JPH11587A - エアゾール式二液混合噴出器 - Google Patents

エアゾール式二液混合噴出器

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JPH11587A
JPH11587A JP9168143A JP16814397A JPH11587A JP H11587 A JPH11587 A JP H11587A JP 9168143 A JP9168143 A JP 9168143A JP 16814397 A JP16814397 A JP 16814397A JP H11587 A JPH11587 A JP H11587A
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JP
Japan
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nozzle
mixer
aerosol
liquid
flow path
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Application number
JP9168143A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Oka
秀年 岡
Riichi Ogawa
利一 小川
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
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Arimino Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Arimino Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11587A publication Critical patent/JPH11587A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/38Details of the container body
    • B65D83/384Details of the container body comprising an aerosol container disposed in an outer shell or in an external container
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
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    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
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    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 第1に二液の混合が完全に行えるようミキサ
ーの構造を改良すること。第2に押圧に差が生じ、操作
部材がフルストロークに押えられない場合にも、噴出量
の差をすくなくすること。 【解決手段】 ノズル部材は、ノズル本体と、内部に装
着されたミキサーとミキサー基体とからなるミキサー部
材とを具備し、前記ミキサーは、軸部と、該軸部の周り
に上下に並設された多数の隔壁と、軸部から直径方向に
突設され軸方向に延びる仕切板と、軸部の下端に設けら
れた隔板とを具備してノズル内周との間に前面流路と後
面流路、および側面流路とを形成し、前記前面流路と後
面流路のそれぞれに、合流室、混合室、分岐室とを設け
た。前記ミキサー基体には、二つのジョイント保持筒が
設けられ、該ジョイント保持筒とエアゾール容器のステ
ムを、内部に透過性を有する多孔体を挿入したジョイン
トによって連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール式二液
混合噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】二つのエアゾール容器から噴射された内
容液を混合し、混合された泡状内容液をノズルから噴出
させるようにした二液混合噴出器は、従来より周知であ
る。また、エアゾール容器の収納ケースを開閉自在と
し、該収納ケースにノズル部材を廻動自在として装着
し、エアゾール容器を交換可能とした二液混合噴出器
も、この出願前に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記各噴出器では、ノズル内混合室で二液を混合させる
ために二枚の羽根板をらせん状に捲回したミキサーを用
いており、二液が羽根板によって攪拌混合されるが、混
合部の長さがミキサーの長さによって決められ、内容液
によっては二液の攪拌混合が充分に行われないという問
題があった。
【0004】また、上記各噴出器、とくにエアゾール容
器を交換可能とした二液混合噴出器においては、エアゾ
ール容器のノズル部材への装着が常に正確に行われると
は限られず、また、すべてのエアゾール容器のステムの
高さが精確に製造されているとは限られなかったので、
時にはノズル部材のステム係合筒に対する二つのエアゾ
ール容器の位置が異なり、ステムの作動に差が生じるこ
とがあった。そのため、ノズル部材を操作したときにス
テムの押し下げ量に差が生じ、押し下げ当初は、一方の
エアゾール容器のみから内容液が噴出するということが
生じ、操作部材をフルストロークまで押えないでおくと
一方のみの内容液が噴出し続けるという問題があった。
【0005】また、エアゾール容器を交換可能とした噴
出器では、エアゾール容器をホルダーで保持し、ノズル
部材に設けられた二つのステム係合筒に、エアゾール容
器のステムを嵌着させるようにしているが、二つのステ
ム係合筒の中心距離がすべての製品が同一であるとは限
られず、また、エアゾール容器についても、ステム、容
器本体の大きさにもバラツキがあるので、交換時に正確
に取付けられないという問題が生じることもあった。
【0006】また、交換用エアゾール容器は個々に保管
されており、交換時に必要とする容器を見つけ出さなけ
ればならず、間違いなく選択するためには一定の注意力
を必要とした。
【0007】本発明は、上記各問題点を解決するため、
第1に、ノズル内の混合室において二液の混合が完全に
行えるようミキサーの構造を改良すること。第2に、エ
アゾール容器のステムに対する押圧に差が生じ、操作部
材がフルストローク押えられない場合にも、二液の噴出
が不均一となっても噴出量の差をすくなくすること、お
よび一方の内容液のみが多量に噴出しないようにするこ
と。第3に、エアゾール容器の交換取付を簡単に行える
ようにすること。第4に、交換容器の保管、持ち運び、
必要とする容器の選択を簡便に行えるようにすること。
等を主な技術的課題とし、改良されたエアゾール式二液
混合噴出器と関連する用具を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の第1の
技術的課題を達成するため、二つのエアゾール容器を内
蔵したエアゾール式二液混合噴出器、またはエアゾール
容器を交換可能としたエアゾール式二液混合噴出器にお
いて、ノズル部材として、ノズルとノズル基体からなる
ノズル本体と、該ノズル本体の内部に装着されたミキサ
ーとミキサー基体とからなるミキサー部材とを具備し、
前記ミキサーが、軸部と、該軸部の周りに流路を形成す
るため上下に並設された多数の隔壁と、軸部から直径方
向に突設され軸方向に延びる仕切板と、軸部の下端に設
けられた隔板とを具備して、ノズル内周との間に前面流
路と後面流路、および側面流路とを形成しており、前記
前面流路は、エアゾール容器に連続する液流路に接続す
る二液合流室と、該二液合流室に続いて連続するように
配設された第1次混合室、合流室、第2次混合室と、ミ
キサー上方に配設された分岐室と第4次混合室とを具備
し、前記後面流路は、前記液流路に接続する二液合流室
と、該二液合流室に続く第1次混合室、ミキサーのほぼ
中間に配設された第3次混合室と、ミキサー上方に配設
された第4次混合室と合流室とを具備していることを特
徴とする構成を採用する。
【0009】また二液の混合方法として、ミキサーとノ
ズル内周との間に形成された前面流路と後面流路および
側面流路とを通じて、エアゾール容器から吐出された二
液の内容液を二分して混合させ、二分された各混合液を
合流してサンドイッチ構造とし、該サンドイッチ構造の
混合液をくり返し攪拌混合させた後にさらに二分し、そ
れぞれの分流液を別個に混合し再び合流させてノズル孔
内に噴出するようにしたことを特徴とする構成を採用す
る。
【0010】また、毛染め用の二液混合噴出器として、
ノズルの先端を斜めに裁断したことを特徴とする構成を
採用する。
【0011】第2の課題を達成するために、ノズル部材
とエアゾール容器とを結合する部材として、ノズルとノ
ズル基体からなるノズル本体と、該ノズル本体の内部に
装着されたミキサーと二つのジョイント保持筒を設けた
ミキサー基体とからなるミキサー部材とを具備し、前記
ジョイント保持筒と、エアゾール容器のステムを、内部
に透過性を有する多孔体を挿入したジョイントによって
連結したことを特徴とする構成を採用する。
【0012】第3の課題を達成するために、エアゾール
式二液混合噴出器として、バルブ部材にホルダーを被嵌
したエアゾール容器と、エアゾール容器の容器の収納ケ
ースと、ノズル本体と該ノズル本体の内部に装着された
