JP2002202323A - プローブピン並びにこれ用いたコネクタ及びプローバ - Google Patents

プローブピン並びにこれ用いたコネクタ及びプローバ

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JP2002202323A JP2000402036A JP2000402036A JP2002202323A JP 2002202323 A JP2002202323 A JP 2002202323A JP 2000402036 A JP2000402036 A JP 2000402036A JP 2000402036 A JP2000402036 A JP 2000402036A JP 2002202323 A JP2002202323 A JP 2002202323A
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Yasuo Fukuda
泰生 福田
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Fujikura Ltd
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    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
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  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触子と検査対象物とを安定して接続させ、
確実な導通を図ると共に、これらの間でより一層低い接
続抵抗値を実現する。 【解決手段】 接触子2の先端部2aを検査対象物に押
し付けると、接触子2がばね4の付勢力に対抗してこの
ばね4を圧縮しながら軸方向に縮退するので、突起部6
cが溝部6aに沿って下方にスライドする。軸受部5c
が軸部5bに対して回転自在に支持されているため、接
触子2が軸回りに回転しながら収納体3内を下降する。
一方、接触子2の先端部2aを検査対象物から離すと、
接触子2に押し付け力が作用しなくなる。その結果、接
触子2がばね4の付勢力を受けて、突起部6cが溝部6
aに沿って上方にスライドし、接触子2が軸回りに回転
しながら上昇する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント回路基
板、半導体基板等の検査に用いられるプローブピン、並
びにこのプローブピンを用いた基板間等の電気的接続に
用いるコネクタ、及びこのプローブピンを用いたウェハ
又はプリント基板用のプローバに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のプローブピンの断面図、
図11は従来のウェハプロ−バの概略図、図12は従来
のウェハプローバの動作を説明するための図をそれぞれ
示している。従来のプローブピン101は、図10に示
すように、検査対象物に接触する接触子102と、この
接触子102を収納する収納体103と、接触子102
を収納体103内で上下動可能に付勢するばね104
と、ばね104を固定する固定台105とから構成され
ている。また、図11に示すような従来のウェハプロー
バ106では、図12に示すように、プローブピン10
6aを検査対象物107に接触させながらプローブピン
106aを横方向に摺動させて、この検査対象物107
の表面に形成された酸化被膜等の不導体層を突き破り、
プローブピン106aと検査対象物107との間の導通
を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す従来のプ
ローブピン101では、通常、接触子102とばね10
4とが一体的に固定されているため、接触子102は収
納体104内を上下方向にのみ移動可能であった。この
ため、接触子102の先端を検査対象物に接触させただ
けでは、この検査対象物の表面に形成された酸化被膜等
を十分に突き破ることができず、接触子102と検査対
象物との間に導通不良が発生するおそれがあった。ま
た、図11に示すウェハプローバ106では、図12に
示すようにプローブピン106aの先端位置がずれるた
め、検査対象物107が小さいパッドである場合には構
造上適当ではなく、パッドの表面に大きな傷が残ってし
まうという問題があった。
【0004】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、接触子と検査対象物とを安定して接続させ導通
を図ることができると共に、これらの間でより一層低い
接続抵抗値を実現することができるプローブピン並びに
これを用いたコネクタ及びプローバを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプローブ
ピンは、検査対象物に先端が接触するピン状の接触子
と、この接触子の先端が外部に露出した状態で前記接触
子を収納する収納体と、この収納体内で前記接触子を軸
回りに回転自在に支持する回転支持手段と、前記収納体
内で前記回転支持手段を介して前記接触子を前記収納体
から突出する向きに付勢する付勢手段と、前記接触子の
軸方向の直線運動を軸周りの回転運動に変換する運動変
換手段とを備えてなることを特徴とする。
【0006】この発明によれば、接触子が付勢手段に対
して軸回りに回転可能なように回転支持手段によって支
持されており、運動変換手段によって接触子の軸方向の
直線運動を軸周りの回転方向に変換するようにしてい
る。このため、接触子を検査対象物に加圧接触させたと
きに、接触子は軸回りに回転しながら検査対象物と接触
して、検査対象物の表面に形成された酸化被膜等の不導
体層を突き破ることができ、接触子と検査対象物との間
の安定した導通を図ることができる。また、検査対象物
の表面に不導体層が形成されていない検査対象物につい
ても、接触子が回転しながら検査対象物と接触するた
め、接触子が検査対象物の表面に深く食い込むことがで
きる。その結果、回転しない接触子に比べて安定した接
続を図ることができると共に、より一層低い抵抗値を実
現することができる。
【0007】本発明の一つの実施形態においては、前記
付勢手段は、一方の端部が前記収納体側に固定され、他
方の端部が前記回転支持手段側に固定されており、前記
運動変換手段は、前記収納体の内周部に形成された螺旋
状の溝部と、前記接触子の外周部に形成され、前記溝部
に沿って移動する突起部とを有する。
【0008】また、本発明の他の実施形態においては、
前記付勢手段は、一方の端部が前記収納体側に固定さ
れ、他方の端部が前記回転支持手段側に固定されてお
り、前記運動変換手段は、前記収納体の内周部に形成さ
れた螺旋状の突条と、前記接触子の外周部に形成され、
前記突条に沿って移動する突起部とを有する。
【0009】この様な構成を採用することによって、接
触子の上下方向の運動を回転運動に変換させて、接触子
の上下方向の移動動作と回転動作とを同時に実現するこ
とができる。この場合、螺旋状の溝部や突条の角度や数
を任意に設定すれば、検査対象物の不導体層の厚さや食
い込み量に応じて接触子の回転度合いを変化させること
ができる。
【0010】前記突起部は回転軸に対して周方向に等間
隔に複数配置することが好ましく、この様な構成を採用
することによって、接触子が軸回りに回転する際の平面
安定性を向上させることができる。
【0011】また、前記回転支持手段としては、軸部と
この軸部に回転自在に嵌合する軸受部とを有し、前記軸
部及び前記軸受部のうちのいずれか一方が前記付勢手段
側に設けられ、他方が前記接触子側に設けられるように
構成することができる。この様な構成を採用することに
よって、接触子と付勢手段とを分離させて、接触子を付
勢手段に対して独立して動作させることができると共に
軸受部を介して接触子と付勢手段との導通を図ることが
できる。
【0012】また、前記回転支持手段の他の形態として
は、中心に凸部を有する第1平坦面と、前記凸部と回転
自在に嵌合する凹部が形成されて前記第1平坦面と回転
接触する第2平坦面とを有し、前記第1及び前記第2平
坦面のうちのいずれか一方が前記付勢手段側に設けら
れ、他方が前記接触子側に設けらるように構成すること
もできる。この様に第1平坦面と第2平坦面とを互いに
回転接触可能にすることによって、接触子が軸回りに回
転する際の平面安定性を向上させることができると共
に、軸部と軸受部とから構成される回転支持手段に比べ
て、回転軸に相当する部分の構成を短くすることができ
る。
【0013】さらに、前記回転支持手段としては、回転
中心に対して同心円状に配置された複数の軸部と、回転
中心に対して同心円状に形成され、前記軸部と嵌合する
軸受溝とを有し、前記軸部及び前記軸受溝のうちのいず
れか一方が前記付勢手段側に設けられ、他方が前記接触
子側に設けられるように構成することもできる。この様
に複数の軸部を同心円状に配置し、これらの軸部と対応
して同心円状に軸受溝を配置することによって、接触子
が軸回りに回転する際の平面安定性を向上させることが
できると共に、接触抵抗を低下させることができる。
【0014】本発明の更に他の実施形態においては、前
記付勢手段は、一方の端部が前記収納体側に固定され、
他方の端部が前記接触子側に固定されており、前記運動
変換手段は、前記収納体の内周部に形成された雌ねじ部
と、前記接触子の外周部に形成され、前記雌ねじ部と噛
み合う雄ねじ部とを有する。この様な構成を採用するこ
とによって、雌ねじ部に雄ねじ部が噛み合いながら回転
して、接触子を収納体内で移動させながら接触子を軸線
回りに回転させることができる。
【0015】さらに、前記接触子は先端部の断面形状が
多角形又は星型であることが好ましく、このような形状
に形成することによって、検査対象物の表面に形成され
た酸化被膜等の不導体層を接触子の先端形状によって削
り取ることができ、接触子と検査対象物との間の導通を
より一層図ることができる。
【0016】また、この発明に係るプローブピンは、好
適には、半導体素子用テストソケット等のコネクタや、
ウェハ又はプリント基板用のプローバ等に適用すること
ができる。この様な装置に適用することによって、半導
体ウェハ上に形成された微小なダイやパッド等に接触子
を接触させた場合に、接触子を横方向に摺動させる必要
がなくなるためダイやパッド等に大きな傷が生ずるのを
防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の好ましい実施の形態について説明する。図1はこの発
明の第1実施例に係るプローブピンの断面図、図2
(B)は図1のII−II線で切断した状態を示す断面
図をそれぞれ示している。プローブピン1は、端子への
接続用治具であり、プリント配線板の布線検査等に使用
される。プローブピン1は、図1に示すように検査対象
物に接触するピン状の接触子(プローブ針)2と、この
接触子2を収納する円筒状の収納体3と、この収納体3
内で接触子2を移動自在に付勢するばね(付勢手段)4
と、このばね4に対して接触子2を軸回りに回転自在に
支持する回転支持手段5と、検査対象物に接触子2を加
圧接触させたときに、接触子2がばね4の付勢力に対抗
して収納体3内を移動しながら軸回りに回転するよう
に、この接触子2の軸方向に沿った直線運動を軸周りの
回転運動に変換する運動変換手段6とから構成されてい
る。
【0018】接触子2の先端部2aは、鋭角な針状に形
成されておりパッド等の検査対象物と接触する。収納体
3の先端部には、接触子2の先端部2aが露出可能な開
口部3aが形成されており、収納体3の後端部には開口
部3bが形成されている。この開口部3bには台3cが
嵌め込まれ固定されている。ばね4は、一方の端部が収
納体3側の台3cに固定されており、他方の端部が回転
支持手段5側の円板5aに固定されている。ばね4は、
収納体3内に収納されており、回転支持手段5を介して
接触子2の先端部2aが開口部3aから突出する方向に
接触子2を付勢している。回転支持手段5は、ばね4の
端部に固定された台状の円板5aと、この円板5aの中
心に突設され、先端部が球状の軸部5bと、接触子2の
後端部に形成され、軸部5bと回転自在に嵌合する軸受
部5cとから構成されている。回転支持手段5は、接触
子2がばね4に対して自由に動作可能なように支持す
る。運動変換手段6は、図1及び図2に示すように、収
納体3の内周部に形成された螺旋状に切り込まれた溝部
6aと、接触子2の外周部に形成されたフランジ部6b
と、このフランジ部6bの外周部に形成され、溝部6a
に沿ってスライドする突起部6cとから構成されてい
る。螺旋状の溝部6aは、収納体3の内周面に周方向に
180度の位相差をもって2本形成されている。対する
突起部6cも、図2(A)に示すように、接触子2の回
転軸を中心に周方向に等間隔(180度間隔)で2つ形
成されている。なお、突起部6cは、図2(B)に示す
ように、フランジ部6bの外周面に溝部6aの傾斜に合
わせて斜めに設けるようにすると溝部6aとの間で滑ら
かな摺動状態を確保することができる。プローブピン1
は、真鍮等の金属で構成されており、接触子2の先端部
2a、軸部5bと軸受部5cとの接触部、溝部6aと突
起部6cとの接触部等には、耐磨耗性や接触抵抗値を考
慮して、これらの全体又は一部にNi、Au等の金属が
コーティングされている。
【0019】次に、このように構成された本実施例に係
るプローブピンの動作を説明する。接触子2の先端部2
aを検査対象物に押し付けると、接触子2がばね4の付
勢力に対抗してこのばね4を圧縮しながら軸方向に収納
体3に収納される向きに移動する。これにより突起部6
cが溝部6aに沿って下方にスライドする。軸受部5c
が軸部5bに対して回転自在に支持されているため、接
触子2は軸回りに回転しながら収納体3の方へ縮退す
る。一方、接触子2の先端部2aを検査対象物から離す
と、接触子2に押し付け力が作用しなくなる。その結
果、接触子2がばね4の付勢力を受けて、収納部3から
突出する向きに移動し、突起部6cが溝部6aに沿って
上方にスライドし、接触子2が軸回りに回転しながら上
昇する。
【0020】次に、この発明の第2実施例について説明
する。図3はこの発明の第2実施例に係るプローブピン
の回転支持手段の断面図を示している。図3に示す回転
支持手段15は、ばね4に固定された円板15aと、接
触子2の後端部に形成されたフランジ部15bとから構
成されている。円板15aには、中心に半球状の凸部1
5cと第1平坦面15dとが形成されている。フランジ
部15bには、凸部15cと回転自在に嵌合する凹部1
5eと、第1平坦面15dと回転接触する第2平坦面1
5fとが形成されており、フランジ部15bの外周部に
は突起部6cが周方向に等間隔に形成されている。この
様に第1平坦面15dと第2平坦面15fとを互いに回
転接触可能にすることによって、接触子2が軸回りに回
転する際の平面安定性を向上させることができる。ま
た、軸部と軸受部とから構成される回転支持手段に比べ
て、回転軸に相当する部分(突起15c)を短くするこ
とができる。
【0021】次に、この発明の第3実施例について説明
する。図4はこの発明の第3実施例に係るプローブピン
の回転支持手段の断面図を示している。図4に示す回転
支持手段25は、図1に示す回転支持手段5のばね4側
の軸部5bと接触子2側の軸受部5cとをそれぞれ逆側
に形成したものである。図4に示すように、接触子2の
後端部には、フランジ部25aが形成されており、この
フランジ部25aの中心に先端部が球状の軸部25bが
突設されている。一方、ばね4には円板25cが固定さ
れており、この円板25cには軸部25bと嵌合する軸
受部25dが形成されている。
【0022】次に、この発明の第4実施例について説明
する。図5はこの発明の第4実施例に係るプローブピン
の回転支持手段の構成図を示しており、図5(A)は平
面図、図5(B)は図5(A)のV−VB線で切断した
状態を示す断面図をそれぞれ示している。図5に示す回
転支持手段35は、接触子2の後端部に形成されたフラ
ンジ部35aと、ばね4の端部に固定された円板35b
とから構成されている。フランジ部35aには、回転中
心に対して同心円状に先端部が球状の軸部35cが複数
配置されており、図5(A)に示すように回転中心に1
本の軸部35cが形成され、この回転中心に対して同心
円状に周方向の等間隔(90度間隔)に4本の軸部35
cが形成されている。また、フランジ部35aの外周部
には周方向に等間隔(180度間隔)で突起部6cが2
つ形成されている。一方、円板35bには、フランジ部
35a側の回転中心に形成された1本の軸部35cが嵌
合する軸受部35dと、フランジ部35a側の同心円状
に形成された4本の軸部35cがスライド自在に嵌合す
る軸受用の環状溝35eとが形成されている。この様に
複数の軸部35cを同心円状に配置し、これらの軸部3
5cと対応して同心円状に軸受用の環状溝35eを配置
することによって、接触子2が軸回りに回転する際の平
面安定性を向上させることができると共に、接触抵抗を
低下させることができる。
【0023】次に、この発明の第5実施例について説明
する。図6はこの発明の第5実施例に係るプローブピン
の運動変換手段の断面図を示しており、図6(A)は突
起部を4つ形成した場合の断面図、図6(B)は突起部
を3つ形成した場合の断面図をそれぞれ示している。図
6(A)に示す運動変換手段16には、接触子2の後端
部に形成されたフランジ部16bの外周部に、このフラ
ンジ部16bの回転中心に対して90度間隔で突起部1
6cが4つ形成されており、これらの突起部16cが溝
部16aに沿ってスライドする。また、図6(B)に示
す運動変換手段26には、接触子2の後端部に形成され
たフランジ部26bの外周部に、このフランジ部26b
の回転中心に対して120度間隔で突起部26cが3つ
形成されており、これらの突起部26cが溝部26aに
沿ってスライドする。このように、運動変換手段を構成
する突起部を3つ以上形成することにより、平面安定性
が更に増し、接触子2の安定した回転運動を得ることが
できる。
【0024】次に、この発明の第6実施例について説明
する。図7はこの発明の第6実施例に係るプローブピン
の断面図を示している。なお、図1に示す部材と同一の
部材は、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。図
7に示すプローブピン11は、運度変換手段36を構成
