JP3941706B2 - 調整方法と冶具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤボンディング装置のボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの位置を調整する方法およびそのための冶具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘッドに取付けられたボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドを用いてワイヤボンディングを行う装置が知られている。ワイヤボンディングの品質を維持するためには、ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの相対的な位置関係を適切なものとする必要がある。このため、これら3部品をセットアップするときやこれら3部品のいずれかを交換するときは、これら3部品間の相対的な位置が調整される。この位置調整は、作業者が装置内に設置した顕微鏡を用いてこれら3部品を肉眼で観察しながら、これらの位置関係が適当と思われる程度になるように調整する等の方法によって行われている。例えば、ボンディングツールを交換するときは、まず、ヘッドから古いボンディングツールを取外し、新しいボンディングツールをヘッドに取付ける。次いで、装置内に設置した顕微鏡から得られる視覚情報をもとに、作業者の感覚によってこれら3部品の位置関係を調整する。その後、実際に試験を行い、その結果が良好であったか否かを評価する。試験結果が不良であれば、良好な試験結果が得られるまで位置調整と試験を繰り返す。良好な試験結果が得られれば調整を完了する。
【0003】
しかしながら、このような調整方法では、作業者の感覚にたよって位置調整を行うため、たまたま上手く3部品の位置関係が調整できると試験結果が良好となって調整作業を終了できるが、上手く調整できないと何度も位置調整と試験を繰り返さなければならなかった。そのため、3部品の位置調整に要する時間が長くなりがちであった。
なお、ワイヤボンディング装置に関する先行技術文献としては特許文献1がある。特許文献1には、ボンディングツールのヘッドへの取付構造を改良することで、ボンディングツールの取付作業を容易化する技術が開示されている。しかしながら、ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの相対的な位置関係を調整する技術については、特許文献1には開示されていない。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−162222号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ワイヤボンディング装置のボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの相対的な位置関係の調整を容易に行うことができる調整方法と、そのために好適に用いられる冶具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用および効果】
上記課題を解決するため、本願に係る技術は、ワイヤボンディング装置のヘッドに取付けられるボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの相対的な位置関係を調整する方法であって、調整工程と取付工程を有する。
調整工程では、ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドをヘッドから取外した状態で、それら3部品のいずれか一つを基準として他の2つの部品を基準となる部品に対して予め設定された位置に調整する。
取付工程では、調整工程によって位置関係が調整されたボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドを、その位置関係を保持したままヘッドに取付ける。
この調整方法では、ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドをヘッドから取外した状態で位置調整が行われ、しかる後、その位置関係を保持したままヘッドに取付けられる。したがって、位置調整の際は3部品全てがヘッドから取外されるため、いずれの部品を交換するときでも同一の部品を基準として位置調整を行うことができる。例えば、ボンディングツールを交換するときでも、ワイヤカッターを交換するときでも、同一の部品(例えば、ボンディングツール)を基準として位置調整を行うことができる。また、その位置調整は、基準となる部品に対して2つの部品を予め設定された位置に調整するため、位置調整後の3部品の位置関係は一定となる。したがって、良好な試験結果が得られる位置関係に3部品を調整するように設定することで、試行錯誤の回数を減らすことが可能となる。
【0007】
上記調整工程では、基準となる部品に対する他の2部品の位置を種々の方法によって調整することができる。例えば、前記調整工程では、基準となる部品を調整用ゲージに設けられた基準位置に配置し、他の2つの部品を調整用ゲージに対して所定の位置に調整することができる。調整用ゲージを用いることで、基準となる部品に対する2つの部品の位置を調整用ゲージに対する位置で表すことができるため、その位置調整を容易に行うことができる。
【0008】
調整用ゲージを用いて位置調整を行う場合は、位置調整が行われる部品毎に、その部品について設定された調整用ゲージ内の基準点からその部品までの距離を測定し、その測定された測定値が目標値となるようにその部品の位置が調整されることが好ましい。かかる構成によると、3部品の位置関係の調整が測定値に基づいて行われるため、位置関係の調整を正確に行うことができる。なお、上記目標値は、位置関係が調整された3部品を用いて実際に試験を行ったときの試験結果等に基づいて決められていることが好ましく、例えば、良好な試験結果が得られる数値範囲を目標値とすることが好ましい。
【0009】
調整用ゲージ内の基準点から各部品までの距離を測定する場合は、調整用ゲージに、位置調整が行われる部品毎に、その基準点からその部品までの距離を測定する変位量測定装置が設けられていることが好ましい。このような構成によると、変位量測定装置の測定結果を見ながら位置調整を行うことができる。
なお、変位量測定装置としては構成が簡単で安価な装置(例えばダイヤルゲージ等)を用いることができる。また、変位量測定装置は、その測定値を数値化して表示する表示部を有することが好ましい。表示部により表示される数値は、デジタル表示およびアナログ表示のいずれであってもよい。
【0010】
また、上記調整工程では、調整用ゲージを用いる以外の方法を採用することもできる。例えば、基準となる部品に対する2つの部品の位置を測定し、その測定値が目標値となるよう2つの部品の位置を調整することもできる。このような構成では、基準となる部品に対する2つの部品の位置を実際に測定するため、3部品の位置関係を正確に調整することができる。
