JP2002207392A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
定着装置および画像形成装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度検知のセンサの数を少なくすることによ
り、スペースを取らない、安価で高品質の定着装置およ
び画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 (1)記録紙上のトナー像を加熱定着す
るための、加熱回転体と、該加熱回転体に記録紙を圧接
させる加圧回転体と、該加熱回転体および該加圧回転体
の少なくとも一方の温度を非接触で検知する温度検出手
段とを有する定着装置において、前記温度検出手段を、
一つのレンズと複数の温度検出素子を内蔵し、同時に複
数箇所の温度を検知しうる赤外線温度センサで構成した
ことを特徴とする定着装置。 (2)前記(1)に記載の定着装置を搭載したことを特
徴とする画像形成装置。
り、スペースを取らない、安価で高品質の定着装置およ
び画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 (1)記録紙上のトナー像を加熱定着す
るための、加熱回転体と、該加熱回転体に記録紙を圧接
させる加圧回転体と、該加熱回転体および該加圧回転体
の少なくとも一方の温度を非接触で検知する温度検出手
段とを有する定着装置において、前記温度検出手段を、
一つのレンズと複数の温度検出素子を内蔵し、同時に複
数箇所の温度を検知しうる赤外線温度センサで構成した
ことを特徴とする定着装置。 (2)前記(1)に記載の定着装置を搭載したことを特
徴とする画像形成装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、複写機、プリン
タ等の画像形成装置に好適な定着装置および当該定着装
置を搭載した画像形成装置に係わる。
タ等の画像形成装置に好適な定着装置および当該定着装
置を搭載した画像形成装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】記録紙上のトナー像を加熱定着するため
の、加熱回転体(加熱ローラ、定着ベルト等)と、加熱
回転体に対して記録紙を圧接させる加圧回転体とを主要
とする定着装置は、一般に、加熱回転体の表面温度を検
出する温度検出手段を有し、その検出された温度情報を
受けて、加熱回転体に内蔵したハロゲンランプ等の加熱
源をオン/オフ制御する制御部により、安定した定着性
能を維持するように構成されている。
の、加熱回転体(加熱ローラ、定着ベルト等)と、加熱
回転体に対して記録紙を圧接させる加圧回転体とを主要
とする定着装置は、一般に、加熱回転体の表面温度を検
出する温度検出手段を有し、その検出された温度情報を
受けて、加熱回転体に内蔵したハロゲンランプ等の加熱
源をオン/オフ制御する制御部により、安定した定着性
能を維持するように構成されている。
【0003】定着装置の温度検出手段に赤外線センサを
用いることは知られているが、従来、加熱回転体または
加圧回転体に対して検出精度を高めるために同時に複数
箇所の温度検出を行う場合には、温度検出箇所の数に相
当する数のセンサを配設する必要があり、機構の複雑
化、また、配置スペースの制約等の問題があった。
用いることは知られているが、従来、加熱回転体または
加圧回転体に対して検出精度を高めるために同時に複数
箇所の温度検出を行う場合には、温度検出箇所の数に相
当する数のセンサを配設する必要があり、機構の複雑
化、また、配置スペースの制約等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は上記の課題
に対し、温度検出手段の数を少なくすることにより、ス
ペースを取らない、安価で高品質の定着装置および画像
形成装置を提供することを目的とする。
に対し、温度検出手段の数を少なくすることにより、ス
ペースを取らない、安価で高品質の定着装置および画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明の目的は、下記
の構成により達成することができる。
の構成により達成することができる。
【0006】(1)記録紙上のトナー像を加熱定着する
