JPS6031140Y2 - 多段切換スイツチ - Google Patents

多段切換スイツチ

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JPS6031140Y2
JPS6031140Y2 JP10508179U JP10508179U JPS6031140Y2 JP S6031140 Y2 JPS6031140 Y2 JP S6031140Y2 JP 10508179 U JP10508179 U JP 10508179U JP 10508179 U JP10508179 U JP 10508179U JP S6031140 Y2 JPS6031140 Y2 JP S6031140Y2
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孝 鈴木
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株式会社小糸製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な多段切換スイッチに関し、特に、多段切
換えと同時に多段切換え操作の操作方向により負荷に与
えられる電流の方向をも切換えることを可能にして操作
性を良好にすると共に、構造が簡単で且つコンパクトな
多段切換スイッチを提供しようとするものである。
機器を制御する場合、複数の停止位置のうちの任意の箇
所まで機器を動かす等多段階の制御をする必要がある場
合は多々ある。
又、ある停止位置から別の停止位置まで移動させる場合
、その運動方向を転換することが必要となることもある
第1図は、そのような複数の停止位置を選択し且つ運動
方向を変換させる制御をする場合の一つの装置の例を示
すものである。
Mは直流モータで、これによりある機器を動かすもので
ある。
aは回転板でモータMの回動に応じて回転されるように
なっている。
この回転板a上にはドーナツ状の導体すが形成されてお
り、そして、この導体部すはこれを半径方向に横切る絶
縁帯Cによって不連続とされている。
d□〜屯は導体部すと接触するように同一円周上に略等
間隔を隔てて配置された接触子、eはこれら接触子dと
離れた位置で導体部すと接触している接触子で、この接
触子eは前記モータMの整流子片の一方と接続されてい
る。
fは多段切換スイッチで、複数の切換接、蝕t 〜g4
と一つ共通接点りとを有し、共通接点りは橋絡片iによ
り切換接点g□〜&の任意の一つと選択的に接続される
ようになっており、又、切換接点g□〜g、は前記接触
子digd4のうちそれぞれ付加符号の同じものと接続
されている。
jは2極双投スイツチで、2つの可動接触子に□、に2
はそれぞれ電源lの別々の極に接続されている。
2極スイツチjの一方の対の固定接点m1. rr12
の一方m1はモータMの整流子片の他方と接続され、他
方m2は多段切換スイッチfの共通接点りと接続されて
いる。
又、他方の対の固定接点n1* n2の一方n1は多段
切換スイッチfの共通接点りと接続され、他方島はモー
タMの整流子片の他方と接続されている。
しかして、この第1図に装置において、第1図の状態で
は、多段切換スイッチfの共通接点りと橋絡されている
切換接点らが接続されている接点へは絶縁帯Cと接触し
ている状態にあるためモータMへの電源供給回路はここ
で開放されているためモータMは回転しない。
そして、尚、双投スイッチjにおいて可動接触子に□、
に2が固定接点n1゜へ側に投入されているとき(第1
図の状態)にはモータMへの電源供給回路が閉成される
と、モータMは正転し回転板aは実線aの方向へ回転さ
れるものとする。
今、第1図の状態からスイッチfの橋絡片iを動かして
共通点りと切換接、叡□とを接続すると、電源1→可動
接触子に1→固固定点n□→共通接点h→橋絡部材i→
切換接点g□→接触子dニー導体部b→接触子e→モー
タM→固定接点n2→可動接触子に2→電源1なる回路
が閉成され、モータMは、回転板aが実線矢印の方向へ
かつ絶縁帯Cが接触子d1と接触するまで、回転されて
止まる。
そして、この状態から、絶縁帯Cが鳴〜d、のうちの一
つと接触する位置まで回転板aを回転させようとする場
合、dlと接触している位置が実線矢印方向への回許容
限界だとすると、単に多段切換スイッチfの橋絡片iを
切換接点gz9g、の−に接触させただけでは、回路そ
のものが閉成されても双投スイッチjが切換わっていな
いものでモータMにはこれを正転させる方向の電流が供
給される。
従って、更に双投スイッチjを切換えて、その可動接触
子に1.に2を固定接点m、、m2側へ切換えてモータ
Mが点線矢印の方向へ回転するようにしてやらなければ
ならない。
このように、第1図に示すような装置においては、多段
切換スイッチfを切換えるだけでなく、モータMの回転
方向を変える場合には正負切換スイッチとしての2極双
投スイツチjも切換えてやらねばならず、その切換作業
がきわめて煩わしい。
更に、単に切換作業が煩わしいのみならず、正転限界あ
るいは逆転限界にあるときに正負切換スイッチjの切換
えを怠ると、モータMに過負荷が加わり焼損するような
おそれもある。
そこで、本考案は、多段切換えと同時に多段切換え操作
の方向により負荷に与えられる電流の方向をも切換える
ことを可能にして操作性を良好にすると共に、構造が簡
単で且つコンパクトである新規な多段切換スイッチを提
供しようとするもので、ケース内で回転自在に支持され
少なくとも一端がケース外に突出されたローターを設け
、ケース内において多段切換プリント面と正負切換プリ
ント面とを背中合めせに且つケースの軸と垂直なるよう
にケースに対して固定配置し、ローターとの間に働く摩
擦力にって一定角度の範囲で回動し且つ正負切換プリン
ト面と対向した部分を有する正負切換体を設け、正負切
換体が一定角度以上回動するとローターと正負切換体と
の摩擦部分がスリップするようにし、正負切換体には正
負切換プリント面に対して弾接する正負切換接点を設け
、正負切換体の2つの回動限界点において負荷に供給さ
れる電流方向が変換されるように正負切換接点によるプ
リント面上の接点の接続関係が切換わるようにし、多段
切換プリント面には複数の多段切換接点と一つの共通点
とを設け、ローターには導電材から成る橋絡片を固定し
、この橋絡片刃釦−ターの回転に応じて共通接点と多段
切換接点のうちの任意に選択されたーとの間を短絡する
ようにしたことを特徴とする。
以下に本考案の詳細を添付図面にした実施例に従って説
明する。
1はケース、2は下ケースでこの2つケース1.2の間
に多段切換プリント板3と正負切換プリント板4とがサ
ンドインチ状に配置されて、この状態で上記各部材1,
2.3及び4が固定され。
5はローターで上ケース1と下ケース2との間で回転自
在に支持され、且つその上端は上ケース1から上方へ突
出され、その突出端には操作ノブ6が固着されている。
下ケース2の中央部には円形の凹部7が形成されており
、又、この円形凹部7の外側に接して扇形の凹部8が形
成されており、そして、この2つの凹部7,8は連続し
ている。
9は扇形凹部8の外側を限定している壁の上面を前記正
負切換プリント板4の厚みに相当する分だけ取り除いて
形成された載置部で、この載置部9の両側を限定する面
と前記扇形凹部8の両側を限定する面10,10’とは
それぞれ半径方向に延びる同一の線上にある。
11は正負切換体で、前記扇形凹部8内に載置された該
凹部8より稍小さい扇形部12と前記円形凹部7内に配
置され該凹部7より稍小さい円形部13とが一体に形成
されて戒る。
円形部13の中心部には孔14が形成されており、この
孔14にローター5の下端部が挿通され、これによって
、正負切換体11はローター5の下端部を中心として回
動自在にされている。
又、円形部13の上面には放射状に溝15.15・・・
・・・が形成されている。
ローター5の下端部には径が正負切換体11の円形部1
3の径と略同じで稍肉の厚いフランジ16が形成されて
いる。
このフランジ16には略18「C離間した位置に下面に
開口した凹孔17,17が形成されており、そしてこの
凹孔17,17内に押圧体18゜18が内装されており
、更に、この押圧体18゜18と凹孔17,17の奥と