【0011】
なお、基準となる部品に対する2つの部品の位置を測定する方法としては、これら3つの部品を挟んで対向する位置に配置された投光器(例えば、レーザ発振器)と受光器(例えば、CCDカメラ)により測定することができる。
この場合、投光器と受光器はテーブル上に配置されており、3つの部品に対してテーブルを動かすことで投光器からの光を測定点近傍で走査させ、受光器で光が検知されなかったときの3つの部品に対するテーブルの位置によって基準となる部品に対する2つの部品の位置を測定することが好ましい。この場合、テーブルを3部品に対して移動させても良いし、3部品を保持する保持部を移動させても良い。
【0012】
さらに、ワイヤカッターがカッターホルダを介してヘッドに取付けられており、ワイヤガイドがガイドホルダを介してヘッドに取付けられている場合は、前記調整工程はボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダを冶具に保持した状態で行うことが好ましい。ここで、ボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダを保持する冶具は、3部品を保持したまま3部品をヘッドに取付けることができ、3部品がヘッドに取付けられた後は3部品から冶具を取外すことができることが好ましい。
かかる構成によると、ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの位置関係が調整された後、ボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダを冶具に保持したままヘッドに取付けることができる。これによりボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの位置関係を変えることなく、これらをヘッドに取付けることができる。
【0013】
また、本発明は、ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの位置調整を容易にするための冶具を提供する。本発明に係る冶具は、ヘッドと、ヘッドに取付けられるボンディングツールと、ヘッドにカッターホルダを介して取付けられるワイヤカッターと、ヘッドにガイドホルダを介して取付られるワイヤガイドとを備えたボンディング装置に関し、ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの相対的な位置関係を調整するための冶具である。
この冶具は、ボンディングツールを保持するツール保持部と、カッターホルダを保持するカッター保持部と、ガイドホルダを保持するガイド保持部とを有する。ツール保持部は、ボンディングツール先端が当接するツール当接面と、ボンディングツールの外形を案内するツール案内面を有する。カッター保持部は、ツール当接面とツール案内面に対してカッターホルダが所定の位置関係となるようにカッターホルダを位置決め可能とする。ガイド保持部は、ツール当接面とツール案内面に対してガイドホルダが所定の位置関係となるようにガイドホルダを位置決め可能とする。
そして、ボンディングツールがツール保持部に保持され、カッターホルダとガイドホルダが各保持部に位置決めされた状態でボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダをヘッドに取付けることができ、ボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダがヘッドに取付けられると、ボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダから冶具を取外すことができるようになっていることを特徴とする。
【0014】
かかる構成の治具では、ツール当接面にボンディングツールの先端が当接し、ツール案内面にボンディングツールの外形が案内されるため、ボンディングツールは冶具に対して同一の位置で保持される。一方、カッターホルダとガイドホルダは、このツール当接面とツール案内面に対して所定の位置関係(ヘッドに取付可能な位置関係)となるように各保持部に位置決めすることができる。したがって、ボンディングツールがツール保持部に保持され、カッターホルダとガイドホルダが各保持部に位置決めされると、ボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダは一定の位置関係に配置されることとなる。
したがって、ボンディングツールを交換する場合(すなわち、カッターホルダに対するワイヤカッターの位置調整が不要、ガイドホルダに対するワイヤガイドの位置調整が不要の場合)は、新しいボンディングツールをツール保持部に保持し、カッターホルダとガイドホルダを各保持部に位置決めするだけで、ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドを一定の位置関係に配置(調整)することができる。このため、良好な試験結果が得られるよう冶具を調整しておけば、この冶具に新しいボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダを保持するだけで位置調整を終了することができる。
【0015】
上記の冶具において、カッター保持部は、カッターホルダの一平面が当接するカッター当接面を有し、カッターホルダは少なくとも2点でカッター当接面に位置決めされており、ガイド保持部はワイヤガイドの一平面が当接するガイド当接面を有し、ワイヤガイドは少なくとも2点でガイド当接面に位置決めされていることが好ましい。
かかる構成では、カッターホルダとガイドホルダが平面内の少なくとも2点で位置決めされるため、冶具に対するカッターホルダとガイドホルダの位置が精度良く位置決めされる。なお、位置決め機構としては、簡易な構成によることが好ましい。例えば、位置決めピンと、このピンが嵌合する嵌合孔により構成することができる。このような機構(ピンと嵌合孔)を用いると、これらを精度良く加工することができるため、冶具に対するカッターホルダとガイドホルダの位置決め精度を向上することができる。
【0016】
さらに、上記冶具には、ボンディングツールの基端部をヘッドのツール取付位置に位置決めするための機構が設けられていることが好ましい。かかる構成によると、位置調整後のヘッドへの取付作業を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具現化した一実施形態について詳細に説明する。まず、本実施形態に係るワイヤボンディング装置のヘッド部の構造について説明する。なお、本実施形態に係るワイヤボンディング装置は、半導体素子の電極と基板とをボンディングワイヤ(本実施形態では直径50〜250μm程度)によって接合するための装置である。
