JP2002204475A - 電話の加入者管理装置、電話端末および着信履歴情報の管理方法 - Google Patents

電話の加入者管理装置、電話端末および着信履歴情報の管理方法

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JP2002204475A
JP2002204475A JP2000400732A JP2000400732A JP2002204475A JP 2002204475 A JP2002204475 A JP 2002204475A JP 2000400732 A JP2000400732 A JP 2000400732A JP 2000400732 A JP2000400732 A JP 2000400732A JP 2002204475 A JP2002204475 A JP 2002204475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源オフや圏外あるいは通信不能の状態にあ
った着信をも、着端末のユーザが確実に把握できるよう
にする。 【解決手段】 発端末からの電話の発呼要求に対して、
着端末が着信を受け付けられない無効の状態であるた
め、着端末からの着信応答メッセージが受信できなかっ
たときに、加入者管理装置で、前記発呼要求に関する情
報を着信履歴として記憶する。加入者管理装置が、無効
の状態であった着端末が有効になったことを判別したと
きに、記憶していた着信履歴を着端末に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、呼設定履歴を管
理する手段を有する加入者管理装置、および着信履歴を
管理する手段を有する電話端末に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話端末をはじめとする各種の電話
端末が広く利用されるようになってきている。そして、
それらの端末で、発信履歴や着信履歴を管理することが
当り前の機能となりつつある。
【0003】しかし、発呼による呼設定は必ず成功する
わけではなく、網の点検整備や、通信量増大による通信
制限、また家庭電話端末を一時的にオフラインにした
り、特に、無線系の携帯型の電話端末ではサービスエリ
アから外れるいわゆる圏外の状態や電源オフなどが原因
で、呼設定が失敗することもある。
【0004】現在の技術では呼設定が失敗した際、着端
末のユーザ(以下、着ユーザという)が、そのことを簡
単に知る手段がない。もっとも、無線電話網を管理する
装置側で用意される留守番電話サービスを用いれば、こ
の問題は軽減できる。
【0005】すなわち、留守番電話サービスでは、無線
電話端末が電源がオフである、あるいは圏外である時に
あった着信を、無線電話網の加入者管理装置が受け、留
守番応答メッセージを発信者に返す。発信者は、この留
守番応答メッセージの案内に従い、必要に応じて留守中
の着ユーザに対するメッセージ(以下、留守録メッセー
ジという)を残すようにする。加入者管理装置は、この
留守録メッセージを記憶部に保存する。
【0006】そして、加入者管理装置は、着ユーザから
留守録メッセージの取得要求があったときに、その要求
してきた無線電話端末に発信者が残した留守録メッセー
ジを送るようにする。したがって、着ユーザは、その留
守録メッセージにより、無線電話端末が電源がオフであ
る、あるいは圏外である時に到来した着信を、知ること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
留守番電話サービスの場合には、全ての発信者が留守録
メッセージを残すわけではない。そして、留守録メッセ
ージを残さなかった発信者の着信については、それが有
ったことを知る手段は、現状では存在しない。
【0008】また、留守番電話サービスの場合には、加
入者管理装置に、留守録メッセージの取得要求を送り、
その留守録メッセージを再生しなければ、誰からの着信
で有るかを知ることができない。また、相手の電話番号
も、留守録メッセージに含められていないときには、判
らない場合もある。
【0009】このことは、無線系の携帯型の電話端末の
ユーザが、圏外などの不通状態に不安を持つ原因となっ
ている。例えば携帯電話のユーザが、病院や電車内で発
呼しないマナーは広まりつつあるものの、着信が気にな
るため電源を切るケースは少なく、また、着信があった
ときに、これに応答しないマナーに関しては殆どないに
等しい状況である。このため、ユーザが安心して電源を
切れる仕組み作りが急務となっている。
【0010】また、発信を行ったユーザ(以下、発ユー
ザという)にとっても、着ユーザが留守番電話サービス
を利用していない場合には用件を伝えられるまで、何度
も発信を繰り返さなければならない状況となっている。
【0011】また、移動体通信の事業者は、サービスエ
リアの拡大のために莫大な投資をして過当競争が行われ
ている。これは、圏外における端末ユーザの心理が一つ
の原因である。そのため、発呼に関しては数分後でも良
いと考えても、着信は逃したくないと言うユーザの要求
に対して、エリア拡大以外の方法でもサポートする手段
が求められている。
【0012】この発明は、以上のような問題および要求
にかんがみ、特に、失敗をした呼設定の履歴をもユーザ
が完全に把握できるようにする仕組みを提供することを
目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明による電話の加入者管理装置は、発
端末からの電話の発呼要求に対して、着端末が着信を受
け付けられない無効の状態であるため、前記着端末から
の着信応答メッセージが受信できなかったときに、前記
発呼要求に関する情報を着信履歴として記憶する記憶手
段と、前記着端末が有効になったことを判別する判別手
段と、前記判別手段により前記着端末が有効になったと
きに、前記記憶手段により記憶していた前記着信履歴を
前記着端末に通知する着信履歴通知手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0014】上述の構成の請求項1の発明による加入者
管理装置は、無効の状態である着端末への着信の履歴を
も記憶手段に記憶する。そして、着端末が有効な状態に
なったことを検出すると、加入者管理装置は、その着端
末に、記憶手段により記憶していた無効の状態での着信
履歴を通知する。
【0015】したがって、電話端末のユーザは、圏外や
電源オフのため無効の状態にあったときの着信履歴を知
ることができる。このため、電話端末の使用者は、安心
して電源オフにしたり、圏外となる地域へ移動すること
ができる。また、着信者から、無効の状態での着信に対
する有効な応答のための発呼を促進することが可能とな
る。
【0016】また、請求項2の発明による電話の加入者
管理装置は、請求項1において、前記判別手段は、前記
着端末からの位置登録メッセージを受信した際に、前記
着端末が有効になったことを認識することを特徴とす
る。
【0017】この請求項2の発明の加入者管理装置は、
請求項1の発明による加入者管理装置において、特に通
信不能時に着信があった無線通信端末から、位置登録を
するためのメッセージにより着端末が通信状態に復帰し
たことを検出する。
【0018】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
の電話の加入者管理装置において、前記着信履歴通知手
段は、前記着端末からの前記位置登録メッセージに対す
る応答メッセージに前記着信履歴を添付して送信するこ
とにより、前記着信履歴を前記着端末に通知することを
特徴とする。
【0019】位置登録メッセージは無線通信端末の電源
が投入された直後や、無線エリア圏外状態から圏内状態
