JP4086533B2 - 二剤混合吐出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛染め用2剤などの流動性を有する2種類の材料をそれぞれ個別包装されたエアゾール容器から吐出させ、これら2剤を混合した後に吐出するノズル構造を備えた二剤混合吐出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
毛染め用二剤混合エアゾール容器においては、吐出過程においてノズル内で2剤を充分に混合しなければ毛染めにムラが生じ、商品価値に多大な影響を及ぼすため、従来より充分な混合を行うための種々の改良が提案され、例えば、特開2000−317287号公報、特開平10−17029号公報、実用新案登録第2523181号公報、実用新案登録第2533920号公報等に種々開示されている。これら従来のノズル構造では、2本のエアゾール容器のステムからそれぞれ吐出された2剤をノズルまで案内して流入させ、ノズル内に螺旋状等の構造を有する混練部材を配置することで、ノズル内部で充分な混合を行わせようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特に、2剤の粘性が大きい場合には、上記従来の構造ではノズル内で十分な混練を行うことができず、2剤が螺旋状に絡み合うような態様で吐出されてしまうことがあった。
【0004】
そこで、本発明は、ノズル内に2剤を流入させる前に予めある程度2剤を混合させることにより、充分な混合を行わせることができる二剤混合吐出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
【0006】
即ち、本発明は、左右に並設された第1及び第2のエアゾール容器の上端に設けられ、各容器にそれぞれ収容される第1剤及び第2剤を混合してノズルから吐出する二剤混合吐出装置において、両エアゾール容器の上端から突出するステムに取り付けられる装置本体を備え、該装置本体は筒状の前記ノズルを備え、装置本体内には、第1のエアゾール容器のステムに連通する第1剤用案内流路と、第2のエアゾール容器のステムに連通する第2剤用案内流路と、両案内流路と前記ノズル内流路との間に設けられ且つ前記ノズル内流路に連通する予混合室とを備え、第1剤用案内流路と予混合室との間、並びに、第2剤用案内流路と予混合室との間には仕切壁が設けられ、該仕切壁には、第1剤用案内流路から予混合室に第1剤を流入させる第1の流通孔が複数設けられているとともに、第2剤用案内流路から予混合室に第2剤を流入させる第2の流通孔が複数設けられていることを特徴とするものである。
【0007】
かかる本発明の二剤混合吐出装置によれば、予混合室に、それぞれ複数の流通孔を介して第1剤用案内流路並びに第2剤用案内流路から第1剤及び第2剤が流入して、予混合室内で複数の第1剤流と複数の第2剤流が一体となってノズル側へ向けて流動する際に、これら第1剤と第2剤がある程度予混合される。したがって、ノズル内に螺旋状等の混練部材を配設すれば、予混合された第1剤と第2剤からなる混合剤がノズル内を通過する際に、混練部材との接触による剪断力が生じて均一に混合されるようになる。また、各案内流路と予混合室とは、流通孔を除いて仕切壁によって仕切られているため、各流通孔から予混合室への流出圧を均一化させ、より一層の混合効率の向上が図られる。
【0008】
上記本発明の二剤混合吐出装置において、予混合室は、前記案内流路側からノズル側に移行するにしたがって左右幅が徐々に小さくなるように形成することが好ましい。これによれば、予混合室に流入した第1剤及び第2剤が一体となってノズル側へ流動する際に、予混合室が先窄まり状となることから予混合室内で混合剤に大きな剪断力を作用させ、より一層の混合効率の向上が図られる。
【0009】
また、上記仕切壁は、予混合室の案内流路側の端部に配設され、第1及び第2の流通孔は、予混合室の案内流路側の左右幅のほぼ全長にわたって所定間隔で配設されているものとすることができる。これによれば、上記した先窄まり状の予混合室の構造を有効利用して、予混合室内の各部位で効率の良い混合を行わせることが可能となる。
【0010】