ための、加熱回転体と、該加熱回転体に記録紙を圧接さ
せる加圧回転体と、該加熱回転体および該加圧回転体の
少なくとも一方の温度を非接触で検知する温度検出手段
とを有する定着装置において、前記温度検出手段を、一
つのレンズと複数の温度検出素子を内蔵し、同時に複数
箇所の温度を検知しうる赤外線温度センサで構成したこ
とを特徴とする定着装置。
ための、加熱回転体と、該加熱回転体に記録紙を圧接さ
せる加圧回転体と、該加熱回転体および該加圧回転体の
少なくとも一方の温度を非接触で検知する温度検出手段
とを有する定着装置において、前記温度検出手段を、一
つのレンズと複数の温度検出素子を内蔵し、同時に複数
箇所の温度を検知しうる赤外線温度センサで構成したこ
とを特徴とする定着装置。
【0007】(2)前記温度検出素子はサーモパイル素
子であることを特徴とする前記(1)に記載の定着装
置。
子であることを特徴とする前記(1)に記載の定着装
置。
【0008】(3)前記複数箇所とは、加熱回転体表面
の通紙領域と通紙領域外との2箇所であることを特徴と
する前記(1)または前記(2)に記載の定着装置。
の通紙領域と通紙領域外との2箇所であることを特徴と
する前記(1)または前記(2)に記載の定着装置。
【0009】(4)前記複数箇所とは、加熱回転体表面
と加圧回転体表面との2箇所であることを特徴とする前
記(1)または前記(2)に記載の定着装置。
と加圧回転体表面との2箇所であることを特徴とする前
記(1)または前記(2)に記載の定着装置。
【0010】(5)前記(1)乃至前記(4)のいずれ
か1つに記載の定着装置を搭載したことを特徴とする画
像形成装置。
か1つに記載の定着装置を搭載したことを特徴とする画
像形成装置。
【0011】
【発明の実施の形態】本願発明に係わる実施の形態を、
以下、図面に基づいて説明する。
以下、図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、複写機等の画像形成装置の構成を
示す概略図である。図において、10は電子写真方式に
より記録紙上に画像を形成する画像形成部、20は原稿
の画像を読み取って画像データを出力する原稿読取部、
30は画像形成部10から排出された記録紙Pに対して
ソーティング、ステープリング、パンチング等の後処理
をする後処理部である。
示す概略図である。図において、10は電子写真方式に
より記録紙上に画像を形成する画像形成部、20は原稿
の画像を読み取って画像データを出力する原稿読取部、
30は画像形成部10から排出された記録紙Pに対して
ソーティング、ステープリング、パンチング等の後処理
をする後処理部である。
【0013】画像形成部10は、感光体11を有し、公
知の帯電、露光、現像手段等により感光体11上にトナ
ー像を形成する画像形成手段12、感光体11上のトナ
ー像を記録紙に転写する転写手段19、画像が形成され
る記録紙Pを収納する給紙部13、14、15、16、
両面画像形成用の記録紙反転搬送部17及び記録紙P上
に形成されたトナー像を定着する定着装置40を有す
る。18はレジストローラである。
知の帯電、露光、現像手段等により感光体11上にトナ
ー像を形成する画像形成手段12、感光体11上のトナ
ー像を記録紙に転写する転写手段19、画像が形成され
る記録紙Pを収納する給紙部13、14、15、16、
両面画像形成用の記録紙反転搬送部17及び記録紙P上
に形成されたトナー像を定着する定着装置40を有す
る。18はレジストローラである。
【0014】帯電、露光及び現像により感光体11上に
形成されたトナー像は、転写手段19により記録紙P上
に転写され、定着装置40により定着される。
形成されたトナー像は、転写手段19により記録紙P上
に転写され、定着装置40により定着される。
【0015】前記定着装置40は、加熱回転体(以下、
加熱ローラという)と当該加熱ローラと圧接しながら回
転する加圧回転体(以下、加圧ローラという)とを有
し、また、前記加熱ローラの表面温度は、温度検出手段
により2箇所の温度が検出され、その検出情報をもと
に、加熱ローラに内蔵してなる加熱源が制御部を介して
オン/オフ制御され、所定の範囲内に保たれるようにな
っている。詳細は図2、図3、図5、図6、および図7
を用いて後述する。
加熱ローラという)と当該加熱ローラと圧接しながら回
転する加圧回転体(以下、加圧ローラという)とを有
し、また、前記加熱ローラの表面温度は、温度検出手段
により2箇所の温度が検出され、その検出情報をもと
に、加熱ローラに内蔵してなる加熱源が制御部を介して
オン/オフ制御され、所定の範囲内に保たれるようにな
っている。詳細は図2、図3、図5、図6、および図7
を用いて後述する。
【0016】給紙部13は、給紙開始信号により作動
し、カセット132に収容された記録紙Pを一枚ずつ分
離・給紙する給紙手段131を有する。給紙部14、1
5も同様に、給紙手段141とカセット142、給紙手
段151とカセット152をそれぞれ有する。給紙部1
6は大容量のカセット162を備えており、給紙手段1
61を有する。
し、カセット132に収容された記録紙Pを一枚ずつ分
離・給紙する給紙手段131を有する。給紙部14、1
5も同様に、給紙手段141とカセット142、給紙手
段151とカセット152をそれぞれ有する。給紙部1
6は大容量のカセット162を備えており、給紙手段1
61を有する。
【0017】原稿読取部20は、原稿が載置される原稿
給紙台21、原稿を搬送し読取位置を形成するプラテン
ローラ22、読取済み原稿が載置される原稿排紙台2
3、像光を受光し画像信号に変換するイメージセンサ2
4、及び原稿が載置されるプラテンガラス25を有し、
原稿給紙台21に搭載した原稿をプラテンローラ22で
搬送しながら原稿を読み取るモード、または、プラテン
ガラス25上に載置された原稿を読み取るモードにより
読取を行う。
給紙台21、原稿を搬送し読取位置を形成するプラテン
ローラ22、読取済み原稿が載置される原稿排紙台2
3、像光を受光し画像信号に変換するイメージセンサ2
4、及び原稿が載置されるプラテンガラス25を有し、
原稿給紙台21に搭載した原稿をプラテンローラ22で
搬送しながら原稿を読み取るモード、または、プラテン
ガラス25上に載置された原稿を読み取るモードにより
読取を行う。
【0018】図2は、定着装置の構成を説明するための
模式図であり、図3は、図2の部分的拡大図である。
模式図であり、図3は、図2の部分的拡大図である。
【0019】図において、定着装置40は、ハロゲンラ
ンプ等からなる加熱源(以下、定着ヒータという)48
が内部に設けられた加熱回転体としての加熱ローラ4
1、加熱ローラ41に対して記録紙Pを圧接させる加圧
回転体としての加圧ローラ42、加熱ローラ41の表面
をクリーニングするクリーニングローラ43、定着部を
通過した記録紙Pを加熱ローラ41、加圧ローラ42か
ら分離する分離爪44、45、定着後の記録紙Pを搬送
する搬送ローラ46、および、加熱ローラ41または加
熱ローラ41と加圧ローラ42の両方の温度を検知し、
該温度を制御するための電圧を出力するレンズ付きの赤
外線温度センサ47を有する。実施の形態においては、
加熱ローラ41の温度測定範囲(図示せず)と前記赤外
線温度センサ47とを結ぶ円錐形の領域(図5参照)に
干渉しないように、定着装置の外枠部(参照符号なし)
には切り欠き(図示せず)などが形成してある。
ンプ等からなる加熱源(以下、定着ヒータという)48
が内部に設けられた加熱回転体としての加熱ローラ4
1、加熱ローラ41に対して記録紙Pを圧接させる加圧
回転体としての加圧ローラ42、加熱ローラ41の表面
をクリーニングするクリーニングローラ43、定着部を
通過した記録紙Pを加熱ローラ41、加圧ローラ42か
ら分離する分離爪44、45、定着後の記録紙Pを搬送
する搬送ローラ46、および、加熱ローラ41または加
熱ローラ41と加圧ローラ42の両方の温度を検知し、
該温度を制御するための電圧を出力するレンズ付きの赤
外線温度センサ47を有する。実施の形態においては、
加熱ローラ41の温度測定範囲(図示せず)と前記赤外
線温度センサ47とを結ぶ円錐形の領域(図5参照)に
干渉しないように、定着装置の外枠部(参照符号なし)
には切り欠き(図示せず)などが形成してある。
【0020】加熱ローラ41はモータMにより駆動され
て回転し、加圧ローラ42は加熱ローラ41に従動して
回転する。未定着のトナー像を担持する記録紙Pは矢印
で示すように定着装置40に進入し、加熱ローラ41と
加圧ローラ42により形成されるニップ部NPを通過す
る過程で加熱され定着処理される。該加熱ローラ41
は、円筒状の金属基体の表面にフッ素樹脂等の離型層を