ミキサー部材とからなるノズル部材とを具備し、ノズル
部材を収納ケースに廻動自在として装着し、エアゾール
容器を交換可能としたエアゾール式二液混合噴出器にお
いて、収納ケースが、ケース本体と、該ケース本体に開
閉自在に取着された蓋体とからなり、ケース本体と蓋体
のそれぞれに、ホルダー保持板と窓、および容器保持板
とを設け、それぞれの底部を開放状態にしたことを特徴
とする構成を採用する。
【0013】また、収納ケースに装着するエアゾール容
器のホルダとして、左右一対のホルダー部材と、各ホル
ダー部材を連結する山形に形成された可撓性の連結帯と
からなるエアゾール容器のホルダーであって、前記ホル
ダー部材は、エアゾール容器のバルブ部材に被嵌する上
面部材と側筒壁、および該側筒壁下端に形成されたフラ
ンジとを具備しており、前記上面部材は、環状板と、該
環状板と側筒壁上端縁を連結する支持板によって形成さ
れ、前記側筒壁には、その外周の前後面から他方のホル
ダー部材の方向に延びる側壁と、それに直交する内側壁
とを有する二つの突出部が設けられ、前記内側壁の下端
から前記連結帯が延設されて他方のホルダー部材と連結
され、前記一対のホルダーが相対的に移動可能としたこ
とを特徴とする構成を採用する。
【0014】第4の課題を達成するため、ホルダーを収
納するためのホルダーのオーバキャップとして、上面に
一対のキャップを立設した基板と、該基板の端縁から垂
設した側周壁とからなるホルダーのオーバキャップであ
って、基板下面の中央部両側に、対向する側板と底板と
を具えた突出部を垂設し、側周壁内周の一定範囲に膨出
部を設けたことを特徴とする構成を採用する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1、2において、Aは
収納ケース、Bは収納ケースAに廻動自在に取着された
ノズル部材、C1,C2は収納ケースAに装着されたエ
アゾール容器、Dはノズル部材Bとエアゾール容器C
1,C2を連結するジョイント、Eはエアゾール容器C
1,C2のホルダーである。
【0016】収納ケースA、ノズル部材B、ジョイント
D、ホルダーE、はそれぞれ合成樹脂を用いて成型され
ており、エアゾール容器C1,C2は金属または合成樹
脂を用いて成型されている。エアゾール容器C1,C2
には、それぞれ異なった内容液が封入されており、本実
施形態においては2種類の毛染剤が用いられ、本実施形
態の二液混合噴出器は毛染め用器具として使用される。
【0017】次に、収納ケースAについて図を参照して
説明すると、図3に示すように、収納ケースAは、ケー
ス本体1と蓋体2とからなり、上下二つの蝶番3によっ
て開閉自在に連結されている。ケース本体1は、頂壁4
と側壁5とを具えており、頂壁4には、ノズル部材Bが
挿入される開口6が形成されている。開口6端縁の所定
の部分には切り欠け部7が設けられ、該切り欠け部7の
両側縁に接して横方向に延びる突片8が下方に垂下する
ように設けられている。突片8の内側は円弧状になって
おり、ノズル部材Bを軸支する軸受部9が形成されてい
る。
【0018】側壁5の内側には、頂壁4から所定の距離
を隔てた位置に、上下に間隔をおいて配設され、側壁5
に平行な直線端縁を有する二枚の板からなるホルダー保
持板10が立設されており、ホルダーEを挟持するよう
にしている。側壁5の中央部には、ホルダー保持板10
の下方に窓11が形成され、該窓11の下方の側壁5内
側には、二つの半円弧縁を有し、エアゾール容器C1,
C2を保持する容器保持板12が立設されている。側壁
5の側端縁中央部には、突起13が突設されており、突
起13の両側にはつまみ部14が設けられている。側壁
5の下端は切断端15となっており、底部は開放されて
いる。
【0019】蓋体2は、ケース本体1とほぼ対称形の外
形を有する頂壁4aと側壁5aとからなり、頂壁4aに
は、ケース本体1の開口6と共働して閉蓋時にノズル部
材Bを囲む開口6aが形成され、該開口6aの端縁から
側壁5aの所定の位置に至る切り込み16が設けられて
いる。側壁5aの内側には、ケース本体1とそれとは対
称形となるようにホルダー保持板10aと窓11a、容
器保持板12aが設けられている。
【0020】側壁5aの側端縁中央部には、ケース本体
1の突起13に係合する止め金17が設けられており、
閉蓋時に、ケース本体1と蓋体2とによってエアゾール
容器C1,C2を締着保持するようにしている。側壁5
aの下端は、切断端15aとなっており、底部は開放さ
れている。閉蓋時には、図2に示すように、本体ケース
の切断端15とともに収納ケースの底部開口18が形成
されるようになっている。
【0021】収納ケースAは、ケース本体1と蓋体2の
それぞれに窓10,10aを設けたことにより、エアゾ
ール容器C1,C2の内容液を示す表示面を確認するこ
とができ、また使用時には、エアゾール容器C1,C2