図1と図2は本実施形態に係るワイヤボンディング装置のヘッド部の斜視図であり、図1はボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドが取付けられた状態を示しており、図2はボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドが取外された状態を示している。図2に良く示されるように、ワイヤボンディング装置のヘッド部10には、ボンディングツールTが取付けられる発振器12、カッターホルダ20が取付けられるカッターホルダ取付部材16及びガイドホルダ30が取付けられるガイドホルダ取付部材17が設けられている。
【0018】
発振器12は、その下方に差込孔13を、その側方にネジ孔14を備える。発振器12の差込孔13には、ボンディングツールTの基端部が下方より差込まれる。差込孔13に差込まれた基端部は、ネジ孔14に螺合するネジ(図示省略)によって発振器12に固定される(図1参照)。
カッターホルダ取付部材16にはボルト孔17a,17bが設けられている。カッターホルダ20をカッターホルダ取付部材16に押し当てた状態でボルト孔17a,17bにボルトが締められると、カッターホルダ20はカッターホルダ取付部材16に固定される(図1参照)。このカッターホルダ20にはワイヤカッターCが取付けられている。
ガイドホルダ取付部材17は、奥行調整ネジ19を回すことによって奥行方向に進退動するようになっている。このガイドホルダ取付部材17にはボルト孔18a,18bが設けられている。ガイドホルダ30をガイドホルダ取付部材17に押し当てた状態でボルト孔18a,18bにボルトが締められると、ガイドホルダ30はガイドホルダ取付部材17に固定される(図1参照)。ガイドホルダ30にはワイヤガイドGが取付けられる。ワイヤガイドGには、図示しないワイヤ供給源(ヘッド部10の上方に配設される)からワイヤWが供給されるようになっている。供給されたワイヤWは、ワイヤガイドGに案内されてツールTの下方(半導体装置上)に供給されるようになっている。
なお、図1に示すように、発振器12にボンディングツールTが取付られ、カッターホルダ取付部材16にカッターホルダ20が取付けられ、ガイドホルダ取付部材17にガイドホルダ30が取付けられた状態では、ボンディングツールTが最も手前に位置し、ワイヤガイドGが最も奥に位置し、ボンディングツールTとワイヤガイドGの間にはワイヤカッターCが位置する。また、ヘッド部10は、図示しないボンディングアームを介してワイヤボンディング装置本体に取付けられている。ボンディングアームは上下左右前後に移動可能となっており、ボンディングアームの移動に伴ってヘッド部10も上下左右前後に移動するようになっている。
【0019】
図3には、ヘッド部10とボンディングツールT、カッターホルダ20及びガイドホルダ30との取付構造が模式的に示されている。図3に示すようにヘッド部10は、第1ヘッド11aと、第1ヘッド11aにスプリングSを介して接続された第2ヘッド11bを有する。第1ヘッド11aにはカッターホルダ取付部材16が固定され、カッターホルダ取付部材16にカッターホルダ20が取付けられている。また、カッターホルダ取付部材16には、第1ヘッド11aの第2ヘッド11b側への移動を規制するストッパ18が設けられている。
一方、第2ヘッド11bは、図示しないガイドロッドによって案内され、第1ヘッド11aに対して相対移動可能とされている。第2ヘッド11bには、ボンディングツールTの基端部が固定されており、また、ガイドホルダ30が固定されている。
【0020】
したがって、ボンディングアームの下降に伴ってヘッド部10が下降すると、まず、ボンディングツールTがワイヤガイドGから供給されたワイヤWに当接する。ワイヤWは半導体装置(半導体素子の電極又は基板)上に載置されているため、ボンディングツールTがワイヤWに当接すると第2ヘッド11bはそれ以上下降できなくなる。ボンディングツールTがワイヤWに当接してからさらにボンディングアームが下降すると、第1ヘッド11aはスプリングSの付勢力に抗して第2ヘッド11b側に移動する。このためスプリングSが収縮し、その弾性力によってボンディングツールTはワイヤWを半導体装置上に押し付ける。
なお、第1ヘッド11aの第2ヘッド11b側への移動は、ストッパ18が第2ヘッド11bに当接することで規制されるようになっている(図4に示す状態)。
【0021】
上述したワイヤボンディング装置によりワイヤボンディングを行う際は、ボンディングツールT先端の下方にワイヤWが配された状態でヘッド部10を半導体装置上の第1接合ポイントに接近させる。すると、まずボンディングツールTがワイヤWを係止して半導体装置の第1接合ポイントに押付ける。さらにヘッド部10が下降すると、第2ヘッド11bはスプリングSの付勢力に抗して上方に移動しスプリングSを収縮させる。このため、スプリングSの弾性力によってボンディングツールTがワイヤWを第1接合ポイント上にさらに押付ける。このようにワイヤWを第1接合ポイント上に押付けた状態で、ボンディングツールTが超音波振動し、第1接合ポイントにワイヤWがボンディングされる。
ワイヤWの先端が第1接合ポイントに接合されると、次に、ヘッド部10を第2接合ポイントに移動させる。この際、ワイヤ供給源からワイヤWが供給され、ボンディングツールTとワイヤガイドGの間でループを形成する。そして、再びヘッド部10を第2接合ポイントに接近させ、先程と同様にワイヤWを第2接合ポイントにボンディングする。第2接合ポイントにワイヤWがボンディングされると、ボンディングを行った位置からヘッド部10をさらに下降させる。ヘッド部10がさらに下降すると、カッタホルダ取付部材16のストッパに第2ヘッド11bが当接する(図4の状態)。このとき、第1ヘッド11aとともに下降したワイヤカッターCがワイヤWを切込む。その後、切込みの形成されたワイヤWに張力をかけることにより、ワイヤWの切断が行われる。これにより、半導体装置上の第1接合ポイントと第2接合ポイントがワイヤWにより接合される。
【0022】
上述した説明から明らかなように、半導体装置へのワイヤボンディングは、ボンディングツールT,ワイヤカッターC及びワイヤガイドGが協働することで実施される。したがって、ワイヤボンディングの品質を維持するためには、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGの位置関係、特に先端部分の間隔を適切な値に調整する必要がある。
図5には、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGの先端部分を拡大して示している。図5に示される距離a,b,c,d(すなわち、ボンディングツールT(H点)とワイヤカッターCの先端(F点)との水平方向の距離a、ワイヤカッターCの先端(F点)とワイヤガイドGの先端(E点)との垂直方向の距離b、ボンディングツールTの先端(D点)とワイヤガイドGの先端(E点)との水平方向の距離c、ボンディングツールTの先端(D点)とワイヤガイドGの先端(E点)との垂直方向の距離d)は、ワイヤボンディングの品質を維持するためには所定の数値範囲に調整することが好ましい。本実施形態では、これら4つの距離a,b,c,dが所定の数値範囲となるように調整する。具体的には、aは0.08〜0.15mm、bは1.78±0.13mm、cは0.03〜0.10mm、dは0.25mmに調整する。
【0023】
次に、上記a,b,c,dを調整するための冶具について説明する。冶具の説明を行う前に、まず、冶具に取付けられるカッターホルダ20と、ガイドホルダ30について詳細に説明する。
図6〜9にはカッターホルダ20が示されている。図6はカッターホルダ20の正面図であり、図7は同平面図であり、図8は同底面図であり、図9は同側面図である。図6,9に示されるようにカッターホルダ20は、カッター取付部21と、カッタ取付部21から上方に伸びるヘッド取付部22を備える。
カッター取付部21は、その上部に切欠き部25が形成されている。カッターホルダ20がヘッド部10に取付けられると、切欠き部25に発振器12が位置するようになっている(図1参照)。また、カッター取付部21には、図8,9に良く示されるように、その底面から上方に向ってスリット26が形成されている。スリット26には、ワイヤカッターCの基端部が差し込まれるようになっている。ワイヤカッターCの基端部の形状も、カッター取付部21に倣った形状とされている(図6参照)。スリット26に差込まれたワイヤカッターCは、図9に示すように、カッタ取付部21の正面から差込まれた位置調整ネジ24a,24bの頭部が当接し、位置調整ネジ24a,24bの頭部とスリット26の壁面によってワイヤカッターCがクランプされている。これによりワイヤカッターCがカッターホルダ20に取付けられるようになっている。したがって、スリット26内へのワイヤカッターCの差込み長さを調整することで、ワイヤカッタCの先端の高さ方向の位置が変わるようになっている。
また、位置調整ネジ24a,24bがワイヤカッターCを押圧する押圧力の大小によって、ワイヤカッターCは撓む。これによって、ワイヤカッターCの先端とボンディングツールTの先端との距離(図5に示す距離aに相当)が調整可能となっている。
さらに、カッター取付部21には、位置決めピンが差し込まれる位置決めピン孔23a,23bが形成されている。位置決めピン孔23a,23bに冶具側から位置決めピンが差し込まれることで、冶具に対してカッターホルダ20が位置決めされるようになっている。なお、図7,8に良く示されるように、スリット26の前方側(ヘッド部10とは反体の方向)の壁面には溝27が形成されている。溝27にはボンディングツールTが位置するようになっている。
一方、ヘッド取付部22にはボルト孔22a、22bが設けられている。このボルト孔22a,22bを通ってカッターホルダ取付部材16のボルト孔17a,17bにボルトが締付けることで、カッターホルダ20がカッターホルダ取付部材16に取付けられるようになっている(図1の状態)。
【0024】
次に、ガイドホルダ30について図10〜13を参照して説明する。図10はガイドホルダ30の正面図であり、図11は同底面図であり、図12は同平面図であり、図13は同右側面図である。
図10に示されるようにガイドホルダ30は、ガイドホルダ本体31と、ガイドホルダ本体31の底面に取付けられたガイド保持部34とを備える。ガイドホルダ本体31の上端左右2箇所にはボルト孔32a,32bが形成されている。このボルト孔32a,32bを通ってガイドホルダ取付部材17のボルト孔18a,18bにボルトを締付けることで、ガイドホルダ30がガイドホルダ取付部材17に取付けられる(図1参照)。また、ガイドホルダ本体31には、位置決めピンが差し込まれる位置決めピン孔33a,33bが形成されている。位置決めピン孔33a,33bに冶具側から位置決めピンが差し込まれることで、冶具に対してガイドホルダ30が位置決めされるようになっている。
また、図11,12に示されるように、ガイドホルダ30の略中央にはガイドホルダ本体31とガイド保持部34を貫通する貫通孔38が設けられている。貫通孔38にはワイヤガイドGの基端部が挿入されるようになっている。ガイド保持部34に形成された貫通孔38には割溝37が形成されている。割溝37の隙間は調整ネジ36によって調整することができる。したがって、貫通孔38にワイヤガイドGが挿入された状態で、調整ネジ36を締付けることでワイヤガイドGがガイド保持部34にクランプされる。これによってガイドホルダ30にワイヤガイドGが取付けられる。したがって、ワイヤガイドGをクランプする位置によって、ワイヤガイドGの高さ方向の位置調整(図5に示す距離b,dに相当)が可能となる。
なお、ガイド保持部34の一端は、傾き調整ネジ35によりガイド本体31に連結されている。この傾き調整ネジ35によって、ガイド本体31に対するガイド保持部34の傾きを調整できるようになっている。
【0025】
次に、冶具50の構造について図14〜図19を参照して説明する。図14は冶具50の斜視図であり、図15は冶具50の右側面図であり、図16は冶具50の左側面図であり、図17はボンディングツール20の外形を案内する部分の構造を拡大して示す図であり、図18は冶具50にボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30が保持された状態を示す斜視図であり、図19は図18に示す冶具がヘッド部10に取付けられた状態を示す図である。
【0026】
図14〜図16に示すように、冶具50は、ボンディングツールTとカッターホルダ20を保持するツール保持機構51と、ガイドホルダ30を保持するガイド保持部材60から構成される。
ツール保持機構51は、図14,16に示すように、ボンディングツールTの先端を位置決めするツール支持部材56と、ボンディングツールTの外周を案内するツール案内部材52により構成される。ツール支持部材56は、その下端にツール当接面56aが形成されている。ボンディングツールTが冶具50に保持されると、ツール当接面56aにボンディングツールTの先端が当接するようになっている(図16参照)。ツール支持部材56は、ボルト57によってツール案内部材52の底面に固定されている。
【0027】
図16,17に示すように、ツール案内部材52は、ボンディングツールTの外周を案内するツール案内面59を備えている。図17に良く示されるように、ボンディングツールTの前面にはツール固定ネジ58の頭部が当接し、後面は案内面59に当接する。したがって、ボンディングツールTの先端がツール当接面56aにより位置決めされ、ボンディングツールTの外周がツール案内面59により位置決めされる。これによって、ボンディングツールTはツール保持機構51の同一位置で保持される。
【0028】
また、ツール案内部材52には、図14〜16に示すように水平方向に伸びるアーム54が形成されている。アーム54にはガイド保持部材60が連結される。ガイド保持部材60は、図15に示すようにガイドホルダ30が嵌合する嵌合溝68を備えている。
このガイド保持部材60とアーム54との距離は調整可能とされている。すなわち、図15に良く示されるように、アーム54とガイド保持部材60は位置調整ネジ55a,55bによって連結される。この位置調整ネジ55a,55bがガイド保持部材60と螺合する長さによって、アーム54とガイド保持部材60との距離が調整されるようになっている。これによって、ボンディングツールTの先端とワイヤガイドGの先端との水平方向の距離(図5の距離c)が調整可能となっている。なお、位置調整ネジ55a,55bの中央には貫通孔53a,53bが形成されており、その貫通孔53a,53bには位置決めピン80a,80bが差し込み可能となっている。この位置決めピン80a,80bがガイドホルダ30の位置決めピン孔33a,33bに差し込まれることで、ガイドホルダ30が一定の位置に位置決めされる。
また、ガイド保持部材60には、位置決めピン孔62a,62bと貫通孔66がさらに設けられている。貫通孔66は、ガイドホルダ30をヘッド部10に接続するために設けられた孔であり、この貫通孔66を通ってガイドホルダ30のボルト孔32aにボルトを差込み可能となっている(図18参照)。
【0029】
また図14に良く示されるように、ツール案内部材52には、垂直上方向に伸びるカッター保持部61が形成される。カッター保持部61の裏面には、図15,16に良く示されるようにカッターホルダ20の表面が当接する。カッタ保持部61には位置決めピン孔(図示省略)が設けられており、この位置決めピン孔にはガイド保持部材60の位置決めピン穴62a,62bから差込まれた位置決めピン63a,63bが差込まれ、その先端はカッターホルダ20の位置決めピン孔23a,23bに達する。これによって、カッター保持部61にカッターホルダ60が位置決めされる。
なお、図14に良く示されるようにカッター保持部61の前面には、冶具50に保持されたボンディングツールTの基端部を発振器12の所定の位置に位置決めするための位置決め部材70が取付けられている。すなわち、位置決め部材70の側面中央には貫通孔72が形成されている。この貫通孔72を発振器12のネジ孔14に合わせることで、発振器12の差込孔13より差込まれたボンディングツールTの基端部が発振器12内の所定位置に位置決めされる。そして、貫通孔72を通ってネジ孔14にネジを螺合させることで、発振器12にボンディングツールTの基端部を固定することができる。
【0030】
ここで、冶具50に保持されたときのボンディングツールTとカッターホルダ20の位置関係は、これらがヘッド部10に取付けたときの位置関係(すなわち、ボンディングツールTが発振器12に、カッターホルダ20がカッターホルダ取付部材16に取付けたときの位置関係)と同一となるようにツール保持機構51(ツール案内部材52)が設計されている。また、冶具50に保持されたときのボンディングツールTとガイドホルダ30の位置関係も、これらがヘッド部10に取付られたときの位置関係(すなわち、ボンディングツールTが発振器12に、ガイドホルダ30がガイドホルダ取付部材17に取付けられたときの位置関係)と同一となるように冶具50(ツール案内部材52,ガイド保持部材60)が設計されている(なお、上述したようにガイド保持部材60とアーム54との間の距離は変更される得るが、奥行調整ネジ19によりガイドホルダ取付部材17を進退動できるので問題はない)。
したがって、図19に示すように、冶具50に保持されたボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30をヘッド部10に取付けることができる。すなわち、ボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を冶具50に保持した状態(図18に示す状態)で、まず、ボンディングツールTの基端部を発振器12の差込孔13に下方から差込む。次いで、位置決め部材70の貫通孔72から発振器12のネジ孔14にネジを差込み、これによってボンディングツールTの基端部を発振器12に固定する。同時に、カッターホルダ20のボルト孔22a,22bにボルトをねじ込み、カッターホルダ20をカッターホルダ取付部材16に固定する。さらに、ガイドホルダ30のボルト孔32aにはガイド保持部材60の貫通孔66を介して、また、ガイドホルダ30のボルト孔32bには直接ボルトをねじ込み、ガイドホルダ30をガイドホルダ取付部材17に固定する。この取付作業時は、カッターホルダ20が2本の位置決めピン63a,63bによって冶具50に位置決めされ、ガイドホルダ30は2本の位置決めピン80a,80bにより冶具に位置決めされている。このため、ボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30の位置関係は維持されることとなる。
上述のようにしてボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30がヘッド部10に取付けられると、ツール固定ネジ58を緩め、また、各ホルダ20,30を位置決めしていた位置決めピン63a,63b,80a,80bを冶具50から引き抜く。これにより、冶具50からボンディングツールTが開放され、冶具50からカッターホルダ20が開放され、冶具50からガイドホルダ30が開放される。したがって、ボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30から冶具50を取外すことができる。
【0031】
なお、上述した説明から明らかなように、冶具50にボンディングツールTが保持されると、ボンディングツールTの先端がツール当接面56aに当接し、その外周はツール案内面59に案内される。したがって、ボンディングツールTはツール保持機構51の同一位置に保持される。また、カッターホルダ20は2本の位置決めピン63a,63bによって、カッター保持部61の同一位置に位置決めされる。したがって、ボンディングツールTに対するカッターホルダ20は一定の位置関係となる。さらに、ガイドホルダ30は、ツール案内部材52のアーム54側から差込まれた2本の位置決めピン80a,80bによって、ガイド保持部材60の同一位置に位置決めされる。したがって、ガイドホルダ30もボンディングツールTに対して一定の位置関係となる。
このことから、冶具50にボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を保持すると、これら3者の関係は同一の位置関係に調整できることとなる。特に、加工精度の高いピンにより位置決めしているため、精度良くカッターホルダ20をカッター保持部61に位置決めでき、また、ガイドホルダ30をガイド保持部材60に位置決めすることができる。したがって、3つの部品を冶具50に保持するだけで、3者を一定の位置関係に精度良く調整することができる。
ここで、カッターホルダ20に対するワイヤカッターCの位置が一定で、ガイドホルダ30に対するワイヤガイドGの位置が一定であれば、冶具に保持されたときのボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGの位置関係も一定の位置関係となる。すなわち、冶具50にボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を保持すると、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGを同一の位置関係に調整できることとなる。
【0032】
そこで、本実施形態では、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGのセットアップ時には、冶具50にボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を保持した状態で、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGの位置調整を行う。すなわち、カッターホルダ20に対するワイヤカッターCの位置調整を行い、ガイドホルダ30に対するワイヤガイドGの位置調整を行う。また、冶具50のアーム54に対するガイド保持部材60の位置調整を行う。なお、セットアップ時の位置調整には、後述する測定装置が用いられる。
一度位置調整が終了すると、ボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を冶具50に保持するだけで、ボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30の位置関係が再現できる。したがって、ボンディングツールTのみを交換する時(すなわち、ワイヤカッターCとワイヤガイドGの位置調整が不要のとき)には、新しいボンディングツールとカッターホルダ20とガイドホルダ30を冶具に保持し、保持した状態でヘッド部10に取付けるだけで位置調整作業を終了する。なお、ワイヤカッターCやワイヤガイドGを交換するときは、セットアップ時と同様の位置調整を行う。
【0033】
次に、セットアップ時等の位置調整に用いられる測定装置と、その測定装置を用いた位置調整方法を説明する。図20には測定装置の概略構成を示す正面図が示されており、図21には図20の平面図が示されている。図20,21に示すように、本実施形態の測定装置は、冶具50が取付けられるヘッド82と、ヘッド82を挟んで対向する位置に配置されたレーザユニット86及びCCDカメラ88と、レーザユニット86とCCDカメラ88を載置する昇降テーブル84とを備える。
図20に良く示されるように、ヘッド82は前後に進退動し、その動作は図示省略したリニアセンサによって検知されるようになっている。また、ヘッド82の先端には冶具50が取付可能となっている。ヘッド82に冶具50が取付けられた状態では、ボンディングツールTが図面手前(ワイヤガイドGが図面一番奥)に配置される。したがって、ヘッド82の側方(レーザユニット86とCCDカメラ88が配置される方向)からは、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGの側面(図5に示す状態)が観測される。したがって、レーザユニット86とCCDカメラ88によって、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGにより形成される距離a,b,c,dを測定することが可能となる。
レーザユニット86はレーザ光を照射する公知の装置であり、CCDカメラ88はレーザユニット86から照射されたレーザ光を検知する公知の装置である。これらレーザユニット86とCCDカメラ88が載置される昇降テーブル84は、図20に示すように上下に昇降し、その位置は図示省略したリニアセンサによって検知されるようになっている。
【0034】
上述した測定装置を用いて距離a,b,c,dを測定する手順を説明する。
まず、レーザユニット86からのレーザ光がボンディングツールTの先端より若干下方に照射されるように、昇降テーブル84を上昇させる。次いで、ヘッド82を前方に移動させることで、レーザユニット86から照射されるレーザ光を図5のx方向に走査する。レーザ光の走査が終わると、昇降テーブル84を所定距離(検出精度により決まる)だけ上昇させる。次いで、ヘッド82を後方に移動させることで、レーザユニット86から照射されるレーザ光を先程とは逆の方向に走査させる。以下、昇降テーブル84の上昇と、ヘッド82の前後方向への移動を繰り返すことで、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGの先端近傍の平面でレーザ光を走査する。
図5から明らかなように、このようにレーザ光を走査すると、まずボンディングツールTの先端が検出される。すなわち、昇降テーブル84を上昇させていくとレーザユニット86からのレーザ光がボンディングツールTに遮られるようになり、ボンディングツールTが検知される。したがって、測定開始から初めてボンディングツールTを検知し、その検知している状態から検知されない状態となったとき(又は検知していない状態から検知する状態となったとき)が、ボンディングツールTの先端D点にレーザ光が照射されているときである。このときの昇降テーブル84の位置とヘッド82の位置をリニアセンサで検出し、その値からボンディングツールTの先端D点の座標値を求める。
次いで、ワイヤガイドGの先端E点の座標値を求める。すなわち、E点の座標値が検出されるときは、ヘッド82を移動させるとワイヤガイドGとボンディングツールTの2部品によってレーザ光が遮られる。したがって、ワイヤガイドGによってレーザ光が遮られなくなったとき(又は遮られ始めたとき)が、ワイヤガイドGの先端E点にレーザ光が照射されているときである。このときの昇降テーブル84の位置とヘッド82の位置をリニアセンサで検出し、その値をワイヤガイドGの先端E点の座標値とする。以下、同様にしてワイヤカッターCの先端F点と、そのF点と同一高さにおけるボンディングツールTのH点の座標を求める。
このようにして、図5のD点、E点、F点、H点の座標値が求まると、その座標値から距離a,b,c,dを算出することができる。すなわち、距離aはH点のx方向の座標値とF点のx方向の座標値との差を算出し、距離bはF点のz方向の座標値とE点のz方向の座標値との差を算出し、距離cはD点のx方向の座標値とE点のx方向の座標値との差を算出し、距離dはE点のz方向の座標値とD点のz方向の座標値との差を算出する。
【0035】
次に、上述した冶具50や測定装置を用いてボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGの位置関係を調整する手順を説明する。
まず、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGをセットアップするときの調整手順を説明する。セットアップ時は、まず、ボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を冶具50に保持し、カッターホルダ20とガイドホルダ30を位置決めピン63a,63b,80a,80bにより位置決めする。次いで、カッターホルダ20に対するワイヤカッターCの取付位置と、ガイドホルダ30に対するワイヤガイドGの取付位置と、アーム54とガイド保持部材60との間隔を、作業者が顕微鏡等を用いて目視により調整する。次いで、ボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を保持した冶具50を測定装置のヘッド82に取付け、上述した距離a,b,c,dを側定する。そして、その測定値が目標値となるように再度位置調整を行う。すなわち、距離cが目標値となるようアーム54とガイド保持部材60との間隔を調整し、距離dが目標値となるようガイドホルダ30に対するワイヤガイドGの高さ方向の取付け位置を調整する。また、距離bが目標値となるようカッターホルダ20に対するワイヤカッターCの高さ方向の取付け位置を調整し、距離aが目標値となるようワイヤカッターCのカッターホルダ20への取付圧力を調整する。位置調整が終わると再び測定装置によって間隔a,b,c,dが測定される。以下、測定値a,b,c,dが目標値(a;0.08〜0.15mm,b;1.78±0.13mm,c;0.03〜0.10mm,d;0.25mm)となるまで位置調整と測定を繰り返す。
測定値が目標値となって位置調整が終了すると、ボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を冶具50に保持した状態でヘッド部10に取付ける。ヘッド部10への取付けが終了すると、実際に試験を行い評価する。試験結果が不良であると、再度位置調整を行う。再度の位置調整では、前回の調整結果から目標値の修正を行い、目標値の最適化が図られる。これにより位置調整の効率化を図ることが可能となる。
【0036】
上述のようにしてセットアップが行われると、既に説明したように冶具50にボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を保持するだけで、これらの位置関係をセットアップ時と同一の位置関係に調整することができる。したがって、セットアップが行われた以降のツール交換時においては、ヘッド部10からボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を取外し、新しいボンディングツールTとカッターホルダ20とガイドホルダ30を冶具50に保持する。しかる後、これらを冶具50に保持した状態でヘッド部10に取付け、実際に試験を行って評価する。評価結果が不良となった場合は、カッターホルダ20に対するワイヤカッターCの取付位置および/またはガイドホルダ30に対するワイヤガイドGの取付位置がセットアップ時と変わってしまっているので、セットアップ時と同様の位置調整を行う。カッターホルダ20に対するワイヤカッターCの取付位置、および、ガイドホルダ30に対するワイヤガイドGの取付位置がセットアップ時と変わっていなければ、試験結果は良好となり短時間でツール交換が可能となる。
なお、ワイヤカッターCやワイヤガイドGを交換するときは、セットアップ時と同様の手順により行うことができる。
【0037】
上述したことから明らかなように、セットアップ時においては測定装置で測定した測定値が目標値となるように位置調整を行うため、実際に試験を行う回数を少なくすることができる。これにより位置調整に要する時間を短くすることができる。
また、セットアップ時以降のツール交換においては、新しいボンディングツールとカッターホルダ20とガイドホルダ30を冶具50に保持するだけで位置調整を行うことができる。したがって、ツール交換に要する時間を飛躍的に短くすることができる。
【0038】
(第2実施形態) 次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と異なり、調整用ゲージを用いて位置調整を行う。第2実施形態の位置調整の手順を図22〜25を参照して説明する。
図22は、調整用ゲージにボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGが保持された状態を示している。図22に示すように、調整用ゲージ90の底面中央には溝95が形成されており、この溝95に冶具94のツール保持部96が嵌合するようになっている。冶具94のツール保持部96にはボンディングツールTが保持される。ボンディングツールTを冶具94に保持する機構には、第1実施形態と同様の機構を採用することができる。また、冶具94にはカッターホルダ92とガイドホルダ91が保持される。カッターホルダ92を冶具94に保持する機構やガイドホルダ91を冶具94に保持する機構には、第1実施形態で用いたピン結合等を用いることができる。
ここで、カッターホルダ92とガイドホルダ91は、ボンディングツールTを基準として所定の位置に配置される。すなわち、冶具94に保持されたときのボンディングツールTとカッターホルダ92とガイドホルダ91の位置関係が、これらがワイヤボンディング装置のヘッド部に取付けられたときの位置関係と同一となっている。
【0039】
調整用ゲージ90には、調整用ゲージ90の所定の位置からワイヤカッターCの先端までの距離を測定するためのダイヤルゲージ97b,97cが配設され、また、調整用ゲージ90の所定の位置からワイヤガイドGの先端までの距離を測定するためのダイヤルゲージ98a,98bが配設されている。さらに、カッターホルダ92に取り付けたストッパ93の位置調整を行うためのダイヤルゲージ97aも配設されている。
したがって、第2実施形態では、ダイヤルゲージ97b,97cの測定値を見ながらワイヤカッターCの位置調整を行い、ダイヤルゲージ98a,98bの測定値を見ながらワイヤガイドGの位置調整を行う。すなわち、調整用ゲージ90の所定の位置にボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGを配置することで、これら3者の位置関係を調整用ゲージ90からの距離で表し位置調整を行っている。このため、調整用ゲージ90からの距離を各ダイヤルゲージ97b,97c,98a,98bで測定し、その測定値が目標値となるように位置調整する。なお、同時にストッパ93の位置調整を行い、ワイヤへの切込み深さを調整する。
【0040】
上述した手順で位置調整が終わると、図23に示すように冶具94を調整用ゲージ90から取出す。次いで、図24に示すように、冶具94に保持されたボンディングツールTとカッターホルダ92とガイドホルダ91をワイヤボンディング装置のヘッド部100に取付ける。そして、ボンディングツールTとカッターホルダ92とガイドホルダ91から冶具94を取外す(図25の状態)。これにより、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGの位置関係の調整が終了する。
【0041】
第2実施形態によっても、ボンディングツールTとワイヤカッターCとワイヤガイドGの位置関係が数値で定量的に管理され、この数値に基づいて位置調整が行われるため容易に位置調整を行うことができる。
【0042】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ワイヤボンディング装置のヘッド部の構造を示す斜視図である。
【図2】 図1に示すワイヤボンディング装置のヘッド部からボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダが取外された状態を示す斜視図である。