形成した構成を有する。
て回転し、加圧ローラ42は加熱ローラ41に従動して
回転する。未定着のトナー像を担持する記録紙Pは矢印
で示すように定着装置40に進入し、加熱ローラ41と
加圧ローラ42により形成されるニップ部NPを通過す
る過程で加熱され定着処理される。該加熱ローラ41
は、円筒状の金属基体の表面にフッ素樹脂等の離型層を
形成した構成を有する。
【0021】加圧ローラ42は芯金421、シリコンゴ
ムのスポンジ、即ち発泡シリコンゴム等の耐熱性低硬度
弾性層422、離型層(フッ素樹脂、シリコンゴム等の
耐熱性材料からなり平滑な面を有する表面層)423で
構成される。前記耐熱性低硬度弾性層422は、加熱開
始時に温度上昇速度を高めるために熱容量の小さな材料
で構成することが望ましく、スポンジはこの目的に適し
ている。
ムのスポンジ、即ち発泡シリコンゴム等の耐熱性低硬度
弾性層422、離型層(フッ素樹脂、シリコンゴム等の
耐熱性材料からなり平滑な面を有する表面層)423で
構成される。前記耐熱性低硬度弾性層422は、加熱開
始時に温度上昇速度を高めるために熱容量の小さな材料
で構成することが望ましく、スポンジはこの目的に適し
ている。
【0022】また、加熱ローラ41も同様な理由からそ
の熱容量を小さくすることが望ましく、加熱ローラ41
の基体を構成する金属の厚さを可能な限り薄くすること
が望まれる。加熱ローラ41の基体を薄くした場合に、
加熱ローラ41が変形しやすくなって、定着に必要なニ
ップ部NPを加圧ローラ42との間に形成することが困
難な傾向がある。加圧ローラ42の低硬度弾性層422
はこのような変形しやすい加熱ローラ41を用いた場合
にも定着に必要なニップ部NPを形成することができる
利点がある。
の熱容量を小さくすることが望ましく、加熱ローラ41
の基体を構成する金属の厚さを可能な限り薄くすること
が望まれる。加熱ローラ41の基体を薄くした場合に、
加熱ローラ41が変形しやすくなって、定着に必要なニ
ップ部NPを加圧ローラ42との間に形成することが困
難な傾向がある。加圧ローラ42の低硬度弾性層422
はこのような変形しやすい加熱ローラ41を用いた場合
にも定着に必要なニップ部NPを形成することができる
利点がある。
【0023】図4は、本願発明に係わるレンズ付きの赤
外線温度センサの基本構成を示す回路図である。図にお
いて、401、402は温度を検出すべき2箇所の対象
物、Rは該対象物から発生される赤外線、Fはフィル
タ、47はレンズ付きの赤外線温度センサ(以下、赤外
線温度センサという)、Lはレンズ、471、472は
温度検出素子、491、492は増幅回路、493、4
94は補正回路、495、496は増幅回路491、4
92と補正回路493、494との電流値を比較する比
較回路、497、498は端子、499は赤外線温度セ
ンサの制御ユニットを示す。
外線温度センサの基本構成を示す回路図である。図にお
いて、401、402は温度を検出すべき2箇所の対象
物、Rは該対象物から発生される赤外線、Fはフィル
タ、47はレンズ付きの赤外線温度センサ(以下、赤外
線温度センサという)、Lはレンズ、471、472は
温度検出素子、491、492は増幅回路、493、4
94は補正回路、495、496は増幅回路491、4
92と補正回路493、494との電流値を比較する比
較回路、497、498は端子、499は赤外線温度セ
ンサの制御ユニットを示す。
【0024】温度検出の対象である2箇所の対象物40
1、402から発生された赤外線Rが、フィルタFを通
過して一つのレンズLで収斂されて二つの温度検出素子
471、472に到達し、電流に変換される。変換され
た電流は、それぞれ、増幅回路491、492によって
増幅されて比較回路495、496に入る。一方、温度
検出素子471、472から温度補正回路493、49
4へと移行した電流も比較回路495、496に到達し
て、それぞれの二つの電流値が比較解析され、温度検出
の対象である対象物401、402の温度が端子49
7、498において電流値で出力され、直流電源を兼ね
た赤外線温度センサの制御ユニット499に取り込まれ
る。制御ユニット499に取り込まれた電流値は、画像
形成装置本体の制御部(図示せず)に送られて演算処理
され電気信号となって、加熱回転体に内蔵したハロゲン
ランプ等の加熱源をオン/オフ制御するために使用され
