JP4689994B2 - 移動体通信端末、移動体通信方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特に、着信については、常にユーザが通話を行えるとは限らず、他の要件があり通話が出来ない、或いは着信に気付かない等の場合には、不在着信記録が携帯電話機内に残されることとなるが、当該不在着信記録は、以後、ユーザが、前記携帯電話機を確認するまで放置されてしまい、前記不在着信記録に係る発信元に対しての連絡が遅れてしまうという問題があった。
この構成によれば、他端末の所有者が応答可能状態であることを、通信の開始を促すメッセージにより自端末の所有者に知らせることができるので、自端末の所有者は、他端末の所有者が応答可能状態である場合のみ、自端末を用いて通信を行い、通信が再び、不成立になるのを防ぎ、自端末の所有者は、他端末の所有者へと効率良く要件を伝えることができる。
この構成によれば、他端末の所有者が応答可能状態であることを、アラーム設定した時刻に自端末の所有者に知らせることができるので、自端末の所有者は、他端末の所有者が応答可能状態である場合のみ、自端末を用いて通信を行い、通信が再び、不成立になるのを防ぎ、自端末の所有者は、他端末の所有者へと効率良く要件を伝えることができる。
この構成によれば、通話不成立であった発着信に対し、インスタントメッセンジャー、電子メール、又は電話機能を用いて他端末へと応答することができ、他端末の所有者の状況に応じた応答手段を用いて応答することができる。
また、前記移動体通信端末は、更に、自端末の使用者が応答可能状態に転じたことを示す入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力があった場合に、前記サーバに対し、自端末所有者が応答可能状態に転じたことを示す通信可能通知を送信する通知送信手段とを備えてもよい。
この構成によれば、自端末は、自端末の所有者が応答可能状態になった場合に入力を受けサーバに対し通知するため、他端末に、自端末の所有者が応答可能状態である期間を知らせることができ、当該期間に、他端末から自端末への通信要求がなされることとなり、効率的な通信を行うことができる。
この構成によれば、前記通話不成立通信に応答する通話が成立した場合に、通知要求を削除することにより、他端末から重複して通信要求がなされることを防ぐことができる。
また、前記登録要求手段は、端末情報の削除指示を受け付ける削除受付手段と、前記削除指示を受け付けた場合に、登録した前記相手端末の登録の削除要求を行う削除要求手段とを含んでもよい。
また、前記移動体通信端末は、更に、自端末の所有者の相手端末への通信予定の入力を受け付けるスケジュール受付手段と、前記通信予定を受け付けた場合に、前記サーバに対し、前記相手端末を登録するよう登録要求を行うスケジュール登録手段とを備えてもよい。
また、前記移動体通信端末は、前記通信予定は、更に、相手端末へ通信する時刻を示す時刻情報を含み、前記スケジュール管理手段は、更に、計時する時計手段を備え、前記表示手段は、前記時計手段が前記時刻情報で示す時刻を指した場合に、通信の開始を促すメッセージを表示してもよい。
また、前記移動体通信端末は、携帯電話機で構成されてもよい。
この構成によれば、携帯電話端末で、移動体通信端末を構成することができる。
この構成によれば、他端末の所有者が応答可能状態であることを、通信の開始を促すメッセージにより自端末の所有者に知らせることができるので、自端末の所有者は、他端末の所有者が応答可能状態である場合のみ、自端末を用いて通信を行い、通信が再び、不成立になるのを防ぎ、自端末の所有者は、他端末の所有者へと効率良く要件を伝えることができる。
この構成によれば、他端末の所有者が応答可能状態であることを、アラーム設定した時刻に自端末の所有者に知らせることができるので、自端末の所有者は、他端末の所有者が応答可能状態である場合のみ、自端末を用いて通信を行い、通信が再び、不成立になるのを防ぎ、自端末の所有者は、他端末の所有者へと効率良く要件を伝えることができる。
この構成によれば、通話不成立であった発着信に対し、インスタントメッセンジャー、電子メール、又は電話機能を用いて他端末へと応答することができ、他端末の所有者の状況に応じ応答手段を用いて応答することができる。
また、前記移動体通信端末は、更に、入力受付手段と、通知送信手段とを備え、前記移動体通信方法は、前記入力受付手段により、自端末の使用者が応答可能状態に転じたことを示す入力を受け付ける入力受付ステップと、前記通知送信手段により、前記入力があった場合に、前記サーバに対し、自端末所有者が応答可能状態に転じたことを示す応答可能状態通知を送信する通知送信ステップとを含んでもよい。
また、前記移動体通信方法は、前記登録要求ステップが、前記登録要求手段により、前記通信手段による通信が成立した場合に、登録した前記相手端末の登録の削除要求を行ってもよい。
また、前記登録要求手段は、削除受付手段と、削除要求手段とを含み、前記登録要求ステップは、前記削除受付手段により、端末情報の削除指示を受け付ける削除受付ステップと、前記削除要求手段により、前記削除指示を受け付けた場合に、登録した前記相手端末の登録の削除要求を行う削除要求ステップとを含んでもよい。
また、前記移動体通信端末は、更に、スケジュール受付手段と、スケジュール登録手段とを備え、前記移動体通信方法は、更に、前記スケジュール受付手段により、自端末の所有者の相手端末への通信予定の入力を受け付けるスケジュール受付ステップと、前記スケジュール登録手段により、前記通信予定を受け付けた場合に、前記サーバに対し、前記相手端末を登録するよう登録要求を行うスケジュール登録ステップとを含んでもよい。
また、前記通信予定は、更に、相手端末へ通信する時刻を示す時刻情報を含み、前記スケジュール管理手段は、更に、計時する時計手段を備え、前記スケジュール管理ステップは、更に、時計手段により計時する時計ステップを含み、前記表示ステップは、前記表示手段により、前記時計手段が前記時刻情報で示す時刻を指した場合に、通信の開始を促すメッセージを表示してもよい。