に復帰したときに必ず使用されるメッセージであり、か
つ、加入者管理装置が位置情報を管理しているので、無
線通信端末に対する着信履歴情報は、位置登録メッセー
ジを利用して通知する方法が適している。
【0020】また、請求項5の発明による電話の加入者
管理装置は、前記着端末が無効で、着信が失敗したこと
を前記発端末に通知する際、前記着端末が有効になった
ときに前記着端末のユーザが前記発端末からの着信を知
ることができる旨の情報を、前記発端末に通知する手段
を有することを特徴とする。
【0021】この請求項5の発明によれば、発呼を行っ
たユーザは、自分の発呼に対する着信は着端末が圏外や
電源オフのために失敗したが、着端末が有効になったと
きには、その着端末のユーザに自分の行った発呼の着信
が知らされることを認識することができる。
【0022】例えば、音声アナウンスで、「着ユーザが
応答しなかったが、あなたからの着信があったことを、
着端末が有効になったときに伝えます」と言う内容を発
ユーザに通知することで、折り返しの電話を待つなどの
手段が選択可能となり、発ユーザにとっても、無駄な発
呼を繰り返す必要がなくなるなど、便利なシステムとな
る。
【0023】また、請求項6の発明による電話の加入者
管理装置は、発端末からの電話の発呼要求に対して、着
端末が着信を受け付けられない無効の状態であるため、
着端末からの着信応答メッセージが受信できなかったと
きに、前記発呼要求に関する情報を着信履歴として記憶
する記憶手段と、前記着端末からの前記着信履歴の通知
要求を認識する認識手段と、前記認識手段で、前記着端
末からの前記着信履歴の通知要求を認識したときに、前
記記憶手段により記憶していた前記着信履歴を前記着端
末に通知する着信履歴通知手段と、を備えることを特徴
とする。
【0024】上述の構成の請求項6の発明による加入者
管理装置は、無効の状態である着端末への着信の履歴を
も記憶手段に記憶する。そして、着端末が有効な状態に
なって、着信履歴の通知要求を加入者管理装置に行う
と、加入者管理装置は、要求をしてきたその着端末に、
記憶手段に記憶していたその着端末が無効の状態での着
信履歴を通知する。
【0025】したがって、電話端末のユーザは、電源オ
フから電源を投入したときや、圏外から通信可能の地域
に移動したときなど、加入者管理装置に要求することに
より、圏外や電源オフのため無効の状態にあったときの
着信履歴を知ることができる。このため、電話端末の使
用者は、安心して電源オフにしたり、圏外となる地域へ
移動することができる。また、着信者から、無効の状態
での着信に対する有効な応答のための発呼を促進するこ
とが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による着信履歴情報の管理方法および電話端末の実施
形態を、着端末の電話端末が、例えば携帯電話端末やP
HS(Personal Handyphon Sys
tem)などの無線電話端末である場合について説明す
る。
【0027】[通信システムの概要]図1は、この実施
の形態の着信履歴情報の管理方法が適用される通信シス
テムの全体の構成例を示す図である。この実施の形態の
通信システムは、固定電話端末101と、交換機102
と、通信網103と、無線交換機104と、無線基地局
105と、加入者管理装置106と、無線電話端末10
7で構成されている。
【0028】図1において、交換機102、通信網10
3、無線交換機104、無線基地局105は、固定電話
端末101と、無線電話端末107との間に通信ネット
ワーク(電話通信ネットワーク;有線回線部分および無
線回線部分を含む)を形成するためのものである。
【0029】固定電話端末101は、有線の電話網に接
続される電話端末である。この実施の形態では、この固
定電話端末101は、電話番号や必要なメッセージを表
示するための例えばLCD(Liquid Cryst
al Display;液晶ディスプレイ)からなる表
示部を備えている。
【0030】交換機102は、有線の電話網用の交換機
である。通信網103は、有線の電話網と、無線の電話
網の両方を含むものである。無線交換機104は、無線
の電話網用の交換機である。無線基地局105は、無線
電話端末107と無線交換機104との間の通信の中継
をするためのものである。加入者管理装置106は無線
通信装置107のユーザである加入者に関する情報を管
理して必要な処理を行うものである。
【0031】[加入者管理装置について]図2は、加入
者管理装置106の構成例を示すもので、加入者管理装
置106のサーバー機能を実現するための構成の概要を
示すものである。この場合、通信網103は、他の事業
者との接続や、異なる種類のネットワークの接続のため
に用いられる概念であり、この実施の形態においては、
固定電話端末101と接続されている交換機102と、
無線電話端末107と接続される無線交換機104の間
にある中継局や、インターワーキング装置、または交換
機などを統合的に示している。
【0032】図2に示すように、通信網103には、無
線交換機104が複数接続されており、加入者管理装置
106は、ネットワークインタフェース111を通じて
無線交換機104に接続されている。
【0033】加入者管理装置106においては、ネット
ワークインターフェース111には、加入者情報制御装
置112が接続されている。加入者情報制御装置112
は、加入者の位置登録制御や後述する着信履歴情報の管
理などを行う。加入者情報制御装置112には、操作端
末113と、加入者情報記憶装置114と、処理履歴記
憶装置115と、メッセージ記憶装置116とが接続さ
れており、加入者情報制御装置112が、記憶装置11
4〜116を制御している。
【0034】操作端末113は、加入者制御装置112
を操作するためのものである。加入者情報記憶装置11
4は、加入者ID(加入者識別情報)、加入者端末の現
在位置の情報や、後述する着信履歴や発信履歴などを加
入者毎に記憶する。
【0035】処理履歴記憶装置115は、加入者情報制
御装置112がどのような制御を行ったかを記録してお
き、問題発生時に解析したり、加入者情報記憶装置11
2が故障したとき復旧する際に使用する。
【0036】メッセージ記憶装置116は、留守番電話
サービスで音声メッセージを記憶したり、録音アナウン
スを再生したりする時の情報を記憶している。
【0037】加入者管理装置106は、この実施の形態
では、無線電話端末107での電話通信が無効の状態、
すなわち、例えば無線電話端末107が電源オフの状態
であるときや、無線基地局105からの電波の届かない
場所にあるとき(いわゆる圏外であるとき)に、その無
線電話端末107宛の着信があった場合に、その着信の
履歴を処理履歴記憶装置115に記憶しておき、無線電
話端末107が電源オンにされたり、無線基地局105
からの電波の届く位置に移動したりして、無線電話端末
107が電話通信が可能な有効の状態になったときに、
無効状態における着信の履歴を通知する機能を備える。
【0038】この場合、無線電話端末が有効な状態にな
ったことは、電源オンや通信可能位置に移動して通信可
能になった後の位置登録要求の到来により、加入者管理
装置106では認識することができる。
【0039】また、無線電話端末が有効になったとき、
その旨をメッセージとして交換機側に送出するシステム
の場合には、その有効になったことを示すメッセージの
受信により、無線電話端末の有効状態を加入者管理装置
が確認することもできる。このようなメッセージの例と
して、モビリティマネジメントメッセージなどがある。
【0040】また、この例では、加入者管理装置側で、
無線電話端末の有効状態を確認して、その無効状態での
着信履歴を通知するようにする場合だけではなく、無線
電話端末からの着信履歴の明示の要求があったときに
