JP2002198779A - マッチドフィルタ - Google Patents

マッチドフィルタ

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JP2002198779A
JP2002198779A JP2000399548A JP2000399548A JP2002198779A JP 2002198779 A JP2002198779 A JP 2002198779A JP 2000399548 A JP2000399548 A JP 2000399548A JP 2000399548 A JP2000399548 A JP 2000399548A JP 2002198779 A JP2002198779 A JP 2002198779A
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Shunji Abe
俊二 安部
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 参照信号系列群の規則性を利用することによ
り、階層構造符号系列群に基づくn種の参照信号系列に
対するn個のマッチドフィルタの並列実装を回避し、回
路規模の増大を抑えることができるマッチドフィルタを
提供することを目的とする。 【解決手段】 階層構造を有する階層構造符号系列群と
任意の1つの符号系列とを乗算して得られる参照信号系
列群に対して、全ての相関演算を同時に行うマッチドフ
ィルタであって、階層構造を有する符号系列を用いて生
成された参照符号を出力するシフトレジスタ101と、
拡散された信号と参照符号を乗算する複数の乗算器10
3と、複数の乗算器103の出力を前記階層構造を有す
る符号系列に応じた規則性により符号反転する複数の符
号反転器201と、乗算器103と前記符号反転器の出
力を加算する複数の加算器104を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信において、入
力信号系列と参照信号系列の相関値を求めるマッチドフ
ィルタ(Matched Filter)に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】マッチドフィルタは、入力信号系列と参
照信号系列を時間的にずらし、その時々の相関値を演算
し出力する回路である。以下、従来の16タップのマッ
チドフィルタの構成及び動作について説明する。図4
は、従来の16タップのマッチドフィルタの構成の一例
を示す図である。入力信号は、クロックに従い、シフト
レジスタ101へ入力される。入力信号系列I0〜I15
は、シフトレジスタ101で入力信号の入力と共にシフ
トされ、入力信号タップとして乗算器103へ出力され
る。一方、参照信号系列C0〜C15は、レジスタ102
で保持され、参照信号タップとして乗算器103へ出力
される。入力信号タップと参照信号タップは、乗算器1
03で各タップ毎にそれぞれ乗算される。各タップ毎の
乗算結果は、加算器104で全て加算され、相関値Pと
して外部へ出力される。
【0003】入力信号系列と参照信号系列が一致した場
合、各タップ毎の乗算結果(部分相関値)の符号は揃
う。その結果、加算器104における加算結果の絶対値
は大きくなり、相関値すなわち入力信号系列と参照信号
系列の類似度は高くなる。逆に、入力信号系列と参照信
号系列が一致しない場合、各タップ毎の乗算結果の符号
は異なる。その結果、加算器104における加算結果の
絶対値は小さくなり、相関値すなわち入力信号系列と参
照信号系列の類似度は低くなる。
【0004】次のクロックのタイミングで、入力信号系
列は、シフトレジスタ101で新規入力信号の入力と共
にシフトされ、入力信号タップとして乗算器103へ出
力される。その結果、時間的にずれた相関演算が行われ
る。以上の動作をクロック毎に行うことでマッチドフィ
ルタの動作は実現できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成は、1種の参照信号系列に対して1種の相関演算結
果が出力される。そのため、n種の参照信号系列がある
場合、n個のマッチドフィルタを並列実装する必要があ
り回路規模がn倍となる。
【0006】本発明は上述した課題に鑑みてなされたも
のであり、参照信号系列群の規則性を利用することによ
り、階層構造符号系列群に基づくn種の参照信号系列に
対するn個のマッチドフィルタの並列実装を回避し、回
路規模の増大を抑えることができるマッチドフィルタを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るマッチドフィルタは、階層構造を有
する階層構造符号系列群と任意の1つの符号系列とを乗
算して得られる参照信号系列群に対して、相関演算を行
うマッチドフィルタであって、前記階層構造符号系列群
の規則性に基づいて配置される符号反転器を備えたこと
を特徴とするものである。
【0008】このような構成によれば、参照信号系列群
として階層構造符号系列群を用いて、符号反転という簡
易な演算により構成することで、n種の参照信号系列に
対するn個のマッチドフィルタの並列実装を、1個のマ
ッチドフィルタで実現し、回路規模を大幅に削減でき
る。なお、本発明は、階層構造を有する符号系列を用い
て生成された拡散符号系列により拡散された信号の相関
を行うマッチドフィルタにおいて、階層構造を有する符
号系列を用いて生成された参照符号を出力する参照符号
発生器と、前記拡散された信号と参照符号を乗算する複
数の乗算器と、前記複数の乗算器の出力を前記階層構造
を有する符号系列に応じた規則性により符号反転する複
数の符号反転器と、前記乗算器と前記符号反転器の出力
を加算する複数の加算器を備えたマッチドフィルタとし
ても表現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態におけ
るマッチドフィルタは階層構造符号系列群に用いるもの
である。図1は、本実施の形態における16タップのマ
ッチドフィルタの構成の一例を示す図である。図1にお
いて、図4と同一符号は図4に示された対象と同一又は
相当物を示しており、ここでの説明を省略する。本実施
の形態は、半数の加算器に対する一方の入力において、
−1を乗算する−1乗算器201を備える。−1乗算器
