JP2002204989A - 内容物放出機構 - Google Patents

内容物放出機構

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JP2002204989A
JP2002204989A JP2001004193A JP2001004193A JP2002204989A JP 2002204989 A JP2002204989 A JP 2002204989A JP 2001004193 A JP2001004193 A JP 2001004193A JP 2001004193 A JP2001004193 A JP 2001004193A JP 2002204989 A JP2002204989 A JP 2002204989A
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Haruo Kimura
治男 木村
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Mitani Valve Co Ltd
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Mitani Valve Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/68Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them
    • B65D83/682Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them the products being first separated, but finally mixed, e.g. in a dispensing head

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分別収容されている内容物を混合して外部空
間に放出する内容物放出機構の、ステム内での内容物の
詰まりを防止し、ステム構造の簡単化を図る。 【解決手段】 ハウジング12には第1の内容物専用の第
1の通路12aや収容室12bと第2の内容物専用の第2の
通路12cや収容室12dを設け、ステム15にはこれら内容
物の共用通路15aを形成した。また、ハウジングの収容
室12b、12dと共用通路15aとの間に横孔15b、15cを
形成し、これらを開閉する弁ラバー16、17を設けた。第
1の通路12aや収容室12bと第2の通路12cや収容室12
dは弁ラバー16で間仕切りされ、ハウジング12内で内容
物同士が混合することはない。使用モードでは、第1の
内容物と第2の内容物はステムの共用通路15aで混合状
態となり、外部に放出される。通路15aは一本化してい
るので広く設定でき、そこを通過するだけの内容物が詰
まったり固化したりすることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物放出機構に
関し、特に容器内部に分離して収納した複数の内容物
を、容器と一体のハウジングに設けたステムの移動に基
づく弁作用により、当該ハウジングおよび当該ステムを
経て外部空間に当該内容物の混合状態で放出するための
内容物放出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】容器内に分別収容した複数の内容物を使
用時に混合して外部に放出するような対象としては、例
えば染毛剤、髭橇用ホットシェーブなどがある。
【0003】これらの内容物は、混合すると反応して染
毛効果を発揮したり、発熱して髭を橇り易くする。
【0004】一方、反応後の生成物が固化したり金属を
腐食することがあるので、非使用モードにおける上記内
容物の収納域である容器やハウジングでは当該内容物を
個々に分離している。
【0005】図3および図4は、従来の、分別収容され
ている2種類の内容物を混合して外部に放出する内容物
放出機構を示す説明図であり、図3は非使用モード、図
4は使用モードをそれぞれ示している。
【0006】図3および図4において、30は内容物放出
機構、31は第1の内容物(例えば染毛剤A)と第2の内
容物(例えば染毛剤B)を収容した容器、31aは第1の
内容物と放出用ガスを収容する第1の貯留部、31bは第
2の内容物を収容する第2の貯留部、32はハウジング、
32aは第1の内容物専用の第1の通路、32bは第1の内
容物専用の第1の収容室、32cは第2の内容物専用の第
2の通路、32dは第2の内容物専用の第2の収容室、33
は第2の内容物を吸上する吸上管、34はスプリング、35
はステム、35aは第1の内容物専用の第1の通路、35b
は第2の内容物専用の第2の通路、35cはステムの下端
部、35dはステムの肩部、35eは横孔、36はスプリング
33に付勢され、ステム35に当接したカップ部材、36aは