また、第1剤用案内流路並びに第2剤用案内流路は上下に配設することができ、これら両流路を隔壁によって隔離することができる。かかる構成によれば、各流路を簡単な構成で形成することができ、例えば低コストで大量生産可能な射出成形部品のみを組み合わせることによって構成できる。また、各流路は、左右のステム間寸法ほぼ全長にわたる左右幅を有していることが好ましい。これによれば、第1のエアゾール容器のステムから吐出された第1剤を第2のエアゾール容器のステム周辺にまで流通案内するとともに、第2のエアゾール容器のステムから吐出された第2剤を第1のエアゾール容器のステム周辺にまで流通案内することができる。そして、第1の流通孔と第2の流通孔とを、左右方向に交互に配設することで、効率のよい混合を予混合室内で行わせることができる。なお、第1の流通孔と第2の流通孔とは、ほぼ直線上に配置することが好ましいが、千鳥状に配置することも可能である。
【0011】
また、隔壁は上下に繰り返して湾曲しつつ左右方向に延びる波板状であって、該隔壁の上方への湾曲部に対応して第1の流通孔が設けられ、隔壁の下方への湾曲部に対応して第2の流通孔が設けられているものとすることができる。これによれば、射出成形品により隔壁を形成しつつ、簡単な構造で第1の流通孔と第2の流通孔とを直線上に且つ左右方向に交互に配設することが可能となる。
【0012】
また、ノズル内に、ノズルを通過する第1剤及び第2剤を混練させる混練部材に配設し、該混練部材と前記仕切壁と前記隔壁とを一体成形することができる。これによれば、ノズルを有する装置本体内に、混練部材、仕切壁並びに隔壁を一体に備える部品を装着するのみで、上記予混合室と両案内流路とを形成することが可能である。
【0013】
なお、上記本発明において、「上下」並びに「左右」の方向は便宜的なものにすぎず、実際の使用状態においてエアゾールの下端に設けられる二剤混合吐出装置や、同じく使用状態においてエアゾール容器の左右端若しくは前後端に設けられる二剤混合吐出装置も本発明に包含されるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示実施例に基づいて説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施例に係る二剤混合吐出装置1を示しており、該装置1は、左右に並設された第1及び第2のエアゾール容器2,2の上端に設けられ、各容器2,2にそれぞれ収容される第1剤及び第2剤を混合してノズル3から吐出するものである。なお、各エアゾール容器2はアルミ缶や樹脂ボトル等の適宜の容器によって構成できる。また、エアゾール容器2は、上端部からステム4が上方に突出しており、該ステム4を下方に押し込むことによって容器口部に内蔵されたバルブが開弁し、内容物がステム4から吐出されるように構成されている。かかるエアゾール容器の構成は従来公知であるので詳細説明を省略する。
【0016】
本実施例の二剤混合吐出装置1は、左右の容器2の両ステム4を架け渡すように両ステム4に取り付けられる装置本体11と、左右の容器2,2を保持して連結する保持部材12と、該保持部材12に外嵌され且つ装置本体11を覆うキャップ13とを備えている。保持部材12並びにキャップ13は従来公知の適宜の構造のものを用いることができる。
【0017】
装置本体11は、図2及び図3にも示すように、円筒状ノズル3を一体に備えるハウジング14と、該ハウジング14内に装着される図4に示す混合部材15と、該混合部材15の背部を閉塞するようにハウジング14に取り付けられる蓋部材16とを備えており、これら部材により、装置本体11内に、左側のエアゾール容器2のステム4に連通する第1剤用案内流路F1と、右側のエアゾール容器2のステム4に連通する第2剤用案内流路F2と、両案内流路F1,F2とノズル3内流路F3との間に設けられ且つノズル内流路F3に連通する予混合室F4とが形成されている。なお、図3は、後方に向く断面を示しているものであるから、左右の方向が逆となっているものである。
【0018】