本発明のプログラムは、電話機能を備え、登録された相手端末の所有者が応答可能状態に転じた場合に、その旨を自端末に対し通知するシステムを利用可能な、検出手段と、登録要求手段とから成る移動体通信端末に適用されるプログラムであって、前記検出手段により、自端末と相手端末との間の通話不成立通信を検出する検出ステップと、前記登録要求手段により、前記検出があった場合に、前記システムを構成するサーバに対し、前記相手端末を登録するよう登録要求を行う登録要求ステップとを含む。
この構成によれば、他端末の所有者が応答可能状態であることを、通信の開始を促すメッセージにより自端末の所有者に知らせることができるので、自端末の所有者は、他端末の所有者が応答可能状態である場合のみ、自端末を用いて通信を行い、通信が再び、不成立になるのを防ぎ、自端末の所有者は、他端末の所有者へと効率良く要件を伝えることができる。
この構成によれば、他端末の所有者が応答可能状態であることを、アラーム設定した時刻に自端末の所有者に知らせることができるので、自端末の所有者は、他端末の所有者が応答可能状態である場合のみ、自端末を用いて通信を行い、通信が再び、不成立になるのを防ぎ、自端末の所有者は、他端末の所有者へと効率良く要件を伝えることができる。
この構成によれば、通話不成立であった発着信に対し、インスタントメッセンジャー、電子メール、又は電話機能を用いて他端末へと応答することができ、他端末の所有者の状況に応じ応答手段を用いて応答することができる。
また、前記プログラムは、更に、入力受付手段と、通知送信手段とを備え、前記移動体通信方法は、前記入力受付手段により、自端末の使用者が応答可能状態に転じたことを示す入力を受け付ける入力受付ステップと、前記通知送信手段により、前記入力があった場合に、前記サーバに対し、自端末所有者が応答可能状態に転じたことを示す応答可能状態通知を送信する通知送信ステップとを含んでもよい。
また、前記プログラムは、前記登録要求ステップが、前記登録要求手段により、前記通信手段による通信が成立した場合に、登録した前記相手端末の登録の削除要求を行ってもよい。
また、前記登録要求手段は、削除受付手段と、削除要求手段とを含み、前記登録要求ステップは、前記削除受付手段により、端末情報の削除指示を受け付ける削除受付ステップと、前記削除要求手段により、前記削除指示を受け付けた場合に、登録した前記相手端末の登録の削除要求を行う削除要求ステップとを含んでもよい。
また、前記移動体通信端末は、更に、スケジュール受付手段と、スケジュール登録手段とを備え、前記プログラムは、更に、前記スケジュール受付手段により、自端末の所有者の相手端末への通信予定の入力を受け付けるスケジュール受付ステップと、前記スケジュール登録手段により、前記通信予定を受け付けた場合に、前記サーバに対し、前記相手端末を登録するよう登録要求を行うスケジュール登録ステップとを含んでもよい。
また、前記通信予定は、更に、相手端末へ通信する時刻を示す時刻情報を含み、前記スケジュール管理手段は、更に、計時する時計手段を備え、前記スケジュール管理ステップは、更に、時計手段により計時する時計ステップを含み、前記表示ステップは、前記表示手段により、前記時計手段が前記時刻情報で示す時刻を指した場合に、通信の開始を促すメッセージを表示してもよい。
本発明の一実施形態である移動体通信システムは、移動体通信端末間の通信において、当該通信に先立ち通信相手が通話可能であるか否か等の状態を予めIM(Instant Messaging)等を用いて確認することにより、リダイヤルなどによる再度の通信の発生を無くし、従来よりも効率良く通信することを目的としている。
前記移動体通信システムは、図1に示すように、移動体通信端末の一例である携帯電話機100a、100b、100c、100d、100e、100f・・・と、基地局200a、200b・・・、交換局300a、300b・・・、無線アクセスポイント400a、400b・・・と、メールサーバ500と、IMサーバ600とから成る。
携帯電話機同士の電話機能による通信は、従来の現在広く用いられているシステムと同様であり、発呼元及び発呼先の携帯電話機は、それぞれが自機に一番近い場所に設置された基地局と電波により通信し、基地局は通信した携帯電話機の位置登録を行う。
交換局は、直接接続している基地局からの指示に従い、接続すべき他の交換局を選択し、選択した交換局と接続することにより、1の基地局と他の基地局を接続し、基地局同士の通信を可能とする。
各携帯電話機は、自機に一番近い場所に設置された無線アクセスポイントと無線による通信を行い、当該無線アクセスポイントを介してネットワークに接続し、メールサーバ500、IMサーバ600と接続する。
IMサーバ600は、ICQプロトコルを用いて、インスタントメッセージの機能を提供するサーバである。
ICQは、現在広く用いられており、ICQホームページ(http://www.icq.com/)に詳細等が記載されているので説明は省略する。
<構成>
前記移動体通信システムを構成する各要素について述べる。
携帯電話機100a、100b、100c、100d、100e、100f・・・のそれぞれは同等な構成を備えるので、まとめて、携帯電話機100として説明する。
図2は、携帯電話機100の構成を示すブロック図である。
携帯電話機100は、図2に示すように、スピーカ101、マイクロフォン102、音声処理部103、信号処理部104、RF(Radio Frequency)処理部105、アンテナ106、表示制御部107、LCD(Liquid Crystal Display)108、キーボード109、LED(Light Emitting Diode)110、振動部111、着信音声処理部112、スピーカ113、無線LAN処理部114、アンテナ115、記憶部116、時計部117、電源供給部118、制御部119、IM処理部120から成り、具体的には、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、液晶ディスプレイ、キーボード、通信インターフェイス、スピーカ、マイクロフォン、時計、LED、バイブレータ等から成るコンピュータシステムであって、ROMには、コンピュータプログラムが記憶され、前記CPUが前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、携帯電話機100は、その機能を実現する。
音声処理部103は、具体的には、PCM(Pulse Code Modulation)コーデック、アンプ等から成り、マイクロフォン102から受信する音声信号を、PCMによりデジタルデータに変換して信号処理部104に送信し、また、信号処理部104から受信した音声に関するデジタルデータをPCMにより音声信号に変換して前記アンプで増幅した後、スピーカ101に出力する。
信号処理部104は、具体的には、デジタル信号処理用のDSP(Digital Signal Processor)等から成り、発呼、着呼などの各種制御に係る通信制御用のデータや電子メール用データ等のデジタルデータと、音声用デジタルデータとを多重化して、RF処理部105に出力したり、RF処理部105から受信した、多重化されたデジタルデータを、音声用デジタルデータと、通信制御用等その他のデジタルデータに分離する等の信号処理を行う。
表示制御部107は、液晶ディスプレイの駆動装置とその制御部とから成り、予め、必要な画面表示のパターンを保持しており、またテキストデータ等を用いて、画面表示のパターンを生成し、制御部119からの制御により、LCD108に画像、文字等を表示させる。
キーボード109は、複数のキーを備え、各キーには一意なキーコードが割り当てられており、携帯電話機100の使用者によりキーボード109が備えるキーが押下された場合、押下されたキーに対応するキーコードを制御部119に出力する。
LED110は、発光ダイオードであり、制御部119による制御に従い、点灯状態、消灯状態のいずれかとなる。
振動部111は、制御信号が与えられることにより振動するバイブレータであり、制御部119による制御に従い、振動の開始、停止を行う。
着信音声処理部112は、制御部119の制御により、着信音を示す音声信号をスピーカ113に対し、出力する。
無線LAN処理部114は、IEEE802.11g規格に従い2.4GHz帯電波を用いて、アンテナ115を介して、無線アクセスポイントと通信を行い、メールサーバ500及びIMサーバ600と接続する。
無線LANによる通信は、特にIEEE802.11gに限るものではなく、無線による通信が可能であれば、IEEE802.11a、IEEE802.11b等の他の方式を用いてもよい。
図3は、記憶部116が保持する情報を示す図である。
図3(a)は、電話帳情報を示し、携帯電話機100の使用者が、キーボード109を用いて入力した情報、受信した電子メールに使用されている情報を元に制御部119が生成する情報である。
IM_IDは、システムの利用者に一意に割り振られた識別情報である。
例えば、図3(a)の一行目は、IM_IDが「a−bucho」であり、電話番号が「090−1234−5678」であり、メールアドレスが「a−bucho@xxxx.com」であり、名前が「A部長」であるメンバ情報を示し、同様に、図3(a)の二行目は、IM_IDが「b−kacho」であり、電話番号が「090−2345−6789」であり、メールアドレスが「b−kacho@xxxx.com」であり、名前が「B課長」であるメンバ情報を示している。
イベント管理情報は、複数の、図3(b)の行に相当するイベント要素情報から成り、イベント要素情報は、IM_ID、不在着信時刻情報、通話不成立発信時刻情報、スケジュール時刻情報、スケジュール内容情報、繰下回数から成る。
例えば、図3(b)の一行目は、IM_IDが「a−bucho」であり、不在着信時刻情報が「10:50」であり、通話不成立発信時刻情報、スケジュール時刻情報とスケジュール内容情報が未登録状態であり、繰下回数が「0」であるイベント要素情報を示す。同様に、図3(b)の最下行は、IM_IDが「y−syain」であり、不在着信時刻情報が未登録状態であり、通話不成立発信時刻情報が「13:22」であり、スケジュール時刻情報が「16:50」であり、スケジュール内容情報が「closed meeting」であり、繰下回数が「0」であるイベント要素情報を示している。
不在着信時刻情報は、自機に対する不在着信が発生した時刻を示し、制御部119により生成され書き込まれる。
通話不成立発信時刻情報は、自機である携帯電話機100から、他機へと発呼し、他機の通話相手が、応答しなかった場合の、当該発呼した時刻を示し、制御部119により生成し、書き込まれる。
スケジュール時刻情報が追加される際に、対応する繰下回数が、値「0」で初期化される。
繰下回数の合計が、予め定めた繰下限界数(例えば3)以上になるまでは、前記スケジュールの繰り下げが許可される。
前記繰下限界数は、予め、記憶部116に記憶されているが、利用者は、キーボード109を用いて、繰下限界数を入力することにより、当該繰下限界数の値を変更することができ、変更された繰下限界数の値は、記憶部116に記憶される。
図4(c)は、状態通知情報であり、IMサーバ600から受信した当該状態通知応答を、状態通知情報として記録するものである。
状態通知情報は、IM_IDとIPアドレスとの組のリストであり、当該IPアドレスは、IM_IDで識別されるシステムの使用者が使用している携帯電話機に割り当てられているIPアドレスを示す。
電源供給部118は、携帯電話機100内の各部に必要な電源を供給するバッテリーとその制御回路である。
制御部119は、CPUとプログラム等とから成り、携帯電話機100の全体制御を行う。
(1)電話帳情報の生成、記録
ナンバーディスプレイ機能等により、RF処理部105、信号処理部104を介して、通話相手先の電話番号を取得し、前記電話帳情報として、記憶部116に登録する。
また、キーボード109を用いて、携帯電話機100の前記使用者が、IM_ID、電話番号、メールアドレス、名前を入力した情報を取得し、前記電話帳情報として、記憶部116に登録する。
制御部119は、オフフックを検出した場合、信号処理部104に、通話可能状態となるよう指示する。
(3)着信音制御
制御部119は、信号処理部104から着信通知を示す情報を受信した場合に、着信音を鳴らすよう着信音声処理部112に指示する。
表示制御部107に対し、表示すべき画面内容を指示する。
(5)発呼制御
使用者により「数字キー」を用いて電話番号が入力された後、又は、制御部119が表示制御部107に指示し、前記電話帳データのメンバ情報中の「名前」と「電話番号」との組をLCD108に、電話番号の候補として表示させ、前記使用者に、前記電話番号の候補中から一の電話番号を選択させることにより、発呼先の電話番号が指示された後に、「オフフックキー」の押下を検出した場合、指示された前記電話番号へと発呼するよう、信号処理部104に指示する。
キーボード109から、キーコードとして「IM開始キー」の入力を検出した場合、IM処理部120に、起動する様、指示する。
キーボード109から、キーコードとして「IM終了キー」の入力を検出した場合、IM処理部120に、終了する様指示する。
制御部119は、携帯電話機100dの使用者の呼び出しに失敗した場合、つまり、信号処理部104への発呼指示の後、30秒等の予め定められた時間が経過後、アンテナ106、RF処理部105、信号処理部104を介して受信する制御用信号に含まれる通話開始通知を受信しなかった場合には、時計部117から現在時刻を読出し、イベント管理情報の、通話不成立発信時刻情報として記憶部116に記憶させる。
(8)不在着信時処理
制御部119は、不在着信時、つまり、発呼通知を受けた後、制御用信号による「回線接続」が検出されずに「回線切断」を検出した場合、時計部117から現在時刻を読出し、イベント管理情報の不在着信時刻情報として記憶部116に記憶させる。
携帯電話機100aの使用者は、キーボード109が備える「スケジュール入力開始キー」を押下する。
制御部119は、「スケジュール入力開始キー」の押下を検出し、表示制御部107を制御し、スケジュール入力用の画面をLCD108に表示させる。
制御部119は、無線LAN処理部114、アンテナ115を介して、IM_IDの値を「c−syunin」、通知要否情報が値「1」とした組と、IM_IDの値を「y−syain」、通知要否情報が値「1」とした組とから成る通知要求を、IMサーバ600に対し送信する。
(1)制御部119により起動されることにより、IM処理部120は、IM_ID、IPアドレスを含む接続要求情報を、IMサーバ600に送信する。
(2)IMサーバ600から、アンテナ115,無線LAN処理部114を介して状態通知応答を取得した場合、当該状態通知応答を、状態通知情報として、記憶部116に記憶させる。
制御部119は、キーボード109を用いて使用者が入力した、メッセージ送信先のIM_ID対応づけられたIPアドレスを、記憶部116に保持する前記状態通知情報から検出し、当該IPアドレスに対し、使用者がキーボード109を用いて入力したメッセージを送信する。
制御部119は、他の携帯電話機から、無線LAN処理部114を介して、メッセージを受信した場合、表示制御部107に当該メッセージを表示するよう指示し、表示制御部107は、LCD108に、当該メッセージを表示する。
アクセスポイント400a、400b・・・は、IEEE 802.11g等の通信方式に基づき、無線LANを用い、端末間を接続させる電波中継機能、各種サービスの提供機能を持つ、CPU、ROM、RAM、通信インターフェイスから成るコンピュータシステムであって、ROMには、コンピュータプログラムが記憶され、前記CPUが前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、アクセスポイント400a、400b・・・は、その機能を実現する。
ネットワークの通信に用いられるTCP/IPについては、「日経BP社 基礎からわかるネットワーク入門 戸根勤、日経オープンシステム共著 2002年11月10日発行」等を初めとして、様々な書籍等で詳細に解説されている。
メールサーバ500は、CPU、ROM、RAM、通信インターフェイスから成るコンピュータシステムであって、ROMには、コンピュータプログラムが記憶され、前記CPUが前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、メールサーバ500は、その機能を実現する。
前記メールボックスは、電子メールアドレスに対応する、電子メールの内容を保持する記憶領域である。
電子メールシステム、SMTP、POPについては、「日経BP社 基礎からわかるネットワーク入門 戸根勤、日経オープンシステム共著 2002年11月10日発行」等を初めとして、様々な書籍等で詳細に解説されている。
IMサーバ600は、ネットワークを介し接続してきたクライアントに対してIMの諸機能を提供するサーバである。
図5は、IMサーバ600の構成を示す図である。
IMサーバ600は、図5に示すように、送受信部601、IM処理部602、状態管理部603から成り、具体的には、CPU、ROM、RAM、通信インターフェイスから成るコンピュータシステムであって、ROMには、コンピュータプログラムが記憶され、前記CPUが前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、IMサーバ600は、その機能を実現する。
図6(a)は、状態管理部603が管理する状態管理情報であり、図中の各行に相当する状態要素情報のリストである。
前記状態要素情報は、IM_IDと、IPアドレスと、通知要否情報とから成り、携帯電話機から受信した状態通知情報を、状態管理情報として記録しているものである。
図6(b)は、IMサーバ600から、携帯電話機へと送信する前記状態通知応答の一例であり、図6(a)において通知要否情報が値「1」である、IM_IDが「a−bucho」、「b−kacho」、「c−syunin」、「y−syain」についての情報を元に生成されている。
送受信部601は、通信インターフェイスとその制御部とから成り、ネットワークを介して情報を送受信する。
IM処理部602は、送受信部601を介して、以下の(1)(2)の要求を受け付け、要求に対応する処理を実行し、状態管理部603が管理する状態管理情報の書換を要求する。
(1)接続要求を受け付けた場合
IM処理部602は、携帯電話機から、送受信部601を介して、図4(a)に示す接続要求を取得する。
図6(b)は、前記状態通知応答の一例であり、図6(a)において通知要否情報が値「1」である、IM_IDが「a−bucho」、「b−kacho」、「c−syunin」、「y−syain」についての情報を元に生成されている。
IM処理部602は、携帯電話機から、送受信部601を介して、図4(b)に一例を示す状態通知要求を取得し、当該状態通知要求中の各通知要否情報を、前記状態管理情報に書き込む。例えば、図4(b)の状態通知要求の場合、IM_IDが「a−bucho」である状態要素情報の通知要否情報に、状態通知要求の通知要否情報である値「1」を書き込むこととなる。
状態管理部603は、前記状態管理情報を保持し、IM処理部602の制御により、前記状態管理情報の更新を行う。
<動作>
携帯電話機100aの動作を中心に、前記移動体通信システムの動作について、おおよそ時系列に実行される以下の、(1)携帯電話機100aによるIMサーバ600への接続処理、(2)携帯電話機100aの電話機能による発呼時の処理、(3)携帯電話機100aの電話機能による着信時の処理、(4)スケジュール記録処理、(5)IMリマインダ実行処理、(6)IM終了時処理の順に説明する。
(1)携帯電話機100aによるIMサーバ600への接続処理
携帯電話機100aが、IMサーバ600に接続することによりIM処理が可能となるまでの動作について述べる。
携帯電話機100aは、無線アクセスポイント400aから、DHCPによるIPアドレスの割当「aaa.ccc.0.26」を受け、無線LAN処理部114に当該IPアドレスを保持しているものとする。
制御部119は、キーボード109から入力されるキーコードにより、「IM起動キー」が押下されたことを検出する(ステップS101)。
制御部119は、IM処理部120を起動状態とする(ステップS102)。
IMサーバ600は、状態管理部603が保持する前記状態管理情報について、IM_IDがz−syainである状態要素情報のIPアドレスを、受信したIPアドレス「aaa.ccc.0.26」に置き換える。
前記状態通知応答の一例は、前述のように、図6(b)に示している。
携帯電話機100aにおける、IM処理手段120は、無線LAN処理部114を介して、前記状態通知応答を受信し、当該状態通知応答を、状態通知情報として、記憶部116に記憶させる(ステップS105)。
(2)携帯電話機100aの電話機能による発呼時の処理
次に、携帯電話機100aの使用者が、携帯電話機100dの使用者に対し、電話を掛ける場合を例にした、携帯電話機100aの電話機能による発呼時の処理について述べる。
携帯電話機100aの使用者は、通話を希望する通話相手先の電話番号を携帯電話機100aに指示するために、キーボード109が備えるキーである「0」〜「9」までの各数値を示す「0キー」、「1キー」・・・「9キー」を順に押下する(ステップS201)。
前記使用者は、キーボード109が備えるキーである「オフフックキー」を押下し、携帯電話機100aに対し、前記電話番号が示す携帯電話機に対し発呼するよう指示する(ステップS202)。
信号処理部104は、RF処理部105、アンテナ106を介して、基地局200aに対し前記電話番号を含む前記電話番号への発呼要求を送信する。
交換局300aは、携帯電話機100dが通信を行っている交換局300bに接続する。
交換局300a、300b・・・は、自局と通信を行っている携帯電話機を、発呼先の携帯電話機と通信させるために接続すべき交換局に関する情報を、他の交換局と情報交換することにより、予め取得しているものとする。
携帯電話機100dは、前記通信要求があることを示す通知を受信し、着信メロディ等を鳴らし、使用者に対し着信があることを通知する。
携帯電話機100dの使用者が、携帯電話機100dの「オフフックキー」を押下し、携帯電話機100dをオフフック状態にした場合(ステップS203:YES)、携帯電話機100aと100dの使用者が、携帯電話機を用いて通話を行う(ステップS204)。
また、制御部119は、信号処理部104、RF処理部105、アンテナ106を介して、基地局200aに対し、携帯電話機100dへの発呼を中止するよう指示する情報を送信する。
送信する通知要求は、図4(b)に示すように、全IM_IDについてのリストであってもよいし、「b−kacho」と「1」との組のみというように、変化のあった部分のみであってもよい。
(3)携帯電話機100aの電話機能による着信時の処理
携帯電話機100dから、携帯電話機100aに対して着信がある場合を例に説明する。
携帯電話機100dからの着信が、基地局200aから携帯電話100aに対して通知される(ステップS301)。
RF処理部105は、アンテナ106を介して受信した信号から、前記多重デジタルデータを復号し、信号処理部104へ出力する。
制御部119は、前記着信通知を取得し、着信音声処理部112に着信音を鳴らすよう指示し、着信音声処理部112はスピーカ113に着信音を示す音声信号を出力する。
スピーカ113は、前記音声信号が入力されることにより前記着信音を拡声する。
制御部119は、キーボード109から入力されるキーコードを識別することにより「オフフックキー」の押下を検出し、通話可能状態とするよう信号処理部104に指示する(ステップS303)。
音声処理部103は、前記音声信号を、デジタルデータに変換し、信号処理部104に出力する。
信号処理部104は、前記デジタルデータを、基地局200aとの通信制御に用いるデータと多重化し、RF処理部105に出力する。
また、RF処理部105は、無線により、基地局200aから、変調された多重化データを受信して、復調処理を行い、復調された多重化データを信号処理部104に対し出力する。
音声処理部103は、入力された音声データを、音声信号へと変換し、スピーカ101に対し出力する。
スピーカ101は、前記音声信号により示される音声を拡声する。
携帯電話機100dの使用者が、携帯電話機100dをオンフック状態とすることにより、携帯電話機100aと100dとの間の回線は、交換局300a、300bの間で切断される。
図3(b)の例では、記憶部116は、IM_IDが「a−bucho」である通話相手先から、「10時50分」に不在着信があったことを記録している。
携帯電話機100aから、IMサーバ600に対し送信する通知要求は、図4(b)に示すように、全IM_IDについてのリストであってもよいし、「a−bucho」と「1」との組のみというように、変化のあった部分のみであってもよい。
(4)スケジュール記録処理
図10は、スケジュール記録処理を示すフローチャートである。
制御部119は、「スケジュール入力開始キー」の押下を検出し、表示制御部107を制御し、スケジュール入力用の画面をLCD108に表示させる。
携帯電話機100aの使用者は、キーボード109を用いて、スケジュールとして、前述のスケジュール時刻情報と、スケジュール内容情報との入力を行う(ステップS401)。
スケジュール時刻情報は、電話会議などのスケジュールの開始時刻であり、スケジュール内容情報は、当該スケジュール時刻情報が示す時刻に行うべき動作をテキスト形式で示したものであり、前述の通り使用者がキーボード109を用いテキスト入力してもよいし、LCD108にメニュー形式で表示された候補から、使用者が選択することにより入力してもよい。
図3(b)の例では、記憶部116は、IM_IDが「c−syunin」である相手先に、「15時00分」に電話会議する予定であることと、IM_IDが「y−syain」である相手先と、「16時50分」に会議を行う予定であることとを記録している。
携帯電話機100aから、IMサーバ600に対し送信する通知要求は、図4(b)に示す全IM_IDについてのリストであってもよい。
(5)IMリマインダ実行処理
図11は、携帯電話機100aにおけるIM実行処理を示すフローチャートである。
携帯電話機100aにおいて、制御部119は、記憶部116が保持している状態通知情報に関し、前記状態通知応答に含まれるIM_IDと一致するIM_IDに対応するIPアドレスを、状態通知応答に含まれるIPアドレスで書き換える(ステップS503)。
制御部119は、状態通知情報中のIPアドレスが「0」でないIM_IDについて、記憶部116に保持するイベント情報と、電話帳情報とを参照する。
LCD108は、表示制御部107からの指示により、IMリマインダ画面を表示する。
図12は、IMリマインダ画面の一例を示す図であり、IMリマインダ要素802、803、804、805を含んでいる。
例えば、記憶部116が保持する電話帳情報、イベント情報、状態通知情報が、それぞれが図3(a)、図3(b)、図4(c)に示す内容であった場合、制御部119は、状態通知情報中のIPアドレスが「0」でないIM_IDとして「a−bucho」を選出する。
制御部119は、図12中のIMリマインダ要素802に示すように、「不在着信時刻情報」を示す文字「着」を四角で囲ったアイコンと、不在着信時刻情報が示す時刻である「10:50」と、名前「A部長」とを、一行で表示するよう、表示制御部107に指示する。
アイコン810、811,812は、3個全て表示する必要はなく、要求仕様に応じ、3個のうち1或いは複数の組合せを表示することとしてもよい。
枠801は、使用者が、キーボード109が備える「上移動キー」「下移動キー」を押下することにより、枠801を上下に移動させ、所望のIMリマインダ要素を選択することができる。
携帯電話機100aの使用者は、キーボード109が備える数字キーである「1キー」、「2キー」、「3キー」のいずれかを押下し、実行する処理を選択する(ステップS505)。
同様に、「2キー」押下は、前記使用者がインスタントメッセージング処理を希望することを示し、「3キー」押下は、電話を掛ける処理を使用者が選択したと、制御部119は判断する。
メール処理が選択された場合(ステップS506:YES)、制御部119は、表示制御部107に対し、メール作成画面を表示するよう指示し、表示制御部107は、LCD108にメール作成画面を表示し、LCD108は、メール作成画面を表示し、メール処理を開始する(ステップS507)。
前記使用者は、メール本文を、キーボード109を用いて、制御部119に通知する。
制御部119は、前記メール本文を一時的に記憶し、メンバ情報の「a−bucho」に対応するE−mailアドレスである「a-bucho@xxxx.com」を宛先として、前記メール本文を送信するよう、無線LAN処理部114、アンテナ115を介し、SMTPによるメール送信手順に基づき、メールサーバ500に対し要求する。
使用者がインスタントメッセージング処理を選択した場合(ステップS508:YES)、制御部119は、表示制御部107に、IM処理画面を表示するよう指示し、インスタントメッセージング処理を実行する(ステップS509)。
図13(b)は、IM処理画面の一例を示す図である。
また、IM処理部120は、枠801が指しているIMリマインダ要素の「名前」に対応するIPアドレスである送信先IPアドレスを、記憶部116に記憶する電話帳情報から読み出す。
制御部119は、キーボード109中の押下されたキーを検出し、メッセージとして保持する。
制御部119は、一時的に保持した前記メッセージを、通信先IPアドレスが示す携帯電話機へと、無線LAN処理部114を介し、ICQプロトコルを用いて送信する。
図13(b)は、「z−syain」が使用する携帯電話機と「a−bucho」が使用する携帯電話機との間でメッセージ通信が行われており、通信されたメッセージが、互いの携帯電話機のLCDに表示されていることを模式的に示している。