を直接把持して噴出器を使用することができる。また、
収納ケースAの底部は、底部開口18となっているか
ら、エアゾール容器をその長さに関係く収納ケースAに
装着することができる。
【0022】次に、ノズル部材Bについて、図4〜8を
参照して説明する。図4に示すように、ノズル部材B
は、ノズル本体B1とその内部に装着されたミキサー部
材B2とからなっている。図5,6に示すように、ノズ
ル本体B1は、上壁20と側周壁21とからなるノズル
基体22と、該基体22の上面から突出し、内部にノズ
ル孔23と混合室24が設けられたノズル25とを具え
ている。
【0023】前記側周壁21の一方の側には、突出片2
6が設けられ、その先端には横方向に延びる軸部27が
形成されている。該軸部27は、収納ケースAの軸受部
9に嵌挿され、ノズル部材Bを収納ケースAに対して廻
動自在に軸支するようにしている。前記側周壁21の他
方の側には、上壁20から側方に延び、続いて下方に延
びるように形成された側板28を有する操作レバー29
が設けられており、側周壁21の内周には係合溝30が
設けられている。
【0024】側周壁21の内側には、図6に示すよう
に、上壁20から下方に突出する段部31を有する内側
周壁32が突設されており、上壁20と段部31との間
は凹溝33となっている。該凹溝33の中央には、開孔
34が穿設され、ノズルの混合室24に続いている。
【0025】図7に示すように、ミキサー部材B2は、
ミキサー基体40と、該ミキサー基体40に立設された
ミキサー41とからなっている。ミキサー基体40は、
上壁42と内側周壁43、該内側周壁43の下方外側に
形成された外側周壁44とを具えている。内側周壁43
の内側には、上壁42から下方にのびる二つのジョイン
ト保持筒45,45aが垂設されており、その中心部に
は、上壁42を貫通する通孔46が穿設されている。外
側周壁44の外周には、全周にわたる膨出部47が設け
られている。
【0026】ミキサー部材B2のノズル本体B1への取
着時には、前記内側周壁43は、ノズル基体22の内側
周壁32の内周に嵌合され、上壁42の上面が段部31
に圧接されて、上壁42とノズル基体22の凹溝33に
よって液流路48が形成される。前記外側周壁44は、
ノズル基体22の側周壁21の内周に嵌合され、前記膨
出部47がノズル基体22の係合溝30に係合すること
によって、上下の位置決めが行われ、ミキサー部材B2
が気密を保ってノズル基体22に嵌着されるようになっ
ている。
【0027】次に、ミキサー41の構成と作用効果につ
いて説明する。図7,8に示すように、ミキサー41
は、軸部50と、該軸部50とノズル25との間に流路
を形成するため、軸部50の周りに上下に並設された多
数の隔壁51と、流路を前面と後面に区分けする仕切板
52とを具えている。ミキサー41の下端部には、ミキ
サー基体40とノズル基体22との間に形成された液流
路48を二分するよう隔板53が配設され、該隔板53
と前記仕切板52によって、前面流路54と後面流路5
5が形成されている。
【0028】図8(a)に示すように、前面流路54
は、液流路48に接続する二液合流室a1 と、該二液合
流室a1 に続いて連続するように配設された第1次混合
室b1と合流室cと第2次混合室d1 、およびミキサー
41上方に配設された分岐室eと第4次混合室f1 とに
よって構成されている。
【0029】後面流路55は、図8(c)に示すよう
に、液流路48に接続する二液合流室a2 と、該二液合
流室a2 に続く第1次混合流路b2 、ミキサー41のほ
ぼ中間に配設された第3次混合室d2 とミキサー41上
方に配設された第4次混合室f2 と合流室gとによって
構成されている。
【0030】図8(b)に示すように、ミキサー41の
側面には、前面流路54から後面流路55に連続する側
面流路56、後面流路55から前面流路54に連続する
側面流路56aが形成され、それそれ矢印を付した線で
示す位置に配設されている。なお、側面流路56aは、
図8(b)では反対側の側面にあるため図示されないの
で、その位置だけが点線の矢印線で示されており、また
図8の各図において、液の流れの方向は矢印の方向をも
って示されている。
【0031】前記の各混合室(b1 ,b2 ,d1 ,d2
,f1 ,f2 )は、流れの方向に対して、隔壁51に
よって形成された縮小流路57と拡室58を有してお
り、流液が、縮小流路57から拡室58に入るときに
は、流液が膨張、拡散すること、壁面に衝突すること等
によって攪拌混合が行われ、次いで、縮小流路57には
いるときには絞られ、次の拡室58に入ったときには再
び拡散して攪拌混合が行われる。
【0032】次に、内容液の流れと各室における作用に
ついて説明すると、エアゾール容器C1から吐出された
内容液 L1 とエアゾール容器C2から吐出された内容液