も、加入者管理装置106は、その要求に対する応答メ
ッセージに着信履歴情報を含めて、要求してきた無線電
話端末に送信することができるように構成されている。
なお、着信履歴の明示の要求ではないが、無線電話端末
からの位置登録要求を、着信履歴の要求と判断して、加
入者管理装置106が、その要求に対する応答メッセー
ジに着信履歴情報を含めて、要求してきた無線電話端末
に送信することができるように構成することもできる。
【0041】この加入者管理装置からの無線電話端末へ
の着信の履歴の通知に際し、無線電話端末が無効状態に
おける着信に対応して、メッセージ記憶手段116に留
守録メッセージが記憶されているときには、加入者管理
装置106は、その留守録メッセージの有無の情報も一
緒に無線電話端末に通知する。このため、加入者管理装
置106の記憶部には、この留守録メッセージの有無の
情報も、各着信に対応して記憶されている。
【0042】また、加入者管理装置106は、無効状態
にある無線電話端末107に発呼を行った電話端末側
(固定電話端末と無線電話端末とのどちらでも良い)に
は、「着端末が有効になったら、着端末のユーザに着信
があったことを知らせる」ことを内容とする通知を行う
ようにする。
【0043】[無線電話端末について]図3は無線電話
端末107の一例の構成を示すブロック図である。
【0044】まず、無線電話端末107の受信系につい
て説明する。アンテナ201を通じて受信された受信信
号は、アンテナ共用器202を通じて受信RF(Rad
ioFrequency)部203に供給される。受信
RF部203は、これに供給された受信信号が適正なレ
ベルになるように、必要な帯域制限、AGC(Auto
matic Gain Control;自動利得制
御)などの処理を行い、処理後の信号をミキサ204に
供給する。
【0045】ミキサ204は、受信信号の受信周波数を
一定の周波数に変換するために、周波数を制御された局
発部211からの信号と受信RF部203からの出力信
号とを混合する。ミキサ204からの出力信号は、受信
IF(Intermediate Frequenc
y;中間周波数)部205に供給される。受信IF部2
05は、これに供給された信号をA/D変換し、一定の
ビットレートを持つIQデジタルデータを形成する。こ
のIQデジタルデータは、受信レベル検出部250を通
じて受信復調部206に供給される。
【0046】受信レベル検出部250では、受信レベル
から受信電界強度を検出する。すなわち、無線基地局1
05からの現在の受信電波状態を検出する。そして、受
信レベル検出部250は、その受信電波状態の情報を、
後述するコントロール部220のCPU221が制御可
能な値に変換して、前記コントロール部220に供給す
る。
【0047】コントロール部220では、この受信電波
の状態の情報から、そのときの電波受信状態が安定であ
るか、また、通信不能な圏外になっているかなどを判定
する。そして、その判定結果をディスプレイ238に表
示するなどの制御処理を行う。
【0048】受信復調部206は、これに供給されたI
Qデジタルデータについて、フェージングなどの影響除
去や、受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、
エラー訂正を行い、適切な復号処理を行って、音声デー
タとその他の通信データとを分離する。分離された音声
データは、音声復号部207に供給され、その他の通信
データは、通信データ復号部210に供給される。
【0049】音声データは、通常圧縮されてバーストご
とのブロックで送られてくるため、音声復号部207
は、これに供給された音声データを伸張してデコードし
てから、音声のサンプリングレートにしたがってD/A
変換する。この後、D/A変換されたアナログ音声信号
はスピーカアンプ208にて電力増幅されてスピーカ2
09に供給され、このスピーカ209からアナログ音声
信号に応じた音声が放音される。
【0050】一方、パケットデータなどの通信データ復
号部210に供給された通信データは、ここで最終的な
元のデータに戻される。この復号された通信データは、
例えば、コントロール部220のCPUバス225を経
由して、外部インタフェース(図3においては、外部I
/Fと記載)233を介してパーソナルコンピュータな
どの外部装置などに送信される。
【0051】次に、送信系について説明する。マイクロ
ホン218は、集音した音声をアナログ音声信号に変換
し、これをマイクアンプ217に供給する。マイクロホ
ン218の出力は小さいので、マイクアンプ217は、
これに供給されたアナログ音声信号を必要な電圧にまで
増幅する。増幅されたアナログ音声信号は音声符号化部
216に供給される。
【0052】音声符号化部216は、これに供給された
アナログ音声信号を適当なサンプリングレートで、まず
A/D変換し、アナログ音声信号をデジタル化する。そ
して、音声符号化部216は、デジタル化した音声信号
を所定の符号化方式で符号化して圧縮し、送信RF信号
におけるバースト信号に適合するブロックにまとめる。
【0053】一方、外部I/F243を通じてパーソナ
ルコンピュータなどの外部装置から入力されたデジタル
データは通信データ符号化部219において適当なブロ
ックにまとめられる。音声符号化部216と音声データ
符号化部219からのデータは送信変調部215でまと
められ、一定のデータレートを持つIQデジタルデータ
にされる。
【0054】このIQデジタルデータは、送信IF(I
ntermediate Frequency;中間周
波数)部214にてD/A変換され、アナログ変調信号
に変換された後、所望の送信周波数に変換するために、
局発部211から変換用の信号とミキサ213で混合さ
れる。所望の周波数に変換された信号は必要な送信電力
にするために送信RF部212にて電力増幅され、共用
器202を経由してアンテナ201から放射(送信)さ
れる。
【0055】コントロール部220は、この実施の形態
の無線電話端末107の各部を制御するためのもので、
CPU221、ROM222、RAM223、EEPR
OM(Electrically Erasable
and Programmable ROM)224
が、CPUバス225を通じて接続されることにより構
成される。
【0056】ここで、ROM222は、CPU221に
おいて実行されるプログラムや、表示用のフォント等の
必要となるデータが予め記憶されたものである。また、
RAM223は、主に作業領域として用いられるもので
あり、CPU221がプログラム実行中において、必要
に応じて計算途中のデータなどを記憶したり、コントロ
ール部220と各部との間でやり取りするデータを一時
記憶したりする場合などに用いられる。
【0057】EEPROM224は、無線電話端末10
7の電源がオフされても例えば直前の設定条件などを記
憶しておき、次の電源オン時に同じ設定にするような使
用方法をする場合に、それらの設定パラメータを記憶し
ておくためのものである。このEEPROM224は、
この実施の形態においては、後述するような着信履歴情
報などを記憶しておくためにも使用される。EEPRO
M224は、無線電話端末107の電源がオフにされて
もこれに記憶されているデータが消滅してしまうことの
無い不揮発性メモリである。
【0058】また、図3に示すように、この実施の形態
の無線電話端末107は、キーインタフェース(キーI
/F)231、外部インタフェース(外部I/F)23
3、カードインタフェース(カードIF)234、ディ
スプレイインタフェース(LCD I/F)237を備
えている。
【0059】外部I/Fは、無線電話端末107と、外
部装置とを接続するためのものである。キーI/F23
1は、キー操作部232と、コントロール部220とを
接続するためのものである。キー操作部232は、テン
キー、オフフックキー、オンフックキー、各種のファン
クションキーなどが設けられたユーザインタフェースで
ある。
【0060】カードI/F234には、カードドライブ
235が接続されている。カードドライブ235は、こ
れに装填されるユーザIDカード(SIMカード)23
6に記憶されているユーザID、電話番号などのユーザ
の個人情報を読み出して、読み出した情報をカードI/
F234を通じてコントロール部220に供給したり、
その逆にコントロール部220から、カードI/F23
4を通じて、SIMカード236に情報を書き込むこと
ができる。
【0061】ディスプレイI/F237には、LCDな
どのディスプレイ238が接続される。コントロール部
220からの表示データは、ディスプレイI/F237
を通じて、ディスプレイ238に供給される。
【0062】この実施の形態において、着信履歴情報の
表示や受信電波の状態の表示、つまり、電波の強度や圏
外表示などは、このディスプレイ238を通して行う。
【0063】受信電波の強度、つまり受信レベルは、受
信レベル検出部250で検出した値をCPU221の制
御によりRAM223に記憶させる。その記憶した受信
レベルに基づいて、CPU220は、受信状態の表示を
ディスプレイ238に行う。この受信レベルの監視は、
電源オンの状態は、ほぼ常時行っている。
【0064】また、この実施の形態では、着信や警告、
または着信履歴情報を受信したことを無線電話端末10
7のユーザに音声で通知するためのリンガ241と、振
動で通知するためのバイブレータ242と、着信を通知
したり、あるいは証明として使用するLED243と
が、CPUバス225に接続され、コントロール部22
0により制御するように構成されている。
【0065】なお、この実施の形態の無線電話端末にお
いては、マイクロホン218からの音声信号を、音声符
号化部216から音声復号部207へ戻すようにしてい
る。これにより、マイクロホン218からの音声信号
は、受信した相手の音声信号に混合され、音声復号部2
07のD/A変換器でアナログ音声信号に変換され、ス
ピーカ209から放音するようにしている。つまり、話
者の音声の一部をスピーカ209から聞こえるようにし
ている。
【0066】これは、トーカーサイドトーン(Talk
er Side Tone)と呼ばれ、無線電話端末の
受話部で耳を覆うことにより、話者自信の声が聞こえに
くくなり、それを話者自信が無意識に補正しようとして
声が大きくなることを防止あるいは緩和するためであ
る。
【0067】そして、この例の無線電話端末107は、
位置登録要求をしたとき、その要求に対する応答メッセ
ージ中に着信履歴があるかどうかを監視して、着信履歴
があればそれを抽出して、EEPROM224の着信履
歴に追加更新する機能を備える。
【0068】また、特定の操作を加入者管理装置106
への着信履歴要求であるとして、その着信履歴要求メッ
セージを送出する機能と、その応答情報に含まれる着信
履歴情報を抽出し、そのうちの未だ自端末に記憶してい
ない着信履歴を、EEPROM224の着信履歴に追加
更新する機能を備える。
【0069】図4は、EEPROM224に記憶される
着信履歴情報のテーブルの例を示すものである。この着
信履歴情報は、無線電話端末107が無効の状態のとき
だけでなく、通常の無線電話端末107と同様に有効の
状態のときに受けた着信の情報(着信応答したものも含
まれる)も含むものである。このため、図4の例の着信
履歴情報のテーブルにおいては、通常のように、自分の
端末で受けた着信の履歴と、後述する加入者管理装置1
06から通知される自分の端末が無効状態における着信
の履歴とを区別できるようにされている。
【0070】すなわち、この例の着信履歴情報のテーブ
ルは、図4に示すように、個々の着信を識別するための
番号などからなる呼IDと、着信の日時と、着信をして
きた相手の電話番号(発信者の電話番号)と、留守録メ
ッセージが加入者管理装置106に記憶されているか否
かのフラグFLGaと、それぞれの着信が、無線電話端
末107が無効の状態の着信である否かのフラグFLG
bとを少なくとも含む。
【0071】図4の例では、フラグFLGa=“0”
は、留守録メッセージなし、フラグFLGa=“1”
は、留守録メッセージ有りを示している。また、フラグ
FLGb=“0”は有効状態における着信を示し、ま
た、フラグFLGb=“1”は有効状態における着信を
示している。
【0072】[加入者管理装置の動作]図5は、加入者
管理装置106の動作を説明するためのフローチャート
である。以下に説明する処理動作は、主として、加入者
情報制御装置112の制御の下に行われる。なお、加入
者管理装置106では、無線交換機104から受信した
制御メッセージに応じた処理が行われる。
【0073】まず、加入者管理装置106では、無線交
換機104から受信した制御メッセージを判定する(ス
テップS101)。この判定の結果、発呼に基づく呼設
定のための加入者情報要求のメッセージを受信したと判
断した場合には、加入者情報記憶装置114に記憶して
ある加入者IDと、加入者が位置登録要求をしたときに
記憶した位置情報とを、加入者情報応答メッセージとし
て無線交換機104に送信する(ステップS102)。
この処理は、加入者管理装置106が管理している無線
電話端末のユーザ宛に着信があった場合に行われる。
【0074】そして、加入者管理装置106は、この呼
設定の結果を示す呼設定完了通知メッセージを無線交換
機104から受信し(ステップS103)、その呼設定
完了通知メッセージを解析して、着ユーザの応答状況を
判定する(ステップS104)。着ユーザが応答をした
と判定したときには、受信した制御メッセージについて
の処理を終了し、ステップS101に戻り、次の制御メ
ッセージについての処理を行う。
【0075】ステップS104での判定の結果、着信端
末が応答しなかったと判断した場合には、加入者情報記
憶装置114に記憶されているその着信端末のユーザの
契約条件や設定条件を参照して留守番電話サービスに加
入しているか否か判定する(ステップS105)。そし
て、留守番電話サービスに加入している場合には、留守
番電話処理が開始され、発ユーザの希望によりメッセー
ジを録音するなどの処理を行う(ステップS106)。
そして、その着ユーザについての着信の履歴を加入者情
報記憶装置114に書き込んで、着信履歴情報の更新を
行う(ステップS107)。その着信履歴情報には、留
守録メッセージの有無の情報も含むものである。
【0076】この着信履歴情報は、前述の図4を用いて
説明した着信履歴情報テーブルへの書き込みである。な
お、着信履歴情報テーブルは、加入者情報記憶装置11
4に、各加入者毎に設けられるのはいうまでもない。
【0077】なお、ステップS104での着ユーザ応答
状況の判定のとき、着信端末が応答しつつ(リンガー鳴
動および/またはバイブレータが動作)、着信端末のユ
ーザが無視して応答しなかった場合には、着信端末応答
と判定する。これは、呼設定完了通知メッセージを判定
することで判別可能である。すなわち、ステップS10
4での判定においては、あくまでも着信端末が着信を受
け付けることに成功したかどうかを判断する意昧で、応
答したかどうかを判断するものである。
【0078】このようにするのは、着信端末が応答しつ
つ、着信端末のユーザが無視して応答しなかった場合に
は、着信端末で着信履歴を記憶することが可能であるの
で、その場合には、上述のステップS105〜ステップ
S107の処理は行う必要がないからである。
【0079】ステップS107での着信履歴情報の更新
が終了したら、発ユーザに対して、「着信履歴が保存さ
れ、着ユーザの端末が有効になった時に着信があったこ