上記両案内流路F1,F2は上下に配設され、これら流路F1,F2は隔壁22によって液密状に隔離されている。また、両流路F1,F2と予混合室F4との間には仕切壁23が設けられており、該仕切壁23に、第1剤用案内流路F1から予混合室に第1剤を流入させる第1の流通孔H1が複数設けられているとともに、第2剤用案内流路F2から予混合室F4に第2剤を流入させる第2の流通孔H2が複数設けられている。これら第1の流通孔H1と第2の流通孔H2とは左右方向に一直線上に且つ交互に配設されている。
【0019】
より詳細に構造を説明すると、ハウジング14の基部17は左右方向に長尺の中空ケース状に構成され、背部(後部)は開口されており、この背部開口が蓋部材16により閉塞されて、上記各案内流路F1,F2を形成している。また、基部17とノズル3とは、図2に示すように平面視において前方(即ち、ノズル3側)に移行するにしたがって左右幅が徐々に小さくなる傾斜側壁18を介して連設されており、該側壁18によって囲まれた空間によって、案内流路F1,F2側からノズル3側に移行するに従って左右幅が徐々に小さくなる上記予混合室F4が形成されている。
【0020】
前記ノズル3はハウジング14の左右方向中央部から前方に突出している。図示例では、ノズル3は外筒3aの内部に内筒3bが同軸状に一体成形された二重構造を呈しており、外筒3aと内筒3bとの間はその基端部(後端部)において密封されている。また、外筒3aは左右方向に長尺の楕円状の断面形状を呈し、該外筒3aの内周面の長径は内筒3bの外径よりも大きく、図2に示すように水平断面において外筒3aと内筒3bとの間に隙間が形成されている。また、外筒3aの内周面の短径は内筒3bの外径とほぼ等しくなされている。内筒3bの軸長は外筒3aの軸長よりも短くなされていて、内筒3bの先端部は外筒3aの前後方向中央部に位置するように形成されている。
【0021】
ハウジング14の基部17の底壁17aには、上下に貫通する流入孔19bが形成されたステム嵌着部19が、左右容器2の各ステムに対応する位置にそれぞれ設けられている。該ステム嵌着部19にはステム4が嵌着される下方開口状の凹部19aが設けられている。
【0022】
上記混合部材15は、ノズル3の内筒3b内に挿通される混練部材21と、上記仕切壁23と、上記隔壁22とを一体的に備えるものであり、ハウジング14の背部開口からハウジング14内に装着されている。
【0023】
混練部材21は、仕切壁23の左右中央部から前方に突出された軸部21aの外周に螺旋状の混練羽根21bが形成されたものであり、該混練部材21の先端はノズル3の内筒3b先端と一致し、羽根21bは、内筒3bの全長にわたる範囲に形成されている。また、羽根21bの外径は内筒3bの内径とほぼ一致し、混合剤が内筒3b内を流動する際に、羽根21bにより案内されて螺旋状に流動することによって、均一な混合を行わせるようになっている。
【0024】
隔壁22は、上下に繰り返して湾曲しつつ左右方向に延びる波板状であって、左右のステム4,4間の間隔よりも若干小さい左右幅を有し、左端部には図3に示すように下方に延設されてハウジング14の基部17の底面に当接する端壁22aが設けられ、右端部には上方に延設されてハウジング14の基部17の天面に当接する端壁22bが設けられている。各端壁22a,22bは、上記流入孔19bよりも左右方向内方に配設されている。そして、隔壁22の上方の閉じられた空間によって第1剤用案内流路F1が形成され、隔壁22の下方の閉じられた空間によって第2剤用案内流路F2が形成されており、かかる流路F1,F2は、それぞれ、左右のステム間寸法ほぼ全長にわたる左右幅を有するものとなる。なお、上記蓋部材16は、隔壁22の後端面に全体にわたって液密状に密接しており、両案内流路F1,F2間の密封と混合部材15の保持とを行っている。
【0025】
仕切壁23は、左右方向に長尺の板状であって、予混合室F4の案内流路F1,F2側の端部(即ち、基部17の前端部)に配設され、正面視形状は基部17の内面の断面形状と同一であり、予混合室F4と案内流路F1,F2とを仕切っている。また、仕切壁23は傾斜側壁18の基端部内面に後方から当接することで、安定的にハウジング14内に保持されている。
【0026】
そして、この仕切板21に、第1の流通孔H1と第2の流通孔H2とが左右方向に交互に配設されている。より詳細には、第1の流通孔H1は、上記波板状の隔壁22の上方への湾曲部22Uに対応して設けられ、該湾曲部22Uの下方で且つ内部において開口することにより、第1剤用案内流路F1と予混合室F4とを連通している。また、第2の流通孔H2は、波板状の隔壁22の下方への湾曲部22Dに対応して設けられ、該湾曲部22Dの上方で且つ内部において開口することにより、第2剤用案内流路F2と予混合室F4とを連通している。そして、これら第1及び第2の流通孔H1,H2は、予混合室F4の案内流路側端部の左右幅のほぼ全長にわたって所定間隔で配設されている。
【0027】
なお、ハウジング14の後端部の下部には、側面視L字状の発音板30が下方に向けて突設されている。一方、保持部材12には、発音板30に対応する位置に係止部31が設けられている。これら発音板30と係止部31とは通常時においては図1に示すように上下に離間されており、吐出操作により装置本体11を下方に押し込むと、図5に示すように係止部31によって発音板30が弾かれて音が発生するようになっており、これにより使用者に確実な押し込み操作を行わせ、各ステム4からの第1剤及び第2剤の吐出圧が安定するようにしている。
【0028】
また、キャップ13には、装置本体11を下方に押し込むようにハウジング14の基部上面に当接する押し込み操作片33が上下揺動可能に設けられている。該操作片33は、その前端部が薄肉の連結部34を介してキャップ13に一体成形されており、前後中途部には下方に延出する押し込みロッド35が、左右の両ステム4に対応する位置に左右一対設けられており、この左右のロッド35がハウジング14の上面に摺動自在に当接している。なお、押し込み操作の円滑性を向上するため、ロッド35が当接する範囲でハウジング14の上面には円弧状の凹部36が形成されている。
【0029】
上記実施例の二剤混合吐出装置1によれば、押し込み操作片33を下方に押し込むと、これに伴って装置本体11がステム4とともに下方に押し込まれ、左右の容器2のステム4から内容物が装置本体11内に吐出される。左側の容器2内の第1剤は、案内流路F1内の全体にわたって充填されるとともに、容器の吐出圧により複数の流通孔H1のすべてから予混合室F4内に吐出される。同様に、右側の容器2内の第二剤は、案内流路F2内の全体にわたって充填されるとともに、容器の吐出圧により複数の流通孔H2のすべてから予混合室F4内に吐出される。このように、比較的小さな複数の流通孔H1,H2から第1剤及び第2剤を予混合室F4内に吐出するとともに、左右に幅広の予混合室F4の基端側で両剤を混合させて先窄まり状の流路を流動させることにより、ノズル3内に流入する前に予めある程度混合させることが可能となる。そして、ノズル3の内筒3b内で混練部材21の作用によって均一に両剤を混合した後、ノズル3先端から吐出することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の二剤混合吐出装置によれば、予混合室に、それぞれ複数の流通孔を介して第1剤用案内流路並びに第2剤用案内流路から第1剤及び第2剤が流入して、予混合室内で複数の第1剤流と複数の第2剤流が一体となってノズル側へ向けて流動する際に、これら第1剤と第2剤がある程度予混合されるので、ノズル内に螺旋状等の混練部材を配設することにより、予混合された第1剤と第2剤からなる混合剤を均一に混合させることができ、2剤の粘性が高い場合であっても充分な混合を行わせることが可能となる。
【0031】
さらに、予混合室を先窄まり状に形成することにより、予混合室に流入した第1剤及び第2剤が一体となってノズル側へ流動する際に、予混合室内で混合剤に大きな剪断力を作用させ、より一層、混合効率を向上することができる。
【0032】
また、第1及び第2の流通孔が、予混合室の案内流路側の左右幅のほぼ全長にわたって所定間隔で配設されていれば、上記した先窄まり状の予混合室の構造を有効利用して、予混合室内の各部位で効率の良い混合を行わせることが可能となる。
【0033】