の間にコイルスプリング19.19が圧縮界挿されてお
り、これによって、押圧体18,18が正負切換体11
の円形部13の上面に弾接するようになっている。
20.20・・・・・・はローター5のフランジ16外
周面の略半周部分に亘って形成された■字形の保合溝で
、これら係合溝20,20・・・・・・の形成位置に対
応して上ケース2にロータ一対向面及び上方に開口する
凹溝21が形成されており、下ケース2の上に多段切換
プリント板3が積重されると、凹溝21の上面が塞がれ
て凹孔となるようにされている。
この凹溝21内には保合ピン22がスライド自在に内装
されており、そして該係合ピン22と凹溝21の奥面と
の間にコイルスプリング23が圧縮状に介挿されており
、これによって、保合ピン22の先端力釦−ター5のフ
ランジ16外周面に弾接されるようになっている。
しかして、ローター5を回転させると、ローター5の保
合溝20と係合している係合ピン22はその先端が係合
溝20の傾斜面をせって行きそしてスプリング23が圧
縮されるため凹溝21内に押し込まれる。
そして、保合ピン22の先端が隣接する係合溝20との
境を乗り越えてからローター5に与えていた回転力を取
り際けば、圧縮によって蓄えられているコイルスプリン
グ23の弾発力が作用して、係合ピン22の先端が係合
溝20と完全に係合した状態でローター5の回転が停ま
り、クリックストップされるようになっている。
又、ローター5を回転すると、ローター5に装置された
押圧体18.18が正負切換体11の円形部13上面と
圧接されているため、両者間に働く摩擦力によって正負
切換体11が扇形凹部8の回動方向側面10又は10′
に突き当るまで回動される。
正負切換体11がその回動方向側の扇形凹部8側面10
又は10′に突き当ると、それによる回動阻止力が円形
部13と押圧体18,18との間に働いている摩擦力に
打ち勝つため、それ以上ローター5が回転しても、ロー
ター5の押圧体1B、1Bはコイルスプリングの圧縮に
よって放射状の溝15゜15・・・・・・間の突条を乗
り越えてスリップ状となるようになっている。
正負切換プリント板4は略扇形の絶縁体から成る基板2
4とこの基板24の下面に付与された5つの接点25と
から威る。
基板24は下ケース2に形成された載置部9上に載置さ
れるもので、扇形凹部8の上面を完全に覆うと共にその
外周縁が載置部9の外縁から突出されるような大きさに
形成されている。
正負切換体11の扇形部12に1ま局方向に並んで2つ
の凹孔26,26’が上面に開口するように形成され、
該凹孔26,26’内にそれぞれ正負切換接点27.2
7’が上下方向にスライド自在に挿入され、そして、こ
の正負切換接点27.27’はコイルスプリング、28
゜28′によって上方へ弾発されている。
又、各正負切換接点27.27’には上方へ突出した小
さな突起29,29.29’、29’が周方向に隔って
形成されている。
基板24の下面に形成される5つの接点25□〜25.
は帯状を為しており、放射状に且つ等間隔を離して配置
され、その外端は基板24外縁部まで達して外部へ露出
している。
更に、接点251〜25゜のうち両側の接点251と2
55とは連結部30によって連結され、電気的には一体
のものとなっている。
更に又、基板24上の各接点25□〜255の間隔は正
負切換接点27.27’に対応した位置で小突起29と
29間及び29′と29′間の間隔と等しくなるように
なされている。
そして、正負切換体11はローター5の回転に伴って扇
形凹部8の両側面10.10’に突き当るまでの範囲内
で回動され、そしてその、回動限界位置は第6図に示す
正負切換接点27.27’の実線位置と2点鎖線位置と
によって示されるようなものになっている。
多段切換プリント板3は略環状の絶縁体から成る基板3
1とこの基板31の上面に付与された4つの多段切換接
点321〜32.と一つの共通接点33とから戒る。
そして、各接点321〜32、及び33はそれぞれ帯状
を為しており、放射状に且つ等間隔を隔てて配置され、
更に共通接点33の内端は多段切換接点32□〜32.
