。
・実施形態において、インクが供給されたことに起因して伸縮しない記録媒体に対して画像を記録させる場合には、上述したような補正処理を行わなくてもよい。
・実施形態において、1つの記録手段は、上記実施形態の記録ヘッド28,29よりも小型の複数の記録ヘッドが千鳥状に配置された構成であってもよい。
また、記録ヘッド28,29は、幅方向Yに沿って移動可能な構成であってもよい。この場合、各記録ヘッド28,29は、幅方向Yに沿って往復移動しながらインクを個別に噴射することになる。ただし、各記録ヘッド28,29のうち少なくとも一方からインク噴射が行われている場合には、搬送モータ24の回転を一時停止させることが望ましい。
・実施形態において、記録手段は、インクを供給して記録用紙12に画像を記録可能な構成であれば、任意の構成(例えば、記録用紙12にインクを塗りつけるような構成)であってもよい。
・実施形態において、記録装置13は、1つの記録手段を備えた構成であってもよい。この場合、記録用紙12の記録領域12cに対してカラーインクを用いて画像を記録させた後、記録用紙12の記録可能領域12aに対してクリアインクを供給させるべく、搬送機構15及び記録手段を制御することが望ましい。
・実施形態において、非色液体は、無色の液体であれば任意の液体(例えば水)であってもよい。
・実施形態において、記録媒体は、記録用紙12以外の他の任意の記録媒体(例えば、プラスチック板)であってもよい。
・実施形態では、記録装置をインクジェット式記録装置13に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を噴射したり吐出したりする記録装置に具体化することもできる。なお、本明細書における液体には、無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等だけではなく、液状体、流状体などが含まれる。
11…記録システム、12…記録媒体としての記録用紙、12a…記録可能領域、12c…記録領域、13…インクジェット式記録装置、15…搬送手段としての搬送機構、17…加熱手段としての加熱ヒータ、28…最上流側記録手段としての上流側記録ヘッド、29…最下流側記録手段としての下流側記録ヘッド、56…取得手段、制御手段、第1の設定手段、第2の設定手段、使用量算出手段としての制御部、Gx,Gy…位置ずれ量、Mb1,Mb2…基準マーク、Q_all…所定量、Q_clear…噴射量(供給量)、Q_color…使用量、X…搬送方向。

Claims (3)

  1. 色材を含有する第1色液体及び第2色液体と、色材を含有しない非色液体とを用い、所定の搬送方向に沿って搬送される記録媒体の記録領域に画像データに基づく画像を記録させる記録方法であって、
    単位面積毎に、前記画像を記録させる際に使用される前記第1色液体の使用量から色材の含有量を除いた量である第1の量を算出する使用量算出ステップと、
    前記第1の量と規定水分量との差分に基づいて、単位面積毎に前記非色液体の供給量を算出する非色液体供給量算出ステップと、
    前記使用量算出ステップにて算出した前記第1の量と、前記非色液体供給量算出ステップにて算出した前記非色液体の供給量とに基づいて、前記第1色液体と前記非色液体とを前記記録媒体に供給する第1供給ステップと、
    該第1供給ステップの実行後、前記第2色液体を、前記記録媒体に供給する第2供給ステップと、を有することを特徴とする記録方法。
  2. 前記第1供給ステップにて前記第1色液体及び前記非色液体が供給された前記記録媒体を加熱する加熱ステップをさらに有し、
    前記第2供給ステップでは、前記記録媒体のうち前記加熱ステップにて加熱済みとなった位置に前記第2色液体が供給されることを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
  3. 色材を含有する第1色液体及び色材を含有しない非色液体を噴射可能な第1の記録手段と、
    色材を含有する第2色液体を噴射可能な第2の記録手段と、
    前記第1の記録手段と、前記第2の記録手段とを制御して記録媒体の記録領域に画像データに基づく画像を記録させる制御部とを備え、
    前記制御部は、
    単位面積毎に、前記画像を記録させる際に使用される前記第1色液体の使用量から色材の含有量を除いた量である第1の量を算出し、
    算出された前記第1の量と規定水分量との差分に基づいて、単位面積毎に前記非色液体の供給量を算出し、
    算出された前記第1の量と、算出された前記非色液体の供給量とに基づいて、前記第1色液体と前記非色液体とを前記記録媒体に噴射し、
    前記第1色液体及び前記非色液体を噴射した後、前記第2色液体を前記記録媒体に噴射する、
    制御を行なう、ことを特徴とする記録装置。
JP2009000127A 2008-03-25 2009-01-05 記録方法及び記録装置 Expired - Fee Related JP5504630B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000127A JP5504630B2 (ja) 2008-03-25 2009-01-05 記録方法及び記録装置
CN200910129732XA CN101554797B (zh) 2008-03-25 2009-03-24 记录方法
US12/410,212 US7976145B2 (en) 2008-03-25 2009-03-24 Recording method
CN201210181676.6A CN102717595B (zh) 2008-03-25 2009-03-24 记录方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008078861 2008-03-25
JP2008078861 2008-03-25
JP2009000127A JP5504630B2 (ja) 2008-03-25 2009-01-05 記録方法及び記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009255527A JP2009255527A (ja) 2009-11-05
JP5504630B2 true JP5504630B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=41116467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009000127A Expired - Fee Related JP5504630B2 (ja) 2008-03-25 2009-01-05 記録方法及び記録装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7976145B2 (ja)
JP (1) JP5504630B2 (ja)
CN (2) CN102717595B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255523A (ja) * 2008-03-25 2009-11-05 Seiko Epson Corp 記録方法
CN102470668B (zh) * 2009-08-21 2015-06-03 株式会社御牧工程 喷墨打印机以及喷墨印刷方法
JP2012056155A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び、コンピュータープログラム
US9324012B2 (en) * 2010-10-27 2016-04-26 Xerox Corporation Methods, systems and apparatus for clear texturing
JP2013027981A (ja) * 2011-07-26 2013-02-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、及び画像形成方法
JP6136377B2 (ja) * 2013-03-05 2017-05-31 セイコーエプソン株式会社 印刷方法、及び、印刷装置
US9996071B2 (en) * 2014-06-24 2018-06-12 Western Digital Technologies, Inc. Moveable slider for use in a device assembly process
US9656463B1 (en) * 2016-06-30 2017-05-23 Ricoh Company, Ltd. Adjusting ink drop size estimates for improved ink use estimates
CN113021033B (zh) * 2021-03-23 2022-08-19 安徽全柴动力股份有限公司 用于变速箱壳体精加工的夹具及装夹方法
CN114771114A (zh) * 2022-03-30 2022-07-22 北京博源恒芯科技股份有限公司 一种喷墨打印系统打印方法、装置及喷墨打印系统