また、各流路を左右のステム間寸法全長にわたる左右幅を有しているものとすれば、第1のエアゾール容器のステムから吐出された第1剤を第2のエアゾール容器のステム周辺にまで流通案内するとともに、第2のエアゾール容器のステムから吐出された第2剤を第1のエアゾール容器のステム周辺にまで流通案内することができ、第1の流通孔と第2の流通孔とを左右方向に交互に配設することで、効率のよい混合を予混合室内で行わせることができる。
【0034】
また、隔壁は上下に繰り返して湾曲しつつ左右方向に延びる波板状であって、該隔壁の上方への湾曲部に対応して第1の流通孔が設けられ、隔壁の下方への湾曲部に対応して第2の流通孔が設けられているものとすることができ、これによれば、射出成形品により隔壁を形成しつつ、簡単な構造で第1の流通孔と第2の流通孔とを直線上に且つ左右方向に交互に配設することが可能となる。
【0035】
また、ノズル内に、ノズルを通過する第1剤及び第2剤を混練させる混練部材に配設し、該混練部材と前記仕切壁と前記隔壁とを一体成形することができ、これによれば、ノズルを有する装置本体内に、混練部材、仕切壁並びに隔壁を一体に備える部品を装着するのみで、上記予混合室と両案内流路とを形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る二剤混合吐出装置の全体縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面相当の装置本体の横断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】同装置の混合部材の斜視図である。
【図5】同装置の吐出時の状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 二剤混合吐出装置
2 エアゾール容器
3 ノズル
4 ステム
11 装置本体
21 混練部材
22 隔壁
23 仕切壁
F1 第1剤用案内流路
F2 第二剤用案内流路
F3 ノズル内流路
F4 予混合室
H1 第1の流通孔
H2 第2の流通孔

Claims (3)

  1. 左右に並設された第1及び第2のエアゾール容器の上端に設けられ、各容器にそれぞれ収容される第1剤及び第2剤を混合してノズルから吐出する二剤混合吐出装置において、両エアゾール容器の上端から突出するステムに取り付けられる装置本体を備え、該装置本体は筒状の前記ノズルを備え、装置本体内には、第1のエアゾール容器のステムに連通する第1剤用案内流路と、第2のエアゾール容器のステムに連通する第2剤用案内流路と、両案内流路と前記ノズル内流路との間に設けられ且つ前記ノズル内流路に連通する予混合室とを備え、第1剤用案内流路と予混合室との間、並びに、第2剤用案内流路と予混合室との間には仕切壁が設けられ、該仕切壁には、第1剤用案内流路から予混合室に第1剤を流入させる第1の流通孔が複数設けられているとともに、第2剤用案内流路から予混合室に第2剤を流入させる第2の流通孔が複数設けられており、第1剤用案内流路並びに第2剤用案内流路は上下に配設されており、これら両流路は隔壁によって隔離されており、各流路は、左右のステム間寸法ほぼ全長にわたる左右幅を有し、第1の流通孔と第2の流通孔とは、左右方向に交互に配設されており、隔壁は上下に繰り返して湾曲しつつ左右方向に延びる波板状であって、該隔壁の上方への湾曲部に対応して第1の流通孔が設けられ、隔壁の下方への湾曲部に対応して第2の流通孔が設けられていることを特徴とする二剤混合吐出装置。
  2. 請求項1に記載の二剤混合吐出装置において、予混合室は、前記案内流路側からノズル側に移行するにしたがって左右幅が徐々に小さくなるように形成されており、仕切壁は、予混合室の案内流路側の端部に配設され、第1及び第2の流通孔は、予混合室の案内流路側の左右幅のほぼ全長にわたって所定間隔で配設されていることを特徴とする二剤混合吐出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の二剤混合吐出装置において、ノズル内には、ノズルを通過する第1剤及び第2剤を混練させる混練部材が配設され、該混練部材と前記仕切壁と前記隔壁とが一体成形されている事を特徴とする二剤混合吐出装置。
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