JP2002208560A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置及び基板処理方法

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JP2002208560A
JP2002208560A JP2001308427A JP2001308427A JP2002208560A JP 2002208560 A JP2002208560 A JP 2002208560A JP 2001308427 A JP2001308427 A JP 2001308427A JP 2001308427 A JP2001308427 A JP 2001308427A JP 2002208560 A JP2002208560 A JP 2002208560A
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太郎 山本
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秀治 京田
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Masatoshi Deguchi
雅敏 出口
Hiroshi Takeguchi
博史 竹口
Shinya Hori
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像処理において、基板表面の縁での処理液
の液流れを防止し、ウエハ表面に及ぼす悪影響を軽減さ
せる基板処理装置及び基板処理方法を提供すること。 【解決手段】 ウエハWの表面よりも高さの高い堰部7
7aを有する堰部材77と、基板Wの最大幅以上の長さ
を有する長尺状の処理液供給ノズル78と、基板Wの外
周に沿って堰部材77を設けた状態で処理液供給ノズル
78の先端が堰部77aの上部を通過するように、基板
W上で処理液供給ノズル78を走査させるノズル駆動部
とを具備する処理装置により、基板W上に所定の深さで
処理液を貯留して、処理液供給時には所定の高さを有す
る堰部77aからオーバーフローさせることで基板表面
への悪影響を軽減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハやLCDガラス基板上に現像液を供給して現像処理を
行う基板処理装置及び基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス(ICチップ)やLCD
の製造プロセスにおいては、フォトリソグラフィー技術
を利用することで、半導体ウエハやガラス基板等の基板
の表面に微細なパターンを高精度かつ高密度に形成して
いる。
【0003】例えば、半導体デバイスの製造において
は、半導体ウエハの表面にレジスト膜を形成した後、こ
れを所定のパターンに露光し、さらに現像処理・エッチ
ング処理することにより所定の回路パターンを形成する
ようにしている。
【0004】上記現像処理においては、例えば、半導体
ウエハ基板の直径より長いノズルでスキャン方式により
基板上を走査しながら所定量の現像液を基板表面全体に
盛って現像を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノズル
により基板上を走査して液盛りを行っている際に、基板
の周縁の一部又は複数の部位で現像液の液流れが生じる
場合があり、この場合、基板表面上の液はこの液流れの
部位に引かれるように集中して基板外側に流れるので、
ウエハ表面のレジスト膜に悪影響を及ぼすおそれがあ
り、また液流れによってウエハ表面に液流れの模様が発
生してしまい、精密な回路形成に支障を来すおそれがあ
る。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、基板の縁での処理液の液流れを防止し、基板表
面に及ぼす悪影響を軽減させる基板処理装置及び基板処
理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、基板の外周に沿って設けられ、基板の表
面よりも高さの高い堰部を有する堰部材と、基板の最大
幅以上の長さを有する長尺状の処理液供給ノズルと、基
板の外周に沿って前記堰部材を設けた状態で前記処理液
供給ノズルの先端が前記堰部の上部を通過するように、
基板上で前記処理液供給ノズルを走査させるノズル駆動
部とを具備する。
【0008】このような構成によれば、処理液供給ノズ
ルにより基板上に供給された液が、基板外周に沿って設
けられた堰部材により基板上で堰き止められるので、基
板表面周縁から液流れを防止し、液流れが基板表面に及
ぼす悪影響を軽減させることができる。また、前記ノズ
ルが基板上を走査する際に、ノズルから供給された処理
液が堰部からオーバーフローさせることにより、これに
より基板表面での液流れによる処理液の入れ替わりがな
くなり、基板表面への悪影響をより一層軽減させること
ができる。更に、記堰部の背面側に撥水性の機能を持た
せることにより処理液が堰部からオーバーフローした際
に処理液を外部へ速やかに排除でき、基板表面への悪影
響を更に軽減させることができる。
【0009】本発明の一の形態によれば、前記堰部材
は、基板の外周を囲うように基板の外周に沿って設けら
れている。ここで、前記堰部は、基板上に供給される処
理液の液深とほぼ同一の高さとされており、この堰部の
高さは3mm以下であって、好ましくはほぼ1mm〜2
mmである。
【0010】本発明の一の形態によれば、前記堰部材
は、前記堰部よりも内側に設けられ、基板を保持するた
めの段付部と、前記段付部と前記堰部との間に設けら
れ、前記段付部に保持された基板の表面とほぼ同一の高
さの床部とを有する。このように基板の表面とほぼ同一
の高さの床部を設けることにより、段付部で基板の周縁
部を保持し、処理液を供給する際に基板表面だけでなく
床部までも処理液を供給することにより、特に基板周縁
部にまで処理液が均一な厚さで供給することができる。
【0011】本発明の一の形態によれば、基板を保持す
る保持部材と、前記保持部材を昇降させる第1の昇降機
構とを更に具備する。更に、本発明の一の形態によれ
ば、前記堰部材を昇降させる第2の昇降機構を更に具備
する。この第1の昇降機構により前記保持部材を前記堰
部材よりも高い位置に上昇させて基板を受け取り、次
に、第2の昇降機構により堰部材を上昇させて基板を前
記堰部材の段付部に収容することにより、基板に衝撃を
与えずに基板の周縁部に堰部を配置させることができ
る。そして、更に基板上で前記ノズルを走査した後に基
板の裏面と前記保持部材とを離間させる手段を更に具備
することにより、処理液による処理中の基板に対する保
持部材からの熱影響を抑えることができる。
【0012】本発明の一の形態によれば、前記ノズルか
ら基板の表面に処理液を供給する際に、先端が基板の裏
面に当接するリング状の部材を更に具備する。これによ
り、堰部から処理液が外側へオーバーフローする際、処
理液が堰部材の裏面に回り込んで基板に付着するのを防
止することができる。従って後の工程におけるパーティ
クルの発生をなくすことができる。
【0013】本発明の一の形態によれば、一方の電磁石
が前記堰部材に取り付けられた一対の電磁石を更に具備
し、前記ノズルから処理液を供給する際に、又はノズル
から処理液を供給した後にこれらの電磁石を作動させこ
の一対の電磁石同士が離れるように制御すること特徴と
する。例えばこの一対の電磁石の対向する側を同極とな
るように交流電流を発生させることにより、基板に伝達
される機械的な振動等を遮断することができるので、処
理の際に基板の周縁部で発生しやすい処理液の波立ちを
防止することができる。また同時に、保持部材による基
板への熱影響を抑えることができる。
【0014】本発明の一の形態によれば、前記堰部の上
部に処理液が貯留可能な溝部を有する。例えば、前記処
理液供給ノズルを走査させる前に、予め前記溝部に処理
液を貯留させておくことにより、溝に貯留している処理
液とノズル走査により基板上に供給された処理液とに、
互いの表面張力により引き寄せられる作用が働くのでの
で基板の周縁部にも現像液が均一に行き渡り、ノズルの
高速走査でも安定した液盛りを行うことができる。
【0015】本発明の一の形態によれば、前記堰部材
は、少なくとも段付部の温度を調整する手段を更に具備
する。これにより、堰部材による基板に対する熱影響を
抑制することができる。例えば、前記温度調整は、前記
段付部近傍に温調水を流通させることにより行う。
【0016】基板の外周に沿って設けられ、基板の表面
よりも高さの高い堰部と、前記堰部よりも内側に設けら
れ、基板を保持するための段付部とを有する堰部材によ
り基板の外周を囲いながら、基板の最大幅以上の長さを
有する長尺状の処理液供給ノズルから基板表面に処理液
を供給して基板を処理する基板処理方法において、基板
を保持部材で受け取る工程と、前記保持部材を下降させ
て基板を堰部材の段付部に収容する工程と、前記段付部
に収容された基板上で前記ノズルを、該ノズルから供給
される処理液が前記堰部からオーバーフローするように
走査する工程とを具備する。
【0017】このような構成によれば、保持部材を下降
させて基板を堰部材の段付部に収容することにより、基
板を安定させた状態で処理を行うことができ、また、処
理液供給ノズルから供給される処理液が堰部からオーバ
ーフローするように走査することにより、処理液が基板
表面に与える悪影響を軽減させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0019】図1〜図3は本発明の一実施形態であるレ
ジスト塗布ユニットが採用された半導体ウエハの塗布現
像処理システム1の全体構成の図であって、図1は平
面、図2は正面、図3は背面を夫々示している。
【0020】この塗布現像処理システム1は、被処理基
板としてウエハWをウエハカセットCRで複数枚、例え
ば25枚単位で外部からシステムに搬入したり、あるい
はシステムから搬出したり、ウエハカセットCRに対し
てウエハWを搬入・搬出したりするためのカセットステ
ーション10と、塗布現像工程の中で1枚ずつウエハW
に所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位
置に多段配置してなる処理ステーション11と、この処
理ステーション11に隣接して設けられる露光装置(図
示せず)との間でウエハWを受け渡しするためのインタ
ーフェース部12とを一体に接続した構成を有してい
る。
【0021】前記カセットステーション10では、図1
に示すように、カセット載置台20上の位置決め突起2
0aの位置に、複数個例えば4個までのウエハカセット
CRが、夫々のウエハ出入口を処理ステーション11側
に向けてX方向(図1中の上下方向)一列に載置され、
このカセット配列方向(X方向)及びウエハカセッ卜C
R内に収納されたウエハのウエハ配列方向(Z方向;垂
直方向)に移動可能なウエハ搬送体21が各ウエハカセ
ットCRに選択的にアクセスするようになっている。
【0022】さらにこのウエハ搬送体21は、θ方向に
回転自在に構成されており、後述するように処理ステー
ション11側の第3の処理ユニット群G3 の多段ユニ
ット部に属するアライメントユニット(ALIM)及び
イクステンションユニット(EXT)にもアクセスでき
るようになっている。
【0023】前記処理ステーション11には、図1に示
すように、ウエハWを保持・搬送する搬送アーム48を
備えた垂直搬送型の主ウエハ搬送機構22が設けられ、
その周りに全ての処理ユニットが1組または複数の組に
亙って多段に配置されている。主ウエハ搬送機構22
は、搬送アーム48を上下方向(Z方向)に昇降自在に
装備しており、筒状支持体49はモータ(図示せず)の
回転軸に接続されており、このモータの回転駆動力によ
って、前記回転軸を中心として搬送アーム48と一体に
回転し、それによりこの搬送アーム48は、θ方向に回
転自在となっている。このような構成により各処理ユニ
ット間での受け渡しを実現している。
【0024】また、この例では、5つの処理ユニット群
G1、G2、G3、G4、G5が配置可能な構成であ
り、第1及び第2の処理ユニット群G1、G2の多段ユ
ニットは、システム正面(図1において手前)側に配置
され、第3の処理ユニット群G3 の多段ユニットはカ
セットステーション10に隣接して配置され、第4の処
理ユニット群G4の多段ユニットはインターフェース部
12に隣接して配置され、第5の処理ユニット群G5の
多段ユニットは背面側に配置されることが可能である。
【0025】図2に示すように、第1の処理ユニット群
G1 では、カップCP内でウエハWをスピンチャック
に載せて所定の処理を行う2台のスピンナ型処理ユニッ
ト、例えばレジスト塗布ユニット(COT)と、本発明
に係る現像ユニット(DEV)とが下から順に2段に重
ねられている。第2の処理ユニット群G2でも、2台の
スピンナ型処理ユニット、例えばレジスト塗布ユニット
(COT)及び現像ユニット(DEV)が下から順に2
段に重ねられている。これらレジスト塗布ユニット(C
OT)は、レジスト液の排液が機構的にもメンテナンス
の上でも面倒であることから、このように下段に配置す
るのが好ましい。しかし、必要に応じて適宜上段に配置
することももちろん可能である。更に、レジスト塗布ユ
ニット(COT)の下部には、処理液としてのレジスト
液などが設置されたケミカルエリア13が設けられてい
る。
【0026】図3に示すように、第3の処理ユニット群
G3では、ウエハWを載置台に載せて所定の処理を行う
オーブン型の処理ユニット、例えば冷却処理を行うクー
リングユニット(COL)、レジストの定着性を高める
ためのいわゆる疏水化処理を行うアドヒージョンユニッ
ト(AD)、位置合わせを行うアライメントユニット
(ALIM)、イクステンションユニット(EXT)、
露光処理前の加熱処理を行うプリベーキングユニット
(PREBAKE)及び露光処理後の加熱処理を行うポ
ストベーキングユニット(POBAKE)が、下から順
に例えば8段に重ねられている。第4の処理ユニット群
G4でも、オーブン型の処理ユニット、例えばクーリン
グユニット(COL)、イクステンション・クーリング
ユニット(EXTCOL)、イクステンションユニット
(EXT)、クーリングユニッ卜(COL)、プリベー
キングユニット(PREBAKE)及びポストベーキン
グユニット(POBAKE)が下から順に、例えば8段
に重ねられている。
【0027】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)、イクステンション・クーリングユニッ
ト(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いベ
ーキングユニット(PREBAKE)、ポストベーキン
グユニット(POBAKE)及びアドヒージョンユニッ
ト(AD)を上段に配置することで、ユニット間の熱的
な相互干渉を少なくすることができる。もちろん、ラン
ダムな多段配置としてもよい。
【0028】前記インターフェース部12は、奥行方向
(X方向)については、前記処理ステーション11と同
じ寸法を有するが、幅方向についてはより小さなサイズ
に設定されている。そしてこのインターフェース部12
の正面部には、可搬性のピックアップカセットCRと、
定置型のバッファカセットBRが2段に配置され、他方
背面部には周辺露光装置23が配設され、さらにまた中
央部にはウエハ搬送体24が設けられている。このウエ
ハ搬送体24は、X方向、Z方向に移動して両カセット
CR、BR及び周辺露光装置23にアクセスするように
なつている。前記ウエハ搬送体24は、θ方向にも回転
自在となるように構成されており、前記処理ステーショ
ン11側の第4の処理ユニット群G4の多段ユニットに
属するイクステンションユニット(EXT)や、さらに
は隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示せず)に
もアクセスできるようになっている。
【0029】またこの塗布現像処理システム1では、既
述の如く主ウエハ搬送機構22の背面側にも破線で示し
た第5の処理ユニット群G5の多段ユニットが配置でき
るようになっているが、この第5の処理ユニット群G5
の多段ユニットは、案内レール25に沿って主ウエハ搬
送機構22からみて、側方へシフトできるように構成さ
れている。従って、この第5の処理ユニット群G5の多
段ユニットを図示の如く設けた場合でも、前記案内レー
ル25に沿ってスライドすることにより、空間部が確保
されるので、主ウエハ搬送機構22に対して背後からメ
ンテナンス作業が容易に行えるようになっている。なお
第5の処理ユニット群G5の多段ユニッ卜は、そのよう
に案内レール25に沿った直線状のスライドシフトに限
らず、図1中の一点鎖線の往復回動矢印で示したよう
に、システム外方へと回動シフトさせるように構成して
も、主ウエハ搬送機構22に対するメンテナンス作業の
スペース確保が容易である。
【0030】次に本発明に関わる現像ユニット(DE
V)の構成について説明する。図4及び図5は、現像ユ
ニット(DEV)の全体構成を示す略平面図及び略断面
図である。
【0031】この現像ユニット(DEV)は、ユニット
中央付近にウエハWを収めるカップCPが配設されてい
る。ウエハWに現像液を供給する処理液供給ノズル78
は、ノズルスキャンアーム76に脱着可能に取り付けら
れており、このノズルスキャンアーム76は、カップC
Pの外側に敷設されたガイドレール74上で水平移動可
能な垂直支持部材75の上端部に取り付けられており、
駆動部31の駆動によって垂直支持部材75と一体にY
方向に移動するようになっている。処理液供給ノズル7
8には図5に示すように、液供給管79に接続されてお
りこの液供給管79は単位時間当たりの吐出量を調節す
るベローズポンプ32を介して図示しない液供給源に接
続されている。このベローズポンプ32(図4)の吐出
量の制御は制御部33が行う。また、ノズル78の下方
部には処理液を吐出するための吐出孔78aがノズル7
8の長手方向1列に複数設けられている。
【0032】なお、カップCPの外側には、ウエハWへ
の現像液の供給後にその現像液を洗い流すためのリンス
液を吐出するリンスノズル73が準備されており、適宜
ノズルスキャンアーム76によってウエハW上に移動さ
れる。
【0033】カップCPの内部は、図5に示すように、
外周壁、内周壁及び底壁によって1つの室が形成されて
おり、底壁に1つ又は複数のドレイン口56が設けられ
ており、このドレイン口56はドレイン管70を介して
図示しないタンクに接続されている。現像処理時におい
ては、後述する堰部材77からあふれ出た処理液をカッ
プCPの中に回収し、廃液としてカップCPの底のドレ
イン口56からドレイン管70を通って図示しないタン
クへ送るようになっている。
【0034】カップCP内中心には、搬送アーム48に
よるウエハWの受け渡しの際に、真空吸着によりウエハ
Wを保持する保持部材としてスピンチャック52が設け
られ、このスピンチャック52は駆動モータ54により
昇降可能に、かつウエハWを固定保持した状態で回転可
能に設けられている。
【0035】またカップCP内部には、現像液の供給時
においてウエハWを保持し、かつ、現像液をウエハ表面
から所定の深さで貯留する堰部材77が、ウエハWの外
周を囲うように設けられている。図6はこの堰部材77
の平面図、図7は図6における[A]−[A]線方向の
断面図を示す。この堰部材77は例えばリング状に形成
されており、所定の高さt2を有する堰部77aと、ウ
エハWを載置させる段付部51と、載置部77cと、こ
の段付部51に厚さt1のウエハWを載置したときにウ
エハWの表面とほぼ同一の高さになる床部77bと、現
像液を外側に流下させる液切り部77dとを有してお
り、段付部51はウエハWを載置したときにウエハWの
裏面が当接する載置部77cと、ウエハWの側面が当接
する壁部77eとを有する。すなわち図6に示す符号R
がウエハWの直径とほぼ一致するようになっている。
【0036】このようにウエハWの表面とほぼ同一の高
さの床部を設けることにより、段付部でウエハの周縁部
を保持し、処理液を供給する際に基板表面だけでなく床
部までも現像液を供給することにより、特にウエハ周縁
部にまで現像液が均一な厚さで供給することができる。
【0037】また、堰部77aの高さt2は3mm以下
に形成されており、例えば約1mm〜2mmとしてい
る。液切り部77dは処理液を外部へ速やかに排除でき
るように、例えば外部に向かって傾斜して形成されてお
り、表面又は材質は例えばテフロン(デュポン株式会社
の登録商標)加工が施され撥水性を有している。
【0038】図5を参照して、この堰部材77の裏面に
は例えばL字形状の支持体58が取り付けられており、
この支持体58にはモータ55が接続され、このモータ
55により支持体58を堰部材77と一体的に昇降させ
る。
【0039】次に、以上説明した塗布現像処理システム
1の処理工程及び現像ユニット(DEV)の作用につい
て説明する。
【0040】先ずカセットステーション10において、
ウエハ搬送体21がカセット載置台20上の処理前のウ
エハを収容しているカセットCRにアクセスして、その
カセットCRから1枚の半導体ウエハWを取り出し、ア
ライメントユニット(ALIM)に搬送される。このア
ライメントユニット(ALIM)にてウエハWの位置合
わせが行われた後、主ウエハ搬送機構22によりアドヒ
ージョンユニット(AD)へ搬送され疎水化処理が行わ
れ、次いでクーリングユニット(COL)にて所定の冷
却処理が行われた後、レジスト塗布ユニット(COT)
に搬送される。レジスト塗布ユニット(COT)では、
ウエハWの回転遠心力により所定量のレジストが塗布さ
れる。レジスト液の供給が終了すると、次にプリベーキ
ングユニット(PREBAKE)において所定の加熱処
理が行われ、クーリングユニット(COL)において冷
却処理され、その後ウエハ搬送体24によりインターフ
ェース部12を介して図示しない露光装置により露光処
理が行われる。露光処理が終了した後は、定在波効果に
よるレジストパターンの変形を抑制するためポストエク
スポージャーベーキングユニットで所定の加熱処理が行
われる場合も有る。その後クーリングユニット(CO
L)において冷却処理が行われ、ウエハWは現像ユニッ
ト(DEV)に搬送される。
【0041】現像ユニット(DEV)では、搬送アーム
48により保持されたウエハWがカップCPの直上位置
まで搬送されると図8(a)に示すように駆動モータ5
4によりスピンチャック52が上昇しウエハWを真空吸
着させた後、ウエハWは同図(b)に示すように堰部材
77の段付部51(図7)より僅かに高い位置、例えば
載置部77cからウエハW裏面までの距離が2mm〜3
mmの位置まで下降する。なお、このときノズルスキャ
ンアーム76は、ウエハWの受け渡しの妨げにならない
ようにカップCPの外側で待機している。続いて図8
(c)に示すように、昇降手段である例えばモータ55
の駆動により堰部材77がウエハWの裏面に当接する所
定の位置まで上昇する。
【0042】このように図8(b)に示すようにスピン
チャック52によってウエハWを下降させて堰部材77
の段付部51に載置させる前に一旦停止させ、その後堰
部材77をウエハWに対して上昇させて段付部51に載
置させる。これにより、スピンチャック52を堰部材7
7に対してそのまま下降させてウエハWを段付部51に
載置させる場合に比べて、ウエハWに対する衝撃を極力
緩和させることができる。
【0043】そして処理液供給ノズル78がスキャン機
構によって図9(a)に示すように図中一方側の堰部材
77端部上の所定位置まで移動し、その所定位置から堰
部77aを通過してウエハW表面に供給しながら(同図
(b))他方側の堰部材77端部上まで移動する。この
際ウエハWに対する現像液の供給量は、ベローズポンプ
32(図4)を制御して同図(c)に示すように他方側
の堰部77aからオーバーフローするような供給量で供
給する。
【0044】このようにウエハWの表面から1mm〜2
mmという所定の高さから現像液がオーバーフローする
ことにより、ウエハWの表面縁からの液流れを防止する
ことができ、これによりウエハW表面での液流れによる
現像液の入れ替わりがなくなり、ウエハW表面への悪影
響を軽減させることができる。また、特に、撥水性を有
している液切り部77dは、処理液を外部へ速やかに排
除することにより速やかにオーバーフローさせ、ウエハ
W表面への悪影響の抑制に寄与している。
【0045】現像液の供給が終了した後は、図9(c)
に示す現像液がウエハW上に貯留した状態で所定の時間
だけ放置することにより化学反応を進行させる。その
後、堰部材77を所定の距離だけ下降させ、リンスノズ
ル73によりウエハWにリンス液が供給され、スピンチ
ャック52を回転させることによりその遠心力でウエハ
W表面の現像液が洗い落とされる。
【0046】現像ユニット(DEV)において現像処理
が終了すると、次にポストベーキングユニット(POB
AKE)で所定の加熱処理が行われる。この加熱処理は
例えば100℃以上で加熱処理する。そしてクーリング
ユニット(COL)にて冷却処理が行われた後、カセッ
トステーション10に戻される。
【0047】次に図10において本発明に係る第2の実
施形態の処理装置の動作を示す。なお、本実施形態にお
いて、上記第1の実施形態における構成要素と同一のも
のについては同一の符号を付すものとし、その説明を省
略する。
【0048】図において堰部材77の内側に、堰部材7
7より径の短いリング状部材60をを設け、堰部材77
と一体的に昇降可能な構成とされている。このリング状
部材60は図示するように例えばその断面が三角形状を
しており、その頂点がウエハWの裏面に接触するように
構成され、この頂点は堰部材77の載置部77cと同一
高さになるように配設されている。なお、このリング状
部材60は、断面が楕円形状をしていてもよく2重に構
成されてもよい。
【0049】図10(a)を参照して、搬送アームによ
り搬送されてきたウエハWをスピンチャック52の上昇
により受け取り、同図(b)に示すようにウエハWが段
付部51に当接しないように下降させ、続いて同図
(c)で堰部材77及びリング状部材60を一体的にウ
エハWの裏面に当接するまで上昇させて、その後同図
(d)においてスピンチャック52を下降させる。その
後は、上記第1の実施形態と同様に、処理液供給ノズル
78により図9に示すように現像液を供給する。
【0050】ここで、図11に示すように、堰部77a
から現像液65が外側へオーバーフローする際、液が堰
部材77の裏面に回り込んでウエハWに付着するのをリ
ング状部材60により防止することができる。リング状
部材に付着した現像液65は下方に落下する。
【0051】本実施形態では、図10(d)に示すよう
にスピンチャック52をウエハWから離間させた後に現
像液の供給を行って現像処理を行うことで、スピンチャ
ック52によるウエハWへの熱影響を防止することがで
きる。スピンチャック52は通常、モータ54(図5)
からの熱影響を無くすように、例えば温調水により例え
ば23℃程度の温度に保たれている。従ってスピンチャ
ック52は熱容量が大きく、ウエハWのスピンチャック
52と接触している部分と接触していない部分とで、現
像液の温度低下の度合いが異なる場合が生じ、現像むら
が発生する場合があるが、本実施形態によればスピンチ
ャック52をウエハWから離間させているためそのよう
な不都合は生じない。
【0052】図12は、第3の実施形態に係る装置の模
式図である。本実施形態では、例えば鉄心83及び84
に、それぞれコイル81及び82を巻き付けて上部電磁
石80及び下部電磁石85を形成している。この上部電
磁石80を例えば堰部材77の下部の円周に沿って複数
固定し、下部電磁石85もこれら上部電磁石80に対向
するように設ける。そして電磁石80及び85の相対向
する側が同極になるようにコイル81及び82にそれぞ
れ交流電流を流すことにより、ギャップgが形成され
る。
【0053】そして、現像液を供給する際には図9に示
すような手順で現像液を供給し、スピンチャック52を
ウエハWから離し、この後、交流電流を発生させこのギ
ャップgが形成された状態で現像処理を行う。これによ
り、ウエハWに伝達される機械的な振動等を遮断するこ
とができるので、現像処理の際にウエハWの周縁部で発
生しやすい現像液の波立ちを防止することができる。ま
た同時に、スピンチャック52の吸着によるウエハWへ
の熱影響を抑えることができる。
【0054】また、本実施形態においては、電磁石を作
動させギャップgを形成した後に、ノズル78をスキャ
ンして現像液を供給し、そのままの状態で現像処理を行
うようにしてもよい。また、鉄心83及び84の代わり
に、このどちらか一方を永久磁石とし電磁石面に対向す
る側を固定極性として、電磁石の方に整流した交流電流
を与えギャップgを形成するようにしてもよい。この場
合、電流の周波数をできるだけ高くすることによりギャ
ップgの形成を持続できる。
【0055】図13及び図14は、本発明の第4の実施
形態に係る堰部材の斜視図及び拡大断面図である。この
堰部材90は、ウエハWの厚さよりも高い堰部95に、
例えばV字溝91が形成されている。このV字溝91に
は上部から下部へ貫通した孔93が例えば4つ形成さ
れ、現像液供給源86からの現像液がチューブ88及び
孔93を介してV字溝91に貯留されるようになってい
る。
【0056】図15(a)を参照して、このようにV字
溝91に現像液が予め貯留された状態から、図9に示す
ような手順で現像液をウエハW上に盛り現像処理を行
う。このようにノズル78がウエハW上をスキャンして
現像液を供給する場合、特に処理時間を短縮するために
高速でノズルをスキャンする場合にあっては、従来では
ウエハWの周縁部分に現像液が行き渡らないという不具
合があったが、本実施形態によれば、図15(b)に示
すように、予めV字溝91に貯留している現像液とスキ
ャンによりノズルからウエハW上に供給された現像液と
に、互いの表面張力により引き寄せられる作用が働くの
でウエハWの周縁部にも現像液が均一に行き渡り、高速
スキャンでも安定した液盛りを行うことができる。
【0057】なお、本実施形態において溝91の形状
は、V字に限られず、U字形状や四角形状等、現像液を
貯留できる形状であればどのような形状でもよい。
【0058】図16は、本発明の第5の実施形態に係る
堰部材の断面図である。この堰部材100においてウエ
ハWを載置させる載置部101の下方内部には、例えば
温調水を流通させる流通路102が形成されている。こ
の温調水の温度は例えば23℃に設定されており、この
温度はウエハWの温度とほぼ同一の温度とされており、
また液盛りされた現像液Dとほぼ同一の温度とされてい
る。これにより、堰部材100によるウエハWに対する
熱影響を抑えることができる。
【0059】また、本実施形態では、図示しないスピン
チャックによりウエハWを保持しておき、ウエハWから
載置部101を僅かに離してその隙間に現像液98を流
入させるようにしてもよい。これによりウエハWと堰部
材100を接触させることがないのでウエハWの周縁部
に対する熱影響を抑制できるとともに、ウエハWのベベ
ル部までも現像液を供給することができる。
【0060】また図17に示すように、上述した第1の
実施形態における堰部材と同様の堰部材110における
段付部51付近に、このような温調水を流通させる流通
路111を形成するようにしてもよい。
【0061】本発明は以上説明した実施形態には限定さ
れない。
【0062】上記各実施形態においては、現像液供給の
際、必ずしも堰部77aから液をオーバーフローするよ
うに供給量を調節していたが、必ずしもオーバーフロー
させる必要はない。例えば堰部77aと同一の高さまで
現像液を供給するようにしてもよい。
【0063】また、上記第1の実施形態においては現像
液を基板上に供給する際、スピンチャック52により基
板を保持したままであったが、例えば上記他の実施形態
と同様に堰部材77のみで基板を保持して現像液を供給
するようにしてもよい。
【0064】また、上記各実施形態においては、堰部7
7aから処理液をオーバーフローするように供給量を制
御したが、例えば図4において駆動部31を制御するこ
とによって、ノズルスキャンアーム76の走査速度を可
変にし、これによりウエハ上に貯留する処理液の量を制
御してオーバーフローさせるようにしてもよい。
【0065】また、図12に示す堰部材77に図17に
示す温調水の流通路111を形成することにより、ウエ
ハWに対する熱影響を更に抑制するようにしてもよい。
【0066】また、図16及び図17に示す温調水に代
えて、例えば温調ヒータや熱電素子等を使用して温調す
ることも可能である。
【0067】更に、上記各実施形態においては、基板と
して半導体ウエハ基板を使用した場合について説明した
が、これに限らず、液晶ディスプレイ等に使用されるガ
ラス基板やフォトマスク用のレチクル基板であっても本
発明は適用可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板の縁での処理液の液流れを防止し、基板表面に及ぼ
す悪影響を軽減させることができる。また、液流れによ
るウエハ表面の液流れ模様の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板処理装置及び基板処理方法が適用
される塗布現像処理システムの全体構成を示す平面図で
ある。
【図2】図1に示す塗布現像処理システムの正面図であ
る。
【図3】図1に示す塗布現像処理システムの背面図であ
る。
【図4】本発明に係る基板処理装置(現像ユニット)を
示す平面図である。
【図5】図4に示す現像ユニットの断面図である。
【図6】本発明に係る堰部材を示す平面図である。
【図7】図6における[A]−[A]線方向断面図であ
る。
【図8】本発明に係る現像ユニットの動作を順に示す模
式図である。
【図9】ウエハWに対する現像液の供給動作を順に示す
模式図である
【図10】本発明の他の実施形態による堰部材への基板
の受け渡しを順に示す模式図である。
【図11】本発明の第2の実施形態によるリング状部材
の作用を示す拡大断面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態による堰部材を示す
模式図である。
【図13】本発明の第4の実施形態による堰部材を示す
斜視図である。
【図14】図13に示す堰部材の断面図である。
【図15】第4の実施形態に係る堰部材による作用を示
す図である。
【図16】本発明の第5の実施形態による堰部材を示す
断面図である。
【図17】更に別の実施形態による堰部材を示す断面図
である。
【符号の説明】
W…ウエハ 1…塗布現像処理システム 31...駆動部 32…ベローズポンプ 33…制御部 51…段付部 52…スピンチャック 54…駆動モータ 55…モータ 60…リング状部材 74…ガイドレール 76…ノズルスキャンアーム 77,90,100,110…堰部材 77a…堰部 77b…床部 77c…載置部 77d…液切り部 77e…壁部 78…処理液供給ノズル 78a…吐出孔 79…液供給管 80,85…電磁石 91…V字溝 102,111…温調水流通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 N 5F046 P 21/30 569C (72)発明者 山本 太郎 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 京田 秀治 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 小杉 仁 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 出口 雅敏 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 竹口 博史 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 堀 真也 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 2H096 AA25 GA29 GA31 4D075 AC01 AC82 AC88 CA48 DA08 DB01 DC22 EA45 4F041 AA02 AA06 AB02 BA13 BA46 4F042 AA07 AA08 EB07 EB18 EB28 5F031 CA02 CA05 DA01 DA17 FA01 FA07 FA11 FA12 GA02 GA47 GA48 GA49 HA09 HA12 HA13 HA32 HA48 HA55 HA58 HA59 LA06 MA02 MA04 MA24 MA26 5F046 LA02 LA03 LA04

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の外周に沿って設けられ、基板の表
    面よりも高さの高い堰部を有する堰部材と、 基板の最大幅以上の長さを有する長尺状の処理液供給ノ
    ズルと、 基板の外周に沿って前記堰部材を設けた状態で前記処理
    液供給ノズルの先端が前記堰部の上部を通過するよう
    に、基板上で前記処理液供給ノズルを走査させるノズル
    駆動部とを具備することを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記ノズルが基板上を走査する際に、前記ノズルから供
    給された処理液が前記堰部からオーバーフローするよう
    に処理液の供給量又はノズルの走査速度を制御する手段
    を更に具備することを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の基板処理
    装置において、 前記堰部材は、基板の外周を囲うように基板の外周に沿
    って設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理装置におい
    て、 前記堰部材は、 前記堰部よりも内側に設けられ、基板を保持するための
    段付部と、 前記段付部と前記堰部との間に設けられ、前記段付部に
    保持された基板の表面とほぼ同一の高さの床部とを有す
    ることを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のうちいずれか1
    項に記載の基板処理装置において、 前記堰部は、基板上に供給される処理液の液深とほぼ同
    一の高さとされていることを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のうちいずれか1
    項に記載の基板処理装置において、 前記堰部の高さは、3mm以下であることを特徴とする
    基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の基板処理装置におい
    て、 前記堰部の高さは、ほぼ1mm〜2mmであることを特
    徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のうちいずれか1
    項に記載の基板処理装置において、 基板を保持する保持部材と、 前記保持部材を昇降させる第1の昇降機構とを更に具備
    することを特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の基板処理装置におい
    て、 前記堰部材を昇降させる第2の昇降機構を更に具備する
    ことを特徴とする基板処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の基板処理装置におい
    て、 前記保持部材を前記堰部材よりも高い位置に上昇させて
    基板を受け取り、 前記保持部材を下降させて受け取った基板を前記堰部材
    の段付部に収容し、 前記段付部に収容された基板上で前記ノズルを走査する
    ように制御する手段を更に具備することを特徴とする基
    板処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の基板処理装置にお
    いて、 基板上で前記ノズルを走査した後に基板の裏面と前記保
    持部材とを離間させる手段を更に具備することを特徴と
    する基板処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11のうちいずれ
    か1項に記載の基板処理装置において、 前記ノズルから基板の表面に処理液を供給する際に、先
    端が基板の裏面に当接するリング状の部材を更に具備す
    ることを特徴とする基板処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のうちいずれ
    か1項に記載の基板処理装置において、 前記堰部の背面側は、撥水性を有することを特徴とする
    基板処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の基板処理装置にお
    いて、 一方の電磁石が前記堰部材に取り付けられた一対の電磁
    石を更に具備し、前記ノズルから処理液を供給する際
    に、又はノズルから処理液を供給した後にこれらの電磁
    石を作動させこの一対の電磁石同士が離れるように制御
    すること特徴とする基板処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項3に記載の基板処理装置におい
    て、 前記堰部の上部に処理液が貯留可能な溝部を有すること
    を特徴とする基板処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の基板処理装置にお
    いて、 前記処理液供給ノズルを走査させる前に、予め前記溝部
    に処理液を貯留することを特徴とする基板処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項3から請求項16のうちいずれ
    か1項に記載の基板処理装置において、 前記堰部材は、 少なくとも段付部の温度を調整する手段を更に具備する
    ことを特徴とする基板処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の基板処理装置にお
    いて、 前記温度調整手段は、 前記段付部近傍に形成され温調水を流通させる流路を具
    備することを特徴とする基板処理装置。
  19. 【請求項19】 基板の外周に沿って設けられ、基板の
    表面よりも高さの高い堰部と、前記堰部よりも内側に設
    けられ、基板を保持するための段付部とを有する堰部材
    により基板の外周を囲いながら、基板の最大幅以上の長
    さを有する長尺状の処理液供給ノズルから基板表面に処
    理液を供給して基板を処理する基板処理方法において、 基板を保持部材で受け取る工程と、 前記保持部材を下降させて基板を堰部材の段付部に収容
    する工程と、 前記段付部に収容された基板上で前記ノズルを、該ノズ
    ルから供給される処理液が前記堰部からオーバーフロー
    するように走査する工程とを具備することを特徴とする
    基板処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の基板処理方法にお
    いて、 基板を堰部材の段付部に収容する工程後に、基板の裏面
    と前記保持部材とを離間させる工程を更に具備すること
    を特徴とする基板処理方法。
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