る。
1、402から発生された赤外線Rが、フィルタFを通
過して一つのレンズLで収斂されて二つの温度検出素子
471、472に到達し、電流に変換される。変換され
た電流は、それぞれ、増幅回路491、492によって
増幅されて比較回路495、496に入る。一方、温度
検出素子471、472から温度補正回路493、49
4へと移行した電流も比較回路495、496に到達し
て、それぞれの二つの電流値が比較解析され、温度検出
の対象である対象物401、402の温度が端子49
7、498において電流値で出力され、直流電源を兼ね
た赤外線温度センサの制御ユニット499に取り込まれ
る。制御ユニット499に取り込まれた電流値は、画像
形成装置本体の制御部(図示せず)に送られて演算処理
され電気信号となって、加熱回転体に内蔵したハロゲン
ランプ等の加熱源をオン/オフ制御するために使用され
る。
【0025】図5は、赤外線温度センサが、加熱ローラ
および加圧ローラの2箇所の表面温度を検知している状
態を示す模式的斜視図であり、図6は、赤外線温度セン
サが、加熱ローラの通紙領域および非通紙領域の2箇所
の表面温度を検知している状態を示す模式的斜視図であ
る。
および加圧ローラの2箇所の表面温度を検知している状
態を示す模式的斜視図であり、図6は、赤外線温度セン
サが、加熱ローラの通紙領域および非通紙領域の2箇所
の表面温度を検知している状態を示す模式的斜視図であ
る。
【0026】図5において、加熱ローラ41および加圧
ローラ42の表面温度を検知するために、赤外線温度セ
ンサ47が、図示しない取り付け具により、適切な位置
および方向に配設されている。温度検出素子471、4
72としてはサーモパイルや焦電素子が用いられる。こ
のような温度検出素子はサーミスタやサーモカップルに
比較して応答速度が速いという利点がある。本実施の形
態においては、サーモパイル素子からなるレンズ付きの
赤外線温度センサ47によって、加熱ローラ41および
加圧ローラ42の2箇所の表面温度を検知することがで
きる。加熱ローラ41の表面温度は、赤外線温度センサ
47の出力に基づく制御手段CPUの制御により、所定
の定着温度範囲内に入るように制御され、常に安定した
定着が行われる。一方、加圧ローラ42の表面温度を検
知することにより、加圧ローラ42の内側に熱源を入れ
て加圧ローラ42の表面温度を制御したり、加圧ローラ
42の表面温度の情報により加熱ローラ41の制御温度
を変更したり、加熱ローラ41との温度差から温度制御
経路の異常の発生を検出したりすることが可能となる。
ローラ42の表面温度を検知するために、赤外線温度セ
ンサ47が、図示しない取り付け具により、適切な位置
および方向に配設されている。温度検出素子471、4
72としてはサーモパイルや焦電素子が用いられる。こ
のような温度検出素子はサーミスタやサーモカップルに
比較して応答速度が速いという利点がある。本実施の形
態においては、サーモパイル素子からなるレンズ付きの
赤外線温度センサ47によって、加熱ローラ41および
加圧ローラ42の2箇所の表面温度を検知することがで
きる。加熱ローラ41の表面温度は、赤外線温度センサ
47の出力に基づく制御手段CPUの制御により、所定
の定着温度範囲内に入るように制御され、常に安定した
定着が行われる。一方、加圧ローラ42の表面温度を検
知することにより、加圧ローラ42の内側に熱源を入れ
て加圧ローラ42の表面温度を制御したり、加圧ローラ
42の表面温度の情報により加熱ローラ41の制御温度
を変更したり、加熱ローラ41との温度差から温度制御
経路の異常の発生を検出したりすることが可能となる。
【0027】図6において、加熱ローラ41の通紙領域
Aと非通紙領域Bとの二つの領域の表面温度を一つの赤
外線温度センサ47によって検知するために、赤外線温
度センサ47が、図示しない取り付け具によって、適切
な位置および方向に配設されている。赤外線温度センサ
47を介して、加熱ローラ41の通紙領域Aと非通紙領
域Bとの二つの領域の表面温度を知り、二つの領域の温
度差や温度制御異常の発生などを検出することによっ
て、加熱ローラ41等に対するより高度な温度制御を可
能にしうる。
Aと非通紙領域Bとの二つの領域の表面温度を一つの赤
外線温度センサ47によって検知するために、赤外線温