とを通知する」ことをアナウンスする(ステップS10
8)。すなわち、例えば、「着ユーザが応答しなかった
が、あなたからの着信が有ったことを着信端末が有効に
なったときに伝えます」という内容の音声メッセージを
発ユーザの端末に送信する。
【0080】これにより、発ユーザは、着ユーザに自分
からの着信が確実に知らされることを知ることができる
ので、無駄なリダイヤル操作をする必要がなくなる。
【0081】次に、ステップS101での無線交換機1
04から受信した制御メッセージの判定の結果、それが
位置登録要求であったときには、その登録要求をしてき
た加入者の無線電話端末についての位置情報の更新処理
などを行う(ステップS110)。
【0082】そして、その後、位置登録要求メッセージ
に含まれるユーザIDを参照して、このユーザ宛に通知
すべき着信履歴情報があるかどうかを判断する(ステッ
プS111)。前述したように、着信履歴情報としてス
テップS107において記憶されるのは、無線電話端末
が電源がオフである状態や圏外にあった状態、つまり無
線電話端末の無効状態における着信の履歴であり、ユー
ザが気がついていない着信の履歴であるので、この実施
の形態では、記憶されている着信履歴情報のうちの、未
だ、当該ユーザに通知していない着信履歴の情報であ
る。
【0083】そして、ステップS111で、ユーザが気
がついていないと考えられる着信履歴が記憶されている
と判別された場合には、位置登録応答メッセージに、そ
の着信履歴情報を含めて送信する(ステップS11
2)。
【0084】この場合、位置登録応答メッセージに含め
る着信履歴情報としては、要求された時点において最新
の着信履歴情報から順に新しいもののうち、例えば予め
定められた所定件数の着信の履歴とするようにする。こ
のとき、一度も、ユーザに通知していない着信履歴の情
報には、他と区別できる識別子を付加するようにすると
よい。
【0085】また、ステップS107で更新されて、一
度も、ユーザに通知していない着信履歴の情報のみを、
着信履歴情報として位置登録応答メッセージに含めるよ
うにしても良い。
【0086】ステップS111で、位置登録要求をして
きたユーザに通知すべき着信履歴情報が無いと判別した
ときには、着信履歴情報を含めずに、位置登録応答メッ
セージのみを、要求してきた無線電話端末に送信する
(ステップS113)。
【0087】図6は、位置登録応答メッセージのデータ
構成の一例である。図6の例は、ステップS112で送
信される位置登録応答メッセージの場合である。
【0088】図6において、先頭のフィールド801
は、メッセージ名を示すためのフィールドで、この場合
は位置登録応答メッセージのメッセージIDが設定され
る。2番目のフィールド802は、メッセージの長さを
示すために設定される。3番目のフィールド803は、
情報要素識別子であり、位置登録処理の対象となるユー
ザIDが次のフィールド804に設定されていることを
示している。4番目のフィールド804には、ユーザI
Dが記述される。
【0089】5番目のフィールド805は情報要素識別
子であり、次のフィールド806に位置番号が設定され
ていることを示している。フィールド806には、位置
番号が記述される。
【0090】7番目のフィールド807は情報要素識別
子であり、次のフィールド808に着信履歴情報が設定
されていることを示している。フィールド808には、
着信履歴情報が記述される。この着信履歴情報には、留
守録メッセージの有無が含まれる。
【0091】ステップS113で送信される位置登録応
答メッセージには、着信履歴情報のフィールド808は
設定されない。この場合には、フィールド808だけで
なく、情報要素識別子807も含めて省略される。
【0092】なお、着信履歴情報のフィールド808が
設定されている場合には、フィールド802のメッセー
ジ長を参照して、何回着信があったかを判断することが
できる。すなわち、図6に示すように、フィールド80
8には、着信回数分の情報が設定されているからであ
る。
【0093】ステップS112およびステップS113
で、位置登録応答メッセージを、要求してきた端末へ送
信した後には、ステップS101に戻り、次の制御メッ
セージについての処理を行う。
【0094】無線電話端末では、電源がオフである状態
や圏外にあった状態、つまり無線電話端末の無効状態か
ら、電源がオンになったときや通信が可能な地域に移動
したときには、必ず、無線基地局105を通じて位置登
録要求を行う。上述したように、この実施の形態では、
加入者管理装置106は、ユーザから位置登録要求があ
ったときには、ユーザが気がついていないと考えられる
着信履歴の情報を、その位置登録応答メッセージに含め
て、当該ユーザに送るようにするので、ユーザには、確
実に端末が通信無効の状態における着信が知らされるこ
とになる。
【0095】次に、ステップS101での無線交換機1
04から受信した制御メッセージの判定の結果、それが
着信履歴要求メッセージであると判定したときには、ス
テップS107で更新した着信履歴情報を含む着信履歴
応答メッセージを、着信履歴要求メッセージを出した無
線電話端末107に宛てて送信する(ステップS10
9)。
【0096】この着信履歴要求メッセージは、電源がオ
フであった、あるいは着ユーザが圏外にいたなどの通信
状態が無効の状態であった無線電話端末が、電源オンに
される、着ユーザが通信可能エリアに移動したなど、通
信が可能となる有効な状態になったとき、無線電話端末
のユーザが、通信不能中に着信があったかどうかを確認
するために、着信履歴の要求操作を行うことにより発生
する。
【0097】着信履歴応答メッセージには、要求された
時点において最新の着信履歴情報から順に新しいものの
うち、例えば予め定められた所定件数の着信の履歴を含
めるようにする。このときも、一度も、ユーザに通知し
ていない着信履歴の情報には、他と区別できる識別子を
付加するようにするとよい。
【0098】また、上述と同様に、ステップS107で
更新されて、一度も、ユーザに通知していない着信履歴
の情報のみを、着信履歴応答メッセージに含めるように
しても良い。
【0099】なお、加入者管理装置106で、各加入者
についての全ての着信の履歴を記憶すると共に、それぞ
れの着信のうち、無線電話端末が無効状態であるために
着信応答できなかった着信には他と区別する識別子を付
加して記憶しておき、位置登録要求があったとき、その
位置登録応答メッセージに含めて、あるいは、着信履歴
要求があったときに、その要求応答メッセージに含め
て、それぞれ要求をしてきた無線電話端末に送信するよ
うにすることもできる。
【0100】また、着信履歴情報は、着信履歴要求メッ
セージの応答メッセージや位置登録要求の応答メッセー
ジに含めて送る必要はなく、着履歴要求メッセージや位
置登録メッセージの応答メッセージに続いて、別個に、
着信履歴情報を要求してきた端末に送信するようにして
もよい。
【0101】[無線電話端末の動作]図7は、無線電話
端末107の制御動作を示したフローチャートである。
以下に説明する処理動作は、主として、CPU221の
制御の下に行われる。
【0102】ユーザが無線電話端末の電源をオンにする
と、その電源投入をCPU22は認識し(ステップS2
01)、無線電話端末の初期化処理を行う(ステップS
202)。そして、現在位置の周辺の無線基地局105
の検索を開始する(ステップS203)。この周辺基地
局の検索が完了すると、自端末の位置を加入者管理装置
に登録するために位置登録メッセージを送信する(ステ
ップS204)。
【0103】この位置登録メッセージに対しては、加入
者管理装置106から上述したような位置登録応答メッ
セージが帰ってくるので、この位置登録応答メッセージ
を待ち(ステップS205)、位置登録応答メッセージ
を受信したら、メッセージ内の情報要素を解析して、図
6に示したフィールド807および着信履歴情報のフィ
ールド808が含まれているかどうか、すなわち、電源
オフ時や圏外のときに着信があったかどうかを判定する
(ステップS206)。
【0104】ステップS206で、電源オフ時や圏外の
ときに着信があったと判定した場合には、着信履歴情報
に含まれる呼ID(図4参照)を参照して、自端末に管
理されていない着信情報を、自端末のメモリに記憶する
着信履歴情報として、そのメモリ(EEPROM22
4)に追加記憶し、自端末の着信履歴情報を更新する
(ステップS207)。
【0105】このとき、着信履歴情報中の各着信につい
ての無効着信フラグFLGbは“1”にして記憶し、ま
た、留守録メッセージフラグFLGaも、受信した着信
履歴情報中の各着信を判定して、“0”または“1”を
記憶する。
【0106】そして、端末のユーザに、無効状態に着信
があったことを通知する(ステップS208)。この通
知の方法としては、以下のような方法を用いることがで
きる。
【0107】ディスプレイ238の画面に着信有りを
表示する。このとき、端末が無効状態のときの着信であ
ることをユーザに知らしめるため、通常の着信有り表示
(端末は有効状態であったが着信の呼びに応答しなかっ
たとき着信についての表示)とは異なる表示をする。
【0108】例えば、通常の着信有り表示では図8
(A)に示すように、単に「着信有り」と表示する場
合、無効状態のときの着信の表示は、図8(B)に示す
ように、「無効時着信有り」と表示する。また、図8
(C)に示すように、単に「着信有り」と表示すると共
に、圏外マーク301を付加表示するようにしてもよ
い。
【0109】また、留守録メッセージが存在している着
信のときには、図8(B)および図8(C)の場合にお
いて、さらに、その旨を示す「伝言有」の表示302を
付加表示するようにして、そのことをユーザに知らせる
ことができる。
【0110】着信通知と同様に、リンガを鳴らした
り、バイブレータ242を駆動する。この場合には、図
8(A)の着信有り表示をディスプレイ228に表示す
ることで、そのときの着信ではなく、過去の着信である
ことを知らすようにすると良い。また、前記の表示と
併用するようにしてもよい。
【0111】LED243を点滅する。この方法の場
合も、図8(A)〜図8(C)の表示と併用するように
すると、無効状態でも着信の存在を容易に認識すること
ができる。また、前記の方法や、次のの方法を併用
するようにしても良い。
【0112】音声メッセージにより、「オフ時に着信
がありました」などの出力する。この方法の場合も、図
8(A)〜図8(C)の表示と併用するようにすると、
無効状態でも着信の存在を容易に認識することができ
る。また、前記の方法や、次のの方法を併用するよ
うにしても良い。
【0113】また、前記〜のいずれか一つでも良い
し、〜のうちの複数個の通知方法を併用するように
してよい。
【0114】また、この実施の形態の無線電話端末10
7では、従来の端末と同様に、所定の操作を行うことに
より、EEPROM224に記憶している着信履歴の情
報を、新しい着信を優先して過去の着信を順次に読み出
して確認表示することができる。
【0115】このとき、各着信の情報には、単に応答し
なかった着信と、圏外や電源オフ時の無効状態のときの
着信とを区別するために、圏外や電源オフ時の着信に
は、圏外マーク303を付加表示する。また、発ユーザ
からの留守録メッセージがある着信の場合には、その旨
を示す「伝言有」の表示304を付加表示するようにす
る。この実施の形態の場合には、記憶されている各着信
の履歴には、フラグFLGaおよびFLGbが付加され
ているので、CPU221は、そのフラグFLGaおよ
びFLGbを参照して、これらの圏外マーク303およ
び「伝言有」の表示304を付加表示するかどうかを制
御するようにする。
【0116】なお、留守録メッセージを聞くには、その
サービス用の番号の発呼をすることにより、加入者管理
装置から留守録メッセージ情報が送られてくるので、そ
れを無線電話端末107で聴取することでできる。
【0117】次に、無線の電波の状態と、電源の状態を
調べ(ステップS209)、電源がオフとなれば、最初
のステップS201に戻る。無線状態、つまり、基地局
105との間での電波の受信状態が安定していれば、特
に処理は行わず、その状態を維持する。
【0118】そして、ステップS209で、電波の受信
状態が悪化して、圏外となった場合には、ステップS2
03に戻り、他の基地局105の検索を開始して、通信
可能状態に復帰するまで、検索処理が継続される。そし
て、その後は、以上の処理を繰り返す。
【0119】なお、図7のフローチャートでは省略した
が、無線電話端末107には、着信履歴情報要求ボタン
が備えられており、そのボタンを操作することにより、
着信履歴情報要求を任意の時点で行うことができる。着
信履歴情報要求ボタンを設けずに、特定の1〜複数個の
数字キーや記号キーの操作を行うことが着信履歴情報要
求とするようにすることもできる。
【0120】[着信履歴通知に関するシーケンスの一
例]図10は、着信履歴通知に関するシーケンスチャー
トの例を示すもので、この例は、発端末が固定電話端末
101であり、また、着端末が無線電話端末107であ
り、最初、無線電話端末107の電源がオフであるとき
に発端末101からの着信があり、その後、無線電話端
末107の電源がオンとされた場合のシーケンスであ
る。この例の場合、無線電話端末107は、留守番電話
サービスに加入しているものとしている。
【0121】発端末101から発信が要求されると、発
呼要求メッセージが交換機102に送信され、通信網を
経由して着ユーザと通信可能な無線交換機104に着信
要求が送信される。
【0122】無線交換機104は発番号(着端末の電話
番号)を含む加入者要求情報を加入者管理装置106に
送信する。加入者管理装置106は、この発番号から、
着ユーザの加入者契約番号と、着ユーザの滞在位置を含
む加入者応答情報を無線交換機104に通知する。これ
により、無線交換機104は、どの基地局に対してメッ
セージを送信したら良いのかを判断可能となる。そし
て、無線交換機104は、判定した基地局105に対し
て着信通知メッセージを送信する。すると、基地局10
5は、この着信通知を、電波で着端末107に送信す
る。
【0123】しかし、この例の場合には、着端末107
は、電源オフの状態であるので、この着信メッセージを
受信することができない。このため、着端末107は、
着信通知を受信したことを、無線交換機105に対して
通知することができない。そのため、無線交換機105
では、着端末107が、現在通信ができない無効状態に
あると判断して、そのことを示す情報を含む呼設定完了
通知を加入者管理装置106に送信する。なお、呼設定
が成功した場合にも、呼設定完了通知は加入者管理装置
106に送られるが、そのメッセージ内容が異なること
になる。
【0124】加入者管理装置106では、この例の場合
には、着端末107が留守番電話サービスに加入してい
るとしているので、発端末101に対して、留守番電話
処理のための留守番電話のアナウンスを行った後、着信
履歴情報を更新する。発端末101は、この図10の例
では、留守番電話のアナウンスに従ってメッセージを録
音した後に、切断処理を行っている。
【0125】その後、電源オフで無効状態であるため着
信ができなかった着端末107の電源が投入され、通信
が可能な状態になると、着端末107は位置登録要求メ
ッセージを基地局105、無線交換機105を通じて加
入者管理装置106に送信する。すると、加入者管理装
置106は、この位置登録要求メッセージにより、着端
末107が通信可能な状態、つまり電話通信が有効な状