の内端と基板31の内端とので弧状に配置された弧状部
分34を有する。
又、基板31にはケース1の外縁より突出す部分が有り
、前記各多段切換接点321〜32.及び33の外端は
該突出部分の外端縁まで達するように形成されており、
従って、各接点321〜32.及び33の外端は外部へ
露出することとなる。
35は導電材料から成る橋絡片であり、平面形状でコ字
状を為してわり、その基部がローター5のフランジ16
上面に固定され、そして、そ2つの長い舌片36,36
’が多段切換プリント板3の方へ向って延びている。
そして、橋絡片35の2つ長い舌片36,36’はその
一方36が他方より長く形成されていて、長い舌片36
が切換接点321〜32.のうちの一つと接し、又、長
い舌片36′が共通接点33の弧状部分34を摺接する
ようにされている。
しかして、上記の如き多段切換スイッチは例えば以下の
ようにして使用される。
多段切換プリント板3及び正負切換プリント板4にはそ
れぞれケース1,2から突出した部分があり、該突出し
た部分においてそれぞれ各接点の外端が露出しているた
めこれらの露出部分がターミナルとして利用される。
そして、この多段切換スイッチを例えば第1図に示した
ような装置に多段スイッチf及び正負切換スイッチjに
替えて使用する場合は次のようになる。
多段切換接点321〜32.はそれぞれ接触子d1〜d
4の付加符号が一致するものと互いに接続する。
そして、正負切換プリント板4の接点251 (又は2
55)と253との間に電源を接続し、接点25□をモ
ータMの接触子eと接続された整流子片と別の整流子片
に、又接点254は多段切換プリント板3の共通接点3
3と接続する。
そして、今、多段切換プリント板3と橋絡片35との関
係及び正負切換プリント板4と正負切換接点27.27
’との関係がそれぞれ第8図及び第6図に示された状態
だとすると、橋絡片35によって共通接点33と橋絡さ
れている接点32゜と接続されている接触子へは、絶縁
帯Cと接触子しているためモータM駆動回路は開かれて
おり、モータMは回転をしない。
この状態からローター5を右回り(第8図に実線矢印で
示す方向。
第6図は下面から見た図であるため紙面に向って見ると
反対方向になるが、同じく実線矢印で示しである。
)の方向に橋絡片35の長い舌片36が接点32□と接
触するまで回転する。
すると、正負切換体11は押圧体18゜18と円形部1
3上面との間に摩擦力によって同じ方向への回転力を受
けるが、その右端が扇形凹部8の右側の側面10′と突
接した状態であるため、それ以上右方に回動することが
できず、従って、ローター5の押圧体1B31Bは円形
部13の上面を辷ってしまい、正負切換接点27,27
′と正負切換プリント板4との位置関係は第6図の実線
で示す状態のままである。
依って、電源l→正負切換プリント板の接点253→正
負切換接点27′→接点25゜→多段切換プリント板の
共通接点33→弧状部分34→橋絡片35−切換接点3
21→接触子d□→導体部b→接触子e→モータM→正
負切換プリント板の接点25□→正負切換接点27→接
点25□ (又は255))→電源1なる回路が閉成さ
れ、モータMは回転板aを第1図の実線矢印の方向へ回
転させる方向に回転され、そして、回転板a上の絶縁帯
Cが接触−Fdlの箇所まで来て回路が開放されるとモ
ータMが停止する。
又、第8図の状態からローター5を点線矢印の方向へ回
転したらどうなるであろうか。
例えば、橋絡片35の舌片36が切換接点32.と接触
するまで回転したとす。
すると、正負切換体11も摩擦による回転力を受け、正
負切換接点27,27′は第6図に点線矢印で示す方向
へ移動する。
そして、橋絡片35の長い舌片36が切換接点323と
接触した時点で正負切換接点27.27’は第6図に2
点鎖線で示す状態となり、そして、正負切換体11の扇
形部12の左端扇形凹部8の左側の側面と突接し、従っ
て、ローター5の押圧体18,18と正負切換体11の
円形部13上面とはスリップする。
そして、ローター5は橋絡片35の舌片36が接点32
.と接触するまで回転する。
しかして、電源1→正負切換プリント板の接点253→
正負切換接点27→接点252→モータM→接触子e→
回転板の導体部b→接触刊。
→多段切換プリント板の切換接点324−橋絡片35→
共通接点33→正負切換プリント板の接点25、→正負
切換接点27′−接点251 (又は255)−電源な
る1回路が閉成され、モータMは回転板aを第1図に点
線矢印の方向へ回転させる方向に且つ回転板a上の絶縁
体Cが接触刊、と接触するまで回転される。
以上に記載したように、本考案多段切換スイッチにおい
ては、多段切換操作をするためのローターと正負切換体
との間に摩擦力が働くようにし、この摩擦力により予め
定められた限界界点まで正負切換体を回動させ、これに
よってこの正負切換体に設けられた正負切換接点による
正負切換プリント面上の接点の接続関係が切換わるよう
にして負荷に供給される電源の方向を切換えるようにし
たので、多段切換操作と同時に正負切換操作も行なわれ
ることとなり、操作性が極めて良好ととなると共に、正
負切換操作を怠るおそれもなくなる。
又、本考案においては、ローターが回転自在に支持され
れたケース内において多段切換のための接点群を有する
多段切換プリントと正負切換のための接点群を有する正
負切換プリント面とを背中合わせに設けたため、その構
造がきわめて簡単且つコンパクトであるという利点も有
する。
尚、図示実施例においては、多段切換プリント板3と正
負切換プリント板4とはそれぞれ別の基板に設けられて
いるが、これを一枚の基板の表裏に形成するようにして
も良い。
尚、ローターに設けられた正負切換体の円形部に弾接さ
れる押圧体には種々の変形例が考えられるが、そのうち
いくつかについて以下に述べる。
第10図及び第11図に示したものは前記実施例におけ
る押圧体を相変形したものである。
ローター5′の下方部に形成された厚肉のフランジ16
′の下面には大きな円形孔37が形成されている。
38は柄状状の押圧体で底板39の中央には挿通孔40
が形成されている。
そして、このように形成された押圧体38をローター5
′のフランジ16′の円形孔37内に開口部が上を向く
ように摺動自在に挿入し、更に、この押圧体38とフラ
ンジ16′の円形孔37との間にコイルスプリング41
を圧縮介挿する。
これによって、押圧体38はコイルスプリング41の弾
圧力によって正負切換体11の円形部13上面に弾接さ
れる。
押圧体をこのように構成することによっても、ローター
5′の回転を押圧体38と円形部13との間の摩擦力を
介して正負切換体11に伝え、又該回動力を阻止する大
きな力が生じた場に、押圧体38と円形部13との間を
スリップせるようにすることができる。
第12図及び第13図は押圧体の別の実施例を示すもの
である。
42が押圧体であり、ばね弾性を有す金属板から戒る。
押圧体42は中央部43から放射状に脚片44,44・
・・・・・が一体に形成されて戒り、中央部43には角
孔45が形成されている。
脚片44,44・・・・・・は湾曲状に垂下されており
、その先端は略水平に曲折されて足片46゜46、・・
・・・・とされている。
そして、足片46,46、・・・・・・には下方へ向っ
て突出された小さな突起47.47.・・・・・・が形
成されている。
ローター5″の下端から稍上方には角柱部48が形成さ
れ、この角柱部48に押圧体42の角孔45が外嵌され
、そして、ローター5″の下端部が正負切換体11′の
円形部13の中央に形成された孔14に挿通され、この
状態で押圧体42の脚片44.44.・・・・・・は稍
上方へ撓み弾発力が蓄えられる。
そして、正負切換体11′の円形部13上面には押圧体
42の足片46,46.・・・・・・に形成された小突
起47.47.・・・・・・が嵌まり込む多数の浅い凹
点49,49.・・・・・・が一定間隔置きに形成され
ている。
しかして、押圧体42の脚片44゜44、・・・・・・
にそれが上方へ撓むことによって畜えられた弾発力によ
って足片46,46.・・・・・・が正負切換体11′
の円形部13上面に弾接され、更に、足片446,46
.・・・・・・の小突起47,47、・・・・・・が円
形部13の凹点49,49.・・・・・・と係合して、
これによって押圧体42と正負切換体11′と間に摩擦
力が働く。
そして、ローター5″が回転され、一方正負切換体11
′にはその回動を阻止する力が働いた場合には、押圧体
42の脚片44,44.・・・・・・が上方へ撓んで足
片46゜46、・・・・・・の小突起47,47.・・
・・・・が凹点49.49.・・・・・・から外れロー
ター5″だけが回転することとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は多段切換えを必要とする場合の例を示す回路図
、第2図乃至第9図は本考案多段切換スイッチの実施の
一例を示し、第2図は一部を断面で示す側面図、第3図
は上ケース、ローター及び多段切換プリント板を取り除
いて示す平面図、第4図はローターと正負切換体との関
係を示す縦断面図、第5図は正負切換プリント板の底面
図、第6図は正負切換プリント板と正負切換接点との関
係及び各接点の接続例を示す図、第7図は全体の底面図
、第8図は上ケースを取り除きローターを切断して見せ
る平面図、第9図は全体の平面図、第10図及び第11
図は押圧体の変形例を示し、第10図は要部の縦断面図
、第11図は要部の分解斜視図、第12図及び第13図