度センサ47が、図示しない取り付け具によって、適切
な位置および方向に配設されている。赤外線温度センサ
47を介して、加熱ローラ41の通紙領域Aと非通紙領
域Bとの二つの領域の表面温度を知り、二つの領域の温
度差や温度制御異常の発生などを検出することによっ
て、加熱ローラ41等に対するより高度な温度制御を可
能にしうる。
【0028】以上、赤外線温度センサ47の基本構成と
して、一つの赤外線温度センサ47に対して、二つのサ
ーモパイル素子を有する実施例について説明したが、サ
ーモパイル素子の数を四つとし、加熱ローラおよび加圧
ローラのそれぞれの通紙領域および非通紙領域に対し
て、合計4箇所の表面温度を同時に検知することも可能
である。
して、一つの赤外線温度センサ47に対して、二つのサ
ーモパイル素子を有する実施例について説明したが、サ
ーモパイル素子の数を四つとし、加熱ローラおよび加圧
ローラのそれぞれの通紙領域および非通紙領域に対し
て、合計4箇所の表面温度を同時に検知することも可能
である。
【0029】また、赤外線温度センサ47の検知精度を
高めるために、加熱ローラ41または加圧ローラ42が
1回転する間に同一円周上で複数回の温度のサンプリン
グを行うことも可能である。即ち、加熱ローラ41また
は加圧ローラ42の回転の間に応答速度の速い赤外線温
度センサ47への入力電流を複数回ON/OFFするこ
とで、複数回の温度のサンプリングが可能となる。
高めるために、加熱ローラ41または加圧ローラ42が
1回転する間に同一円周上で複数回の温度のサンプリン
グを行うことも可能である。即ち、加熱ローラ41また
は加圧ローラ42の回転の間に応答速度の速い赤外線温
度センサ47への入力電流を複数回ON/OFFするこ
とで、複数回の温度のサンプリングが可能となる。
【0030】図7は、赤外線温度センサの温度検知範囲
を示す模式図である。図において、θは温度検知可能な
視野中心の角度で、本実施例では20°〜40°の範囲
のものを使用している。
を示す模式図である。図において、θは温度検知可能な
視野中心の角度で、本実施例では20°〜40°の範囲
のものを使用している。
【0031】この他、本願発明に係わる赤外線温度セン
サを用いることができる定着装置としては、図にはない
が、内側にハロゲンランプ等を配置し、複数の支持ロー
ラに回動自在に張架されたシリコンゴム等から成る無端
状の定着ベルト(加熱回転体)と、該定着ベルトに対し
て記録紙を圧接する押圧ローラ(加圧ローラ)とを配設
した構成の定着装置が挙げられる。
サを用いることができる定着装置としては、図にはない
が、内側にハロゲンランプ等を配置し、複数の支持ロー
ラに回動自在に張架されたシリコンゴム等から成る無端
状の定着ベルト(加熱回転体)と、該定着ベルトに対し
て記録紙を圧接する押圧ローラ(加圧ローラ)とを配設
した構成の定着装置が挙げられる。
【0032】
【発明の効果】極めて簡単な構成により、温度センサの
数が少なくスペースを取らない、コストの安い定着装置
および画像形成装置を提供することができる。
数が少なくスペースを取らない、コストの安い定着装置
および画像形成装置を提供することができる。
【図1】複写機等の画像形成装置の構成を示す概略図。
【図2】定着装置の構成を説明するための模式図。
【図3】図2の部分的拡大図。
【図4】本願発明に係わる赤外線温度センサの基本構成
を示す回路図。
を示す回路図。
【図5】赤外線温度センサが、加熱ローラおよび加圧ロ
ーラの2箇所の表面温度を検知している状態を示す模式
的斜視図。
ーラの2箇所の表面温度を検知している状態を示す模式
的斜視図。
【図6】赤外線温度センサが、加熱ローラの通紙領域お
よび非通紙領域の2箇所の表面温度を検知している状態
を示す模式的斜視図。
よび非通紙領域の2箇所の表面温度を検知している状態
を示す模式的斜視図。
【図7】赤外線温度センサの温度検知範囲を示す模式
図。
図。