L2は、隔板53によって分離され、それぞれ前面流路
54と後面流路55に流入する。液流路48から前面流
路54に流入したそれぞれの内容液 L1 , L2 は、二液
合流室a1 で合流攪拌され、上方の第1次混合室b1 に
流入して部分的に混合されて合流室cに入る。
【0033】一方、後面流路55に流入したそれぞれの
内容液 L1 , L2 は、二液合流室a2 で合流攪拌され、
第1次混合室b2 に流入して部分的に混合されて側面流
路56aを経て前面流路55の合流室cに入る。合流室
cにおいては、それぞれの流れは部分的混合により境界
は不明瞭になっているが、一方の内容液 L1 を中側に
し、他方の内容液 L2 が外側から内容液L1 を挟んだサ
ンドイッチ構造を取るように二液が合流されている。
【0034】次いで、上記サンドイッチ構造の合流二液
は、上方の第2次混合室d1に入り、そこで膨張拡散と
収縮がくり返されて混合が進み、混合液は側面流路56
を経て、後面流路55の第3次混合室d2 に入る。第3
次混合室d2 では、同じく膨張拡散と収縮をくり返すこ
とで混合がさらに進行され、次に、側面流路56aを経
て、前面流路54の分岐室eに入る。
【0035】分岐室eにおいては、混合が進められなが
ら混合液が二分される。二分された一方の混合液は、上
方の第4次混合室f1 に入り、さらに混合が進められ、
側面流路56を経て、後面流路55の合流室gに入る。
【0036】他方の混合液は、側面流路56を経て、後
面流路55の第4次混合室f2 に入り、さらに混合が進
められ、上方の合流室gに入る。合流室gでは、二液が
衝突することによって攪拌され、出口hからノズル孔2
3内に噴出される。
【0037】以上のように、二つのエアゾール容器から
吐出された内容液は、前面流路54と後面流路55を通
じて、膨張拡散、収縮をくり返しながら攪拌混合されて
ノズル孔23内に噴出され、該ノズル孔を通じてノズル
端から噴出される。
【0038】次に、エアゾール容器C1,C2とジョイ
ントDについて、図を参照して説明する。エアゾール容
器は従来より周知のものが使用されるが、図2に示すよ
うに、エアゾール容器C1,C2は、バルブ部材60と
缶本体61とからなっており、バルブ部材60の下端
は、縮径された首部62となっている。バルブ部材60
には、バネによって上方に付勢されたステム63が取着
されており、ステム63を押し下げることによってバル
ブが開かれ、内容物が吐出される。
【0039】図9に示すように、ジョイントDは、円筒
64と、該円筒64に挿入された透過性を有する多孔体
65とからなり、円筒64は、その内周にエアゾール容
器C1,C2のステム63に嵌合される嵌合孔66と、
多孔体65が挿入される挿入孔67と流出孔68とが穿
設されており、下端外周には、つば69が設けられてい
る。円筒64外周は、前記ミキサー基体40のジョイン
ト保持筒45の内周に嵌合され、エアゾール容器C1,
C2とミキサー部材B2を接続する。
【0040】前記ノズル部材Bの操作レバー29を押圧
すると、ノズル基体22は軸受部9の軸線を軸として廻
動され、ジョイントDを介してステム63を押圧し、エ
アゾール容器C1,C2のバルブを開いて内容液を吐出
させる。
【0041】透過性の多孔体65は、噴出量を規制し、
単位時間当たりの噴出量を減少させるようにするが、単
位時間当たりの噴出量は、内容液の粘性に応じて多孔体
の透過性、直径、長さを適宜に選択することによって設
定することができ、本実施形態では、多孔体65として
焼結ポリエチレンを用い、吐出量を5秒間に2〜3gと
している。
【0042】二液混合噴出器の使用時には、操作レバー
29を、フルストローク押圧したときには、エアゾール
容器C1,C2のバルブが全開し、双方から同量の内容
液が噴出されることになるが、それ以前に押圧の差から
エアゾール容器C1,C2の一方から比較的多く噴出さ
れることがあっても、単位時間当たりの噴出量が小さく
なっているので、二液の混合比が異なるといっても、一
方の内容液のみが多量に噴出されるということはない。
【0043】次に、ホルダーEについて、図を参照して
説明する。図10に示すように、ホルダーEは、対称的
に同形状に形成された左右一対のホルダー部材70,7
0aを有し、山形に形成された二つの可撓性の連結帯7
1,71aによって各ホルダー部材70,70aが相対
的位置が自由に変えられるように結合されている。
【0044】各ホルダー部材70,70aは、上面部材
72,72aと側筒壁73,73a、該側筒壁73,7
3aの下端から外方に広がるフランジ74,74aとを
具えており、各上面部材72,72aは、環状板75,
75aと、該環状板75,75aと側筒壁73,73a
上端縁を連結する支持板76,76aによって形成され
ている。前記各側筒壁73,73aの内周には、上面部