は押圧体の更に別の変形例を示し、第12図は要部の縦
断面図、第13図は要部の分解斜視図である。 符号の説明、1,2・・・・・・ケース、3・・・・・
・多段切換プリント板、4・・・・・・正負切換プリン
ト板、5゜5′、5“・・・・・田−ター 7,8・・
・・・・凹部、11゜11′・・・・・・正負切換体、
18・・・・・・押圧体、27゜27′・・・・・・正
負切換接点、32・・・・・・多段切換接点、33・・
・・・・共通接点、35・・・・・・橋絡片、36・・
・・・・長い舌片、36′・・・・・・短い舌片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケース内で回転自在に支持され少なとも一端がケー
    ス外に突出されたローターを設け、ケース内において多
    段切換プリント面と正負切換プリント面とを背中合わせ
    に且つローターの軸と垂直なるようにケースに対して固
    定的に配置し、ローターとの間に働く摩擦力によって一
    定角度の範囲で回動し且つ正負切換プリント面と対向し
    た部分を正負切換体を設け、正負切換体が一定角度以上
    回動するとローターと正負切換体との摩擦部分がスリッ
    プするようにし、正負切換体には正負切換プリント面に
    対して弾接する正負切換接点を設け、正負切換体の2つ
    の回動限界点において負荷に供給される電流方向が変換
    されるように正負切換接点によるプリント面上の接点の
    接続関係が切換わるようにし、多段切換プリント面には
    複数の多段切換接点と一つの共通点とを設け、ローター
    には導電材から成る橋絡片を固定し、この橋絡片がロー
    ターの回転に応じて共通接点と多段切換接点のうちの任
    意に選択されたーとの間を短絡するよにしたことを特徴
    とする多段切換スイッチ。 2 正負切換体はケースに形成された凹部内に収納され
    ており、該凹部の広さによって正負切換体の回動角度が
    限定されており、又、ローターには押圧体が設けられ、
    該押圧体が正負切換体の一部に弾発的に接触するように
    されたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の多段切換スイッチ。 3 正負切換プリント面には5つの帯状接点が互いに等
    間隔を空けて放射状状に配置され且つ両側に配置された
    接点が互いに接続されていると共に、正負切換接点は正
    負切換体の回動方向に沿って2つ形成され、各正負切換
    接点は隣接する2つの帯状接点を短絡する大きさに形成
    され、正負切換体の一方の回動限界において一方の正負
    切換接点が一方の帯状接点とそれに隣接する帯状接点を
    短絡し且つ他方の正負切換接点が他方の端から2番目の
    帯状接点と中央の帯状接点とを短絡し、正負切換体の他
    方の回動限界において一方の正負切換接点が一方の端か
    ら2番目の帯状接点と中央の帯状接点とを短絡し且つ他
    方の正負切換接点が他方の帯状接点とそれに隣接する帯
    状接点とを短絡するようにしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の多段切換スイ
    ッチ 4 多段切換プリント面には帯状で且つ放射状に等間隔
    を空けて配置された複数の多段切換接点と多段切換接点
    より内側に配置された弧状の共通接点とが設けられ、橋
    絡片には2つの長さが異る舌片が設けられ、短かい舌片
    が常に共通接点と接触され、長い方の舌片が複数の多段
    切換接点のうちの−と選択的に接触されるようにしたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項、第2項
    又は第3項記載の多段切換スイッチ。 5 各プリント面上の接点をケース外にまで導出し、そ
    の導出端をターミナルとしたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項、第2項、第3項又は第4項記載
    の多段切換スイッチ。
JP10508179U 1979-07-30 1979-07-30 多段切換スイツチ Expired JPS6031140Y2 (ja)

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JPS59132123U (ja) * 1983-02-23 1984-09-04 原田工業株式会社 電動伸縮アンテナ用リミツトスイツチ

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