41 加熱ローラ 42 加圧ローラ 47 赤外線温度センサ 471,472 温度検出素子 A 通紙領域 B 非通紙領域 L レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 英史 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 丸山 宏之 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 奥富 隆治 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 小片 智史 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2G066 AC07 BA08 BA22 CA01 2H033 AA21 BA31 BA32 CA07
Claims (5)
- 【請求項1】 記録紙上のトナー像を加熱定着するため
の、加熱回転体と、該加熱回転体に記録紙を圧接させる
加圧回転体と、該加熱回転体および該加圧回転体の少な
くとも一方の温度を非接触で検知する温度検出手段とを
有する定着装置において、 前記温度検出手段を、一つのレンズと複数の温度検出素
子を内蔵し、同時に複数箇所の温度を検知しうる赤外線
温度センサで構成したことを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記温度検出素子はサーモパイル素子で
あることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記複数箇所とは、加熱回転体表面の通
紙領域と通紙領域外との2箇所であることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の定着装置。 - 【請求項4】 前記複数箇所とは、加熱回転体表面と加
圧回転体表面との2箇所であることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の定着装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
記載の定着装置を搭載したことを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004994A JP2002207392A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 定着装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004994A JP2002207392A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 定着装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002207392A true JP2002207392A (ja) | 2002-07-26 |
Family
ID=18873097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001004994A Pending JP2002207392A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 定着装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002207392A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013092726A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2015175959A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 株式会社リコー | 定着装置及び画像形成装置 |
-
2001
- 2001-01-12 JP JP2001004994A patent/JP2002207392A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013092726A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2015175959A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 株式会社リコー | 定着装置及び画像形成装置 |
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