材72,72aより所定の間隔をおいて、複数の膨出部
77,77aが設けられている。
【0045】フランジ74,74aは、半円弧縁78,
78aとその端縁に続いて内方に延びる直線縁79,8
0、79a,80aと、該直線縁79,80、79a,
80aに直交する内側縁81,82、81a,82aを
具えている。
【0046】側筒壁73,73aには、該筒壁の前後の
周面から他方のホルダー部材の方向に延びる側壁83,
84、83a,84aと、それに直交する内側壁85,
86、85a,86aとを有する二つの突出部87,8
8、87a,88aが設けられ、内側壁85,85a、
86,86aの下端から可撓性の連結帯71,71aが
延設され各ホルダー部材70,70aが連結されてい
る。
【0047】上記のホルダーEでは、連結帯を二つとし
ているが、側筒壁73,73aの対向面の下端から一つ
の連結帯を延設するようにしてもよい。
【0048】エアゾール容器C1,C2をホルダーEに
装着する時には、ホルダー部材70,70aの環状板7
5,75aがエアゾール容器C1,C2のバルブ部材6
0の上面に係合し、環状板75,75aの内側からステ
ム63に嵌着したジョイントDを突出させるようにする
とともに、側筒壁73,73aがバルブ部材60の外周
に嵌合され、その膨出部77,77aがエアゾール容器
C1,C2の首部62に係合して締着保持するようにし
ている。
【0049】次にエアゾール容器C1,C2の交換、装
着について説明する。エアゾール容器C1,C2の交換
は、まず、ノズル部材Bを廻動させ、蓋体2を開いて使
用済みのエアゾール容器C1,C2を取り出す。
【0050】次に、新しいエアゾール容器C1,C2を
取着したホルダーEのフランジ74、74aをケース本
体のホルダー保持板10の二枚の板の間に嵌挿し、次い
で、蓋体2を閉じるとホルダーEは、ケース本体1と蓋
体2のホルダー保持板10,10aによって定位置に保
持される。その際、各ホルダー部材70,70aはその
相対的位置を自由に変えられるので、個別に装着するこ
とができ取付が容易である。
【0051】次いで、ノズル部材Bを廻動させ元の状態
に戻すとジョイント保持筒45,45aがジョイントD
に嵌合され、ノズル部材Bとエアゾール容器C1,C2
とを連結する。その際、ジョイントDの中心位置がジョ
イント保持筒45,45aの中心と正確に一致していな
くともホルダー部材70,70aが相対的に移動可能で
あるので、ジョイント保持筒45,45aによって正確
な位置に移動させられる。
【0052】次に、オーバキャップFについて、図を参
照して説明する。オーバキャップFは、交換用のエアゾ
ール容器C1,C2の保管時、交換時の持ち運びに使用
するものである。図11に示すように、オーバキャップ
Fは、上面に一対のキャップ90,90aを立設した基
板91と、該基板91の端縁から垂設した側周壁92と
からなっている。基板91下面の中央部両側には、対向
する側板93,94、93a,94aと、底板95,9
5aとを具えた突出部96,96aが垂設されており、
側周壁92の内周には一定範囲に膨出部97,97aが
設けられている。
【0053】図12に示すように、側周壁92の内側に
は前記ホルダーEのホルダー部材70,70aが挿入さ
れ、各ホルダー部材70,70aは、側周壁92内周
と、突出部96,96aの側板93,94、93a,9
4aとによって位置決めされるとともに、側周壁82に
設けた膨出部97,97aが嵌合することによって、オ
ーバキャップFに嵌着される。
【0054】エアゾール容器C1,C2の保管時には、
各エアゾール容器C1,C2のステム63にジョイント
Dを取着して、バルブ部材60,60aを各ホルダー7
0,70aに嵌着する。次いで、オーバキャップFを被
嵌すると、突出部96,96aの側板93,94がホル
ダー部材70,70aの突出部87,88の内側壁8
5,86に接合し、ホルダーEとエアゾール容器C1,
C2を定位置に嵌着保持する。
【0055】前記実施形態において、エアゾール容器C
1,C2を交換可能とした二液混合噴出器について述べ
たが、ノズル部材BとジョイントDは、エアゾール容器
を内蔵した交換不能の二液混合噴出器にも適用すること
ができ、実施形態のエアゾール容器の交換可能とした二
液混合噴出器に限定されないことはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。ミキサー部材に前面流路と後
面流路を設け、エアゾール容器から吐出された二液混合
液を二分して混合させ、二分された混合液を合流してサ
ンドイッチ構造として混合をくり返し行い、さらに、二
分してそれぞれの分流液を別個に混合し、再び合流させ
てノズル孔内に噴出するようにしているから、混合が完
全に行われるようになった。
【0057】ノズル先端を斜めに裁断しているから、毛
染剤、その他頭髪用の二液混合噴出器として使用される
場合には、ノズル先端で毛髪を分けることができ、毛髪
の根元部に塗布することが容易になった。
【0058】エアゾールのステムに透過性の多孔体を嵌
挿したジョイントを嵌着し、ジョイントを介してノズル
部材に結合するようにしているので、単位時間当たりの
吐出量が抑えられ、操作レバーをフルストローク押圧し
双方の容器のバルブを全開するまでの間、エアゾール容
器C1,C2の一方から比較的多く噴出されることがあ
っても、一方の内容液のみが多量に噴出されるというこ
とはない。
【0059】収納ケースは、ケース本体と蓋体のそれぞ
れに窓を設けているので、エアゾール容器の内容液を示
す表示面を確認することができ、また使用時には、エア
ゾール容器を直接把持して噴出器を使用することができ
る。ケース本体の底部は、開放されているので、長い容
器でも使用できるようになった。
【0060】一対のホルダー部材を、山形に形成された
可撓性の連結帯で結合しているので、各ホルダー部材が
その相対位置を自由に変えることができ、各エアゾール
容器のセットが独自に行われるので、取着が簡易にでき
るようになり、ノズル部材との結合も正確にできるよう
になった。またエアゾール容器を、そのステムにジョイ
ントを取り付けホルダーに嵌着するようにしているの
で、エアゾール容器の交換時には、エアゾール容器二
本、ジョイントと、ホルダーを同時に交換することがで
き取付けが効率的である。
【0061】エアゾール容器をホルダー部材に取着し、
オーバキャップでホルダーを位置決め固定するようにし
たので、交換用エアゾール容器の保管が便利となり、ま
た必要なエアゾール容器がセットとなっているので、エ
アゾール容器の交換が能率的に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明噴出器の断面正面図である。
【図2】 図1のA−A線における断面側面図である。
【図3】 収納ケースを示す図で、(a)は上面図、
(b)は正面図である。
【図4】 ノズル部材の側面図である。
【図5】 ノズル基体を示す図で、(a)は平面図、
(b)は正面図である。
【図6】 ノズル基体を示す図で、(a)は図5のA−
A線における断面図、(b)は底面図である。
【図7】 ミキサー部材を示す図で、(a)は平面図、
(b)は一部断面正面図、(c)は底面図である。
【図8】 ミキサー部材の流路構成を説明する図で、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図であ
る。
【図9】 ジョイントの説明図で、(a)は平面図、
(b)は断面正面図、(c)は底面図である。
【図10】 ホルダーの説明図で、(a)は断面側面
図、(b)は平面図、(c)は図(b)のA−A線にお
ける断面図である。
【図11】 オーバキャップの説明図で、(a)は平面
図、(b)は断面正面図、(c)は底面図である。
【図12】 オーバキャップを取着した保在時のエアゾ
ール容器の組立図で、(a)は一部断面正面図、(b)
は図(a)のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
A 収納ケース B ノズル部材 B1 ノズル本体 B2 ミキサー部材 C1,C2 エアゾール容器 D ジョイント E ホルダー F オーバキャップ 1 ケース本体 2 蓋体 5,5a 側壁 10,10a ホルダー保持板 11,11a 窓 12,12a 容器保持板 18 底部開口 22 ノズル基体 23 ノズル孔 24 混合室 25 ノズル 40 ミキサー基体 41 ミキサー 45 ジョイント保持筒 50 軸部 51 隔壁 52 仕切板 53 隔板 54 前面流路 55 後面流路 56,56a 側面流路 57 縮小流路 58 拡室 a1,a2 二液合流室 b1,b2 第1次二液混合室 c,g 合流室 d1 第2次混合室 d2 第3次混合室 e 分岐室 f1,f2 第4次混合室 h 出口 60 バルブ部材 63 ステム 65 多孔体 70,70a ホルダー部材 71,71a 連結帯 72,72a 上面部材 73,73a 側筒壁 74,74a フランジ 83,83a,84,84a 側壁 85,85a,86,86a 内側壁 87,87a,88,88a 突出部 91 基板 92 側周壁 93,94 側板 96,96a,97,97a 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康之 東京都江東区大島3丁目2番6号株式会社 吉野工業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つのエアゾール容器を、ノズル部材を
    取着した収納ケース内に装着したエアゾール式二液混合
    噴出器において、 前記ノズル部材は、ノズルとノズル基体からなるノズル