前記使用者が、電話による連絡を選択した場合(ステップS510:YES)、制御部119は、表示制御部107に、電話実行画面を表示するよう指示し、電話処理を実行する(ステップS511)。
図13(c)は、電話実行画面の一例を示す図である。
電話実行画面には、図13(c)に示すように、IM処理部120が記憶部116に記憶する電話帳情報から読み出した、枠801が指しているIMリマインダ要素の「名前」と、「名前」に対応する電話番号とが表示される。
制御部119は、ステップS507、ステップS509、電話処理の後処理の処理終了を検出した後、記憶部116が保持するイベント情報について、当該終了した処理に対応するイベント要素情報の更新を行う(ステップS512)。
図14は、前記電話処理の後処理を示すフローチャートである。
通話を行えなかった場合(ステップS520:NO)、ステップS511の電話処理が、記憶部116が保持するイベント管理情報中のスケジュールに基づく発呼であったか否かを判定する(ステップS521)。
ここで使用者は、キーボード109を用いて、要件を伝えるためにメールの送信を行うか否かの入力を行う。例えば、キーボード109の「1キー」押下がメール送信を行うことを意味し、「2キー」押下がメール送信を行わないことを意味する。
メールの送信を行う旨の入力があった場合(ステップS522:YES)、ステップS507へ進む。
ステップS521において、スケジュールに基づく発呼であると判定した場合(ステップS521:YES)、制御部119は、スケジュールの繰り下げを行うか否かの入力を促すメッセージをLCD108に表示させるよう表示制御部107に指示し、表示制御部107は、LCD108に当該メッセージの表示を行う(ステップS523)。
スケジュールの繰り下げを行う指示が無かった場合(ステップS523:NO)、ステップS522へと進む。
繰下限界数より大きい場合(ステップS524:NO)、ステップS522へと進む。
制御部119は、該当イベント要素情報中のスケジュール時刻情報を、1時間後を示すように変更する。例えば、該当イベント要素情報中のスケジュール時刻情報が16:50を示している場合、制御部119は、当該スケジュール時刻情報を、17:50を示すように変更して、記憶部116に上書きする(ステップS526)。
ステップS512の説明に示した前記終了した処理は、ステップS505において、枠801が選択を示していたIMリマインダ要素が示す処理であり、例えば、図13におけるIMリマインダ要素802が選択されていた場合であれば、制御部119は、イベント情報中の、IM_IDが「a−bucho」、不在着信時刻情報が「10:50」であるイベント要素情報を、イベント情報から削除することとなる。
図4(d)は、更新後の通知要求を示す図である。
図4(d)は、図4(b)と比べて、前記終了した処理である「a−bucho」に対する通知要否情報を、通知不要を示す「0」に更新されている。
(6)IM終了時処理
図15は、IM終了時処理を示すフローチャートである。
制御部119は、キーボード109から出力されるキーコードから、「IM終了キー」が押下されたことを検出する(ステップS601)。
制御部119は、IMサーバ600に対し、IM_IDが「z−syain」、IPアドレスが「aaa.ccc.0.26」、接続情報が切断を示す「0」である接続要求情報を送信する(ステップS602)。
IMサーバ600は、含まれる全IM_IDに対応づけられたIPアドレス宛てに、各状態通知応答を送信する(ステップS603)。
制御部119は、IM処理部120に対し、処理終了を通知する(ステップS604)。
<まとめ>
以上、述べたように、携帯電話機100aが、IMサーバ600への接続を行った場合に、IMサーバ600は、携帯電話機100aの状態を把握可能となり、携帯電話機100aの電話機能により、通話不成立である発信が発生した場合、携帯電話機100aの電話機能により、通話不成立である着信が発生した場合、スケジュール記録処理を行った場合に、携帯電話機100aは、IMサーバ600に対し、携帯電話機100dの使用者が通信可能となれば、携帯電話機100aに通知するよう要求し、前記要求をIMサーバ600は記録する。
前記通知を受けた携帯電話機100aは、IMリマインダ実行処理を実施した後、IMサーバ600に記録された前記要求に関する情報の削除要求を行い、IMサーバ600は、前記要求に関する情報の削除を行う。
<その他変形例>
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。以下のような場合も本発明に含まれる。
(2)メール送受信等を無線LAN経由で行うこととしているが、それに限らず、各携帯電話機は、無線LANに接続する機能を持たず、電話回線網を用いて行うこととしてもよい。
(4) IMリマインダを実行しなくても、リマインダ実行要求登録が、不要になった場合に、登録削除してもよい。
(6)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
(7)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
100d、100e、100f 携帯電話機
200a、200b 基地局
300a、300b 交換局
400a、400b 無線アクセスポイント
500 メールサーバ
600 IMサーバ
801 枠
802、803、804 リマインダ要素
810、811、812 アイコン
Claims (12)
- 電話機能を備え、登録された相手端末の所有者が応答可能状態に転じた場合に、その旨を自端末に対し通知するシステムを利用可能な移動体通信端末であって、
自端末と相手端末との間の通話不成立通信を検出する検出手段と、
前記検出があった場合に、前記システムを構成するサーバに対し、前記相手端末を登録するよう登録要求を行う登録要求手段と、
通信の開始通知を取得する取得手段と、
前記通知を取得した場合に、通信の開始を促すメッセージを表示する表示手段と、
前記表示手段の制御に従い前記メッセージが表示された場合に、前記相手端末に対する通信の開始指示を受け付ける指示受付手段と、