カップ部材の上縁部、36bはカップ部材のリブ、36cは
カップ部材の溝、37はステムの動作に連動する弁ラバ
ー、37aは弁ラバー37とカップ部材36との間の隙間、37
bは弁ラバー37と中間部材38との間の隙間、38はハウジ
ングに嵌合した中間部材、38aは中間部材の端部、38b
は中間部材のリブ、39はマウンテンキャップ、40はマウ
ンテンキャップ39内部にハウジング32や中間部材38を収
容する固定ラバー、41はステムに嵌合した操作ボタン、
41aは第1の内容物専用の第1の放出用通路、41bは第
2の内容物専用の第2の放出用通路、42はノズル、43は
チップ、43aは放出口をそれぞれ示している。
【0007】図3および図4に示すように、内容物放出
機構30は、容器31内で分別収容されている第1の内容物
と第2の内容物を操作ボタン41の放出口43aで混合して
外部に放出するものである。
【0008】内容物放出機構30のハウジング32、ステム
35、操作ボタン41にはそれぞれ第1の内容物専用の第1
の通路32a、35a、41aと第2の内容物専用の第2の通
路32c、35b、41bを形成している。
【0009】また、内容物放出機構30は、操作ボタン41
の操作と連動する弁ラバー37、ハウジング32の第1の通
路32aとステム35の第1の通路35aを開閉するカップ部
材36、ハウジング32の第2の通路32cとステム35の第2
の通路35bを開閉する中間部材38、などを備えている。
【0010】なお、第1の貯留部31aに収容されている
放出用ガスの作用によって第1の内容物は加圧された状
態であり、また放出用ガスが第2の貯留部31bを押圧す
るので、第2の内容物も加圧された状態である。
【0011】操作ボタン41を押していない非使用モード
では、スプリング34の付勢によってカップ部材36が上動
し、これによってステム35も上動している。カップ部材
36の上縁部36aは弁ラバー37にきつく当接しこれとの間
を閉塞している。
【0012】また、弁ラバー37は中間部材38の端部38a
やリブ38bにきつく当接し、これらとの間を閉塞してい
る。
【0013】したがって、容器31内の第1の内容物や第
2の内容物はステム35内部に流入することはなく、外部
に放出されない。
【0014】操作ボタン41を押圧すると、ステム35とこ
れの下端部35cに当接しているカップ部材36がスプリン
グ34の付勢に抗して下動する。
【0015】そして、ステム35の肩部35dが弁ラバー37
を下方に押圧し、カップ部材36の上縁部36aと弁ラバー
37との間には隙間37aが形成される。
【0016】第1の内容物は、前述の放出用ガスの作用
により、容器31の第1の貯留部31aから吸上管33−ハウ
ジング32の第1の通路32a−ハウジング32の第1の内容
物収容室32b−カップ部材36とハウジング32との間−カ
ップ部材36の上縁部36aと弁ラバー37との間の隙間37a
−ステム35とカップ部材36のリブ36bとの間−溝36c−
ステム35の第1の通路35a−操作ボタン41内の第1の放
出用通路41aを通って放出口43aから外部に放出され
る。
【0017】これと同時に、中間部材38の端部38aと弁
ラバー37との間にも隙間37bが形成され、第2の内容物
は、第2の貯留部31bからハウジング32の第2の通路32
c−中間部材38のリブ38bの間−中間部材38の端部38a
と弁ラバー37との間の隙間37b−ハウジング32の第2の
内容物収容室32d−ステム35の横孔35e−ステム35の第
2の通路35b−操作ボタン41内の第2の放出用通路41b
を通って放出口43aから外部に放出される。
【0018】このように、ハウジング32内部、ステム35
内部、操作ボタン41内部でそれぞれ専用通路を通った第
1の内容物と第2の内容物は、放出口43aで混合されて
外部に放出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の内
容物放出機構は、ステムと操作ボタンのそれぞれに第1
の内容物の専用通路と第2の内容物の専用通路とを形成
している。
【0020】そのため、各内容物の専用通路が狭いもの
となって内容物が当該通路部分に詰まり易く、ひいては
内容物がステムや操作ボタン内部で固化し、外部に放出
されにくくなるという問題点があった。
【0021】また、上述のように、ステムの通路や操作
ボタンの放出用通路の構造が複雑なので、製造に手間が
かかる、という問題点があった。
【0022】さらには、ハウジングの第1の通路とステ
ムの第1の通路を開閉するためのカップ部材を設けてい
るので、部品点数が増え、コスト高になるという問題点
があった。
【0023】そこで、本発明では、非使用モードのとき
の内容物収納域には該当しないステム内通路を複数の分
離内容物の共用通路とし、そこでの内容物通過用の断面
積を大きく設定できるようにして、当該通路部分におけ
る内容物の詰まりなどの発生を防止し、さらにはステム