    本体と、該ノズル本体の内部に装着されたミキサーとミ
    キサー基体とからなるミキサー部材とを具備し、 前記
    ミキサーは、軸部と、該軸部の周りに流路を形成するた
    め上下に並設された多数の隔壁と、軸部から直径方向に
    突設され軸方向に延びる仕切板と、軸部の下端に設けら
    れた隔板とを具備して、ノズル内周との間に前面流路と
    後面流路、および側面流路とを形成しており、 前記前面流路は、エアゾール容器に連続する液流路に接
    続する二液合流室と、該二液合流室に続いて連続するよ
    うに配設された第1次混合室、合流室、第2次混合室
    と、ミキサー上方に配設された分岐室と第4次混合室と
    を具備し、 前記後面流路は、前記液流路に接続する二液合流室と、
    該二液合流室に続く第1次混合室と、ミキサーのほぼ中
    間に配設された第3次混合室と、ミキサー上方に配設さ
    れた第4次混合室と合流室とを具備していることを特徴
    とするエアゾール式二液混合噴出器。
  2. 【請求項2】 二つのエアゾール容器を、ノズル部材を
    取着した収納ケース内に装着したエアゾール式二液混合
    噴出器において、 前記ノズル部材は、ノズルとノズル基体からなるノズル
    本体と、該ノズル本体の内部に装着されたミキサーとミ
    キサー基体とからなるミキサー部材とを具備し、 前記ミキサーとノズル内周との間に形成された前面流路
    と後面流路および側面流路とを通じて、エアゾール容器
    から吐出された二液の内容液を二分して混合させ、二分
    された各混合液を合流してサンドイッチ構造とし、該サ
    ンドイッチ構造の混合液をくり返し攪拌混合させた後に
    さらに二分し、それぞれの分流液を別個に混合し再び合
    流させてノズル孔内に噴出するようにしたことを特徴と
    するエアゾール式二液混合噴出器における二液の混合方
    法。
  3. 【請求項3】 ノズルの先端を斜めに裁断したことを特
    徴とする請求項1記載のエアゾール式二液混合噴出器。
  4. 【請求項4】 二つのエアゾール容器を、ノズル部材を
    取着した収納ケース内に装着したエアゾール式二液混合
    噴出器において、 前記ノズル部材は、ノズルとノズル基体からなるノズル
    本体と、該ノズル本体の内部に装着されたミキサーと二
    つのジョイント保持筒を設けたミキサー基体とからなる
    ミキサー部材とを具備し、 前記ジョイント保持筒と、エアゾール容器のステムを、
    内部に透過性を有する多孔体を挿入したジョイントによ
    って連結したことを特徴とするエアゾール式二液混合噴
    出器。
  5. 【請求項5】 バルブ部材にホルダーを被嵌したエアゾ
    ール容器と、エアゾール容器の収納ケースと、ノズル本
    体と該ノズル本体の内部に装着されたミキサー部材とか
    らなるノズル部材とを具備し、ノズル部材を収納ケース
    に廻動自在として装着し、エアゾール容器を交換可能と
    したエアゾール式二液混合噴出器であって、 収納ケースが、ケース本体と、該ケース本体に開閉自在
    に取着された蓋体とからなり、ケース本体と蓋体のそれ
    ぞれに、ホルダー保持板と窓、および容器保持板とを設
    け、それぞれの底部を開放状態にしたことを特徴とする
    エアゾール式二液混合噴出器。
  6. 【請求項6】 左右一対のホルダー部材と、各ホルダー
    部材を連結する山形に形成された可撓性の連結帯とから
    なるエアゾール容器のホルダーであって、 前記ホルダー部材は、エアゾール容器のバルブ部材に被
    嵌する上面部材と側筒壁、および該側筒壁下端に形成さ
    れたフランジとを具備しており、 前記上面部材は、環状板と、該環状板と側筒壁上端縁を
    連結する支持板によって形成され、 前記側筒壁には、その前後の周面から他方のホルダー部
    材の方向に延びる側壁と、それに直交する内側壁とを有
    する二つの突出部が設けられ、前記内側壁の下端から前
    記連結帯が延設されて他方のホルダー部材と連結され、
    前記一対のホルダーが相対的に移動可能としたことを特
    徴とするエアゾール容器のホルダー。
  7. 【請求項7】 上面に一対のキャップを立設した基板
    と、該基板の端縁から垂設した側周壁とからなり、エア
    ゾール容器ホルダーに被嵌されるオーバキャップであっ
    て、 前記基板下面の中央部両側に、対向する側板と底板とを
    具えた突出部を垂設し、側周壁内周の一定範囲に膨出部
    を設けたことを特徴とするエアゾール容器ホルダーのオ
    ーバキャップ。
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