前記開始指示を取得した場合に、前記相手端末と通信チャネルを確立する通信手段とを備え、
さらに、
自端末の所有者の相手端末への通信予定の入力を受け付けるスケジュール受付手段と、
前記通信予定を受け付けた場合に、前記サーバに対し、登録された相手端末の所有者が応答可能状態に転じた場合に、その旨を自端末に対し通知させるために、前記相手端末を登録するよう登録要求を行うスケジュール登録手段と
を備えることを特徴とする移動体通信端末。 - 前記取得手段は、
前記サーバから、前記通信の開始通知を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 前記取得手段は、
時計手段と、
前記時計手段が、予め設定した時刻を示した場合に、前記通知を取得したとみなすアラーム手段とを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 前記通信手段は、インスタントメッセンジャー、電子メール、又は電話機能を用いて通信する
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 前記表示手段は、前記通信の開始を促すメッセージとして、インスタントメッセンジャーと、電子メールと、電話とのうち1つ、或いはこれらの組合せを候補とする選択画面の表示を行い、
前記指示受付手段は、前記候補のうちのいずれかを示す通信の開始指示を受け付け、
前記通信手段は、
インスタントメッセージングによる通信を行うインスタントメッセージ手段と、
電話手段と、
電子メール手段と、
前記開始指示がインスタントメッセンジャーを示す場合、前記インスタントメッセージ手段を用いて通信を行い、前記開始指示が電子メールを示す場合、前記電子メール手段を用いて通信を行い、前記開始指示が電話を示す場合、前記電話手段を用いて通信を行う制御手段と
を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 前記移動体通信端末は、更に、
自端末の使用者が応答可能状態に転じたことを示す入力を受け付ける入力受付手段と、
前記入力があった場合に、前記サーバに対し、自端末所有者が応答可能状態に転じたことを示す通信可能通知を送信する通知送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 前記登録要求手段は、前記通信手段による通信が成立した場合に、登録した前記相手端末の登録の削除要求を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 前記登録要求手段は、
端末情報の削除指示を受け付ける削除受付手段と、
前記削除指示を受け付けた場合に、登録した前記相手端末の登録の削除要求を行う削除要求手段と
を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 前記通信予定は、更に、相手端末へ通信する時刻を示す時刻情報を含み、
前記スケジュール登録手段は、更に、
計時する時計手段を備え、
前記表示手段は、前記時計手段が前記時刻情報で示す時刻を指した場合に、通信の開始を促すメッセージを表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 携帯電話機で構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。 - 電話機能を備え、登録された相手端末の所有者が応答可能状態に転じた場合に、その旨を自端末に対し通知するシステムを利用可能な、移動体通信端末による、移動体通信方法であって、
自端末と相手端末との間の通話不成立通信を検出する検出ステップと、
前記検出があった場合に、前記システムを構成するサーバに対し、前記相手端末を登録するよう登録要求を行う登録要求ステップと、
通信の開始通知を取得する取得ステップと、
前記通知を取得した場合に、通信の開始を促すメッセージを表示する表示ステップと、
前記表示手段の制御に従い前記メッセージが表示された場合に、前記相手端末に対する通信の開始指示を受け付ける指示受付ステップと、
前記開始指示を取得した場合に、前記相手端末と通信チャネルを確立する通信ステップとを含み、
さらに、
自端末の所有者の相手端末への通信予定の入力を受け付けるスケジュール受付ステップと、
前記通信予定を受け付けた場合に、前記サーバに対し、登録された相手端末の所有者が応答可能状態に転じた場合に、その旨を自端末に対し通知させるために、前記相手端末を登録するよう登録要求を行うスケジュール登録ステップと
を含むことを特徴とする移動体通信方法。 - 電話機能を備え、登録された相手端末の所有者が応答可能状態に転じた場合に、その旨を自端末に対し通知するシステムを利用可能な、移動体通信端末に適用されるプログラムであって、
自端末と相手端末との間の通話不成立通信を検出する検出ステップと、
前記検出があった場合に、前記システムを構成するサーバに対し、前記相手端末を登録するよう登録要求を行う登録要求ステップと、
通信の開始通知を取得する取得ステップと、
前記通知を取得した場合に、通信の開始を促すメッセージを表示する表示ステップと、
前記表示手段の制御に従い前記メッセージが表示された場合に、前記相手端末に対する通信の開始指示を受け付ける指示受付ステップと、
前記開始指示を取得した場合に、前記相手端末と通信チャネルを確立する通信ステップと、
さらに、
自端末の所有者の相手端末への通信予定の入力を受け付けるスケジュール受付ステップと、
前記通信予定を受け付けた場合に、前記サーバに対し、登録された相手端末の所有者が応答可能状態に転じた場合に、その旨を自端末に対し通知させるために、前記相手端末を登録するよう登録要求を行うスケジュール登録ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
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