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444756A (en) 1987-08-13 1989-02-17 Canon Kk Ink jet recorder and ink jet recording method
JPH04358836A (ja) * 1991-06-06 1992-12-11 Canon Inc 画像記録装置
JPH079728A (ja) 1993-06-25 1995-01-13 Canon Inc プリンタ装置
JP3029786B2 (ja) * 1994-09-02 2000-04-04 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびテストプリント方法
JP3658196B2 (ja) * 1997-08-11 2005-06-08 キヤノン株式会社 記録方法
JPH11240146A (ja) 1997-12-26 1999-09-07 Canon Inc 記録装置
US6435638B1 (en) * 2000-10-27 2002-08-20 Hewlett-Packard Company Ink bag fitment with an integrated pressure sensor for low ink detection
US6940618B2 (en) * 2000-11-29 2005-09-06 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Linefeed calibration method for a printer
CN1240548C (zh) * 2001-04-24 2006-02-08 精工爱普生株式会社 喷墨记录方法和使用这些的记录物
US6655797B2 (en) * 2002-04-30 2003-12-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Deposition of fixer and overcoat by an inkjet printing system
JP2004142269A (ja) 2002-10-24 2004-05-20 Canon Inc 記録装置
JP4857535B2 (ja) 2004-07-21 2012-01-18 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、印刷制御装置、及び、印刷方法
JP2006095768A (ja) 2004-09-28 2006-04-13 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成装置及び方法
US7530684B2 (en) * 2005-01-14 2009-05-12 Fujifilm Corporation Inkjet recording apparatus
JP2006212929A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Canon Inc インクジェット記録装置
JP4742811B2 (ja) * 2005-10-27 2011-08-10 富士フイルム株式会社 画像形成方法
JP2008012712A (ja) 2006-07-04 2008-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置ずれ補正装置
JP2008229981A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、液体吐出方法
JP5076641B2 (ja) * 2007-05-23 2012-11-21 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置及び液滴吐出方法
JP2009255523A (ja) * 2008-03-25 2009-11-05 Seiko Epson Corp 記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102717595B (zh) 2015-07-22
JP2009255527A (ja) 2009-11-05
US7976145B2 (en) 2011-07-12
CN101554797A (zh) 2009-10-14
CN102717595A (zh) 2012-10-10
CN101554797B (zh) 2012-07-18
US20090244158A1 (en) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5504630B2 (ja) 記録方法及び記録装置
US8733877B2 (en) Method and apparatus for detecting discharge defect, image processing apparatus, computer-readable recording medium, and printing system
JP5764972B2 (ja) 補正値算出方法及び印刷装置
US9296238B2 (en) Methods of printing calibration patterns, calibration methods, and printers
JP2009255523A (ja) 記録方法
US10150286B2 (en) Liquid discharging unit and liquid discharging device
US9462147B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, recording apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
US20080152413A1 (en) Printing Method, Storage Medium Having Program Stored Thereon, and Printing System
JP2018187874A (ja) 印刷装置、及び、制御方法
JP4962004B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6203509B2 (ja) 記録装置
US20100118079A1 (en) Ink jet recording method and ink jet recording device
JP2012076420A (ja) 印刷装置、及び、印刷方法
JP2014100854A (ja) 画像形成装置及び方法、並びに補正値算出方法
JP2011051111A (ja) 印刷装置
JP2005219286A (ja) 印刷装置、印刷方法、及び印刷システム
CN101544131A (zh) 记录方法
JP7056279B2 (ja) 画像形成装置、記録媒体の搬送方法およびプログラム
US9908324B1 (en) Printing with overlapping printheads
JP2015039848A (ja) 記録装置および記録方法
US20200269572A1 (en) Recording apparatus and correction method
JP7097511B2 (ja) インクジェット印刷のためのパルス波形
JP2011156733A (ja) インクジェット記録装置および記録位置調整方法
US20120092684A1 (en) Printing device and printing method
JP7358920B2 (ja) 液体吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5504630

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees