JP2002202245A - 金属管用ボールテスト装置 - Google Patents
金属管用ボールテスト装置Info
- Publication number
- JP2002202245A JP2002202245A JP2000399697A JP2000399697A JP2002202245A JP 2002202245 A JP2002202245 A JP 2002202245A JP 2000399697 A JP2000399697 A JP 2000399697A JP 2000399697 A JP2000399697 A JP 2000399697A JP 2002202245 A JP2002202245 A JP 2002202245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- stopper
- metal tube
- ball
- sphere
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
ールテストを行う場合、そのバリの影響なく、実質的な
管端からの位置を正確に規制し、ボールテスト用の球体
を位置させることを課題とする。 【解決手段】金属管３表面に一定深さの窪みを付けるた
めの球体１と、該球体を表面に突出支持する支持体２
と、該支持体２に支持された前記球体１による一定窪み
を形成させるため前記金属管３と球体１とを圧接する加
圧装置８と、前記金属管３の管端面３ａに接して前記球
体に対する金属管３の軸方向位置決めを行うストッパ１
６とを備えてなり、前記ストッパ１６の管端面３ａに対
する接触縁１６ａがナイフエッジ状とされ、かつ該接触
縁１６ａの延在方向が前記加圧装置の駆動方向に沿うよ
うに固定されてなる。
Description
テスト装置に関する。
材質検査方法として、図５に示すように鋼鉄製の球体１
を支持体２の表面２ａに突出させて支持し、この球体１
を支持盤８ａで支持した金属管３内表面３ａに、図６に
示すように油圧シリンダ８を作動させて圧接することに
より一定深さの窪み４を作り、この時にあらわれる管表
面の状態を見て材質の合否を判断するボールテストが考
えられる。
鉄管などの金属管の引張強さと伸びが材質規格を満足し
ている場合は窪み４ができるだけであるが、引張強さと
伸びが材質規格を満足していない場合は窪み４部分に割
れ（図示せず）が発生することで材質の合否を判定する
ものである。
期そうとすれば、球体１の窪みをどの管についても一定
の位置に設ける必要がある。例えば、金属管の管端から
奥まった管内位置では、同じ深さの窪みでも割れなどの
現象は出にくく、逆に管端に近い位置では割れが出やす
くなるため、測定結果の精度を良くするには、管端から
窪みをつける位置までの距離をどの管に対しても一定と
する必要がある。
位置を規制するためのストッパ５が設けられる。
に供される金属管３は、鋳造直後のものであるから図７
に示すように管端３ｂにはバリ３ｃがそのまま残ってい
る場合があり、図７に示すように、このバリ３ｃがスト
ッパ面５ａに当接するので、管端３ｂの正確な位置が出
せず、窪み４を形成する位置に誤差を生じさせる原因と
なる。
ｃの延出距離Ｓは通常５ミリ前後に達するので、窪みを
設ける位置の誤差を、小さくするのは困難となる問題が
あった。
でバリが残ったままの金属管であっても、そのバリの影
響なく、実質的な管端からの球体の圧接位置を正確に規
制することを課題としてなされたものである。
請求項１の金属管用ボールテスト装置は、金属管表面に
一定深さの窪みを付けるための球体と、該球体を表面に
突出支持する支持体と、該支持体に支持された前記球体
による一定窪みを形成させるため前記金属管と球体とを
圧接させる加圧装置と、前記金属管の管端面に接して前
記球体に対する金属管の軸方向位置決めを行うストッパ
とを備えてなり、前記ストッパの管端面に対する接触縁
がナイフエッジ状とされ、かつ該接触縁の延在方向が前
記加圧装置の駆動方向に沿うようにされてなるものであ
る。
ッパーは、ナイフエッジ状の接触縁を管端に対面させる
こととなる。一方、バリは金属管の実質的な金属部分に
比べて強度が弱いので、管をストッパに衝突させれば、
バリ部分は応力集中により容易に破壊されて、十分な強
度を有する実質的な管端までストッパは食い込んで行
く。
って、実質的な管端の位置決めができ、もって正確なボ
ールテスト結果が得られるのである。
る金属管用ボールテスト装置を説明する。図１は、この
発明の実施の形態である金属管用ボールテスト装置１０
の正面図、図２はストッパ部分の拡大図、図３はストッ
パ部分の作動状態を示す要部拡大斜視図である。
する管基盤１０ａと金属管３にボールの窪みを形成する
球体１や支持体２、油圧シリンダ８などを支持する装置
基盤１０ｂとを有する。
台１１、１１が立設され、この上に金属管３がほぼ水平
姿勢で横置されるようにされている。装置基盤１０ｂの
上面には、ガイドレール１２が設けられ、このガイドレ
ール１２上に基枠５が金属管３に対し矢印で示すように
遠近方向へ調節移動可能に支持されている。
は、垂直方向のガイドレール１４が設けられ、支持体
２、油圧シリンダ８を支持する基枠１３が上下方向摺動
移動可能に取り付けられている。なお、図中１５は基枠
１３を垂直上下方向に移動させるピストンシリンダ装置
を示す。
に、支持体２が突設され、その先端側の側面にボールテ
ストを行う球体１が一部突出した状態で取付けられてい
る。また、球体１の支持体２に対する取り付け位置は図
２に示すように実質的な管端３ａから一定距離位置Ｐと
なるようにされている。
置にストッパ１６が接触縁１６ａを管端３ｂ方向に向け
て基枠５に支持されている。このストッパ１６の接触縁
１６ａは図２、図３に示すようにナイフエッジ状とさ
れ、衝突させることにより集中応力に弱いバリに容易に
食い込んで行くような先端形状とされている。
図を示し、先端のナイフエッジの角度θが３０°〜６０
°とされ、また先端縁１６ａの曲率半径が１〜３ミリ程
度の曲面とされる。
が図３に矢印Ａで示すように油圧シリンダ装置８による
押圧駆動方向と同じ方向となるようにされ、金属管３が
油圧シリンダ装置８によって押し上げられたときに、ス
トッパ１６の先端縁１６ａや管端面３ａに無理な力が加
わらないようにされている。
ールテスト装置の作用を説明する。まず、装置基盤１０
ｂ上の基枠５をガイドレール１２に沿って移動させると
共に、基枠１３をガイドレール１４に沿ってピストンシ
リンダ装置１５を駆動して移動させ、管の種類に合わせ
て位置を調節する。
給しストッパ１６方向へ向け軸方向へ送り込み、金属管
３の管端３ｂを衝突させる。ストッパ１６の縁１６ａは
ナイフエッジとされているのと、金属管３の管端３ｂか
ら張り出すバリ３ｃの強度が低いこととが相俟って、図
３に矢印Ｂで示すようにストッパのナイフエッジ状の縁
１６ａが、そのまま金属管３の実質的な管端３ｂまで食
い込んで行き、管端３ｂに接すればその位置で金属管３
は停止する。
付着していてもこれらとは関係なく実質的な管端３ｂで
の位置決めができる。次に、油圧シリンダ装置８を作動
させて金属管３を支持体２に支持された球体１方向へ移
動、押圧させ、一定深さの窪みをつける。
シリンダ装置８の移動方向に沿って延在するようにされ
ているので、バリ３ｃにストッパ１６の縁１６ａを食い
込ませたまま矢印Ａ方向へ移動する事ができ、ストッパ
１６や管端３ｂに無理な外力がかかることは無い。
を金属管３の内面に食い込ませ一定の深さの窪みを形成
するのである。従って、ストッパ１６により規制される
金属管３の管端位置が、管端３ｂから張り出したバリ３
ｃに影響されず、実質的な管端３ｂとされるので、ボー
ルテストの実施に際し球体１の圧接される位置が正確に
規制でき、例えば、管端３ｂより管３へのストッパ１６
の食い込み量を０．５〜１．５ミリの範囲内、すなわち
球体１の押し当て位置の管端３ｂからの距離の誤差を±
０．５ｍｍ程度に小さくすることができ、管端３ｂから
の球体１の位置が正確に規制できて、正確な測定結果を
得ることができるのである。
用ボールテストピースによれば、金属管表面の管端から
一定距離の位置に窪みを形成する場合、ナイフエッジ状
の縁を有するストッパによってバリの影響なく実質的な
管端からの位置に位置決めすることができ、これによっ
て正確な品質検査が可能となるのである。
側面図である。
要部拡大斜視図である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】金属管表面に一定深さの窪みを付けるため
の球体と、該球体を表面に突出支持する支持体と、該支
持体に支持された前記球体による一定窪みを形成させる
ため前記金属管と球体とを圧接させる加圧装置と、前記
金属管の管端面に接して前記球体に対する金属管の軸方
向位置決めを行うストッパとを備えてなり、前記ストッ
パの管端面に対する接触縁がナイフエッジ状とされ、か
つ該接触縁の延在方向が前記加圧装置の駆動方向に沿う
ようにされてなる金属管用ボールテスト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000399697A JP3734421B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 金属管用ボールテスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000399697A JP3734421B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 金属管用ボールテスト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002202245A true JP2002202245A (ja) | 2002-07-19 |
| JP3734421B2 JP3734421B2 (ja) | 2006-01-11 |
Family
ID=18864426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000399697A Expired - Fee Related JP3734421B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 金属管用ボールテスト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3734421B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113607585A (zh) * | 2021-10-11 | 2021-11-05 | 南通市飞宇石油科技开发有限公司 | 一种管材硬度测试方法及测量设备 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000399697A patent/JP3734421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113607585A (zh) * | 2021-10-11 | 2021-11-05 | 南通市飞宇石油科技开发有限公司 | 一种管材硬度测试方法及测量设备 |
| CN113607585B (zh) * | 2021-10-11 | 2021-12-07 | 南通市飞宇石油科技开发有限公司 | 一种管材硬度测试方法及测量设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3734421B2 (ja) | 2006-01-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9193010B2 (en) | Device and methods for testing quality of welding joints | |
| JP2002202245A (ja) | 金属管用ボールテスト装置 | |
| US5195364A (en) | Method and apparatus for testing the hardness of a workpiece by the penetration method | |
| KR20080021433A (ko) | 변위측정장치 및 방법 | |
| CN107671140A (zh) | 一种楔横轧件加工装置及其方法 | |
| JPH09218003A (ja) | 軸垂直度測定装置 | |
| CN109100215B (zh) | 一种用于拉扭材料试验机夹具的对中装置和对中方法 | |
| WO2017094408A1 (ja) | レーザ加工機、算出装置、及びワークの加工方法 | |
| KR102020436B1 (ko) | 시편 가공 장치 | |
| KR101372625B1 (ko) | 가압성형 시험용 소재공급장치 및 이를 이용한 가압성형 시험장치 | |
| JP3788605B2 (ja) | 歯車の測定方法及びその装置 | |
| CN207119650U (zh) | 一种楔横轧件的加工装置 | |
| JP3941706B2 (ja) | 調整方法と冶具 | |
| JP2953354B2 (ja) | スポット溶接方法 | |
| KR20160068527A (ko) | 고속인장시험기의 죠우의 간격을 조절하는 간격조절장치 | |
| JP3745628B2 (ja) | 溶接部の検査方法及び超音波探傷装置 | |
| JP2005052884A (ja) | ホイールリムの製造方法 | |
| CN211717992U (zh) | 一种硬度测试仪 | |
| JPH10138070A (ja) | シリンダ式ワーク押付け固定装置 | |
| JP2024092220A (ja) | 切粉検査装置 | |
| JP2008114621A (ja) | インストルメントパネル表皮の後加工残厚測定方法 | |
| JP2000176865A (ja) | ケガキ治具 | |
| JPH10156441A (ja) | ベンダ−用ワ−ク位置決め装置 | |
| JPH11104740A (ja) | 板材曲げ加工機における金型の取付位置誤差の検出方法およびその装置並びにバックゲージ突当の原点自動設定方法およびその装置 | |
| JP2537291Y2 (ja) | プレスブレーキ用金型 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050914 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050920 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051018 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3734421 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131028 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |