JP2002208207A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2002208207A
JP2002208207A JP2001090320A JP2001090320A JP2002208207A JP 2002208207 A JP2002208207 A JP 2002208207A JP 2001090320 A JP2001090320 A JP 2001090320A JP 2001090320 A JP2001090320 A JP 2001090320A JP 2002208207 A JP2002208207 A JP 2002208207A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、動作中のディスクの安定性
を保持し、且つ、蓋制御が容易なディスク再生装置を提
供することである。 【解決手段】 ディスクを装着する本体1と、本体1に
回動可能に軸支されたLID(蓋)2とを有し、このL
ID2をバネ4によって開状態に付勢する付勢手段と、
蓋をカムロック部5とLIDロック部6の係合により閉
状態に保持するロック手段とを備えるディスクプレーヤ
ー100であって、ディスクの再生中にLID2の開要
求があった場合、閉状態にあるLID2の開状態への移
行は、この再生が完全に停止状態、又はディスクの回転
が充分に低速になってから行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(CD)等のディスクを再生するディスク再生装置に
係り、詳細には、カムロック式の蓋の制御機能を有する
ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクプレーヤーの蓋の制御に
は、蓋が押されると、ラッチが解除されて蓋が開く仕組
みになっている手動のプッシュラッチ方式や、モータ駆
動を利用した機構により蓋の開閉が行われる電動開閉式
等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手動プッシュラッチ方式のディスクプレーヤーの場合
は、ディスク再生中に不用意に蓋が押されてしまうと、
手動式ラッチが解除されて蓋が開いてしまうため、高速
回転中のディスクが回転の勢いで飛び出す可能性がある
という問題があった。
【0004】また、電動開閉方式のプレーヤーの場合
は、モータ駆動で円滑に蓋を開閉させるための歯車・ゴ
ムブッシュ等の部品点数が多く、構造が複雑であるた
め、コスト高になるという問題があった。さらに、蓋開
閉時のモータ制御のために、開閉動作中の消費電力がか
かってしまうという問題もあった。また、この電動開閉
方式では、蓋の上に何か物が置かれている場合などは、
開動作中に蓋が中途半端な状態で停止したり、みかけに
は閉状態にあるにもかかわらず、表示部にはOPENと
表示されたりし、ユーザに混乱をもたらすという問題も
あった。
【0005】本発明の課題は、動作中のディスクの安定
性を保持し、且つ、蓋制御が容易なディスク再生装置を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この様な課題
を達成するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段等の説明中、括弧書きにより実施の形
態に対応する構成を一例として例示する。また、符号等
は添付する図面の参照符号である。
【0007】請求項1記載の発明は、ディスクを装着す
る本体と(例えば、図1(b)の本体1)、本体に回動
可能に軸支された蓋(例えば、図1(b)のLID2)
とを有し、この蓋を開状態に付勢する付勢手段(例え
ば、図1(a)のバネ4)と、前記蓋を閉状態に保持す
るロック手段(例えば図1(a)及び(b)のカムロッ
ク5とLIDロック部6)とを備えるディスク再生装置
(例えば、図1(a)及び(b)のディスクプレーヤー
100)であって、前記本体に装着されたディスクの再
生の有無を検出する検出手段(例えば、図3の信号処理
回路17)を備え、前記ロック手段は、この検出手段に
よりディスクが再生中であると検出された場合は、閉状
態にある蓋が前記付勢手段により開状態へ移行すること
を阻止することを特徴としている。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、本体に
装着されたディスクの再生の有無を検出する検出手段を
備え、蓋を閉状態に保持するロック手段は、この検出手
段によりディスクが再生中であると検出された場合は、
閉状態にある蓋が開状態へ移行することを阻止すること
により、ディスクの再生中に蓋の開要求があっても、蓋
がすぐに開くことがなく、該ディスクが飛び出すのを防
ぐことができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ロック手段は、前記蓋に設けられた第
1のロック部材(例えば、図1(b)のLIDロック部
6)と、前記本体に設けられ前記第1のロック部材と係
合する第2のロック部材(例えば、図2(a)のカム5
3)とからなることを特徴としている。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、ロック
手段は、蓋に設けられた第1のロック部材と、本体に設
けられた第2のロック部材を係合することにより、モー
タ駆動式によって蓋の開閉が行われるものに比べて、部
品点数が少なく、製造コストを削減することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、閉状態にある前記蓋を開状態に移
行するように開指令を与える指令手段(例えば、図3の
キー入力部16とCPU14)と、ディスクが再生中で