する螺旋状の突条36aが収納体3の内周部に形成され
ており、接触子2のフランジ部36bの外周部に形成さ
れた突起部36cがこの突条36aに沿ってスライドす
る。
【0025】次に、この発明の第7実施例について説明
する。図8はこの発明の第7実施例に係るプローブピン
の断面図を示している。なお、図1に示す部材と同一の
部材は、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。図
8に示すプローブピン21は、運動変換手段46を構成
する雌ねじ部46aが収納体3の内周部に形成されてお
り、この雌ねじ部46aと噛み合う雄ねじ部46bが接
触子2の外周部に形成されている。このプローブピン2
1では、接触子2の先端部2aを検査対象物に押し付け
ると、雄ねじ部46bが雌ねじ部46aと噛み合いなが
ら回転するため、接触子2が回転支持手段47を介して
軸回りに回転しながら上下方向に移動する。
【0026】次に、この発明の第8実施例について説明
する。図9はこの発明の第8実施例に係るプローブピン
の接触子の先端部を示しており、図9(A)は先端部の
形状を多角柱にした場合の平面図、図9(B)は先端部
の形状を多角柱にした場合の正面図、図9(C)は先端
部の形状を星型にした場合の平面図、図9(D)は先端
部の形状を星型にした場合の正面図をそれぞれ示してい
る。図9(A),(B)に示す接触子12の先端部12
aは、横断面の断面形状が四角形状(多角形状)に形成
されており、図9(C),(D)に示す接触子22の先
端部22aは、横断面の断面形状が星型に形成されてい
る。このような形状に形成することによって、検査対象
物の表面に形成された酸化被膜等の不導体層を接触子の
先端形状によって削り取ることができ、接触子と検査対
象物との間の導通をより一層図ることができる。
【0027】この発明は、以上説明した実施例に限定す
るものではなく、種々の変形又は変更が可能である。例
えば、図3に示す凸部15cを接触子2側に形成し、凹
部15eをばね4側に形成してもよいし、図5に示す複
数の軸部35cをばね4側に形成し、環状溝35e及び
軸受35dを接触子2側に形成してもよい。また、図1
〜図7に示す突起部6c,16c,26c,36c、溝
部6a,16a,26a、突条36aの数はこの実施例
に限定するものではなく任意の個数に設定することがで
きる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による
と、検査対象物に接触子を加圧接触させたときに、この
接触子が付勢手段の付勢力に対抗して収納体内を移動し
ながら軸回りに回転するので、接触子と検査対象物とを
安定して接続させ、確実な導通を図ることができると共
に、これらの間でより一層低い接続抵抗値を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例に係るプローブピンの
断面図である。
【図2】 図1のII−II線で切断した状態を示す断
面図(A)及び運動変換手段の側面図(B)である。
【図3】 この発明の第2実施例に係るプローブピンの
回転支持手段の断面図である。
【図4】 この発明の第3実施例に係るプローブピンの
回転支持手段の断面図である。
【図5】 この発明の第4実施例に係るプローブピンの
回転支持手段の構成図を示し、(A)は平面図、(B)
は(A)のV−VB線で切断した状態を示す断面図であ
る。
【図6】 この発明の第5実施例に係るプローブピンの
運動変換手段の断面図を示し、(A)は突起部を4つ形
成した場合の断面図、(B)は突起部を3つ形成した場
合の断面図である。
【図7】 この発明の第6実施例に係るプローブピンの
断面図である。
【図8】 この発明の第7実施例に係るプローブピンの
断面図である。
【図9】 この発明の第8実施例に係るプローブピンの
接触子の先端部を示し、(A)は先端部の形状を多角柱
にした場合の平面図、(B)は先端部の形状を多角柱に
した場合の正面図、(C)は先端部の形状を星型にした
場合の平面図、(D)は先端部の形状を星型にした場合
の正面図である。
【図10】 従来のプローブピンの断面図である。
【図11】 従来のウェハプロ−バの概略図である。
【図12】 従来のウェハプローバの動作を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1,11,21,101…プローブピン、2,12,2
2,102…接触子、2a,12a,22a…先端部、
3,103…収納体、4,104…ばね、5,15,2
5…回転支持手段、5a,15a,25c,35b…円
板、5b,25b,35c…軸部、5c,25d,35
d,35e…軸受部、15b,25a,35a…フラン
ジ部、15c…凸部、15d…第1平坦面、15e…凹
部、15f…第2平坦面、6,16,26,36,46
…運動変換手段、6a,16a,26a…溝部、6b,
16b,26b,36b…フランジ部、6c,16c,
26c,36c…突起部,36a…突条、46a…雌ね
じ部、46b…雄ねじ部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物に先端が接触するピン状の接
    触子と、 この接触子の先端が外部に露出した状態で前記接触子を
    収納する収納体と、 この収納体内で前記接触子を軸回りに回転自在に支持す
    る回転支持手段と、 前記収納体内で前記回転支持手段を介して前記接触子を
    前記収納体から突出する向きに付勢する付勢手段と、 前記接触子の軸方向の直線運動を軸周りの回転運動に変
    換する運動変換手段とを備えてなることを特徴とするプ
    ローブピン。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段は、一方の端部が前記収納
    体側に固定され、他方の端部が前記回転支持手段側に固
    定されており、 前記運動変換手段は、 前記収納体の内周部に形成された螺旋状の溝部と、 前記接触子の外周部に形成され、前記溝部に沿って移動
    する突起部とを有することを特徴とする請求項1記載の
    プローブピン。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、一方の端部が前記収納
    体側に固定され、他方の端部が前記回転支持手段側に固
    定されており、 前記運動変換手段は、 前記収納体の内周部に形成された螺旋状の突条と、 前記接触子の外周部に形成され、前記突条に沿って移動
    する突起部とを有することを特徴とする請求項1記載の
    プローブピン。
  4. 【請求項4】 前記突起部は前記接触子の回転軸に対し
    て周方向に等間隔に複数配置されていることを特徴とす
    る請求項2又は3記載のプローブピン。
  5. 【請求項5】 前記回転支持手段は、軸部とこの軸部に
    回転自在に嵌合する軸受部とを有し、 前記軸部及び前記軸受部は、いずれか一方が前記付勢手
    段側に設けられ、他方が前記接触子側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のプ
    ローブピン。
  6. 【請求項6】 前記回転支持手段は、 中心に凸部を有する第1平坦面と、 前記凸部と回転自在に嵌合する凹部が形成されて前記第
    1平坦面と回転接触する第2平坦面とを有し、 前記第1及び前記第2平坦面は、いずれか一方が前記付
    勢手段側に設けられ、他方が前記接触子側に設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載
    のプローブピン。
  7. 【請求項7】 前記回転支持手段は、 回転中心に対して同心円状に配置された複数の軸部と、 回転中心に対して同心円状に形成され、前記軸部と嵌合
    する軸受溝とを有し、 前記軸部及び前記軸受溝は、いずれか一方が前記付勢手
    段側に設けられ、他方が前記接触子側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のプ
    ローブピン。
  8. 【請求項8】 前記付勢手段は、一方の端部が前記収納
    体側に固定され、他方の端部が前記接触子側に固定され
    ており、 前記運動変換手段は、 前記収納体の内周部に形成された雌ねじ部と、 前記接触子の外周部に形成され、前記雌ねじ部と噛み合
    う雄ねじ部とを有することを特徴とする請求項1記載の
    プローブピン。
  9. 【請求項9】 前記接触子は先端部の断面形状が多角形
    又は星型であることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    か1項記載のプローブピン。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項記載のプ
    ローブピンを備えたコネクタ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれか1項記載のプ
    ローブピンを備えたプローバ。
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