自体の構造の簡単化を図ることを目的とする。
【0024】また、この共用通路と、複数の分離内容物
それぞれに関するハウジング側の収納・通過用の空間部
とを個々に連通させるための孔部を設けるとともに、当
該孔部に対応の弁部材で当該空間部同士を間仕切りし
て、内容物放出機構の部品点数の増加を抑えることを目
的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】これを達成するために、
本発明では次の構成からなる内容物放出機構を用いてい
る。 (1)容器内部に分離して収納した第1および第2の内
容物を、容器(例えば後述の容器11)と一体のハウジ
ング(例えば後述のハウジング12)に設けたステム
(例えば後述のステム15)の移動に基づく弁作用によ
り、当該ハウジングおよび当該ステムを経て外部空間
に、当該内容物の混合状態で放出するための内容物放出
機構において、前記ハウジングに、前記第1の内容物が
通過する第1の専用空間部(例えば後述の通路12a,
収容室12b)、および前記第2の内容物が通過する第
2の専用空間部(例えば後述の通路12c,収容室12
d)を形成し、前記ステムに、前記第1および前記第2
の内容物がそれぞれ通過する共用の通路(例えば後述の
共用通路15a)、当該通路を前記第1の専用空間部に
連通させる第1の孔部(例えば後述の横孔15b)、お
よび当該通路を前記第2の専用空間部に連通させる第2
の孔部(例えば後述の横孔15c)を形成する。また、
前記第1の孔部の前記第1の専用空間部側に第1の弁部
材(例えば後述の弁ラバー16)を設け、前記第2の孔
部の前記第2の専用空間部側には第2の弁部材(例えば
後述の弁ラバー17)を設ける。 (2)上記(1)において、前記第1の弁部材(例えば
後述の弁ラバー16)で、前記第1の専用空間部(例え
ば後述の収容室12b)と前記第2の専用空間部(例え
ば後述の収容室12d)とを物理的に仕切る。
【0026】本発明によれば、(1)のように、混合対
象の複数内容物の収納領域である容器およびハウジング
の空間部分は内容物ごとの専用空間とし、使用モードの
みにおけるいわば通過領域にすぎないステムの通路部分
は複数内容物の共用通路としている。
【0027】これにより、ステム通路部分の内容物通過
用断面を広く設定し、使用モードにおける当該通路部分
での内容物の流れをスムーズにして内容物の固化を防止
し、さらにはステムの構造自体の簡単化を図っている。
【0028】また、上記(2)のように、ハウジングの
上記専用空間とステムの上記共用通路とを連通させるス
テム孔部に対応した弁部材で、当該専用空間同士を物理
的に分離している。
【0029】これにより、上記(1)とあいまって、混
合対象の複数内容物ごとの専用空間を持つハウジング,
複数内容物の共用通路および複数内容物ごとの連通用孔
部を持つステム,この連通用孔部のそれぞれに設けた弁
部材などからなる内容物放出機構の部品点数の減少化を
図っている。
【0030】
【発明の実施の形態】図1および図2を用いて、本発明
の実施の形態を説明する。図1および図2は、分別収容
されている2種類の内容物をステム内で混合して外部に
放出する内容物放出機構を示す説明図であり、図1は非
使用モード、図2は使用モードをそれぞれ示している。
【0031】図1および図2において、10は内容物放出
機構、11は第1の内容物と第2の内容物を分別収容した
容器、11aは第1の内容物と放出用ガスを収容した第1
の貯留部、11bは第2の内容物を収容した第2の貯留
部、12はハウジング、12aは第1の内容物専用の第1の
通路、12bは第1の内容物専用の第1の収容室、12cは
第2の内容物専用の第2の通路、12dは第2の内容物専
用の第2の収容室、13は第1の内容物を吸上する吸上
管、14はスプリング、15はステム、15aは第1の内容物
および第2の内容物用の共用通路、15bはステムの第1
の内容物専用の第1の横孔、15cは第2の内容物専用の
第2の横孔、15dはステムの第1の肩部、15eはステム
の第2の肩部、16はステムの動作に連動し、第1の横孔
を開閉する第1の弁ラバー、16aは第1の弁ラバー16と
ステムと15との間の隙間、17はステムの動作に連動し、
第2の横孔を開閉する第2の弁ラバー、17aは第2の弁
ラバー17とステムと15との間の隙間、18はハウジングに
嵌合した中間部材、18aは中間部材の端部、18bは中間
部材のリブ、18cは中間部材と第1の弁ラバー16との間
の隙間、19はマウンテンキャップ、20は操作ボタン、20
a は内容物放出用通路、21はノズル、21aは放出口をそ
れぞれ示している。
【0032】図1および図2に示すように、内容物放出
機構10は、容器11内の第1の内容物と第2の内容物をそ
れぞれ専用の第1の通路12aおよび第2の通路12cによ
ってハウジング12内には分別した状態で流入させ、これ
をステム15内部の共用通路15aで混合して外部に放出す