態になったと判断して、位置登録応答メッセージに着信
履歴情報を含ませ、これを無線交換機104、基地局1
05を通じて着端末107に送信する。
【0126】着端末107は、これを受信することで、
前述したようにして、電源オフ状態時の着信の状況を把
握する。このときの着端末107のメモリに記憶される
着信履歴情報テーブルは、図4に示したものと同様とな
る。
【0127】なお、図示は省略したが、その後、着端末
107から、着信履歴要求を行うと、加入者管理装置1
06は、要求してきた無線電話端末宛の着信履歴として
通知すべき着信履歴情報があれば、着信履歴要求に対す
る応答メッセージに、その着信履歴情報を含めて、要求
してきた無線電話端末に通知する。
【0128】[変形例]以上の実施の形態の説明では、
加入者管理装置は、着端末が無効状態であるときにのみ
の着信履歴を記憶するようにしたが、無効状態の着信の
みでなく、有効状態の着信をも履歴として記憶する場合
には、着端末が無効状態であるときの着信と、有効状態
のときの着信とを区別する識別子を各履歴に付加して記
憶するようにする。そして、電話端末が無効状態か有効
状態になったときに、また、着信履歴要求が電話端末か
ら到来したときに、無効状態のときの着信履歴のみを選
択して、要求してきた電話端末に通知するようにする。
【0129】また、以上の実施の形態の説明では、無線
電話端末での着信履歴の情報の読み出しの場合には、新
しい着信を優先して過去の着信を順次に全て読み出して
確認表示するようにしたが、特定のキー操作を行ったと
きに、フラグFLGbが“1”である無効状態の着信の
みを、新しい着信を優先して順次に確認表示するように
することもできる。
【0130】また、以上の実施の形態の説明では、発端
末は、固定電話端末であったが、発端末は、無線電話端
末であってもよいことはいうまでもない。また、着端末
も無線電話端末ではなく、固定電話端末であっても、網
の点検整備や通信量増大による通信制限、また家庭電話
端末を一時的にオフラインにする場合もあるので、この
発明は適用可能である。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、例えば無線電話端末で、電源オフや、圏外などの通
信無効状態時の着信履歴を加入者管理装量で管理してお
き、着信端末が通信可能状態になったときに、加入者管
理装置で記憶しておいた着信履歴を着信端末に通知する
ようにしたので、着信端末のユーザは、通信無効状態の
着信状況を確実に把握することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の着信履歴情報の管理方
法が適用される通信システムの全体の構成例を示す図で
ある。
【図2】この発明による加入者管理装置の実施の形態の
ブロック図である。
【図3】この発明による電話端末の実施の形態のブロッ
ク図である。
【図4】実施の形態の電話端末に記憶される着信履歴情
報テーブルの例を示す図である。
【図5】実施の形態の加入者管理装置の着信履歴管理動
作を説明するためのフローチャートである。
【図6】実施の形態で用いられる位置登録応答メッセー
ジの構造例を示す図である。
【図7】実施の形態の電話端末の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】実施の形態の電話端末における着信有り表示の
例を示す図である。
【図9】実施の形態の電話端末における着信履歴表示例
を示す図である。
【図10】実施の形態における着信履歴通知シーケンス
を示す図である。
【符号の説明】
106 加入者管理装置 107 無線電話端末 112 加入者情報制御装置 114 加入者情報記憶装置 115 処理履歴記憶装置 116 メッセージ記憶装置 220 コントロール部 221 CPU 224 EEPROM 238 ディスプレイ

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発端末からの電話の発呼要求に対して、着
    端末が着信を受け付けられない無効の状態であるため、
    前記着端末からの着信応答メッセージが受信できなかっ
    たときに、前記発呼要求に関する情報を着信履歴として
    記憶する記憶手段と、 前記着端末が有効になったことを判別する判別手段と、 前記判別手段により前記着端末が有効になったときに、
    前記記憶手段により記憶していた前記着信履歴を前記着
    端末に通知する着信履歴通知手段と、 を備えることを特徴とする電話の加入者管理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記判別手段は、前記着端末からの位置登録メッセージ
    を受信した際に、前記着端末が有効になったことを認識
    することを特徴とする電話の加入者管理装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記着信履歴通知手段は、前記着端末からの前記位置登
    録メッセージに対する応答メッセージに前記着信履歴を
    添付して送信することにより、前記着信履歴を前記着端
    末に通知することを特徴とする電話の加入者管理装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項3において、 前記着信履歴通知手段が前記着端末に通知する前記着信
    履歴には、留守番メッセージが有るかどうかを示す情報
    を含むことを特徴とする電話の加入者管理装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記着端末が無効で、着信が失敗したことを前記発端末
    に通知する際、前記着端末が有効になったときに前記着
    端末のユーザが前記発端末からの着信を知ることができ
    る旨の情報を、前記発端末に通知する手段を有すること
    を特徴とする電話の加入者管理装置。
  6. 【請求項6】発端末からの電話の発呼要求に対して、着
    端末が着信を受け付けられない無効の状態であるため、
    着端末からの着信応答メッセージが受信できなかったと
    きに、前記発呼要求に関する情報を着信履歴として記憶
    する記憶手段と、 前記着端末からの前記着信履歴の通知要求を認識する認
    識手段と、 前記認識手段で、前記着端末からの前記着信履歴の通知
    要求を認識したときに、前記記憶手段により記憶してい
    た前記着信履歴を前記着端末に通知する着信履歴通知手
    段と、 を備えることを特徴とする電話の加入者管理装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記認識手段は、前記着端末からの位置登録メッセージ
    を前記着信履歴の通知要求として認識することを特徴と
    する電話の加入者管理装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記着信履歴通知手段は、前記着端末からの前記位置登
    録メッセージに対する応答メッセージに前記着信履歴を
    添付して送信することにより、前記着信履歴を前記着端
    末に通知することを特徴とする電話の加入者管理装置。
  9. 【請求項9】請求項6または請求項8において、 前記着信履歴通知手段が前記着端末に通知する前記着信
    履歴には、留守録メッセージが有るかどうかを示す情報
    を含むことを特徴とする電話の加入者管理装置。
  10. 【請求項10】請求項6において、 前記着端末が無効で、着信が失敗したことを前記発端末
    に通知する際、前記着端末が有効になったときに前記着
    信履歴情報を通知することで、将来的には着信端末のユ