【図3】 ボンディングツール、カッターホルダ及びガイドホルダのヘッド部への取付構造を模式的に示す図である。
【図4】 ヘッド部が最下点まで下降したときの状態を模式的に示す図である。
【図5】 ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの位置関係を拡大して示す図である。
【図6】 カッターホルダの正面図である。
【図7】 カッターホルダの平面図である。
【図8】 カッターホルダの底面図である。
【図9】 カッターホルダの側面図である。
【図10】 ガイドホルダの正面図である。
【図11】 ガイドホルダの底面図である。
【図12】 ガイドホルダの平面図である。
【図13】 ガイドホルダの右側面図である。
【図14】 第1実施形態に係る冶具の斜視図である。
【図15】 第1実施形態に係る冶具の左側面図である。
【図16】 第1実施形態に係る冶具の右側面図である。
【図17】 第1実施形態に係る冶具のツール案内部を拡大して示す図である。
【図18】 ボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダが冶具に保持された状態を示す斜視図である。
【図19】 冶具に保持されたボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダがワイヤボンディング装置のヘッド部に取付けられた状態を示す斜視図である。
【図20】 第1実施形態に係る測定装置の正面図である。
【図21】 図20に示す測定装置の平面図である。
【図22】 第2実施形態に係る位置調整方法を説明するための図である。
【図23】 第2実施形態に係る位置調整方法を説明するための図である。
【図24】 第2実施形態に係る位置調整方法を説明するための図である。
【図25】 第2実施形態に係る位置調整方法を説明するための図である。
【符号の説明】
T:ボンディングツール
C:ワイヤカッター
G:ワイヤガイド
10:ヘッド部
20:カッターホルダ
30:ガイドホルダ
50:冶具

Claims (11)

  1. ワイヤボンディング装置のヘッドに取付けられるボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの相対的な位置関係を調整する方法であって、
    ボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドをヘッドから取外した状態で、それら3部品のいずれか一つを基準として他の2つの部品を基準となる部品に対して予め設定された位置に調整する調整工程と、
    位置関係が調整されたボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドを、その位置関係を保持したままヘッドに取付ける取付工程と、を有することを特徴とする調整方法。
  2. 前記調整工程では、基準となる部品を調整用ゲージに設けられた基準位置に配置し、他の2つの部品を調整用ゲージに対して所定の位置に調整することを特徴とする請求項1に記載の調整方法。
  3. 前記調整工程では、位置調整が行われる部品毎に、その部品について設定された調整用ゲージ内の基準点からその部品までの距離が測定され、その測定された測定値が目標値となるようにその部品の位置が調整されることを特徴とする請求項2に記載の調整方法。
  4. 前記調整用ゲージには、位置調整が行われる部品毎に、その基準点からその部品までの距離を測定する変位量測定装置が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の調整方法。
  5. 前記調整工程では、基準となる部品に対する2つの部品の位置を測定し、その測定値が目標値となるよう2つの部品の位置を調整することを特徴とする請求項1に記載の調整方法。
  6. 基準となる部品に対する2つの部品の位置は、これら3つの部品を挟んで対向する位置に配置された投光器と受光器により測定されることを特徴とする請求項5に記載の調整方法。
  7. 前記の投光器と受光器はテーブル上に配置されており、3つの部品に対してテーブルを動かすことで投光器からの光を測定点近傍で走査させ、受光器で光が検知されなかったときの3つの部品に対するテーブルの位置によって基準となる部品に対する2つの部品の位置を測定することを特徴とする請求項6に記載の調整方法。
  8. ワイヤカッターはカッターホルダを介してヘッドに取付けられており、ワイヤガイドはガイドホルダを介してヘッドに取付けられており、
    前記調整工程はボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダを冶具に保持した状態で行われ、その冶具は、これら3部品を保持したまま3部品をヘッドに取付けることができ、3部品がヘッドに取付けられた後は3部品から冶具を取外すことができることを特徴とする請求項1,5乃至7のいずれかに記載の調整方法。
  9. ヘッドと、ヘッドに取付けられるボンディングツールと、ヘッドにカッターホルダを介して取付けられるワイヤカッターと、ヘッドにガイドホルダを介して取付られるワイヤガイドとを備えたボンディング装置のボンディングツールとワイヤカッターとワイヤガイドの相対的な位置関係を調整するための冶具であって、
    ボンディングツールを保持するツール保持部と、カッターホルダを保持するカッター保持部と、ガイドホルダを保持するガイド保持部とを有し、
    ツール保持部は、ボンディングツール先端が当接するツール当接面と、ボンディングツールの外形を案内するツール案内面を有し、
    カッター保持部は、ツール当接面とツール案内面に対してカッターホルダが所定の位置関係となるようにカッターホルダを位置決め可能とし、
    ガイド保持部は、ツール当接面とツール案内面に対してガイドホルダが所定の位置関係となるようにガイドホルダを位置決め可能とし、
    ボンディングツールがツール保持部に保持され、カッターホルダとガイドホルダが各保持部に位置決めされた状態でボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダをヘッドに取付けることができ、ボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダがヘッドに取付けられると、ボンディングツールとカッターホルダとガイドホルダから冶具を取外すことができることを特徴とする冶具。
  10. カッター保持部は、カッターホルダの一平面が当接するカッター当接面を有し、カッターホルダは少なくとも2点でカッター当接面に位置決めされており、ガイド保持部はワイヤガイドの一平面が当接するガイド当接面を有し、ワイヤガイドは少なくとも2点でガイド当接面に位置決めされていることを特徴とする請求項9に記載の冶具。
  11. ボンディングツールの基端部をヘッドのツール取付位置に位置決めするための機構がさらに設けられていることを特徴とする請求項10に記載の冶具。
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