るものである。
【0033】すなわち、内容物放出機構10のハウジング
12には、第1の内容物専用の第1の通路12aと、第2の
内容物専用の第2の通路12cの二つの通路を形成し、ス
テムには一つの共用通路15aを形成している。
【0034】ステム15とハウジング12との間にはハウジ
ング12の第1の通路12aに連通する第1の収容室12bと
ハウジング12の第2の通路12cに連通する第2の収容室
12dが形成されている。
【0035】ステム15には、ハウジング12の第1の収容
室12bと共用通路15aを連通する第1の横孔15bと、ハ
ウジング12の第2の収容室12dと共用通路15aを連通す
る第2の横孔15cを形成している。
【0036】ステム15と、(本発明とは異なる)単一収
容室タイプの既存のステムとの構成上の違いは、連通用
の横孔の個数である。すなわち、既存のステムは単一収
容室に対応の横孔のみを有する。
【0037】ステム15の第1の横孔15bと第2の横孔15
cをそれぞれ開閉する第1の弁ラバー16と第2の弁ラバ
ー17を、中間部材18を挟んだかたちで設けている。
【0038】なお、第1の内容物と第2の内容物はステ
ム15の内部で混合される。そのため、操作ボタン20の内
部に二つの通路を形成する必要はなく、既存の操作ボタ
ンを用いている。
【0039】第1の内容物は、第1の貯留部11aの放出
用ガスの作用により加圧されている。放出用ガスは第2
の貯留部11bを図示点線方向に押圧するので、その中の
第2の内容物もまた加圧状態である。
【0040】非使用モードでは、スプリング14の付勢に
よってステム15は上動し、第1の弁ラバー16、第2の弁
ラバー17はそれぞれステム15の第1の横孔15b、第2の
横孔15cを閉塞している。また、中間部材18の端部18a
は第1の弁ラバー16にきつく当接している。
【0041】したがって、第1の内容物および第2の内
容物はステムの共用通路15aに流入することはなく、外
部に放出されない。
【0042】なお、第1の通路12aや第1の収容室12b
に流入している第1の内容物と第2の通路12cに流入し
ている第2の内容物は第1の弁ラバー16で分別されるの
で、これらの内容物がハウジング12で混合することはな
い。
【0043】図2に示すように、使用モードでは、操作
ボタン20を押圧すると、ステム15がスプリング14の付勢
に抗して下動し、ステム15の第1の肩部15dは第1の弁
ラバー16を押圧し、第2の肩部15eは第2の弁ラバー17
を押圧して弁ラバーはそれぞれ下方へ変形する。
【0044】第1の弁ラバー16と中間部材18の端部18a
との間には隙間18cが形成され、第1の横孔15bは第1
の弁ラバー16から開放されて、第1の弁ラバー16とステ
ム15との間には隙間16aが形成される。また第2の横孔
15cは第2の弁ラバー17から開放されておよび第2の弁
ラバー17とステム15との間には隙間17aが形成される。
【0045】そして、第1の内容物は、上述の放出用ガ
スの作用により、第1の貯留部11aから吸上管13−ハウ
ジング12の第1の通路12a−ハウジング12の第1の収容
室12b−ハウジング12とステム15との間−第1の弁ラバ
ー16とステム15との間の隙間16a−第1の横孔15bを通
ってステム15の共用通路15aに流入する。
【0046】また、第2の貯留部11bは第1の貯留部11
aの放出用ガスによって加圧されているので、第2の内
容物は、第2の貯留部11bからハウジング12の第2の通
路12c−中間部材18の端部18aと第1の弁ラバー16との
間の隙間18c−中間部材18とステム15との間−ハウジン
グ12の第2の収容室12d−第2の弁ラバー17とステム15
との間の隙間17a−第2の横孔15cを通ってステム15の
共用通路15aに流入する。
【0047】そして、ステム15の共用通路15aに流入し
た第1の内容物および第2の内容物は、ここで混合状態
となり、操作ボタン20の放出用通路20aを通って放出口
21aから外部に放出される。
【0048】このときも、第1の弁ラバー16が、第1の
通路12aや第1の収容室12bと第2の通路12cや第2の
収容室12dとを確実に仕切るので、第1の内容物と第2
の内容物がハウジング12で混合することはない。
【0049】なお、染毛剤の場合、例えば第1の内容物
として、トルエン−2,5 −ジアミン、p−フェニレンジ
アミン等の染料中間体、アンモニア、モノエタノールア
ミン等のアルカリ剤、乳化剤、安定剤などを用い、第2
の内容物として、過酸化水素水等の酸化剤、乳化剤、安
定剤、pH調整剤などを用いる。
【0050】また、容器の第1の貯留部に第1の内容物
と放出用ガスを入れ、第2の貯留部に第2の内容物のみ
を入れるようにしてもよく、第1の貯留部と第2の貯留
部の双方にそれぞれの内容物と放出用ガスを入れるよう
にしてもよい。
【0051】また、本発明の内容物放出機構は、その操
作部材が、 ・操作時に(上記のように)直線移動する押しボタン形