    ーザが前記発端末からの着信を知ることができる旨を、
    前記発端末に通知する手段を有することを特徴とする電
    話の加入者管理装置。
  11. 【請求項11】着信を受け付けることができない無効の
    状態から、通信可能な有効の状態になった後に加入者管
    理装置から送られてくる着信履歴の情報を受信して記憶
    部に記憶する手段と、 前記記憶した前記着信履歴の情報に基づいて、前記無効
    の状態の期間中に着信があったことを使用者に通知する
    手段と、を備える電話端末。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記使用者に通知する手段は、網からの着信があったこ
    とを前記使用者に知らせる手段を兼用することを特徴と
    する電話端末。
  13. 【請求項13】請求項11において、 前記使用者の操作により、前記記憶部に記憶した着信履
    歴の情報を表示画面に表示する手段を備えることを特徴
    とする電話端末。
  14. 【請求項14】請求項11において、 前記着信履歴の情報は、前記送信したメッセージの応答
    メッセージから抽出することを特徴とする電話端末。
  15. 【請求項15】請求項11または請求項14において、 前記送信するメッセージは位置登録のメッセージである
    ことを特徴とする携帯型の無線電話端末からなる電話端
    末。
  16. 【請求項16】請求項11において、 前記使用者への通知には、発信者からの留守録メッセー
    ジの有無を含むことを特徴とする電話端末。
  17. 【請求項17】着信を受け付けることができない無効の
    状態から、通信可能な有効の状態になったときに、加入
    者管理装置に着信履歴を要求する手段と、 前記要求に対する着信履歴の情報を受信して記憶部に記
    憶する手段と、 前記記憶した前記着信履歴の情報に基づいて、前記無効
    の状態の期間中に着信があったことを使用者に通知する
    手段と、 を備える電話端末。
  18. 【請求項18】請求項17において、 前記加入者管理装置に着信履歴を要求する手段は、位置
    登録メッセージを加入者管理装置に送信する手段である
    ことを特徴とする携帯型の無線電話端末からなる電話端
    末。
  19. 【請求項19】発呼に対して、着信が失敗したことを示
    す情報を受信したときに、当該情報に含まれる、着端末
    が有効になったときに前記着端末のユーザは発端末から
    の着信を知ることができる旨の情報を抽出する手段と、 前記抽出した情報に基づいて、前記着端末が有効になっ
    たときには、自端末からの発呼による着信を知ることが
    できる旨を使用者に通知する手段とを備えることを特徴
    とする電話端末。
  20. 【請求項20】請求項17において、 使用者の操作に応じて、前記記憶手段により記憶された
    前記着信履歴の情報に基づいて、少なくとも前記無効の
    状態の期間中における前記着信履歴を表示する手段を備
    えることを特徴とする電話端末。
  21. 【請求項21】請求項11または請求項17において、 使用者の操作に応じて、前記記憶手段により記憶された
    前記着信履歴の情報に基づいて前記着信履歴を表示する
    ものであって、前記無効の状態の期間中の着信履歴は、
    他の着信履歴と区別する識別表示をする手段を設けたこ
    とを特徴とする電話端末。
  22. 【請求項22】発端末からの電話の発呼要求に対して、
    着端末が着信を受け付けられない無効の状態であるた
    め、前記着端末からの着信応答メッセージが受信できな
    かったときに、加入者管理装置で、前記発呼要求に関す
    る情報を着信履歴として記憶する記憶工程と、 前記加入者管理装置が、前記無効の状態であった着端末
    が有効になったことを判別したときに、記憶していた前
    記着信履歴を前記着端末に通知する着信履歴通知工程と
    を備える着信履歴情報の管理方法。
  23. 【請求項23】請求項22において、 前記加入者管理装置は、前記着端末からの位置登録メッ
    セージを受信することで、前記着端末が有効になったこ
    とを認識することを特徴とする着信履歴情報の管理方
    法。
  24. 【請求項24】請求項23において、 前記加入者管理装置は、前記着端末からの任意のメッセ
    ージに対する応答メッセージに前記着信履歴を添付して
    送信することにより、前記着信履歴を前記着端末に通知
    することを特徴とする着信履歴情報の管理方法。
  25. 【請求項25】請求項23において、 前記加入者管理装置は、前記着端末からの位置登録メッ
    セージに対する応答メッセージに前記着信履歴を添付し
    て送信することにより、前記着信履歴を前記着端末に通
    知することを特徴とする着信履歴情報の管理方法。
  26. 【請求項26】請求項22において、 前記着信履歴通知手段が前記着端末に通知する前記着信
    履歴には、留守番メッセージが有るかどうかを示す情報
    を含むことを特徴とする着信履歴情報の管理方法。
  27. 【請求項27】請求項22において、 前記加入者管理装置が、前記着端末が無効で、着信が失
    敗したことを前記発端末に通知する際、前記着端末が有
    効になったときに前記発端末からの着信を知ることがで
    きる旨の情報を、前記発端末に通知する工程を設けるこ
    とを特徴とする着信履歴情報の管理方法。
  28. 【請求項28】発端末からの電話の発呼要求に対して、
    着端末が着信を受け付けられない無効の状態であるた
    め、前記着端末からの着信応答メッセージが受信できな
    かったときに、加入者管理装置で、前記発呼要求に関す
    る情報を着信履歴として記憶する記憶工程と、 前記加入者管理装置が、前記無効の状態であった着端末
    から、前記着信履歴の通知要求を受けたときに、記憶し
    ていた前記着信履歴を前記着端末に通知する着信履歴通
    知工程とを備える着信履歴情報の管理方法。
  29. 【請求項29】請求項28において、 前記加入者管理装置は、前記着端末からの任意のメッセ
    ージを受信することで、前記着端末からの前記着信履歴
    の通知要求を認識することを特徴とする着信履歴情報の
    管理方法。
  30. 【請求項30】請求項28において、 前記加入者管理装置は、前記着端末からの位置登録メッ
    セージを受信することで、前記着端末からの前記着信履
    歴の通知要求を認識することを特徴とする着信履歴情報
    の管理方法。
  31. 【請求項31】請求項30において、 前記加入者管理装置は、前記着端末からの位置登録メッ
    セージに対する応答メッセージに前記着信履歴を添付し
    て送信することにより、前記着信履歴を前記着端末に通
    知することを特徴とする着信履歴情報の管理方法。
  32. 【請求項32】請求項28において、 前記着信履歴通知手段が前記着端末に通知する前記着信
    履歴には、留守番メッセージが有るかどうかを示す情報
    を含むことを特徴とする着信履歴情報の管理方法。
  33. 【請求項33】請求項28において、 前記加入者管理装置が、前記着端末が無効で、着信が失
    敗したことを前記発端末に通知する際、前記着端末が有
    効になったときに前記着端末のユーザは前記発端末から
    の着信を知ることができる旨の情報を、前記発端末に通
    知する工程を設けることを特徴とする着信履歴情報の管
    理方法。
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