あるときにこの開指令があった場合、当該ディスクを回
転させているモータに回転を停止させるブレーキ信号を
出力するモータ制御手段(例えば、図3のCPU14)
と、このモータ制御手段によりディスクの再生が停止し
た場合に、前記ロック手段による第1のロック部材と第
2のロック部材との係合を解除する解除信号を、この第
2のロック部材を先端部に有する電動鍵(例えば、図2
(a)の電磁プランジャー51)に出力する解除手段
と、を更に備えることを特徴としている。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、ディス
ク再生中に指令手段による蓋の開指令があった場合に、
当該ディスクを回転させているモータを停止させるブレ
ーキ信号を出力するモータ制御手段と、このモータ制御
手段によりディスクの再生が停止した場合に、ロック手
段による第1のロック部材と第2のロック部材との係合
を解除する解除信号を、第2のロック部材を先端部に有
する電動鍵に出力する解除手段と、を備えることによ
り、再生中のディスクが停止したときに蓋のロックを解
除することで、ディスクが外部に飛び出すことがなくな
る上に、モータ駆動式の蓋の開動作制御に比べて、制御
が容易になる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、ディスクの再生中に前記指令手段により蓋
の開指令があった場合に、所定の時間の計時を開始する
計時手段(例えば、図3のCPU14)を更に備え、前
記モータ制御手段は、この計時手段による計時が終了し
た際に、前記モータへのブレーキ信号の出力を停止し、
前記解除手段は、該ディスクの回転速度が所定の値より
小さくなった際に、解除信号を前記電動鍵に出力するこ
とを特徴としている。
【0014】この請求項4記載の発明によれば、ディス
クの再生中に指令手段により蓋の開指令があった場合
に、所定の時間の計時を開始する計時手段を備え、モー
タ制御手段は、この計時手段による計時が終了した際
に、前記モータへのブレーキ信号の出力を停止し、解除
手段は、該ディスクの回転速度が所定の値より小さくな
った際に、解除信号を前記電動鍵に出力することによ
り、蓋の開動作制御の効率化を図ることができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記ロック手段により第1のロック部材と
第2のロック部材との係合が解除されてから所定の時間
内に、再度、前記指令手段による開指令がなされた際、
前記解除手段は、解除信号を前記電動鍵に出力しないこ
とを特徴としている。
【0016】この請求項5記載の発明によれば、ロック
手段により第1のロック部材と第2のロック部材との係
合が解除されてから所定の時間内に、再度、指令手段に
よる開指令がなされた際、前記解除手段は、解除信号を
電動鍵に出力しないことにより、電動鍵に過電流が流れ
ることがなくなり、電動鍵を構成する部品の破壊を防ぐ
ことができる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
何れかに記載の発明において、前記蓋が開状態であるか
否かを検出する開状態検出手段(例えば、図1(b)の
LID SW11)を更に備え、前記解除手段により前
記ロック手段による第1のロック部材と第2のロック部
材との係合が解除された後、所定の時間内に前記蓋が前
記付勢手段によって開状態へ付勢されない場合、前記開
状態検出手段は、前記蓋が閉状態にあることを検出する
ことを特徴としている。
【0018】この請求項6記載の発明によれば、蓋が開
状態であるか否かを検出する開状態検出手段を備え、解
除手段によりロック手段による第1のロック部材と第2
のロック部材との係合が解除された後、所定の時間内に
蓋が付勢手段によって開状態へ付勢されない場合、開状
態検出手段は、蓋が閉状態にあることを検出することに
より、外的要因等により蓋を開状態に移行することがで
きない場合は、蓋を閉状態とみなすことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。まず、構成を説明する。
【0020】図1は、本発明を適用したディスクプレー
ヤー100の平面図(a)と、断面図(b)を示してい
る。図1において、ディスクプレーヤー100は、本体
1と、後述するターンテーブル8に載置されているディ
スクを上方より覆うLID(蓋)2とを備える。
【0021】本体1は、バネ4、カムロック5、ターン
テーブル8、光ピックアップ9、トラバース10、LI
D SW(蓋スイッチ)11を有する。LID2は、支
軸3により本体1に対して矢印方向に回動可能に軸支さ
れており、LIDロック部6、クランパー7を有する。
【0022】バネ4は、図1(a)に示すように、本体
1とLID2とを連結する部分に支軸方向に沿って設け
られ、常にLID2を開放方向に付勢している。
【0023】凸型のカムロック5は、本体1の開口側の
バネ4に対向する位置に設けられ、LID2が閉じられ
た状態で、バネ4により開方向に付勢されているLID
2を係止する。
【0024】凹型のLIDロック部6は、LID2の開
口側のバネ4に対向する位置に設けられ、LID2が閉
じられる際、カムロック5とLIDロック部6とが係合
する。なお、LID2に対する閉動作は手動でLID2
を押し下げることにより行う。
【0025】クランパー7は、LID2の内壁に支持さ
れ、本体1の上部側には、ディスクを載置するターンテ
ーブル8が設けられている。クランパー7とターンテー
ブル8とは対向しており、LID2が閉状態にあるとき
は、クランパー7とターンテーブル8との間でターンテ
ーブル8上に載置されたディスクが上下から保持される
ようになっている。
【0026】光ピックアップ9は、図1(a)に示すよ
うに、本体1のディスク載置部分に置かれたトラバース