式 ・操作時に傾斜するティルト形式 ・操作時に回動するトリガレバー形式 などの各種形式のものに適用可能である。
【0052】また、本発明の内容物放出機構は、3以上
の内容物をそれぞれ容器およびハウジングに分離収納す
る場合にも適用可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明では、このように、混合対象の複
数内容物の収納領域である容器およびハウジングの空間
部分は内容物ごとの専用空間とし、使用モードのみの通
過領域にすぎないステム通路部分は複数内容物の共用通
路としているので、この通路部分の内容物通過用断面を
広く設定して、使用モードにおける当該通路部分での内
容物の流れをスムーズにして内容物の固化を防止し、さ
らにはステムの構造自体の簡単化を図ることができる。
【0054】さらには、ハウジングの上記専用空間とス
テムの上記共用通路とを連通させるステム孔部に対応し
た弁部材により、当該専用空間同士を物理的に分離して
いるので、混合対象の複数内容物ごとの専用空間を持つ
ハウジング,複数内容物の共用通路および複数内容物ご
との連通用孔部を持つステム,この連通用孔部のそれぞ
れに設けた弁部材などからなる内容物放出機構の部品点
数の減少化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、分別収容されている2種類の内容物
を外部に放出する内容物放出機構の説明図であり、非使
用モードを示している。
【図2】本発明の、分別収容されている2種類の内容物
を外部に放出する内容物放出機構の説明図であり、使用
モードを示している。
【図3】従来の、分別収容されている2種類の内容物を
混合して外部に放出する内容物放出機構の説明図であ
り、非使用モードを示している。
【図4】従来の、分別収容されている2種類の内容物を
混合して外部に放出する内容物放出機構の説明図であ
り、使用モードを示している。
【符号の説明】
10:内容物放出機構 11:容器 11a:第1の貯留部 11b:第2の貯留部 12:ハウジング 12a:第1の通路 12b:第1の収容室 12c:第2の通路 12d:第2の収容室 13:吸上管 14:スプリング 15:ステム 15a:共用通路 15b:第1の横孔 15c:第2の横孔 15d:第1の肩部 15e:第2の肩部 16:第1の弁ラバー 16a:第1の弁ラバー16とステムと15との間の隙間 17:第2の弁ラバー 17a:第2の弁ラバー17とステムと15との間の隙間 18:ハウジングに嵌合した中間部材 18a:中間部材の端部 18b:中間部材のリブ 18c:中間部材18と第1の弁ラバー16との間の隙間 19:マウンテンキャップ 20:操作ボタン 20a:内容物放出用通路 21:ノズル 21a:放出口 30:内容物放出機構 31:容器 31a:第1の貯留部 31b:第2の貯留部 32:ハウジング 32a:第1の通路 32b:第1の収容室 32c:第2の通路 32d:第2の収容室 33:吸上管 34:スプリング 35:ステム 35a:第1の通路 35b:第2の通路 35c:下端部 35d:肩部 35e:横孔 36:カップ部材 36a:上縁部 36b:リブ 36c:溝 37:弁ラバー 37a:弁ラバー37とカップ部材36との間の隙間 37b:弁ラバー37と中間部材38との間の隙間 38:中間部材 38a:端部 38b:リブ 39:マウンテンキャップ 40:固定ラバー 41:操作ボタン 41a:第1の放出用通路 41b:第2の放出用通路 42:ノズル 43:チップ 43a:放出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内部に分離して収納した第1および
    第2の内容物を、容器と一体のハウジングに設けたステ
    ムの移動に基づく弁作用により、当該ハウジングおよび
    当該ステムを経て外部空間に、当該内容物の混合状態で
    放出するための内容物放出機構において、 前記ハウジングは、前記第1の内容物が通過する第1の
    専用空間部、および前記第2の内容物が通過する第2の
    専用空間部を有し、 前記ステムは、前記第1および前記第2の内容物がそれ
    ぞれ通過する共用の通路、当該通路を前記第1の専用空
    間部に連通させる第1の孔部、および当該通路を前記第
    2の専用空間部に連通させる第2の孔部を有し、 前記第1の孔部の前記第1の専用空間部側に第1の弁部
    材を設け、 前記第2の孔部の前記第2の専用空間部側に第2の弁部
    材を設けた、ことを特徴とする内容物放出機構。
  2. 【請求項2】 前記第1の弁部材が、前記第1の専用空
    間部と前記第2の専用空間部との間仕切りにもなってい
    る、ことを特徴とする請求項1記載の内容物放出機構。
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