201は、通常の乗算器または2の補数演算器で構成で
きる。以下、本実施の形態におけるマッチドフィルタに
ついて詳細に説明する。
【0010】図2は、階層構造符号系列群の一例を示す
表である。この表は、系列長16のWalsh符号を表
す。ここで、任意の系列長16の符号系列をXn(符号
種番号n=0〜15)とし、階層構造符号系列群をW
m,n(符号種番号m=0〜15)とする。符号系列Xn
階層構造符号系列群Wm,nを乗算して生成されるCm,n
n×Wm,nも階層構造の性質を保存した階層構造符号系
列群であり、本実施の形態におけるマッチドフィルタの
参照信号系列群として使用される。
【0011】図1における−1乗算器201で符号反転
する規則性は、階層構造符号系列群Wm,nの規則性より
導かれる。代表的な規則性を図2の太枠部と網掛け部の
関係を用いて説明する。ここで、図2においてWm,n
0及び1で表しているが、0を+1として、1を−1と
して演算を行う。
【0012】具体的に、n=2,3の場合を例に図2を
用いて説明する。まず、(W0,2,W0,3)=(0,0)
を符号反転した結果が、(W2,2,W2,3)=(1,1)
となる。同様に、(W1,2,W1,3)=(0,1)を符号
反転した結果が、(W3,2,W3,3)=(1,0)とな
る。すなわち、太枠部の部分相関値を符号反転した結果
が、対応する網掛け部の部分相関値となる。この部位の
実際の接続状態は、図1の*印に対応する。さらに、図
2の網掛け部の下部に位置するW4,2〜W15, 2及びW4,3
〜W15,3の関係は、上述したW0,2〜W3,2及びW0,3
4,3の関係の繰り返しとなるので演算の必要がなくな
る。他の太枠部とその下部に位置する網掛け部の関係
も、サイズは異なるものの上述した関係と同様の規則性
を持つ。
【0013】図2の階層構造符号系列群Wm,nを用いて
生成された16種の参照信号系列群Cm,nを用いること
により、図1のマッチドフィルタは入力信号系列In
参照信号系列群Cm,nの相関値Pnを求める。まず、入力
信号系列Inの各タップと参照信号系列C0,nの各タップ
をそれぞれ乗算し、各タップ毎の乗算結果を加算するこ
とにより、1番目の参照信号系列C0,nに対する相関値
0を求める。この場合は、従来のマッチドフィルタと
同様である。また、図2よりW1,nはW0,nを1つおきに
符号反転したものであることから、入力信号系列In
タップと参照信号系列C1,nのタップをそれぞれ乗算
し、乗算結果を1つおきに−1乗算器201で符号反転
させて、各タップ毎の乗算結果を加算することにより、
2番目の参照信号系列C1,nに対する相関値P1を求め
る。
【0014】W0,nで生成した参照信号系列C0,n=Xn
×W0,nをレジスタ102に保存し、上述した図3の規
則性を利用して−1乗算器201を配置することにより
0,n〜C15,nの全ての相関演算結果が得られる。従っ
て、C0,n〜C15,nの全ての参照符号系列に対するマッ
チドフィルタを別途設けることなく1個のマッチドフィ
ルタで16種の相関値P0〜P15を得ることができる。
階層構造符号系列群Wm,nにより、本実施の形態におけ
るマッチドフィルタを構成する−1乗算器201と加算
器104の接続構造は変わる。
【0015】参考として、本実施の形態による回路規模
削減の効果を示す。図3は、参照信号系列群として系列
長16の階層構造符号系列群を用いた場合の回路規模削
減効果の一例を示す表である。従来のマッチドフィルタ
で16種の階層構造符号系列群に対応する場合、部品点
数は16倍となる。一方、本実施の形態におけるマッチ
ドフィルタの部品点数を従来のマッチドフィルタの部品
点数と比較すると、シフトレジスタの部品削減数は1
5、乗算器と−1乗算器の部品削減数は208、加算器
の部品削減数は176と、大幅な回路規模削減が達成で
きる。
【0016】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
参照信号系列群として階層構造符号系列群を用いて、符
号反転という簡易な演算により構成することで、n種の
参照信号系列に対するn個のマッチドフィルタの並列実
装を、1個のマッチドフィルタで実現し、回路規模を大
幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるマッチドフィルタの構成
の一例を示す図である。
【図2】系列長16の階層構造符号系列群の一例を示す
表である。
【図3】参照信号系列群として系列長16の階層構造符
号系列群を用いた場合の回路規模削減効果の一例を示す
表である。
【図4】従来の16タップのマッチドフィルタの構成の
一例を示す図である。
【符号の説明】
101 シフトレジスタ、102 レジスタ、103
乗算器、104 加算器、201 −1乗算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層構造を有する階層構造符号系列群と
    任意の1つの符号系列とを乗算して得られる参照信号系
    列群に対して、相関演算を行うマッチドフィルタであっ
    て、 前記階層構造符号系列群の規則性に基づいて配置される
    符号反転器を備えたことを特徴とするマッチドフィル
    タ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010103650A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 National Institute Of Information & Communication Technology 信号検出方法,プログラム,情報記憶媒体,及びセンサー

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11205193A (ja) * 1997-11-14 1999-07-30 Yozan Inc マッチドフィルタバンク
JP2002152084A (ja) * 2000-11-09 2002-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd マッチドフィルタおよび相関検出演算方法

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