10内に設けられ、ディスク再生時に、後述するトラッ
キングスレッドサーボ回路18に制御されたスレッド
(図示せず)により、ターンテーブル8に載置されたデ
ィスクの半径方向にトラバース10内を往復動し、当該
ディスクにレーザ光を照射することで、その反射光か
ら、当該ディスクに記録されているデータを読み取る。
【0027】LID SW(蓋スイッチ)11は、図1
(b)に示すように、本体1の支軸3近傍に設けられて
おり、LID2の閉動作により、LID2の支軸3に設
けられた略扇形をした回動片12がLID SW11を
押圧することで、LID SW11先端部のボタンがO
N動作し、LID2が開状態に移行すると、回動片12
がLID SW11より離れてOFF動作となる。LI
D2が開状態であるときは、CPU14によって、LI
D2が閉状態へ移行されたか否かがLID SW11の
ON動作の有無に基づいて監視される。
【0028】ダンパー13は、図1(b)に示すよう
に、ギアを有し、このギアが回動片12の円周部分に設
けられたギアと常に噛合するように本体1に取り付けら
れている。LID2が閉状態から開状態へ移行する際、
回動片12の回動に伴ってダンパー13も回動するが、
ダンパーギアに回動抵抗が生じることで、バネ4の付勢
力によるLID2の急激な開動作が抑制される。
【0029】カムロック5の要部構成(平面図)を図2
(a)に示す。カムロック5は、電気鍵としての電磁プ
ランジャー51、回動軸52、カム53、つる巻バネ5
4から構成される。
【0030】バネ54は、一端が本体1に固定され、他
端がカム53の先端部53aに固定されており、この先
端部53aをカム53のもう一方の先端部53bがLI
Dロック部6と係合する方向に常に付勢している。
【0031】カム53は、その一端側53aにバネ54
が固定され、この先端部53aと、電磁プランジャー5
1から突出した後述する可動鉄心51aとが係合してい
る。LID2が閉状態では、バネ54の付勢によって、
カム53のもう一方の先端部53bとLIDロック部6
とが係合する。
【0032】LID2が閉状態から開状態へ移行する場
合、カム53の他端部53aがバネ54の付勢力に抗し
て移動し、可動鉄心51aの吸引動作に伴って、カム5
3は全体として回動軸52を回動中心として回動し、先
端部53bとLIDロック部6との係合が解除される。
【0033】電磁プランジャー51の内部は、図2
(b)に示すように、コイル51bが巻かれた固定鉄心
51cの内側に可動鉄心51aを設けたソレノイドにな
っている。
【0034】LID2が閉状態から開状態へ移行する場
合に、後述するCPU14から入力されるロック解除信
号に基づいて、コイル51bに電流が流れると、固定鉄
心51cは電磁石となり、可動鉄心51aが電磁プラン
ジャー51内部に吸引される。
【0035】図3は、本発明を適用したディスクプレー
ヤー100内部の機能構成を示す図である。この図3に
おいて、ディスクプレーヤー100は、CPU14、表
示部15、キー入力部16、信号処理回路17、トラッ
キングスレッドサーボ回路18、フォーカスサーボ回路
19、スピンドルサーボ回路20、D/A変換器21、
カムロック部5、光ピックアップ9、LID SW11
により構成されている。
【0036】CPU14は、ユーザによるキー入力部1
6からのキー操作により、図示しないRAM(Random A
ccess Memory)に格納された動作プログラムに応じて各
種の制御動作を行う(図4〜図15参照)。
【0037】表示部15は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)等により構成され、CPU14の制御に基づい
て、所要の表示操作を行う。例えば、表示部15は、デ
ィスク再生時の進行時間やトラックナンバー等のTOC
(Table Of Contents)情報や動作モード等を表示す
る。
【0038】キー入力部16は、再生キー、停止キー、
LID Openキー等の各種操作キーを有し、キー操
作による操作信号をCPU14に出力する。
【0039】信号処理回路17は、ディスク再生動作に
よって、光ピックアップ9によりディスクから検出され
た情報の演算処理を行い、トラッキングエラー信号、フ
ォーカスエラー信号、スピンドルエラー信号等を生成
し、トラッキングスレッドサーボ回路18、フォーカス
サーボ回路19、スピンドルサーボ回路20に出力す
る。また、再生キー操作によるユーザからの再生指示に
よりCPU14から入力された制御信号を、トラッキン
グスレッドサーボ回路18、フォーカスサーボ回路1
9、及びスピンドルサーボ回路20に出力する。
【0040】さらに、信号処理回路17は、光ピックア
ップ9によりディスクから読み出されたデータに対しE
FM(Eight to Fourteen Modulation)デコード処理、
及びCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon)デコ
ード処理を施し、所定のタイミングで読み出して、D/
A変換器21に出力する。また、光ピックアップ9の動
作から、ディスクが再生中であるか否かを検出し、その
検出結果をCPU14に出力する。
【0041】トラッキングスレッドサーボ回路18は、
ディスク再生時に、信号処理回路17から入力した各種
信号に基づいて、トラッキング駆動信号を生成して光ピ
ックアップ9の2軸機構を制御するとともに、スレッド
駆動信号を生成してスレッドモータに印加し、光ピック
アップ9が当該ディスクの半径方向に移動できるように
する。
【0042】フォーカスサーボ回路19は、ディスク再
生時に、信号処理回路17から入力したフォーカスエラ
ー信号に基づいて、フォーカス駆動信号を生成し、この
フォーカス駆動信号と上記トラッキング駆動信号により
光ピックアップ9の2軸機構を制御し、光ピックアップ
9とディスクの信号面の距離を一定に保つ。
【0043】スピンドルサーボ回路20は、ディスク再
生時に、信号処理回路17から入力した各種信号に基づ
いて、ディスクが載置されるターンテーブル8を軸支し
たスピンドルモータにスピンドル駆動信号を印加するこ
とで、スピンドルモータを一定線速度(CLV:Consta
nt Linear Velocity)に制御し、当該ディスクを回転駆
動させる。
【0044】D/A変換器21は、ディスクの再生時
に、信号処理回路17で処理されたデジタル音声信号を
アナログ音声信号に変換し、図示しない増幅回路に出力
する。この増幅回路で増幅されたアナログ音声信号は、
再生音声として外部に出力される。
【0045】なお、カムロック部5の構成は、図2に示
され、その機能説明は上述のとおりである。また。光ピ
ックアップ9、LID SW11は、図1に示されてお
り、その機能説明は上述のとおりであるので、ここでの
説明は省略する。
【0046】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、LID2の初期状態の認識、及び光ピックアップ9
の初期調整のイニシャライズ処理を図4のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0047】ユーザによりディスクプレーヤー100の
本体1にCDが装着され、電源が投入されると、まず、
CPU14は、LID2の開閉状態を確認する(ステッ
プS1)。LID2が開状態であれば、後述するLID
Open状態B(図6参照)に移行し、LID2が閉
状態であれば、ユーザによるLID2のOpen要求の
有無を判別する(ステップS2)。
【0048】ユーザによりOpenキーが操作され、O
pen信号に基づいたOpen要求があった場合(ステ
ップS2:YES)、CPU14は、イニシャライズ処
理を中止し、後述するカムアンロック処理E(図9参
照)に移行する。この場合、トラッキングスレッドサー
ボ回路18、フォーカスサーボ回路19のイニシャライ
ズ処理動作が中止される。
【0049】一方、Open要求がなければ(ステップ
S2:NO)、そのままイニシャライズ処理を続けて、
光ピックアップ9がディスクの最内周側の初期位置に位
置されているか否かを判別する(ステップS3)。上述
したOpenキー操作もなくイニシャライズ処理が終了
し、光ピックアップ9が所定の初期位置に位置されてい
れば(ステップS3:YES)、CPU14は、以下に
述べるLID Close状態A(図5参照)に移行
し、光ピックアップ9が所定の位置に位置されていなけ
れば(ステップS3:NO)、ステップS1に戻る。
【0050】次に、LID2がLID Close状態
Aにある場合のディスクプレーヤー100内部の動作を
図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0051】CPU14は、まず、LID2の開閉状態
をLID SW11のON/OFF動作に基づいて確認す
る(ステップS4)。ディスク再生中やTOC情報読み
取り中に、例えば、ユーザがOpenキーの操作によら
ずに強引にLID2を開けるなどの異常な手法によりL
ID2が開状態になった場合(ステップS4:YE
S)、CPU14は、信号処理回路17に動作停止要求
をし、スピンドルサーボ回路20、トラッキングスレッ
ドサーボ回路18、及びフォーカスサーボ回路19の動
作を中止させ(ステップS7)、後述するOpen終了
処理G(図11参照)へ移行する。このような異常な手
法によりLID2が開状態になったか否かは、Open
キーの操作に基づくOpen信号がないにもかかわらず
LID SW11がOFF動作をしたことをCPU14
が認識したことで確認される。
【0052】また、LID2がClose状態Aであれ
ば(ステップS4:NO)、CPU14は、ユーザによ
るOpenキー操作に基づいたLID2のOpen要求
の有無を確認し(ステップS5)、ユーザによりOpe
nキーが操作されてOpen要求があれば(ステップS
5:YES)、一旦Open要求をクリアして(ステッ
プS6)後述するサーボストップ処理C(図7参照)へ
移行し、Open要求がなければ(ステップS5:N
O)、ステップS4へ戻る。
【0053】次に、LID2がLID Open状態B
にある場合のディスクプレーヤー100内部の動作を図
6のフローチャートに基づいて説明する。
【0054】CPU14は、まず、前述と同様にLID
2の開閉状態を確認し(ステップS8)、ユーザにより
手動でLID2が閉じられたら(ステップS8:N
O)、本体1に装着されているディスクのTOC情報読
み取りを要求して(ステップS9)、サーボストップ監
視タイマーやLID SW検出待ちタイマー等のエラー
タイマーをクリアし(ステップS10)、LID Cl
ose状態Aに移行する。ステップS8でLID2が開
状態であれば(ステップS8:YES)、CPU14
は、もう一度LID2の開閉状態を確認する。
【0055】次に、LID Close状態AからOp
enキー操作に基づいたLID2のOpen要求があっ
た場合のサーボストップ処理Cについて、図7のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0056】CPU14は、まず、トラッキングスレッ
ドサーボ回路18、フォーカスサーボ回路19、及びス
ピンドルサーボ回路20が停止状態であるか否かを確認
する(ステップS11)。ディスク再生中等でこれらの
サーボ回路が動作中であれば(ステップS11:N
O)、CPU14は、信号処理回路17に対して動作停
止要求をして、該サーボ回路の動作を停止させる要求を
する(ステップS12)。
【0057】次いで、CPU14は、上記サーボ回路が
停止したか否かを確認する時間であるサーボストップ監
視タイマーを20秒にセットし(ステップS13)、以
下に述べるサーボストップ待機処理D(図8参照)へ移
行する。ステップS11において各サーボ回路が停止状
態であれば(ステップS11:YES)、ステップS1
3に移行する。
【0058】図6のサーボストップ処理Cにおいてサー
ボストップ要求があった場合のサーボストップ待機処理
Dについて、図8のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0059】CPU14は、まず、前述したようにLI
D2が開状態であるか否かを確認する(ステップS1
4)。例えば、ユーザが強引にLID2を開けるなどし
て、LID2が異常な手法により開状態になっていれば
(ステップS14:YES)、CPU14は、サーボス
トップ要求CのステップS13でセットしたサーボスト
ップ監視タイマーによる計時をクリアし(ステップS2
0)、トラッキングスレッドサーボ回路18、フォーカ
スサーボ回路19、及びスピンドルサーボ回路20に対
し、サーボストップ要求をして動作を中止させ(ステッ
プS21)、後述するOpen終了処理G(図11参
照)へ移行する。
【0060】一方、LID2が閉状態である場合(ステ
ップS14:NO)、CPU14は、サーボストップ処
理Cでセットしたサーボストップ監視タイマーがタイム
アップする前にこれらサーボが全て停止していれば(ス
テップS15:NO、ステップS16:YES)、この
サーボストップ監視タイマーによる計時をクリアし(ス
テップS19)、後述するカムアンロック処理E(図9
参照)へ移行する。
【0061】また、上記サーボストップ監視タイマー計
時中で上記の何れかのサーボが動作中である場合に(ス
テップS15:NO、ステップS16:NO)、ユーザ
により再生ボタンが操作され再生要求があると(ステッ
プS17:YES)、CPU14は、上記サーボストッ
プ監視タイマーによる計時をクリアし(ステップS1
8)、LID Close状態Aへ移行し、再生要求が
なければ(ステップS17:NO)、ステップS14に
戻る。
【0062】上記サーボストップ監視タイマーがタイム
アップ後であっても(ステップS15:YES)スピン
ドルサーボ回路20が停止していない場合、ディスクは
充分に低速で回転しているので、CPU14は、図4の
イニシャライズ処理へ移行して、その後、後述するカム
アンロック処理E(図9参照)へ移行する。
【0063】次に、CPU14によって実行されるカム
アンロック処理Eについて、図9のフローチャートに基
づいて説明する。
【0064】CPU14は、まず、LID2の開閉状態
を確認する(ステップS22)。ユーザが強引にLID
2を開けるなどの異常な手法によりLID2が開状態に
なっていれば(ステップS22:YES)、CPU14
は、信号処理回路17に対して動作停止要求をし、トラ
ッキングスレッドサーボ回路18、フォーカスサーボ回
路19、及びスピンドルサーボ回路20の動作停止要求
をし(ステップS27)、後述するOpen終了処理G
(図11参照)へ移行する。
【0065】LID2が閉状態であれば(ステップS2
2:NO)、CPU14は、カムロック部5にロック解
除信号を出力して、カムロック部5とLIDロック部6
との係合を解除させる(ステップS23)。この場合、
CPU14は、再アンロック禁止タイマーを3秒にセッ
トし(ステップS24)、Open要求をクリアする
(ステップS25)。さらに、CPU14は、LID2
が正常に開かれたか否かをLID SW11から検出す
るため、LID SW11の検出待ちタイマーを100
ミリ秒にセットし(ステップS26)、後述するOpe
nスイッチ検出処理F(図10参照)に移行する。
【0066】カムアンロック処理Eにおいて、LID
SW11の検出タイマーがセットされた場合にCPU1
4によって実行されるOpenスイッチ検出処理Fにつ
いて、図10のフローチャートに基づいて説明する。
【0067】カムアンロック処理EにおいてステップS
26でセットしたLID SW検出待ちタイマー(10
0ミリ秒)がタイムアップする前に(ステップS28:
NO)、LID SW11のOFF動作を検出して、L
ID2を開状態として認識すると(ステップS28:N
O、ステップS29:YES)、CPU14は、このタ
イマーによる計時をクリアし(ステップS30)、後述
するOpen終了処理G(図11参照)へ移行する。こ
のタイマーがタイムアップする前に、LIDSW11が
ONでLID2が依然閉状態であれば(ステップS2
9:NO)、ステップS28に戻る。
【0068】一方、上記タイマーのタイムアップ後(1
00ミリ秒後)に(ステップS28:YES)、LID
2が正常に開状態になっていれば(ステップS31:Y
ES)、CPU14は、Open終了処理G(図11参
照)へ移行し、LID2が依然開状態として検出されな
ければ(ステップS31:NO)、LID SW検出待
ちタイマーを1秒に再セットし(ステップS32)、後
述するOpen終了処理G(図11参照)へ移行する。
【0069】次に、CPU14によって実行されるOp
en終了処理Gを図11のフローチャートに基づいて説
明する。
【0070】LID2が閉状態から開状態に移行する
と、CPU14は、図示しないRAMに一時的に格納さ
れていたディスクのTOC情報及びテキストデータをク
リアし、自動調整状態をクリアし、また、リピート、再
生モードをクリアして、トラックナンバーを初期化し
(ステップS33)、後述するOpen終了チェック処
理H(図12参照)に移行する。また、図10のステッ
プS31でLID2が閉状態にあると判断した場合は、
CPU14は、本体1に装填されているディスクのTO
C情報読み取りを要求する(ステップS34)。
【0071】次に、CPU14によって実行されるLI
D2の状態の最終チェックを行うOpen終了チェック
処理Hについて、図12のフローチャートに基づいて説
明する。
【0072】この処理において、CPU14は、まず、
LID2の開状態にあるか否かの最終確認をする(ステ
ップS35)。LID2を開状態として認識したときに
(ステップS35:YES)、図10のステップS32
で計時を開始したLID SW検出待ちタイマーが依然
計時中であれば、CPU14は、このタイマーによる計
時をクリアし(ステップS37)、LID Open状
態Bに移行する。LID2が開状態で(ステップS3
5:YES)、既に上記タイマーがクリア済み(図10
のステップS30に対応)か、タイムアップ後である場
合(図10のステップ31:YES)も、LID Op
en状態Bに移行する。
【0073】LID2が閉状態で(ステップS35:N
O)、図10のステップS32でセットしたLID S
W検出タイマーによる計時が既に終了していれば(ステ
ップS36)、CPU14は、LID Close状態
Aに移行し、上記タイマーによる計時が終了していなけ
れば(ステップS36:NO)、ステップS35に戻
る。
【0074】次に、図5のステップS7、及び図7のス
テップS12におけるCDサーボストップ制御処理の詳
細を、図13及び図14のフローチャートに基づいて説
明する。
【0075】まず、CPU14は、キー入力部16での
キー操作等によりディスク停止要求があるか否かを確認
し(ステップS40)、停止要求があれば(ステップS
40:YES)、アナログ、デジタルミュートをかけて
再生音を消音させ(ステップS41)、停止要求がなけ
れば(ステップS40:NO)、再度、停止要求の有無
を確認する。
【0076】次いで、CPU14は、トラッキングスレ
ッドサーボ回路18、フォーカスサーボ回路19、及び
スピンドルサーボ20の三者がCLVロックしているか
否かを確認し(ステップS42)、ディスクの回転状態
をチェックする。
【0077】CLVロックされていれば(ステップS4
2:YES)、CPU14は、スピンドルサーボ20に
対してブレーキ要求をし(ステップS43)、リミット
タイマーのカウンター値nを0にセットし(ステップS
44)、リミットタイマーを1.5秒にセットする(ス
テップS45)。
【0078】次いで、CPU14は、該ディスクの回転
速度が再生時の5分の1以下になったか否かを確認し
(ステップS46)、5分の1以下になっていなければ
(ステップS46:NO)、フォーカスサーボ回路19
のロックが外れているか否かを確認する(ステップS4
7)。
【0079】フォーカスサーボ回路19のロックが外れ
ていなければ(ステップS47:NO)、CPU14
は、ステップS45でセットしたリミットタイマーがタ
イムアップしたか否かを確認する(ステップS48)。
リミットタイマーがタイムアップしていなければ(ステ
ップS48:NO)、CPU14は、リミットタイマー
のカウンター値nをn+1にセットしてステップS46
へ戻る。
【0080】リミットタイマーがタイムアップしていれ
ば(ステップS48:YES)、CPU14は、ステッ
プS43でのスピンドルサーボへのブレーキを中止し、
500ミリ秒間、正方向へ回転させて(ステップS5
0)、スピンドルモータの逆転暴走を防ぎ、その後、フ
リーラン状態にする(ステップS51)。ステップS4
7において、フォーカスサーボ回路19のロックが外れ
ている場合も、該ディスクをフリーラン状態にする(ス
テップS60)。
【0081】ステップS46において、ディスクの回転
速度が再生時の5分の1以下になった場合、CPU14
は、リミットタイマーをn/8秒にセットし(ステップ
S58)、その後、このリミットタイマーがタイムアッ
プしたか否かを確認し(ステップS59)、タイムアッ
プしていなければ再度この確認作業を繰り返す(ステッ
プS59:NO)。
【0082】ステップS42において、トラッキングス
レッドサーボ回路18、フォーカスサーボ回路19、及
びスピンドルサーボ20の3つのサーボがCLVロック
されていなければ、CPU14は、これら全サーボのル
ープをONにし(ステップS52)、これらのサーボが
安定するまで待つためのサーボ安定待ちタイマーを1秒
にセットする(ステップS53)。
【0083】次いで、CPU14は、上記全サーボがC
LVロックしたか否かを再度確認し(ステップS5
4)、CLVロックされてディスクが安定回転していれ
ば(ステップS54:YES)、ステップS43に戻
り、スピンドルサーボ20に対してブレーキ要求をす
る。
【0084】上記サーボがCLVロックせずにディスク
が安定回転をしていないならば(ステップS54:N
O)、CPU14は、ステップS53でセットしたサー
ボ安定待ちタイマーがタイムアップしたか否かを確認す
る(ステップS55)。
【0085】サーボ安定待ちタイマーがタイムアップし
ていなければ(ステップS55:NO)、CPU14
は、ステップS54に戻り、上記タイマーがタイムアッ
プしていれば(ステップS55:YES)、トラッキン
グサーボのロックが外れているか否かを確認する(ステ
ップS56)。
【0086】トラッキングサーボのロックが外れずにデ
ィスクが安定回転をしていれば(ステップS56:N
O)、CPU14は、ステップS43に戻ってスピンド
ルサーボ回路20に対してブレーキ要求をし、トラッキ
ングサーボのロックが外れていれば(ステップS56:
YES)、ディスクをフリーラン状態にする(ステップ
S57)。
【0087】ディスクがフリーラン状態になると(ステ
ップS51、S57、S60)、CPU14は、トラッ
キングスレッドサーボ18、フォーカスサーボ19、ス
ピンドルサーボ20の全サーボのループをOFFにし
(ステップS61)、サーボ安定待ちタイマーを1秒に
セットする(ステップS62)。
【0088】このタイマー作動中、CPU14は、この
サーボ安定待ちタイマーがタイムアップしたか否かを常
に確認し(ステップS63)、このタイマーがタイムア
ップすると(ステップS63:YES)、光ピックアッ
プ9を初期位置に戻して(ステップS64)、本CDサ
ーボストップ制御処理を終了する。
【0089】最後に、LID OpenキーがON時の
LID Openキー処理について、図15のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0090】ディスクプレーヤー100の電源がONで
あるとき、CPU14は、前回、電磁プランジャー51
の可動鉄心51aがプランジャー内部に吸引されてから
3秒以上経過したか否かを確認し(ステップS71)、
3秒以上経過していなければ(ステップS71:N
O)、本LID Openキー処理を終了し、3秒以上
経過していれば(ステップS71:YES)、LIDの
Open要求フラグがONであるか否かを確認する(ス
テップS72)。
【0091】Open要求フラグがONであれば(ステ
ップS72:YES)、CPU14は、本LID Op
enキー処理を終了し、Open要求フラグがOFFで
あれば(ステップS72:NO)、LID2が初期状
態、又はClose状態であるか否かを確認する(ステ
ップS73)。
【0092】LID2が初期状態、又はClose状態
であれば(ステップS73:YES)、CPU14は、
本LID Openキー処理を終了し、上記状態でなけ
れば(ステップS73:NO)、ディスクの停止要求を
し(ステップS74)、リピート、再生モードをクリア
して、トラックナンバーを初期化して(ステップS7
5)、Open要求フラグをONにし(ステップS7
6)、本LID Openキー処理を終了する。
【0093】以上のように、本実施の形態のディスクプ
レーヤー100では、ディスク再生中などに、LID2
に対するOpen要求があっても、CPU14が即座に
スピンドルサーボ回路20に対するサーボ停止要求をす
ることで、ディスクの再生が停止してからロックの解除
が行われるため、ディスクが飛び出すことがなくなる。
【0094】また、再生中であったディスクの回転が十
分に低速になる時間にサーボストップ監視タイマーをセ
ットし、このタイマーによる計時終了後にロックを解除
できるようにしたことにより、たとえ、ディスクの回転
が完全に停止していなくてもディスクが飛び出すことが
なくなり、LID2の開動作の制御の効率化を図ること
ができる。
【0095】さらに、LID Open要求により、電
磁プランジャー51内の可動鉄心51aが引かれてカム
ロック5が解除された際、再アンロック禁止タイマーを
セットし(図9のステップS24)、このタイマーによ
る計時が終了するまでは、再度Openキーが押されて
も、電磁プランジャー51を動作させないようにしたこ
とで(図15のステップS71:NO)、短い時間間隔
でいたずらにOpenキーが操作されても、電磁プラン
ジャー51に過電流が流れることがなく、コイル51b
の焼き付けを防止することができる。
【0096】また、LID Open要求によりカムロ
ックが解除された際、LID SW検出待ちタイマーで
セットされた時間が経過した後で(図10のステップS
28)、LID SW11の状態を検出し、それでもL
ID2がOpen状態になっていなければ、さらにもう
少し時間が経過してから(図10のステップS32)L
ID SW11の状態を検出することで、Open要求
があったにもかかわらず、外的要因によりLID2をO
penできなかった場合であっても、LID SW11
がONであることから、LID2をClose状態とみ
なすことができる。
【0097】さらに、LID2の閉動作は手動で行う構
成であり、電動で蓋を開閉する方式のようなモータ制御
が不要であるため、部品点数が少なく製造コストが削減
できる上に、LID2の開動作の制御が容易で、開閉動
作時の消費電力を低減させることができる。
【0098】
【発明の効果】請求項1記載の発明のディスク再生装置
によれば、ディスクが再生中であるときに蓋の開要求が
あっても、蓋がすぐに開くことがなく、該ディスクが飛
び出すのを防ぐことができる。
【0099】請求項2記載の発明のディスク再生装置に
よれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、モータ駆
動式によって蓋の開閉が行われるものに比べて、部品点
数が少なく、製造コストを削減することができる。
【0100】請求項3記載の発明のディスク再生装置に
よれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え
て、再生中のディスクが停止したときに蓋のロックを解
除することで、ディスクが外部に飛び出すことがなくな
る上に、モータ駆動式の蓋の開動作制御に比べて、制御
が容易になる。
【0101】請求項4記載の発明のディスク再生装置に
よれば、請求項3記載の発明の効果に加えて、蓋の開動
作制御の効率化を図ることができる。
【0102】請求項5記載の発明のディスク再生装置に
よれば、請求項3記載の発明の効果に加えて、電動鍵に
過電流が流れることがなくなり、電動鍵を構成する部品
の破壊を防ぐことができる。
【0103】請求項6記載の発明のディスク再生装置に
よれば、請求項1から5の何れかに記載の発明の効果に
加えて、外的要因等により蓋を開状態に移行することが
できない場合は、蓋を閉状態とみなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクプレーヤー100の
上面図(同図(a))と、断面図(同図(b))であ
る。
【図2】カムロック部5の要部構成を示す図(同図
(a))と、電磁プランジャー51の内部を表す図(同
図(b))である。
【図3】本発明を適用したディスクプレーヤー100の
内部構成を示すブロック図である。
【図4】LID2の初期状態を認識するためにCPU1
4によって実行されるイニシャライズ処理を示すフロー
チャートである。
【図5】LID2がLID Close状態Aにある場
合にCPU14によって実行されるディスクプレーヤー
100内部の動作を表すフローチャートである。
【図6】LID2がLID Open状態Bにある場合
にCPU14によって実行されるディスクプレーヤー1
00内部の動作を表すフローチャートである。
【図7】LID Close状態AからLID2のOp
en要求があった場合にCPU14によって実行される
サーボストップ処理Cを示すフローチャートである。
【図8】サーボストップ要求があった場合にCPU14
によって実行されるサーボストップ待機処理Dを示すフ
ローチャートである。
【図9】CPU14によって実行されるカムアンロック
処理Eを示すフローチャートである。
【図10】LID SW11の検出タイマーがセットさ
れた場合のOpenスイッチ検出処理Fを示すフローチ
ャートである。
【図11】CPU14によって実行されるOpen終了
処理Gを示すフローチャートである。
【図12】CPU14によって実行されるLID2の状
態の最終チェックを行うオープン終了チェック処理Hを
示すフローチャートである。
【図13】図5のステップS7、及び図7のステップS
12におけるCDサーボストップ制御処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図14】図5のステップS7、及び図7のステップS
12におけるCDサーボストップ制御処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図15】CPU14によって実行されるLID Op
enキー処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 本体 2 LID(蓋) 3 支軸 4 バネ 5 カムロック 51 電磁プランジャー 51a 可動鉄心 51b コイル 51c 固定鉄心 52 回動軸 53 カム 53a、53b カム先端部 54 つる巻バネ 6 LIDロック部 7 クランパー 8 ターンテーブル 9 光ピックアップ 10 トラバース 11 LID SW(蓋スイッチ) 12 回動片 13 ダンパー 14 CPU 15 表示部 16 キー入力部 17 信号処理回路 18 トラッキングスレッドサーボ回路 19 フォーカスサーボ回路 20 スピンドルサーボ回路 21 D/A変換器 100 ディスクプレーヤー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを装着する本体と、本体に回動可
    能に軸支された蓋とを有し、この蓋を開状態に付勢する
    付勢手段と、前記蓋を閉状態に保持するロック手段とを
    備えるディスク再生装置であって、 前記本体に装着されたディスクの再生の有無を検出する
    検出手段を備え、 前記ロック手段は、この検出手段によりディスクが再生
    中であると検出された場合は、閉状態にある蓋が前記付
    勢手段により開状態へ移行することを阻止することを特
    徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】前記ロック手段は、前記蓋に設けられた第
    1のロック部材と、前記本体に設けられ前記第1のロッ
    ク部材と係合する第2のロック部材とからなることを特
    徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】閉状態にある前記蓋を開状態に移行するよ
    うに開指令を与える指令手段と、 ディスクが再生中であるときにこの開指令があった場
    合、当該ディスクを回転させているモータに回転を停止
    させるブレーキ信号を出力するモータ制御手段と、 このモータ制御手段によりディスクの再生が停止した場
    合に、前記ロック手段による第1のロック部材と第2の
    ロック部材との係合を解除する解除信号を、この第2の
    ロック部材を先端部に有する電動鍵に出力する解除手段
    と、 を更に備えることを特徴とする請求項1または2記載の
    ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】ディスクの再生中に前記指令手段により蓋
    の開指令があった場合に、所定の時間の計時を開始する
    計時手段を更に備え、 前記モータ制御手段は、この計時手段による計時が終了
    した際に、前記モータへのブレーキ信号の出力を停止
    し、 前記解除手段は、該ディスクの回転速度が所定の値より
    小さくなった際に、解除信号を前記電動鍵に出力するこ
    とを特徴とする請求項3記載のディスク再生装置。
  5. 【請求項5】前記ロック手段により第1のロック部材と
    第2のロック部材との係合が解除されてから所定の時間
    内に、再度、前記指令手段による開指令がなされた際、
    前記解除手段は、解除信号を前記電動鍵に出力しないこ
    とを特徴とする請求項3記載のディスク再生装置。
  6. 【請求項6】前記蓋が開状態であるか否かを検出する開
    状態検出手段を更に備え、 前記解除手段により前記ロック手段による第1のロック
    部材と第2のロック部材との係合が解除された後、所定
    の時間内に前記蓋が前記付勢手段によって開状態へ付勢
    されない場合、前記開状態検出手段は、前記蓋が閉状態
    にあることを検出することを特徴とする請求項1から5
    の何れかに記載のディスク再生装置。
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